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固定資産管理システムを無料で始める方法|Excelと無料トライアルの活用法

固定資産管理ソフトの導入を検討しながらも、コストやシステム移行の手間を理由に先送りにしているご担当者は多くいます。「まず無料で試したい」「Excelテンプレートで当面は対応できるのでは」という判断は合理的ですが、固定資産の件数や事業規模によって状況は変わります。

本記事では、固定資産管理に使える「無料の選択肢」をExcelテンプレート・無料トライアル付きSaaS・会計ソフト内蔵機能の3種類に整理したうえで、無料トライアルで試せるシステムの機能を比較します。さらに有料システムへの切り替えを検討すべきタイミングの判断基準も解説します。

この記事を読むとわかること
  • 無料で固定資産管理を始める3つの方法と、それぞれの特徴・適した場面
  • Excelテンプレートで固定資産管理を続ける場合に生じるリスク
  • 無料トライアルで試せる固定資産管理ソフト3種の機能・料金比較
  • 2027年4月施行の新リース会計基準が固定資産管理業務に与える影響
  • 有料システムへの移行を検討すべき5つのタイミング
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固定資産管理における「無料」の3つの選択肢

「無料で固定資産管理を始める」という方針を取る場合、大きく3つのアプローチがあります。それぞれ機能の幅・継続性・コスト構造が異なるため、自社の状況に合った選択肢を選ぶことが重要です。

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比較項目Excelテンプレート無料トライアル付きSaaS会計ソフト内蔵機能
費用無料試用期間中は無料
(有料移行が前提)
会計ソフトの月額内
(固定資産単体の追加費用なし)
主な機能台帳記録と
手動計算
減価償却自動計算
申告書出力・仕訳連動
固定資産台帳
減価償却・仕訳連動
メリット即日利用可能
追加費用ゼロ
本番環境と同等の
機能を体験可能
会計データとの
一元管理が可能
注意点件数増加・法改正対応に
工数がかかる
トライアル終了後は
有料プランへの移行が必要
件数の上限や申告書
出力範囲に制約あり
おすすめ場面資産数が少ない
事業初期段階
導入前の機能検証
サービス比較
中小企業・スタートアップで
会計ソフトと統合したい場合

Excelテンプレートを使う方法

国税庁や会計ソフトベンダーが提供するExcelベースの固定資産台帳テンプレートを利用する方法です。取得価額・耐用年数・償却方法(定額法・定率法)を入力すると年次・月次の減価償却費が自動計算されるものが多く提供されており、費用は完全に無料です。

初期費用ゼロで即日利用できる点が最大のメリットです。一方で、資産件数が増えるにつれて管理が煩雑になり、人的ミスのリスクが高まります。電子帳簿保存法やリース会計基準の改正が生じた場合、テンプレート自体を自力で修正しなければならないという負担もあります。

Excelによる管理が現実的なのは、資産件数が概ね10件未満で種類も単純な事業初期段階に限られます。設備投資の増加や従業員の増員が見込まれる段階では、他の選択肢への移行を前もって検討しておくことが重要です。

無料トライアル付きSaaSを試す方法

固定資産管理システムや会計ソフトには、一定期間(30日〜2か月程度)無料で利用できるトライアルプランを設けているサービスがあります。トライアル期間中は有料プランと同等の機能を使えるため、本番導入前に自社の業務フローとの適合性を確認するのに適しています。

弥生会計 Nextのように最大2か月間のトライアルを設けているサービスでは、1回の決算サイクルに近い期間で機能を検証できます。データの引き継ぎ条件(トライアル期間中の入力データを有料移行後も使えるか)はサービスごとに異なるため、申し込み前に確認しておくことが重要です。

会計ソフトに内蔵された固定資産機能を活用する方法

弥生会計 Nextやfreee会計のような会計ソフトには、固定資産台帳・減価償却の自動計算・仕訳連動が標準機能として組み込まれています。会計ソフトの月額費用の範囲内で固定資産管理が行えるため、固定資産管理専用システムを別途導入するよりもコストを抑えられます。

会計仕訳と台帳が同一システム内で完結するため、減価償却費の仕訳と台帳残高がズレるリスクが生じにくい点も特徴です。ただし、会計ソフト内蔵型では固定資産件数の登録上限(例: 弥生会計 Next は1会計期間あたり200件)や、償却資産申告書の出力範囲に制約がある場合があります。大量の資産を管理する企業には固定資産管理専用システムのほうが適しています。

Excelによる固定資産管理を続ける際のリスク

Excelテンプレートは手軽に始められる反面、事業規模の拡大とともに3種類のリスクが顕在化してきます。システム導入の判断をする際には、これらのリスクを定量的に把握しておくことが役に立ちます。

件数増加にともなう手動ミスの累積

資産件数が数十件を超えると、取得価額・耐用年数・償却開始日の入力ミスが発生しやすくなります。1件のミスが複数年にわたって誤った減価償却費を計上し続け、決算数値の修正が必要になるケースがあります。

特に問題になるのが、売却・除却・廃棄の処理です。台帳から該当資産を漏れなく削除し、売却益・除却損の仕訳を正確に作成する作業は、件数が多いほど属人的なチェックに依存しやすくなります。担当者が変わった際に引き継ぎが困難になるリスクも考慮が必要です。

毎年の法改正・税制改正への対応コスト

減価償却に関する税制は定期的に改正されます。過去には「250%定率法から200%定率法への変更」(2012年度改正)や「少額減価償却資産特例の延長・適用要件の変更」なども行われてきました。このような改正のたびにExcelの計算式・条件分岐を自力でアップデートする必要があります。

償却資産申告書も、市区町村によって様式や提出方法(eLTAX対応状況)が異なります。クラウドシステムを利用すれば法改正への対応はベンダーが行いますが、Excelの場合は担当者が自力で確認・修正する必要があります。この作業は年末の繁忙期(1月31日申告期限)と重なりやすく、負担が集中しやすい構造です。

2027年4月施行の新リース会計基準への備え

2027年4月1日以降に開始する事業年度から、上場企業・資本金5億円以上または負債200億円以上の大企業には新リース会計基準が強制適用されます。新基準では、従来のオペレーティング・リースも原則として使用権資産とリース債務として計上する必要があり、管理対象の資産計上件数が増加する企業は少なくないと見込まれます。

新基準の対象となる企業では、リース契約の棚卸し・割引計算・使用権資産の減価償却計算をExcelで管理するのは現実的ではありません。適用開始時期を逆算すると、2025〜2026年中にシステムの選定・導入を開始する必要があります。強制適用対象外の中小企業であっても、親会社や取引先の要請で対応を求められる場合があるため、早めに状況を把握しておくことが重要です。

無料トライアルで試せる固定資産管理ソフトの比較

以下の比較表では、無料トライアルまたは低コストで利用を始められる代表的なサービスを比較しています。料金はすべて税抜表示です。

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サービス比較マネーフォワード クラウド固定資産弥生会計 Nextfreee会計
無料トライアル×(公式料金ページに記載なし)(最大2か月・1事業者1回限り)(30日間・法人/個人とも対応)
月額費用(最安)要問い合わせ2,900円〜
(年契約・税抜)
2,980円〜
(法人・年払い・税抜)
固定資産台帳(複数台帳の並行管理に対応)(1会計期間200件まで)(会計ソフト内蔵)
減価償却の自動計算
償却資産申告書の出力(種類別明細書含む)(申告書への転記用資料のみ)
(公式情報で確認できず)
法人税別表16×(別表16データの出力に対応)
eLTAX電子申告(CSV→PCdesk連携)(減価償却の達人連携)
(公式情報で確認できず)
会計仕訳の自動連動(クラウド会計PlusとAPI連携)(会計ソフト内蔵)(会計ソフト内蔵)
詳細情報オンライン相談を予約公式サイト公式サイト

マネーフォワード クラウド固定資産

マネーフォワード クラウド固定資産 公式サイト

株式会社マネーフォワードが提供するクラウド型の固定資産管理システムです。固定資産台帳の登録・管理から、減価償却計算、法人税別表16・償却資産申告書の出力、マネーフォワード クラウド会計Plusへの仕訳連携(API)まで一貫して処理できます。

固定資産専用SaaSとして設計されているため、会計ソフト内蔵型にある件数制限(弥生会計 Nextの200件/期など)がなく、多数の固定資産を抱える中堅・大企業にも対応できます。会計用台帳と税務用台帳を並行して管理できる複数台帳機能も、会計上の認識と税務上の認識が異なる場合に役立ちます。

2025年6月17日には「加速償却機能」が追加され、除売却予定日を設定するだけで償却期間の短縮計算と仕訳作成が自動化されました。eLTAX対応ソフト「PCdesk」向けのCSVエクスポートにも対応しており、償却資産申告の電子化に対応しています。料金は契約内容により変動するため、詳細は商談予約のうえ確認できます。

弥生会計 Next

弥生会計 Next 公式サイト

弥生株式会社が2025年4月に正式リリースした法人向けクラウド会計サービスです。会計・経費精算・請求業務・証憑保存・固定資産管理を1つのシステムで完結させる設計で、固定資産台帳は会計ソフトの標準機能として組み込まれています。最大2か月間の無料トライアル(1事業者1回限り)を利用できます。

固定資産台帳では、直接法・間接法の選択、年次償却・月次償却の切り替え、一括償却資産の登録に対応しています。減価償却費の仕訳は固定資産台帳から自動生成されるため、台帳と仕訳帳のズレが発生しにくい構造です。「減価償却の達人」との連携による税務申告対応も可能です。

1会計期間あたりの固定資産登録件数は200件までという上限があります。有形・無形の固定資産全般に対応しており、中小企業・スタートアップで固定資産件数がこの範囲に収まる場合は、会計・経費・固定資産を一元管理できる点でコストパフォーマンスが高い選択肢です。エントリープランは年額34,800円(税抜)から利用できます。

freee会計

freee会計 公式サイト

フリー株式会社が提供するクラウド会計ソフトで、個人事業主から法人・エンタープライズ(IPO準備・上場企業)まで幅広くカバーしています。固定資産台帳・減価償却の自動計算・仕訳自動生成は全法人向けプランに標準搭載されており、法人向け最安プランの「ひとり法人プラン」(年払い月額2,980円・税抜)から利用できます。

AIによる資産分類・償却方法の自動推測機能を備えており、固定資産登録時の入力工数を削減できます。法人税別表16データの出力に対応しており、税務申告書の作成補助として活用できます。エンタープライズプランでは会計用・税務用の複数台帳管理も可能です。

個人事業主・法人いずれのプランでも30日間の無料お試しが利用できます。2026年春には新プロダクト「freee固定資産」の提供も予定されており(2025年9月11日発表)、2027年4月適用の新リース会計基準にも対応予定とされています。

有料システムへの移行を検討すべきタイミング

「今のExcelや会計ソフト内蔵機能で十分か、それとも専用システムに切り替えるべきか」という判断は、次の5つの観点から確認できます。

固定資産件数が増加し始めたとき

設備投資の拡大や業容拡大によって固定資産の件数が増え始めた段階は、管理ツールの見直しを検討する最初のタイミングです。会計ソフト内蔵型には件数制限があり、弥生会計 Nextでは1会計期間あたり200件が上限です。製造業やIT・設備業など資産件数が多い業種では、早い段階で専用システムの導入を検討することが有効です。

件数が多くなるほど、資産の登録・廃棄・売却の管理漏れが発生しやすくなります。専用システムでは検索・一括更新・異動履歴管理などの機能が充実しており、台帳の精度を維持しやすくなります。

償却資産申告書・法人税別表16の作成が必要になったとき

毎年1月31日締め切りの償却資産申告書と、法人税申告書に添付する別表16は、固定資産の保有状況を正確に反映したうえで作成する必要があります。Excelや会計ソフト内蔵機能では申告書様式の直接出力が対応していないケースもあり、手作業での転記が必要になります。

マネーフォワード クラウド固定資産のような専用システムでは、種類別明細書・申告書様式の出力とeLTAXへのCSVエクスポートまで一気通貫で対応できます。申告業務の工数削減と精度向上の両面で効果が得られます。

複数メンバーが台帳を管理する体制になったとき

会計担当者が一人から複数名になったとき、または経理部門と資産管理部門(総務・情シスなど)が分かれているときは、Excelファイルの共有管理には限界が生じます。バージョン管理の混乱や上書き事故が発生しやすくなります。

クラウド型の固定資産管理システムでは、アクセス権限管理・操作ログ・コメント機能が整備されており、複数人での同時利用・証憑確認・修正履歴の追跡が可能です。内部統制の整備が求められるIPO準備中の企業や上場企業では、これらの機能が監査対応の観点からも重要になります。

会計事務所・税理士との連携を強化したいとき

税理士や会計事務所との連携において、固定資産台帳のデータ共有が課題になるケースがあります。Excelファイルをメールで送受信する運用では、最新版の管理や修正指示の反映に手間がかかります。

クラウド型の固定資産管理システムでは、税理士にアクセス権限を付与してリアルタイムでデータを共有する仕組みが整っているサービスもあります。弥生会計 Nextでは税理士とのリアルタイム共有機能が提供されており、決算作業のスピードアップにつながります。

新リース会計基準の対応準備に着手するとき

2027年4月1日以降に開始する事業年度から、上場企業・資本金5億円以上または負債200億円以上の大企業には新リース会計基準が強制適用されます。従来はオフバランスで処理していたオペレーティング・リースを使用権資産・リース債務として計上するため、管理対象の資産件数が相当数増加することが見込まれます。

対応のためには、リース契約の棚卸し・割引率の設定・使用権資産の減価償却計算・会計仕訳作成を一連のワークフローとして処理できるシステムが必要です。マネーフォワードは別製品の「クラウドリース会計」(2025年11月提供開始)でこれに対応しており、freeeは「freee固定資産」(2026年春提供予定)での対応を発表しています。適用開始の2〜3年前からシステム選定・導入テストを行うことが望ましい対応スケジュールです。

まとめ

固定資産管理を無料で始める方法には、Excelテンプレート・無料トライアル付きSaaS・会計ソフト内蔵機能の3種類があります。それぞれの特性をまとめると次のとおりです。

  • Excelテンプレート: 資産件数が少ない事業初期段階に適している。件数増加・法改正対応で工数が増えるため、長期利用には向かない
  • 無料トライアル付きSaaS: 弥生会計 Nextは最大2か月のトライアルが利用可能。本番導入前の機能検証に有効
  • 会計ソフト内蔵機能: 弥生会計 Next・freee会計はいずれも会計ソフトの月額内で固定資産台帳・減価償却計算・仕訳連動が使える。固定資産件数が少ない中小企業・スタートアップに向いている
  • 固定資産管理専用SaaS: マネーフォワード クラウド固定資産のように、件数制限なし・申告書出力・eLTAX連携まで対応した専用システムは、固定資産件数の多い企業や申告業務の効率化を重視する企業に適している

2027年4月施行の新リース会計基準への対応を見据えると、早期にシステム選定を始めることが業務負荷の平準化につながります。まずは無料トライアルを活用して自社の業務フローとの適合性を確認することが、スムーズな移行への第一歩です。

よくある質問

Q. 無料トライアル中に入力したデータは、有料プランへ移行後も引き継げますか?

A. サービスによって異なりますが、多くのクラウドSaaSでは同一アカウントのまま有料移行するためデータが引き継がれます。弥生会計 Nextのトライアルについては、申し込み前に公式サポートページで引き継ぎ条件を確認しておくと安心です。

Q. 固定資産の件数が少ない会社でも、専用システムを導入する意味はありますか?

A. 件数が少なくても、償却資産申告書の作成や減価償却仕訳の自動化という観点でシステム導入の効果があります。毎年1月31日が申告期限の償却資産申告については、申告書出力機能を持つシステムを使うことで転記ミスを防げます。会計ソフト内蔵型(弥生会計 Next・freee会計)であれば固定資産管理のための追加費用は発生しないため、コストを抑えながら管理を効率化できます。

Q. 弥生会計 Nextの無料トライアルは、法人でないと利用できませんか?

A. 弥生会計 Nextは法人専用のサービスであり、個人事業主は対象外です(2026年4月時点の公式サイト記載)。個人事業主が固定資産管理を含む会計ソフトを無料で試したい場合は、freee会計(個人・法人とも30日間の無料お試しあり)または弥生の個人向け製品をご確認ください。

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