サービス比較の記事一覧

余剰資金を有効活用したい(預金・投資・運用)
法人保険でリスクに備えたい
カーボンクレジットを活用したい

サービス比較の記事一覧

余剰資金を有効活用したい(預金・投資・運用)
法人保険でリスクに備えたい
カーボンクレジットを活用したい

オンラインサービスに決済を導入したい

オンライン決済システム・代行サービス
の関連情報


関連サービス資料を
無料で一括ダウンロード

キャッシュレス決済の仕組みを図解|お金と情報の流れ・種類ごとの違いをわかりやすく解説

キャッシュレス決済の仕組み

キャッシュレス決済の導入を検討し始めると、意外と分かりにくいのが「お客様がカードやスマートフォンで払ったお金が、どういう経路で、いつ自分の口座に入ってくるのか」という部分です。支払いの場面は目にしていても、その裏で誰が何をしているのかは見えません。

この流れが分からないままだと、「なぜ決済手数料がかかるのか」「なぜ売上がすぐ入金されないのか」といった疑問が残り、導入の判断に踏み切りにくくなります。仕組みは、間に入っている登場人物とお金・情報の動く順番が分かれば、すっきり整理できます。

本記事では、キャッシュレス決済の仕組みを「支払いから入金までの資金と情報の流れ」から図解で解説します。あわせて決済手段ごとの流れの違い、手数料や入金タイムラグが生じる理由、自社に導入するときの選択肢まで整理しますので、導入判断の土台としてご活用ください。

オンライン決済システム・代行サービスの関連サービス資料
PR
本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

お金と情報の流れ ── 支払いから入金まで誰が何をしているか

キャッシュレス決済とは、現金を使わずにカードやスマートフォンなどで支払いを済ませる決済手段の総称です。ここからは、その代表格であるクレジットカード決済を例に、支払いから加盟店(お店)への入金までに誰が関わり、お金と情報がどの順で動くのかを見ていきます。

全体像は次のとおりです。まず承認の情報が往復し、そのあとで実際のお金が逆向きに動きます。

クレジットカード決済の資金と情報の流れを2段で示した図。上段はオーソリゼーション(与信承認)で、情報がカード会員から加盟店、アクワイアラー、国際ブランド、イシュアーへと流れ、承認可否が逆経路で戻る(お金は動かない)。下段はセトルメント(清算・入金)で、イシュアーが立て替えた代金が国際ブランドの決済網を経由してアクワイアラーへ渡り、手数料を差し引いた金額が加盟店の口座へ入金される。

支払いに関わる登場人物と役割

クレジットカード決済には、お店(加盟店)とお客様(カード会員)の2者だけでなく、その間に複数の会社が入っています。まずは「どういう役割の会社か」を押さえておくと、後の流れが理解しやすくなります。

  • カード会員(利用者):カードを持ち、代金を支払う人。ここでは自店のお客様にあたります。
  • 加盟店:カード決済を受け付けるお店。導入を検討している自社の立場です。
  • イシュアー(issuer=カード発行会社):利用者と契約し、カードなどの決済手段を発行・提供する会社です。利用者への請求を担います。
  • アクワイアラー(acquirer=加盟店契約会社):お店に対してカード決済の導入契約を行い、管理する会社です。加盟店への代金支払いも担います。
  • 国際ブランド:世界各地に加盟店を持ち、国際的に通用するカードブランドです。一般的にはVisa、Mastercard、American Express、Diners Club、JCB、Discover、銀聯(UnionPay)の7つを指します。イシュアーとアクワイアラーをつなぐ決済網を運営します。
  • 決済代行会社(PSP):加盟店とカード会社・決済サービス会社の間に入り、複数社との契約や精算をまとめて代行する会社です。すべての取引に必ず入るわけではなく、複数の決済手段をまとめて導入したいときなどに間に立つ仲介役です(後述の「自社に導入するには」で詳しく触れます)。

国際ブランドが付いたカードでは、カードを発行するイシュアーと、加盟店と契約するアクワイアラーが別の会社に分かれます。この結果、支払いにはカード会員・加盟店・イシュアー・アクワイアラーの四当事者が関わる形が一般的です。登場人物が複数いるのは、この役割分担があるためです。

お金と情報が動く順番

クレジットカード決済は、大きく3つの段階で構成されます。日本銀行のフォーラムに提出された資料でも、決済プロセスは次の3要素で説明されています。

クレジット決済は、1.オーソリゼーション(信用照会)、2.クリアリング(売上精算)、3.セトルメント(支払、清算)の3要素で構成

出典:クレジットの決済プロセス紹介とCBDCとの対比(CBDCフォーラム WG5 提出資料)|日本銀行
  1. オーソリゼーション(与信承認)=情報が動く段階:お客様がカードを提示すると、まず「支払ってよいか」を確認する情報が流れます。加盟店の端末からアクワイアラーへ、さらに国際ブランドの決済網を通じてイシュアーへと承認の照会が届き、可否の返事が同じ経路を逆にたどってお店へ戻ります。この段階で行き来するのは情報だけで、まだお金は動きません。
  2. クリアリング(売上精算):一定期間の取引をまとめて集計し、誰がいくら支払うかを確定させる段階です。ここまでは金額の情報を整える工程で、実際の資金移動はまだ発生しません。
  3. セトルメント(清算・入金)=お金が動く段階:確定した金額にもとづいて、ようやく実際のお金が動きます。イシュアーがいったん立て替えた代金が国際ブランドの決済網を経由してアクワイアラーへ渡り、アクワイアラーから加盟店の指定口座へ、代金から手数料を差し引いた金額が振り込まれます。

このように、支払った瞬間(オーソリ)とお店に入金される瞬間(セトルメント)は別の段階です。承認の情報が先に往復し、実際のお金はあとから締めて精算されて動きます。この時間差が「入金までのタイムラグ」の正体で、締め日や入金サイクルの詳しい話は後半の「なぜ入金までタイムラグがあるのか」で解説します。

種類ごとの資金の流れの違い

ここからは、キャッシュレス決済の主な種類ごとに、上で見た資金の流れがどう変わるかを整理します。違いの軸になるのは「いつお金が動くか(支払タイミング)」です。前払い・即時払い・後払いの3類型があり、種類によってどこに当てはまるかが変わります。

← 横にスクロールできます →
決済手段クレジットカードデビットカード電子マネーQRコード決済
支払タイミング後払い(ポストペイ)即時払い前払い(プリペイド)が中心前払い・即時払い・後払いから選択
代表例Visa・Mastercard・JCB などのカード銀行のブランドデビットカード交通系IC・流通系の電子マネーコード決済アプリ
お金の流れの特徴イシュアーがいったん代金を立て替え、後日まとめて利用者に請求。加盟店へはアクワイアラー経由で入金される支払いと同時に、利用者の銀行口座から即時に引き落とされる事前にチャージした残高から引き落とす方式が多い(後払い型もある)アプリに紐づけた残高・銀行口座・クレジットカードから支払う。読み取り方式はMPMとCPMの2種

※上記は一般的な傾向です。実際の対応方式や支払タイミングは各サービスの提供内容をご確認ください。

クレジットカード決済(後払い)

クレジットカード決済は、商品やサービスを先に受け取り、後で代金を支払う「後払い(ポストペイ)」の代表格です。お店での支払い時点ではイシュアーが代金を立て替え、後日まとめて利用者に請求します。加盟店には、先ほどの3段階を経てアクワイアラーから入金されます。高額な支払いにも対応でき、国内外で広く普及している手段です。

デビットカード決済(即時払い)

デビットカードは、支払いと同時に利用者の銀行口座から代金が即時に引き落とされる「即時払い」の手段です。国際ブランドが付いたブランドデビットは、クレジットカードと同じブランド網・同じ決済端末で処理できます。口座残高の範囲で使うため、利用者にとっては使いすぎを抑えやすいのが特徴です。

電子マネー決済(前払いが中心)

電子マネーは、カードやスマートフォンにお金の情報を持たせ、タッチして支払う手段です。交通系ICカードや流通系の電子マネーが代表例で、支払方式は事前にチャージした残高から引き落とす前払い式が多くなっています。少額決済でのすばやい支払いに向いており、後払い型のものもあります。

交通系ICや流通系電子マネーの種類ごとの違いや、チャージから加盟店への入金までのお金の流れを詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

QRコード決済(コードの読み取り方式が2種類)

QRコード決済は、スマートフォンのアプリとコードを使って支払う手段です。アプリに紐づけた残高・銀行口座・クレジットカードから支払うため、前払い・即時払い・後払いのいずれにもなり得ます。コードの読み取り方には、次の2つの方式があります。

  • 店舗提示型(MPM/ストアスキャン):お店に置かれたQRコードを、利用者が自分のスマートフォンで読み取る方式です。
  • 利用者提示型(CPM/ユーザースキャン):利用者がアプリに表示したバーコードやQRコードを、お店の端末側で読み取る方式です。

残高にチャージして使うプリペイド型のコード決済では、決済事業者が発行から加盟店との契約までを自社で完結させる場合があります。一方、QRコードにクレジットカードを紐づけて支払う場合は、その背後で先に見たイシュアーやアクワイアラー、国際ブランドが従来どおり関わります。

なぜ手数料が生じ、入金にタイムラグがあるのか

ここまでの流れが分かると、キャッシュレス決済でよく疑問に挙がる「決済手数料」と「入金までのタイムラグ」も、仕組みから理解できます。どちらも、間に複数の会社が入っていることが背景にあります。

なぜ決済手数料が発生するのか

お店がお客様から現金以外で受け取るためには、イシュアー・アクワイアラー・国際ブランドといった会社が運営する決済網を通す必要があります。その運営コストの一部が、加盟店手数料という形で最終的にお店の負担になります。手数料の内訳のひとつが、経済産業省の用語集でも説明されている「インターチェンジ・フィー」です。

インターチェンジ・フィー(interchange fee)/クレジットカードでの決済があった際に、アクワイアラー(お店と契約する決済会社)がイシュアー(利用者と契約する決済会社)に支払う手数料のこと。アクワイアラーがお店(加盟店)から徴収した加盟店手数料で支払われるため、最終的に加盟店が負担していることになる。

出典:キャッシュレス関連用語集(基本編)|経済産業省

この手数料率は国際ブランドが定め、加盟店の業種によって異なります。実際の加盟店手数料は決済手段・サービス・業種によって幅があり、一般的には数%程度になることが多いとされます。正確な料率は各サービスで異なるため、導入時には後半で紹介する比較記事などで見比べてください。

「間に入って決済を成立させている会社がいるから手数料が生じる」と捉えると、料金を比較するときにも各社が何にコストをかけているかを見通しやすくなります。

なぜ入金までタイムラグがあるのか

先に見たとおり、支払い時のオーソリゼーション(承認)と、実際にお金が動くセトルメント(清算・入金)は別の段階です。お店への入金は、一定期間の売上を締めて精算したうえで行われるため、支払いの瞬間にすぐ入金されるわけではありません。

この締め日と入金日のサイクルは、契約する決済事業者や決済代行会社によって幅があります。最短で当日入金に対応するサービスもあれば、月1〜2回のまとめ入金となる場合もあります。資金繰りを重視するなら、入金サイクルの短さは各サービスを比較する際の大切な観点になります。

自社に導入するには:直接契約と決済代行の違い

仕組みが分かったところで、実際に自社へ導入する場合の入り口を整理します。導入の方法は大きく「決済事業者と直接契約する」方法と「決済代行会社を利用する」方法の2つに分かれます。ここでは違いの要点だけを押さえ、具体的なサービス選びは別記事の比較・選定ガイドにゆだねます。

決済事業者と直接契約する

アクワイアラーをはじめとする各決済事業者と、お店が個別に契約する方法です。使いたい決済手段ごとに契約・審査・精算がそれぞれ発生するため、複数の手段に対応しようとすると管理は煩雑になりがちです。取り扱う決済手段が絞られている場合には、シンプルな選択肢になります。

決済代行会社を利用する

前述の決済代行会社(PSP)を利用すると、1社と契約するだけで複数の決済手段を導入・管理でき、入金も一本化できます。複数の手段を扱いたい中小規模のお店やEC事業者にとって、契約や精算の窓口を1つにまとめられるのが利点です。決済代行会社が担う役割や、契約から精算までの流れをより詳しく知りたい方は、決済代行の仕組みを解説した記事もあわせてご覧ください。

直接契約か決済代行かの方針が固まったら、次は具体的なサービスの比較検討です。以下の記事では、オンライン決済・決済代行の主要サービスを、決済手数料・入金サイクル・対応する決済手段などの観点で比較・解説しています。自社に合う導入先を選びたい方は、あわせてご覧ください。

まとめ

キャッシュレス決済の仕組みは、支払いから入金までに誰が間に入り、お金と情報がどの順で動くかを押さえると整理できます。支払い時のオーソリ(承認)と実際の入金(セトルメント)は別の段階であり、その間に複数の会社が関わることが、手数料や入金タイムラグの理由でした。

種類ごとの資金の流れの違いと、直接契約・決済代行という導入の入り口まで分かれば、次は自社に合うサービスを具体的に比較する段階です。入金サイクルや対応ブランド、手数料などを見比べて、導入の検討を進めてください。

よくある質問(FAQ)

Q. キャッシュレス決済の仕組みとは、どのようなものですか?

A. キャッシュレス決済の仕組みとは、現金を使わない支払いを、利用者・お店(加盟店)・カード会社などの複数の当事者が連携して成立させる一連の流れのことです。

クレジットカードを例にすると、支払い時の与信承認(オーソリゼーション)、一定期間の売上の集計・確定(クリアリング)、実際の資金移動(セトルメント)という3つの段階を経ます。お客様が払った代金は、手数料を差し引かれたうえでお店の口座に届きます。支払う瞬間と入金される瞬間が別の段階に分かれている点が、仕組みを理解するうえでの要点です。

Q. キャッシュレス決済は、お客様が払った代金がいつお店の口座に入金されますか?

A. キャッシュレス決済でお店に代金が入金されるのは、支払いの瞬間ではなく、一定期間の売上を締めて精算した後です。

支払い時に行われるのは利用可否の承認(オーソリ)だけで、実際の入金は売上を締めて精算するセトルメントの段階で行われます。締め日から入金までのサイクルは決済事業者や決済代行会社によって異なり、最短で当日から月1〜2回のまとめ入金まで、サービスによって幅があります。

Q. キャッシュレス決済の「オーソリ(オーソリゼーション)」とは何ですか?

A. オーソリ(オーソリゼーション)とは、お客様が支払う際に、カードなどの決済手段が利用できるかをカード会社に確認する与信承認の手続きです。

この段階では承認・否認の情報がやり取りされるだけで、まだお金は動きません。実際の資金移動は、売上を精算するクリアリングを経たセトルメント(清算・入金)の段階で行われます。日本銀行に提出された資料でも、クレジット決済はオーソリゼーション・クリアリング・セトルメントの3要素で構成されると説明されています。

Q. QRコード決済のMPMとCPMの違いは何ですか?

A. QRコード決済のMPMとCPMの違いは、QRコードをどちらが読み取るかです。MPM(店舗提示型/ストアスキャン)はお店に置かれたコードを利用者がスマートフォンで読み取る方式、CPM(利用者提示型/ユーザースキャン)は利用者のアプリに表示したコードをお店の端末で読み取る方式です。

MPMは印刷したコードを店頭に置くだけで導入でき、CPMは読み取り用の端末を用意する必要があるなど、必要な機材や運用が異なります。読み取り方式の仕様は、キャッシュレス推進協議会の統一技術仕様ガイドラインで方式ごとに整理されています。

Q. キャッシュレス決済の導入は、直接契約と決済代行のどちらが向いていますか?

A. キャッシュレス決済の導入は、対応したい決済手段が絞られていれば直接契約、複数の決済手段をまとめて導入・管理したいなら決済代行会社の利用が向いています

直接契約は決済事業者ごとに契約・審査・精算が発生するため、対応する手段が増えるほど管理が煩雑になりがちです。決済代行会社なら1社との契約で複数の決済手段を導入でき、入金も一本化できるため、複数の手段を扱う中小規模の店舗やEC事業者に向いた方法です。具体的なサービス選びは、費用や入金サイクル、対応ブランドを見比べて検討してください。

オンライン決済・決済代行サービスの料金・手数料を一括チェック

MCB FinTechカタログでは、オンライン決済システムや決済代行サービスなど、国内複数社の最新資料を無料で一括ダウンロードできます。決済手数料・入金サイクル・対応決済手段など、比較検討に欠かせない情報をまとめて把握できます。

MCB FinTechカタログに掲載しませんか?

MCB FinTechカタログでは、掲載企業様を募集しています。マネックスグループの金融実務ノウハウを活かした独自の評価軸と検索設計により、導入検討者が最適なサービスを効率的に発見できる法人向け比較プラットフォームです。掲載後は管理画面から料金表や導入事例を随時更新でき、常に最新の情報を訴求可能。まずは下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修者は記事の内容について監修しています。
オンライン決済システム・代行サービスの関連サービス資料

PR

本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

関連記事

新着記事

オンライン決済システム・代行サービス
おすすめの診断サービス