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QRコード・バーコード決済端末おすすめ比較|導入メリットや手数料まで解説

「バーコード決済のおすすめサービスを比較したい」

「QRコード決済の手数料やメリット・デメリットを知りたい」

バーコード決済とQRコード決済では、求められる運用や使い勝手が異なります。どちらの方式が自店にとって向いているのか理解できれば、比較の方向性がつかめます。

店舗ごとに抱えている課題は異なるため、本記事ではQRコード決済/バーコード決済が適する場面や選び方も含めて整理しました。

先におすすめサービスを知りたい方は、「おすすめのQRコード/バーコード決済サービス比較5選」からご覧ください。

この記事のポイント
  • QRコード/バーコード決済の費用相場がわかる
  • 両方式のメリット・デメリットを考慮して導入を検討できる
  • 自店がQRコード決済/バーコード決済どちらが適するか理解できる
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QRコード決済/バーコード決済とは何か?

QRコード決済・バーコード決済とは、スマートフォンや専用端末に表示される「コード」を使って、現金を使わずに支払いできるキャッシュレス決済です。

コードを読み取るだけで決済情報を送れるため、現金と比べて手間なく会計を進められます。

クレジットカードのようなカードリーダーも不要で、利用者はスマホだけで支払いを完結可能です。

QRコード決済とバーコード決済はどちらも「コードを使う」という点は同じですが、読み取り方式や利用シーンに少し違いがあります。

QRコード決済の読み取り方法

QRコード決済は、店舗側か利用者側のどちらかが表示した「2次元コード」をスマホで読み取り、決済情報をオンラインで送信することで支払いが完了する仕組みです。

QRコード決済には主に2つの方式があります。

QRコード決済の方式
  1. 店舗のQRコードを利用者が読み取る方式
  2. 利用者のQRコードを店舗が読み取る方式

前者は個人店など設備が少ない店舗でも導入しやすく、後者はレジで読み取りスピードを重視する店舗に向いています。

QRコード決済はカード番号を扱わず、暗号化通信によって決済が処理されるため、安全性を確保しやすい点も特徴です。

バーコード決済の読み取り方法

バーコード決済は、利用者のスマホ画面に表示された「1次元コード」を店舗側が読み取り、決済情報をオンラインで処理する仕組みです。

バーコードには利用者アカウントと紐づく識別情報が含まれており、店舗側のスキャナーで読み取るだけで決済アプリに必要な情報が送られます

レジのバーコードリーダーをそのまま使えるため、追加の設備負担が少ない点も大きな特徴です。

QRコードのように双方の読み取り方式はなく、基本的には「店舗が利用者のバーコードを読む」一方向のみです。

QRコード決済とバーコード決済の違いについては『QRコード決済とバーコード決済の違いとは?法人導入メリットと選び方を徹底解説』でも詳しく解説しています。

決済処理の仕組み

読み取られた情報はオンラインで決済サーバーへ送信され、支払い可否の判定が行われます。決済の流れは次のとおりです。

決済処理の流れ
  1. コード情報の取り込み:店舗情報、利用者アカウント、支払い金額が決済システムに自動で取り込まれる
  2. 決済システムがサーバーへリクエストを送信:利用者の残高や、紐づくクレジットカード・銀行口座の利用可否をオンラインで照会する
  3. サーバーが支払いを承認:承認結果が店舗側のシステムにリアルタイムで返され、「支払い完了」のステータスが表示される
  4. 利用者に決済完了が通知:アプリの利用履歴にも即時反映され、双方が取引内容を確認できる

QRコード決済/バーコード決済いずれも、決済処理はすべてクラウド上で完結します。

QRコード/バーコード決済の導入状況

QRコード・バーコード決済は、キャッシュレス化の進展とともに利用が大きく広がっています。

小売・飲食・サービス業を中心に多くの業種で導入が進み、利用者側もスマートフォンの普及によって日常的に使うシーンが増えてきました。

コード決済は特に「導入コストが低い」「スマホで完結する」という利便性から、都市部だけでなく地方の中小店舗でも採用が進んでいます。

経済産業省の発表では、2024年時点でキャッシュレス決済全体に占めるコード決済の割合が9.6%(13.5兆円)となっており、決済方法の中でも存在感を強めています。

出典元:https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250331005/20250331005.html

QRコード/バーコード決済の費用・手数料

QRコード決済とバーコード決済は方式としての違いはあっても、確認すべき費用項目は共通しています。下記の表では、決済手数料・初期費用・月額費用・端末費用の相場をまとめました。

費用項目相場の目安補足
決済手数料2〜3.2%QR/バーコードで方式差はほぼ無く、サービスごとに変動
初期費用0〜数千円程度レジ連携時は費用が発生するケースあり
月額費用0〜数千円程度月間費用がかかる代わりに決済手数料が低いサービスもある
端末費用0円〜数万円QRコード決済の顧客提示型、バーコード決済は読み取り機器が必要

端末費用や月額費用は方式選びにも影響します。自店の運用に合わせて無理のない範囲で検討しましょう。

QRコード/バーコード決済のメリット・デメリット

両方式に共通するメリット・デメリットは次のとおりです。

両方式に共通するメリット
  • 導入しやすい
  • 入金管理を効率化できる
  • 専用端末が不要なサービスも多い
  • インバウンドに対応しやすい

共通点がある一方で、それぞれの強み・弱みも存在します。次の見出しで、それぞれのメリット・デメリットを個別に解説します。

QRコード決済のメリット・デメリット

QRコード決済は読み取り方式の柔軟性と、2次元コードならではの情報量の多さが特徴です。拡張性の高い運用がしやすい一方、店舗環境やスタッフ運用面で注意点もあります。

QRコード決済のメリット
  • 運用方式を2種類から選べる(ユーザースキャン/ストアスキャン)
  • 情報量が多く、比較的セキュリティが高い
  • 店舗情報や金額を含む動的QRコードの運用が可能
  • オンライン決済・事前決済と連携しやすい

QRコード決済は使い勝手の良さと広い活用範囲が魅力ですが、店舗の運用体制に合わせて適切な方式を選ぶ必要があります。

バーコード決済のメリット・デメリット

バーコード決済は、レジ業務との親和性が高く、日常的な会計フローに取り入れやすい決済方式です。検討の際、押さえておくべきメリット・デメリットを見ていきましょう。

バーコード決済のメリット
  • 既存のバーコードリーダーをそのまま使える
  • レジ処理がシンプルで、会計スピードを確保しやすい
  • 一方向方式のため、運用ルールを統一しやすい

バーコード決済はシンプルで扱いやすい一方、拡張性や機能面ではQR決済に劣るため、利用シーンに応じた使い分けが求められます。

QRコード/バーコード決済端末の選び方

QRコード決済やバーコード決済を検討する際、押さえるべきポイントは次の4つです。

決済端末の選び方
  • 対応ブランドを確認する
  • 端末タイプから検討する
  • 導入費用・決済手数料を比較する
  • サポート体制をチェックする

これらを整理して比較すれば、店舗の業態や会計フローに合った端末を選びやすくなり、導入後の運用負担も最小限に抑えられます。

対応ブランドを確認する

対応ブランドや端末の種類、運用コストなど複数の要素を総合的に確認しましょう。一般的な比較項目に加えて、業態や店舗の営業スタイルによって必要となる条件が変わる点にも注目すべきです。

業態によって導入すべき対応ブランドは変わるため、客層を踏まえて選ぶとミスマッチを防げます。

端末タイプから検討する

決済端末には、据え置き型・モバイル型・アプリ型など複数のタイプがあります。

レジ業務の流れやスタッフの動き方が大きく変わるため、店舗の運用に合ったタイプの選定が重要です。

店の動線や会計場所を基準に端末タイプを決めると、運用上の無駄がなくなります。

導入費用・決済手数料で比較する

初期費用・月額費用・決済手数料などのコストを比較しましょう。

主に確認すべきポイントは次のとおりです。

費用比較のポイント
  • 初期費用:端末購入費やセットアップ費用の有無
  • 月額費用:利用料やアカウント維持費の有無
  • 決済手数料:ブランド別の料率、還元キャンペーン時の変動
  • 入金サイクル:振込手数料の有無、入金日数

費用・手数料だけでなく、入金周期や端末の維持コストも含めて比較すると、導入後のミスマッチを防げます。

サポート体制をチェックする

初めての導入では、問い合わせの手段が分かりやすく、必要なときにすぐ連絡が取れるサービスを選ぶのが安心です。

問い合わせ方法や受付時間の違いは、そのまま使い勝手の差につながります。

サービスによって土日対応の範囲、サポート窓口の営業時間が大きく異なるので注意しましょう。なかには24時間のサポート体制を整えているサービスもあります。

QRコード決済/バーコード決済が適する場面

QRコード決済とバーコード決済は、仕組みが似ていても得意な場面が異なります。どちらを選ぶべきかは、店舗の業態・会計フロー・客層・運用面で判断が分かれます。

どのようなケースで、どの決済方式と相性が良いのか見ていきましょう。

QRコード決済が向いているケース

QRコード決済は、レジ以外の場所で会計が発生するケースや、移動しながらサービス提供を行う業態と相性が良い方式です。

QRコード決済が向いているケース
  • テーブル会計が多い飲食店:席ごとの会計に向いており、スタッフの動線を変えずに決済できる
  • キッチンカー・イベント出店:専用端末なしで運用でき、短期イベントでも導入しやすい
  • 訪問サービス:スマホだけで決済できるため、移動先での会計に強い。
  • 観光・宿泊:インバウンド向けブランドが使いやすく、訪日客の多い店舗と相性が良い

QRコード決済は設備に縛られずに会計導線を設計できるため、多様な提供シーンに対応したい店舗に向いています。

バーコード決済が向いているケース

バーコード決済は、レジ周りで会計が完結する業態や、会計スピードを重視する店舗と相性が良い方式です。

バーコード決済が向いているケース
  • 回転率を重視する飲食店:レジでの読み取りが速く、ピーク時間帯でも会計を滞らせにくい
  • レジ集中型の小売・物販店:商品のバーコード読み取りと同じ動線で決済でき、スタッフの作業が統一される
  • POS連携を重視する店舗:既存のPOSと組み合わせやすく、レジ業務の流れを変えずに導入できる
  • 客層が幅広い店舗:主要なバーコード決済は読み取り方法が共通しており、スタッフ教育の負担を抑えやすい

既存のバーコードリーダーをそのまま使えるため、レジ処理の効率を最大化したい店舗や、既存設備を活かして導入したい事業者に向いています。

おすすめのQRコード/バーコード決済サービス比較5選

おすすめの決済サービスを、下記の表にまとめました。

各サービスは手数料や対応ブランドなど、それぞれ強みが異なります。特徴を比較して、自店舗に合った決済方法を選びましょう。

AirPAYSquareSTORES 決済楽天ペイPAYGATE
サービスロゴ
提供会社株式会社リクルートSquare株式会社STORES 株式会社楽天ペイメント株式会社株式会社スマレジ
初期費用0円0円0円0円0円
料金体系・月額費用:0円
・決済手数料:0.99%~3.24%
・月額費用:0円
・決済手数料:3.25%~
・フリープラン月額料金:0円決済手数料:3.24%
・スタンダードプラン月額料金:3,300円決済手数料:3.24%
・ライトプラン:月額0円/手数料2.254%(楽天ペイアプリのみ)
・スタンダードプラン:月額2,200円(税込)/手数料2.00%(楽天ペイアプリのみ)
※他社ブランド利用は一律2.95~3.24%
・月額利用料:3,300円
・決済手数料:1.98%~(中小企業向け、適用条件あり)

入金/振込手数料
月1回/無料三井住友銀行・みずほ銀行口座は翌営業日入金、それ以外は週1回の振込/無料・自動入金:売上合計に関わらず無料
・手動入金:売上合計10万円以上で無料/10万円未満は振込手数料200円
・楽天銀行:振込手数料無料
・その他の金融機関:1回あたり300円
月1回(QR/バーコード決済)/無料
対応ブランドPayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、COIN+、J-Coin Pay、Smart Code、Alipay+、WeChat Pay、銀聯QRPayPay、d払い、楽天ペイ、au PAY、メルペイ、WeChat Pay、Alipay+PayPay、d払い、楽天ペイ、Smart Code、WeChat Pay、Alipay+楽天ペイ、au PAY、d払い、PayPay、SmartCode、インバウンド決済PayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、au PAY、WeChat Pay、Alipay、銀聯QR、Alipay
導入までの期間2週間程度(ブランドによっては30営業日程度)通常30日以内クレジットカード2次審査通過後から最短15営業日2週間〜1ヶ月1〜2ヶ月程度
サポート体制専用ヘルプデスあり(土日祝・年末年始を含め 9:30〜23:00)専用のヘルプセンター、オンラインサポート/電話相談ページあり問い合わせフォーム/チャットサポートあり・メール:平日9:00〜18:00
・電話:365日24時間対応
・メール: 平日 9:00~18:00
・電話: 365日 24時間対応
お問い合わせ公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください
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手数料や対応ブランドの違いは、運用コストや使いやすさに直結します。次の見出しから、各サービスの詳細を解説します。

AirPAY(株式会社リクルート)

AirPAYは、店舗運営に必要なキャッシュレス決済をひとまとめにできる決済サービスです。

QRコード決済・バーコード決済をはじめ、クレジットカードや電子マネーまで幅広い支払い方法に対応しており、ひとつの導入で複数の決済ブランドを扱えます。

Airレジとの連携により、支払い方法の選択から売上管理までを一元化できる点も特長です。

操作がシンプルで導入しやすく、初めてキャッシュレス決済を取り入れる店舗でも扱いやすい点が評価されています。

項目内容
サービス名AirPAY
提供会社(運営会社)株式会社リクルート
主な特徴・強み・国内の主要QR決済に加えて、Alipay+やSmart Codeなどにも対応しており、国内外の幅広い顧客に対応できる
・複数の決済方式(QRコード・バーコード・クレジットカード・電子マネー)に対応し、1つの導入で多様な支払いに対応できる
対応企業規模個人事業主~中堅企業
導入実績飲食・美容・物販・医療など幅広い業界で導入
端末価格0円(カードリーダー無償レンタル)
初期費用0円
料金体系・月額費用:0円
・決済手数料:0.99%~3.24%
導入までの期間2週間程度(ブランドによって30営業日程度)
サポート体制専用ヘルプデスあり(土日祝・年末年始を含め 9:30〜23:00)
外部連携Airレジと連携し、POSレジ会計・クラウド会計ソフト(freee・マネーフォワード)と売上データを一元管理可能

Square(Square株式会社)

Squareは店頭での対面決済とオンラインでの支払いを、どちらも同じ仕組みで扱える決済サービスです。

専用アプリ上で商品を登録すれば、会計時にタップするだけで金額が反映され、QRコード決済をはじめとした複数の支払い方法に対応できます。

対面決済専用ではなく、リンクを発行してオンライン決済に使う機能や、ネットショップ機能も同じアカウントで利用できるため、「店舗+オンライン」を一本化しやすい構成になっています。

スマートフォンやタブレットとあわせて使えるよう設計されており、イベント出店や移動販売でも運用しやすいのも魅力です。

項目内容
サービス名Square
提供会社(運営会社)Square株式会社
主な特徴・強み・Square POSアプリと決済端末が連動して動作するため、レジ操作から決済まで直感的に扱える
・QRコードを含む複数のキャッシュレス決済に対応している
対応企業規模個人事業主〜中堅企業
導入実績飲食店・小売店・美容・サービス業など幅広い業種で導入
端末費用0~84,980円
初期費用0円
料金体系・月額費用:0円・決済手数料:3.25%~
導入までの期間通常30日以内
サポート体制専用のヘルプセンター・オンラインサポート/電話相談ページあり
外部連携POS/会計ソフトなど他システムとの連携が可能

STORES 決済(STORES 株式会社)

STORES 決済は、導入スタイルに応じて「スマホだけで運用できるモード」と「専用端末を使うモード」を選べる仕組みです。

QRコード決済、クレジットカード、電子マネーなどをひとつの環境にまとめられ、別々の端末や契約を複数用意する必要がありません。

専用端末とスマホ・タブレットを接続すれば、オンライン請求書としてURL送付で支払いを受けることも可能です。

店頭と非対面の支払いを同じ仕組みで扱えるため、移動販売やイベント出店、訪問サービスなど、場所を問わずスムーズに導入できます。

項目内容
サービス名STORES 決済
提供会社(運営会社)STORES 株式会社
主な特徴・強み・スマホやタブレットにアプリを入れるだけで会計が始められる構成で、イベント出店や移動販売など場所を選ばず利用できる
・金額入力 → 決済選択 → 読み取りの流れが直感的に扱えるため、教育コストを抑えたい店舗と相性が良い
対応企業規模個人事業主~中堅企業
導入実績飲食・物販・サービス業など多様な業態で導入
端末価格・フリープラン:27,720円
・スタンダードプラン:1台無料提供
初期費用0円
料金体系・フリープラン月額料金:0円・スタンダードプラン月額料金:3,300円
導入までの期間クレジットカード2次審査通過後から最短15営業日
サポート体制問い合わせフォーム/チャットサポートあり
外部連携freee会計・マネーフォワード クラウド・主要POSシステムと連携可能

楽天ペイ(楽天ペイメント株式会社)

楽天ペイは、スマートフォンやタブレットにアプリを入れるだけでQRコード決済を受け付けられるサービスです。

店舗側が金額を入力し、顧客は表示されたQRコードを読み取るだけで支払いが完了するため、レジ環境に追加の設備を増やさずキャッシュレスを導入できます。

アプリ上で会計操作と売上の確認がまとめて行えるため、その日の営業状況をそのまま手元で把握できる点も便利です。

顧客が保有している楽天ポイントを利用した支払いにも対応しており、利用者のニーズに応えやすい仕組みになっています。

項目内容
サービス名楽天ペイ
提供会社(運営会社)楽天ペイメント株式会社
主な特徴・強み・アプリをインストールするだけで運用でき、スマホやタブレットがそのまま決済端末として使える設計
・楽天ユーザーの利用率が高く、楽天ポイントを使いたい顧客を取り込める集客力がある
対応企業規模個人店舗〜チェーン展開まで幅広く対応
導入実績飲食・美容・サービス業などの店舗で利用実績あり
端末価格・楽天ペイ ターミナル:34,800円
・カードリーダー型端末:19,700円
初期費用0円
料金体系・ライトプラン:月額0円/手数料2.254%(楽天ペイアプリのみ)
・スタンダードプラン:月額2,200円(税込)/手数料2.00%(楽天ペイアプリのみ)
※他社ブランド利用は一律2.95%
導入までの期間2週間〜1ヶ月
サポート体制・メール:平日9:00〜18:00
・電話:365日24時間対応
外部連携POSレジや会計ソフト、在庫管理システムと連携可能で、オンラインショップとの連携にも対応

PAYGATE(株式会社スマレジ)

PAYGATEはQRコードやバーコードなど、複数のキャッシュレス決済を1台で扱えるサービスです。

店舗のレジ操作と決済処理が一つにまとまるため会計が分かりやすく、スタッフの負担も減らせます。

スマレジと組み合わせれば、売上データをそのまま管理に活用でき、日々の店舗運営をスムーズに整えられます。

端末は持ち運びしやすい設計で、店内はもちろん屋外イベントや移動販売などでも利用可能。画面操作もシンプルで、初めてキャッシュレス決済を導入する店舗でも扱いやすい仕様です。

項目内容
サービス名PAYGATE
提供会社(運営会社)株式会社スマレジ
主な特徴・強み・複数のキャッシュレス決済手段(クレジットカード・電子マネー・QR/バーコード)を 1台の端末で処理可能・加盟店専用サポートサイトが設置されており、年中無休(365日体制)で対応
対応企業規模中小企業~大企業
導入実績株式会社イエローハット、江崎グリコ株式など
端末価格39,600円
初期費用0円
料金体系・月額利用料:3,300円
・決済手数料:1.98%~(中小企業向け、適用条件あり)
導入までの期間1〜2ヶ月程度
サポート体制・メール:平日9:00~18:00
・電話:365日24時間対応
外部連携スマレジのクラウドPOSレジ/スマレジ・アプリと連携済みで、売上データをレジシステムと統合可能

QR/バーコード決済端末の導入事例

QR/バーコード決済を導入した店舗では、会計スピードや接客効率などに大きな改善が生まれています。

実際にキャッシュレス対応を強化した店舗の事例を元に、どのような課題が解決されたのかを見ていきましょう。

AirPAY導入でキャッシュレス比率が50%超へ

フランス菓子ルリスでは軽減税率に対応できるレジが必要となったこと、キャッシュレス・消費者還元事業がはじまると知ったことからAirPAYを導入しました。

QRコードなど複数の決済に対応できるようになり、キャッシュレス比率は全体の半数以上に増加。

会計速度が上がり、現金を触らないのでお釣りを間違えるといった心配もなくなりました。スタッフもすぐに慣れ、問題なく使いこなせています。

出典元:https://airregi.jp/payment/usage/041/

複数QR決済に一括対応し機会損失を大幅改善

ヴィーガンフードを扱うCIRTY CAFEでは、中国人観光客が来店客の半数を占める日もありましたが、中国の国際ブランドの決済カードに対応できず、機会損失が発生していました

Squareの導入後は、Alipay+やWeChat Payをはじめとした複数のQRコード決済を受け付けられるようになり、取りこぼしが大幅に減少。

会計金額が自動でアプリに表示されるため、入力ミスが発生しない点も大きな改善につながりました。

出典元:https://squareup.com/jp/ja/townsquare/cirty-cafe

マルチ決済端末の導入で支援業務の説明精度を向上

静岡商工会議所では、中小・小規模事業者にキャッシュレス化を広めるため、まず自らが端末を導入する必要がありました。

そこで、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済をまとめて扱えるマルチ決済端末を採用しました。

当所スタッフへの操作教育は容易で、中小・小規模事業者への支援では、より具体的な説明ができています。

出典元:https://www.paygate.ne.jp/station/case/shizuokacci/

初めて導入する店舗におすすめ!コストを抑えるポイント

QRコード決済/バーコード決済を初めて導入する店舗は、初期費用と維持費をできる限り抑えるのが最重要です。

ただし「決済手数料そのものは安くならない」ため、費用を節約できるポイントは端末代・月額費用・振込手数料に集中します。

初期費用・月額費用ゼロのサービスを選ぶ

初めてキャッシュレス決済を導入する店舗では、初期費用と月額費用がかからないサービス を選ぶと導入リスクを大幅に抑えられます。

固定費がゼロのため、決済件数が少ない立ち上げ期でも負担が増えにくい点がメリットです。

決済手数料以外の固定費がなく、導入しやすい料金体系が特徴です。

おすすめサービス:AirPAY

無料での端末導入キャンペーンを活用する

決済端末の初期費用を抑えたい場合は、端末を無料で提供するキャンペーンを活用しましょう。

通常は数千〜数万円かかる専用端末を0円で導入できるため、初めてのキャッシュレス対応でもリスクを抑えてスタートできます。キャンペーンの有無や対象期間の確認が必須です。

おすすめサービス:楽天ペイPAYGATE

専用端末不要の決済サービスを選ぶ

スマホやタブレットだけで運用できる決済サービスを選ぶ方法も、初期費用を抑える有効な手段です。

固定設備を持たない店舗でも、スマホ1台でキャッシュレス決済を始められます。

端末が増えないためトラブル要因が少なく、メンテナンスや更新作業の手間も発生しません。

おすすめサービス:STORES 決済

バーコード決済のおすすめでよくある質問

Q.バーコード決済とQRコード決済どちらがおすすめですか?

A.バーコード決済とQRコード決済のどちらがおすすめかは、店舗の業態やレジ処理量によって変わります。レジを効率よくしたいスーパー・コンビニなどでは、読み取りが速いバーコード決済が向いています。

小規模店やイベント出店など、設備を増やしたくない店舗ではQRコード決済が選ばれるケースが多いです。

QRコード決済/バーコード決済が適する場面

Q.QRコード決済とバーコード決済では手数料の負担額は変わる?

A.手数料の負担額は、QRコード決済/バーコード決済という方式だけでは決まりません。

サービスごとの決済手数料率や振込手数料の有無など、事業者側の料金設定によって差が出ます。

QRコード/バーコード決済の費用・手数料

Q.バーコード決済を比較するときは、どこを基準に選べばいいですか?

A.バーコード決済の比較では、まず既存レジやスキャナーとの相性を確認するのが基本です。読み取り速度やレジ周りの動線に合うかどうかも重要な判断材料になります。

対応ブランド数や費用条件もサービスごとに異なるため、自店の会計フローとコストに合うものを選びましょう。

Q.QRコード決済の導入には端末の購入が必要ですか?

A.QRコード決済は、店舗がQRコードを提示し利用者が読み取る方式なら、専用端末なしで導入できるサービスもあります。

レジ側でQRコードを読み取る方式を使う場合は、POSレジやスキャナーなど「読み取り用の機器」が必要です。

まとめ

バーコード決済/QRコード決済の比較では、手数料や端末の違い、サポート体制など総合的に見ての判断がおすすめです。

それぞれの方式が持つ特徴を整理し、店舗の規模やレジ業務の流れに合う決済手段を選びましょう。

この記事のまとめ
  • QRコード決済には「店舗のコードを客が読む方式」と「客のコードを店舗が読む方式」の2種類がある
  • バーコード決済は「客のバーコードを店舗が読み取る」1種類の方式のみ
  • QRコード決済はカード情報を扱わず、暗号化通信で安全性を確保しやすい
  • バーコード決済は読み取りが速く、既存レジをそのまま使える
  • 導入は「安全性・設備負担・読み取り速度」を比較して選ぶことが重要

導入前の判断基準が明確なら、余計なコストや思いがけない運用トラブルを避けられます。

候補となるサービスは資料請求して細かな条件を確認し、店舗に合う運用イメージを具体化しましょう。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋 真倫

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。

この記事を書いた人

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