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ID管理システム比較・おすすめ決定版|選び方と導入メリットを徹底解説

ID管理システム比較

SaaSの普及により、企業のID管理(Identity Management)は複雑化し、運用が限界に近づいています。

「入退社のアカウント発行・削除が追いつかない」「退職者IDが残る」「利用サービスを把握できない」

といった課題は、業務効率の低下だけでなく、情報漏洩などのセキュリティリスクや不要なライセンス費用の発生にも直結します。

そこで本記事では、金融機関レベルの厳格な要件も踏まえつつ、ID管理システムの基礎知識、選定ポイント、タイプ別のおすすめツールを解説します。

機能比較に留まらず、情シス担当者が自社に合う解を見つけ、導入を成功させるための実務的な指針をまとめます。

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本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

ID管理システムとは? 種類と役割を整理

一口に「ID管理」と言っても、現在市場には主に3つの異なるアプローチの製品が混在しており、これが選定を難しくしています。まずは用語を正しく理解しましょう。

ID管理システム(統合ID管理)

従来型の「統合ID管理」は、社内の人事システム(源泉データ)と連携し、Active Directory(AD)やメールサーバー、ファイルサーバーなどのオンプレミスシステムを中心としたIDライフサイクルを管理するものです。

  • 主な対象:オンプレミス環境、大規模組織、複雑な人事要件を持つ企業。
  • 特徴:柔軟なカスタマイズが可能だが、構築コストが高くなりがち。

IDaaS(Identity as a Service)

「IDaaS」は、クラウド上でID管理と認証機能を提供するSaaS型のサービスです。シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)による「認証・アクセスの強化」に強みを持ちます。

  • 主な対象:クラウドサービス(SaaS)利用が中心の企業、ゼロトラストセキュリティを目指す企業。
  • 特徴:導入が容易で、セキュリティ機能が標準装備されている。
  • 代表例:Okta, Microsoft Entra ID (旧Azure AD), GMOトラスト・ログイン

SaaS管理ツール(SaaS Management Platform)

近年急速に普及しているのが「SaaS管理ツール」です。これは認証(SSO)よりも、「誰がどのSaaSを契約しているか」「いくら払っているか」「退職者のアカウントが残っていないか」という資産管理(ITAM)とアカウントの棚卸しに特化しています。

  • 主な対象:部門ごとのSaaS導入が進み、シャドーITに悩む企業。
  • 特徴:シャドーITの検知、コスト削減、入退社時のアカウント発行・削除の自動化。
  • 代表例:ジョーシス, Bundle, マネーフォワード Admina

3つの違いと使い分けの基準

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IDaaSSaaS管理統合ID管理
主な目的認証・セキュリティ資産管理・効率化ID連携・同期
強みSSO、多要素認証、アクセス制御アカウント棚卸し、コスト可視化、シャドーIT検知人事DB連携、オンプレ/クラウド両対応、複雑な階層管理
向いている企業セキュリティ強化が最優先、SaaS利用が多いSaaSの数が多く管理不能、コストを削減したい大規模企業、オンプレミス環境が残る企業

なぜ今、ID管理システムが必要なのか? 3つの導入メリット

Excelや手作業でのID管理には限界があります。システム導入がもたらす具体的なビジネスインパクトを解説します。

【セキュリティ】退職者IDの「幽霊化」と不正アクセス防止

最も深刻なリスクは、退職者のアカウントが削除されずに残存する「ゴーストID(幽霊ID)」です。悪意ある第三者や退職者本人による不正アクセスの温床となり、情報漏洩事故の原因となります。

ID管理システムを導入すれば、人事マスタと連携して退職日時に合わせて自動的に全システムのアカウントを停止・削除(デプロビジョニング)できます。これにより、「消し忘れ」のリスクをゼロにします。

【業務効率化】入退社・異動時の「プロビジョニング」自動化

従業員数100名の企業でSaaSを20個利用している場合、1人の入社につき約20回のID作成作業が発生します。毎月5名入社すれば100回、退職も含めればその倍以上の作業工数です。

プロビジョニング機能を持つツールを使えば、1箇所でIDを作成するだけで、連携する全てのSaaS(Slack, Zoom, Salesforceなど)のアカウントが自動生成されます。情報システムの作業時間は数時間から数分へと劇的に短縮されます。

【ガバナンス】内部統制・監査対応とコスト削減

IPO準備企業や上場企業では、J-SOX対応などで「誰がいつシステムを利用したか」「適切な権限が付与されているか」の監査証跡が求められます。

ID管理システムは、全システムの利用ログや権限変更履歴を一元的に記録・保管します。また、SaaS管理ツールであれば、「使われていない有料アカウント」を検知し、解約を促すことでITコストの適正化(削減)にも貢献します。

失敗しないID管理システムの選び方|5つの比較軸

多数のツールから自社にベストな1つを選ぶための、プロ視点の評価基準です。

1. 環境適合性:クラウド専業か、オンプレミス(AD)併用か

  • フルクラウド企業
    • 社内サーバーがなく、PCとSaaSだけで業務が完結する場合、SaaS管理ツールクラウドネイティブなIDaaS(Oktaなど)が最適です。
  • ハイブリッド企業
    • 社内にActive Directory(AD)があり、ファイルサーバーやVPNも使う場合、AD連携機能が必須です。ADの情報をクラウドに同期するのか、クラウドの情報をADに書き戻すのか、データの流れを確認しましょう。

2. 目的の優先度:認証強化(SSO)か、ライフサイクル管理か

  • 「パスワードを何度も入力するのが面倒」「セキュリティを高めたい」なら、SSOとMFAに強いIDaaSを選びます。
  • 「入退社手続きの手間を減らしたい」「ライセンス料を削減したい」なら、プロビジョニングと資産管理に強いSaaS管理ツールを選びます。
  • ※近年は両方の機能を備えたツールも増えていますが、どちらに軸足があるかは製品によって異なります。

3. 連携アプリ数とSCIM対応:自動化の範囲を見極める

「連携アプリ数」は、単にSSOできる数だけでなく、プロビジョニング(アカウント自動作成・削除)に対応しているアプリ数が重要です。

SaaS側がSCIM(System for Cross-domain Identity Management)という標準規格に対応していれば自動連携しやすいですが、日本独自のSaaS(国産会計ソフトなど)は非対応なことも多いため、API連携やRPA機能でカバーしている国産ツールが有利な場合があります。

4. コスト体系:ユーザー課金か、機能課金か

  • ユーザー課金
    • 1ユーザー月額⚫︎⚫︎円。従業員数が多いと高額になるが、小規模なら安い。
  • ID/アプリ数課金
    • 管理するID数やSaaS数に応じた課金。従業員は多いが利用SaaSが少ない場合に有利。
  • 為替リスク
    • 為替リスクによる円安の影響を受ける海外製品か、円建ての国内製品かも予算策定のポイントです。

5. サポートと信頼性:海外製 vs 国産

  • 海外製(Okta, Entra ID)
    • 最先端の機能と圧倒的な連携数。ただしマニュアルが英語ベースだったり、サポートの時差があったりする場合も。
  • 国産(HENNGE, トラスト・ログイン, ジョーシス)
    • 日本の商習慣(組織改編、兼務、派遣社員管理など)に合わせた機能が豊富。サポートも日本語で安心。

【比較表】ID管理システムの機能・料金を徹底比較

ここからは、高品質で実績が豊富なID管理システムを厳選し、それぞれの特徴や強みを比較します。各サービスのタイプ、特徴、連携アプリ数、おすすめの企業規模などを比較表にまとめました。

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CloudGate UNO(クラウドゲートウノ)Login3.0 with AI AgentMultiBaasHENNGE OneGMOトラスト・ログインOkta Workforce IdentityMicrosoft Entra IDジョーシスKeyspiderSoliton ID Manager
提供会社株式会社インターナショナルシステムリサーチ株式会社UPBONDCurvegrid株式会社HENNGE株式会社GMOグローバルサイン株式会社Okta Japan株式会社日本マイクロソフト株式会社ジョーシス株式会社Keyspider株式会社株式会社ソリトンシステムズ
タイプIDaaSIDaaSSaaS管理IDaaSIDaaSIDaaSIDaaSSaaS管理統合ID管理統合ID管理
主な特徴500以上のサービスと連携、多要素認証(MFA)・パスキー対応ID・パスワード、MFAなど認証情報を一元管理、AI Agentによるアカウント運用・管理業務の自動化支援複数SaaSのアカウント情報を一元管理し、利用状況を可視化国産シェアNo.1、メールセキュリティもコスパ最強、国内アプリに強い世界シェアNo.1、最強の認証基盤Microsoft環境との親和性が抜群資産管理+ID自動化、デバイス管理も複雑な人事要件・オンプレ連携に特化運用の自動化を実現し、対応の正確性やスピードを向上し運用コストを削減
連携アプリ数500+要お問い合わせ要お問い合わせ200+8,000+7,000+多数300+多数要お問い合わせ
無料プラン要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
おすすめ企業規模中堅〜大企業中堅〜大企業中堅〜大企業中堅〜大企業中小〜中堅企業中堅〜大企業Microsoft 365利用企業成長中ベンチャー〜中堅大企業官公庁、大企業
詳細情報詳細資料を見る詳細資料を見る詳細資料を見る公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください
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【詳細解説】おすすめID管理システム・IDaaS 10選

各ツールの特徴を、「国産IDaaS」「グローバルスタンダードのIDaaS」「SaaS管理」「ハイブリッド・統合管理」の4カテゴリに分けて詳細に解説します。

タイプA:日本企業に特化した国産IDaaS

1.CloudGate UNO(株式会社インターナショナルシステムリサーチ)

出典元:https://www.cloudgate.jp/

CloudGate UNOは、株式会社インターナショナルシステムリサーチが提供するゼロトラストモデルのシングルサインオン(SSO)サービスです 。一度のログインで500以上のクラウドサービスへ安全にアクセスでき、強固な認証と柔軟なアクセス制限を同時に実現します。

ITreviewのカテゴリーレポートのSSO(シングルサインオン)部門にて、2025 Summer/Fall の2期連続で満足度No.1を獲得しており、70万ユーザー以上の導入実績を誇ります。

  • 500以上のサービスと連携
  • 多要素認証(MFA)・パスキー対応
  • デバイス証明書による端末制限

2.Login3.0 with AI Agent(株式会社UPBOND)

出典元:https://www.upbond.io/login3

「Login3.0」は、企業のIDに関連する課題を解決する個人主権型のログイン基盤です。個人情報提供の同意管理や個人情報管理ルールの策定など、企業の顧客ID管理にかかる様々なコストを低減することに加え、低コスト・短期間でグループ企業間・サービス間の顧客ID統合を可能にします。

  • クラウド型IDaaSとしてSSO(シングルサインオン)を提供
  • ID・パスワード、MFAなど認証情報を一元管理
  • AI Agentによるアカウント運用・管理業務の自動化支援

3. HENNGE One(HENNGE株式会社)

出典元:https://hennge.com/jp/service/one/

HENNGE Oneは、クラウドサービスのID管理と認証を一元化できる国産IDaaSです。シングルサインオンや多要素認証によりセキュリティを強化できるほか、Microsoft 365やGoogle Workspaceなど多数のSaaSとの連携も可能です。アカウント管理の運用負荷を軽減できるとして、中堅〜大企業を中心に導入されています。

項目内容
サービス名HENNGE One
提供会社HENNGE株式会社
主な特徴・シングルサインオンで複数のSaaSへ一括ログイン可能
・多要素認証(MFA)により不正アクセスを防止
・中堅〜大企業を中心に導入実績が豊富
連携アプリ数200+
無料プラン要お問い合わせ
導入実績香川県三豊市役所、住友共同電力株式会社、株式会社OSPホールディングス、東洋テック株式会社 など
おすすめ企業規模中堅〜大企業
サポート体制問い合わせフォーム、HPにヘルプページあり

4. GMOトラスト・ログイン(GMOグローバルサイン株式会社)

出典元:https://trustlogin.com/

GMOトラスト・ログインは、クラウドサービスのID管理と認証を一元化できる国産IDaaSです。シングルサインオンや多要素認証に対応し、SaaSの利用統制や不正アクセス防止を実現します。無料プランがあり、小規模から中堅企業まで導入しやすい点も特徴です。

項目内容
サービス名GMOトラスト・ログイン
提供会社GMOグローバルサイン株式会社
主な特徴・多要素認証に対応し、不正アクセス対策を強化
・無料プランがあり、小規模企業でも導入しやすい
・GMOインターネットグループ提供による信頼性
連携アプリ数8,000+
無料プランあり
導入実績株式会社明光ネットワークジャパン、共立建設株式会社、株式会社ソラシドエア など
おすすめ企業規模中小〜中堅企業
サポート体制電話(平日10時〜18時)、メール、問い合わせフォーム

タイプB:グローバルスタンダードのIDaaS

5. Okta Workforce Identity(Okta Japan株式会社)

出典元:https://www.okta.com/ja-jp/products/workforce-identity/

世界で最も利用されているIDaaSのリーダー的存在です。7,000以上の事前統合済みアプリカタログを持ち、ほぼ全てのSaaSと即座にSSO連携が可能。プロビジョニング機能(Lifecycle Management)も強力で、Active Directoryとのリアルタイム同期も安定しています。

項目内容
サービス名Okta Workforce Identity
提供会社Okta Japan株式会社
主な特徴・圧倒的なアプリ連携数
・非常に高い稼働安定性(SLA 99.99%)
・高機能・高価格、拡張性が高い
連携アプリ数8,000+
無料プラン要お問い合わせ
導入実績要お問い合わせ
おすすめ企業規模中堅〜大企業
サポート体制メール、問い合わせフォーム、HPにヘルプページあり

6. Microsoft Entra ID(日本マイクロソフト株式会社)

出典元:https://www.microsoft.com/ja-jp/security/business/identity-access/microsoft-entra-id

Microsoft製品(Office 365など)を利用している企業であれば、すでにライセンスに含まれていることも多いID基盤です。Windows PCへのログインとSaaSへのSSOを統合できるのが最大の強み。条件付きアクセス(場所やデバイスに応じたアクセス制御)も高機能です。

2023年10月1日より、「Azure Active Directory(Azure AD)」から「Microsoft Entra ID」に名称が変更されました。

項目内容
サービス名Microsoft Entra ID
提供会社日本マイクロソフト株式会社
主な特徴・多要素認証に対応し、不正アクセス対策を強化
・無料プランがあり、小規模企業でも導入しやすい
数千以上のSaaSアプリと標準連携でき、拡張性が高い
連携アプリ数多数
無料プランあり
導入実績BRIDGESTONE、ULPGC、Domino’s Pizza Enterprises Ltd.、ElringKlinger など
おすすめ企業規模Microsoft 365利用企業
サポート体制Microsoft コミュニティ、Q&Aページ、オンライン サポート リクエスト

タイプC:SaaSアカウント管理・コスト削減特化(SaaS管理ツール)

7.MultiBaas(Curvegrid株式会社)

出典元:https://www.curvegrid.com/ja/blockchain-platform

MultiBaas(マルチバース)は、ウェブUIとREST APIを提供し、開発者や顧客がブロックチェーンの予備知識なくして、EVMブロックチェーン上の開発を簡易的かつ低価格にする開発者向けツールです。

オンラインゲーム、金融サービス、文書管理システム、電子署名、スプレッドシートプラグインなどのソリューションもSaaSモデルで提供します。

  • 複数SaaSのアカウント情報を一元管理し、利用状況を可視化
  • 従業員ごとのSaaS利用棚卸しによりシャドーIT対策が可能
  • 中堅〜大企業のSaaS管理・ガバナンス強化に適した設計

8. ジョーシス(ジョーシス株式会社)

出典元:https://www.josys.com/jp

SaaSのアカウント管理だけでなく、PCやスマホといったハードウェアの購入・キッティング・台帳管理まで一元化できるのが最大の特徴。入社時のPC手配からアカウント発行までをワンストップで処理できます。急成長中のベンチャーや、総務と情シスの業務が重複している企業などに向いています。

項目内容
サービス名ジョーシス
提供会社ジョーシス株式会社
主な特徴・SaaSアカウント・デバイス管理を一元化
シャドーITの検知によるセキュリティ強化
・情シス人材不足の企業向けに運用代行も提供
連携アプリ数300+
無料プランあり
導入実績株式会社エイチ・アイ・エス、株式会社Sales Marker、株式会社hacomono、アンカー・ジャパン株式会社 など
おすすめ企業規模成長中ベンチャー〜中堅
サポート体制HPにヘルプページあり

タイプD:ハイブリッド・複雑な組織階層に対応(統合ID管理)

9. Keyspider(Keyspider株式会社)

出典元:https://keyspider.co.jp/

Keyspiderは、企業向けのID管理・アクセス制御を一元化できる統合認証基盤です。Active Directoryや各種業務システムと連携し、ユーザーIDの登録・変更・削除を自動化できます。人事異動や入退社に伴う権限管理を効率化し、内部不正や設定漏れを防止。オンプレミス中心の環境にも対応できる点が特徴です。

項目内容
サービス名Keyspider
提供会社Keyspider株式会社
主な特徴・AD、LDAP、CSV、主要SaaSなど、新旧入り混じった環境を一元管理可能
・歴史ある大企業や組織改編が頻繁な企業に最適
連携アプリ数多数
無料プラン要お問い合わせ
導入実績要お問い合わせ
おすすめ企業規模大企業
サポート体制問い合わせフォーム

10. Soliton ID Manager(株式会社ソリトンシステムズ)

出典元:https://www.soliton.co.jp/products/id_manager/

社内システムやクラウドサービスのID・権限管理を一元化できる統合ID管理ソリューションです。人事情報と連携し、入退社や異動に伴うアカウント発行・削除を自動化。オンプレミス環境にも対応し、内部統制強化と運用負荷軽減を実現します。長年、国内の官公庁や大企業で利用されてきた実績も強みです。

項目内容
サービス名Soliton ID Manager
提供会社株式会社ソリトンシステムズ
主な特徴・社内システム・クラウドを含むID/権限管理を一元化
・承認ワークフローによる権限付与・変更の統制強化
・大企業・官公庁での導入実績が豊富
連携アプリ数要お問い合わせ
無料プラン要お問い合わせ
導入実績西松建設株式会社、日本コープ共済生活協同組合連合会 など
おすすめ企業規模官公庁、大企業
サポート体制問い合わせフォーム

ID管理システム導入の失敗事例と対策

ツールを入れたからといって、すぐに問題が解決するわけではありません。よくある失敗パターンを知り、対策を打ちましょう。

失敗1:「全部入り」を目指して頓挫する

全てのシステム(オンプレミスのレガシーシステム含む)を一度に連携しようとすると、要件定義が複雑化し、プロジェクトが長期化・頓挫します。

  • 対策:スモールスタートを徹底する。まずは「クラウドサービス(SaaS)」と「主要な従業員」のみを対象に導入し、徐々に範囲を広げる。

失敗2:現場の運用フローと噛み合わない

「システム上でIDを作ったが、現場では別の申請書が必要だった」「兼務者の権限設定がシステムで表現できなかった」など、実際の業務フローとの乖離が起きるケースです。

  • 対策:ツール選定前に、現状の「ID発行申請〜承認〜作成〜通知」のフローを可視化(棚卸し)する。日本特有の兼務や組織変更に対応できるツールか(KeyspiderやHENNGEなど)を確認する。

失敗3:導入後の「名寄せ」作業が地獄

既存のSaaSアカウント(例: y.tanaka@example.com)と、ID管理システム上のID(例: tanaka-y@example.com)が一致せず、連携エラーが多発することがあります。

  • 対策:導入前に、各SaaSに登録されているメールアドレスやユーザー名の命名規則を統一しておく。または、名寄せ機能(マッピング機能)が強力なツールを選ぶ。

導入までの5ステップと社内稟議の通し方

情シス担当者が主導してプロジェクトを進めるためのロードマップです。

Step1: 現状把握(資産の棚卸し)

社内で利用している全てのSaaS、システムを洗い出します。無料プランで勝手に使われているツール(シャドーIT)がないかも含め、アンケート等で調査します。

Step2: 要件定義と優先順位付け

「認証強化(SSO)が先か」「管理工数削減(プロビジョニング)が先か」を決めます。全てのアプリを連携させる必要はありません。優先度の高いTop10アプリを決めましょう。

Step3: ツール選定・PoC(概念実証)

3〜4社に絞り、トライアル環境(PoC)を利用します。実際に管理画面を触り、「設定の難易度」「動作速度」「サポートのレスポンス」を確認します。

Step4: 稟議・予算確保

経営層や上長への説得材料を用意します。

  • セキュリティ訴求
    • 「退職者IDの放置が⚫︎件あり、情報漏洩リスクがある」
  • コスト訴求
    • 「不要なSaaSライセンスを解約することで、月額⚫︎万円の削減が見込める」「入退社作業工数が月間⚫︎時間削減できる(=人件費⚫︎万円相当)」
      定量的なROI(投資対効果)を提示するのがポイントです。

Step5: 導入・展開・マニュアル作成

まずは情シス部内だけで運用を開始し、次に特定の部署、最後に全社展開と段階を踏みます。ユーザー向けのマニュアル(ログイン方法の変更点など)を整備し、問い合わせに備えます。

よくある質問(FAQ)

Q. 中小企業ですが、ID管理システムは必要ですか?

A. はい、必要です。従業員数が少なくてもSaaS利用数が多ければ、セキュリティリスクと管理の手間は発生します。GMOトラスト・ログインのような無料〜安価なプランがある製品から始めるのがおすすめです。

Q. Active Directory(AD)があればIDaaSは不要ですか?

A. いいえ、ADは社内ネットワーク(オンプレミス)の管理には適していますが、クラウドサービス(SaaS)へのSSOや詳細なアクセス制御には不向きです。現代の環境では、ADとIDaaSを連携させて使う構成(ハイブリッド構成)が一般的です。

Q. 導入にはどのくらいの期間がかかりますか?

A. クラウド型のIDaaSやSaaS管理ツールであれば、契約から数日〜2週間程度で基本設定は完了します。ただし、全社展開や全アプリ連携まで含めると、1〜3ヶ月程度見ておくのが無難です。

Q. 「プロビジョニング」とは何ですか?

A. ID管理システム上でユーザーを作成・変更・削除した際に、連携しているSaaS側のアカウントも自動的に作成・変更・削除される機能のことです。これにより、SaaSごとの管理画面を開く必要がなくなります。

まとめ:自社のフェーズに合ったツールを選定しよう

ID管理システムの導入は、情シスの業務負荷を劇的に下げると同時に、企業全体のセキュリティレベルを底上げする重要な投資です。
選定のポイントを振り返ります。

  1. 目的を明確にする
    • セキュリティ(認証)重視ならIDaaS、管理・コスト削減重視ならSaaS管理ツール
  2. 環境に合わせる
    • クラウド中心ならOkta/ジョーシス、オンプレミス・複雑組織ならKeyspider/HENNGE
  3. スモールスタート
    • 最初から完璧を目指さず、主要なSaaSから連携を始める。

まずは、気になったツールの資料を取り寄せ、自社の要件に合うか詳細を確認することから始めましょう。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修者は記事の内容について監修しています。

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