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契約書レビュー
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おすすめ契約書レビューサービス比較6選|AIと弁護士レビューの違いと費用・選び方、導入事例も紹介

「この契約書、このまま締結して大丈夫だろうか」

ビジネスの現場で交わされる契約書は、締結期限が近いほど焦りと不安は強くなります。一方で、弁護士へ都度依頼すると費用も時間も読めません。だからこそ近年は、AI契約書レビュー弁護士レビューの外部サービスを組み合わせて、短時間でリスクを減らす企業が増えています。

本記事は、契約書レビューツールを比較して、最短で決めたい人のための実務向けガイドです。用途別の早見表から入り、選び方、法的リスク、導入のコツまで一気に整理します。読み終える頃には、候補が2〜3社に絞れるでしょう。また、しっかりとした知識を身につけることで、急ぎの契約でも判断の軸がぶれなくなります。

契約書レビューサービス 用途別推奨一覧

どの契約書レビューツールを使えば良いかは、「会社規模 × 契約の重要度 × 緊急度」で決まります。まずは下の自社内の状況別表を参考に、自社に合ったサービスを見つけてください。

自社の状況狙うべきタイプ向いているサービス
1人の社員が法務と総務を兼務している、時間をかけずに危険箇所だけ見たいAIレビュー特化型・LeCHECK
・OLGA
電子契約も一緒に回したい、レビュー結果をそのまま締結に流したい電子契約連携+レビュークラウドサインレビュー
重要契約が多い、最終判断を専門家に任せたいAI+専門家(相談/レビュー)CLOUD LEGAL
契約の作成〜レビュー〜締結〜期限管理まで一元化したいCLM(契約ライフサイクル管理)・ContractS CLM
・Docusign CLM

契約書レビューサービスとは

契約書レビューサービスは、契約書に潜む法的リスクや不備を自動で検知し、適切な修正案や見落としがちな論点を提示することで、法務業務を支援するサービスです。

このサービスは、主に「AIを活用したSaaS型」と「専門家が代行する専門家代行型」に分類されます。これにより、法務担当者が不在の企業でも、法務品質の標準化とリスクの低減を実現できます。

AIによる契約書レビューの特長と限界

AIレビューは、契約書ファイルをアップロードするだけで、過去の膨大な法務データを基に条文を瞬時に解析します。

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内容
仕組み条文ごとに解析を行い、「自社にとって不利な条項」や「欠落しているべき条項」を典型的なリスクパターンと照合して警告(アラート)を発します。
強み圧倒的な処理速度と網羅的なチェックが最大の強みです。契約締結までの時間が少ない場合や、多数の定型的な契約を迅速に処理する際に非常に有効です。
限界AIは「定型的なリスクパターン」の検出に優れますが、「契約が成立するまでの背景事情」や「個別具体的な交渉における最適解(落としどころ)」といった、文脈に依存する高度な判断はできません。

AI・弁護士・CLMの役割分担と選択のポイント

契約業務における「AI」「弁護士」「CLM(契約ライフサイクルマネジメント)」は、それぞれ担う役割が明確に異なります。自社の課題や目的に合わせて、以下の比較を参考に最適なサービスを選択しましょう。

← 横にスクロールできます →
1.AIレビューサービス2.弁護士レビュー3.CLM(契約ライフサイクル管理)
主な役割リスクの自動検知・標準化個別事情を踏まえた法的助言・戦略立案契約プロセスの一元管理
強み速度・コスト・均質性(誰がやっても同じ品質)個別具体性・交渉力(複雑な事案に対応可能)全体最適・ガバナンス(作成~保管まで管理)
弱み個別の交渉背景や文脈を読めないコストが高く、納期が読みづらい導入コストが高く、定着に時間がかかる
推奨シーン日常的な定型契約(NDA、業務委託など)重要度が高い非定型契約(M&A、新規事業など)契約管理体制の構築(期限管理、更新漏れ防止など)

【結論:現実的な運用設計】

  • レビュー効率化が最優先なら、「AIレビュー特化型」が最適です。
  • 重要契約のみ「弁護士」に依頼し、日常業務はAIで回すハイブリッド運用は費用対効果に優れています。
  • 将来的に契約管理(期限・保管)まで拡張したい場合は、「CLM」の導入を検討しましょう。

契約書レビューサービスのメリットとデメリット

契約書レビューサービスの導入効果は、単なる時短だけではありません。ここでは、レビューツールで得られるメリットとデメリットについて解説します。

3つのメリット(時間短縮・リスク軽減・ノウハウ蓄積)

契約書レビューサービスには、主に以下のようなメリットがあります。

3つのメリット
  • 時間短縮
  • リスク軽減
  • ノウハウ蓄積

最大のメリットは、レビューの時間短縮が可能になる点です。危険箇所の洗い出しが早いほど、社内承認も早く済ませられます。

また、レビュー業務における人的ミスを防げる点も特徴と言えるでしょう。ツールを導入することで、担当者の経験差が出にくくなり属人化を抑えられます。

さらに、社内に法務ノウハウを蓄積できる点もメリットです。レビューサービスでは修正履歴や指摘内容がデータとして残るため、「なぜこの条文を直したのか」、「どの表現がリスクなのか」といった知見が社内資産として蓄積されます。

こうした過去のレビュー事例を参照することで、類似契約の作成・チェックが効率化され、担当者の契約リテラシーも向上します。結果として、契約書の初稿品質が上がり、レビュー工数や外部依存度の低下につながります。

デメリットと注意点(AI誤判定・非弁行為リスク・カスタマイズの難しさ)

契約書レビューサービスには、AIならではの誤判定リスクがあります。AIは定型的な不備の検出を得意とする一方で、取引の背景や業界慣行といった「文脈」を読み解くのは不得意です。

そのため、不要な指摘が増えたり、逆に重大なリスクを見落としたりする可能性があります。最終的な判断は、法務担当者や弁護士など人が担う体制を前提にしておくべきです。

もう一つの注意点が「非弁行為」のリスクです。サービスによっては、弁護士が直接関与せず、AIや一般スタッフが修正案や法的評価を提示するケースがあります。このとき、内容が単なる一般的なチェックや形式的な指摘を超え、個別案件に踏み込んだ法的判断・助言に当たると、非弁行為とみなされる可能性があります。利用企業側も、「どこまでがレビュー対象なのか」「弁護士監修・弁護士対応があるか」を事前に確認しておくと安心です。

加えて、カスタマイズの難しさも押さえておきたいポイントです。多くのサービスは汎用的なチェックルールやテンプレートを前提としているため、自社特有の取引慣行や業界ルール、リスク許容度を細かく反映できない場合があります。

契約書レビューサービスを導入するメリット・デメリットの詳細については『リーガルチェックとAI契約書レビューのやり方・仕組み』で解説しています。

契約書レビューサービスの選び方「6つのチェックポイント」

契約書レビューサービスは、法務体制や企業規模、業務内容によって適切な選択肢が変わります。ここでは、導入時にチェックすべき以下の6つのポイントについて解説します。

6つのチェックポイント
  1. 既存の業務フローに自然に組み込めるか
  2. 料金体系と契約書レビューの利用頻度の整合性
  3. 対応契約書の種類と言語
  4. システム連携・ワークフロー適合性
  5. セキュリティや情報管理体制は信頼できるか
  6. サポート体制とカスタマイズ性

1.既存の業務フローに自然に組み込めるか

契約書レビューサービスを選定する際は、今の業務フローにどれだけ自然にフィットするかが極めて重要な視点です。たとえば、営業部門が契約書を起案し、法務部がチェックし、経営層が承認するというような多段階のフローを採用している企業では、ワークフロー機能や社内回覧機能の有無が大きなポイントになります。

また、既存のSFA・CRM・文書管理システム(例:Salesforce、クラウドサイン、Boxなど)と連携できるかどうかも、導入後の運用のしやすさに直結します。さらに、ユーザー管理やアクセス権限の細分化ができるかといった管理機能も、実務レベルでは見落とせない要素です。

短期的な便利さだけでなく、長期的に業務全体に定着し社内の契約オペレーションの標準化につながるかという視点で選ぶことが大切です。

2.料金体系と契約書レビューの利用頻度の整合性

料金は「安いか」より「利用頻度に合うか」が重要です。契約書のレビューが月に数通なら、従量やチケットの方が割安になる場合があります。

反対に、レビューの回数が多いなら定額の方がコストを抑えられるでしょう。費用はレビューサイトの比較表には書かれていないことが多いので、気になったサービスがあったら資料請求をするのがおすすめです。

3.対応契約書の種類と言語

NDA(秘密保持契約)、業務委託、売買、利用規約、ライセンスなど、扱う契約類型は企業によって異なります。そのため、導入前に契約書レビューサービスが自社の上位3類型に対応しているかを確認してください。

また、AIの中には日本語にしか対応していないものもあるため、英語や多言語で作成された契約書をレビューする際には、ツールが多言語対応かを確認するようにしましょう。

4.システム連携・ワークフロー適合性

契約書レビューツール導入の成否は、ツールそのものよりも運用面にかかっています。特に、既存の承認フローにいかにスムーズに組み込めるかが鍵となります。

連携機能の整理と重要性

電子契約システム、クラウドストレージ、チャットツール、SSO(シングルサインオン)など、関連システムとの連携要件を明確にしましょう。連携が不十分だと、結局ファイルが分散し、管理が煩雑になる原因となります。

現場での検証(PoC)の推奨

エンドユーザーの利用動線を確認するには、導入後にPoC(概念実証)を行うのが効果的です。「たった1件の契約書」での試行でも、導入効果や課題を十分に把握できます。

5.セキュリティや情報管理体制は信頼できるか

契約書には社内外の機密情報や知的財産、個人情報が多く含まれるため、情報漏洩リスクを防ぐためのセキュリティ対策が万全であるかどうかは、サービス選定における最重要ポイントのひとつです。

導入前には、以下のような観点からサービス提供会社の体制をチェックしましょう。

  • ISO 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証取得状況
  • SSL/TLSによる通信の暗号化が適切に行われているか
  • ID・パスワード管理や二要素認証(2FA)の導入有無
  • アクセスログの記録・管理体制
  • データ保存先が国内サーバーか、もしくは安全性の高いクラウド基盤か(AWS・Azure等)
  • 内部関係者による不正アクセスを防ぐ仕組み(職務分掌・アクセス権限設定)
  • 第三者によるセキュリティ監査やペネトレーションテストを定期的に実施しているか
  • 利用終了後のデータ削除方針が明確か

特にクラウド型の契約書レビューサービスでは、データの保管場所や運用ポリシーが事業継続性や法的安全性に直結します。法務・情報システム部門とも連携しながら慎重に選定することが望まれます。

6.サポート体制とカスタマイズ性

導入前に問い合わせ手段(チャット/電話)、導入支援の有無、教育コンテンツなどを確認することも大切です。

そして、カスタマイズが必要な場合は、どこまで自社で設定できるかを確認しましょう。ツールは導入して終わりではなく、導入後にどのように運用していくかも重要です。

AI契約書レビューの法的リスクと適法範囲

前述したように、AIを活用した契約書レビューサービスの中には、弁護士が関与せずに条文修正案や法的評価を提示するものもあります。そうした種類のサービスは、レビュー内容が個別案件に踏み込んだ法的判断や助言になると、非弁行為とみなされる可能性があります。

ここでは、AI契約書レビューの利用により想定される法的リスク、及び適法範囲について解説していきます。

弁護士法第72条と非弁行為への対応

非弁行為の論点は、サービス選定時に必ず出てきます。特に「個別案件への法的判断・助言」に踏み込む設計になっていないかが焦点になります。

弁護士法第72条は、弁護士(弁護士法人)ではない者が、報酬を得る目的で「法律事件」に関する法律事務を取り扱うこと等を業として行うことを禁止しています。

このため、AIレビューが 個別事案の法的リスク判定や、背景事情を法的に処理した具体的修正案の提示まで行う設計だと、機能・提供形態によっては72条との関係が問題になり得ます(=“非弁行為リスク”の論点になり得る)。

実務上は、線引きを「ツールの能力」ではなく「運用」に落とすのが安全です。たとえば、重要契約は専門家レビュー必須、AIはあくまで一次スクリーニング(論点の洗い出し)に限定する、といったルールを先に置くと説明責任が取りやすくなるでしょう。

出典元:中央大学「AI 契約レビューサービスと弁護士業務の該当性」

法務省ガイドラインと最新動向

AI契約審査(レビュー)をめぐっては、法務省が 「AI等を用いた契約書等関連業務支援サービスと弁護士法第72条との関係」について、サービス内容ごとの論点整理を公表しており、どのような機能が問題になり得るか(または整理しやすいか)の見通しが立てやすくなっています。

一方で、法務領域は技術と社会状況で前提が動きやすい分野です。導入時点の比較だけで終わらせず、年1回でも「運用ルール」「対象契約の範囲」「例外のエスカレーション」を見直すことで、想定外のリスクを潰しやすくなるでしょう。

安全に使うための運用ルール

契約書レビューの安全な運用は、技術的な側面よりも、あらかじめ定めた手順によって担保されることが多いため、以下の点を明確にすることが推奨されます。

【安全運用を確立するための重要事項】

1.レビュー対象の明確化

  • 対象契約の範囲:どの契約をレビュー対象とするかを明確にする。
  • アップロード可否(機密度の扱い):機密度の高い文書の取り扱いを含め、AIシステムへのアップロードに関するルールを明文化する。これにより、現場での判断のばらつきを防ぎます。

2.意思決定フローの確立

  • 最終承認者:契約レビューの最終的な承認権限を持つ人物を定める。
  • 例外時のエスカレーション:標準的な手順で処理できない例外的なケースが発生した場合の報告・対応ルートを明確にする。

3.弁護士法72条への配慮(AIの役割分担)

  • AIの出力が「個別案件の法的評価・判断」と見なされないよう、弁護士法との関係で説明責任が生じる可能性があります。
  • 役割分担の明確化:AIはあくまで「一次スクリーニング」に限定し、「最終的な法的判断は人間が行う」という社内ルールを明確に残しておくことが賢明です。

参照元:
1.経済産業省「契約書レビューサービスの提供に関する確認の求めに対する回答の内容の公表(回答日:令和4年10月14日)」

2.企業法務ナビ「法務省の見解公表/AIの契約書審査サービスに違法の可能性」

契約書レビューサービスの導入方法と運用のコツ

契約業務のデジタル化を成功させるには、段階的な導入が鍵となります。関係者が多く、調整に摩擦が生じやすいため、全社一斉ではなく、スモールスタートから始めることを推奨します。

具体的な導入手順は以下の通りです。

1.対象契約の選定

  • まずは対象とする契約類型を絞り込みます
  • NDA(秘密保持契約)や業務委託契約など、発生頻度の高い類型から着手すると、早期に成果を実感しやすくなります。

2.ワークフローの明確化

  • 現在の契約業務の流れを紙に書き出し、可視化します。
  • 起案、レビュー、承認、締結、保管の各工程における責任者を明確にします。

3.評価指標(KPI)の設定

  • 効果測定のために、具体的な指標を設定します。
  • 現実的な指標としては、「レビューに要する時間」「差戻し回数」「契約締結までのリードタイム」などが挙げられます。

おすすめの契約書レビューツールの比較表

以下に契約書レビューツールの比較表を掲載いたします。詳細は次項にて解説していますので、まずは全体像を把握いただく意味で表をご覧ください。

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CLOUD LEGALOLGAクラウドサイン レビューContractS CLMLeCHECKDocusign CLM
提供会社a23s株式会社GVA TECH株式会社弁護士ドットコム株式会社ContractS株式会社株式会社リセドキュサイン・ジャパン株式会社
システムの種類ALSP(法務支援)/ 契約書レビュー支援AI契約書レビュー支援電子契約連携・レビュー支援CLM(契約ライフサイクル管理)AI契約書レビューCLM(契約ライフサイクル管理)
月額料金11,000〜110,000円(カスタムは要お問い合わせ)要お問い合わせ要お問い合わせ(プランで変動)要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
無料デモ・無料トライアル詳細資料をご覧ください要お問い合わせ14日間(無料トライアルあり)要お問い合わせ要お問い合わせ(無料トライアルあり)要お問い合わせ(無料トライアルあり)
AIレビュープランにより要お問い合わせ要お問い合わせ
弁護士レビュー××××
電子契約連携詳細資料をご覧ください要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
英文対応詳細資料をご覧ください要お問い合わせプランにより(英文対応プランの記載あり)要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
主なセキュリティISO/IEC 27001:2022(ISMS)/ SAML認証(記載範囲)ISO/IEC 27001:2022(ISMS)/ IP制限・MFA(記載範囲)ISO/IEC 27001 / ISO/IEC 27017(記載範囲)ISO27001:2013(ISMS)/ IP制限・SAML(記載範囲)外部審査機関による定期診断(記載範囲)ISO27001(ISMS)/ SOC1・SOC2(記載範囲)
主な特徴AIと専門家の組み合わせで、レビューだけでなく相談導線まで設計しやすい自社ひな形との比較や条文検索など、レビュー観点の標準化を進めやすいレビューから締結までの導線を短くし、現場運用に乗せやすい作成〜承認〜締結〜期限管理までの一元化で、統制と可視化を強化しやすいアップロードして即時にチェックしやすく、運用をシンプルに保ちやすいエンタープライズ向けに、連携や統制を重視したCLM設計を取りやすい
企業規模中小企業・小規模事業者、ベンチャー・スタートアップ向けベンチャー・スタートアップ向け中小企業・小規模事業者向け大企業向け中小企業・小規模事業者向け大企業向け
向いている企業重要契約が多い/ 相談も含めて外部支援を使いたい契約の型が多い/ レビュー品質のばらつきを減らしたい電子契約を軸に、レビューと締結を一気通貫で回したい承認フローが複雑/ 契約管理まで含めてDXしたいひとり法務/ 兼務で、まずは危険箇所の初動を速くしたい多拠点/ 大企業で、契約業務を全社横断で管理したい
詳細情報詳細資料を見る公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください公式サイトをご覧ください
ロゴ

おすすめの契約書レビューサービスの詳細(導入事例、価格、機能、無料プランの有無など)

2026年時点でおすすめできる主要な契約書レビューサービス6個を厳選し、それぞれの特徴を簡潔に紹介します。

特に、無料トライアルの有無、セキュリティ体制などの重要な比較ポイントを押さえて掲載しています。自社の業務に合ったシステムを選ぶ際の参考として、ぜひご活用ください。

1.CLOUD LEGAL(a23s株式会社)

出典元:https://www.cloudlegal.ai/

CLOUD LEGALは日本初のALSP(代替的法務サービスプロバイダー)です。ALSPとは企業法務のアウトソースサービスのことで、ALSP内に電子契約関連の機能も内蔵されています。

AIと弁護士審査を融合させた効率的で正確なリーガルチェック・契約書レビューや、契約書の自動作成、弁護士監修のひな形の利用等が可能です。他にも弁護士・専門士業への法務・労務相談からコンプライアンス対応など、法務業務全般に関するオンライン支援が可能です。

株式会社MediiCLOUD LEGAL導入事例を見る(クリックする)
株式会社Medii

医療DXを手掛ける株式会社Mediiは、顧問弁護士へのタイムチャージ制依存によるNDA審査の急増で、コスト増大とスピード低下という課題に直面していました。

導入された「法務トリアージ」により、定型的な案件は安価なAIサービスへ、重要な案件は弁護士へと適切に振り分けられるようになりました。

その結果、審査単価を大幅に削減することができ、IPOを見据えた拡張性と高いガバナンスを備えた体制を構築しました。

参照元:毎月数件の秘密保持契約の審査プロセスをアウトソース。法律事務所との併用で、迅速化・低コスト化を実現。

  • チャットやオンラインでの柔軟な相談対応
  • AIと弁護士の連携による高精度な契約書レビュー
  • 月額 11,000円から利用可能な明確な料金体系
  • ISMS取得済み、SAML認証対応で安心のセキュリティ

2.OLGA(GVA TECH株式会社)

出典元:https://olga-legal.com/

OLGA(オルガ) は、自社の取引に応じた独自のリスクチェックを実現するAI契約書レビュー支援クラウドです。ITを中心とした企業法務を中心とした実績を持つ弁護士法人GVA法律事務所のノウハウを元に開発されています。

自社ひな型やGVA TECHが用意した理想のひな型と、レビューする契約書との比較参照を通じて、条文の過不足や検討ポイントを可視化可能です。修正時には社内で蓄積したノウハウを活用することで、自社のビジネスに則した契約書レビューをアシストします。

ラクスル株式会社OLGA導入事例を見る(クリックする)
ラクスル株式会社

ラクスル法務部は8名体制で、月間数百件もの複雑な案件に対応しており、一人が処理する件数は最大で70件を超えるなど、物理的な限界に直面していました。

そこでOLGAを導入し、Slack上での相談をワンクリックで案件化・集約するフローを構築。これにより、転記作業が一切不要となりました。

結果として、既存の8名体制を維持したまま、事業成長によって増加する月間数百件規模の案件を遅滞なく処理できる生産性の向上を実現しました。

参照元:ステータス管理やSlack連携に関して抱えていた課題をOLGAの法務データ基盤モジュールで解決できました

項目内容
サービス名OLGA(オルガ)
会社名GVA TECH株式会社
主な特徴・強み・法律事務所としてのGVA独自のリーガルナレッジを搭載したAIが、条文の不足・過剰・表現の不備を検知
・自社契約書とひな形との違いをハイライトで表示。修正ポイントが視覚的にわかる
システムの種類AI契約書レビュー支援
導入実績ラクスル株式会社、カゴメ株式会社、JR西日本不動産開発株式会社、カシオ計算機株式会社、株式会社コロプラなど
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
外部システムとの連携機能要お問い合わせ
セキュリティ体制ISO/IEC 27001:2022(ISMS)の取得、通信経路の暗号化、第三者脆弱性診断、 IP制限、 MFA(多要素認証)

3.クラウドサイン レビュー(弁護士ドットコム株式会社)

出典元:https://www.cloudsign.jp/review/

クラウドサイン レビューは、電子契約サービスの国内最大手であるクラウドサインが提供する、弁護士による契約書チェックのオプションサービスです。電子契約とリーガルチェックをワンストップで完結できる点が強みで、法務リスクを最小限にしながらスピーディーに契約を進めたい企業に最適です。

弁護士法人・響クラウドサイン レビュー導入事例を見る(クリックする)
弁護士法人・響

弁護士法人・響は、従来の属人的なレビュー業務による品質の不安定さや、シニア弁護士による二重チェックに伴う収益性の低下に直面していました。

そこで、AIレビューを「第二の目」として導入し、リスク検知の品質を標準化しました。さらに、AIが指摘した内容や修正履歴を若手弁護士の教育資料として活用することで、人材育成のスピードが向上

結果として、業務効率化による受任件数の増加と、事務所の収益基盤の強化を達成しました。

参照元:AIリスクチェックでレビュー業務の属人化解消へ ナレッジの蓄積を人材育成にも活用

項目内容
サービス名クラウドサイン レビュー
会社名弁護士ドットコム株式会社
主な特徴・強み・クラウドサイン経由で契約書をアップロードし、専門の弁護士がレビューを実施
・弁護士ドットコムグループによる信頼性の高い監修体制
システムの種類電子契約連携・レビュー支援
導入実績弁護士法人・響、学校法人追手門学院、株式会社ゴートップ、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社など
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ(基本プラン、英文対応プランで変動)
無料トライアルの有無あり(14日間の無料トライアルあり、AIレビュー機能やクラウドサイン連携機能あり)
外部システムとの連携機能AIによる対応のみ(詳細は要問い合わせ)
セキュリティ体制ISO/IEC 27001、ISO/IEC 27017の取得、データの暗号化など

4.ContractS CLM(ContractS株式会社)

出典元:https://www.contracts.co.jp/

ContractS CLM は、契約書の作成・レビュー・締結・管理を一元化できるクラウド型の契約ライフサイクルマネジメント(CLM)システムです。契約業務全体を最適化する設計になっており、法務・営業・経営層の業務フローをまたいで契約管理を効率化したい企業に最適です。

株式会社レゾナックContractS CLM導入事例を見る(クリックする)
株式会社レゾナック

旧昭和電工と旧日立化成の経営統合では、契約業務プロセスと進捗管理の不透明さが課題でした。

ContractS CLMの導入により、契約フローが統一・可視化され、進捗確認にかかるコミュニケーションコストが大幅に削減されました。

また、台帳作成や検索といった非生産的な作業時間をなくし、業務負荷を定量的に把握して適切なリソース配分を行うことで、組織統合をシステム面から強力にサポートしていただきました。

参照元:統合新会社の誕生を機に契約業務を「ContractS CLM」へ。 契約レビュープロセスの煩雑化と属人化を解消。

項目内容
サービス名ContractS CLM
会社名ContractS株式会社
主な特徴・強み・契約書の作成から締結、レビュー、期限管理、保管までをワンプラットフォームで対応
・AIによる自動レビュー機能や、契約進捗のステータス可視化など、業務DXを強く意識した設計
システムの種類CLM(契約ライフサイクル管理)
導入実績株式会社NTTデータMSE、株式会社ネオ・キャリア、株式会社レゾナック、パーソルホールディングス株式会社、三菱地所株式会社など
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無要お問い合わせ
外部システムとの連携機能要お問い合わせ
セキュリティ体制ISO27001:2013(ISMS)の取得、SCIMユーザプロビジョニング、通信経路の暗号化、IPアドレス制限、SAML認証など

5.LeCHECK(株式会社リセ)

出典元:https://lisse-law.com/lecheck/

LeCHECKは、株式会社リセが提供する、AIによる自動契約書レビューサービスです。法務知識がない担当者でも契約リスクを把握できるよう設計されており、スピード・コスト・使いやすさを重視した中小企業向けのツールとして注目を集めています。

日本ノーベル株式会社LeCHECK導入事例を見る(クリックする)
日本ノーベル株式会社

日本ノーベルでは、以前は営業部門の法務知識不足から不利な契約を受け入れやすく、確認作業は管理部門に一任されていました。

LeCHECK導入後、45分の説明会でシステムが定着。営業担当者がAIで即座に契約リスクを把握・修正できるようになり、リスク把握が主体化しました。

業務効率も向上し、管理部門との修正のやり取りが「2~3往復」に収束。手戻りが激減した結果、契約締結までのリードタイムが短縮され、成約率の向上に貢献しています。

参照元:リチェックで契約時の交渉力を向上、営業マンの法務スキルを底上げ

項目内容
サービス名LeCHECK
会社名株式会社リセ
主な特徴・強み・自社開発のAIが契約書を読み取り、法的リスクを自動検出&可視化
・チェック結果はリスク度や契約書スコアとして表示され、直感的に理解しやすい
システムの種類AI契約書レビュー
導入実績株式会社エーピーコミュニケーションズ、ベンチャーラボ法律事務所、株式会社マネーフォワード、そらうみ法律事務所など
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無あり(要お問い合わせ)
外部システムとの連携機能要お問い合わせ
セキュリティ体制国内最高峰の安全基準を満たすクラウド環境で提供、外部のセキュリティ審査機関を通して定期的に診断

6.Docusign CLM(ドキュサイン・ジャパン株式会社)

出典元:https://www.docusign.com/ja-jp

Docusign CLMは、グローバルに展開する電子署名大手であるDocuSignが提供する契約ライフサイクルマネジメント(CLM)プラットフォームです。契約の作成から承認、レビュー、締結、更新・管理まで、エンタープライズ規模での業務全体を自動化・効率化することを目的とした高機能サービスです。

ウーブン・バイ・トヨタ株式会社のDocusign CLM導入事例を見る(クリックする)
ウーブン・バイ・トヨタ株式会社

トヨタの研究開発子会社のウーブン・バイ・トヨタ株式会社では、契約件数の急増に伴い、アナログな管理体制がボトルネックとなっていました。これにより、進捗状況の不透明化(ブラックボックス化)が生じ、エンジニアのストレス増大と開発の遅延が深刻化していました。

そこで、Docusign CLMを導入し、日米英における契約プロセスを統一・可視化。エンジニア自身が進捗ステータスを確認できる環境を整備しました。

この結果、法務部門への問い合わせ工数が削減されたことに加え、契約締結が迅速化。研究開発のスピードが加速し、Time-to-Market(市場投入までの時間)の短縮を実現しています。

参照元:Docusign CLMで契約管理の効率化と研究開発の加速を実現するウーブン・バイ・トヨタ

項目内容
サービス名Docusign CLM
会社名ドキュサイン・ジャパン株式会社
主な特徴・強み・条文テンプレート、承認フロー、契約履歴管理などを包括的に管理できるフルスケールのCLMシステム
・SalesforceやSAPなど、主要な業務系システムとシームレスに連携可能
システムの種類CLM(契約ライフサイクル管理)
導入実績ウーブン・バイ・トヨタ株式会社、サンタンデール銀行など
初期費用要お問い合わせ
月額費用要お問い合わせ
無料トライアルの有無あり(要お問い合わせ)
外部システムとの連携機能要お問い合わせ
セキュリティ体制国内最高峰の安全基準を満たすクラウド環境で提供、外部のセキュリティ審査機関を通して定期的に診断

【企業規模別】契約書レビューサービス導入のケーススタディ

ここでは、導入イメージを掴むためのモデルケースを示します。実在する企業のケースではなく、よくある成功パターンの例です。

事例1:中小IT企業(従業員50名)の場合

課題は、契約が増えてレビューが追いつかないことでした。総務がレビュー業務を兼任しており、弁護士へのレビュー依頼は予算的に厳しい状況です。

まずAIレビュー特化型を導入し、NDAと業務委託に限定して運用しました。AIで初動の論点を揃え、例外だけ専門家にレビューしてもらう設計です。

結果として、レビューのスピードが上がり、営業の停滞が減りました。重要なのは、AIの導入より「例外ルール」の明文化です。テンプレとレビュー観点の整備が成功の要因となりました。少人数の企業ほど、標準化の効果が大きく出ます。

事例2:上場製造業(従業員2,000名)の場合

課題は、契約件数の多さと承認フローの複雑さでした。部署ごとに管理が分かれ、更新や期限管理も追えない状況です。

そこでCLMを導入し、作成〜承認〜締結〜管理を一本化しました。レビューはAIと人の役割を分け、ガバナンスを強めました。

結果として、契約の所在が明確になり、監査対応がやりやすくなりました。大企業では、「可視化」と「統制」がレビュー業務を効率化する要因となります。

成功の秘訣は、法務だけで進めないことです。情シス、購買、営業を巻き込み、要件を最初に合わせました。

契約書レビューサービスに関するよくある質問(FAQ)

Q.弁護士に依頼するのと契約書レビューサービスの違いは?

A.弁護士に依頼する場合は、個別具体的な法的アドバイスや交渉支援が受けられる一方、コストが高くスピードも限定されがちです。一方で契約書レビューサービスは、コストを抑えつつ、定型契約書などのチェックを効率的に行えるのがメリットです。

AI主体のサービスであれば即時対応も可能で、スピード感を求める現場では特に重宝されます。

Q.無料で使える契約書レビューサービスは本当に安全?

A.無料プランやトライアルは、レビュー内容が簡易的だったり、AIチェックのみに制限されている場合が多く、あくまで「お試し」として活用するのが現実的です。

安全性については、SSL通信やNDA締結、ISO認証などの体制が整っているかどうかを必ず確認しましょう。機密情報を扱う以上、無料だからといってセキュリティを軽視するのはリスクです。

Q.中小企業でも契約書レビューサービスを導入できる?

A.はい、多くのサービスが中小企業・個人事業主向けの料金プランやスポット利用プランを用意しています。特に1通から使える、月額5,000円台から導入可能、チャット相談が可能など、専門知識がなくても使いやすい設計になっているサービスも増えています。

Q.レビューにかかる日数・納期はどれくらい?

A.サービスや依頼内容によって異なりますが、目安としては以下の通りです。急ぎの契約には、即時レビューが可能なAI型サービスや、特急オプションを用意しているサービスを選ぶとよいでしょう。

項目納期の目安
AIレビュー即時(アップロード後すぐ)
弁護士レビュー(通常)2〜5営業日程度
弁護士レビュー(特急)最短24時間以内(別料金あり)

Q.紙の契約書やPDFでもレビューできますか?

A.多くのサービスでは、Word、PDF、画像化されたPDF形式(OCR対応)などに対応しています。ただし、紙の契約書はスキャンが必要になる場合や、編集が難しいためチェック精度に影響が出る可能性があります。事前に対応ファイル形式を確認し、Word形式での提出が推奨されているサービスが多い点も押さえておきましょう。

契約書レビューサービスを慎重に比較しよう!

契約書レビューサービスは、単なる安さやスピードだけで選ぶべきではありません。自社の契約書の種類・法務体制・業務フローに合ったサービスを選ぶことが、リスクを最小限に抑えつつ、業務効率を最大化するカギです。

本記事では、AIレビューから弁護士監修付きのサービス、さらにはCLMを含む契約管理全体を支援する高度なツールまで、幅広い選択肢をご紹介しました。無料トライアルや資料請求を通じて、複数サービスを比較検討することがベストな選定につながります。

契約書レビューは、企業の信頼を守り、法的トラブルを未然に防ぐ守りの要です。最適なサービスを導入することで、法務体制を強化し、ビジネスのスピードを落とさずに安全性を確保することが可能です。この記事を参考に自社にぴったりの契約書レビューサービスを見つけていただければ幸いです。

契約書レビューサービスの料金・手数料を一括チェック

MCB FinTechカタログでは、契約書レビューサービスの最新資料をワンクリックで一括入手。各種手数料・対応可能な形式やフォーマットの有無・サポート体制、セキュリティ方針など、比較に必要な情報をすばやく把握できます。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修者は記事の内容について監修しています。

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