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法人向けクラウドバックアップおすすめ8選比較|料金・容量・セキュリティで選ぶポイント解説

企業のデータは資産ともいえる重要な情報ですが、システム障害やランサムウェア攻撃、災害などで一瞬にして失われるリスクがあります。Google DriveやOneDriveを利用していても十分とはいえず、クラウドバックアップは“もしも”に備える保険として注目されています。

本記事では、主要な法人向けクラウドバックアップサービスを比較し、料金・容量・セキュリティ・無料試用の有無を整理しました。各サービスの特徴を理解することで、自社に最適なデータ保護体制を構築できます。

「DriveやOneDriveがあれば十分では?」という疑問にも答えながら、企業が押さえるべきポイントをわかりやすく解説します。

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クラウドストレージとクラウドバックアップの違い

企業のIT担当者からよくある質問のひとつが、「すでに Google Drive や OneDrive を使っているのに、クラウドバックアップは本当に必要なのか?」というものです。結論から言えば、両者は役割が異なるため“併用が理想”です。

クラウドストレージの役割

Google Drive や OneDrive は、ファイル共有や共同編集、外部アクセスの利便性を目的としたサービスです。日常業務の効率化には欠かせませんが、以下のような弱点があります。

  • ファイル同期が基本のため、誤削除や上書きも同期されてしまう
  • OSやアプリケーションを含むシステム全体の復旧は不可能
  • 保持できるバージョンや世代数が限定的

つまり、ストレージは“便利な作業場”であって、“保険”にはなりにくいのです。

クラウドバックアップの役割

一方クラウドバックアップは、障害や災害、ランサムウェア攻撃の後に元の状態へ戻すことを目的としています。

  • OS・アプリを含めた丸ごとのイメージバックアップに対応
  • 世代管理で過去の状態に復元可能
  • 暗号化やイミュータブル(変更不可)保存により、改ざんや不正アクセスから保護
  • 災害時にはクラウド上の代替サーバーを起動し、業務継続(DR対策)も可能

このように、クラウドバックアップは「最後の砦」として機能するのです。両者はどちらかを取捨選択するものではなく、補完し合う関係にあります。

法人にクラウドバックアップが必要な理由

クラウドストレージとバックアップは両方を導入することで強固なデータ保護体制が実現します。では、特に法人にとってクラウドバックアップが不可欠とされるのはなぜでしょうか。ここでは代表的な理由を整理します。

災害・システム障害リスクへの備え

地震や火災、洪水といった自然災害や、サーバー機器の故障によって、オンプレミスのデータは一瞬で失われる可能性があります。クラウドバックアップを導入しておけば、地理的に分散したデータセンターにコピーを保持でき、万一の際も事業継続(BCP)の観点で迅速に復旧可能です。

ランサムウェアや内部不正への対策

近年急増するランサムウェア攻撃では、ファイルだけでなくシステム全体が暗号化されるケースも少なくありません。クラウドバックアップは、世代管理やイミュータブル保存(変更不可設定)により、感染前の状態に安全に復元できます。また、内部不正によるデータ改ざんや削除からも守る「最後の砦」となります。

コンプライアンス・監査対応

金融業やヘルスケア業界では、一定期間のデータ保存や完全性を担保することが法規制で求められています。クラウドバックアップは、長期保持やログ監査機能を備えたサービスが多く、ガイドライン遵守や監査対応に有効です。DriveやOneDriveの履歴管理だけでは不十分なケースでも、バックアップなら安心です。

クラウドバックアップサービスの選び方

クラウドバックアップサービスは多くのベンダーから提供されていますが、法人が導入を検討する際には「どの観点を重視すべきか」を明確にすることが大切です。ここでは、特に比較・選定のポイントとなる要素を整理します。

料金プランと課金方式

サービスによって課金体系は異なります。

  • 従量課金型:利用した容量に応じて課金(柔軟だが長期的には割高)
  • ライセンス課金型:PCやサーバーごとにライセンスを購入(コストが読みやすい)
  • 定額制:容量や端末数に上限を設けつつ定額(予算管理がしやすい)

自社のデータ量や将来的な増加を見据えて、最適な課金方式を選ぶことが重要です。

容量とスケーラビリティ

バックアップ対象は文書ファイルだけでなく、画像・動画・システムデータにまで広がります。長期的なデータ増加に対応できるか、容量の上限や追加コストを必ず確認しましょう。

セキュリティ機能

金融や医療など高いセキュリティが求められる業種では特に重視すべきポイントです。

  • 暗号化方式(AES256など)
  • 多要素認証
  • データセンターの認証(ISO27001、FISCなど)
  • イミュータブル保存(変更不可設定)

これらの有無は導入可否を左右します。

バックアップ方式と復旧性能

  • ファイル単位イメージ単位
  • 世代管理でどこまで遡れるか
  • 災害復旧(DR)機能を備えているか

復旧時間(RTO)や復旧可能な時点(RPO)の目安を提示しているかも確認しておくと安心です。

無料試用・トライアルの有無

導入前に実際の使い勝手や速度を確認できるトライアルは有益です。特にIT部門の負荷やユーザビリティを事前に検証できるため、可能であれば無料試用期間があるサービスを選びましょう。

クラウドバックアップの必要性や選び方については『クラウドバックアップとは?クラウドサービス(SaaS)における必要性と選び方』で詳しく解説していますので、さらに理解を深めたい方はあわせてお読みください。

国内主要クラウドバックアップサービス比較表

法人向けクラウドバックアップサービスには多くの選択肢がありますが、料金体系や容量、セキュリティ機能、無料トライアルの有無などはサービスによって大きく異なります。

ここでは、国内で提供されている主要サービスを一覧表にまとめました。まずは全体像を把握することで、自社のニーズに合う候補を効率的に絞り込むことができます。

AOSBOX Business Pro使えるクラウドバックアップBackStoreUSENクラウドバックアップArcserve Cloud DirectEASYクラウドバックアップワイドネットクラウドバックアップクロジカ
サービスロゴ
おすすめの利用者中堅企業、大企業中小企業中小企業中小企業中小企業、中堅企業中小企業中小企業中小企業、中堅企業、大企業
費用保存容量に応じて月額が変化(目安:月額40,000円~720,000円)・初期費用なし
・月額2,200円~
保存容量に応じて月額が変化(目安:月額2,900円~32,000円)・保存容量に応じて初期費用および月額費用が変化
・目安は初期費用、月額費用ともに2,900円~200,000円
要お問い合わせ・初期費用なし
・保存容量に応じて月額が変化(月額3,600円~126,000円)
・初期費用なし
・保存容量に応じて月額が変化(月額1,780円~9,380円)
要お問い合わせ
無料トライアルの有無30日間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)30日間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)30日間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)2週間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)要お問い合わせ要お問い合わせ30日間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)要お問い合わせ
セキュリティ対策・軍事レベルの暗号化技術でデータを保護
・2段階認証によるアクセス管理と、詳細なログ機能により、情報漏洩やセキュリティリスクを防止
・クラウドとの通信時はSSLを用いて暗号化
・クラウドに保存されたバックアップファイルに対してAES-256での暗号化設定が可能
・ISO27001(ISMS)認定の万全なセキュリティ対策
・ランサムウェアやマルウェアをAIで監視し、改変阻止や自動復旧まで行う高精度の防御機能
・NASやサーバーまで含めた多層防御と、URLフィルタリングおよびリアルタイム監視などの広範な保護機能
・インシデント管理、可視化、推奨アクション提示など、運用効率を高める統合セキュリティ管理機能
・クラウドストレージへのバックアップ保存時におけるSSLによるバックアップ転送経路の暗号化
・AES-256による暗号化
SSL暗号化、脆弱性スキャン、複数復旧ポイントなどによる強力なデータ保護とランサムウェア対策SSLで暗号化された経路でバックアップを転送し、安心で高パフォーマンスの国内データセンターにてデータ保管・ランサムウェア対策機能として
『Active Protection(ランサムウェア対策ソフト)』を搭載
クラウドストレージのアクセス権限やフォルダごとの閲覧範囲の適切な設計を支援し、ログ監視やアカウント管理体制を整備
詳細情報詳細はこちら公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください
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※料金・容量は公表情報・概算を抜粋。詳細・契約条件は各社確認を推奨。

一覧で比較すると、それぞれのサービスが「料金の分かりやすさ」「セキュリティ強度」「容量の柔軟さ」など、異なる強みを持っていることがわかります。自社のデータ規模や求めるセキュリティレベルに応じて、どのサービスが最適かを検討するのがポイントです。

おすすめクラウドバックアップサービス解説

次は各サービスの詳細を見ていきましょう。クラウドバックアップは「料金が安いから選ぶ」「容量が大きいから選ぶ」といった単純な判断ではなく、自社のデータ規模・復旧要件・セキュリティポリシーに合っているかを軸に比較することが重要です。

ここでは、国内法人に多く導入されている主要なクラウドバックアップサービスを一社ずつ取り上げ、料金プラン・容量・セキュリティ機能・無料トライアルの有無といった観点から解説します。

それぞれの特徴を理解すれば、どのサービスが自社に最適か、より具体的にイメージできるはずです。

AOSBOX Business Pro(AIデータ株式会社)

AOSデータ社が提供する法人向けクラウドバックアップサービス。ユーザー数無制限で利用できる料金体系が特徴で、PCやサーバーに加えてNASや外部ストレージも対象にできます。

国内外での導入実績が豊富で、金融業や教育機関など、幅広い業種で利用されているサービスです。

長期保存やコールドストレージとの連携にも対応しており、「日常利用のデータ」と「監査・法令対応の長期保管データ」を分けて効率的に管理することができます。容量に応じてプランを選べるため、データ量が増えても柔軟に対応できるのもメリットです。

  • 料金プラン:年額約40,000円〜(100GBプラン/ユーザー数無制限)。500GB、1TB、さらに大容量プランも選択可能
  • 容量:100GB〜数TBまで拡張可能。長期保管用のコールドストレージも利用可能
  • 主要機能:ファイル単位バックアップ、自動世代管理、ランサムウェア対策、NAS/外部ストレージ対応、国内データセンター利用
  • 無料トライアル:30日間の無料トライアルあり

使えるクラウドバックアップ(使えるねっと株式会社)

Acronisのエンジンを採用した国産クラウドバックアップです。PCからサーバーまで幅広く対応し、国内データセンターでの運用と日本語サポートにより、安心して利用できるのが特長です。

企業の規模やバックアップ対象に応じて柔軟に拡張できるため、初めてクラウドバックアップを導入する企業から、BCP強化を目的とする中堅・大企業まで幅広く選ばれています。

ランサムウェア対策機能やベアメタル復旧など、データ消失を防ぐだけでなく「短時間で業務を再開する」ための仕組みを備えている点もポイントです。特に金融・医療・製造など、システム停止が大きな損害につながる業種に適しています。

  • 料金プラン:月額約2,200円〜(200GBプラン、年額契約時の目安)。利用規模に応じた容量追加が可能
  • 容量:200GB/500GB/1TB/2TBなど複数プラン。段階的に拡張できる柔軟さ
  • 主要機能:イメージ/ファイル単位バックアップ、増分・差分方式、ベアメタル復旧、AES-256暗号化、ランサムウェア対策、国内データセンターでの保管
  • 無料トライアル:30日間の無料トライアルあり
項目内容
サービス名使えるクラウドバックアップ
会社名使えるねっと株式会社
主な特徴・強み・BCP/DRに強い高速・安全なクラウドバックアップ
・AIによるランサムウェア対策を含む強力なサイバー防御
・初期費用なしで導入できる、低コストなクラウド型バックアップサービス
導入実績導入先企業:マジセミ株式会社、住商モンブラン株式会社、全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会、株式会社ランサ・ジャパン、株式会社ヤッホーブルーイングなど
おすすめの利用者中小企業
費用・初期費用なし
・月額2,200円~
無料トライアルの有無30日間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)
セキュリティ対策・クラウドとの通信時はSSLを用いて暗号化
・クラウドに保存されたバックアップファイルに対してAES-256での暗号化設定が可能
・ISO27001(ISMS)認定の万全なセキュリティ対策

BackStore(株式会社BackStore)

法人向けに特化した国産クラウドバックアップサービスです。サーバー・PC・NAS・仮想環境まで幅広い対象に対応できる点が特長で、大規模データや複雑な環境を持つ企業でも統合的に運用できます。

容量レンジも10GBから数TB単位まで揃っており、企業規模に応じて柔軟にスケール可能です。無制限世代管理や重複排除機能など、運用コストを抑えつつ長期的に安定運用できる仕組みが整っています。

バックアップデータは国内データセンターに暗号化して保管され、監査やコンプライアンス対応を求められる業種にも適しています。特に「複数拠点・複数環境を一元管理したい」「監査証跡を重視したい」法人に向いているサービスです。

特徴まとめ

  • 料金プラン:10GB〜8TBまでの容量レンジで提供。例:100GBプランで月額約12,000円(目安)
  • 容量:10GBから数TB規模まで対応。大規模データにも対応可能
  • 主要機能:ファイル/イメージバックアップ、無制限世代管理、重複排除機能、PC・サーバ・NAS・仮想環境対応、AES-256暗号化
  • 無料トライアル:あり(期間・条件は要問合せ)
項目内容
サービス名BackStore
会社名株式会社BackStore
主な特徴・強み・管理者が一人でも簡単にクラウドバックアップを実現
・リアルタイムなバックアップ体制
・国内のデータセンターへのバックアップされ、24/365体制で監視
導入実績導入先企業:北大阪商工会議所、株式会社アイテック、北日本石油株式会社、学校法人織田学園、株式会社コーソルなど
おすすめの利用者中小企業
費用保存容量に応じて月額が変化(目安:月額2,900円~32,000円)
無料トライアルの有無30日間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)
セキュリティ対策・ランサムウェアやマルウェアをAIで監視し、改変阻止や自動復旧まで行う高精度の防御機能
・NASやサーバーまで含めた多層防御と、URLフィルタリングおよびリアルタイム監視などの広範な保護機能
・インシデント管理、可視化、推奨アクション提示など、運用効率を高める統合セキュリティ管理機能

USENクラウドバックアップ(株式会社USEN ICT Solutions)

USEN ICT Solutionsが提供する法人向けクラウドバックアップサービスです。サーバー・PC・仮想環境まで幅広く対応しており、企業の多様な環境を一元的に保護できるのが強みです。

業務システムの障害や災害に備えるBCP対策として活用されるケースが多く、ネットワークサービスを展開してきたUSENグループならではの安定した基盤に支えられています。

料金体系は公開情報が少なく、個別見積もりとなる場合が多いですが、必要に応じた柔軟な構成が可能です。特に「拠点数が多い」「物理と仮想が混在している」といった複雑なIT環境を持つ企業に適しています。

  • 料金プラン:要見積もり
  • 容量:PC・サーバー・仮想環境など幅広く対応。容量レンジはカスタマイズ可能
  • 主要機能:ファイル/イメージバックアップ、PC・サーバ・仮想環境対応、暗号化保存、柔軟なオプション構成
  • 無料トライアル:公式サイト上での記載は少なく、要問い合わせ
項目内容
サービス名USENクラウドバックアップ
会社名株式会社USEN ICT Solutions
主な特徴・強み・イメージ/ファイルを選べる柔軟なバックアップ方式
・AES-256 などによる高い暗号化セキュリティ
・異機種や仮想環境にも復元できる高機能バックアップ・リカバリ
導入実績要お問い合わせ
おすすめの利用者中小企業
費用・保存容量に応じて初期費用および月額費用が変化
・目安は初期費用、月額費用ともに2,900円~200,000円
無料トライアルの有無2週間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)
セキュリティ対策・クラウドストレージへのバックアップ保存時におけるSSLによるバックアップ転送経路の暗号化
・AES-256による暗号化

Arcserve Cloud Direct(arcserve Japan合同会社)

米国Arcserve社が提供するクラウドバックアップを、日本国内でも利用できる形で展開しているサービスです。物理サーバー・仮想環境・クラウドアプリケーションまで幅広く対応し、大規模法人や金融業界など「止められない業務」を持つ企業に多く採用されています。

クラウド上で直接バックアップを取得し、障害時にはそのままクラウド上でシステムを起動できる「クラウドDR(Disaster Recovery)」を備えている点が特長です。

バックアップ対象の柔軟さや、復旧時間の短縮に優れる一方で、外資系ベンダーらしく料金体系は個別見積もりとなるケースが多いです。国内パートナー企業を通じたサポート体制が整っているため、安心して導入できるのもポイントです。

  • 料金プラン:要見積もり
  • 容量:PCからサーバー、仮想環境まで幅広く対応。容量は必要に応じてスケール可能
  • 主要機能:ファイル/イメージバックアップ、クラウドDR(クラウド上で代替サーバー起動)、AES-256暗号化、無制限世代管理、監査対応ログ
  • 無料トライアル:公式には明記なし。導入前のPoC(概念実証)対応を相談可能
項目内容
サービス名Arcserve Cloud Direct
会社名arcserve Japan合同会社
主な特徴・強み・クラウドへ直接バックアップし、障害時は即座に仮想マシンを起動できる高い事業継続性
・ハードウェア不要で拠点規模を問わず運用できる、低コストかつ拡張性の高いバックアップ環境
・データ圧縮、マルチスレッド転送を使用して、システムリソースの消費を最小限に抑制
導入実績導入先企業:Westinghouse Lighting Corporation、Sony Music、Bloomberg、productive、San Mateo Credit Unionなど
おすすめの利用者中小企業、中堅企業、大企業
費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
セキュリティ対策SSL暗号化、脆弱性スキャン、複数復旧ポイントなどによる強力なデータ保護とランサムウェア対策

EASYクラウドバックアップ(株式会社セキュアイノベーション)

セキュアイノベーション社が提供する、Acronisエンジン採用の法人向けクラウドバックアップサービスです。特徴は「シンプルでわかりやすい容量課金制」と「初期費用ゼロで始められる導入ハードルの低さ」にあります。

PCからサーバーまで幅広く対応しており、OSやアプリごと丸ごと復旧できるイメージバックアップも可能です。国内データセンターでの運用を前提としており、安心して利用できます。

容量プランは100GBから5TBまで幅広くラインナップされており、必要に応じて追加課金で拡張できます。スモールスタートが可能なので、中小企業から大規模法人まで柔軟に対応可能です。

  • 料金プラン:100GB=3,600円/月、300GB=8,400円/月、500GB=12,000円/月、1TB=19,800円/月、5TB=78,000円/月(参考価格)
  • 容量:100GB〜5TBまでプラン選択可能。超過は1GBごとに追加課金
  • 主要機能:イメージ/ファイル単位バックアップ、ベアメタル復旧、AES-256暗号化、国内データセンター運用、OS/アプリごと復旧対応
  • 無料トライアル:公式に明記は少ないが、評価利用の相談が可能
項目内容
サービス名EASYクラウドバックアップ
会社名株式会社セキュアイノベーション
主な特徴・強み・ファイル単位でのバックアップはもちろん、アプリケーションやユーザーアカウント、OSまるごとなど、多くのバックアップ形式に対応
・物理/仮想サーバー、クライアントPC、モバイルデバイス、様々な環境をカバー
・異なるハードウェア、クラウド環境へのリストアも可能
導入実績要お問い合わせ
おすすめの利用者中小企業
費用・初期費用なし
・保存容量に応じて月額が変化(月額3,600円~126,000円)
無料トライアルの有無要お問い合わせ
セキュリティ対策SSLで暗号化された経路でバックアップを転送し、安心で高パフォーマンスの国内データセンターにてデータ保管

ワイドネットクラウドバックアップ(株式会社ネディア)

株式会社ネディアが提供する「ワイドネットクラウドバックアップ」は、PC向けとサーバー向けでプランが分かれているのが特徴です。PC向けは少容量から始められる低価格プランがあり、サーバー向けは数TB規模まで拡張できるため、幅広い規模の企業に対応できます。

すべて国内のISO27001認定データセンターで運用され、セキュリティや信頼性を重視した設計となっています。

AES-256による暗号化、SSL通信、世代管理、さらに災害時にクラウド側でシステムを代替起動できるDR(Disaster Recovery)機能もオプションとして提供。中堅・中小企業の手軽な導入から、大規模法人の本格的なBCP対策まで対応できる柔軟性が魅力です。

  • 料金プラン:PC向け=月額1,780円(200GB)〜、サーバー向け=月額13,180円(200GB)〜
  • 容量:200GB、500GB、1TB、2TB、4TBなど。サーバー向けはさらに大容量にも対応
  • 主要機能:イメージ/ファイルバックアップ、AES-256暗号化、SSL通信、世代管理、ISO27001認定データセンター、DRオプション
  • 無料トライアル:30日間の試用版あり(申込制)
項目内容
サービス名ワイドネットクラウドバックアップ
会社名株式会社ネディア
主な特徴・強み・遠隔地クラウドへの自動バックアップで、あらゆる災害からデータを保護
・万が一の場合のデータ復旧サポート(有償)あり
・初期設定を行うことで、後続のバックアップ処理を完全自動化
導入実績要お問い合わせ
おすすめの利用者中小企業
費用・初期費用なし
・保存容量に応じて月額が変化(月額1,780円~9,380円)
無料トライアルの有無30日間の無料トライアルあり(要お問い合わせ)
セキュリティ対策・ランサムウェア対策機能として
『Active Protection(ランサムウェア対策ソフト)』を搭載

クロジカ(TOWN株式会社)

「クロジカ」は、中小企業をメインターゲットとした国産クラウドサービスで、ファイル共有とクラウドバックアップを兼ね備えたソリューションです。大規模システムのフルイメージ保護よりも、日常業務で扱う重要ファイルを安全に保管しつつ、必要に応じて復旧できる手軽さに重点を置いています。

ファイル管理とバックアップが一体化しているため、導入後すぐに業務フローに組み込みやすく、IT専任部門が少ない中小企業でも扱いやすい設計です。ただし、専用の大規模バックアップソリューションに比べると、システム全体の復旧(イメージバックアップやDR機能)は限定的です。

  • 料金プラン:要見積もり(中小企業向けに導入しやすい価格帯を想定)
  • 容量:標準で数百GB規模の提供。プランによって拡張可能
  • 主要機能:ファイル共有+バックアップ、暗号化保存、世代管理、シンプルな管理UI。主に業務ファイル中心
  • 無料トライアル:公式での明記は少なく、利用希望の場合は要問合せ
項目内容
サービス名クロジカ
会社名TOWN株式会社
主な特徴・強み・クラウド上のファイル構造を整備し、バックアップデータの検索性・再活用性を向上
・AI連携のPoCや権限設計により、バックアップ運用の安全性と信頼性を担保
・AI活用ルール・運用体制を整備し、バックアップデータの組織的な活用を促進
導入実績・シリーズ累計導入者数が1,800社を突破
・導入先企業:清水建設株式会社、株式会社リブセンス、拓殖大学、阿部会計事務所、田辺工業株式会社など
おすすめの利用者中小企業、中堅企業、大企業
費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
セキュリティ対策クラウドストレージのアクセス権限やフォルダごとの閲覧範囲の適切な設計を支援し、ログ監視やアカウント管理体制を整備

クラウドバックアップ導入で得られる効果

最後に、クラウドバックアップを導入することで企業が得られる代表的なメリットを整理します。すでに各所で触れましたが、重要ポイントを改めて確認しましょう。

BCP(事業継続計画)の強化

自然災害やシステム障害によるデータ消失は、事業活動を長期的に停止させるリスクを伴います。クラウドバックアップを導入すれば、地理的に分散されたデータセンターに保管されるため、被災しても速やかに復旧できます。金融や公共機関など「止められない業務」を持つ組織にとっては、BCPの柱となります。

ランサムウェア・内部不正からの迅速復旧

サイバー攻撃によってシステムやファイルが暗号化・改ざんされても、クラウドバックアップがあれば感染前の状態に戻せます。特に世代管理やイミュータブル保存(改ざん不可)を備えたサービスなら、内部不正や不注意による削除からも確実に復旧可能です。

運用負荷とコストの削減

従来のテープバックアップやオンプレの外部ストレージ管理に比べ、クラウドバックアップは自動化・遠隔管理が可能です。これにより、IT担当者の手作業やメディア交換といった負荷を軽減し、トータルコストの削減につながります。

リモートワーク・分散拠点への対応

クラウド環境で一元管理できるため、リモートワークや複数拠点からの利用にも対応可能です。拠点ごとに別々にバックアップを取る必要がなく、セキュリティポリシーを全社的に統一できるというメリットもあります。

よくある質問(FAQ)

クラウドバックアップに関して読者から寄せられることの多い疑問に、Q&A形式でお答えします。

Q1. クラウドバックアップの費用相場はどれくらいですか?

A1. 導入規模によって幅がありますが、中小企業なら月額数千円~1万円程度、中堅以上なら数万円~十数万円程度が一つの目安です。例えば小規模オフィスで社員PC数台・数百GBのバックアップなら、使えるクラウドバックアップ(200GBで月額約2,200円)AOSBOX(100GBで年額40,000円=月約3,300円)など、月額数千円台から始められます。

サーバー台数や拠点数が増えると容量も拡大し、1TBあたり月額1〜2万円が目安です。大企業向けArcserveなどは個別見積もりとなりますが、オンプレで自前バックアップするより総合的にコストを抑えられるケースが多いです。

Q2. 無料で使えるクラウドバックアップサービスはありますか?

A2. 完全無料で使い続けられる法人向けクラウドバックアップは基本的にありません。ただし、ほとんどのサービスで無料プランやトライアル期間が提供されています。

たとえばAOSBOXや使えるクラウドバックアップは30日間程度のトライアルが可能です。BoxやOneDriveも法人向けトライアルアカウントを発行できます。無料プランは容量制限が小さいため、試用・評価目的にとどめ、正式運用は有料プランで行うのが安心です。

Q3. DropboxやGoogle Driveをバックアップ用途に使っても問題ないですか?

A3. DropboxやGoogle Driveなどのクラウドストレージも一部バックアップ的に活用できます。ただし、(1) システム全体復元には不向き(OSやアプリ単位の保護は不可)、(2) 容量あたりコストが割高(大規模データには不向き)、(3) セキュリティ設定を誤ると情報漏洩リスクがある、という課題があります。

そのため、ストレージは「重要ファイルのバックアップ+共同利用」に便利ですが、システム全体やBCP対応には専用のクラウドバックアップを併用するのが理想です。

Q4. クラウドバックアップのセキュリティは安全ですか?

A4. 適切なサービスを選べば非常に安全です。標準でSSL/TLSによる通信暗号化、AES-256による保存データ暗号化が行われ、ISO27001やSOC2といったセキュリティ認証を取得している事業者も多くあります。

金融機関での採用実績があるサービスであれば、さらに信頼性は高いといえます。加えて、自社側でも二段階認証や権限管理の見直しを徹底することで、より万全の運用が可能です。

Q5. どのくらいの容量をバックアップすればいいでしょうか?

A5. 基本は「事業継続に必要な全データ」です。まず現在のデータ量を洗い出し、今後1〜3年の増加を見積もり、少し余裕を持った容量プランを選ぶと良いでしょう。金融業では顧客取引データや帳票・メールを含め数TB規模になることも珍しくありません。

ただしクラウドバックアップは重複排除や増分バックアップにより、実効的な保存容量は少なく済むケースが多いです。重要度の低いファイルは対象外に設定し、容量不足を感じた時点で上位プランに切り替える柔軟な運用がおすすめです。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後に暗号資産関連スタートアップの創業メンバーとして業界調査や相場分析に従事。2018年、マネックスグループ入社。マネックスクリプトバンクでは業界調査レポート「中国におけるブロックチェーン動向(2020)」や「Blockchain Data Book 2020」などを執筆し、現在はweb3ニュースレターや調査レポート「MCB RESEARCH」などを統括。国内メディアへの寄稿も多数。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修者は記事の内容について監修しています。

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