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脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)おすすめ比較|ツールの費用相場(無料あり)・選び方を解説

サイバー攻撃や情報漏えいの被害が年々増加し、その手口は高度化しています。こうした状況の中、たとえウイルス対策ソフトやファイアウォールを導入していても、Webサービス、業務システム、クラウド環境に潜む脆弱性が放置されていれば、攻撃者の格好の標的となってしまうでしょう。

このような状況における脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)は、自社でWebアプリケーションや業務システム、顧客データベースを運営している企業にとって、潜在的なセキュリティリスクを可視化し、被害を未然に防ぐための欠かせない手段です。

本記事では、脆弱性診断サービスの基本的な機能や導入のメリット・デメリット、料金相場、選び方のポイントを解説します。さらに、比較表や導入事例を交えながら、目的や予算に応じたおすすめサービスを厳選して紹介します。

脆弱性診断サービスを今すぐ比較したい方は『おすすめの脆弱性診断サービス』をご覧ください。

この記事を読むとわかること
  • 脆弱性診断サービスの概要と仕組み
  • 脆弱性診断サービスを導入するメリット・デメリット
  • 自社に合う脆弱性診断サービスの選び方
  • 9個の主要な脆弱性診断サービスの比較情報(料金相場、導入実績、無料プランの有無など)
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脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)とは?機能や導入メリット・デメリットなど

脆弱性とは、情報システムやWebアプリケーション、ネットワークなどに存在するセキュリティ上の弱点を指します。これらの弱点を悪用されると、外部からの不正アクセスや情報漏えい、改ざん、サービス停止といった重大な被害につながります。

脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)とは、企業や組織が運営するシステム・Webサイト・ネットワークに潜む脆弱性を、専門的な手法やツールを用いて検出・分析するサービスです。専門家による診断とレポートを通じて、リスクを可視化し、改善の優先順位を明確にすることで、セキュリティ事故を未然に防ぐことができます。

脆弱性診断サービスの機能は提供会社によって異なりますが、主に以下のような機能が搭載されています。

機能機能の説明
Webアプリケーション診断SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)などの脆弱性の検出
ネットワーク診断ファイアウォールやサーバーの設定ミス、ポートスキャンによる開放状況の確認
クラウド環境診断AWS・Azure・GCPなどクラウド特有の設定不備や権限管理の不備を検出
脆弱性レポートの作成脆弱性の内容・危険度・修正方法をまとめたドキュメントを提供

このような脆弱性診断サービスを活用することで、企業はセキュリティリスクを定量的に把握し、経営判断や顧客対応における安心材料を得ることができます。一方で、サービスによって診断範囲や精度、料金が大きく異なるため、自社の状況や目的に合ったベンダー選びが重要です。脆弱性は常に変化・進化していくため、一度の診断で終わらせず、継続的なチェック体制を構築することが、長期的な安全性確保の鍵となります。

脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)導入時の選び方

脆弱性診断サービスは、提供会社によって診断範囲や精度、料金、サポート体制が大きく異なります。そのため「提供会社が有名だから」、「安いから」といった理由だけで選ぶと、診断が不十分になったり、報告書が理解できず活用できなかったりといった失敗につながります。ここでは、導入前に必ずチェックすべき5つのポイントを詳しく見ていきましょう。

脆弱性診断サービスを選ぶ5つのポイント
  1. 脆弱性診断のカバー範囲は十分か
  2. 診断精度と診断レポートは分かりやすいか
  3. 対応スピードと柔軟性は十分か
  4. 料金体系と相場感が自社サービスにとって適切か
  5. 自社の業界(金融・医療・中小企業など)に適しているか

脆弱性診断のカバー範囲は十分か

診断範囲は『Webアプリケーションのみ』、『ネットワーク機器まで含む』、『クラウド環境まで対象』といった具合にサービスごとに異なります。

例えばECサイト運営企業であれば、Webアプリ診断に加えて、決済システムやAPI連携部分の診断が不可欠です。クラウド利用が進んでいる企業では、AWS・Azure・GCPなどの環境設定やIAM(アクセス権限管理)も診断範囲に含める必要があります。

ここで範囲を狭く設定すると、診断対象外の箇所に重大な脆弱性が残るリスクが高まります。診断対象の自社システムの構成を事前に整理し、どこまで診断が必要かを明確にしてからサービス選定を行うことをオススメします。

診断精度と診断レポートは分かりやすいか

診断精度は、ツールの種類や診断手法(自動診断・手動診断・ハイブリッド)によって異なります。自動診断は短期間で広範囲をチェックできますが、複雑なビジネスロジックや新種の脆弱性は見逃す可能性があります。一方、手動診断は時間とコストがかかりますが、実際の攻撃者視点で検証するため、検出精度が高い傾向があります。

また、診断後に提供されるレポートの質も重要です。単に「SQLインジェクションの脆弱性があります」と書かれているだけでは、非エンジニアにとっては理解が難しく、改善指示も出しにくくなります。

理想は、脆弱性の説明・危険度・発生原因・修正手順・改善優先度が整理され、スクリーンショットや図解付きで示されているレポートです。社内で報告書を誰が読むのか(経営層、開発担当、セキュリティ担当など)を考え、理解しやすい形式のレポートを提供できるサービスを選びましょう。

対応スピードと柔軟性は十分か

サービス導入時には「できるだけ早く診断してほしい」というケースが少なくありません。特に新規サービスのリリース直前や、セキュリティ事故発生後の調査など、スピードは重要な要素です。依頼から診断開始までのリードタイムが短いか、緊急時対応プランがあるかを事前に確認しましょう。中には、最短1〜3営業日で診断開始できるサービスもあります。

また、診断対象の仕様変更や追加要望に柔軟に対応してくれるかどうかも大切です。システム開発の現場では仕様変更がつきものですが、柔軟性がないベンダーだと追加料金やスケジュール遅延の原因になります。事前に追加依頼や変更が発生した場合の対応条件を聞いておくと安心です。

料金体系と相場感が自社サービスにとって適切か

安価なプランは魅力的ですが、診断範囲や精度が限定的な場合があります。逆に高額なサービスでも、必要以上に広範囲な診断を行いコストがかさむ場合もあります。

一般的な目安としては、Webアプリ診断は30〜80万円、ネットワーク診断は50〜150万円程度ですが、大規模システムや海外拠点を含む診断では数百万円規模になることもあります。

費用は単なるコストではなくセキュリティ事故を防ぐための投資と捉え、自社のリスク許容度と予算を踏まえて適正な価格とすることをオススメします。

自社の業界(金融・医療・中小企業など)に適しているか

特定の業界規格や法令に対応した診断実績があるかどうかは、サービス選定において重要な指標です。ベンダーのサイトや資料で事例を確認し、同業種での実績が豊富な企業を選ぶと安心です。また、中小企業向けに助成金や補助金を活用できる診断サービスもあるため、コスト負担を軽減しながら基準に適合した診断を受けられる可能性があります。

脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)の費用内訳や価格相場

脆弱性診断サービスの料金は何をどこまで診断するかによって大きく異なります。単純なWebサイト診断と、クラウドや複数システムを含む大規模システムでは、必要な工数や専門知識が大きく変わるためです。費用の内訳や相場感を理解しておくことで、見積もり段階で過剰・過小な脆弱性診断サービスの導入を避け、コストパフォーマンスの高いサービスを選ぶことができます。

SaaS型の脆弱性診断サービスでは月額5〜10万円程度を目安としたサブスクリプション形式のプランが見られ、定期的な自動診断を中心に利用する企業に適しています。ただし、この金額も診断対象や追加機能の有無によって変動し、大規模な環境では別途見積もりが必要になるケースも多いのが実情です。

脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)の比較表

以下に脆弱性診断サービスの比較表を掲載いたします。詳細は次項にて解説していますので、まずは全体像を把握いただく意味で表をご覧いただければ幸いです。

Aikido Security脆弱性診断サービス(NTTセキュリティ・ジャパン株式会社)脆弱性診断(Web/モバイル/IoT)(バルテス株式会社)IssueHuntイージスEWGMOサイバー攻撃ネットde診断ASMVexSecurify
サービスロゴ
初期費用要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
月額費用Basicプラン:52,500円
Proプラン:105,000円
Customプラン:要お問い合わせ
要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせライトプラン:4万円~
スタンダードプラン:12万円~
要お問い合わせ0~10万円(カスタムプランについては要お問い合わせ)
無料トライアルの有無要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせあり(要お問い合わせ)要お問い合わせ2週間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)期間制限なしの無料トライアルあり(要お問い合わせ)
導入期間要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
主な診断範囲クラウドインフラ、WebアプリケーションWEBアプリケーション、システム、ネットワークなどWebアプリケーション、モバイルアプリケーション、IoTWebアプリケーション、ネットワークなどWebアプリケーション、ネットワークなどWebアプリケーション、ネットワーク、CMSなどWebアプリケーションWebアプリケーション、クラウドの設定ミスやポリシー違反、CMSなど
詳細情報詳細はこちら公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください

おすすめの脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)の詳細(導入事例、価格、機能、無料プランの有無など)

2025年時点でおすすめできる主要な脆弱性診断サービス9個を厳選し、それぞれの特徴を簡潔に紹介します。

特に、搭載している機能、無料トライアルの有無、導入実績などの重要な比較ポイントを押さえて掲載しています。

1.Aikido Security|オールインワン脆弱性診断SaaS(株式会社AndGo)

出典元:https://andgo.co.jp/aikido-security

Aikido Security(アイキドー・セキュリティ)は、コードからクラウドまで網羅的に診断できるオールインワン脆弱性診断SaaSです。

静的解析(SAST)・動的診断(DAST)・依存関係スキャン(SCA)・クラウド構成診断(CSPM)・コンテナやIaCのセキュリティチェックまで、複数のセキュリティツールを一つに統合。シンプルで直感的なUI、誤検知削減機能、セキュリティ認証支援などにより、開発・運用チームの負担を最小化します。

  • 13+種(SBOM,CSPM,DASTなど)の脆弱性診断機能をオールインワンで提供
  • ダークウェブに漏洩したIDパスワードに自社由来のものがないか検知する機能を搭載
  • コストが明瞭な月額定額プラン

2.脆弱性診断サービス(NTTセキュリティ・ジャパン株式会社)

NTTセキュリティ・ジャパンの脆弱性診断サービスは、官公庁や金融機関など高い信頼性が求められる分野で豊富な実績を持ちます。最新の脅威インテリジェンスを活用し、クラウドとオンプレミスが混在する環境にも柔軟に対応可能です。コンプライアンスや監査に対応する文書化支援も得意とし、グローバル展開企業にも適しています。

項目内容
サービス名脆弱性診断サービス
会社名NTTセキュリティ・ジャパン株式会社
主な特徴・強み・Webアプリケーション診断、セキュリティプランニング、専門家による脆弱性診断などのトータルサポート
・脅威インテリジェンス連携で新種攻撃に強い
・監査や規制準拠を意識した成果物と運用提案に対応
導入実績/導入社数要お問い合わせ
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
導入までの期間要お問い合わせ
主な診断範囲Webアプリケーション、システム、ネットワークなど

3.脆弱性診断(Web/モバイル/IoT)(バルテス株式会社)

バルテスの脆弱性診断は、Web・モバイル・IoTと幅広い分野を対象に提供されているサービスです。ソフトウェアテスト分野に強みを持つ企業ならではの知見を活かし、実運用に即した高精度の診断を実現。自動と手動のハイブリッドで診断を行い、診断後の改善支援や再診断にも対応しています。

項目内容
サービス名脆弱性診断(Web/モバイル/IoT)
会社名バルテス株式会社
主な特徴・強み・Web・モバイル・IoTのマルチプラットフォーム対応
・約3週間でのセキュリティ診断、および診断結果へのQ&Aサポート
・東京海上日動火災保険株式会社のサイバーリスク保険が診断完了後1年間無料提供される
導入実績/導入社数導入法人例:株式会社Kyash、フクダ電子株式会社、野村不動産株式会社、フォントワークス株式会社、スパイラル株式会社など
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
導入までの期間要お問い合わせ
主な診断範囲Webアプリケーション、モバイルアプリケーション、IoT

4.IssueHunt(IssueHunt株式会社)

IssueHuntは、ホワイトハッカーのコミュニティを活用するバグバウンティ型の脆弱性診断サービスです。多様な研究者の視点が集まるため、新規性の高い脅威や盲点になりやすいセキュリティ脆弱性の発見に強みがあります。開発を止めずに継続的に診断を受けられるため、アジャイルやDevOpsとの相性も良好です。

項目内容
サービス名IssueHunt
会社名IssueHunt株式会社
主な特徴・強み・完全成果報酬型での脆弱性診断が可能
・新種や未知の攻撃知見を取り込みやすい運用モデル
・クライアント毎に専属マネージャーをアサインし、運用代行サポートを通して運用工数の大幅削減を実現
導入実績/導入社数・総務省ICTスタートアップリーグの採択事業
・導入法人例:株式会社サイバーエージェント、株式会社IFULL、LINE WORKS株式会社、Chatwork株式会社、コインチェック株式会社、株式会社日本経済新聞社など
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
導入までの期間要お問い合わせ
主な診断範囲Webアプリケーション、ネットワークなど

5.イージスEW(株式会社未来研究所)

イージスEWは、低コストで導入できる点が特徴の脆弱性診断サービスです。中小企業や教育機関など、セキュリティ予算に限りがある組織でも利用しやすいのが魅力。自動診断と専門家のレビューを組み合わせ、効率的かつ実用的な診断を実現しています。短納期にも対応可能で、スピード重視のケースにも適しています。

項目内容
サービス名イージスEW
会社名株式会社未来研究所
主な特徴・強み・自動診断と専門家レビューのハイブリッド方式
・野良端末、漏洩情報も検出するASM診断・脆弱性診断を実施
・米国政府機関、英国国家機関、オセアニア政府機関などにおいて脆弱性診断を実施した経験を持つプロフェッショナル集団による構築
導入実績/導入社数・総務省ICTスタートアップリーグの採択事業
・経済産業省策定の情報セキュリティサービス基準に認定
・導入法人例:株式会社セオシス、株式会社DPパートナーズ、電力会社向けシステム会社、化粧品製造業企業、工学系の大学法人など
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無あり(要お問い合わせ)
導入までの期間要お問い合わせ
主な診断範囲Webアプリケーション、ネットワークなど

6.GMOサイバー攻撃ネットde診断ASM(GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社)

GMOサイバー攻撃ネットde診断ASMは、WebサービスやECサイトの事業者に人気の診断サービスです。短期間で結果を得られるスピード感が特徴で、限られた工数でセキュリティチェックを行いたい企業に適しています。自動診断を中心にしながら、必要に応じて専門家のチェックも加えることで精度を高めています。

項目内容
サービス名GMOサイバー攻撃ネットde診断ASM
会社名GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社
主な特徴・強み・ツールとコンサルティングで誰でも簡単に使えるASM(IT資産の管理と脆弱性を診断するツール)を実現
・GMOインターネットグループの大規模な基盤を活用することでシステムコストを大幅に削減
・専門家からのセキュリティ運用サポートで優先度や対応方針を策定
導入実績/導入社数・100万件以上のセキュリティ診断実績
・経済産業省策定の情報セキュリティサービス基準に認定
・導入法人例:JCOM株式会社、株式会社エイチ・アイ・エス、株式会社ジャックス、タメニー株式会社、トレノケート株式会社
初期費用要お問い合わせ
月額費用ライトプラン:4万円~
スタンダードプラン:12万円~
無料トライアルの有無要お問い合わせ
導入までの期間要お問い合わせ
主な診断範囲Webアプリケーション、ネットワーク、CMS

7.Vex(株式会社ユービーセキュア)

Vexは、大手通信事業者や金融機関など、高度なセキュリティ対策が求められる分野で利用されている診断サービスです。Webアプリやクラウド環境に幅広く対応し、国際規格にも準拠した高品質な診断を提供しています。PCI DSSやISOといった規格対応が必要な組織にも適しています。

項目内容
サービス名Vex
会社名株式会社ユービーセキュア
主な特徴・強み・開発者向けのチェックリストやサイトオーナー向けの詳細レポート、セキュリティサービスベンダー向けの検出結果サマリレポートなど、目的や用途に応じたフォーマットでのレポート出力が可能
・診断チームや各セキュリティベンダーからの、数千サイトにおよぶ診断実績をフィードバック
導入実績/導入社数・経済産業省策定の情報セキュリティサービス基準に認定
・導入法人例:株式会社アイ・エフ・ティ、株式会社NTTPCコミュニケーションズ、株式会社QTnet、タワーレコード株式会社、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無2週間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)
導入までの期間要お問い合わせ
主な診断範囲Webアプリケーション、クラウドなど

8.Securify(株式会社スリーシェイク)

Securifyは、AWS・GCP・Azureといったクラウドネイティブ環境に特化した脆弱性診断サービスです。クラウド設定の不備や権限管理の問題に強く、クラウドを基盤にしたスタートアップやDXを進める企業から高い支持を得ています。CI/CDパイプラインへの統合も可能で、開発プロセスにセキュリティを組み込むDevSecOpsの実践に最適です。

項目内容
サービス名Securify
会社名株式会社スリーシェイク
主な特徴・強み・クラウド環境(AWS/GCP/Azure)の設定診断に強み
・ASMによる公開資産把握から脆弱性診断をシームレスに実行
・資産把握からリスク検知まで全て自動化される為、運用コストを大幅に削減可能
導入実績/導入社数・200社以上の契約実績
・経済産業省策定の情報セキュリティサービス基準に認定
・導入法人例:THECOO株式会社、株式会社ベビーカレンダー、ローム株式会社、インフォテック株式会社、株式会社電通ライブなど
初期費用要お問い合わせ
月額費用0~10万円(カスタムプランについては要お問い合わせ)
無料トライアルの有無期間制限なしの無料トライアルあり(要お問い合わせ)
導入までの期間要お問い合わせ
主な診断範囲Webアプリケーション、クラウドの設定ミスやポリシー違反、CMSなど

ケース別の脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)のおすすめ分類

ここでは、利用シーンや目的別におすすめの脆弱性診断サービスを分類し、それぞれの特徴や選定のポイントを紹介します。これにより、自社の状況に最も合った診断サービスを効率よく見つけることができると思います。

以下2つのケースに当てはまる企業の担当者の方は、ぜひご覧いただければ幸いです。

  • コスト重視の中小企業・スタートアップ向けの脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)
  • AWS等のクラウドを活用したシステム向けの脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)

コスト重視の中小企業・スタートアップ向けの脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)

中小企業やスタートアップの場合、セキュリティ診断に割ける予算は限られていることが多いです。しかし、だからといって脆弱性診断を後回しにすると、万が一のセキュリティ事故の発生や大企業クライアントからの監査対応の場面で多大な損害や信用低下を招く恐れがあります。

このケースでは、必要な診断範囲だけを低価格で実施でき、かつ最低限の精度を担保できるサービスを選ぶことが重要です。単発利用が可能なサービスや、助成金・補助金の活用ができるサービスであれば、初めての導入でも費用面の負担を大きく減らせます。

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Aikido Security・コストが明瞭な月額定額プラン
・13+種(SBOM,CSPM,DASTなど)の脆弱性診断機能をオールインワンで提供
・非セキュリティエンジニアでも使いやすい直感的なUI&UX
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イージスEW・中小企業向けに特化した低価格プラン
・自動診断ツールと技術者レビューを組み合わせた高コスパなツール
・診断後の改善アドバイスも標準提供
公式ページをご確認ください
GMOサイバー攻撃ネットde診断ASM・必要最低限の診断を短納期で実施可能
・申し込みから最短3営業日で診断開始
・Webアプリ・ネットワーク両方の自動診断に対応
公式ページをご確認ください

AWS等のクラウドを活用したシステム向けの脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)

クラウド環境は柔軟性が高い一方で、設定ミスやアクセス権限の不備による脆弱性が多く見つかります。クラウド特化型の診断サービスは、設定チェックから権限管理、セキュリティベストプラクティスまでカバーします。

サービス名サービスロゴ特徴お問い合わせ
Securify・AWS・GCP・Azureの主要クラウド全対応
・IAM設定やネットワーク構成など細部まで診断
・CI/CDパイプラインへの組み込み支援も可能
公式ページをご確認ください
Vex・大規模クラウド環境の診断実績が豊富
・セキュリティ規格(ISO27001、PCI DSS)準拠の診断手法
・クラウド特有の脅威モデルに基づいた改善提案
公式ページをご確認ください
脆弱性診断サービス(NTTセキュリティ・ジャパン株式会社)・国内外のクラウド環境診断に対応
・最新の脅威情報データベースを活用した高精度診断
・設定不備や権限過剰を可視化し改善指針を提示
公式ページをご確認ください

脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)に関するよくある質問(FAQ)

Q.脆弱性診断とペネトレーションテストの違いは何ですか?

A.脆弱性診断は、システムやアプリケーションに潜む既知の脆弱性を検出し、改善策を提示することを目的とする診断です。一方、ペネトレーションテストは、実際に攻撃者の手法を模して侵入可能かどうかを検証するテストです。

脆弱性診断は幅広く弱点を洗い出すのに適しており、ペネトレーションテストは実際に当該脆弱性が突破されるようなサイバー攻撃が再現できることを確認する場面で有効です。

Q.脆弱性診断はどのくらいの頻度で実施すべきですか?

A.脆弱性診断は一度やれば終わりの営みではなく、継続的に実施する必要があります。最低でも年1回の定期診断が推奨されますが、実際の頻度は業界やシステムの更新頻度によって変わります。

実施が必要になる主なタイミングは以下の通りです。

脆弱性診断を行うべきタイミング説明
新規サービスや新機能のリリース前不具合をリリースと同時に外部へ晒すリスクを回避
大規模なシステム改修後既存部分への影響や新たな脆弱性の発生を確認
重大なセキュリティ脆弱性が公表された直後ゼロデイ攻撃(新たに発見された脆弱性を解消するための対策が提供される前に行われるサイバー攻撃)への対応
法令や業界規制による定期診断義務金融、医療、公共機関などは特に厳格

Q.脆弱性診断にはどのくらいの期間がかかりますか?

A.期間は診断対象の規模や範囲、診断方法(自動診断/手動診断/ハイブリッド)によって異なりますが、目安としては以下の通りです。期間を把握しておくことで開発スケジュールやサービスリリース計画に組み込みやすくなるため、必ず把握するようにしましょう。

  • 小規模Webサイト(数十ページ):3〜5営業日
  • 中規模システム(数百ページ/複数API連携):5〜10営業日
  • 大規模システム(複数ドメイン・クラウド・ネットワーク):2週間から1ヶ月以上

Q.診断結果の報告書には何が書かれているのでしょうか?

A.脆弱性診断の報告書は、単なる問題点のリストではなく、今後の改善計画や経営判断に直結する重要な資料です。技術担当者は当該報告書を基に対応作業を行い、経営層は全体的なリスクを把握して投資や方針決定を行います。また、顧客からの監査対応時に提出できる形であれば、顧客からの信頼性の向上にもつながります。

脆弱性診断に記載されている項目説明
エグゼクティブサマリー経営層向けに脆弱性診断の結果を簡潔に要約したもの
脆弱性一覧と危険度ランクCritical / High / Medium / Low といった脆弱性のレベル分類と件数の表示
各脆弱性の詳細各脆弱性に関する発生原因、影響範囲、再現手順
改善提案と修正方法推奨される脆弱性の修正方法や設定変更手順、優先度の目安
証跡資料スクリーンショットや攻撃例のログ

Q.診断を受けるために事前に準備すべきことは何ですか?

A.脆弱性診断をスムーズかつ効果的に行うためには、診断対象を明確にすることが重要です。準備が不十分だと診断開始が遅れたり、診断範囲が限定されてしまう可能性があります。診断対象や環境を正確に整理しておくことで、精度の高い結果が得られ、改善施策にも直結します。

主な準備事項は以下の通りです。

準備事項説明
診断対象の明確化WebサイトやシステムのURL、IPアドレス、クラウドアカウント情報をリスト化
システム構成図・ネットワーク図の用意診断範囲を可視化し、効率的に検証できるようにする
テスト用アカウントや権限の準備本番と同等の動作確認を可能にするために必要
稼働スケジュールの調整高負荷テストによる業務影響を回避
診断環境の確認可能ならステージング環境を利用し、本番環境への影響を最小化

基本的には脆弱性診断サービスの指示に従って準備を行えば問題ありませんが、事前知識として上記のような準備が必要であると把握しておくと、スケジュールを立てる際などに役立ちます。

Q.脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)を慎重に比較しよう!

A.脆弱性診断サービスは、企業ごとに診断範囲や精度、料金、サポートが異なります。安さだけで選ぶと重要な範囲が漏れる可能性があり、高額だからといって最適とは限りません。

比較の際は、自社のシステムや業界規制、課題に合う内容かを確認し、改善提案や再診断対応の有無もチェックが必要です。最終的には料金・範囲・精度・納期・サポートを比較表で評価し、費用対効果の高いサービスを選ぶのが効果的です。

脆弱性診断サービス(セキュリティ診断サービス)の料金・手数料を一括チェック

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋 真倫

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。

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