「後払いを導入するメリット・デメリットを知りたい」
「後払い決済代行サービスを比較したい」
BtoBにおいて多くの企業が後払い決済を導入している理由は、売上拡大だけに留まりません。請求業務の効率化やキャッシュフローの安定化など、数多くのメリットが期待できます。
後払い決済サービスを選ぶ際は、自社にとって適切なサービスの比較・選定が必要です。比較・選定ポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
今すぐBtoB向けの後払い・掛け払い決済サービスを知りたい方は『おすすめの後払い決済サービス6選』をご覧ください。
目次
MCB FinTechカタログは、お金領域(金融・決済・会計・FinTech等)の法人向けサービスに特化した資料請求サイトです。該当するサービスを提供されている企業様は、掲載料無料でサービス説明資料をご掲載いただけます。
サービス掲載を相談する後払い決済とは?基本の仕組みと導入背景
そもそも後払い決済とは何なのか、基本の仕組みや導入背景を見ていきましょう。
後払い決済の仕組み
後払い決済とは、顧客が商品やサービスを受け取った後に代金を支払う仕組みです。決済代行会社が介入し、与信審査・請求書発行・入金確認までを一括で代行します。
顧客は即時の支払いを避けつつ商品を受け取れるため、後払い決済を導入する企業にとっては売上の拡大や顧客満足度の向上を図れます。
後払い決済の導入背景
後払い決済は非対面取引の増加や、キャッシュレス化の進展に対応するための戦略的な選択として取り入れられました。
近年ではEC市場の拡大や非対面での取引が増加しており、安全で利便性の高い決済手段として後払い決済の需要が高まっています。
掛け払い決済との比較
近年では後払い決済・掛け払い決済のどちらのサービスでもBtoB向けに提供されているケースが多く、両者の境界は実質的に曖昧になっています。
本来、掛け払いはBtoB向けに使われており、後払いはBtoC・小規模取引での利用を指す商習慣の名称です。しかし近年では「後払い」という名称でもBtoBに対応した決済代行サービスが増えており、BtoBに特化させた後払い決済は企業間取引とも呼ばれます。
企業間取引については『企業間決済とは?掛け払い・決済サービスで請求・資金繰りの悩みを解消する方法』をご覧ください。
後払い決済を導入する4つのメリット
後払い決済を導入するメリットは、次の4つです。
- 新規取引先の拡大と売上向上
- 信頼性の向上と企業イメージの強化
- 未回収リスク軽減とキャッシュフローの安定化
- 請求業務の効率化
新規取引先の拡大と売上向上
後払い決済の導入は、新規取引先の獲得と売上増加にもつながります。後払い決済を選択肢の一つにすれば、顧客にとっては初回取引の心理的ハードルが下がり、受注機会が広がります。
特にBtoB取引では企業間の信頼関係を基に、取引後に代金を支払うケースが一般的です。後払い決済を導入すれば多くの企業の掛け売りニーズに応えられます。
信頼性の向上と企業イメージの強化
後払い決済を導入するメリットの一つが、信頼性向上と企業イメージの強化です。後払い決済の導入は与信審査を通過している証でもあり、代金支払い能力に一定の信頼性があると取引先に伝わります。
後払い決済の導入は単なる決済手段の選択にとどまらず、企業としての信用構築とブランド価値向上にもつながるでしょう。
未回収リスク軽減とキャッシュフローの安定化
後払い決済は決済代行会社が代金を立て替えて支払う仕組みのため、未回収リスクを軽減し、キャッシュフローが安定します。
BtoB取引での前払いにおける最大のリスクの一つは「売掛金の回収不能」です。後払い代行サービスにおける代金回収の責任は代行会社が担うため、未回収リスクは大きく軽減されます。
請求業務の効率化
請求書の発行・送付・入金確認・催促といった請求業務を一元化・自動化でき、管理コストを大幅な削減が可能です。
請求書発行や入金消込作業など、請求業務には多大な工数がかかります。後払い決済代行会社はこれらの業務の多くを代行してくれるため、請求業務の効率化につながります。
【後払い決済代行で効率化できる請求業務の例】
- 請求書の発行・送付
- 入金管理(入金消込)
- 支払い期日の管理
- 督促業務(リマインド・催促)
- 未回収リスクの対応
- 会計ソフト・システムとの連携
後払い決済導入のデメリットと注意点
利便性も高い後払い決済ですが、以下のデメリットも存在します。
- 導入コストと手数料の負担
- 与信審査の通過率と取引制限
- 既存システムとの連携課題
- 取引先の支払い遅延リスク
メリットだけでなく、デメリットも考慮したうえで導入を検討しましょう。
導入コストと手数料の負担
後払い決済には、以下の導入コストや手数料が発生します。
- 初期費用
- 月額費用
- 決済手数料
利益率が低い商材を扱う企業では、上記に挙げたコストが大きな負担になる可能性があります。
導入効果だけでなくトータルコストも計算し、自社のビジネスモデルに合致する料金体系を選びましょう。
与信審査の通過率と取引制限
取引先が与信審査に通らなければ後払いは使えません。場合によっては営業機会の損失になる恐れがあります。
後払いサービスでは、未回収リスクを防ぐために与信審査を実施します。信用情報の少ない新規法人やスタートアップ企業では審査に落ちる可能性もあるので注意しましょう。
既存システムとの連携課題
既存の業務システムと連携できるかを事前に確認しないと、導入に時間やコストがかかる可能性もあります。
決済代行会社が提供するシステムと自社の販売管理・会計ソフトに互換性がない場合、かえって業務効率が下がってしまいます。
事前ヒアリングや試験導入を実施し、システム連携の事前確認をするのが成功のカギです。
取引先の支払い遅延リスク
後払い決済サービスを導入しても、取引先の支払い遅延リスクは存在します。
多くの後払い決済サービスでは保証型プランにより未回収リスクを軽減できますが、すべてのケースが保証対象になるとは限らず、遅延時の対応方針や情報共有は企業側にも求められます。
たとえ立替払いがされる場合でも、後続の取引判断や信用管理に影響を及ぼす可能性もあると念頭に置きましょう。
後払い決済代行サービスの比較・選定ポイント
後払い決済代行サービスの比較・選定ポイントは次の5つです。
- 手数料体系とコストの比較
- 与信審査の精度とスピード
- 自社業務と顧客ニーズへの適合性
- 既存システムとの連携性
- 導入実績とサポート体制の確認
ポイント1.手数料体系とコストの比較
サービスを選ぶ際は、各種手数料や初期費用などのコスト構造を比較し、自社の利益構造に合ったプランを選ぶことが重要です。
たとえば初期費用がかかるサービスでは、決済手数料が低い傾向にあります。同じ後払い決済でも料金体系はサービスごとに異なり、取引規模や件数によってコスト負担に大きな差が出ます。
ポイント2.与信審査の精度とスピード
審査のスピードと正確さは取引をスムーズに進めるだけでなく、リスク回避の面でも重視すべき項目です。取引先の与信審査に数日を要すると商談進行が滞るだけでなく、相手先の信頼を損なうリスクがあります。
一方、審査が簡易すぎると未回収リスクが高まるため、「スピードと精度の両立」が求められます。審査の平均所要時間や否決率を確認し、自社の営業スピードにマッチするサービスを選びましょう。
ポイント3.自社業務と顧客ニーズへの適合性
自社の業務フローや取引先のニーズに適合性も含めて検討します。サービス仕様が業務に合っていないと、かえって手間や不満が増えるためです。
たとえば紙請求書の発行が必要な顧客が多い場合、デジタル完結型のサービスだけでは対応しきれません。
また新規法人や設立間もないスタートアップとの取引が多い場合、与信審査の秘訣率が少ないサービスの選定が必要です。
ポイント4.既存システムとの連携性
既存の基幹システムや、会計ソフトとの連携がスムーズなサービスを選びます。
多くのBtoB後払い決済サービスはCSV・API連携に対応していますが、重要なのはどこまで自動化できるかです。
導入前に自社システムとの連携可否を確認し、実際の運用フローに組み込めるかをシミュレーションしましょう
ポイント5.導入実績とサポート体制の確認
サービス提供会社の導入実績とサポート体制の充実度は、安心して長期運用するための重要な判断材料になります。
豊富な実績があれば、その分トラブル対応のノウハウもあり、万が一の際の相談先としても信頼できます。
FAQやチャットだけでなく、電話やメールでの問い合わせ対応、担当者の有無などもチェックしましょう。
【BtoB向け】おすすめの後払い決済サービス6選
ここからは、おすすめの後払い決済サービス6選を紹介します。
気になったサービスがあればお試しをするのも良いですが、まずは資料請求を検討しましょう。
| サービス名 | NP掛け払い | Paid | 掛売決済 | RP掛け払い | PortiaPAY | 掛払い.com |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サービスロゴ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() ![]() |
| 月額利用料 | システム利用料 固定12,000円〜 | なし | 0円~ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 0円 |
| 手数料 | 手数料0.2〜0.5% システム利用料 変動1.0〜3.1% 成約サポート手数料1件あたり0〜252円 | 保証料率0.5〜3.5% 事務手数料 請求1件につき125円 | 0.5~3.5% | 0.5~3.4% | 要問い合わせ | 1.2%~ |
| 与信審査 | あり (最短5分) | あり (初回のみ実施) | あり (最短数秒) | あり | あり (AI+人の手) | あり |
| 業務代行範囲 | 請求書発行 代金回収 入金管理 督促 | 請求書発行 代金回収 入金管理 督促 問い合わせ対応 | 請求書発行 代金回収 入金管理 督促 | 請求書発行 代金回収 入金管理 督促 | 請求管理 収納管理 督促 | 請求書発行 代金回収 入金管理 督促 |
| リスク保証 | 100%保証 | 100%保証 | 100%保証 | 100%保証 | 未入金保証あり | 100%保証 |
| 限度額 | 買い手企業1社あたりの取引可能額300万円 | 最大1000万円 | 1,000万円以上も可能 | 限度額なし | 要問合せ | 要問合せ |
| 選定ポイント | ・初期導入費用0円 ・与信スピード重視の企業に最適 | ・継続取引が多い企業にスムーズな運用が可能 | ・与信通過率99% ・スタートアップや個人事業主でも審査通過しやすい | ・導入サポートが手厚く運用設計まで対応可能 | ・与信額の増減に柔軟対応 ・季節で売上増減のある企業向け | ・少額〜高額まで取引可能 ・新規顧客開拓に最適 |
1.NP掛け払い(株式会社ネットプロテクションズ)

NP掛け払いは与信審査から請求書発行、入金管理、督促など一連の請求業務をすべて代行してくれるサービスです。加えて遅延・未払い・貸倒の債権保証も備わっており、リスクの面も引き受けてくれます。
NP掛け払いは与信の判定が最短5分で終わるため、与信審査のスピードを求めている企業にもおすすめです。
2.Paid(株式会社ラクーンフィナンシャル)

Paidは法人や個人事業主向けの請求業務をまるごと代行し、与信審査から請求書発行、入金管理、督促までワンストップで対応します。すべての与信リスクをPaidが100%保証するため、取引先との掛け売りでも安心して対応可能です。
またPaidは初回登録時にのみ、取引先に対する審査を行っています。2回目の取引からは審査は発生しないので、スムーズに後払いを進められます。
3.掛売決済(株式会社インフォマート)

掛売決済は与信審査や請求書発行、入金確認、督促までワンストップで代行してくれます。導入時には専任で担当がつき、安定して稼働できるまでサポートしてくれる体制が整っているのも魅力の一つです。
掛売決済では取引先ごとに与信額を設定しているため、個人事業主や設立間もないスタートアップでも審査に合格する可能性は十分にあります。さらなる販路の拡大を目指している企業にとって、強い味方となってくれるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営元 | 株式会社インフォマート |
| 月額利用料 | 0円~ |
| 手数料 | 0.5~3.5% |
| 与信審査 | あり(最短数秒) |
| 業務代行範囲 | 請求書発行・代金回収・入金管理・督促 |
| 導入までの期間 | 1か月程度 |
| 導入事例企業名 | 記載なし |
| 注目ポイント | 与信通過率99% 打合せの時間は1回最大1時間30分、最大3回可能 |
| お問い合わせ | 公式サイトをご覧ください |
4.RP掛け払い決済(株式会社ROBOT PAYMENT)

RP掛け払いは、支払い遅延や貸し倒れに対すて100%保証があり、リスクを一切持たずに取引が可能です。決済代行業20年以上の実績があり、サポート体制も万全です。
導入後のサポートはキックオフミーティングから始まり、運用ガンチャートの作成やテスト運用もできます。電話・メールサポートにも対応しているので、初めて後払い決済サービスを利用する企業でも安心して利用できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営元 | 株式会社ROBOT PAYMENT |
| 月額利用料 | 要問い合わせ |
| 手数料 | 0.5~3.4% |
| 与信審査 | あり |
| 業務代行範囲 | 請求書発行・代金回収・入金管理・督促 |
| 導入までの期間 | 要問い合わせ |
| 導入事例企業名 | クラウズ・スパイス株式会社・ネオス株式会社等 |
| 注目ポイント | 運営会社は決済・請求代行業25年の高実績 最短3営業日で入金なのでキャッシュフローも安定 |
| お問い合わせ | 公式サイトをご覧ください |
5.PortiaPAY(株式会社portia)

PortiaPAYは大企業から個人事業主まで、安心のヘルプデスク体制を売りの一つにしている後払い決済代行サービスです。
業種や取扱い商品、月間流通金額など、各種条件によって見積り内容が変わります。
審査はAIと人の手で行い、初期与信は柔軟に対応してくれるため、状況に適した結果を得られます。繁忙期・閑散期で取引金額に大きな差がある場合でも、与信額増減の適切な対応が可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営元 | 株式会社portia |
| 月額利用料 | 要問い合わせ |
| 手数料 | 要問い合わせ |
| 与信審査 | あり(AI+人の手) |
| 業務代行範囲 | 請求管理・収納管理・督促 |
| 導入までの期間 | 要問い合わせ |
| 導入事例企業名 | 三越伊勢丹・日東電工CSシステム等 |
| 注目ポイント | 与信額の増減に柔軟対応 人とAIによるW審査システム |
| お問い合わせ | 公式サイトをご覧ください |
6.掛払い.com(株式会社キャッチボール)

掛払い.comは与信管理から請求書発行、代金回収、入金管理、そして問い合わせ対応までカバーします。請求業務に関して、幅広い対応をしてくれるのが大きな魅力です。
少額での取引から1,000万を超える高額取引まで、さまざまな顧客のニーズに対応してくれます。未回収リスクもないので、安心して新規開拓に集中できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営元 | 株式会社キャッチボール |
| 月額利用料 | 0円 |
| 手数料 | 1.2%~ |
| 与信審査 | あり |
| 業務代行範囲 | 請求書発行・代金回収・入金管理・督促 |
| 導入までの期間 | 要問い合わせ |
| 導入事例企業名 | 記載なし |
| 注目ポイント | 少額〜高額まで取引可能 請求書に自社名やロゴを掲載できる |
| お問い合わせ | 公式サイトをご覧ください |
サービス導入後の流れ3ステップ
ここからは後払い決済サービスの審査に受かった後の流れを3ステップで解説します。
1.取引先登録
最初に行うのは、後払いサービスで取引先の情報を登録するステップです。
後払い決済を利用するには、取引先企業の情報をシステム上に登録し、与信審査を行う必要があります。これは信用リスクを管理するための基本的なプロセスです。
2.請求情報の登録
取引先の審査通過後は、各取引ごとの請求内容を後払い決済サービスに登録します。金額、商品内容、納品日など請求情報を登録後は、後払い決済代行サービス会社が請求処理を進めてくれます。
多くのサービスではCSVやAPIで一括請求情報をアップロードできる仕組みが整っており、煩雑な作業の自動化が可能です。
3.後払いサービス会社が請求書を発行
請求情報が登録完了すると、後払いサービス会社が取引先に代わって請求書を発行・送付します。
郵送や電子送付など形式が選択でき、締日・支払期限なども設定可能です。支払いの催促業務も含まれているため、企業の請求業務にかかる時間と労力が大幅に削減されます。
【効果最大化】後払い決済代行サービス導入後の活用術
後払い決済の効果を最大化するための活用方法を、次の3つに分けて紹介します。
- 社内フローに合わせた運用ルールを整える
- 与信審査結果を営業戦略に活用する
- 定期的にデータを分析・見直す
社内フローに合わせた運用ルールを整える
導入後は経理や営業、カスタマーサポートなど複数の部署で連携が取れるよう、運用ルールを整えましょう。
請求スケジュールや与信フロー、問い合わせ対応の流れなどを社内で共有・文書化しておくと、トラブルや遅延の防止になります。ルールの整備は社内混乱を防ぎ、導入効果を最大化するための土台作りです。
与信審査結果を営業戦略に活用する
与信審査結果を通じて得られる情報をもとに、営業戦略に活用可能です。
後払いサービスの審査結果には、企業の信用状況が反映されます。情報を営業部門が活用すれば、リスクのある取引先を避けたり、与信通過済み企業にアプローチを集中したりと、効率的な営業戦略を立てられます。
定期的にデータを分析・見直す
導入後は、回収率・未払い率・利用件数などの指標を定期的に分析し、改善ポイントを見出しましょう。
特定の業界・企業で支払い遅延が多いなどの傾向が見えれば、営業方針や取引条件の見直しにもつながります。データに基づくPDCAを回せば、後払い決済の費用対効果を最大化できます。
後払い 導入でよくある質問
Q1. 後払い決済の導入にはどれくらいの期間がかかりますか?
A.導入までの期間は選択するサービスや自社の準備状況によりますが、一般的には1~2週間です。たとえば「NP掛け払い」では導入決定後、必要書類を記入します。記入終了から最短10営業日でサービスが利用できます。
Q2. 後払い決済を導入する際の手数料はどのくらいですか?
A.後払い決済の手数料は、一般的に取引金額の3〜5%が目安です。ただし決済手数料率は「取引規模」や「業種」「リスク評価」によって異なり、初期費用や月額手数料がかかるサービスは決済手数料が低めに設定されているケースが多いです。
Q3. 与信審査に落ちた場合、何が問題の可能性がありますか?
A.与信審査に落ちる主な理由は「登記情報との相違」「他の後払いサービスの未払い」「与信額の上限を超えている」ケースが考えられます。上記3つの項目のどれかに不備がないか、確認が必要です。
Q4. 後払い決済を導入すると、キャッシュフローは悪化しませんか?
A.後払い決済サービスの導入は、多くの場合キャッシュフローの改善につながります。未回収金が発生した場合でも、決済代行会社が代金を立て替えてくれるためです。
後払い決済の導入後は、安心して新規顧客の開拓に臨めます。
まとめ
後払い決済の導入は新規顧客の獲得や売上拡大、業務効率化など多くのメリットをもたらします。手数料やシステム連携など、事前に確認すべき課題も考慮したうえで判断しましょう。
最後に今回のまとめです。
- 後払い決済は、新規取引先の拡大や売上向上に役立つ
- 請求書の発行・送付や入金管理など、請求業務の効率化が図れる
- コスト構造を比較し、自社の利益構造に適したサービスを選ぶことが重要
- 運用ルールを整えるなど、サービス導入後の活用方法も考えると良い
- 気になる後払い決済サービス代行業者があれば、資料請求するのもおすすめ
近年は与信スピードが速く、サポート体制も充実した後払い代行サービスが数多く登場しています。自社の商流や顧客層に合ったサービスを選定すれば、より効果的な運用が可能です。
まずは気になるサービスの資料を取り寄せ、比較検討から始めてみてはいかがでしょうか。
導入前に確認したい資料をワンクリックで取得
MCB FinTechカタログでは、各決済代行サービスの導入事例、サポート体制、セキュリティ方針をわずか30秒でまとめて取得。資料集めに時間をかけることなく、比較・検証に集中できます。資料ダウンロードは完全無料、すぐにご利用いただけます。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋 真倫









