債権管理システム
の関連情報

資料を無料で一括ダウンロード

債権管理システムおすすめ比較11選と失敗しない選び方|中小企業・大企業向けも

「毎月のExcelでの消込作業に時間がかかり、本来の業務に集中できない」
「担当者によって管理方法がバラバラで、正確な債権残高がすぐに把握できない」
「督促漏れが発生し、キャッシュフローの悪化が懸念される」

企業の経理・財務部門において、このようなお悩みはございませんか。手作業による債権管理は、非効率であるだけでなく、人的ミスや属人化といった経営上のリスクを常に内包しています。

これらの課題を解決し、企業の成長を加速させる鍵となるのが「債権管理システム」です。

本記事では、数ある債権管理システムの中から自社に最適な一つを見つけ出すために、以下の点を網羅的かつ分かりやすく解説します。

  • 債権管理システムの基本機能と導入メリット
  • 失敗しないための7つの選び方・比較ポイント
  • 【2025年最新】おすすめ債権管理システム11選の徹底比較
  • 企業規模別(中小企業・大企業)のおすすめシステムの傾向

この記事を最後までお読みいただくことで、債権管理業務の課題を解決し、経営基盤を強化するための具体的な道筋が見えるはずです。

MCB FinTechカタログにサービスを掲載しませんか?

MCB FinTechカタログは、お金領域(金融・決済・会計・FinTech等)の法人向けサービスに特化した資料請求サイトです。該当するサービスを提供されている企業様は、掲載料無料でサービス説明資料をご掲載いただけます。

サービス掲載を相談する

債権管理システムとは?基本機能と導入のメリットを再確認

このセクションでは、債権管理システムの基本的な役割と、導入によって企業が享受できるメリットについて解説します。

  • 債権管理システムとは: 請求・入金・督促といった一連の債権管理業務を自動化・効率化するツール
  • 主な機能: 入金消込、請求書発行、残高管理、督促管理などを自動化
  • 導入のメリット: 業務効率化、キャッシュフロー改善、内部統制強化

債権管理システムで実現できること|Excel管理からの脱却

債権管理システムとは、売掛金や未収金などの債権の発生から回収までを一元管理し、関連業務を自動化・効率化するためのITツールです。

これまで多くの企業で用いられてきたExcelによる管理では、以下のような課題がありました。

  • 手作業による入力ミスや更新漏れ
  • ファイル破損やバージョン管理の煩雑さ
  • リアルタイムでの情報共有の難しさ
  • 業務の属人化とブラックボックス化

債権管理システムは、これらの課題を根本から解決します。データを一元管理し、定型業務を自動化することで、経理・財務担当者を煩雑な作業から解放し、より付加価値の高い業務へシフトさせることを可能にします。

主な機能一覧:入金消込から督促までを自動化

債権管理システムには、企業の債権管理を強力にサポートする多様な機能が搭載されています。

機能分類主な機能内容
入金管理・銀行の入金データを自動取得
・請求データと入金データの自動照合(自動消込)
・消込結果の仕訳データを会計ソフトへ連携
請求管理・請求書、合計請求書の作成・発行
・インボイス制度に対応した適格請求書の発行
・請求書のメール送付、郵送代行
債権管理・取引先別の債権残高一覧、年齢表の自動作成
・滞留債権の自動抽出とアラート通知
・回収予定表の作成と予実管理
督促管理・支払期日超過の取引先への督促メール自動送信
・督促履歴の一元管理
与信管理・取引先ごとの与信限度額設定と実績管理
・与信超過時のアラート通知

導入による3つの主要なメリット

債権管理システムの導入は、単なる業務効率化に留まらず、企業経営全体に好影響をもたらします。

1. 圧倒的な業務効率化と人的ミスの削減

最も大きなメリットは、手作業で行っていた入金消込や請求書発行、督促状の作成といった定型業務を自動化できる点です。

これにより、担当者の作業時間を大幅に削減し、入力ミスや確認漏れといったヒューマンエラーを防止します。 捻出された時間は、資金繰り分析や与信管理の強化など、より戦略的な業務に充てることができます。

2. キャッシュフローの改善と経営状況の可視化

システムによって債権の回収状況がリアルタイムで可視化され、滞留債権を即座に把握できます。 督促漏れを防ぎ、早期のアクションを促すことで、回収サイクルが短縮され、キャッシュフローの改善に直結します。

また、経営層はいつでも正確な債権残高や資金繰りの状況を把握でき、迅速な意思決定に役立てることが可能です。

3. 内部統制の強化と属人化の解消

債権管理に関する業務プロセスがシステム上で標準化され、「誰が」「いつ」「何を」したのかという操作ログが記録されます。これにより、不正を防止し、内部統制の強化に繋がります。

また、特定の担当者しか分からないといった業務の属人化を解消し、担当者の異動や退職が発生してもスムーズな業務引き継ぎが可能になります。

債権管理のデメリットについては『債権管理とは?「きつい」と言われる理由とメリット・デメリット、業務フローをわかりやすく解説』で詳しく解説しています。

【失敗しない】債権管理システムの選び方7つの比較ポイント

自社に最適な債権管理システムを導入するためには、何を基準に比較・検討すれば良いのでしょうか。ここでは、導入後に後悔しないための7つの重要な比較ポイントを解説します。

  1. 企業の規模と解決したい課題で選ぶ【最重要】
  2. システムの提供形態(クラウドかオンプレミスか)
  3. 必要な機能の過不足はないか
  4. 既存システム(会計・販売管理)との連携性
  5. 操作性(UI/UX)と情報共有のしやすさ
  6. サポート体制の充実度(導入〜運用まで)
  7. 費用対効果と料金体系の妥当性

ポイント1. 企業の規模と解決したい課題で選ぶ【最重要】

はじめに、自社の規模と、システム導入によって最も解決したい課題は何かを明確にすることが不可欠です。

【中小企業向け】まずは特定業務の自動化から(入金消込特化型など)

従業員数が数十名〜数百名規模の中小企業では、経理担当者が複数の業務を兼任しているケースが多く見られます。まずは最も時間のかかっている業務をピンポイントで自動化することから始めるのが成功の秘訣です。

例えば、「毎月の入金消込作業がとにかく大変」という場合は、入金消込に特化した比較的安価なシステムが適しています。

まずは特定の業務を効率化し、その効果を実感した上で、将来的に請求書発行など他の機能を追加していくのがおすすめです。

【大企業向け】基幹システムとの連携と内部統制を重視(ERP型など)

従業員数が数百名を超える大企業や、複数の拠点・グループ会社を持つ企業では、既存の基幹システム(ERP)や販売管理システムとのスムーズなデータ連携が最重要課題となります。

また、内部統制の観点から、細かな権限設定や承認フローの構築、監査に対応できる操作ログの管理機能なども必須要件です。

この場合、債権管理機能を含む会計システムや、ERP(統合基幹業務システム)の一部として導入する選択肢が有力になります。全社的なデータ統一とガバナンス強化を実現することがゴールとなります。

ポイント2. システムの提供形態(クラウドかオンプレミスか)

システムの提供形態は、主に「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類に分けられます。

クラウド型オンプレミス型
サーバー提供事業者が用意自社で用意
初期費用低い、または無料高い
月額費用発生する基本的にない(保守費用は別途)
導入期間短い長い
カスタマイズ性低い高い
メンテナンス事業者側で実施自社で実施
おすすめの企業中小企業、スピーディーに導入したい企業大企業、独自の要件や高度なセキュリティが必須の企業

近年は、導入のしやすさやメンテナンスの容易さからクラウド型が主流となっています。特別な事情がない限りは、クラウド型から検討するのが良いでしょう。

ポイント3.必要な機能の過不足はないか

ポイント1で明確にした「解決したい課題」に基づき、必要な機能が搭載されているかを確認します。

多機能なシステムは魅力的ですが、使わない機能が多ければコストが無駄になってしまいます。自社の業務フローを洗い出し、「必須機能(Must)」と「あると嬉しい機能(Want)」を整理しておきましょう。

<チェックリスト例>

  • 複数の銀行口座からの入金データを自動で取り込めるか?
  • 振込名義人が異なる場合の消込を学習し、自動化できるか?
  • インボイス制度に対応した請求書を発行できるか?
  • 滞留債権を自動でリストアップし、アラートを飛ばせるか?
  • 部署や役職に応じた細かなアクセス権限設定が可能か?

ポイント4.既存システム(会計・販売管理)との連携性

債権管理システムは、会計ソフトや販売管理システムと連携させることで、その真価を最大限に発揮します。 例えば、消込結果の仕訳データを会計ソフトに自動で連携できれば、二重入力の手間がなくなり、月次決算の早期化にも繋がります。

自社で利用している会計ソフト(例:勘定奉行、弥生会計、freee会計など)や販売管理システムと、API連携やCSVファイルのインポート・エクスポート機能でスムーズに連携できるか、必ず確認しましょう。

ポイント5.操作性(UI/UX)と情報共有のしやすさ

システムは経理担当者だけでなく、営業担当者や経営層など、様々な立場の人が利用する可能性があります。誰にとっても直感的で分かりやすい画面デザイン(UI/UX)であるかは非常に重要です。

無料トライアルやデモ画面を活用し、実際の使用者となる担当者自身に操作性を確認してもらうことを強く推奨します。ダッシュボード機能で経営状況が一目でわかるか、営業担当者が必要な情報を簡単に見つけられるか、といった視点でチェックしましょう。

ポイント6.サポート体制の充実度(導入〜運用まで)

システム導入時には、初期設定やデータ移行などで不明点が出てくるものです。導入時のセットアップ支援から、運用開始後の電話やメールでの問い合わせ対応まで、サポート体制が充実しているかを確認しましょう。

特に、システムの乗り換えに不安がある場合は、専任の担当者が伴走してくれるような手厚いサポートを提供しているベンダーを選ぶと安心です。

ポイント7.費用対効果と料金体系の妥当性

初期費用や月額費用といった直接的なコストだけでなく、システム導入によってどれだけの業務時間が削減され、人件費が抑制できるかといった費用対効果の視点で評価することが重要です。

料金体系は、ユーザー数や請求書発行枚数に応じた従量課金制、機能に応じたプラン制など様々です。自社の利用規模を想定し、複数のサービスで見積もりを取り、コストパフォーマンスを比較検討しましょう。

債権管理システムおすすめ10選|機能・料金を徹底比較

ここからは、上記の選び方を踏まえ、数ある債権管理システムの中から特におすすめのサービスを厳選してご紹介します。

債権管理システム比較一覧表

Bill One債権管理V-ONEクラウドVictory-ONE/G5Lecto債権奉行クラウド請求管理ロボマネーフォワード クラウド請求書Plusfreee請求書ProActiveOBIC7シリーズ(債権回収管理ソリューション)クラウドERP ZAC
サービスロゴ
おすすめの利用者中小企業、中堅~大企業中小企業大企業中小企業小規模事業、中小企業、中堅・成長企業、大企業グループ中堅企業、大手企業中堅および成長企業、大企業グループ中小企業大企業グループ大企業グループ中小企業、中堅企業
費用要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ・基本の月額料金+督促数などに応じた従量課金形式
・詳細は要お問い合わせ
・利用シーンに応じた初期費用+月額の利用料
・小規模事業、中小企業の費用目安は月額6,500~22,000円
・中堅・成長企業、大企業グループの費用は要お問い合わせ
要お問い合わせ・初期費用+月額費用+その他オプション
・詳細は要お問い合わせ
年額23,760~120,000円要お問い合わせ要お問い合わせ・ZAC初期設定費用10万円に加えて、ライセンス、機能、保守費用の月額費用
・詳細は要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ無料デモ体験あり(要お問い合わせ)無料デモ体験あり(要お問い合わせ)要お問い合わせオンラインデモあり(要お問い合わせ)要お問い合わせ要お問い合わせ請求書発行・送付が可能な無料プランあり要お問い合わせ要お問い合わせ無料デモ相談あり(要お問い合わせ)
連携実績のあるシステム例・会計システム(勘定奉行クラウド、弥生会計、freee会計、マネーフォワード クラウド会計など)
・ワークフローシステム(kintone、Kaiden!など)
・請求書データの連携(マネーフォワード クラウド請求書、楽々販売、楽々明細、BtoBプラットフォーム請求書、freee請求書など)
・入金・消込仕分の連携(PCAクラウド会計、勘定奉行クラウド、MJSLINK DXなど)
・会計システム(Biz ∫、HUE、マネーフォワード クラウド会計、OBIC7シリーズ、勘定奉行シリーズなど)
・販売管理系システム(Billy、マネーフォワード クラウド請求書、OBIC7シリーズ、勘定奉行シリーズなど)
要お問い合わせ・様々な販売管理システムや会計システムと連携可能(連携モジュール利用料が別途必要)
・詳細は要お問い合わせ
・CRMシステム(Salesforce、kintoneなど)
・会計システム(マネーフォワード クラウド会計、弥生会計、freee会計など)
・CRMシステム(Salesforce)、販売管理システム、会計システムと連携可能
・要お問い合わせ
要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
詳細情報詳細はこちら公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください
横にスクロールできます

請求〜回収を一元管理できる債権管理システム

Bill One債権管理(株式会社Sansan)

出典元:https://bill-one.com/arm/

Bill Oneは、請求書の受領から発行・入金消込・照合までをクラウド上で一元管理できる債権管理システムです。請求書ごとに固有のバーチャル口座を割り当てることで、入金と請求書の自動照合を実現。請求〜回収プロセスのデジタル化により、入金確認や社内共有の手間を削減し、経理・営業・管理部門の連携をスムーズにします。

  • 入金消込の自動化:バーチャル口座による請求単位の自動マッチングで、手動照合作業を削減。
  • 債権・入金の一元管理:請求書発行から入金状況までをクラウド上で統合管理。
  • 社内連携の効率化:入金状況をリアルタイムに共有し、部門間の情報連携を円滑化。

債権奉行クラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント

債権奉行クラウドは、債権管理に関わる業務をまるごとデジタル化し、入金消込・回収予定管理・督促などを自動化するクラウド型システムです。銀行データの自動取得やAIによる精度の高い自動照合により、Excelによる手作業や目視確認を不要にし、入金消込にかかる時間を大幅に削減します。

さらに、与信チェックや未入金アラートによる督促自動化で未回収リスクを軽減し、債権回収率の向上に貢献します。基幹システムとの自動連携や請求書の電子化にも対応しており、債権管理全体の生産性向上を実現します。

項目内容
サービス名債権奉行クラウド
会社名株式会社オービックビジネスコンサルタント
主な特徴・強み・国内のほぼすべての金融機関と連携することで、銀行入金データを自動で取得・照合可能
・請求書の電子化および自動送付に対応し、デジタルインボイスにも標準対応
・与信限度額チェックや督促アラートなどの機能により、未回収リスクを軽減し回収業務を強化
導入実績導入先企業:三愛オブリガス九州株式会社、AGペイメントサービス株式会社、常滑市社会福祉協議会、ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社、フリー株式会社など
おすすめの利用者小規模事業、中小企業、中堅・成長企業、大企業グループ
費用・利用シーンに応じた初期費用+月額の利用料
・小規模事業、中小企業の費用目安は月額6,500~22,000円
・中堅・成長企業、大企業グループの費用は要お問い合わせ
無料トライアルの有無オンラインデモあり(要お問い合わせ)
連携実績のあるシステム例・様々な販売管理システムや会計システムと連携可能(連携モジュール利用料が別途必要)
・詳細は要お問い合わせ

請求管理ロボ(株式会社ROBOT PAYMENT)

請求管理ロボは、請求書発行から入金消込、未入金の督促までを自動化し、債権管理業務を効率化するクラウドシステムです。銀行振込・口座振替・クレジットカード・コンビニ決済など多様な決済手段と連携し、入金状況を即座に照合できるため、未収金管理や回収漏れを防止します。

特に件数が多い小口債権の管理やサブスク型ビジネスの複雑な請求体系にも対応しており、業務負荷を削減しながら確実な回収を実現します。さらにインボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しており、法令準拠の請求・債権管理を安心して運用できます。

項目内容
サービス名請求管理ロボ
会社名株式会社ROBOT PAYMENT
主な特徴・強み・入金データとの自動照合により、債権消込作業を効率化し未入金リスクを低減
・前受金や繰越残高処理など複雑な債権管理にも対応し、サブスクや分割払いなどの多様な請求形態を自動化
・未収金に対する督促を自動化し、回収漏れを防ぎながら安定したキャッシュフローを実現
導入実績・月10万件以上の請求書に対応、導入企業数900社以上
・導入先企業:スマートニュース株式会社、株式会社メドレー、株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ、株式会社ニューズピックス、NTTメディアサプライ株式会社など
おすすめの利用者中堅企業、大手企業
費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
連携実績のあるシステム例・CRMシステム(Salesforce、kintoneなど)
・会計システム(マネーフォワード クラウド会計、弥生会計、freee会計など)

マネーフォワード クラウド請求書Plus(株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド請求書Plusは、請求書の作成から申請・承認、発送までを自動化できるクラウド型請求書発行システムです。既存のCRM・販売管理システムとシームレスに連携し、手入力を排除することで、請求業務の効率化とミス削減を実現します。

さらにインボイス制度・電子帳簿保存法に標準対応しているため、法令改正にも柔軟に対応可能です。サブスクリプション型ビジネスにおいては売上の自動按分や仕訳連携をサポートし、成長企業や中堅企業の複雑な請求・債権管理を大幅に効率化します。

項目内容
サービス名マネーフォワード クラウド請求書Plus
会社名株式会社マネーフォワード
主な特徴・強み・既存のCRM・販売管理システムと連携し、受注データを自動で取り込み請求書を作成可能
・インボイス制度や電子帳簿保存法に対応し、法令改正にもスムーズに対応
・サブスクリプションビジネス向けに売上按分機能を備え、会計システムとの仕訳連携も可能
導入実績導入先企業:三井物産ビジネスパートナーズ株式会社、ANYCOLOR株式会社、note株式会社、株式会社スープストックトーキョー、SMBC GMO PAYMENT 株式会社など
おすすめの利用者中堅および成長企業、大企業グループ
費用・初期費用+月額費用+その他オプション
・詳細は要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
連携実績のあるシステム例・CRMシステム(Salesforce)、販売管理システム、会計システムと連携可能
・要お問い合わせ

freee請求書(フリー株式会社)

freee請求書は、請求書発行から入金消込、仕訳作成までを自動化できるクラウド請求書ソフトで、債権管理業務の効率化に強みを持っています。請求書を発行するだけで自動的に債権データとして管理され、口座連携による入金確認や消込も自動で処理されるため、従来のExcelや手作業に比べ大幅な工数削減を実現します。

さらに、未入金状況の把握や仕訳作成までシームレスに行えるため、回収漏れリスクを軽減し、債権管理全体の精度向上に貢献します。電子帳簿保存法・インボイス制度にも完全対応しているため、法令準拠の安心感も得られます。

項目内容
サービス名freee請求書
会社名フリー株式会社
主な特徴・強み・請求書発行と同時に債権データが自動生成され、債権管理を一元化
・銀行口座と連携することで入金確認や入金消込を自動化し、作業負担を削減
・既存の会計システムに仕訳を自動連携し、会計処理まで効率化
導入実績・シリーズ累計の導入企業数21.6万社(2024年9月末時点)
・導入先企業:株式会社ClaN Entertainment、千代田ゴム株式会社、株式会社福徳不動産、株式会社ニッケ物流、株式会社かねたや家具店など
おすすめの利用者中小企業
費用年額23,760~120,000円
無料トライアルの有無請求書発行・送付が可能な無料プランあり
連携実績のあるシステム例要お問い合わせ

入金消込の自動化に強い債権管理システム

V-ONEクラウド(株式会社アール・アンド・エー・シー

V-ONEクラウドは、入金消込業務に特化したクラウドシステムで、属人化しがちな作業をAIと自動連携機能で効率化します。複数金融機関の入金データ取得や複雑な消込処理もワンクリックで照合でき、請求・会計システムとのAPI連携により二重入力や転記ミスを防止します。

さらに、督促業務や帳票作成も自動化できるため、債権管理業務全体の効率化と精度向上を実現。導入により、担当者の負担軽減と企業全体のキャッシュフロー管理の高度化につながります。

項目内容
サービス名V-ONEクラウド
会社名株式会社アール・アンド・エー・シー
主な特徴・強み・請求額と入金額を瞬時にマッチングし、複雑な消込作業も効率化
・入金データ取得、帳票作成、督促通知等のデータに関する多様な自動化機能をサポート
・会計・販売管理システムやチャットツールとAPIで連携し、業務全体を最適化
導入実績導入先企業:株式会社西友、株式会社カカクコム、DIG税理士法人、アデコ株式会社、日本紙パルプ商事株式会社、ちばぎんコンピューターサービス株式会社など
おすすめの利用者中小企業
費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無無料デモ体験あり(要お問い合わせ)
連携実績のあるシステム例・請求書データの連携(マネーフォワード クラウド請求書、楽々販売、楽々明細、BtoBプラットフォーム請求書、freee請求書など)
・入金・消込仕分の連携(PCAクラウド会計、勘定奉行クラウド、MJSLINK DXなど)

Victory-ONE/G5株式会社アール・アンド・エー・シー

Victory-ONE G5は、入金消込を中心に債権管理業務を効率化するパッケージ型システムです。AIによる自動照合や消込パターンのレコメンド機能により、従来手作業で煩雑になりがちな入金処理を大幅に削減できます。

さらに、複数金融機関からの入金データ自動取得や会計システムとのデータ連携により、二重入力や転記作業を解消できます。カスタマイズ性も高く、自社の基幹システムや運用フローに合わせた柔軟な導入が可能で、債権管理全体の効率化と内部統制の強化につながります。

項目内容
サービス名Victory-ONE/G5
会社名株式会社アール・アンド・エー・シー
主な特徴・強み・AIによる自動照合とパターンレコメンド機能で、複雑な入金消込を効率化
・前受金管理やインボイス対応の請求書発行など、最新制度や多様な業務に対応可能
・会計システムおよび販売管理システムとのデータ連携やメール通知機能により、社内外の業務負担を軽減
導入実績導入先企業:NTTドコモビジネス株式会社、株式会社マイナビ、日清オイリオグループ株式会社、伊藤忠エネクス株式会社、株式会社有隣堂、など
おすすめの利用者大企業
費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無無料デモ体験あり(要お問い合わせ)
連携実績のあるシステム例・会計ソフト(Biz ∫、HUE、マネーフォワード クラウド会計、OBIC7シリーズ、勘定奉行シリーズなど)
・販売管理系システム(Billy、マネーフォワード クラウド請求書、OBIC7シリーズ、勘定奉行シリーズなど)

Lecto(Lecto株式会社

Lectoは、債権管理・督促回収業務を自動化し、効率化を実現するデジタルプラットフォームです。メール・SMS・自動音声による督促送信をシステムが自動で行い、従来の手作業を大幅に削減します。

さらに、顧客情報や交渉記録を一元管理できるため、Excelや紙での煩雑な管理から解放され、チーム全体でスムーズに情報共有が可能です。導入により、回収率の向上・業務工数の削減・利益率アップといった具体的な成果が期待できます。

項目内容
サービス名Lecto
会社名Lecto株式会社
主な特徴・強み・督促を自動化し、回収効率を高めるための手段(メール・SMS・電話などの手段)を柔軟に設定可能
・顧客情報や交渉履歴を一元管理することで、チーム内での情報共有や業務連携をスムーズに
・ダッシュボードで債権残高や入金状況を可視化し、自動分析によって迅速かつ戦略的な意思決定を支援
導入実績導入先企業:三愛オブリガス九州株式会社、AGペイメントサービス株式会社、常滑市社会福祉協議会、ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社、フリー株式会社など
おすすめの利用者中小企業
費用・基本の月額料金+督促数などに応じた従量課金形式
・詳細は要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
連携実績のあるシステム例要お問い合わせ

ERP連携で販売・会計と統合できる債権管理システム

ProActiveSCSK株式会社)

本サービスは、売掛金や未収金など多様な債権を一元管理し、煩雑な入金消込を自動化することで業務効率を大幅に向上させる債権管理システムです。銀行口座データやバーチャル口座から入金情報を自動で取り込み、多彩なマッチング条件による自動消込を実現します。

さらに、外貨建取引にも対応し、レート管理や差損益計算までカバーするため、グローバル取引にも強みを発揮します。取引先別の債権残高や与信枠をリアルタイムに把握できるため、未回収リスクを低減し、確実な債権回収を支援します。

項目内容
サービス名ProActive
会社名SCSK株式会社
主な特徴・強み・多様な債権や決済方法を一元管理し、請求から回収までをシームレスに処理
・ファームバンキングデータを利用した自動入金消込で、工数削減と正確な照合を実現
・外貨建債権や与信枠管理にも対応し、国内外の取引におけるリスク管理を強化
導入実績導入先企業:株式会社朝日新聞社、グリーンスタンプ株式会社、北沢産業株式会社、機械器具卸売業者、エネルギー商社など
おすすめの利用者大企業グループ
費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
連携実績のあるシステム例要お問い合わせ

OBIC7株式会社オービック

本ソリューションは、事故報告から回収方針策定、督促業務、法的手続き、最終的な債権回収・売却までを一貫して支援する債権回収管理システムです。催告書や通知書の作成を自動化し、訴訟・競売関連業務も効率化することで、煩雑でリスクの高い回収業務を省力化します。

さらに、本部と営業店間で債務者情報や交渉履歴をリアルタイムに共有できるため、組織全体で迅速かつ確実な回収対応が可能となります。法的期限の自動警告機能により、回収権利の喪失リスクを防ぎ、安定した資金回収を実現します。

項目内容
サービス名OBIC7シリーズ(債権回収管理ソリューション)
会社名株式会社オービック
主な特徴・強み・催告書作成や期限警告などを自動化し、回収関連業務を省力化
・訴訟や競売関連事務を効率化し、進捗や保証供託金の管理をサポート
・債務者情報や交渉記録を一元化し、本部と営業店の連携強化を促進
導入実績要お問い合わせ
おすすめの利用者大企業グループ
費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
連携実績のあるシステム例要お問い合わせ

クラウドERP ZAC (株式会社オロ)

クラウドERP ZACの債権管理機能は、案件・プロジェクト単位での請求から入金、消込、滞留債権の管理までを一元化できる点が特長です。請求方法も分割請求や前受請求に対応しており、顧客要望に合わせた柔軟な運用が可能です。

さらに、入金消込の自動化や未回収債権の管理表出力により、回収漏れを防ぎ、健全な資金繰りをサポートします。伝票処理の効率化とペーパーレス化により、経理業務全体の生産性も大幅に向上します。

項目内容
サービス名クラウドERP ZAC
会社名株式会社オロ
主な特徴・強み・案件・プロジェクト単位で請求から入金、債権管理までをクラウド上で一元管理
・入金消込をシステム上で行い、滞留債権表や売掛年齢表の出力によって未回収債権を可視化
・伝票処理のペーパーレス化を実現し、販売・債権管理にかかる業務負担を削減
導入実績導入先企業:NECネッツエスアイ・サービス株式会社、株式会社リボルブ・シス、株式会社シー・エス・イー、パナソニック アドバンストテクノロジー株式会社、協立電機株式会社など
おすすめの利用者中小企業、中堅企業
費用・ZAC初期設定費用10万円に加えて、ライセンス、機能、保守費用の月額費用
・詳細は要お問い合わせ
無料トライアルの有無無料デモ相談あり(要お問い合わせ)
連携実績のあるシステム例要お問い合わせ

債権管理システムの導入事例|成功企業から学ぶ活用法

システムを導入することで、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。ここでは、実際の導入企業の成功事例をご紹介します。

事例1:【大企業|株式会社ユアテック】「Bill One」導入で年間約4万時間の業務削減

導入前の課題:80拠点以上を抱える電力グループの設備工事企業では、請求書・領収書年間22万件超を各拠点で紙処理。受領・仕分け・押印・保管・本社監査対応まで手作業が多く、非効率かつ属人化が進んでいました。

導入後の効果:「Bill One」を全社導入し、紙の代理受領・電子化と高精度OCR(99.9%)でデータ化、会計システム連携まで統合。結果として年間約4万時間の関連業務を削減し、紙作業や手入力が解消、決算早期化と残業削減を実現。

参照元:東北電力グループのユアテックが約80拠点でBill Oneを活用し請求書業務を年間約4万時間削減~年間22万件以上の証憑を一元管理し、ガバナンスも強化〜

事例2:【スタートアップ|株式会社Nint】「請求管理ロボ」で債権管理を自動化し年間約480時間削減

導入前の課題:ECデータ分析系スタートアップでは、顧客ごとに契約が複数存在し請求発行が煩雑。銀行入金の取得→スプレッドシート照合→手動督促という流れでヒューマンエラーリスクも高く、未収対応の負荷が大きい状況でした。

導入後の効果:「請求管理ロボ(for Salesforce)」で発行〜集金〜消込〜督促を自動化し、年間約480時間の作業削減を見込むとともに、自動督促により未収顧客の約76%が速やかに入金。部署間で支払い情報を共有でき、コミュニケーション工数も削減しました。

参照元:導入事例「株式会社Nint」

事例3:【中小企業|朝日税理士法人】「V-ONEクラウド」で入金消込を劇的短縮

導入前の課題:会計・税務領域の大手事務所では、5名×10日かけて入金消込を実施。販売管理データと入金データの照合作業が手作業中心で、月末月初の負荷が高止まりしていました。

導入後の効果:入金消込特化の「V-ONEクラウド」で銀行入出金と請求データを自動照合。2名で半日まで短縮し、残りのリソースを他業務・分析へ再配分できる体制を構築。月次のピーク負荷を平準化しました。

参照元:5名×10日の消込業務を2名×半日まで短縮成功!税理士法人での活用事例!!

債権管理システムの導入前に知っておきたい注意点

最後に、債権管理システムの導入で失敗しないために、事前に押さえておくべき3つの注意点を解説します。

1. 導入目的の明確化と社内コンセンサスの形成

「なぜシステムを導入するのか」「導入によって何を達成したいのか」という目的を明確にし、経理部門だけでなく、営業部門や経営層など、関連部署との間でコンセンサスを形成することが重要です。目的が曖昧なまま導入を進めると、現場で使われない「宝の持ち腐れ」になりかねません。

2. 業務フローの見直しと標準化

現在の債権管理業務のフローを洗い出し、非効率な部分や属人化している部分を特定します。システム導入を機に、これらの業務フローを見直し、社内で標準化することが成功の鍵です。新しいシステムに既存の非効率なフローをそのまま乗せ替えるだけでは、導入効果は半減してしまいます。

3. データ移行の計画と準備

既存のExcelやシステムから新しいシステムへ、取引先マスタや債権残高データを移行する作業が発生します。どのデータを、いつ、どのように移行するのか、事前に計画を立てて準備を進めましょう。データクレンジング(重複や誤りの修正)もこの段階で行っておくと、新システムのスムーズな稼働に繋がります。

債権管理システムに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 導入までにかかる期間はどのくらいですか?

A1. クラウド型の特定機能に特化したシステムであれば、最短数日〜1ヶ月程度で導入可能な場合があります。一方で、ERPのような大規模なシステムや、既存システムとの連携開発が必要な場合は、数ヶ月〜1年以上かかることもあります。導入したいシステムの提供会社に確認するのが確実です。

Q2. セキュリティは大丈夫ですか?

A2. 多くのクラウド型システムでは、通信の暗号化(SSL/TLS)、IPアドレス制限、二段階認証といったセキュリティ対策が講じられています。また、データのバックアップやサーバーの監視も提供事業者側で行われます。ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証などを取得しているかも、信頼性を判断する一つの基準になります。

Q3. インボイス制度や電子帳簿保存法に対応していますか?

A3. 近年提供されている多くの債権管理システムは、インボイス制度(適格請求書の発行)や電子帳簿保存法の要件に対応しています。ただし、対応範囲や方法はシステムによって異なるため、自社の運用に合っているか、詳細は各サービスの公式サイトで必ず確認してください。

まとめ|自社に最適な債権管理システムで経営基盤を強化しよう

本記事では、債権管理システムの基本から、失敗しない選び方、そして具体的なおすすめサービスまでを網羅的に解説しました。

債権管理システムの導入は、単なる経理業務の効率化ツールではありません。それは、キャッシュフローを最大化し、人的ミスや不正のリスクから会社を守り、正確なデータに基づいた迅速な経営判断を可能にする、攻めの経営基盤です。

今回ご紹介した7つの比較ポイントを参考に、ぜひ自社に最適なシステムを見つけ、事業成長を加速させてください。

自社の課題にあった債権管理システムは「MCB FinTechカタログ」で選ぼう

MCB FinTechカタログは、債権管理システムをはじめとするFinTech領域の法人向けサービスを網羅的に検索・比較できる専門プラットフォームです。無料会員登録をすると、以下の機能をご利用いただけます。

  • 厳選システムの公式資料を一括ダウンロード
  • 各社の料金プランや未公開の導入事例を閲覧
  • インボイス制度・電帳法改正など最新動向メルマガを配信

導入検討に必要な情報をワンストップで収集し、社内稟議のスピードも大幅アップ。今すぐ無料登録して、最適な債権管理システムと最新業界トレンドを手に入れましょう。

【月額基本料無し】MCB FinTechカタログに掲載しませんか?

MCB FinTechカタログでは、掲載企業様を募集しています。マネックスグループの金融実務ノウハウを活かした独自の評価軸と検索設計により、導入検討者が最適なサービスを効率的に発見できる法人向け比較プラットフォームです。掲載後は管理画面から料金表や導入事例を随時更新でき、常に最新の情報を訴求可能。まずは下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋 真倫

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。

関連記事

資料をダウンロード(無料)