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IVR(電話自動音声応答システム)おすすめ25選を徹底比較|タイプ・費用・選び方から自社に合うサービスを解説

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営業時間内に電話が集中して取りこぼしが発生したり、用件の取り次ぎや一次対応に人手を取られていませんか。問い合わせ窓口や予約受付、注文受付などで電話対応の負担が増えると、本来の業務に割ける時間が圧迫され、つながらない電話による機会損失も生まれます。

こうした電話業務を自動化する仕組みがIVR(電話自動音声応答システム)です。あらかじめ設定した音声ガイダンスで着信に応答し、用件ごとの振り分けや自動応答を行いますが、近年は番号操作型に加え、発話を認識して対話するAI型や、画面で自己解決へ導くビジュアル型まで選択肢が広がっています。自社の電話業務に合うサービスを選ぶには、どのような観点で比較すべきでしょうか。

本記事では、主要なIVRサービス25製品をタイプ別に比較・解説します。基本機能や費用相場に加え、応答方式によるタイプの違いや、既存の電話番号・PBX・CRMとの連携を含む選定観点を整理しました。電話対応の自動化を検討する企業の担当者が、自社に合うサービスを判断するための材料としてご活用ください。

また、貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツールをご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

IVR(電話自動音声応答システム)とは?

IVR(Interactive Voice Response:電話自動音声応答システム)とは、着信した電話に自動音声で応答し、発信者の操作や発話に応じて用件ごとの振り分けや自動対応を行う仕組みです。「お問い合わせの方は1を、ご予約の方は2を押してください」といった音声ガイダンスで担当部署へつないだり、オペレーターを介さずに用件を完結させたりすることで、電話対応の負担を軽減します。

かつては電話交換機(PBX)に組み込む専用機器が主流でしたが、現在はインターネット経由で利用するクラウド型が広く普及しています。クラウド型は専用機器の設置が不要で、初期費用を抑えて短期間で導入できるため、小規模な店舗から大規模なコールセンターまで導入が進んでいます。

IVRの主な機能

IVRが備える機能は製品によって幅がありますが、電話業務の自動化に関わる代表的な機能として以下が挙げられます。

  • 着信の自動応答と振り分け:音声ガイダンスを流し、番号操作や発話の内容に応じて担当部署や適切な案内へ自動で振り分けます。
  • 営業時間外・混雑時の自動対応:夜間や休日の受付、回線が混雑したときのあふれ呼対応を自動化し、取りこぼしを防ぎます。
  • 転送・コールバック予約:用件に応じて担当者の携帯電話へ転送したり、折り返し予約を受け付けたりします。
  • 通話録音・文字起こし・要約:応対内容を録音し、テキスト化や要約を行って応対品質の確認や引き継ぎに活用します。
  • 外部通知・システム連携:着信や用件をメールやビジネスチャットへ通知し、CRMや予約システムと連携します。

IVRを導入するメリットと得られる効果

ここからは、IVRを導入することで電話業務にどのような効果が得られるのかを整理します。導入の主な狙いは、対応の自動化による工数削減と、つながらない電話の解消による機会損失の抑制にあります。

放棄呼を減らし機会損失を抑えられる

電話が集中する時間帯は、応対が追いつかず発信者が切ってしまう放棄呼が発生しやすくなります。IVRで用件ごとに窓口を振り分けたり、混雑時に折り返し予約や自動応答へ誘導したりすることで、応答できなかった電話による機会損失を抑えられます。問い合わせや予約、注文の取りこぼしが売上に直結する業種では、特に効果が大きい部分です。

取り次ぎ・一次対応の工数を削減できる

用件の聞き取りや担当部署への取り次ぎは、件数が多いほど人手の負担となります。IVRが用件別の振り分けや定型的な問い合わせへの自動応答を担うことで、担当者は本来の業務に集中しやすくなります。一次対応を自動化できれば、限られた人員でも電話対応の品質を保ちやすくなる点も利点です。

営業時間外やあふれ呼にも対応できる

有人対応では難しい夜間・休日の受付や、回線が埋まったときのあふれ呼への対応も、IVRなら自動で行えます。24時間の受付や折り返し予約の取得により、営業時間に縛られずに顧客の接点を確保できます。応対履歴が録音・テキスト化されるため、対応状況の可視化や品質改善にもつながります。

IVRの仕組みやメリット・デメリット、導入時の注意点をより詳しく確認したい方は、以下の記事で基礎から整理しています。

IVRの種類(仕組み・応答方式タイプ)

IVRのタイプは、2つのレイヤーで捉えると整理しやすくなります。1つは「どう応答するか」という応答方式で、番号操作のプッシュ操作型・発話で対応する音声認識AI型・画面で自己解決へ導くビジュアルIVRに分かれます。もう1つは「パッケージとして使うか、自社で組み上げるか」という提供形態で、応答機能を自前で構築する自前構築型(CPaaS)が別レイヤーの選択肢として存在します。

本記事では電話の音声応答を担うプッシュ操作型・音声認識AI型を中心に、提供形態として自前構築型も個別に比較します。ビジュアルIVRは仕組みとして紹介しますが、単独の比較対象としては扱いません(理由は後述します)。

以下では、それぞれの仕組みと向いている使い方を整理します。自社の電話業務がどのタイプに合うかを把握すると、サービス選定がスムーズになります。

IVRの3つの応答方式タイプの分類図。①プッシュ操作型は番号選択で振り分ける従来型で選択肢が明確な受付向き、②音声認識・AI型は発話で対応するボイスボットで幅広い問い合わせ窓口向き、③ビジュアルIVRは画面操作で自己解決へ導きFAQで解決できる窓口向き。

プッシュ操作型IVR(番号選択で振り分け)

音声ガイダンスに沿って発信者がダイヤルボタンを押し、用件別に窓口を振り分ける従来型のIVRです。「予約は1、変更は2」のように選択肢が明確な受付に向いており、仕組みがシンプルなため低コスト・短期間で導入しやすい点が特徴です。問い合わせの入口を整理して取り次ぎを減らしたい場合の基本的な選択肢となります。

クラウドPBXやCTI(電話とコンピューターを連携させる仕組み)の一機能としてプッシュ操作型IVRを備える製品も多く、着信制御や通話録音とあわせて運用したい場合に適しています。一方で、選択肢が多くなると発信者がメニューを聞き続ける負担が増えるため、階層設計を工夫する必要があります。

音声認識・AI型IVR(発話で対応=ボイスボット)

発信者の発話内容をAIが認識し、対話形式で対応するタイプです。番号操作を介さずに「予約を変更したい」と話すだけで用件を判別し、予約受付や本人確認、よくある問い合わせへの回答までを自動化できます。ボイスボットやAI-IVRとも呼ばれ、選択肢の多い窓口や、定型化しにくい問い合わせを自動化したい大規模窓口・DX推進の場面で活用されています。

自然な発話で操作できるため発信者の負担が小さく、対応データを蓄積して改善につなげやすい点が利点です。一方で、認識精度や応答シナリオの設計が応対品質を左右するため、運用しながらチューニングする体制が求められます。プッシュ操作型より費用が高くなる傾向もあるため、自動化したい業務量との見合いで検討します。

ビジュアルIVR(画面操作で自己解決)

電話の着信時にSMSなどでWebページへ誘導し、スマートフォンの画面に表示したメニューをタップして自己解決へ導くタイプです。音声ガイダンスを聞き続ける必要がなく、視覚的に選べるため、発信者の待ち時間や操作ミスを減らせます。問い合わせの多くがFAQで解決できる窓口や、若年層・スマートフォン利用者が多い顧客層に向いています。

有人対応やコールセンターと組み合わせ、電話前の自己解決でオペレーターへの着信そのものを減らす使い方が一般的です。Web上で完結する手続きや案内が多いほど効果を発揮しますが、電話でしか対応できない用件には別の窓口を用意しておく必要があります。

ビジュアルIVRは音声応答と組み合わせて使われることが多く、音声応答型のオプション機能として提供される製品も少なくありません。そのためIVR単独で横並びに比較できる対象が限られ、本記事では仕組みとしての紹介にとどめ、以降の比較表・個別紹介・診断はプッシュ操作型・音声認識AI型・自前構築型を対象とします。

IVRとボイスボット(AI電話)の違い

広い意味でのIVRには上記のAI型も含まれますが、狭い意味では「番号操作で振り分ける従来型IVR」を指し、「発話を認識して対話するAI応答」をボイスボットと呼び分けることがあります。従来型IVRは選択肢を押して進む定型処理が得意で、ボイスボットは自由な発話から用件を判別して柔軟に対応できる点が異なります。

多くのサービスは両方の方式に対応しており、用件に応じて使い分けられます。どちらの方式が自社の窓口に向くかは、後述の選び方とFAQで具体的に整理します。

IVRの費用相場と料金の見方

ここでは、IVRの料金がどのような費目で構成されるかと、費用相場の見方を整理します。IVRの費用は大きく「初期費用」「月額費用」「従量課金」の3つに分かれ、サービスや利用規模によって総額が変わります。

IVRの費用を構成する3つの費目の構造図。①初期費用は電話番号の発番やアカウント開設、音声ガイダンスの初期設定にかかり0円から数万円程度が目安、②月額費用は回線数やID数に応じた基本料金で数千円から数万円以上、③従量課金は通話料や自動応答利用料、SMS送信費など着信件数で変動。立ち上げ期や小規模は従量課金型、着信件数が多く安定していれば月額固定型が総額を見込みやすい。

初期費用は、電話番号の発番やアカウント開設、音声ガイダンスの初期設定にかかる費用です。クラウド型では0円から数万円程度が目安で、無料のサービスもあります。月額費用は、回線数やID数、利用するプランに応じて発生する基本料金で、小規模向けの数千円から、コールセンター向けの数万円以上まで幅があります。

従量課金は、着信・発信の通話料や自動応答の利用料、SMS送信費など、利用量に応じて発生する費用です。電話番号の維持費が別途かかるサービスもあります。月額固定の中に一定量を含むサービスと、利用量に応じて課金されるサービスがあり、想定する着信件数によって総額が変わる点に注意が必要です。

料金体系は、着信件数が読みにくい立ち上げ期や小規模利用では従量課金型が無駄を抑えやすく、着信件数が多く安定している場合は月額固定型のほうが総額を見込みやすい傾向があります。

費用感はタイプによっても異なります。プッシュ操作型は初期費用を抑え月額数千円から始められるものが多く、音声認識・AI型は月額数万円からのものや応答1件ごとの従量課金が中心です。大規模なカスタム構築では数百万円規模になることもあります。なお、電話でのカード決済受付や本人確認など用途特化型は、求められる水準が異なり初期数十万円規模からと別水準になる場合があります。

下表で、主要サービスの初期費用・月額費用の目安を確認できます。

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サービス名カード決済IVRオーロラSMSトビラフォンCloudDXでんわソクコムVoiceMallコールナビゲーターfondesk IVRコールコールじゃんじゃんコールオーロラIVR by TeleForceBIZTEL コールセンターCT-e1/SaaSMiiTel PhoneSUBLINEZendeskDHK CANVASIVRyPKSHA VoiceAgentLINE WORKS AiCallAI Worker VoiceAgentcommuboAIコンシェルジュAmazon ConnectTwilio
応答方式プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型自前構築型自前構築型
初期費用400,000円〜0円33,000円
(税込)
0円要お問い合わせ150,000円〜
(税別)
0円0円要お問い合わせ30,000円
(税別)
要お問い合わせ50,000円〜/席300,000円〜0円330円
(番号取得料)
0円要お問い合わせ0円要お問い合わせ5,000,000円〜
(VOICEIVR)
要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ0円0円
月額費用200,000円〜
(月間4,000件まで)
0円3,300円〜
(税込)
2,980円〜1,480円〜/ユーザー25,000円〜
(税別)
2,728円〜
(税込)
2,980円〜
(税別)
要お問い合わせ14,800円〜
(税別)
要お問い合わせ15,000円〜/席5,000円〜/ユニット5,980円〜/ID
(税抜・要確認)
550円〜
(税込)+IVR2,640円
55米ドル〜/エージェント要お問い合わせ3,980円〜
(税抜)
要お問い合わせ500,000円〜
(VOICEIVR)
要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ0円
(最低利用料なし)
0円
(基本料金なし)
料金体系月額固定+従量完全従量課金月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量要お問い合わせ月額固定+従量要お問い合わせ月額固定
(座席・回線課金)
月額固定月額固定+従量月額固定月額固定+従量従量課金
(件課金)
月額固定+従量要お問い合わせ月額固定
(構築費別)
要お問い合わせ従量課金要お問い合わせ完全従量課金完全従量課金

※上記は各社公式情報をもとにした料金の目安です。最小プランの金額を記載しており、実際の費用は回線数・利用量・オプションにより変動します。最新の料金は各社の公式情報をご確認ください。

しかし、自社がどのタイプに適しているか、といった判断が難しいケースも存在します。そのような場合でも貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるように、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。診断は各タイプ・各規模帯の代表的なサービスから提案します。全25製品は後述の比較表でご確認ください。

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IVRの選び方(用途・規模・連携・導入期間)

ここからは、IVRを選ぶ際に確認したい観点を整理します。自社の用途と規模、既存設備との連携、料金体系、導入期間を順に照らし合わせることで、要件に合うサービスを絞り込みやすくなります。

IVR選定で照らし合わせる4つの観点の図。①用途・規模に合っているか、②既存の電話番号・PBX・CRMと連携できるか、③料金体系と導入期間が見合っているか、④パッケージ型か自前構築(CPaaS)か。自社の要件と順に突き合わせて絞り込む。

用途・規模に合っているか

まず、IVRで自動化したい用件を整理します。予約受付や注文受付のように選択肢が明確な業務はプッシュ操作型で対応でき、問い合わせの幅が広い窓口や聞き取りを伴う対応はAI型が向きます。電話前の自己解決を促したい場合は、ビジュアルIVRのように画面へ誘導する方式もあります。

あわせて、想定する利用規模も確認します。数回線で受付を自動化したい小規模利用と、数十席のコールセンターで着信制御や通話分析まで行いたい利用とでは、必要な機能も料金帯も異なります。自社の着信件数と席数に見合った規模のサービスを選ぶことが、過不足のない導入につながります。

すでに利用している電話番号をそのまま使えるかは、乗り換えの手戻りを避けるうえで重要な確認点です。多くのクラウド型IVRは既存番号からの転送に対応しますが、番号をIVR側で発番する方式もあるため、運用に合うかを確認します。既存のPBXやビジネスフォンと併用する場合は、その構成に対応できるかも見ておきます。

顧客情報や応対履歴を一元管理したい場合は、CRMや予約システム、ビジネスチャットとの連携可否も確認します。着信時に顧客情報を表示したり、用件を自動で通知したりできれば、IVRの自動化効果を後続業務まで広げられます。連携の範囲はサービスごとに差があるため、必要な連携先を満たすかを早い段階で見極めます。

料金体系と導入期間が見合っているか

料金は、初期費用・月額費用だけでなく、通話料や電話番号の維持費を含めた総額で比較します。あわせて、自社の着信件数が読めるか、季節や時間帯で変動するかを見極めると、従量課金型と月額固定型のどちらが自社に向くかを判断しやすくなります。

導入期間も運用開始の見通しに関わります。設定がシンプルなクラウド型では申し込みから数日で利用を開始できるサービスもあり、コールセンター向けに要件定義や連携設定を伴うサービスでは数週間以上かかることもあります。いつまでに運用を始めたいかを基準に、導入のしやすさを確認します。

パッケージ型か自前構築(CPaaS)か

IVRには、申し込んですぐ使えるパッケージ型のサービスと、通信機能をAPIで提供する基盤(CPaaS)を使って自社で応答フローを構築する方式があります。パッケージ型は設定画面から短期間で運用を始められ、専門知識が少なくても扱いやすい点が利点です。多くの企業にとっては、まずパッケージ型が現実的な選択肢となります。

一方、基幹システムと密に連携した独自の応答フローを作りたい場合や、大規模に作り込みたい場合は、自前構築型が柔軟に対応できます。ただし、設計・開発の体制と運用の知見が必要になるため、社内に開発リソースがあるか、要件が標準機能で足りるかを基準に方式を見極めます。

音声通話やSMSなどの通信機能をAPIで組み込み、応答フローを自社で設計したい場合は、CPaaS(通信機能API)のサービス比較が判断材料になります。以下の記事で、主要なCPaaSの機能・料金・選び方を解説しています。

導入から運用開始までの流れ

クラウド型IVRの導入は、申し込み後に電話番号の準備と音声ガイダンス・振り分けルールの設定を行い、テストを経て運用を開始する流れが一般的です。シンプルな構成なら短期間で始められますが、既存番号の移行や外部システムとの連携を伴う場合は、設定や検証に時間を見込みます。

運用開始後も、応対データを確認しながらガイダンスの文言や振り分けの階層を調整することで、自動化の効果を高められます。無料プランや試用期間を用意するサービスもあるため、本格導入の前に実際の操作感や応答品質を確かめておくと、選定の精度が上がります。

【比較表】IVRサービスのおすすめ比較25選

ここからは、主要なIVRサービス25製品を、応答方式のプッシュ操作型16・音声認識AI型7に提供形態の自前構築型(CPaaS)2を加えた3グループに分けて比較します。比較の観点は、初期費用・月額費用・連携可否・多言語対応などです。番号操作を主としつつ音声認識やAIを補助的に併用する製品は、プッシュ操作型に分類しています。

自社の用途に近いグループから、要件に合うサービスを絞り込んでください。

プッシュ操作型IVRの比較表

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サービス名カード決済IVRオーロラSMSトビラフォンCloudDXでんわソクコムVoiceMallコールナビゲーターfondesk IVRコールコールじゃんじゃんコールオーロラIVR by TeleForceBIZTEL コールセンターCT-e1/SaaSMiiTel PhoneSUBLINEZendesk
応答方式タイププッシュ操作型プッシュ操作型
(IVR認証)
プッシュ操作型プッシュ操作型
(AI案内併用)
プッシュ操作型
(音声認識併用)
プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型
(音声認識併用)
プッシュ操作型プッシュ操作型
(AI分析併用)
プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型プッシュ操作型
初期費用400,000円〜0円33,000円
(税込)
0円要お問い合わせ150,000円〜
(税別)
0円0円要お問い合わせ30,000円
(税別)
要お問い合わせ50,000円〜/席300,000円〜0円330円
(番号取得料)
0円
月額費用200,000円〜
(月間4,000件まで)
0円3,300円〜
(税込)
2,980円〜1,480円〜/ユーザー25,000円〜
(税別)
2,728円〜
(税込)
2,980円〜
(税別)
要お問い合わせ14,800円〜
(税別)
要お問い合わせ15,000円〜/席5,000円〜/ユニット5,980円〜/ID
(税抜・要確認)
550円〜
(税込)+IVR2,640円
55米ドル〜/エージェント
料金体系月額固定+従量完全従量課金月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量月額固定+従量要お問い合わせ月額固定+従量要お問い合わせ月額固定
(座席・回線課金)
月額固定月額固定+従量月額固定月額固定+従量
既存番号の引き継ぎ要お問い合わせ番号発番方式転送方式要お問い合わせ要お問い合わせそのまま利用可転送方式要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせビジネスフォン可要お問い合わせ050番号を発番要お問い合わせ
PBX・CRM連携API連携要お問い合わせクラウドPBXSMS・チャットCTI・CRM統合要お問い合わせ要お問い合わせSlack・Teams他kintone他要お問い合わせSMS自動配信CRM・SFA連携16種SFA/CRMSalesforce他要お問い合わせチケット統合
多言語対応要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ約40言語要お問い合わせ音声認識・合成要お問い合わせ要お問い合わせ認識110言語要お問い合わせ48か国語要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせAIルーティング
無料お試し×最大2か月14日間要お問い合わせ要お問い合わせ7日間テスト発信可14日間特別価格モデル最大1か月要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ7日間14日間
主な強みカード情報の
非保持化対応
SMS+IVRの
ハイブリッド認証
迷惑電話
ブロック機能
全プラン
初期費用0円
電話業務を
一基盤に統合
オールNTT
ブランド構成
既存番号で
機器不要
ノーコードで
フロー作成
発話認識と
多言語対応
自社設備保有
での提供
IVR連動の
SMS自動配信
ACD・全通話録音
を標準装備
カスタマイズ
費用が基本無料
AIによる
通話解析
番号アプリと
IVRを一体運用
メール・チャットと
統合運用
詳細情報公式資料を見る公式資料を見る公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

音声認識・AI型IVR(ボイスボット)の比較表

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サービス名DHK CANVASIVRyPKSHA VoiceAgentLINE WORKS AiCallAI Worker VoiceAgentcommuboAIコンシェルジュ
応答方式タイプ音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型音声認識・AI型
初期費用要お問い合わせ0円要お問い合わせ5,000,000円〜
(VOICEIVR)
要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ3,980円〜
(税抜)
要お問い合わせ500,000円〜
(VOICEIVR)
要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
料金体系従量課金
(件課金)
月額固定+従量要お問い合わせ月額固定
(構築費別)
要お問い合わせ従量課金要お問い合わせ
既存番号の引き継ぎ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ0120・PBX前段配置要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
PBX・CRM連携API連携Slack・LINE他BIZTEL・CT-e1他既存PBX併用可要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
多言語対応要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
無料お試し要お問い合わせ月30着電まで無料要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
主な強み件課金で長時間
対話もコスト安定
全プランにAI音声
対話を標準搭載
聞き取り項目特化の
音声認識補正
大規模窓口での
高いAI完了率
割り込み発話など
高度な対話制御
シナリオと生成AIの
ハイブリッド運用
改善提案・運用支援を
月額に内包
詳細情報公式資料を見る公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

自前構築型IVR(CPaaS)の比較表

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サービス名Amazon ConnectTwilio
応答方式タイプ自前構築型
(CPaaS)
自前構築型
(CPaaS)
初期費用0円0円
月額費用0円
(最低利用料なし)
0円
(基本料金なし)
料金体系完全従量課金完全従量課金
既存番号の引き継ぎ番号取得・移行可番号購入・割当
PBX・CRM連携Lambda等で実装API・Studioで実装
多言語対応Amazon Lex連携Dialogflow連携
無料お試し従量課金で検証可従量課金で検証可
主な強み基幹連携した
独自フローを構築
API・ノーコードで
柔軟にフロー構築
詳細情報公式サイト公式サイト

※上記は各タイプにおける一般的な機能の傾向です。個別のサービスにおける実際の機能搭載の有無や提供形態(標準・オプション等)については各社情報をご確認ください。

IVRサービスを徹底比較(タイプ別の詳細紹介)

ここからは、各IVRサービスの特徴を応答方式のタイプ別に紹介します。料金体系や対応する機能、連携、導入実績をもとに、自社の電話業務に合うサービスを見極める材料としてご活用ください。

プッシュ操作型IVRの主なサービス

音声ガイダンスと番号操作で着信を振り分ける、従来型のIVRサービスです。受付の入口を整理して取り次ぎを減らしたい場合や、低コスト・短期間で導入したい場合に向いています。

このグループには、受付の振り分けやあふれ呼対策を主目的とするサービスのほか、番号操作の仕組みを電話でのカード決済受付や本人確認に特化させたサービスも含まれます。前者と後者では用途が異なるため、受付の自動化を検討している場合は、決済・本人確認に特化した製品ではなく受付自動化を主目的とする製品を中心に比較してください。

1. カード決済IVRサービス(株式会社電話放送局)

カード決済IVRサービスの公式サイト

電話でクレジットカード決済を受け付ける際に、カード番号をIVRの音声入力で取得し、オペレーターがカード情報に接触しない仕組みを提供するサービスです。1978年創業の電話放送局がIVR専業として運営しており、入力されたカード情報は同社のセキュアセンターを通過して決済代行会社へ送信され、自社側にカード情報を保持しません。

顧客がプッシュ操作で直接入力する方式と、オペレーターが聞き取って代理入力する方式の2方式から選べます。PCI DSS認証(対象範囲はクレジットカード情報を取り扱うIVRシステム)を取得済みのため、自社で大規模なPCI DSS準拠投資をせずに電話決済のセキュリティ対策を進めたい通販・コールセンター事業者に向きます。

カード情報の非保持化に対応する点も特徴です。割賦販売法第三十五条の十六はカード番号等取扱業者に「適切な管理のために必要な措置」を求め、その実務指針であるクレジットカード・セキュリティガイドラインは非保持化を「自社で保有する機器・ネットワークにおいて『カード情報』を『保存』『処理』『通過』のいずれも行わないこと」と定義します。本サービスはこれに沿い、オペレーターをカード情報に接触させません。

出典:割賦販売法 第三十五条の十六|e-Gov 法令検索クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.1版】|クレジット取引セキュリティ対策協議会

料金は初期費用400,000円から、月額200,000円(月間4,000件まで)からで、4,001件目以降は1件25円の従量課金です。導入期間は最短約2週間で、複数の決済代行会社に対応します。

カード情報を電話で扱うことのリスクについて、提供元である電話放送局は、機械を介さずオペレーターが直接聞き取る運用の問題点を次のように説明しています。

前田氏
株式会社電話放送局 営業部 営業推進課 課長
前田氏
独自インタビューより

オペレーターがカード番号を聞くということに対して、実は三者全員が不安を抱えています。オペレーター自身は、「万が一情報が流出したらどうしよう」、「間違えてメモしてしまったらどうしよう」、と心理的な負担を感じている。お客様側も、「この人に番号を伝えて大丈夫なのか」という不安がある。運営している企業側も、人がカード番号を聞くこと自体がリスクだと認識している。三者とも何も良いことがないのです。

2. オーロラSMS by メディアSMS(株式会社メディア4u)

オーロラSMS by メディアSMS(電話・IVR認証サービス)のウェブサイト

株式会社メディア4uが提供する法人向けSMS配信サービスをコアに、SMS認証とIVR認証を組み合わせたハイブリッド認証を提供します。SMSが届かない端末や、そもそもSMSを受信できない固定電話番号に対しては、IVRの自動音声が認証コードを読み上げて本人確認を完了できる点が、IVR認証の文脈での特徴です。

IVR認証では、サービス側からユーザーの電話番号へ発信して認証コードを音声で通知するアウトバウンド方式が主に用いられます。SMS受信拒否のユーザーやSMS非対応の格安スマホにも対応できるため、本人確認の取りこぼしを減らしたい場面に向きます。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの国内4キャリアと直接接続し、到達率99.9%(受信拒否・圏外・電源オフを除く自社検証値)を訴求しています。

料金は初期費用・月額ともに0円からで、送信成功分のみに課金する完全従量課金制です。最大2か月の無料トライアルを用意していますが、IVR認証単体の単価やSMS1通あたりの単価は公式に明示がないため、導入時は要お問い合わせとなります。

3. トビラフォンCloud(トビラシステムズ株式会社)

トビラフォンCloudの公式サイト

トビラシステムズが提供するクラウドPBX(クラウド型ビジネスフォン)で、IVRはその構成機能の一つとして含まれます。物理的なPBX機器を設置せず、スマートフォンやPCにアプリを入れることで会社の電話番号の発着信ができ、IVRの番号選択に応じた担当者振り分けと、発信元へのSMS自動送信を組み合わせて受電対応を半自動化できます。

同社の本業である迷惑電話フィルタリング技術を組み込み、500万件以上の事業者データベースで営業電話をブロックできる点が特徴です。通話の自動テキスト化は通話件数に関わらず基本料金内で利用でき、AI自動要約はオプションで提供されます。

料金は初期費用33,000円(税込)、月額3,300円(税込、基本セット)からで、050番号1つ・内線2つ・通話録音約100時間などを含みます。無料トライアルがあり、IVRを単体ではなくビジネスフォン全体のパッケージとして導入する前提となる点に留意が必要です。

4. DXでんわ(メディアリンク株式会社)

DXでんわの公式サイト

「もう、電話にでんわ。」をキャッチコピーに、メディアリンクが提供する電話自動応答サービスです。電話の一次受付・音声ガイダンス応答・担当者への振り分け・録音受付・SMS送信を自動化し、全業種の電話業務効率化を対象とします。約40言語に対応し、通話内容のテキスト化とAI要約(最大10人の話者分離)も備えます。

音声ガイダンスへの自然発話を登録キーワードとマッチングし、用件特定によるフロー分岐や部署・担当者への自動転送を行うAI自動案内も用意されています。AI自動案内は1回15円の従量課金で、月額固定費なしでスモールスタートできます。

料金は全プラン初期費用0円で、月額2,980円・無料着信30件のセルフプランから、月額50,000円・1,000件のプレミアムプランまでの5プラン制です。14日間の無料トライアルで全機能を試せ、最短3日での導入をうたっています。

5. ソクコム(Foonz株式会社)

ソクコムの公式サイト

Foonz株式会社が提供するクラウド型のコミュニケーションプラットフォームで、IVR・クラウドPBX・CTI・自動架電・SMSなどを1つの基盤に統合します。電話を軸に受電から架電まで電話業務を一元化できる点が特徴で、公式サイトでは「Communication AI Agent」として訴求しています。

IVRでは、発信者の発話内容を認識して応答フローを分岐させる「キーワード分岐機能」や、事前設定した設問を音声で投げかける「ヒアリング機能」を備えます。音声認識による分岐・情報取得に対応するため、番号操作型の自動振り分けに加えて発話ベースの受付を組み合わせ、受電から架電まで電話業務全体を一基盤に集約したい中規模以上の運用に向きます。

料金は1ユーザーあたり月額1,480円、1チャネルあたり月額2,000円、サーバー利用料が月額5,000円からで、SMSや録音文字化などは有料オプションです。初期費用と無料トライアルの有無は公式料金ページに記載がなく、要お問い合わせとなります。

6. VoiceMall(ボイスモール)(NTTテクノクロス株式会社)

VoiceMall(ボイスモール)の公式サイト

NTTテクノクロスが提供するクラウド型IVRサービスで、約300サービスの導入実績があります。クラウド型IVRを中核に、音声認識・音声合成、SMS・FAXなどの機能を組み合わせ、利用する機能に応じて1か月単位でカスタマイズして使えます。IVR基盤はNTTコミュニケーションズの「Vポータルダイレクト」を採用し、NTTデータセンターを利用するオールNTTブランドの構成です。

コールバック予約、顧客満足度調査、システム担当者の自動呼び出しなど、利用シーンに応じたコールフローを構築できます。最大92chまたは184chの同時着信に対応し、大容量の着信処理を想定した設計です。

IVRサービスとしては珍しく公式サイトに料金レンジが公開されており、初期費用150,000円から、月額25,000円から(いずれも税別、利用シーン・タイプにより変動)が目安です。SMS配信は別途1通50円の従量課金で、フリーダイヤル等の通信料はNTTコミュニケーションズから別請求されます。

7. コールナビゲーター(コスモバリュー株式会社)

コールナビゲーターの公式サイト

コスモバリューが提供するクラウド型IVRで、既存の電話番号をそのまま使え、専用機器の導入なしで利用できます。営業時間内・時間外でガイダンスを自動で切り替え、番号プッシュ操作による着信振り分けや、最大第10転送先までの順次転送に対応します。音声ガイダンスはAI音声・自社収録音声・プロのナレーター収録音声(有料)の3種から選べます。

クリニックや施術院などの予約業態向けの電話予約受付機能や、テレワーク中の担当者を一斉に呼び出すグループ転送機能を後発で追加しています。営業電話をブロックするブラックリスト機能はスタンダードプランで利用できます。機能を絞り込んだ低価格帯のため、既存番号のまま小〜中規模で受付の自動化を低コストに始めたい店舗・クリニックなどに向きます。

料金は初期費用無料・月額2,728円(税込)のシンプルプランからで、スタンダードプランは月額7,678円(税込)です。7日間の無料トライアルがあります。着信料・転送料は別途従量課金で、具体的な単価は公式に明示がないため要お問い合わせとなります。

8. fondesk IVR(株式会社うるる)

fondesk IVRの公式サイト

電話代行サービス「fondesk」を運営する株式会社うるるが提供する電話自動応答サービスです。手持ちの電話番号からfondesk IVRへ転送することで、設定したシナリオに沿って着信に自動応答します。テキストで入力した内容をAI音声または録音で案内し、発信者が選んだ番号や営業時間に応じてコールフローを分岐させます。なお、有人対応の電話代行fondeskとは別契約のサービスです。

コールフローは「見た目通りに入力するだけ」で作成でき、専門知識なしで自動応答シナリオを構築できます。通話録音は自動で文字起こしされ、Slack・Teams・Chatwork・LINEなど複数のツールへ通知されます。設定画面からは従量課金なしのテスト発信も行えます。

料金は初期費用なし・月額2,980円(税別、専用電話番号込み)からで、着信3円/分などの従量課金が加わります。解約手数料はなく、他社からの乗り換えで基本料6か月無料のキャンペーンを実施しています。

9. コールコール(CallCall-IVR)(ルーシッド株式会社)

コールコール(CallCall-IVR)の公式サイト

ルーシッド株式会社が提供するクラウド型のIVR・ボイスボットサービスです。AI音声認識と音声合成を組み合わせ、メニュー選択式の自動応答に加えて、発信者が自由に発話した内容を認識して応答・振り分けできる点が特徴です。音声認識は最大110言語、ガイダンスは28言語に対応すると公式に記載があります。

コールフローの作成・編集によるIVR構築、外部DB連携による条件分岐、本人認証機能、ホワイトリスト・ブラックリスト機能を備えます。通知連携はLINE WORKS・Teams・Chatwork・Slack・Google Chat・directの主要チャット6種に対応し、kintone・楽楽販売・ecforceなどの業務システム連携も用意されています。

クラウド型のため専用機器が不要で、コールフロー確定後、最短5営業日での導入をうたいます(フリーダイヤル利用時は約3週間)。14日間の無料トライアルがあり、料金プランの具体額は公式では要お問い合わせとなります。多言語の音声認識と自由発話での振り分けに強いため、外国人利用者が多い窓口や、メニュー選択にとどまらない発話ベースの受付を自動化したい場合に向きます。

10. じゃんじゃんコール(株式会社メテム)

じゃんじゃんコールの公式サイト

1990年設立で長くCTI・IVR領域に携わる株式会社メテムが提供する、クラウド型のIVRシステムです。電話とインターネット接続のPCがあれば利用でき、専用機材やソフトウェアの導入を必要としません。音声ガイダンス再生とプッシュ番号(DTMF)取得を組み合わせてコールフローを構成し、電話の受付・応答・転送を自動化します。

DTMF・時間帯・発信者番号の取得可否によるフロー分岐に対応し、電話振り分け・留守番電話・あふれ呼/放棄呼対応などを設定できます。通話録音や電話転送はオプション扱いです。「公衆電話網×ハードウェア制御」方式で自社設備を保有して提供する点を訴求しています。番号操作中心のシンプルな着信振り分けやあふれ呼・放棄呼対策を、自社設備の安定した基盤で行いたい場合に向きます。

料金は初期費用30,000円、月額14,800円(税別)からで、着信番号1つ・基本セット+5アクション・1回線などを含みます。特別価格モデルの無料お試しが用意されており、電話での問い合わせは24時間受付(営業時間外は自動音声)です。

11. オーロラIVR by TeleForce(株式会社メディア4u)

オーロラIVR by TeleForceの公式サイト

株式会社メディア4uが提供するクラウド型IVRで、音声ガイダンスによる着信呼び分け、ACD(着信呼分配)、オートコール(自動発信)、通話録音、SMS自動配信を1つの管理画面から設定できます。先に紹介したオーロラSMSと同じ提供元によるサービスですが、こちらは電話応対の自動化・コールセンター運用を主目的とする本格IVRです。

2024年から2025年にかけて、ChatGPTを活用した通話要約や、会話を5種類の感情と総合評価でスコア化するAI音声分析、発話内容を解析する音声認識IVRを追加しています。IVRと連動したSMS自動配信により、自動応答からその場で手続きページへ誘導する運用ができ、48か国語の多言語音声にも対応します。

料金は公式サイトでは見積りフォームでの案内となり、プラン別の金額は公開されていません(要お問い合わせ)。SMS送信は1通10円の従量課金で、最大1か月の無料トライアルとデモアカウントが用意されています。

12. BIZTEL コールセンター(株式会社リンク)

BIZTEL コールセンターの公式サイト

株式会社リンクが提供するクラウド型のコールセンター/CTIシステムで、IVR(音声ナビ)はその構成機能の一つです。PBXの物理設置が不要で、ブラウザから着信設定・ACD・ガイダンス・エージェント管理を行えます。IVR・着信ルーティング・ACD・全通話録音・稼働状況モニタリング・CRM/SFA連携などを備えるスイート製品です。

IVRでダイヤル選択させて担当窓口へ振り分け、ACDでオペレーターへ配分し、発信元番号に応じた個別コールフローを着信ルーティングで設定する3層の着信制御が可能です。ガイダンス設定・ダイヤル設定・着信設定を管理画面から変更でき、API連携IVRや音声認識IVRもオプションで利用できます。

料金は座席課金型と回線課金型があり、座席課金は初期費用50,000円/席・月額15,000円/席から、回線課金のライトプランは初期費用200,000円・月額81,000円です。

クラウド型コールセンターシステム市場で9年連続国内シェア1位(導入企業数ベース、デロイト トーマツ ミック経済研究所「マーテック市場の現状と展望 2025年度版 クラウド型CRM市場編(第9版)」、2025年11月20日発表)にリストアップされ、導入2,700社・54,000席の実績があります。

13. CT-e1/SaaS(株式会社コムデザイン)

CT-e1/SaaSの公式サイト

株式会社コムデザインが自社開発・提供するクラウド型CTIプラットフォームで、ACD・IVR・通話録音・レポートなどを標準機能として備えます。コンタクトセンター向けの電話制御基盤として、IP電話機に限らずビジネスフォンや携帯電話を用いた利用にも対応します。IVRは追加ライセンスや追加費用なしで基本機能に含まれます。

ライセンスは外線・シート・管理者の3種で、それぞれ5,000円/ユニットの体系です。必要数に応じて1か月ごとに変更でき、繁忙期・閑散期に応じた席数調整に対応します。運用中のカスタマイズ費用が基本無料で、専任エンジニアが設定変更・カスタマイズを担当する人的サポートを定額に含む提供形態を採っています。

料金は初期費用300,000円からで、外線10ch・シート20席・管理4席の構成で月額17万円が公式の比較例です。Salesforceを含む16種類のSFA/CRMと追加費用なしで連携でき、32,000席・1,825テナント(2025年6月時点)の導入実績があります。

14. MiiTel Phone(株式会社RevComm)

MiiTel Phoneの公式サイト

株式会社RevCommが提供する、AIによる通話解析機能を備えたクラウド型IP電話サービスです。インサイドセールスや電話営業、カスタマーサポートでの通話をAIが自動で録音・文字起こし・解析し、応対品質を可視化することを中核に据えています。IVR(自動音声ガイダンス)はその多数の機能のうちの一つという位置づけです。

IVRでは入電時に音声ガイダンスで自動応答し、選択番号に応じて部署・担当者へ振り分けます。これに加えて、全文文字起こし・トーク解析・感情認識・キーワード認識・生成AIによる議事録生成などを標準搭載し、通話内容の定量的な可視化までを単一サービスで完結できる点が、番号操作型の単機能IVRとは異なる設計です。Salesforce・HubSpot・kintoneなど複数のCRM/SFAと連携します。

料金は初期費用0円、1IDあたり月額5,980円(税抜)が二次情報での目安ですが、公式サイトに料金明示が見当たらないため、最新の金額は要お問い合わせとなります。通話料は別途従量課金です。

15. SUBLINE(株式会社インターパーク)

SUBLINEの公式サイト

スマートフォンに専用アプリを入れるだけで、私用番号とは別に仕事用の050番号を持てるビジネスフォンアプリです。株式会社インターパークが提供し、複数人への同時転送、留守電・通話録音、クラウド電話帳、WEB管理画面などのビジネスフォン機能を備えます。IVRはこの050番号アプリのオプション機能として、ビズプラン(ベーシック以上)の加入者向けに提供されます。

IVRオプションでは、自動応答メッセージ(音声ファイルまたはテキスト読み上げ)、最大9つの転送先を設定できる多段フロー、期間・時間帯・曜日別の営業時間分岐、SMS返信、留守録などを、ビジュアルなフロー設定で構成できます。番号アプリとIVRを月額の低コストで一体運用したい小〜中規模向けに整理できる構成です。

料金は番号取得料330円(1番号、取得時のみ)に、月額基本料がビズベーシック550円・ビズスタンダード2,200円など(いずれも税込)で、別途1番号につき550円の番号利用料がかかります。IVRオプションは月額2,640円(税込)で、パーソナルプランでは利用できません。7日間の無料トライアルがあります。

16. Zendesk(Zendesk Talk / IVR)(Zendesk, Inc.)

Zendeskの公式サイト

メール・チャット・電話・SNSなど複数チャネルの問い合わせを一元管理する統合型カスタマーサービスプラットフォームです。米国Zendesk, Inc.が開発し、日本では株式会社Zendeskが国内サポートを担います。電話チャネル機能の「Zendesk Talk」に含まれるIVR・着信ルーティングが本項の対象で、Talkはチケット管理(Support)と統合された状態で運用できます。

IVRでは、ボイスメッセージ作成・IVRメニュー作成・回線への適用という3段階で多階層メニューを設計できます。これに加え、問い合わせの意図・感情・言語に基づいて担当者へ振り分けるAIルーティングや、待ち呼超過時に折り返しを受け付けるコールバック機能を備えます。メールやチャットと統合した状態でIVRを運用できる点が、IVR単体ツールとの構造的な違いです。

Talkは単体販売されず、Suite Team(年払いで1エージェント月額55米ドル)などのZendesk Suite契約に加えて、電話番号料金(月額1米ドル)と通話分の従量課金が発生します。14日間の無料トライアルがあり、日本の電話番号の利用可否・料金は公式での要確認事項です。

音声認識・AI型IVR(ボイスボット)の主なサービス

発話内容をAIが認識し、対話形式で対応するサービスです。選択肢の多い窓口や、聞き取りを伴う問い合わせの自動化、応対データの活用を重視する場合に適しています。

1. DHK CANVAS(株式会社電話放送局)

DHK CANVAS の公式サイト

DHK CANVAS は、IVRシステムのクラウドサービスを主力とする株式会社電話放送局が提供する、電話業務向けのノーコードAIエージェントです。入電した用件を自動で判断し、FAQはAI、定型業務はシナリオ、複雑な対応は生成AI、クレーム等はオペレーターへと役割分担で振り分けます。

GUI上のドラッグ&ドロップでコールフローを構築・編集でき、音声認識・プッシュ操作・SMS送信・API連携を備えます。通話時間でなく1コール単位で課金する件課金方式を採用しており、長時間のAI対話でも費用が膨らみにくい料金構造です。初期費用・月額費用は要問い合わせとなっています。

提供元の電話放送局は約7,000回線の通信基盤を自社運用し、デロイト トーマツ ミック経済研究所「マーテック市場の現状と展望2025年度版クラウド型CRM市場編(第9版)」のIVRシステム市場 主要ベンダーシェアで1位にリストアップされています(2025年11月17日発表、電話放送局のIVR事業としての実績)。専任のカスタマーサクセスチームが、契約期間中はコールフロー構築・編集を無償で代行します。

2. IVRy(株式会社IVRy)

IVRy の公式サイト

固定電話番号での電話自動応答に、AI音声対話と音声認識を組み合わせた対話型音声AIサービスがIVRyです。株式会社IVRyが提供し、電話の一次対応・着信振り分け・用件録音・文字起こし・要約・外部通知連携を自動化します。2025年12月の改定で、AI音声対話と音声認識Q&Aが全プランに標準搭載されました。

料金は初期費用0円・月額3,980円(税抜)のスターターから始められ、月30着電まで無料のフリープランも用意されています。基本料金とは別に電話番号維持費や通話料等の従量料金が発生します。Slack・LINE・Teams・メールへの着信通知に対応します。

累計アカウント数は2025年12月時点で50,000件を突破し、全国47都道府県・96業界以上で利用されています。デロイト トーマツ ミック経済研究所「自動対話システム市場の現状と展望 2026年版(2024年度実績)」では、自動対話システムの顧客企業数でNO.1と表示されています。ISO/IEC 27001(ISMS)を本体で取得しています。

3. PKSHA VoiceAgent(株式会社PKSHA Technology)

PKSHA VoiceAgent の公式サイト

コールセンターの電話対応をAIで自動化するボイスボット/AI-IVRが、PKSHA VoiceAgent です。東証プライム上場の株式会社PKSHA Technologyが提供し、旧称「PKSHA Voicebot」から2025年8月に改称されました。氏名・住所・電話番号・日時などコールセンターで頻繁に聞き取る項目に特化した日本語音声認識の補正技術を備えます。

料金は入電を自動振り分けする「AI-IVRプラン」と定型業務を完全自動化する「自動応答プラン」の2プラン構成で、価格は要問い合わせです。生成AIを活用したマルチターンヒアリングで複数回の聞き取りから用件を明確化し、Avaya・BIZTEL・CT-e1/SaaS・GENESYS などのPBX/CTIと連携します。

富士キメラ総研「2026 生成AI/AIエージェントで飛躍するAI市場総調査 市場編」のボイスボット部門で、シェアNo.1(24.7%、2024年度実績)にリストアップされています。2026年3月には、みずほ銀行のコンタクトセンターで生成AIによるマルチターンヒアリングの運用が始まるなど、金融機関を含む大手の導入実績があります。

4. LINE WORKS AiCall(LINE WORKS株式会社)

LINE WORKS AiCall の公式サイト

顧客が自由に発話した内容をAIが音声認識して用件を把握するボイスボットが、LINE WORKS AiCall です。LINE WORKS株式会社が提供し、音声認識・音声合成・会話制御の技術基盤にLINEのAI技術を用いています。AIで完結できる問い合わせと有人対応が必要な問い合わせを自動で振り分け、転送時にはやり取りの内容を引き継いだ上でオペレーターへ接続します。

既存の0120番号やPBXを変えずに、AiCallを前段に配置して運用できる点が特徴です。各社の業務課題に合わせてAIを構築するフルカスタム型の本体に加え、一次対応特化のパッケージ型「VOICEIVR」を用意しており、VOICEIVRは構築費用500万円〜・月額50万円〜(問い合わせ量や電話環境により変動)の料金が公式に提示されています。

大規模コンタクトセンターでの運用実績があり、ヤマト運輸の宅急便集荷依頼受付では月100万件の対応とAI完了率80%を実現したと公式が訴求しています。同社の公式導入事例によると、クレディセゾンではオペレーター着信件数を前年比約30%削減、IVR完了率40%増加を実現したとしています。

5. AI Worker VoiceAgent(株式会社AI Shift)

AI Worker VoiceAgent の公式サイト

サイバーエージェントの100%子会社である株式会社AI Shift が提供する、電話応対業務を自動化するボイスボットが AI Worker VoiceAgent です。2016年から「AI Messenger」シリーズとして提供されてきたサービスで、2025年12月15日に現名称へ再編されました。予約・注文受付・問い合わせ対応・サブスクリプション変更などの窓口業務を自動化します。

ユーザーの発話中にAIが割り込んで応答する割り込み発話(バージイン)や、状況に合わせて発話を促す発話誘導機能などの対話制御を備えます。料金は公式で要問い合わせとなっています。金融業界の顧客で実施したABテストでは、ボイスボットの質問後に沈黙していたユーザーに限定して、切断数が75%改善したと公表しています。

「AI Messenger」シリーズとしての導入実績は400社以上です(2025年12月時点)。親会社のサイバーエージェントグループが蓄積したAI技術とUI/UX開発力を基盤とする旨を公式が説明しています。

6. commubo(株式会社ソフトフロントジャパン)

commubo(コミュボ)の公式サイト

commubo(コミュボ)は、業務の電話応対や一斉架電を社員に代わって行うクラウド型のAIボイスボットです。東証グロース上場のソフトフロントホールディングス傘下、株式会社ソフトフロントジャパンが提供し、自社開発の音声認識エンジンで人と連続的・複雑な音声会話を行うことを訴求しています。あふれ呼対策・注文受付・予約受付・督促などのインバウンド/アウトバウンド業務に対応します。

定型業務はシナリオ型で安定運用し、複雑な問い合わせは生成AI(LLM×RAG)型で柔軟対応するハイブリッド運用が特徴です。2025年11月のver.4では、発話からコールリーズンを特定して窓口へ振り分ける次世代IVR機能や、LLM×RAGを活用したナレッジ機能を追加しました。料金は使った分だけを支払う従量課金制で、具体額は要問い合わせです。

公式トップの公表値で導入企業400社以上、業務完了率94.5%、契約継続率98.1%とされています(2026年6月時点、母数・集計期間の定義は非開示)。モノタロウで回答リードタイムを約5割短縮、二幸産業で工数を約40%軽減するなど、金融・生保業界を含む導入事例が公表されています。

7. AIコンシェルジュ(株式会社TACT)

AIコンシェルジュの公式サイト

電話窓口の定型的な問い合わせを自動化するボイスボットが、株式会社TACT の AIコンシェルジュです。音声認識・音声合成技術を用い、AIが電話を受けてフロー分岐・本人認証・FAQ回答・オペレーター転送・SMS/Eメール送信などで対応します。再配達受付や督促などのアウトバウンド発信にも対応します。

運営会社のTACTはU-NEXT HOLDINGSの100%子会社で、グループのコールセンター運営・人材派遣事業の知見を背景に、AI自動応答と有人オペレーションを組み合わせた運用提案を行います。月額費用には、毎月のカスタマーサクセスチームによる稼働レポーティング・改善提案・チューニングが追加費用なしで含まれると公式が記載しています。料金は初期費用・月額とも要問い合わせです。

プライバシーマーク・ISO/IEC 27001・ISO/IEC 27017(クラウドセキュリティ)を本体で取得しています。導入事例では、ニッセンで返品受付の70%以上を自動化、プレミアムウォーターで月3,000件以上の再配達受付に対応しています。リコーリースのBtoBコールセンターでは、受電業務のうち8つの問い合わせの自動対応を2025年2月より本格稼働しています。

自前構築型IVR(CPaaS)の主なサービス

通信機能をAPIで提供する基盤を使い、自社で応答フローを構築できるサービスです。基幹システムと密に連携した独自のフローを作りたい場合や、大規模に作り込みたい場合に適しています。

1. Amazon Connect(Amazon Web Services, Inc.)

Amazon Connectの公式サイト

Amazon Web Services が提供するクラウドコンタクトセンター基盤が、Amazon Connect です。完成品のIVRが用意されているのではなく、利用側がAWSのコンソール上でIVRフローや着信ルーティングを自前で構築・運用する形態をとります。Amazon社内のコンタクトセンター技術を外販化したもので、2017年3月に一般提供を開始しました。

IVRはフローデザイナー上のドラッグ&ドロップで設計し、発話で分岐する会話型IVRはAmazon Lex、動的応答・本人確認はAWS Lambdaを連携して実装します。初期費用・月額固定費・最低利用料金がなく、音声サービス利用料は$0.038/音声分(標準テレフォニー料金が別途)の完全従量課金で、電話番号保持料・通話料やLex利用料が別建てで加算されます。

パッケージ型IVRのように申し込めばすぐ使えるものではなく、フロー設計・Lambda実装・運用に社内のAWS技術知見、またはNTT東日本やクラスメソッドなどAWSパートナーへの委託が前提となります。導入事例では、リクルートが旧クラウドPBX比でシステムコストを最低3〜5割削減(試算)、オールコネクトがスモールスタートから1,200席規模へ拡大したと公式が記載しています。

2. Twilio(Twilio Inc.)

Twilioの公式サイト

電話の発着信・SMS・メールなどの通信機能をWeb APIやノーコードツールでアプリケーションに組み込めるCPaaSが、Twilio Inc.(米国、2008年設立)のTwilioです。IVRは、音声API(Programmable Voice)とフロー構築ツール(Twilio Studio)などの製品を組み合わせて利用側が構築するユースケースの一つに位置づけられています。

IVRフローはノーコードのTwilio Studioでも、TwiMLでコードベースにも定義でき、Dialogflow CX等と連携した会話型IVRも構築できます。料金は従量課金で初期・基本料金がなく、日本向けは着信がローカル番号$0.0100/分+番号レンタル$4.75/月、発信が国内固定$0.0746/分(USD建て)、Twilio Studioは月1,000実行まで無料です。

電話番号の購入・割り当てとフロー設計を利用側で行う前提で、申し込めばすぐ使えるSaaS型IVRとは形態が異なります。日本での提供は、旧リセラーのKDDIウェブコミュニケーションズが2023年5月で終了し、現在はTwilioとの直接契約か2023年10月開始のソフトバンク経由です。ソフトバンク経由では日本語による24時間365日の保守・運用サポートが案内されています。

IVRの導入事例・活用シーン

ここでは、IVRがどのような場面で活用されているかを業種別に整理します。電話対応の負担が大きい窓口ほど、自動化による効果が表れやすい傾向があります。

EC・通販・小売では、注文受付や配送状況の確認、返品・交換の問い合わせをIVRで振り分け、繁忙期のあふれ呼を抑える使い方が広がっています。定型的な問い合わせを自動応答に任せることで、オペレーターは個別対応に集中できます。

医療機関・クリニック・飲食店・宿泊などの予約受付では、診療時間外や営業時間外の予約・変更をIVRで受け付け、電話に出られない時間帯の取りこぼしを防ぐ活用が見られます。発話で予約を完結できるAI型を使えば、番号操作に不慣れな利用者にも対応しやすくなります。

金融・保険・不動産・自治体などの問い合わせ窓口では、用件別の振り分けや本人確認、よくある質問への自動回答にIVRが使われています。問い合わせの幅が広い窓口では、ビジュアルIVRで自己解決を促し、有人対応への着信を減らす運用も取り入れられています。

まとめ

本記事では、IVR(電話自動音声応答システム)について、仕組みや導入のメリット、費用相場、選び方を解説し、主要な25サービスをタイプ別に比較・紹介しました。応答方式によってプッシュ操作型・音声認識AI型・ビジュアルIVRに分かれ、それぞれ向いている用途が異なります。

サービス選定でまず重要なのは、自社の電話業務で自動化したい用件と利用規模を明確にし、その用途に強いタイプから絞り込むことです。あわせて、既存の電話番号・PBX・CRMとの連携や、料金体系・導入期間が自社に見合うかを確認することで、運用開始後の手戻りを防げます。

MCB FinTechカタログでは、これらのIVRサービスの詳細な資料を無料で請求できます。ぜひ各社の資料をご覧になって、自社の電話業務に最適なサービスの比較検討を進めてください。

IVRに関するよくある質問(FAQ)

Q. IVRとは何ですか?

A. IVR(電話自動音声応答システム)とは、かかってきた電話に対し、あらかじめ設定した音声ガイダンスで自動応答し、用件ごとに対応を振り分けたり自動で処理したりする仕組みです。「ご予約は1番、お問い合わせは2番」のように番号操作で案内する従来型に加え、近年は発話を認識して対話するAI型も含まれます。電話の取りこぼし削減や一次対応の自動化、営業時間外対応などに使われます。

Q. IVRとボイスボット(AI電話)の違いは何ですか?

A. IVR(従来型)はダイヤルボタンの番号操作で対応を分岐させるのに対し、ボイスボット(AI電話)は発話内容を音声認識して、人と話すような自然な会話で用件を判別・対応できる点が違います。

用件が明確で選択肢が少ない受付なら従来型IVRで十分なことが多く、問い合わせの幅が広い窓口や聞き取りを伴う対応にはボイスボットが向きます。広い意味のIVRにはAI型も含まれ、多くのサービスは両方の方式に対応しているため、窓口で扱う問い合わせの性質に応じて使い分けるのが現実的です。

Q. IVRとPBX(電話交換機)の違いは何ですか?

A. PBXは社内外の電話を発着信・転送する電話交換機システム全体を指すのに対し、IVRはそのうち「自動音声応答で着信を振り分ける機能」を担う仕組みで、IVRがPBXの一機能として提供されることもあります。

クラウド型IVRの多くは、既存のPBXやビジネスフォンと併用したり、転送で連携したりして導入できます。電話の発着信基盤そのものを置き換えたいのか、既存の電話環境に自動応答だけを追加したいのかで、選ぶサービスや構成が変わります。

Q. IVRの費用相場と料金体系はどうなっていますか?無料で使えますか?

A. IVRの費用は「初期費用」「月額費用」「従量課金」で構成され、クラウド型なら初期費用0円〜数万円、月額は小規模向けの数千円からコールセンター向けの数万円以上までが目安です。着信件数が読みにくい立ち上げ期や小規模利用では従量課金型が無駄を抑えやすく、件数が多く安定している場合は月額固定型が総額を見込みやすい傾向があります。

無料で使えるサービスもありますが、機能無制限で永年使える完全無料のビジネス向けIVRはほとんどなく、無料枠は着信数・同時接続数・録音や外部連携などに制限があるのが一般的です。通話料や電話番号の維持費が別途かかる場合もあるため、これらを含めた総額で比較することをおすすめします。

Q. IVRの導入で既存の電話番号はそのまま引き継げますか?

A. 多くのクラウド型IVRは、すでに利用している電話番号からの転送に対応しており、既存番号を活かしたまま自動応答を導入できます。ただし、番号をIVR側で新たに発番する方式のサービスもあります。

既存番号をそのまま使いたい場合は、転送方式に対応しているか、運用に支障がないかを事前に確認します。乗り換えの手戻りを避けるうえで重要な確認点になるため、PBXやビジネスフォンを併用している場合は、その構成に対応できるかもあわせて見ておきます。

Q. IVRは多言語対応できますか?

A. 多くのIVRは、英語や中国語などの多言語ガイダンスに対応しており、言語ごとに音声案内を切り替えて海外顧客や外国人利用者への対応を自動化できます。対応言語の数や、音声認識・AI型で多言語の発話を判別できるかはサービスによって差があります。

インバウンド需要や外国人スタッフ・利用者が多い窓口では、必要な言語をカバーしているか、ガイダンスの追加・編集が自社で行えるかを確認しておくと、運用後の調整がしやすくなります。

Q. IVRは小規模(数回線)の事業者でも導入できますか?

A. IVRは小規模事業者でも導入できます。初期費用0円・月額数千円から、あるいは利用量に応じた従量課金で始められる低コストなクラウド型サービスがあり、店舗やスタートアップ、個人事業主でも数回線規模で受付の自動化が可能です。

小規模利用では、設定がシンプルで短期間に始められ、着信件数が読みにくい段階でも無駄が出にくい従量課金型が向くケースが多くあります。自社の着信件数と回線数に見合った規模のサービスを選ぶことで、過不足のない導入につながります。

Q. IVRの導入から運用開始までどのくらいかかりますか?

A. 設定がシンプルなクラウド型IVRなら、申し込みから数日程度で運用を開始できるサービスもありますが、既存番号の移行や外部システム連携、コールセンター向けの要件定義を伴う場合は数週間以上かかることもあります。

導入は、申し込み後に電話番号の準備と音声ガイダンス・振り分けルールの設定を行い、テストを経て運用を始める流れが一般的です。いつまでに運用を始めたいかを基準に、設定のしやすさや連携の有無を踏まえて導入のスピードを確認しておくとよいでしょう。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
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