「クリニック向けPOSレジ(システム) を比較したい」
「受付業務を効率化できるツールとしてPOSレジを検討したい」
「でも種類が多すぎて、どのPOSレジがいいのかわからない」
クリニック向けのPOSレジは保険診療と自費診療の会計、キャッシュレス対応、現金管理の効率化など、クリニック特有の業務を効率化する有益なツールです。
しかし、どのサービスが自院に適しているのかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか
近年ではクリニックの会計業務に合わせたPOSレジや自動精算機も多様化しており、中小規模クリニックでも利用しやすい「Clinic KIOSK for Desktop」、外来患者数が多く受付・会計業務が逼迫しているクリニックにおすすめの「Clinic KIOSK」、薬局に特化したセルフレジ「PharmaCube」など、さまざまな選択肢から比較検討できるようになりました。
こうした状況を踏まえ、本記事ではクリニック向けPOSレジの基本機能や比較時の確認ポイントを整理し、自院に合ったシステムを選ぶための材料をまとめています。
受付業務の効率化やミス防止につなげたい方の、参考になれば幸いです。
すぐに比較表を見たい方は、「クリニック向け・薬局向けPOSレジおすすめ5選」からご覧ください。
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目次
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サービス掲載を相談するクリニック向けPOSレジ(POSシステム)とは
クリニック向けPOSレジとは、医療機関の会計フロー全体をスムーズにし、受付から会計完了までの待ち時間や事務作業を減らすために特化したシステムのことです。
医療機関での会計は、「診療内容ごとに金額が変わる」「保険と自費が混ざる」「再来・初診がある」など確認する項目が多く、一般的なPOSレジの標準機能では対応しきれません。
クリニック向けPOSは、こうした会計情報を整理し、入力の負担やミスのリスクを抑えられるように設計されています。
一般的なPOSレジとの違い
一般的なPOSは商品登録・販売・売上管理といった機能が中心ですが、クリニック向けPOSでは下記のような区分にも対応可能です。
医療機関専用のPOSはレジは、医療事務の業務に組み込まれた運用ツールとして機能します。
クリニック向けPOSレジで解決できる会計業務の課題
クリニック向けPOSレジを利用すれば、日常業務で発生しやすい以下の課題を段階的に解消できます。
会計処理を自動化し、窓口業務の精度とスピードを底上げしたい医療機関にとって、クリニック向けPOSレジは心強い支えになってくれます。
未収金管理の煩雑さ
クリニック向けPOSは、未収金の金額・発生日・入金状況を一覧化でき、管理の抜け漏れを防げます。
未収金は保険証の確認遅れや負担割合の変更、診療後に追加された自費項目など、会計確定のタイミングがずれる場面で発生しがちです。
POSで会計履歴と未収情報を一元化すれば、対象患者の状況をすぐに確認でき、スタッフ間の共有もスムーズになります。
待ち時間の長さ
診療情報の取り込みや金額確定の流れの自動化によって、会計処理にかかる時間を短縮できます。
従来の会計では診療内容の確認、負担割合の計算、自費項目の追加などを担当者が一つずつ手作業で行う必要があり、混雑時とくに処理が滞りやすい状況が発生していました。
クリニック向けPOSレジでは、これらの工程が画面上で自動的に整理されるため、会計開始までの準備がスムーズになり、受付の待ち時間を減らしやすくなります。
会計業務の属人化
会計業務が特定の担当者に依存しにくくなり、誰でも同じ品質で対応できる体制を整えやすくなります。
クリニック向けPOSシステムでは医療会計に必要な操作やチェック項目が画面上に整理されており、案内に沿って進めるだけで処理が可能です。
診療内容の確認や自費項目の追加、負担割合のチェックなど、経験に左右されがちな作業もUIの誘導で統一されるため、担当者が変わっても同じ流れで対応できます。
現金管理の負担とミス
現金授受や金額入力の手間が減り、レジ締めや差額チェックにかかる負担を大きく抑えられます。
多くのクリニック向けPOSシステムは自動釣銭機と連携しており(追加オプションで実装するサービスもあり)、お釣り計算や金額確認といった現金特有の作業を自動化可能です。
入力ミスや差額の発生を防止できるだけでなく、入金状況や金種ごとの記録がPOS上で一元管理されるため、レジ締めの時間が短縮されます。
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クリニック向けPOSシステムの基本機能
クリニック向けPOSシステムには、医療会計に必要な処理を正確かつスムーズに行うための機能が標準で備わっています。
クリニック特有の会計フローにそのまま対応できる構成で、導入後すぐに日常業務へ取り入れやすいのも利点です。
電子カルテ・レセコンとの連携
電子カルテやレセコンで確定した診療情報を取り込み、会計データへ反映できます。
診療行為の点数や負担割合はレセコン側で確定するため、POSと連携しておけば手入力がほとんど発生しません。
計算作業の負担が下がり、確認漏れも起こりにくくなります。診療内容が自動で会計画面に反映されるため、金額確定までの流れがスムーズに進み、会計処理の精度も保てます。
保険診療・自費診療の会計処理
保険診療の点数計算と自費項目の追加を同じ画面で扱えるため、会計金額を正確にまとめられます。
医療会計では保険の負担割合や初再診区分、診療行為の組み合わせに加えて自費分の処理も発生しますが、クリニック向けPOSシステムはこれらを一体で扱える設計なので、別入力する必要がありません。
金額の整合性が自動で取られるため計算の手戻りが起きにくく、患者への説明もスムーズに行えます。
キャッシュレス決済への対応
POSレジはクレジットカードや電子マネー、QRコード決済など複数のキャッシュレス手段を一元的に扱え、会計方法の幅を広げやすい仕組みです。
患者の支払い方法が多様化する中、現金のみでは受付に処理が集中しやすく混雑の原因となります。
キャッシュレス対応によって会計スピードの安定化や釣銭ミスの回避にもつながり、結果として患者の待ち時間を短縮しやすい会計環境が整うでしょう。
自動釣銭機・セミセルフレジ対応
クリニック向けPOSシステムは、自動釣銭機やセミセルフレジと連動して運用できる設計になっており、規模や受付体制に合わせて導入方法を選びやすい点が特徴です。
自動釣銭機は、お釣り計算や金額確認を機械が自動で行うため、現金取扱いが多いクリニックや誤差を極力なくしたい環境に向いています。
セミセルフレジは患者自身が支払い操作を行う仕組みで、受付スタッフの負担を減らしたい、あるいは混雑時間帯の流れを軽くしたいクリニックとの相性が良い機能です。
売上・会計データの集計・レポート
日次・月次の売上や会計データを自動で集計でき、必要な数値をすぐに確認できる環境を整えられます。
医療機関では診療科別や時間帯別、担当医別の売上に加え、保険診療と自費診療の比率など多くの指標を管理する必要がありますが、手作業での集計では確認の手間や入力ミスが発生します。
POSシステムの会計データ自動整理機能を利用すれば、レジ締めや月次レポートの作成がスムーズになり、外部提出資料の準備や経営判断の分析にも役立つでしょう。
クリニック向けPOSレジ選定で確認すべきポイント
クリニック向けPOSレジは、一般的な店舗向けPOSとは異なり、医療会計の流れに合わせた機能や連携が求められます。
導入後に運用面での不一致が起こらないよう、選定時に押さえておくべきポイントの事前確認が必須です。
ここからは、選定時に押さえるべき主要なポイントを順に解説します。
初期費用・月額費用の明確さ
導入前に初期費用・月額料金・追加費用の有無を必ず確認しましょう。
クリニック向けPOSは、レセコン連携や自動釣銭機、キャッシュレス端末など、クリニックごとに必要な構成が異なるため、基本料金だけで判断すると導入後に追加費用が発生することがあります。
費用の範囲が明確に示されているサービスなら導入後のコストを見通しやすく、想定外の出費を防げます。
電子カルテ・レセコンとの連携実績
電子カルテやレセコンとの連携実績は、クリニック向けPOSを選ぶうえで非常に重要な確認項目です。
会計処理に必要な診療内容や点数、負担割合はレセコン側で確定されるため、POSとスムーズに連携できなければ会計データの反映が遅れたり、手入力で補正が必要になったりと、業務が滞る原因になります。
導入前にレセコン・電子カルテとの接続実績を確認し、運用開始後の安定性を確保しましょう。
日常業務で使いやすい操作性
受付スタッフが不自由なく扱える操作性も、POS選定で見落とせない部分です。
医療機関の窓口業務は、診察券の確認や負担割合のチェックなど短時間で複数の処理が並行するため、画面が複雑だったり操作手順が多いPOSでは混雑時の処理が滞りやすくなります。
金額反映から決済までのステップ数やボタン配置の見やすさ、タブレット対応の有無などを考慮して選定すれば、スタッフ全体の処理速度も安定します。
サポート体制・問い合わせ対応時間
サポート体制や問い合わせ対応時間も、前もって必ず確認するべきポイントです。
レセコン連携の不具合や決済端末の通信エラー、自動釣銭機のトラブルなど、医療会計では機器の不調がそのまま業務停止につながるため、診療時間内に迅速に対応できるサポートが不可欠です。
医療向け・薬局向けなど対応領域の適合性
POSレジはそれぞれ得意とする領域が異なるため、自院の業務内容に合ったタイプを選びましょう。
医療向けPOSは内科・整形外科・皮膚科などで想定される会計フローを前提に設計されている一方、薬局向けPOSは調剤レセコンとの連携や薬剤料の管理など調剤業務に最適化されています。
さらに家族まとめての会計や複数科受診の同時会計など、日常的な会計パターンへの対応領域も含めて確認すると、運用時のミスマッチを防ぎやすくなります。
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クリニック向け・薬局向けPOSレジおすすめ5選
医療機関で導入しやすく、機能面でも使いやすいPOSレジを5つピックアップしました。それぞれを比較しやすいよう、下記の表にまとめています。
| 自動精算機Clinic KIOSK | 卓上型自動精算機Clinic KIOSK for Desktop | Clinic POS | PharmaCube | BCPOS | |
|---|---|---|---|---|---|
| サービスロゴ | ![]() | ||||
| 提供会社 | 株式会社APOSTRO | 株式会社APOSTRO | 株式会社APOSTRO | 株式会社APOSTRO | 株式会社ビジコム |
| 初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | POSレジ本体・自動釣銭機・バーコードリーダーセット価格:960,000円〜 |
| 月額料金 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | サブスクプラン:月額5,000円〜/台 (年額54,000円〜/台) |
| 対応領域 | 医療機関向け | 医療機関向け | 医療機関向け | 薬局向け | 医療機関・薬局用途にも対応 |
| 電子カルテ・レセコン連携 | 95%以上の電子カルテ・レセコンと連携可能 | 95%以上の電子カルテ・レセコンと連携可能 | 95%以上の電子カルテ・レセコンと連携可能 | NSIPS®対応のレセコンであればデータ連携が可能 | 35社以上のレセコン/調剤システムとの連携実績あり、電子カルテは記載なし |
| 無料デモ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | デモあり | デモあり | 要問い合わせ |
| 導入までの期間 | 1〜2ヶ月 ※キャッシュレス決済導入の際は準備期間が変動 | 1〜2ヶ月 ※キャッシュレス決済導入の際は準備期間が変動 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| サポート体制 | 稼働初日の立ち会いサポートあり | 稼働初日の立ち会いサポートあり | 運用開始日には担当者が立ち会い、患者への案内も含めてサポート | 薬局スタッフへの操作レクチャー、運用開始日にはメーカー担当者が立ち会い患者対応も含めてサポート | 平日10~18時の無料サポートあり ※オプション:365日8:00~22:00対応プランあり |
| お問い合わせ | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 詳細はこちら | 公式サイトをご覧ください |
各サービスは特徴が異なるため、自院の規模や会計フローに合うかどうかを基準に選びましょう。気になるサービスは、資料請求やデモで実際の操作感を確認するのがおすすめです。
自動精算機Clinic KIOSK(クリニック向け)

Clinic KIOSKは、診療費の案内や会計処理を端末側で進められる自立型の自動精算機です。
現金のほかクレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応した構成を選べます。領収書や診療明細書も端末から発行でき、会計時の手作業を減らす仕組みになっています。
会計機能では、家族で受診された際に複数の請求を1回にまとめて精算できるオプションを用意。個別に会計を分ける必要がなくなり、受付の負担を抑えやすい構成です。
導入は設置場所の確認や運用方法の調整、機器の設定、スタッフ向けの説明、本番前のテスト運用を経て進みます。
トラブル防止のため返金処理は備えておらず、窓口で対応する仕組みになっています。
- 「再来受付機能」や、ご家族で来院したときに複数人分の診療費を1回で精算できる「まとめて会計(家族会計)」など、受付と会計を一体で効率化する機能を用意
- 省スペースに配慮した設計で、限られた受付スペースでも置きやすい
卓上型自動精算機Clinic KIOSK for Desktop(クリニック向け)

Clinic KIOSK for Desktopは、医事会計データと連動して会計処理を自動化する卓上型の自動精算機です。
スタッフが現金を数え直す必要がなく、準備金の補充や売上金回収といった現金管理の手間を抑えやすい点も特徴です。
既存の医事システムの構成を大きく変えずに導入しやすい設計で、自費診療についても電子カルテやレセコン側に自費分が入力されていれば保険分と同じ流れで処理できます。
導入時には設置スペースやネットワーク環境の現地調査から始まり、運用フローの打ち合わせ、機器の設置と初期設定、電子カルテ・医事システムとの接続テスト、スタッフへの操作説明、日常業務を想定したシミュレーションへと段階を踏んで進める流れが示されています。
- コンパクト設計と自動化で、混雑時対応・スタッフ負担軽減・受付〜会計の効率化を支援
- 運用面の相談やトラブル対応、追加設定などを含めたアフターサポートも提供
Clinic POS(クリニック向け)

Clinic POSは、医事会計データと連動して窓口会計を進められる POSシステムです。
診療後の請求データをシステム側で受け取り、現金・クレジットカード・QRコード決済などの支払いに対応。窓口での釣銭授受は自動釣銭機を使う構成を選べるため、現金の数え直しや釣銭ミスを抑えやすくなります。
日々の会計記録もシステム側に残るため、誰がいつ会計を行ったかを後から確認しやすく、現金管理や締め作業の負担を抑えられます。
完全セルフの自動精算機とは異なり、患者への金額案内は受付スタッフが行う方式です。窓口案内を維持しながら、現金授受や会計処理を効率化したい医療機関に向いています。
- 会計時の「誰が、いつ、どの請求で、いくら支払ったか」を即時に記録でき、会計履歴・売上管理の透明性が高く、経理やトラブル対応にも使いやすい
- データ連携と自動釣銭機、自動記録機能により会計時間が短縮され、スタッフの負担が軽減されやすい
PharmaCube(薬局向け)

PharmaCubeは、薬局専用のセルフレジとして設計されたシステムです。会計は患者が自分で端末に支払いを行う方式で、スタッフがレジ対応に取られる時間を減らしやすい構成です。
クレジットカードや電子マネー、各種QRコード決済などのキャッシュレス決済に対応しており、現金以外の支払い方法を選びたい患者にも幅広く対応できます。
導入時には、薬局が目指す運営の形や現状の課題をヒアリングした上で、運用方法の提案からスタートします。
その後、端末の設置とレセコン・電子薬歴システムとの連携作業、スタッフへの操作レクチャーを経て運用を開始する流れです。
稼働後も、法令改定への対応や業務改善の相談など、継続的な運用支援を行うサポート体制を打ち出しています。
- 自動レジを通じて金銭の受け渡しを行うため会計ミスが起きにくく、締め作業時の金銭誤差や残高ズレのリスクが大幅に減少
- 薬局という限られた空間でも設置しやすい設計で、スペースを圧迫せず導入できる
BCPOS(クリニック・薬局どちらも対応)
BCPOSは、クリニック・病院・歯科・調剤薬局・動物病院といった医療機関でも利用できる汎用POSとして設計されています。
POSとしての基本的な会計処理に加え、自動釣銭機・キャッシュレス決済・バーコードリーダーとの組み合わせにより、受付業務の負担を減らせる構成が整っています。
レセコンや調剤システムとの連携は、領収書や伝票に印字されるQRコードやNON-PLUバーコードを読み取る方式を採用。
保険診療・自費診療・OTC医薬品・物販の合算会計にも対応しており、薬局やクリニックでの混合会計に利用可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | BCPOS |
| 提供会社(運営会社) | 株式会社ビジコム |
| 主な特徴・強み | ・他社では珍しい、一括購入の買い切りプランも採用している(270,000円〜/1ライセンス) ・サブスクプラン利用で無償バージョンアップ対応 |
| 対応規模 | 小規模〜中規模の医療機関・薬局に対応 |
| 導入実績 | 医療機関での導入数2,200以上 |
| 電子カルテ・レセコン連携 | 35社以上のレセコン/調剤システムとの連携実績あり、電子カルテは要問い合わせ |
| 初期費用 | POSレジ本体・自動釣銭機・バーコードリーダーセット価格:960,000円〜 |
| 月額費用 | サブスクプラン:月額5,000円〜/台(年額の場合54,000円〜/台) |
| 導入までの期間 | 要問い合わせ |
| サポート体制 | 平日10~18時の無料サポートあり ※オプション:365日8:00~22:00対応プランあり |
| 外部連携 | ・レセコン連携(バーコード/NSIPS) ・キャッシュレス決済端末連携 ・自動釣銭機連携 ・在庫・本部管理システム連携 |
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POSレジ(システム)クリニックでよくある質問
Q.クリニックでPOSレジを導入するメリットは何ですか?
A.クリニックがPOSレジを導入する大きなメリットの一つは、会計の速度が上がり待ち時間が短縮されることです。保険診療・自費診療の金額計算が自動化されるため、ミスが減り業務が安定します。
さらにキャッシュレス対応や未収金管理がしやすくなり、事務負担の軽減と患者満足度の向上にもつながります。
Q.医療機関向けPOSシステムで必ず押さえておくべき機能は何ですか?
A.医療機関向けのPOSシステムで押さえるべき機能は、電子カルテ・レセコンとの連携性です。スムーズな会計処理を行うためには、連携率95%以上を満たすシステムを基準に選ぶと安心です。
Q.低価格で導入できる医療機関・クリニック向けPOSレジはありますか?
A.医療機関・クリニック向けPOSには、レセコン連携や診療区分の会計処理に対応しながら、比較的低コストで導入できるクラウド型のタイプもあります。
小規模クリニックであれば、必要な機能を絞り初期費用を抑えてのスタートもおすすめです。自動釣銭機や高度な連携機能は必要に応じて追加できます。
Q.薬局向けとクリニック向けのPOSレジは何が違う?
A.薬局向けPOSレジは調剤レセコンとの連携や薬剤料・自己負担額の計算など、調剤業務に特化した会計処理に対応できます。
クリニック向けPOSレジは診療内容や保険点数の反映、自費診療の区分管理など、診療会計を正確に処理する仕組みが中心です。扱うデータと業務フローが異なるため、用途に合わせた専用のPOSを選ぶ必要があります。
まとめ
クリニック向けPOSレジ(システム)を導入する際は、レセコン連携の実績や操作性、導入費用、サポート体制など、複数の観点を総合しての判断が重要です。
自院の診療科や会計フローに合った構成を選べば、受付業務の負担軽減や会計処理の安定化につながります。
最後に今回のまとめです。
医療/薬局など業種によって会計フローや必要な連携システムが異なるため、導入前に「どの機能を必須とするか」を明確にしておきましょう。
実際の画面操作やレセコン連携の仕様まで確認し、自院の運営に合うかを具体的にイメージしたうえで比較検討すれば、自院に適したPOSレジを選びやすくなります。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋 真倫




