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セルフレジ・自動精算機
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おすすめセルフレジ5選を徹底比較|種類・仕組み・価格までわかる導入ガイド

セルフレジおすすめ比較

セルフレジを比較し、導入を検討する店舗が急増しています。

背景にあるのは、人手不足の深刻化やキャッシュレス決済の普及、そして顧客の利便性向上といった店舗運営の課題です。

セルフレジはこれらの課題を解決する有効な手段として注目されており、いまや業態を問わず導入が進んでいます。

どれがおすすめなのか悩んでいる方向けに、セルフレジの基本情報や種類、メリット・デメリット、選び方や業種別のおすすめサービスも紹介します。導入の判断材料として、参考になれば幸いです。

すぐにセルフレジを比較したい方は『【早見表】セルフレジ比較5選』をご覧ください。

セルフレジとは?基本と種類

セルフレジとは、顧客が自ら会計操作を行うレジシステムの総称です。セルフレジは大きくセミセルフレジとフルセルフレジに分けられます

従来のようにスタッフが会計を担うのではなく、スキャンや支払いの一部、あるいはすべてを顧客に任せて省人化と効率化を実現可能です。

セルフレジはPOSシステムと連携して稼働し、売上データや在庫情報を即時に反映する仕組みを備えています。

近年の店舗運営においてセルフレジは単なる精算機器ではなく、運営効率や顧客満足度を左右する重要なシステムへと位置づけられています。

セルフレジの普及背景と導入が進む理由

セルフレジが急速に普及しているのは、社会や店舗運営の課題に応える仕組みとして注目されているためです。とくに以下の要因が導入を後押ししています。

普及背景と導入が進む理由
  • 人手不足の深刻化
  • キャッシュレス決済の拡大
  • 感染症対策への意識
  • 顧客満足度の向上
  • 経営効率化

このような背景が重なり合い、セルフレジは幅広い業態で導入が進む代表的な店舗システムとなっています。

セミセルフレジの仕組み

セミセルフレジはスキャンをスタッフ、支払いは顧客が行う方式です。

スタッフが商品のバーコードを読み取り、金額を確定させた後、顧客が自動釣銭機で現金やキャッシュレス決済を行います。

この方式の特徴は、会計部分だけをセルフ化することで効率を高められる点です。

スタッフはスキャン業務に集中できるため、レジ対応のスピードが上がり、会計時の人的ミスも減らせます。

セミセルフレジの詳細は『セミセルフレジ(自動釣銭機)とは?セルフレジとの違いとメリット・デメリット、トラブル対策を解説』をご覧ください。

フルセルフレジの仕組み

フルセルフレジはスキャンから支払いまで、すべてを顧客が行う方式です。

顧客が自分で商品のバーコードを読み取り、表示された金額を自動精算機で支払います。

フルセルフレジは、会計フローを完全に顧客が担うため、例外を除いてスタッフの関与がほとんど必要ありません。

店舗側は会計業務をほぼ自動化でき、運用体制をシンプルに保てます。

さらにセルフレジの詳しい機能まで知りたい方は、「【無料あり】POSレジ比較8選|価格や業種別の選び方を徹底解説」の記事をお読みください。

セルフレジ導入のメリット

セルフレジを導入するメリットは、次の5つです。

メリット
  • レジ待ち時間の短縮
  • 人件費削減と業務効率化
  • 会計ミス・不正の防止
  • 非接触で衛生的に安全
  • キャッシュレス決済の導入・強化

レジ待ち時間の短縮

セルフレジを導入する大きなメリットのひとつは、顧客のレジ待ち時間を減らせることです。

有人レジではピーク時に行列が発生しやすく、顧客の不満や離脱につながります。

セルフレジを数台並べて運用すれば同時に複数人が会計を進められ、混雑を大幅に緩和できます。

顧客の利便性と、店舗の効率化を同時に実現できる点が魅力です。

人件費削減と業務効率化

会計作業を顧客に任せられるため、スタッフの稼働時間を大幅に削減できます。

従業員はレジ対応から解放され、接客や品出し、売場整備など本来の業務に集中しやすくなります。

少人数でも店舗を効率的に運営できるため、人手不足が課題となる業界・店舗にとっては大きな助けとなるでしょう。

スタッフが接客に回れる時間が増えるため、サービス品質の向上や顧客満足度アップにもつながります。

会計ミス・不正の防止

多くのセルフレジには自動釣銭機や自動精算機が組み込まれており、金銭の授受を正確に処理可能です。

釣銭の渡し間違いや金額の取り違えが起こりにくく、顧客とのトラブルを未然に防げます。

現金管理がシステム化され、従業員による不正や横領、売上金の持ち出しといったリスクも抑えられます。

すべての取引はデータとして記録されるため、後からの確認・監査が容易になり、運営の透明性も高まるでしょう。

非接触で衛生的に安全

非接触で会計を完了でき、衛生的で安全な環境を整えられます。

顧客自身が操作するため、現金やカードをスタッフに手渡す機会が最小限になり、接触リスクを大幅に下げられます。

とくに感染症対策の面で、顧客・スタッフ双方の不安を和らげる効果があるでしょう。

衛生面への配慮は、顧客満足度の向上や店舗への信頼強化にも直結します。

キャッシュレス決済の導入・強化

セルフレジはクレジットカードや電子マネー、QRコード決済など多様なキャッシュレス手段と相性が良く、幅広い支払い方法を取り入れやすい仕組みです。

顧客は自分に合った支払い方法を選べるため利便性が高まり、来店動機や購買意欲の向上につながります。

店舗側にとっても現金の取り扱いが減るため、金銭管理の手間や釣銭準備の負担が軽減され運営効率が上がります。

セルフレジ導入のデメリット

セルフレジの導入では、次のデメリットに注意すべきです。

これらのデメリットのなかには避けられない部分もありますが、あらかじめ課題に応じた準備や運用の工夫をすれば、影響を最小限に抑えられます。

導入費用・ランニングコストの負担

セルフレジの導入には、方式によっては高額な初期投資が必要です。

とくにフルセルフレジは専用筐体の導入が前提となるため、設置環境や台数によっては数百万円規模、あるいはそれ以上の費用が発生するケースもあります。

また導入後は保守契約やシステム更新料などのランニングコストもかかり、長期的に費用が継続する点に注意が必要です。

顧客操作ミスや高齢者への対応

セルフレジは顧客が自分で操作を行うため、操作に慣れていない人にとっては戸惑いやすい面があります。

バーコードの読み取りや支払い手順でエラーが発生すると、スタッフが呼び出されて対応するため、効率化の効果が下がります。

高齢者が多く利用する店舗では「難しそう」「使い方がわからない」といった声が出やすく、有人レジを併設するなど柔軟な運用が求められるでしょう。

未清算・万引きリスク

顧客が自分で会計を進めるため、意図的に商品をスキャンしない場合や、支払いを済ませずに持ち出すといった不正行為のリスクがあります。

操作ミスでスキャン漏れが起こるケースも想定され、未清算商品の発生につながる点は注意が必要です。

監視カメラの設置や店員による巡回、重量センサーやゲートシステムの導入など、抑止力を高める工夫によって万引きや未清算の影響を最小限に抑えられます。

故障・通信トラブル時の対応

セルフレジは機械やシステムに依存するため、故障や通信障害が発生すると利用できなくなるリスクがあります。

レジが止まれば会計待ちが発生し、顧客満足度の低下や店舗運営の混乱につながりかねません。

このような状況に備えるため、有人レジの併設などバックアップ体制の構築も求められます。

【早見表】セルフレジ比較5選|業態別おすすめも紹介

ここでは主要8サービスの情報をもとに、比較表にまとめました。

サービスのタイプも異なるため、導入検討の際は参考のひとつとしてご活用ください。

REGIXBCPOSワンレジNeoSarf/POSSmooth Self & Ticket
サービスロゴ
提供会社グローリー株式会社株式会社ビジコム株式会社スカイダイニングNECソリューションイノベータ株式会社株式会社ハイパーソフト
サービスのタイプ汎用型汎用型特化型(飲食店向け)特化型(小売向け)特化型(美容室・サロン向け)
初期費用0円POSセット+ベーシックプラン:254,000円(税別)〜要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
月額料金・ライトプラン:27,000円/月~(税別)
・ベーシックプラン:30,000円/月~(税別)
POS導入費用:1台5,000円~※オプション、パックプランにより変動要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
無料デモ要問い合わせあり要問い合わせ要問い合わせあり
サポート体制電話・出張サポート、パーツ交換、年1回の点検メール、電話(平日10:00~18:00)※有償プランで対応時間拡充24時間365日対応のコールセンター365日対応の専任のヘルプデスク(9:00~21:00)サポートセンター(平日9:00~20:00、土日祝9:00~19:00)
お問い合わせ公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください
横にスクロールできます

それぞれ対応業種やサポートの範囲も大きな違いがあるので、比較では料金や機能だけでなく、店舗規模や業態に合うかどうかも確認しましょう。

REGIX(グローリー株式会社)

REGIXはPOSレジ本体と自動つり銭機を一体運用できる、サブスクリプション型のセルフレジ/セミセルフ対応ソリューションです。

現金の受け取りから釣銭計算までを自動化し、手打ち入力を極力なくして締め作業も素早く完了できる設計です。現金・キャッシュレスのマルチ決済に対応し、店舗の運用を効率化します。
店舗の特性や顧客の導線に合わせて、有人レジ/セミセルフの運用を切り替えられるのも特徴のひとつです。

大画面の両面タッチパネルや操作サポートUIなど、初めての来店客でも直感的に精算できるUI/UXが用意されています。 

項目内容
サービス名REGIX
提供会社(運営会社)グローリー株式会社
主な特徴・強み・セミセルフ/フルセルフに対応でき、店舗の運用に合わせた柔軟な構成が可能
・薬局やクリニック、飲食店、小売店舗など多様な業態に導入されている
対応企業規模中小企業から中堅企業、医療機関まで広く対応
導入実績官公庁含め、業態・店舗規模問わずさまざまな業種で導入実績あり
初期費用0円
月額費用・ライトプラン:27,000円/月~(税別)
・ベーシックプラン:30,000円/月~(税別)
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制電話・出張サポート、パーツ交換、年1回の点検
外部連携・レセコン(医療報酬明細書システム)とのバーコード連携
・キャッシュレス決済・クレジット・QRコード決済といった決済手段

BCPOS(株式会社ビジコム)

BCPOSは、パソコンをPOS本体として活用する設計で、専用機に縛られずに店舗の運用形態や機器構成に合わせて柔軟に組めるPOSソフトです。

基本のレジ機能に加えて、在庫・仕入・顧客・ポイントなどの店舗運営に必要な機能をワンパッケージで備え、日々の販売・管理業務を一元化できます。

自動釣銭機との連携に標準対応しており、セミセルフ運用も可能です。

インバウンド対応では免税販売機能を標準搭載し、消耗品/一般物品の自動判別やカテゴリ別合計の算出に対応。さらに免税電子化システム「eあっと免税」とも完全連動しています。

項目内容
サービス名BCPOS
提供会社(運営会社)株式会社ビジコム
主な特徴・強み・在庫管理・顧客管理・免税販売・ポイント発行など、多くの店舗管理機能が基本・オプションで含まれており、店舗運営の見える化を支援・Windows OS 用 POSソフトで、POS筐体・タブレットなどハードを選べる柔軟性
対応企業規模個人経営の店舗から中小企業・中堅規模のチェーン店まで幅広く対応
導入実績累計25,000台超の導入実績あり。
初期費用POSセット+ベーシックプラン:254,000円(税別)〜
月額費用POS導入費用:1台5,000円~
※オプション、パックプランにより変動
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制・通常サポート:平日10:00~18:00(無料)サポートプラス:365日10:00~22:00(POS:月あたり2,800円~・免税システム:月あたり300円/ライセンス)サポートワイド:365日8:00~22:00(POS:月あたり4,000円~)
外部連携/API対応・自動釣銭機(グローリー製 S1000など)
・クラウドサービス(在庫管理・本部システムとのデータ共有)
・バーコード・免税システム(インバウンド対応)
・会計ソフト(弥生会計などとのデータ出力)

ワンレジ(株式会社スカイダイニング)

ワンレジは飲食店に特化したPOSで、会計・注文だけでなく、勤怠や衛生管理まで店舗運営を一体で扱える設計です。

「給与計算~HACCP対策まで、レジの枠を超えて店全体の運用をまとめる思想が中核にあります。

現場導線に合わせた3つの運用シナリオが用意されているのも特徴で、「テーブルオーダー」「モバイルオーダー」「フードコート運用」といった形で、客席・厨房・受け渡しの流れを分断せず最短化できます。

セルフでは客が全操作を行い、セミセルフでは伝票スキャンなどはスタッフ、支払いはお客様で分担するなど、混雑状況や人員配置に応じた運用が可能です。

項目内容
サービス名ワンレジ
提供会社(運営会社)株式会社スカイダイニング
主な特徴・強み・注文管理・セルフオーダー・テーブルオーダー・ハンディ端末対応など、飲食店のオペレーションを効率化する機能が揃っている
・無人でも運用可能な券売機も備えており、人手不足や省人化ニーズに応えられる
対応企業規模中小規模の飲食店が主な対象
導入実績飲食業界で多数の導入実績あり
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制・24時間365日のコールセンター
・スタッフ、店長、本部への講習サポート
外部連携/API対応・会計ソフト・給与ソフト・多言語対応(英語・中国語など)スタッフ端末・セルフオーダー端末で言語切替可能
・店舗の現場で使われる厨房プリンタ印字などにも言語設定対応

NeoSarf/POS(NECソリューションイノベータ株式会社)

NeoSarf/POSでは、有人/セミセルフ/フルセルフの3形態を1つのアプリでカバー可能。セミセルフからフルセルフへはボタン1つで切替できる設計です。

ピーク時に休止中の対面レーンを即座にセルフ化して回転率を上げるなど、現場の混雑状況に応じた柔軟な運用を想定しています。

画面はアニメーション+音声ガイドで誘導され、初見の来店客でも迷いにくいUIを採用。本部システムと連携し、商品・売価など各種マスタの一元管理によって、各店舗の情報をリアルタイムで共有できます。

滞留在庫の把握や定番・売れ筋の欠品防止、早期マークダウンの実施など、店舗のオペレーション最適化を支援します。 

項目内容
サービス名NeoSarf/POS
提供会社(運営会社)NECソリューションイノベータ株式会社
主な特徴・強み・売上・在庫・顧客情報をリアルタイムに一元管理でき、チェーン展開や本部でのマスタ管理に強み
・POS専用機だけでなくPC・タブレットでも利用可。既存機材を活かせる柔軟性
対応企業規模中小〜中堅の専門店からチェーン展開まで
導入実績コーナン商事/JTBコミュニケーションデザインなど
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制365日対応の専任のヘルプデスク(9:00~21:00 ※オプション:7:00~23:00、24時間))
外部連携/API対応・J-TaxFree(免税電子化)と売上情報を連携
・EC/OMO連携(EC・顧客管理等と拡張)
・顔認証を含む周辺ソリューションとの連携
・自動釣銭機・多彩な決済にも対応

Smooth Self & Ticket(株式会社ハイパーソフト)

Smooth Self & Ticketは美容室・サロン特化のセルフレジです。運用はPOS契約を前提としており、会計と顧客管理を切れ目なくつなぐのが基本思想です。

受付〜メニュー確定は電子カルテまたはPOSで行い、会計はセルフで完結する運用フローになっています。

機種は大きく2系統。「Smooth Self PRO」は現金×キャッシュレス対応で、釣銭機の循環方式や残高自動計算でレジ締めの手離れを高めます。

「Smooth Self Cashless」はキャッシュレス専用で、低価格/省スペースな2台目導入にも向く構成です。

項目内容
サービス名Smooth Self & Ticket
提供会社(運営会社)株式会社ハイパーソフト
主な特徴・強み・前会計/後会計どちらにも対応し、会計後に顧客・売上データをPOSへ自動同期
・多言語対応(日・英・中・韓・ポルトガル・ベトナム・独)、サイネージ表示、売上金のみ回収などの運用機能を備える
対応企業規模小規模の受付カウンター設置から、大型店・モール店での導入まで対応
導入実績AFLOAT/RITZ代官山など
初期費用要問い合わせ
月額費用要問い合わせ
導入までの期間要問い合わせ
サポート体制・サポートセンター営業時間:平日9:00~20:00、土日祝9:00~19:00
・トラブル時には遠隔操作・訪問によりスピーディーに対応
外部連携・POS/(美容向け)電子カルテと連携して受付
・メニュー確定→会計→データ反映のフローを構築
・決済はクレジット/電子マネー/交通系IC/QR決済

セルフレジの選び方|5つのポイント

セルフレジの選び方を、次の5項目に分けて解説します。

セルフレジの選び方5つのポイント
  1. 導入目的と必要機能の整理
  2. 全体的な価格・隠れコストの確認
  3. 決済手段への対応状況
  4. サポート・保守体制
  5. 設置スペースとの兼ね合い

上記の項目を踏まえれば、自店舗の条件に合ったセルフレジをより的確に見極められます。

1.導入目的と必要機能の整理

まずは自社の導入目的と必要機能を明確にしましょう

混雑緩和や回転率の向上を優先するのか、店舗の規模や運営体制に合わせた機能を重視するのかによって、最適な機種は変わります。

たとえばオフライン環境でも稼働できる設計や、店舗の予約・会員管理システムとの連携、多言語対応なども重要な要素の一つです。

必要な条件を整理しておけば、後の機能選定がスムーズになります。

2.全体的な価格・隠れコストの確認

セルフレジの比較では、本体価格だけですべて判断するのは危険です。

導入時の設置費用や初期設定費用に加え、運用を続けるなかで保守契約料やソフトウェア更新料がかかるケースも少なくありません。

さらに故障時の修理費用や点検時の出張費用など、見落としがちな隠れコストが積み重なると、当初の予算を超えてしまう可能性があります。

導入を検討する際は月額・年間でどれだけコストが発生するのか、前もっての確認が大切です。

3.決済手段への対応状況

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など、顧客のニーズに合った手段に対応できる機種を選ぶ必要があります。

対応できない支払い方法があると、顧客が不便に感じてセルフレジの利用を避けてしまい、導入効果を十分に得られない可能性があります。

とくにキャッシュレス決済が普及している都市部の店舗では、多様な電子決済への対応が必須です。

自店の決済傾向に合わせて、現金・キャッシュレス両面の対応状況をバランスよく検討しましょう。

4.サポート・保守体制

導入時に「どこまで保守やサポートを受けられるのか」を明確に把握しましょう。

故障時にすぐ駆けつけてもらえるのか、電話やリモートでのサポートはあるのか、代替機を貸し出してもらえるのか、といった点は契約内容によって大きく異なります。

点検やアップデートの頻度、費用負担の有無も比較ポイントになります。

初期費用が安くても保守サポートが不十分であれば、結果的に運用コストやリスクが増す可能性もあるからです。

安心して運用を続けるためには、サポート・保守体制の質とコストの総合的な見極めが欠かせません。

5.設置スペースとの兼ね合い

設置スペースや店舗のレイアウトとの相性も重要な判断材料です。

フルセルフレジは専用筐体を伴うため場所を取りやすく、小規模店舗では導入自体が難しい場合もあります。

一方で、タブレット型や省スペース設計のセミセルフレジであれば、限られたスペースでも無理なく設置可能です。

またセルフレジ前の通路が狭すぎると、混雑がかえって悪化するケースもあります。

レイアウト設計を誤れば効率化どころか混乱を招きかねないため、設置スペースと運用体制の両方を見据えた検討が不可欠です。

業態別おすすめセルフレジ

ここからは業態別おすすめセルフレジを紹介します。

業種ごとに求められる機能や運用のポイントは異なるため、自店の特徴に合わせたタイプを選びましょう。

飲食店向け(ピーク帯の回転率重視)

飲食店では、ランチやディナーのピーク帯における回転率の向上が鍵になります。

セルフレジを導入すれば、注文〜会計の待ち時間を短縮でき、混雑時でもスムーズな入れ替えを実現可能です。

複数フロアやフードコート形態ではセミセルフとフルセルフを使い分けることで、混雑状況や客層に応じた柔軟な対応もできます。

おすすめサービス:OneRegi/REGIX

小売向け(在庫と会計効率の両立)

小売の現場では、欠品や過剰在庫を防ぎつつ、レジ行列を短縮することが重要です。

セルフレジと自動釣銭機を組み合わせれば、ピーク時でも会計を分散化でき、顧客満足度を落とさずに売場回転を高められます。

POSと在庫管理を連動させれば、仕入・棚卸・在庫移動まで一気通貫で処理でき、販売データをもとにした効率的な発注も可能。店舗運営を省力化しながら、販売機会のロスを抑えられます。

おすすめサービス:NeoSarf/POS/BCPOS

美容室・サロン向け(予約・会員管理連携)

美容室やサロンでは、予約管理や顧客情報の一元化が重要事項です。

特化型のセルフレジを導入すれば、受付から会計までの流れを分断せず、POSや電子カルテと自動連携して顧客データを正確に反映できます。

会計と同時に会員情報や施術履歴、ポイントを呼び出せるため、次回来店時の提案やキャンペーン施策にもつなげやすいです。

スタッフは施術や接客に集中でき、現場の効率化と顧客満足度の向上を同時に実現できます。

おすすめサービス:Smooth Self & Ticket

クリニック向け(レセコン連携・受付導線)

クリニックや診療所では、レセコンとの正確な連携と受付導線の効率化が大きな課題です。

電子カルテやレセコンで確定した医事会計データをそのまま会計に流し込み、二度打ちや入力ミスを減らしましょう。

患者がセルフで精算を行い、領収書・明細書・お薬引換券まで自動で発行できるなら、受付の滞留を防ぎ、混雑時間帯でもスムーズな対応が可能。

さらに前会計・後会計のどちらにも対応できるタイプなら、施設の導線設計や混雑状況に応じて柔軟に運用を切り替えられます。

おすすめサービス:自動精算機「Clinic KIOSK」/Clinic POS

薬局向け(調剤業務・患者対応を効率化)

薬局では、窓口での会計作業が多忙な調剤業務の妨げになりがちです。

セルフレジを導入すれば患者が自ら会計を完結でき、スタッフは服薬指導や接遇といった対人業務に専念できます。

さらに省スペースで導入できるタイプなら、限られた薬局のレイアウトでも運用しやすいです。

特化型はNSIPS対応のレセコンとの連携や、クレジット・電子マネー・交通系IC・各種QR決済への対応も進んでおり、患者の利便性を損なわずに業務効率を高められます。

おすすめサービス:PharmaCube

クリニック・薬局・医療機関向けのおすすめセルフレジ・自動精算機は『クリニック向けおすすめ自動精算機を比較|価格の削減方法や歯科対応メーカーも紹介』をご覧ください。

目的別おすすめセルフレジ

セルフレジを導入する目的は店舗ごとに異なります。ここからは代表的な目的別おすすめのセルフレジを見ていきましょう。

導入費をなるべく抑えたい場合

初期費用を抑えて始めたい店舗には、月額課金型やクラウド型POSと連携できるセルフレジが向いています。

タブレット端末をベースにした構成なら、導入ハードルを低くしながら必要機能を揃えられます。

おすすめサービス:BCPOS/スマレジ

初めての利用者でも直感的に使える機種を選びたい場合

大画面タッチパネルや音声ガイド、アニメーション付きのUIを備えたセルフレジなら、高齢者や初来店客でも迷わず操作可能です。

操作ミスを減らせるため、スタッフのフォロー負担も軽減されます。

おすすめサービス:REGIX/NeoSarf/POS

キャッシュレス決済の種類や利便性を充実させたい場合

キャッシュレス決済比率が年々高まるなかで、多様な支払い手段に対応できるセルフレジは、店舗の競争力を高める存在になります。

インバウンド需要を取り込む店舗は、海外発行のクレジットカードや多言語対応が必須となるケースも多く、顧客層を踏まえた決済対応状況の確認が欠かせません。

おすすめサービス:REGIX/NeoSarf/POS

用途別おすすめセルフレジ

セルフレジは店舗の形態や利用シーンによっても最適なタイプが変わります。

小規模店舗やインバウンド対応など、現場の条件に適したサービスを選べば、無理なく運用できる仕組みを整えられます。

店舗の形態や利用シーンに合わせたい場合

店舗の形態や利用シーンに合わせたい場合、有人レジ・セミセルフ・フルセルフを柔軟に切り替えられるタイプが便利です。

客層や混雑状況に応じて運用を変えられるので、幅広いシーンに対応できます。

とくに多店舗展開やフランチャイズ業態では、統一システムでの一元管理もしやすくなります。

おすすめサービス:NeoSarf/POS/REGIX

小規模・省スペース店舗向け

限られたスペースしかない小規模店舗では、コンパクトな筐体やタブレット型で導入できるセルフレジが適しています。

低コストで設置でき、会計業務の省力化を実現できます。什器やレイアウトを大きく変えず導入できるのも、スモールビジネスにとって大きな利点です。

おすすめサービス:BCPOS/Smooth Self Cashless

インバウンド・多言語対応が必要な店舗向け

訪日客が多い店舗では、多言語表示と海外カード対応を備えたセルフレジが有効です。

日本語以外のUIや免税電子化への対応があると、国際的な顧客層にも対応しやすくなります。

観光地や空港周辺などでは、対応力の差がそのまま売上や顧客満足度につながるでしょう。

おすすめサービス:Smooth Self & Ticket/NeoSarf/POS

券売機代わりに使いたい場合

注文と会計を同時に完結できる券売機タイプが有効です。

あらかじめ顧客に食券を購入してもらえば、オーダーミスや会計待ちを防げ、スタッフは調理と提供に集中できます。

近年はタッチパネル式で写真付きメニューを表示できたり、多言語対応・キャッシュレス決済に対応していたりするタイプも登場しており、柔軟な運用が可能です。

おすすめのサービス:ワンレジ

セルフレジ 比較でよくある質問(FAQ)

Q. セルフレジの比較では、どのポイントを重視すべきですか?

A. 価格だけでなく、導入目的に合った機能や決済手段への対応、設置スペース、サポート・保守体制などの総合的な比較が大切です。

自店の規模や顧客層に合わない機種を選ぶと、導入効果が十分に得られない可能性があります。

【早見表】セルフレジ比較8選|業態別おすすめも紹介

Q. セルフレジにはどんな種類がありますか?

A. 大きく分けて「セミセルフレジ」と「フルセルフレジ」があります。セミセルフレジはスキャンをスタッフが行い、支払いを顧客が担当する方式です。

フルセルフレジはスキャンから支払いまでをすべて顧客が行い、会計フロー全体をセルフ化できます。

セルフレジとは?基本と種類

Q. セルフレジには自動釣銭機が最初から備わっていますか?

A. 多くのセミセルフレジやフルセルフレジには自動釣銭機が組み込まれています。ただし、機種やプランによってはオプション扱いとなる場合もあるため、導入前に仕様を確認しておくことが重要です。

Q. 小規模店舗でもセルフレジは導入できますか?

A. 可能です。フルセルフレジは専用筐体のため設置スペースを要しますが、タブレット型や省スペース設計のセミセルフレジなら、小規模店舗でも無理なく導入できます。

レイアウトや運用体制に合わせた選定がポイントです。

まとめ

今回はセルフレジの比較に関する内容でした。

セルフレジは店舗の効率化や顧客満足度を高める仕組みとして、多くの現場で導入が広がっています。

日々の運営をスムーズにするだけでなく、お客様に「また来たい」と思ってもらえる環境づくりにも直結します。

最後に今回のまとめです。

まとめ
  • セミセルフレジとフルセルフレジがあり、店舗規模や利用環境に応じての選定が必要
  • セルフレジにはレジ待ち時間短縮、業務効率化、会計精度向上など多様なメリットがある
  • 初期費用だけでなく保守契約や修理費用などの隠れコスト、サポート体制の比較も重要
  • 業種ごとに重視すべきポイントが異なるため、必要機能を要チェック
  • インバウンド需要がある店舗では、多言語対応や海外決済手段の対応力が導入効果を左右する

導入を検討する際は、自店の業態や運営体制に合った機能の選定が欠かせません。

セルフレジは一度導入すれば長く使うものだからこそ、自店にとっておすすめな一台を慎重に見極める必要があります。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修者は記事の内容について監修しています。

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