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【無料あり】POSレジ(POSシステム)比較おすすめ8選|価格や業種別の選び方を徹底解説

「POSレジを比較して最適なサービスを取り入れたい」

「自社に合ったPOSレジを導入するために、選び方を知りたい」

こんな悩みを解決したい人向けの記事です。

POSレジは会計の効率化だけでなく、売上・在庫・顧客管理を一元化し、店舗運営を支える基盤として活用されています。

とくに事業規模の大きい店舗経営者にとって、POSレジは今や欠かせない存在ともいえるでしょう。

POSレジの基本からメリット・デメリット、選び方の4ステップ、主要サービスの比較表までを解説します。

飲食店・小売・美容室・クリニックなど業種別のおすすめも紹介していますので、導入の参考になれば幸いです。

すぐにPOSレジを比較したい方は『POSレジ比較8選』をご覧ください。

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POSレジとは?

POSレジとは、会計業務を行うと同時に売上データを記録し、在庫や顧客情報と連動させて管理できるレジのことです。

従来型レジが「お金のやり取り」に限定されていたのに対し、POSレジはデータを活用して経営改善につなげられる点が大きな特徴です。

小売店、飲食店、美容室、クリニックなど、幅広い業種で導入が進んでいます。

POSレジの種類

POSレジは「汎用型」と「業種特化型」の2種類に分けられます。

POSレジの種類
  • 汎用型POSレジ:売上・在庫・顧客管理などの基本機能を幅広く備え、さまざまな業種に対応できるタイプ
  • 業種特化型POSレジ:飲食、美容、医療など特定業種に合わせた機能を標準搭載し、専門性が強みのタイプ。

汎用型POSレジは、多様な業種に対応できるため導入のハードルが低く、小規模店舗からチェーン展開まで幅広く利用できるのが利点です。

一方で、業種特化型POSレジは「その業種ならでは」のニーズに対応しており、効率性や利便性をさらに高められます。

POSレジの基本機能

ここでは汎用型POSレジの基本機能を紹介します。

機能内容
レジ機能注文・会計、釣り銭計算、商品の一括登録、レシート・電子レシート発行
売上管理・分析・レポート日別・商品別・部門別の売上を集計、粗利や在庫回転率を可視化、日報・月報を出力
在庫管理商品マスタの一元化、販売データと連動した在庫減算、棚卸し機能
顧客管理顧客台帳の作成、購入履歴・会員情報の記録、簡易的な予約管理
複数店舗管理店舗ごとの売上を自動集計し、本部で一元管理
キャッシュレス決済クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など多様な決済方法に対応
割引・プロモーション設定値引き、クーポン、キャンペーン設定などで販促をサポート
会計ソフト連携外部会計ソフトとのデータ連携
バーコード・ラベル印刷商品ラベルやバーコードを発行し、販売・在庫管理に活用
税制対応インボイス制度や軽減税率への対応、免税販売処理が可能

POSレジは日常の販売業務から経営データの分析まで幅広くカバーします。

どの機能を重視するかで導入すべきサービスは変わるため、自社の課題や運用スタイルに合わせた選定が重要です。

POSシステムとの違い

POSレジは「端末」、POSシステムは「データ処理の仕組み全体」を指します。

POSレジ単体では機能が限定されますが、POSシステムとの連動によって、売上・在庫・顧客データを活用した経営管理が可能になります。

たとえばコンビニのレジはPOSレジですが、その裏で全店舗のデータを収集・分析しているのはPOSシステムです。クラウド型POSでは、タブレットやスマホがレジになり、その情報はPOSシステムに蓄積されます。

POSシステムの詳細は『POSシステムとは?仕組みとメリット・デメリットを分かりやすく解説』をご覧ください。

POSレジが「情報を集める役割」POSシステムが「情報を活用する役割」を担っています。

さらにPOSレジの仕組みについて知りたい方は、【POSレジ導入完全ガイド】の記事をご覧ください。

POSレジの形態

POSレジは形態は、主に「据え置き型」と「持ち運び型」の2つです。

導入する環境や事業スタイルに合わせて選べば、より効率的に運用できます。

据え置き型POSレジ(ターミナル・パソコン型)

据え置き型POSレジは、固定設置して運用するタイプで、レジカウンターに限らず受付カウンターやバックオフィスに常設して使うケースも含まれます。

複数レーンの精算環境や、バックオフィスでの本格的な在庫・売上管理など、処理量や信頼性を重視する場面に適した形態です。

レシートプリンターや自動釣り銭機などの周辺機器と連携しやすく、安定した運用や安全性の高い管理体制を築きやすいため、大規模な事業や本格的な店舗運営にも向いています。

持ち運び型POSレジ(タブレット・モバイル型)

持ち運び型POSレジは、タブレットやスマートフォンを活用するタイプで、導入コストを抑えながら直感的に操作できるのが特徴です。

固定せず自由に持ち運べるため、テーブル会計やフロアでの注文受付、移動販売やイベント出店など設置場所に縛られない使い方が可能です。

省スペースで設置できるのでカウンター周りをすっきり保ちやすく、限られたスペースしかない事業環境にも適しています。

POSレジ導入のメリット5選

POSレジを導入する主なメリットは次の5つです。

メリット
  • 業務効率化
  • 人的ミス・不正行為の防止
  • 売上分析による在庫管理の最適化
  • キャッシュレス対応・顧客満足度向上
  • 複数店舗の一元管理

業務効率化

POSレジは会計処理や売上集計を自動化し、日々の業務を効率化します。

従来は手作業で行っていた集計・帳簿作成がシステム化され、レジ締めや報告作業にかかる時間を大幅に削減できます。

売上は会計と同時に記録され、日報や月報をワンクリックで出力可能。従業員は空いた時間を接客やサービス向上に充てられます。

人的ミス・不正行為の防止

自動計算と操作ログの管理によって、ミスや不正を減らせます。

手打ちでの金額入力や在庫管理では、入力間違いや・計算ミスなどのトラブルがつきものですが、POSレジはバーコード読取や自動計算により正確性を維持できます。

いつ誰がどの操作をしたか記録されるため、不正防止にも効果的です。

売上分析による在庫管理の最適化

売上データ分析機能は、在庫管理の最適化に役立ちます。

リアルタイムにデータの詳細を把握でき、売れ筋商品を欠品させずに確保しつつ、売れ行きの悪い商品の在庫を減らすといった調整が可能です。

たとえば特定の時期に伸びる季節商品があれば、POSレジのデータから即座に把握可能です。時期に合わせて在庫を多めに確保しやすく、欠品による機会損失を防げます。

逆に売れ残りがちな商品は、仕入れ数を早い段階で抑え在庫コストの無駄を最小限にできます。

キャッシュレス対応・顧客満足度向上

キャッシュレス決済への対応は、POSレジ導入の大きなメリットのひとつです。

クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など幅広い手段に対応でき、顧客は希望する方法で支払います。

会計がスムーズになれば待ち時間の短縮にもつながり、結果として満足度の向上やリピーター獲得に結びつきます。

複数店舗の一元管理

複数店舗を展開している事業者にとって、POSレジはデータの一元管理を可能にする強力なツールです。

クラウド型のPOSレジであれば、各店舗の売上や在庫状況が自動的に本部に集約され、リアルタイムでデータを確認できます。

仕入れの最適化や販促施策をスピーディーに実行でき、全体の経営判断を効率的に進められます。

POSレジ導入のデメリット

POSレジの主なデメリットは、以下の3つです。

事前の理解を広げるほどリスクを避けられる項目なので、しっかり確認しましょう。

導入費用の負担

無料プランを除き、POSレジ導入では初期費用や月額費用が発生するため、コスト負担が避けられません。

タブレット型は比較的低コストで始められますが、据え置き型は端末代や周辺機器代が高額になる傾向にあります。

またクラウドサービスを利用する場合は、月額利用料も継続的にかかるため注意しましょう。

従業員への教育コスト

POSレジの操作に慣れるまで、従業員への教育が必要です。

従来のレジと比べて機能が多いため、基本操作やトラブル対応を習得する研修が欠かせません。教育に時間を割く必要があり、導入直後はオペレーションが滞る可能性もあります。

たとえば飲食店で新しいスタッフが入った際、会計やオーダー入力に慣れるまでサポートが必要になり、一時的に教育担当者の負担が増えるケースが見られます。

不具合や通信トラブル時の対応

システム障害や通信トラブルの発生は、レジ業務が一時的に止まる要因です。

とくにクラウド型POSレジはインターネット環境に依存するため、通信が不安定な環境では注意が必要です。

ピークタイムに通信障害が発生すると会計待ちが発生し、顧客満足度の低下につながるおそれがあります。

ただし一部のサービスはオフライン運用にも対応しており、通信が復旧するまで会計処理を続けられます。

POSレジの選び方4ステップ

ここからはPOSレジの選び方4ステップの解説です。

選び方4ステップ
  1. 必要な機能を決定
  2. POSレジの種類・形態を検討
  3. 価格・サポート体制を確認
  4. 導入スピードと拡張性の確認

順を追って検討すれば、導入後のミスマッチや想定外のコスト増を防げます。

1.必要な機能を決定

まずは自社にとって欠かせない機能を整理し、優先順位をつけるのが選定の第一歩です。

POSレジは多機能ですが、すべてを使いこなす必要はありません。売上管理や在庫管理など「必須機能」と、分析機能や外部連携など「あると便利な機能」を切り分ければ、選択肢を絞り込みやすくなります。

必須機能と補助的な機能をリストアップして、自社にとって適切なサービスを見極めましょう。

2.POSレジの種類・形態を検討

次は種類(汎用型/特化型)と形態(据え置き型/持ち運び型)を検討します。

業態や利用環境によって最適なタイプは異なり、安定性を重視するなら据え置き型、柔軟性を重視なら持ち運び型が適しています。

汎用型は幅広い業種で使え、特化型は業界特有の課題に対応できるなど、それぞれメリットとデメリットがあるため、自社の運用スタイルに合ったものを選定しましょう。

3.価格・サポート体制を確認

価格面では導入時の初期費用だけでなく、月額費用や保守料など継続して発生するコストも含めての検討が大切です。

価格面の特徴
  • クラウド型:月額利用料が発生するが、アップデートが自動で行われ常に最新機能を利用できる。
  • 据え置き型:買い切り型:導入費用は高めだが、月額費用は不要なケースが多い。ただし保守やアップデート費が別途かかることが多いため、トータルコストの確認が必要。

また導入後に安心して運用するためには、電話やチャットなどを利用したサポート体制の充実性も欠かせません。

4.導入スピードと拡張性の確認

すぐに導入できるか、将来的に機能を拡張できるかも重要な判断基準です。

とくにクラウド型はアプリをインストールするだけで利用を開始できるため、導入スピードに優れています。

拡張性の高いサービスを利用すれば、事業の成長や環境の変化に合わせて機能を追加でき、長期的な運用にも対応可能です。

柔軟性を持つPOSレジを選んでおけば、急なニーズの変化にもスムーズに対応できます。

POSレジ比較8選|価格・サポート・機能を総点検

POSレジを導入する際に注意すべきは、価格やサポート体制、機能面です。

ここでは各分野で人気の高い8つのサービスを取り上げ、下記の比較表にまとめました。

サービス名AirレジスマレジCASHIERPOS+foodSPIRE POSSalon AnswerClinic POSPharmaCube
サービスロゴ
提供会社株式会社リクルート株式会社スマレジ株式会社ユニエイムポスタス株式会社フィーリックス株式会社エクシードシステム株式会社株式会社APOSTRO株式会社APOSTRO
種類・形態汎用型/タブレットPOS(iPad・iPhone専用)汎用型/タブレットPOS(iPad・iPhone専用)汎用型/タブレットPOS(Android専用)特化型(飲食店)/タブレットPOS(iPad専用)特化型(小売)/タブレットPOS(iPad・Android対応) ※ブラウザ利用にも対応特化型(美容室・サロン)/タブレットPOS(iPad専用)特化型(クリニック・医療機関)/据え置きPOS特化型(薬局)/据え置き型POS
初期費用0円0円0円要問い合わせ0円(自身で設定する場合のみ、電話導入サポート無料)130,000円(税抜)要問い合わせ要問い合わせ
月額料金0円0円〜0円14,000円〜5,500円〜9,800円〜要問い合わせ要問い合わせ
無料利用の有無可能可能可能記載なし30日間の無料体験あり1ヶ月の無料トライアルあり記載なし記載なし
サポート体制・チャット(9:30~20:00)
・メール(24時間受付)
・電話(9:30~23:00 )
・メール
・チャット平日(11:00〜17:00)
・電話(9:00〜22:00)
・メール
・電話(受付時間:10:00〜21:00)
他の時間帯でのサポート契約は別途相談可能
・メール
・チャット・電話(10:00〜22:00)
・駆けつけサポート(365日)
・メール
・電話(平日10:00〜18:00)
・メール
・電話
導入〜運用サポートあり・問い合わせフォーム
・電話(平日10:00〜18:00)
お問い合わせ公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください詳細はこちら詳細はこちら
横にスクロールできます

各サービスの機能については、次の見出しから個別に詳しく解説していきます。

Airレジ(株式会社リクルート)

Airレジは、株式会社リクルートが提供する無料のクラウド型POSレジアプリです。最大の特徴は、初期費用・月額費用・サポート費用のすべてが0円であること。

「Airレジ オーダー」のオーダーシステムを除く機能が完全無料で利用できる点が大きな魅力です。

操作性はシンプルで、iPadやiPhoneにアプリを入れるだけですぐ利用できる直感的なUIを備えています。難しい設定が不要なため、レジ業務に慣れていないスタッフでも短期間で使いこなせるのがポイントです。

売上分析機能を活用すれば、時間帯別や商品別の売上を簡単に可視化でき、仕入れやスタッフ配置の最適化に役立ちます。

項目内容
サービス名Airレジ
提供会社(運営会社)株式会社リクルート
主な特徴・強み・アプリを入れるだけで即利用できる直感的UI
・リクルートが提供するAirシリーズ各種ツールと統合運用でき、店舗運営をまとめて効率化可能
対応企業規模個人事業主〜中小企業まで幅広く対応
導入実績90万アカウント以上(2025年時点)
初期費用0円
月額費用0円
導入までの期間iPadとレシートプリンター、インターネット環境さえあればすぐ導入可能
サポート体制・チャット(9:30~20:00)
・メール(24時間受付)
・電話(9:30~23:00 )
外部連携会計ソフト連携(freee、マネーフォワード、弥生等)やAirシリーズ(Airペイ/Airリザーブなど)との統合運用が可能。

スマレジ(株式会社スマレジ)

スマレジは店舗の成長やニーズの変化に合わせ、少しずつ機能を増やしていけるクラウドPOSです。

標準機能にくわえ、公式の「スマレジ・アプリマーケット」から予約・会員・受注管理などの拡張アプリを追加でき、店舗の成長段階やオペレーションに応じて柔軟にカスタマイズできます。

業種別には、飲食向けの「フードビジネス」(テーブル管理/ハンディ運用/プリンター連動など)と、小売向けの「リテールビジネス」(棚卸・在庫履歴・免税電子化・EC受注の一元管理など)を用意。

必要に応じて機能を拡張したい店舗や、多店舗化・EC連携を見据えて本部・在庫・受注を一元管理したい企業におすすめです。

項目内容
サービス名スマレジ
提供会社(運営会社)株式会社スマレジ
主な特徴・強み・公式の「スマレジ・アプリマーケット」で業種・業態に合わせて機能を追加・カスタマイズ可能
・クラウドで売上をリアルタイム分析、在庫やデータを一元管理
対応企業規模小規模店舗〜大規模チェーンまで対応
導入実績登録店舗数115,000店舗以上(2022年7月時点)
初期費用0円(スタンダードプランのアプリ利用)
月額費用・スタンダード:0円
・プレミアム:5,500円
・プレミアムプラス:8,800円
・フードビジネス:12,100円
・リテールビジネス:15,400円
※税込、1店舗あたり
導入までの期間・約2週間が目安(アカウント作成〜機器納入)
・商品マスタ登録フォローやトレーニング実施で約1週間で利用開始も可
サポート体制・メール・チャット(プレミアムプラス以上、平日11:00〜17:00)
・電話(プレミアムプラス以上、9:00〜22:00/365日対応)
外部連携会計:MFクラウド会計、freee、弥生会計、TKC、勘定奉行クラウドEC/在庫・受注:ネクストエンジン、アシスト店長、Shopify決済・ハード連携:決済端末(PAYGATEなど)、自動釣り銭機、セミセルフレジ拡張アプリ:アプリマーケットで各種アプリを追加、業種に応じた柔軟な機能拡張が可能

CASHIER(株式会社ユニエイム)

CASHIERは、クラウド型POSレジとして高い人気を誇るサービスです。

最大の特徴は 導入継続率99%という驚異的な数字で、多くの店舗が長く利用を続けている点にあります。

システムの安定性と使い勝手の良さが、リピーターを増やしている要因です。他社のように機能ごとにプラン料金が変わる仕組みではなく、導入するハードウェアごとに料金が決まる方式 を採用しています。

たとえばタブレットPOSは月額0円〜、セルフレジは月額6,400円〜、券売機は月額9,400円〜と、業種や業態に応じて適切な組み合わせを選べます。

小規模の飲食店から大規模チェーンまで幅広い導入が可能です。

項目内容
サービス名CASHIER
提供会社(運営会社)株式会社ユニエイム
主な特徴・強み・導入継続率99%と圧倒的な数値を誇り、信頼性が高いと評価されている
・飲食業態に強く、セルフレジ・券売機・テーブルオーダー・スマホオーダーなどの機能が豊富
対応企業規模個人店舗~大規模店舗まで幅広く対応
導入実績Sony Music、BANDAI NAMCOなど
初期費用0円~(要問い合わせ)
月額費用0円~
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制電話・メールサポート(受付時間:10:00〜21:00)
※他の時間帯でのサポート契約は、別途相談可能
外部連携・freee会計とAPI連携(売上などを自動送信)
・ Square Terminal連携(Squareアプリマーケット掲載) 
・CASHIER PAYMENTによる各種キャッシュレス(PayPay/Alipayなど)

POS+food(ポスタス株式会社)

POS+foodは、飲食店向けに設計されたクラウドPOSレジです。

注文から配膳・会計までの流れをスムーズにつなげることを重視しており、セルフオーダーやモバイルオーダー、券売機、セルフレジなど混雑時の負担を減らせる仕組みが揃っています。

人手不足やピークタイムの混雑解消に悩む店舗にとって、オペレーション改善につながる点が大きな魅力です。

多店舗展開を見据えた本部管理機能も充実しており売上や勤怠、メニュー設定などを一元管理でき、単店からチェーンまで柔軟に対応できます。

飲食チェーンだけでなく小売や美容業界での実績もあり、業態を超えて活用できるノウハウが蓄積されています。

項目内容
サービス名POS+food
提供会社(運営会社)ポスタス株式会社
主な特徴・強み・飲食特化のラインナップ(テーブルオーダー/モバイルオーダー/セルフレジ/券売機 など)でオペレーション最適化に強い
・365日電話サポート+無制限の駆けつけサポート(一部地域は別費用)で導入後も安心
対応企業規模個人店〜多店舗・チェーンまで対応
導入実績Italian Kitchen VANSAN、ときわ亭など飲食チェーン多数
初期費用要問い合わせ(機器・構成により見積り)
月額費用14,000円〜(税別/1店舗)
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制・チャット
・メール
・電話(10:00〜22:00)
・駆けつけサポート(365日)
外部連携・会計:弥生会計/freee会計/マネーフォワード クラウド
・予約:TableCheck/トレタ/ebica
・デリバリー:Uber Eats
・決済端末:stera terminal/楽天ペイ/PAYGATE Station/PAYGATE AIR/STORES
・決済・受発注・分析:インフォマート(BtoB受発注)/TOUCH POINT BI

SPIRE POS(フィーリックス株式会社)

SPIRE POSは、販売だけでなく買取・査定や委託販売、EC受注管理までを同じ画面設計で扱えるのが大きな特長です。

買取→販売→精算までの流れを一気通貫にでき、取置・掛売・領収書発行などの細かな運用も網羅しています。

リユース特有の身分証画像の保存や電子署名にも対応しており、法令対応や記録管理までをPOS側で完結。

ブラウザで高速に動作し、Windows/iOS/Androidアプリも提供。端末やOSを選ばず運用できるため、既存機器を使って始められます。

さらにセルフレジや周辺機器連携(POSプリンター/自動釣り銭機等)にも対応し、繁忙時のレジ待ちを軽減できます。

項目内容
サービス名SPIRE POS
提供会社(運営会社)フィーリックス株式会社
主な特徴・強み小売、リユース特化しており、買取査定・委託販売・EC受注管理、セルフレジ、在庫、会員、分析などを網羅
・複数店舗の一元管理・高度な在庫/会員管理・分析機能を標準で備えている
対応企業規模単店〜多店舗・チェーンまで対応
導入実績公式に記載なし
初期費用・0円(セルフ設定の場合)※電話による導入サポートは無料・遠隔33,000円~/現地66,000円~の有料導入サポートあり
月額費用・スモールプラン:5,500円・リテールプラン:9,900円・リサイクルプラン:13,200円
※各1店舗2台までの月額
導入までの期間アカウント作成後すぐ開始可(セルフ導入)/現地設置や設定代行時は要問い合わせ
サポート体制・メール
・電話(平日10:00〜18:00)
・休日電話サポート(+4,400円/月/店舗のオプションあり
外部連携freee会計・Square ターミナル・メルカリShops・CITIZEN 決済Box/自動釣り銭機連携

Salon Answer(エクシードシステム株式会社)

Salon Answerは美容サロンの現場動線に合わせて、予約・顧客・施術記録・売上・分析を一体管理できるクラウドPOSです。

とくに電子カルテが使いやすく、施術前後の写真をその場で取り込み、カラー配合や使用商材のメモも時系列に蓄積できます。

来店履歴と併せて参照でき、スタイリストごとの再現性や提案の質を安定させやすいのが強みです。

LINEミニアプリ連携を使えば、LINE上で会員証の提示やかんたん予約、キャッシュレス決済、電子レシート配信まで完結。

リマインド配信などもPOS側から自動化でき、電話対応の負担や予約抜けを抑えながら、来店→会計後のフォローまで滑らかにつなげられます。

項目内容
サービス名Salon Answer
提供会社(運営会社)エクシードシステム株式会社
主な特徴・強み・美容サロン専用のクラウドPOS(予約・顧客・売上・分析・電子カルテまで搭載)
・LINEミニアプリ連携で会員証・予約・キャッシュレス決済・電子レシート配信まで対応
対応企業規模単店〜多店舗(本部・多店舗管理オプションあり)
導入実績MASHU、Mars internationalなど
初期費用130,000円(税抜)(マスタ設定登録、初回訪問操作指導、納品設置などのサービスパック)
月額費用9,800円〜(税抜)
※安心サポートパック2,000円/月を含む(20名超は+300円/人)
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制・メール
・電話(平日10:00〜18:00)
外部連携・LINEミニアプリ(SBPS):会員証/予約/キャッシュレス決済/電子レシート
・予約サイト連携:BeautyMerit/かんざし/リザービア
・セルフレジ:CITIZEN「CP-B精算システム」

Clinic POS(株式会社APOSTRO)

出典元:https://apostro.co.jp/pos/

Clinic POSは、医事会計データと連動する前提で設計された医療機関向けPOSです。

診療・処方に基づく会計情報を1件ごとに記録し、会計はセミセルフで端末側に受け渡します。これにより、窓口の二重入力や確認作業を抑え、患者対応の滞留を軽減できます。

運用面では自動釣り銭機やキャッシュレス端末と組み合わせて入金を厳正化し、ピーク時でも会計処理を平準化。

会計の一部工程を機械側に移せるため、釣り銭準備や締め作業、現金差異の突合といった手作業の負担を具体的に減らせます。

受付スタッフは案内・保険証確認・問診など本来業務に時間を回しやすくなり、人員を完全に削らずにボトルネックだけを切り離す運用が可能です。

  • 医事会計データ連動を前提にした医療機関向けPOS
  • 請求データを取り込み「いつ・誰が・どんな内容を・いくらで」を1件ごとにリアルタイム記録
  • 家族まとめ会計(オプション)や返金処理に対応し、医療特有の会計運用に強い

PharmaCube(株式会社APOSTRO)

出典元:https://apostro.co.jp/pharmacube/

PharmaCubeは薬局専用のセルフレジです。

レセコン(NSIPS対応)と連携し、会計データを端末へ自動取り込みできます。

窓口の会計対応を装置側に移せば患者が自分で精算を完結できるため、待ち行列と現金授受の負担を抑えられます。また導線に干渉しにくい省スペース設計で、狭いカウンターでも据え付けやすいのも利点です。 

OTC(一般用医薬品)との同時会計に対応でき、処方会計と物販を一度で処理可能。ピーク帯は処方受付→会計の流れを分断せず、服薬指導や接遇に人手を回しやすい体制をつくれます。

自動釣り銭機と違い、患者側のセルフ操作で会計自体を置き換える発想なので、スタッフの会計稼働そのものを大きく減らせます。 

  • 薬局専用のセルフレジ
  • 患者のセルフ操作で無人会計を完結でき、窓口の会計業務を削減
  • NSIPS®対応のレセコン連携で会計データを自動取り込み、OTC(一般用医薬品)との同時会計にも対応

【業種別】おすすめPOSレジを紹介

ここからは業種別で、おすすめのPOSを紹介します。

各業種ごとに「まず優先すべき機能」→「解決の打ち手」→「おすすめサービス」の順で整理しました。

店舗規模や既存システム、外部連携の有無によって最適解は変わるため、要件確認の目安としてご活用ください。

飲食店・居酒屋向け

飲食店・居酒屋の売上を伸ばすには、まずピーク時の滞留(注文・会計待ち)を減らすことが重要です。

モバイル/テーブルオーダーで注文を前倒しし、セルフレジ・券売機で会計を分散させる仕組み作りがおすすめ。

テイクアウトやデリバリーがある場合は外部連携で注文を自動取り込み、キッチン連携まで一気通貫にして二重入力を防ぎましょう。

多店舗化を視野に、本部でメニュー・売上を一元管理できる設計だと施策の横展開がしやすくなります。

おすすめサービス:POS+food/CASHIER

小売店向け

小売の利益を守るには欠品・過剰在庫を抑えつつ、レジ行列を短くする必要があります。

そのためにはバーコード運用や棚卸・在庫移動を素早く回せる仕組みと、セルフレジ/自動釣り銭機で会計を分散させる構成が有効です。

ECを併用する場合は、受注の自動取り込みと在庫同期まで一気通貫にして二重入力を防ぎます。

会員・ポイント・クーポンを本部で一元管理できる設計だと、販促の横展開と効果検証がしやすくなります。

おすすめサービス:SPIRE POS/スマレジ

美容室・サロン向け

美容室・サロンの売上の柱は再来と指名の安定化であり、そのために来店前後の体験を切れ目なくつなぐことが重要です。

予約管理と電子カルテ(写真・レシピ・商材履歴)を時系列で参照すれば、施術の再現性を高められます。

担当者別の実績可視化やセルフレジ連携まで備えた構成だと、施術時間を確保しつつ多店舗でも運用が揃えやすくなります。

おすすめのサービス:Salon Answer

クリニック・医療機関向け

満足度と回転率を両立するには、会計の自動化と例外処理の標準化が重要です。

セミセルフで診療費確定後の会計を端末側に受け渡し、窓口の滞留を抑えます。

電子カルテ/レセコンと金額を自動連携し、家族まとめ会計・未収金・返金・分割精算といった例外にも標準で対応できると安心です。

再来受付・会計待ち表示と連携できる設計だと、呼び出しや導線がさらにスムーズになります。

おすすめのサービス:Clinic POS

薬局向け

薬局の回転率と対人業務の質を両立するには、会計のセルフ化とレセコン連携が重要です。

レセコン(NSIPS)と自動連携し患者のセルフ操作で精算を完了できる構成だと、窓口の滞留を抑えられます。

OTC同時会計やキャッシュレス対応、省スペース筐体に対応していれば、狭いカウンターでも導線を崩さず運用できます。

締め作業の短縮や現金差異の抑制など、日々の負担を減らせる点も重視しましょう。

おすすめのサービス:PharmaCube

まずは無料で使えるPOSレジの導入もおすすめ

初めてPOSレジを導入する場合や、小規模事業でコストを抑えたい場合には、無料からスタートするのも有効な方法です。

基本機能を試しながら自社に合うかどうか見極められ、失敗を防ぎやすくなります。

無料プランの特徴

初期費用や月額料金を0円から利用できる無料プランでは、会計処理や売上管理といった基本機能を中心に利用できるのが特徴です。

基本機能だけであれば追加料金なしで導入でき、コストを抑えて始められる点が大きな魅力です。

ただし顧客管理や複数店舗管理といった高度な機能は制限されるケースもあり、本格的な運用には物足りなさを感じる場合もあります

またレシートプリンターやキャッシュドロアなどの周辺機器も別途購入が必要となるため、完全に無料ではない点に注意が必要です。

有料化のタイミング

無料プランで使い勝手を確認した後、必要な機能が増えてきた段階で有料プランに移行するのが一般的です。

たとえば在庫管理や予約管理、外部サービスとの連携を行いたい場合には、有料版でしか利用できないケースが多くあります。

無料利用はあくまで「お試し」や「小規模運用」に適したサービスなので、店舗の成長や業務の高度化に合わせて有料化を検討しましょう。

POSレジ 比較でよくある質問

Q1. POSレジとPOSシステムの違いは?

A. 「POSレジ」はレジ端末そのものを指し、「POSシステム」は売上や在庫、顧客データを管理する仕組み全体を意味します。比較する際は、ハードの種類(据え置き型/タブレット型)だけでなく、システムの連携機能までチェックが大切です。

POSレジとは?

Q2. POSレジは本当に無料で導入できる?

A. Airレジやスマレジなど、無料で利用できるプランが用意されているサービスがあります。ただし完全無料ではなく、周辺機器の導入費用や拡張機能を使う際の有料プランが必要になるケースが多いです。

まずは無料で使えるPOSレジの導入もおすすめ

Q3. POSレジの価格はどのくらい?

A. 初期費用、月額費用だけでも0円〜数万円まで幅があります。小規模店舗なら0円スタートの汎用型POSレジが人気ですが、飲食店や美容室、クリニックなどでは業種特化型POSレジを導入するケースが多く、月額1万円前後からが目安になります。

POSレジ比較8選|価格・サポート・機能を総点検

Q7. 業種別におすすめのPOSレジは?

A. 飲食店や居酒屋ならオーダー管理やキッチン連携が便利です。小売店なら在庫や会員管理、美容室・サロンは予約や顧客管理、クリニックでは会計やレセコン連携といった機能が役立ちます。

まとめ

POSレジを比較しても、「結局どれを選べばいいの?」と迷う方は少なくありません。大切なのは価格や知名度だけでなく、自社の業務にフィットする機能を見つけることです。

まずは無料でサービスを利用して、実用性の高いサービスを選定するのもおすすめです。

今回のまとめ
  • POSレジには汎用型/特化型、据え置き型/タブレット型といった種類があり、目的に応じた選定が必要
  • 売上・在庫・顧客管理などの基本機能を活用することで、業務効率化やミス防止、キャッシュレス対応にも効果的
  • 複数店舗の一元管理や会計ソフト連携により、経営全体の最適化をサポート
  • 導入のメリット・デメリットを把握し、コスト面だけでなく教育やトラブル時の対応も考慮する
  • 無料から利用できるサービスも多く、初期投資を抑えて試せるのは大きな魅力
  • 将来的な拡張や多店舗展開に備え、長く使えるサービスを選ぶことが成功の鍵

POSレジは単なる会計ツールではなく、店舗運営の基盤を支える存在になりえます。

比較表を参考に、自社にとって最適なPOSレジを見極めましょう。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋 真倫

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。

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