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EC一元管理システム比較24選|受注・在庫・出荷のどこまで任せるかと料金体系で選ぶ

EC一元管理システム 比較24選のサムネイル画像

楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングと出店先が増えるほど、朝の受注確認はモールの管理画面を行き来するところから始まります。在庫を手作業で合わせていると、売り切れた商品が別のモールで売れてしまう二重売りや、実際には在庫があるのに品切れ表示のままという取りこぼしが起きます。

受注の取り込みだけを自動化すれば足りるのか、在庫の同期まで任せるべきなのか。倉庫を外部に委託しているなら出荷指示まで含めた方がよいのか。そして自社の受注件数と店舗数だと、月額はいくらになるのか。この4つが決まらないと候補は絞れません。

本記事では、EC一元管理システム24サービスを「受注・在庫・出荷のどこまでを一元化するか」という業務範囲で3タイプに分けて比較します。対応モール・カート、初期費用、月額費用、費用が増える単位(受注件数・商品点数・店舗数・出荷件数)、無料お試しの5点を、各社の公式サイトで確認した値で揃えました。

また、貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツールをご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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EC一元管理システムとは?モールごとの受注・在庫管理が何に置き換わるのか

EC一元管理システムは、複数のモールと自社ECサイトで発生する受注・在庫・商品情報を、1つの管理画面でまとめて扱えるようにするシステムです。モールごとの管理画面にログインして注文を確認し、出荷後に他店舗の在庫数を手で直す、という一連の作業を、システム側の自動処理に置き換えます。

EC一元管理システムの導入前後の対比図。導入前は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・自社ECサイトの管理画面ごとにログインして注文を確認し、出荷後は他店舗の在庫数を手で直すため、二重売りや品切れ表示のままの状態が起きる。導入後は受注・在庫・商品情報を1つの管理画面で扱い、店舗をまたぐ在庫の反映は自動処理になる

経済産業省の「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年8月26日公表、対象は2024年)によると、物販系分野のBtoC-EC市場規模は15兆2,194億円、EC化率は9.78%でした。販路を増やして売上を伸ばす動きが続く一方で、出店先が増えるほど同じ作業がモールの数だけ発生するため、運用の限界が先に来るという構図になります。

出典・参考資料(1件)

EC一元管理システムでできること(主な機能)

製品によって守備範囲は違いますが、EC一元管理システムが引き受ける業務はおおむね次の範囲に収まります。どの業務が自社の手作業と置き換わるかという単位で見ると、自社に必要な機能の線が引きやすくなります。

  • 受注管理:各モール・カートの注文データを自動で取り込み、入金確認・のし/ラッピングなどの条件分岐・出荷指示までのステータスを1画面で進められます
  • 在庫連携:1つの在庫数を各店舗へ配分して反映し、受注・キャンセル・返品による変動を全店舗に自動で戻します
  • 商品登録(一括出品):商品マスタを1か所で持ち、モールごとの項目仕様に変換して一括で登録・更新できます
  • 発注・仕入管理:在庫の減り方から発注点を管理し、仕入先への発注と入荷計上をつなぎます
  • 出荷管理:送り状データの作成・配送会社への連携・追跡番号のモールへの書き戻しを自動化します
  • メール送信:注文確認・入金確認・発送通知などの定型メールをステータス変化に合わせて自動送信します
  • 売上・在庫の集計:店舗をまたいだ売上と在庫回転を1つのデータとして集計します

このうち受注管理と在庫連携はほぼすべての製品が持ち、発注・仕入管理や出荷管理は製品による差が大きい領域です。差が出る部分がそのまま、次に説明するタイプの分かれ目になります。

EC一元管理システムを導入するメリット

手作業で複数店舗を回している状態で最初に効くのは、在庫のズレがなくなることです。Yahoo!ショッピングの開発者向けドキュメントは、在庫管理の目的を次のように説明しています。

商品コード単位、または個別商品コード単位に在庫数を正確に管理し、実際は在庫がないのに販売してしまったり、在庫があるのに品切れになる機会損失をなくすため、販売できる商品の数や状態を正確に把握することを言います。

出典:ショッピング/在庫に関連するAPI(在庫管理のシーケンス)|Yahoo!デベロッパーネットワーク

ここで挙げられている2つの事故は、店舗ごとに在庫数を手で持っているときに必ず起きます。売り切れた在庫を他店舗で直し忘れれば二重売りになり、入荷を反映し忘れれば売れるはずの商品が品切れのままになります。

ただし自動で同期されるのは、入荷と購入という通常の在庫変動だけとは限りません。返品・キャンセル・後払いの与信否決のように、いったん減らした在庫を戻す動きまで自動で処理できるかは製品によって差があります。

この差が、導入後に手作業がどれだけ残るかを左右します。仕様の説明では判断しきれないため、無料お試しで実際の返品・キャンセルを流して確かめる価値があり、後段の「導入・乗り換えの進め方」で詳しく扱います。

効果はもう1つ、受注処理そのものにかかる時間に表れます。注文の取り込み・入金確認・発送メール・送り状データ作成という定型作業が自動で流れるようになると、担当者の時間は店舗ごとの単純作業から、商品ページの改善や仕入れの判断へ振り向けられます。販路を1つ増やしたときに人を増やさずに回せるかどうかが、システム化の分かれ目になります。

受注管理システム(OMS)・倉庫管理システム(WMS)との違い

製品選びで最初に効く分岐は、自社の詰まりが受注側にあるのか、出荷側にあるのかです。EC一元管理システムと呼ばれる製品群は、この2つの領域のどこまでを内側に持つかで性格が変わります。

受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)の担当領域を示した図。OMSは注文が入ってから出荷指示を出すまでの領域で、各モールからの注文取り込み・入金確認・条件分岐の判定・顧客への連絡・在庫数の反映を担う。WMSは出荷指示を受けてから商品が出ていくまでの領域で、ロケーション管理・ピッキングリストの発行・バーコードによる検品・複数倉庫の在庫配置を担う。EC一元管理システムの中核は受注側の領域にある

受注管理システム(OMS)は、注文が入ってから出荷指示を出すまでを扱う領域です。各モールからの注文取り込み、入金確認、条件分岐の判定、顧客への連絡、そして在庫数の反映がここに含まれます。EC一元管理システムの中核はこの領域にあります。

倉庫管理システム(WMS)は、出荷指示を受けてから商品が出ていくまでを扱う領域です。ロケーション管理、ピッキングリストの発行、バーコードによる検品、複数倉庫の在庫配置がここに当たります。庫内の作業ミスと出荷スピードに効く領域で、受注側とは扱うデータも担当者も違います。

自社倉庫を持っていて、詰まりが出荷側にあるなら、ロケーション管理や検品まで踏み込んだ製品も選択肢に入ります。庫内作業の精度や複数倉庫の在庫配置まで含めて見直したい場合は、WMS型も含めた在庫管理システムの比較が判断材料になります。

倉庫を外部の物流会社に委託しているなら、自社に必要なのは受注側の効率化と、委託先へ出荷指示を渡す連携です。自社倉庫で庫内作業まで抱えているなら、受注と倉庫が同じ画面でつながっている方が二重入力を避けられます。どちらの構えかで選ぶべき型が変わるため、次はその3タイプを見ていきます。

自社に合うのはどのタイプか|一元化する業務範囲で分かれる3タイプ

EC一元管理システムは、受注・在庫・出荷のどこまでを内側に持つかで3つに分かれます。まず全体像を確認したうえで、それぞれの型がどんな状況に向くかを見ていきます。

EC一元管理システムの3タイプを、受注・在庫・出荷のどこまでを内側に持つかで示した図。受注処理から始められるタイプは受注の取り込み・ステータス管理・メール送信が中心で、在庫連携や商品管理は必要に応じて追加する。在庫連携まで自動化するタイプは複数モール・カートの在庫同期が標準で、倉庫は自社運用または外部WMSとの連携が前提。倉庫・出荷まで一体で回すタイプは受注管理と倉庫管理を同じ基盤に持ち、出荷指示・送り状発行・庫内作業までつなぐ
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タイプ受注処理から始められるタイプ在庫連携まで自動化するタイプ倉庫・出荷まで一体で回すタイプ
一元化する業務範囲受注の取り込み・ステータス管理・メール送信が中心。在庫連携や商品管理は必要に応じて追加複数モール・カートの在庫同期が標準。受注と在庫を一体で回し、倉庫は自社運用または外部WMSとの連携が前提受注管理と倉庫管理を同じ基盤に持ち、出荷指示・送り状発行・庫内作業までつなぐ
向いている状況店舗数が少なく、まず朝の受注処理を減らしたい。必要な機能から段階的に契約を増やしたい複数モールを併売していて在庫ズレが起きている。出荷は自社または委託先の仕組みで回っている自社倉庫の庫内作業まで抱えている、または委託倉庫と同じ画面で出荷状況を共有したい
月額費用の目安(2026年8月時点の公式表記)受注管理だけなら0円〜2万円台。在庫連携・商品管理まで足すと3万〜4万円台、カスタマイズ前提の最上位プランでは20万円台になる製品もある0円のプランを持つ製品から数万円台までが中心。受注1,000件規模以上を想定した製品では月5万〜16万円台、初期費用が50万円以上のものもある1万円台〜6万円台。出荷件数の従量課金が加わる製品が多い
該当する主なサービスGoQSystem/助ネコEC管理システム/Robot-in/速販UXネクストエンジン/BOSS/TEMPOSTAR/スマレジEC・一元管理/タテンポガイド ほかLOGILESS/コマースロボ/mylogi

※上記は各タイプにおける一般的な機能の傾向です。個別のサービスにおける実際の機能搭載の有無や提供形態(標準・オプション等)については各社情報をご確認ください。

受注処理から始められるタイプ

受注の取り込みとステータス管理を中心に据え、在庫連携や商品登録は別契約のオプションとして足していける製品群です。プラン表が「受注管理のみ」「受注+在庫連携」「受注+商品管理+在庫連携」のように業務範囲で分かれているのが特徴で、いま困っている作業だけを先に自動化できます。

月額の下限が小さく、無料プランや受注件数の少ないプランが用意されている製品もあるため、担当1〜2名で回している規模から始めやすい型です。一方で、後から在庫連携や商品管理を足すと合計額が上がるので、1年後に必要になる機能まで含めた金額で他の型と比べる必要があります。

在庫連携まで自動化するタイプ

複数モール・カートの在庫同期を標準機能として持ち、受注と在庫を一体で回す製品群です。EC一元管理システムとして紹介される製品の多くがこの型に当たり、対応モール・カートの数、在庫の反映間隔、店舗別の在庫配分といった機能で差がつきます。

倉庫の庫内作業は自社の運用か、外部の倉庫管理システム・物流会社との連携で受け持ちます。そのため、いま委託している倉庫や既存システムと接続できるかが、この型を選ぶときの実質的な条件になります。連携先を実名で公開している製品もあれば、個別問い合わせとしている製品もあります。

倉庫・出荷まで一体で回すタイプ

受注管理と倉庫管理を同じ基盤に持ち、注文の取り込みから出荷指示・送り状発行・庫内作業までを1本のデータでつなぐ製品群です。受注側と倉庫側でシステムが分かれていると発生する、出荷実績の取り込みや在庫の突き合わせといった中間作業がなくなります。

委託倉庫と同じ画面を共有できる設計の製品もあり、出荷状況を電話やメールで確認する運用から抜けられます。料金は出荷件数による従量課金が加わることが多いため、出荷が伸びたときの単価の下がり方まで確認しておくと、成長後の費用が読めます。

受注件数・店舗数・倉庫の持ち方から自社が当てはまるタイプを見極める

3つの型のどれに当てはまるかは、次の3点をその場で数えると決まります。事業規模そのものではなく、いま何が詰まっているかで判断するのが近道です。

  • 月あたりの受注件数:料金プランの区切りはほぼこの数字で決まります。繁忙期の月を基準に取ると、上限を超えて追加課金される事態を避けられます
  • 出店している店舗数と、今後増やす予定:店舗数で課金される製品と、店舗数では増えない製品があります。販路を広げる計画があるなら後者が有利になります
  • 倉庫の持ち方:自社倉庫で庫内作業まで抱えているなら倉庫・出荷まで一体の型が基本です。すでに倉庫管理システムを使っているなら、在庫連携までの型をそこへ接続する構成でも回せます

この3点に対応チャネルを加えた4つの条件で候補を絞れるよう、次に選定診断ツールを用意しています。

診断|自社の条件に合うEC一元管理システムを絞り込む

いま数えた受注件数・店舗数・倉庫の持ち方に、つなぎたい販売チャネルを加えた4つの条件を選ぶと、候補が絞り込まれます。所要はおよそ30秒です。

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【比較表】EC一元管理システム24サービスの対応モール・料金・無料お試しを比較

ここからは、自社の課題や要件に合わせた客観的な比較・選定ができるよう、主要なEC一元管理システム24製品を、一元化する業務範囲による3つのタイプに分けてご紹介します。

金額はいずれも2026年8月時点で各社の公式サイトに掲載されている表記をそのまま採録し、税抜・税込の別も公式の書き方に合わせています。公式に金額が示されていない項目は「公式に記載なし(要問い合わせ)」としています。

受注処理から始められるタイプの比較表

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サービス名GoQSystem(ごくーシステム)助ネコEC管理システムRobot-in(ロボットイン)速販UX
対応モール・カート30以上(楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・Qoo10・メルカリShops・Shopify ほか)楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAY・Qoo10・MakeShop・BASE・future shop・Shopify・カラーミーショップ ほか楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon.co.jp・au PAYマーケット・Qoo10・メルカリShops・Shopify・MakeShop・カラーミーショップ・future shop・ShopServe15社以上(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Shopify・メルカリShops・Qoo10・カラーミーショップ・MakeShop・au PAYマーケット・ヤマダモール ほか)
初期費用0円(フリープラン)
30,000〜50,000円(有償プラン)
30,000円(税別、メインシステム1つ)
追加1システムごとに10,000円(税別)
公式に記載なし(要問い合わせ)10,000円(税別、全プラン共通)
月額費用0円(フリープラン、月100件・受注金額50万円まで)
15,000円(税別、受注管理)
29,800円(税別、+在庫連携)
44,800円(税別、+商品管理)
200,000円(税別)〜(エンタープライズ)
2,100円(税別、受注管理ライト版・月契約、受注100件まで)
21,000円(税別、同ベーシック版・月契約、受注300件まで)
42,000円(税別、Plus版・年契約、受注5,000件まで)
在庫管理は受注管理との併契15,750円(税別)・単体21,000円(税別)
3,000円(税抜、受注200件まで)〜15,000円(税抜、受注501件以上)980円(税別、スタート)
8,000円(税別、ライト)
10,000円(税別、従量スタンダード)
15,000円(税別、定額スタンダード)
在庫4,000円(税別)〜・商品5,000円(税別)〜はオプション
費用が増える単位従量課金なし
(店舗追加は月額10,000円のオプション)
受注件数(ライト版は101件目から20円/件・上限18,000円、ベーシック版は301件目から15円/件・上限40,000円。いずれも税別)受注件数(501件以上は月額15,000円で頭打ち)受注件数(スタートは101件目から20円/件、従量スタンダードは301件目から10円/件)+定額スタンダードは利用ユーザー数(2ユーザー目から13,000円/ユーザー)
無料お試し20日間(有償プラン)30日間あり(期間は公式に記載なし)あり(期間は公式に記載なし)
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

※上記は各タイプにおける一般的な機能の傾向です。個別のサービスにおける実際の機能搭載の有無や提供形態(標準・オプション等)については各社情報をご確認ください。金額はいずれも2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている表記に基づいており、税区分も公式の表記に合わせています。

在庫連携まで自動化するタイプの比較表

このタイプには17サービスが該当するため、料金の開示のされ方で2つに分けて掲載します。前半は月額が公式に公開されていて、月数万円までの範囲で始められる11サービスです。

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サービス名ネクストエンジン(NEXT ENGINE)BOSSTEMPOSTAR(テンポスター)スマレジEC・一元管理(旧: アシスト店長)タテンポガイドまとまるEC店長Crossma(クロスマ)特攻店長RECORE EC(旧: セルモア)WASABI SWITCH(旧: WORLD SWITCH)eシェルパモール2.0
対応モール・カート50以上(楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ZOZOTOWN・Shopify・BASE・メルカリShops・TikTok Shop ほか)楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケット・Qoo10・MakeShop・Shopify楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10・au PAYマーケット・Shopify・BASE・MakeShop・カラーミーショップ楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・au PAYマーケット・Qoo10・Shopify・MakeShop・future shop・カラーミーショップ・EC-CUBE・メルカリShops・TikTok Shop ほか楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ヤフオク!・au PAYマーケット・Qoo10・メルカリShops・楽天ラクマ・MakeShop・カラーミーショップ・future shop ほか楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・ヤフオク!ストア・TikTok Shop・ShopifyAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・au PAYマーケット・メルカリShops・Qoo10・Shopify30以上(楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケット・メルカリShops・BUYMA・Qoo10・Shopify・MakeShop・EC-CUBE ほか)ラクマ公式ショップ・メルカリShops・楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ヤフオク!・Shopify40以上(楽天市場・ラクマ・Yahoo!ショッピング・メルカリShops・Amazon・eBay・Shopee・Lazada ほか)楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケット・自社ECサイト(電話・FAX受注も標準対応)
初期費用0円0円0円公式に記載なし(要問い合わせ)0円0円30,000円(税別)0円(全プラン)0円0円(LITE)
BASIC・PLUSは公式に記載なし(要問い合わせ)
0円
月額費用3,000円(税抜、受注200件まで)
201件以降は件数帯ごとの従量課金(税抜)
契約1年経過後は年間保守15,000円(税抜)
10,000円(税抜、スタンダードプランの基本料金)+受注件数の従量課金
RSLプラン・RMS自動化プランは3,000〜10,000円
契約2年目以降は年間保守15,000円(税抜)
1,650円(税込、スタータープラン)
11,000円〜(税込、スタンダードプランの最低月額)
請求額は商品課金+受注課金の合算(いずれも税込表記)
10,000円〜(基本プラン、受注機能+在庫管理で全機能利用可、税区分の記載なし)11,000円(税込、受注300件まで)〜48,400円(税込、受注2,000件まで)
2,001件以上は要問い合わせ
9,800円(税別、3,000商品まで)〜78,000円(税別、50,000商品まで)14,800円(税別、商品登録20,000SKUまで・受注件数は無制限)0円(Trial、新規契約時のみ。商品1,500・受注月500件まで)
10,000円(Mini・商品1,500/受注月500件まで)
57,500円(Standard・受注無制限、商品1,500まで)
165,000円(Pro・商品100,000まで、受注無制限)
Enterpriseは要問い合わせ(いずれも税抜)
5,000円(税別、ライト・受注150点まで)
10,000円(税別、スタンダード・350点まで)
30,000円(税別、プロ・1,000点まで)
LITE: 売上金額の5%(税込。月商10万円未満は0円、商品登録3,000点まで。契約1年経過後も従量課金が発生しない場合は月11,000円・税込)
BASIC・PLUS: 公式に記載なし(要問い合わせ)
40,000円(税別)/44,000円(税込)〜(月間受注件数と掲載商品点数に応じて変動)
費用が増える単位受注件数(201〜400件は35円/件、10,001件以降は5円/件。店舗数・商品数・ユーザー数では増えない)受注件数(1〜1,000件は25円/件、7,001件以降は5円/件。楽天市場分は基本料金内でカウント対象外)商品点数+受注件数(商品1〜2,000点2,200円、受注は従量27.5円/件〜または定額1〜3,000件55,000円)受注件数(件数区分・単価は公式に記載なし)受注件数(商品10,000点・5サイトの上限を超えると追加料金)商品点数(受注件数・店舗数による追加課金なし)SKU数・店舗数(20,000SKUごとに月額10,000円、同一モール・カートで2店舗目以降を連携する場合は1店舗につき月額5,000円。いずれも税別)商品点数・受注件数(商品は1,500点超で30円/点、受注はTrial・Miniで500件超20円/件。いずれも税抜)受注点数(1,000点を超える分は1,000点ごとに月22,000円・税込)売上金額(LITE)受注件数・商品点数(従量単価は公式に記載なし)
無料お試し30日間30日間30日間(スタンダードプラン以上の無料デモ)1ヶ月間最大3ヶ月(無料期間中も上限件数を超えた分は課金)申込月(初月)の月額が無料あり(期間は公式に記載なし)月額0円のTrialプラン(新規契約時のみ。期間を区切った試用の案内は公式に記載なし)1ヶ月間(1社1度のみ)公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

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後半の6サービスは、初期費用に数十万円以上を要するか、料金そのものが公式に非公開で、受注規模や要件に合わせた個別見積もりを前提とする製品です。電話・FAXでの受注や定期購入、基幹システムとの接続といった要件がある場合の候補になります。

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サービス名E-ASPRO(イーアスプロ)通販番長CROSS MALL(クロスモール)通販する蔵通販マーケッターEight!AnyX
対応モール・カート楽天市場・Yahoo!ショッピング(他モールは公式に記載なし)
FAX・電話・はがき・カタログ受注にも対応
公式に記載なし(要問い合わせ)楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・Qoo10・au PAYマーケット・メルカリShops・TikTok Shop・LINEギフト・BASE・Shopify・future shop・MakeShop・EC-CUBE・eBay ほか楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケット・TikTok Shop・メルカリShops・自社ECサイトAmazon・Yahoo!ショッピング ほか(全一覧は公式に記載なし)Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Shopify・TikTok Shop・Shopee・Lazada
初期費用500,000円〜(税抜、パッケージプラン)200,000円(税抜、初期導入作業基本料)
オンプレミス版はプリインストールPC代150,000円(税抜)が別途、クラウド版は0円
公式に記載なし(要問い合わせ)1,500,000円(税別)〜(基本パッケージ・導入設定サポート・専用サーバー構築費を含む)公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)
月額費用90,000円〜(税抜、パッケージプラン。月間受注1,000件程度の規模から)+1受注15円(税抜)50,000円(税抜、基本使用料。1クライアント・2店舗・保守料込み)公式に記載なし(要問い合わせ)
プランは店舗数・商品点数別(料金表が画像形式のため金額をテキストで確認できず)
定額制(金額は公式に記載なし、要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)
プランは共用サーバー/専用サーバーと利用ユーザー数で区分
公式に記載なし(要問い合わせ)
費用が増える単位受注件数(1受注につき15円・税抜)店舗数・クライアント数(店舗追加は月額5,000円、クライアント追加はフル制御版5,000円・簡易版2,500円。定期購入機能は月額15,000円、クラウド利用は約30,000円〜)店舗数・商品点数(受注件数・売上金額による従量課金なし)従量課金なし(受注件数が増えても定額)公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)
無料お試し公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)公式に記載なし(要問い合わせ)
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

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倉庫・出荷まで一体で回すタイプの比較表

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サービス名LOGILESS(ロジレス)コマースロボmylogi(マイロジ)
対応モール・カート楽天市場・Amazon.co.jp・Yahoo!ショッピング・au PAYマーケット・Qoo10・TikTok Shop・メルカリShops・LINEギフト・Shopify・MakeShop・future shop・ecforce・EC-CUBE ほか12以上(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・au PAY・Qoo10・LINE・Shopify・ecforce・MakeShop・BASE・カラーミーショップ ほか)楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Shopify・MakeShop・future shop
初期費用0円0円0円
月額費用ライト 20,000円(税抜)/22,000円(税込):出荷300件まで
スタンダード 25,000円(税抜)/27,500円(税込):出荷500件まで
自動出荷プラン 10,000円(税抜)
SCMプラン 30,000円(税抜)
(いずれも出荷101〜500件時点の基本料金)
Basic 15,000円(連携1サイト・出荷300件・2倉庫)
Standard 30,000円(2サイト・1,000件・3倉庫)
Premium 60,000円(出荷件数・倉庫数・ユーザー数は無制限)
(いずれも税区分の記載なし)
費用が増える単位出荷件数(超過分は5,000件までの25円/件から20,001件以上の2円/件まで段階的に下がる)出荷件数(501件以降は20円/件から5円/件まで。月3,000件で約60,000円・税抜が公式の試算例)出荷件数(Basicは30円/件、Standardは20円/件。Premiumは従量課金なし)
無料お試し1ヶ月間(無料テストアカウント)あり(期間・条件は公式に記載なし)デモの案内はあるが、期間・条件は公式に記載なし
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト

※上記は各タイプにおける一般的な機能の傾向です。個別のサービスにおける実際の機能搭載の有無や提供形態(標準・オプション等)については各社情報をご確認ください。金額はいずれも2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている表記に基づいており、税区分も公式の表記に合わせています。

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EC一元管理システム24選|タイプ別のサービス個別紹介

ここからは、比較表に挙げた24サービスをタイプ別に紹介します。並び順は比較表と同じで、タイプごとに、料金が公式に公開されていて小さく始められる製品から、個別見積もりを前提とする製品へという順です。順位付けではありません。

各サービスの料金は2026年8月時点の公式サイトの表記に基づいており、公式に金額が示されていないものは要問い合わせと記しています。

受注処理から始められるタイプの4サービス

受注の取り込みとステータス管理を中心に据え、必要な機能から段階的に契約を増やせる4サービスです。

1. GoQSystem(ごくーシステム)(株式会社GoQSystem)

GoQSystem(ごくーシステム)の公式サイト

運営会社が自社で通販事業を運営する中で開発した経緯を持つ、受注・在庫連携・商品・物流・売上の5機能群を備えたクラウド型システムです。対応するモールは楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・Qoo10・メルカリShopsなど、カートはShopify・MakeShop・カラーミーショップ・BASEなどです。合計30以上を一元管理できます。

料金は受注件数ではなく業務範囲でプランが分かれます。受注管理プランは月額15,000円(税別)・初期費用30,000円、モール間の在庫連携を足すと月額29,800円(税別)、商品管理まで含めると月額44,800円(税別)です。件数による従量課金はありません。カスタマイズと専属サポートが付くエンタープライズプランは月額200,000円(税別)からです。

有償プランには20日間の無料トライアルがあり、新規顧客限定で月100件・受注金額50万円までのフリープランも用意されています。在庫連携の更新頻度は標準3分ごとで、月額5,000円のオプションで最短1分ごとに短縮できます。累計導入は63,448社(2026年8月20日時点、GoQ関連サービス全体の累計として公式サイトに記載)です。

2. 助ネコEC管理システム(株式会社アクアリーフ)

助ネコEC管理システムの公式サイト

受注管理・在庫管理・商品登録・発注管理の4システムを、必要なものだけ選んで契約する構成のクラウド型システムです。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・MakeShop・Shopifyなどに対応します。

初期費用はメインシステム1つの単体契約で30,000円(税別)、追加のシステム1つにつき10,000円(税別)です。受注管理の月額は月契約のライト版が2,100円(税別、受注100件まで)、ベーシック版が21,000円(税別、300件まで)、年契約のPlus版が42,000円(税別、5,000件まで)です。

プランの受注件数を超えた分は、ライト版で1件20円、ベーシック版で1件15円(いずれも税別)が加算されます。加算には上限があり、ライト版は18,000円、ベーシック版は40,000円で頭打ちになります。

在庫管理は単体契約21,000円(税別)、受注管理との併契なら15,750円(税別)と、後から足すときの金額が公開されています。30日間の無料体験があり、セキュリティ面ではISO/IEC 27001を2015年に取得しています。

3. Robot-in(ロボットイン)(ハングリード株式会社)

Robot-in(ロボットイン)の公式サイト

2015年に楽天グループへ参画したハングリード株式会社が、「Robotシリーズ」の一つとして提供する受注管理システムです。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon.co.jp・au PAYマーケット・Qoo10などのモールに対応します。カートはShopify・MakeShop・カラーミーショップ・future shopなどです。

月額費用は月間受注件数による段階制で、0〜200件が税抜3,000円、201〜300件が6,000円、301〜400件が9,000円、401〜500件が12,000円です。501件以上は15,000円(税抜)が上限で、これを超える従量課金の記載はありません。初期費用は公式の料金ページに記載がなく、要問い合わせです。

受注の一括取り込みに加え、e飛伝II/III・B2Cloudなどの送り状発行ソフト、スクロール360・楽天スーパーロジスティクスなどのWMS、NP後払いなどの後払い決済と連携します。無料トライアルは用意されていますが、期間は公式サイトに明記されていません。

4. 速販UX(株式会社サイオ)

速販UXの公式サイト

2005年から提供されてきた速販シリーズ(速販コネクト・速販C2)を統合し、2021年8月にリリースされた一元管理システムです。Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Shopify・メルカリShopsなど15社以上に対応します。

初期費用は全プラン共通で10,000円(税別)です。受注管理は月額980円(税別)のスタートから、8,000円のライト、10,000円の従量スタンダード、15,000円の定額スタンダードまでの4段階です。在庫管理は4,000円(税別)〜、商品管理は5,000円(税別)〜のオプションとして加算されます。

スタートは101件目から20円/件、従量スタンダードは301件目から10円/件の従量課金が付き、定額スタンダードは2ユーザー目から13,000円/ユーザーが加算されます。無料お試しの申込窓口はありますが、期間は公式に記載がありません。

受注管理では複数ECサイトの受注データを一括取得し、メール送信・帳票作成・出荷処理をまとめて実行できます。ヤマト運輸のフルフィルメントサービスやKaagoの受注管理システムとの連携も公表されています。サポートの対応時間・手段は公式に記載がないため、導入前に確認が必要です。

在庫連携まで自動化するタイプの17サービス

複数モール・カートの在庫同期を標準で持ち、受注と在庫を一体で回す17サービスです。対応チャネルの広さ、課金の単位、既存の倉庫・基幹システムとの連携先で違いが出ます。

掲載順は比較表と同じで、前半11サービスが月額の公開されている製品、後半6サービスが個別見積もりを前提とする製品です。国内の主要モール中心なら前半から、電話・FAX受注や定期購入、基幹システムとの接続といった要件があるなら後半から読むと早く絞れます。

5. ネクストエンジン(NEXT ENGINE)(NE株式会社)

ネクストエンジンの公式サイト

対応するモール・カートは50以上で、在庫数は各店舗間を5分間隔で自動連携します。NE株式会社が開発するクラウド型のシステムで、公式サイトの実績表示は契約社数6,764社・利用店舗数56,891店です(2026年8月時点)。

初期費用は0円、月額基本料金は3,000円で受注200件までを含み、201件以降は件数帯ごとの従量課金になります(201〜400件は35円/件、10,001件以降は5円/件)。契約から1年が経過した後は、年間保守費用15,000円(税抜)が加わります。

店舗数・商品登録数・利用ユーザー数を増やしても追加費用は発生せず、費用が動くのは受注件数だけという設計です。無料お試しは30日間で、送り状発行システムや倉庫との連携、発注・仕入の管理までを標準機能に含みます。

6. BOSS(ハングリード株式会社)

BOSSの公式サイト

楽天グループ傘下のハングリード株式会社が提供するネットショップ一元管理システムです。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケット・Qoo10に加え、MakeShopとShopifyに対応します。

スタンダードプランは初期費用無料、基本料金10,000円に受注件数の従量課金(1〜1,000件は25円/件、7,001件以降は5円/件)が加わる形です。ただし楽天市場分の受注は基本料金内でカウント対象外となるため、楽天中心の運営では請求が抑えられます。

在庫の反映間隔は2分で、ロジザードZERO・airlogi・ロジモプロなど外部倉庫やWMSとの連携、佐川急便・ヤマト運輸・日本郵便の送り状発行にも対応します。楽天スーパーロジスティクスの契約者向けにはRSLプラン(月額3,000円〜10,000円)が別に用意され、無料トライアルは30日間です。

7. TEMPOSTAR(テンポスター)(SAVAWAY株式会社)

TEMPOSTARの公式サイト

月額料金が商品点数と受注件数の2つで決まる点が、TEMPOSTARの料金体系の特徴です。SAVAWAY株式会社が提供する、自社にサーバーを置かず利用するASP型のシステムで、初期費用は全プラン無料です。

スタータープランは月額1,650円、スタンダードプランは最低月額11,000円で、実際の請求額は商品課金と受注課金の合算です。商品課金は1〜2,000点で2,200円、受注課金は従量制なら1〜600件が27.5円/件、定額制を選べば1〜3,000件で55,000円と、件数の見込みに応じて選べます。

対応先は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどの主要モールと、Shopify・BASE・MakeShop・カラーミーショップです。ASP型ながら個別のカスタマイズにも応じており、無料デモはスタンダードプラン以上を対象に30日間用意されています。

8. スマレジEC・一元管理(旧: アシスト店長)(株式会社スマレジ)

スマレジEC・一元管理の公式サイト

2025年11月のブランド刷新で「アシスト店長」から名称が変わったEC一元管理システムです。旧提供元の株式会社ネットショップ支援室は2026年5月1日付で株式会社スマレジに吸収合併され、現在はスマレジが提供しています。

在庫面では、店舗ごとに異なる商品コードを「アシストID」で紐付けたうえで、在庫配分を全店舗一律・割合指定・数量指定から選べるのが特徴です。同社のクラウドPOSレジとも連携し、実店舗の在庫とEC在庫を合わせて管理できます。

対応先は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングからメルカリShops・TikTok Shopまで広く、顧客セグメント配信やステップメールといったCRM機能も標準で持ちます。月額は10,000円からですが、初期費用と従量課金の単価は公式サイトに記載がなく問い合わせが必要です。無料トライアルは1ヶ月間・0円です。

9. タテンポガイド(株式会社オークファン)

タテンポガイドの公式サイト

東証グロース上場の株式会社オークファンが提供し、受注・在庫・商品に加えて入金・配送・発注・仕入・顧客・集計分析まで、9つの管理機能を1つにまとめています。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングのほか、ヤフオク!やメルカリShops、楽天ラクマにも対応します。

料金は受注件数で決まる4段階で、月300件までが11,000円、500件までが13,200円、1,000件までが26,400円、2,000件までが48,400円(いずれも税込)です。2,001件以上は要問い合わせで、初期費用はかかりません。

商品点数10,000点・対応ECサイト5サイトという上限が設けられ、超えると追加料金が発生します。無料お試しは最大3ヶ月と長く、電話サポートは平日10時から17時まで受け付けています。

10. まとまるEC店長(株式会社ブランジスタソリューション)

まとまるEC店長の公式サイト

課金の単位を商品点数だけに絞ったのが、まとまるEC店長の料金設計です。株式会社ブランジスタソリューションが提供するASP型のシステムで、受注件数と店舗数による追加課金は発生しません

月額は税別で3,000商品まで9,800円、5,000商品まで15,000円、10,000商品まで25,000円、30,000商品まで54,000円、50,000商品まで78,000円の5段階です。初期費用は0円です。試用は申込月の月額が無料になる形で、本契約と同じ環境をそのまま使えます。

対応先は楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・ヤフオク!ストア・TikTok Shop・Shopifyで、在庫は24時間365日自動で更新されます。API連携により基幹システムや標準では未対応のモールにつなぐこともでき、その設計・構築を代行する有償サービス(月額25,000円・税別〜)も用意されています。

11. Crossma(クロスマ)(株式会社IZUMI)

Crossmaの公式サイト

Amazonに登録済みの出品情報を2クリックで他モールへ展開できる点を軸にしたシステムです。株式会社IZUMIが提供し、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・au PAYマーケット・メルカリShops・Qoo10・Shopifyに対応します。

月額は14,800円(税別)で商品登録20,000SKUまでを含み、受注件数は無制限です。SKUを2万点増やすごとに月額10,000円、同一のモール・カートで2店舗目以降を連携する場合は1店舗につき月額5,000円が加算されます(いずれも税別)。楽天とAmazonのように別々のモールを足す場合は加算されません。初期費用は30,000円(税別)です。

Amazon FBAマルチチャネルやOpenLogi、楽天スーパーロジスティクスなど外部倉庫とのAPI連携を備え、薬機法などに触れるNGワードの検知機能も持ちます。無料トライアルは申込ページがあるものの、期間が公式サイトに記載されておらず、問い合わせでの確認が必要です。

12. 特攻店長(株式会社キャプサー)

特攻店長の公式サイト

2007年に提供が始まった、多店舗展開に特化した受注・商品・在庫の一元管理システムです。対応先は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・BUYMA・メルカリShopsなど30以上で、一覧にないサービスも個別相談を受け付けています。

初期費用は全プラン0円です。料金は税抜で、商品1,500点・受注月500件までのMiniが月額10,000円、受注無制限のStandardが57,500円、商品100,000点まで扱えるProが165,000円です。上位にEnterpriseがあります。

新規契約時にかぎり、商品1,500点・受注月500件までのTrialプランを月額0円で使えます。上限を超えた分は商品が1点30円、受注が1件20円(いずれも税抜)で加算されます。

在庫は店舗別の配分比率を設定して自動で振り分けられ、業界特有の要件には有償のカスタマイズで対応します。株式会社伊藤久右衛門の事例では、受注から出荷までの対応時間が50%短縮したと公式サイトで紹介されています(2025年11月19日付)。

13. RECORE EC(旧: セルモア)(株式会社RECORE)

RECORE ECの公式サイト

フリマアプリを含む併売を前提に作られたシステムで、ラクマ公式ショップとメルカリShopsに加え、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ヤフオク!・Shopifyへの同時出品に対応します。2025年10月に社名変更とあわせて「セルモア」から現在の名称になりました。

プランは受注点数で分かれ、月150点までのライトが5,000円、350点までのスタンダードが10,000円、1,000点までのプロが30,000円(いずれも税別)、初期費用は0円です。1,000点を超える分は、1,000点ごとに月22,000円(税込)が加算されます。

月額5,000円から始められ、1ヶ月の無料トライアルも用意されています(1社1度まで)。

他社が「受注件数」で区切るのに対して公式表記が「点数」であるため、1注文に複数商品が入る商材では数え方を問い合わせで確認してください。

価格の一括改定や在庫連動に加え、ヤマト運輸・佐川急便の発送システム連携と納品書の自動作成を備えます。同社は小売・リユース業向けのPOS基幹システム「RECORE」も別製品として提供しており、実店舗を併せ持つ事業者は用途に応じて選べます。

14. WASABI SWITCH(旧: WORLD SWITCH)(株式会社ワサビ)

WASABI SWITCHの公式サイト

中古品・リユース業界に向けて作られた一元管理システムで、2024年4月に「WORLD SWITCH」から現在の名称へ変わりました。楽天市場・ラクマ・メルカリShopsなどの国内モールとeBay・Shopee・Lazadaといった海外モールを合わせ、40以上のプラットフォームに対応します。

個人事業主・スタートアップ向けのLITEプランは初期費用0円で、月額は売上金額の5%(税込)という従量制、月商10万円未満なら0円です。ただし契約から1年を過ぎても従量課金が発生しない場合は、月11,000円(税込)の固定費がかかります。法人向けのBASIC・PLUSは公式サイトに金額の記載がありません。

出品時の自動翻訳や海外配送への対応に加え、宅配買取の査定管理や顧客専用マイページの生成といった買取業務の機能を持ちます。無料トライアルの有無は公式サイトに記載がなく、問い合わせでの確認になります。

15. eシェルパモール2.0(株式会社スクロール360)

eシェルパモール2.0の公式サイト

通販の物流代行・受注代行を手がける株式会社スクロール360が提供するASP型のシステムです。2016年12月に販売を始めた「eシェルパモール」の後継として、2019年8月から提供されています。

対応するのは楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケットと自社ECサイトで、在庫は最短5分ごとに自動更新されます。電話・FAXで受けた注文も標準機能で同じ画面に取り込めるため、カタログ通販とECを併走している事業者でも受注をまとめられます。

料金は初期費用なし、最低月額40,000円(税別)・44,000円(税込)からで、月間受注件数と掲載商品点数に応じて変動します。従量単価と無料お試しについては公式サイトに記載がなく、問い合わせが必要です。モールの仕様変更への対応に追加費用はかからないとしています。

16. E-ASPRO(イーアスプロ)(株式会社東計電算)

E-ASPROの公式サイト

オンラインのモール受注に加えて、FAX・電話・はがき・カタログで入った注文まで同じ仕組みで扱えるのが、E-ASPROの守備範囲です。提供元は1970年設立の東証スタンダード上場企業・株式会社東計電算で、BtoBの受注にも対応します。

パッケージプランは初期費用50万円から、月額9万円から(いずれも税抜)で、これに1受注あたり15円(税抜)の従量課金が加わります。月間受注1,000件程度の規模から始められる設計で、申込から最短1ヶ月での導入が可能とされています。

公式サイトの機能ページで個別の設定項目まで確認できる対応モールは楽天市場とYahoo!ショッピングで、それ以外のモールやWMSとの連携可否は問い合わせが必要です。無料お試しについても記載はありません。要件に合わせた専用構築は、カスタマイズプランとして別途見積もりになります。

17. 通販番長(株式会社スプレンダーコンサルティング)

通販番長の公式サイト

オンプレミス型とクラウド型のどちらでも導入できる、中小規模の通販事業者向けの受注・在庫・出荷管理システムです。定期購入の管理や小規模なコールセンター対応まで、カスタマイズ可能なパッケージとして提供されています。

初期導入作業の基本料は200,000円、月額は基本使用料50,000円(1クライアント・2店舗、保守料込み)です。オンプレミス型では専用PC代150,000円が別途かかり、クラウド型の初期費用は0円です(いずれも税抜)。

店舗追加は1店舗につき月額5,000円、クライアント追加はフル制御版が5,000円・コールセンター用簡易版が2,500円です。定期購入機能は月額15,000円、クラウド利用は月額約30,000円からが加算されます。

対応モール・カートの具体名は公式サイトに掲載がなく、楽天市場やAmazonへの連携可否は問い合わせで確認する必要があります。無料お試しの記載もありません。処理能力については、1社あたり1日最大50,000件の注文に対応すると公式サイトに記載されています。

18. CROSS MALL(クロスモール)(株式会社アイル)

CROSS MALLの公式サイト

受注件数や売上金額による従量課金がなく、店舗数と商品点数で決まるプラン制を採っています。開発・運営は東証プライム上場の株式会社アイルで、ASP型のシステムとして提供されています。

対応先は楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonのほか、メルカリShops・TikTok Shop・LINEギフト・eBayなどにも広がっています。ただし公式の料金ページは画像で掲載されており、各プランの月額と初期費用は問い合わせでの確認になります。無料お試しについての記載もありません。

在庫は複数店舗へ自動で振り分けられ、セット品の在庫も連動します。同社の基幹システム「アラジンオフィス」やPOSとつなげば実店舗・卸の在庫とも連動し、発注点を割った時点で発注候補データを自動作成する仕入管理も備えています。

19. 通販する蔵(株式会社ソフテル)

通販する蔵の公式サイト

2006年から提供されている、カスタマイズを前提とした一元管理システムです。標準機能をもとに各社の業務へ合わせて作り込み、店舗ごとに専用サーバーを構築して運用します。

初期費用は150万円(税別)からで、基本パッケージ費用・導入設定サポート・専用サーバーの構築費を含みます。公式のFAQでは、開発範囲によって300万円超や1,000万円超になる場合があること、着手から導入まで3ヶ月以上かかることが示されています。月額は定額制ですが金額は公開されていません。

対応先は楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケット・TikTok Shop・メルカリShopsと自社ECサイトで、受注件数が増えても料金は変わらない定額制です。サポートは365日受付で、平日は10時から17時30分、土日祝は9時30分から17時30分に対応します。

20. 通販マーケッターEight!(株式会社東通メディア)

通販マーケッターEight!の公式サイト

定期購入の機能を標準で備えた、通販事業の基幹業務向けのシステムです。受注・在庫・顧客・入金・出荷の管理を1つにまとめており、株式会社東通メディアが2008年から提供しています。

プランはサーバーの持ち方と利用ユーザー数で分かれ、共用サーバーは5ユーザーまで、専用サーバーは25ユーザーまで・50ユーザーまでという段階です。カスタマイズができるのは専用サーバーの上位プランのみで、共用サーバーと25ユーザーまでのプランでは対応していません。

Amazon・Yahoo!ショッピングといった主要モールに加え、メールやSMSなど複数チャネルの情報も同じ画面で扱えます。初期費用・月額費用はいずれも公式サイトに掲載がなく、無料お試しの記載もないため、条件は問い合わせで確認することになります。

21. AnyX(AnyMind Japan株式会社)

AnyXの公式サイト

ShopeeやLazadaといった東南アジアのモールにも対応する点が、国内向けの他システムとの違いです。AnyMind Japan株式会社が提供するECマネジメントプラットフォームで、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Shopify・TikTok Shopも扱えます。

単体では販路を横断して売上・広告・商品を管理する基盤で、在庫の一元化は後述のAnyLogiと組み合わせる構成になります。

同グループの物流管理プラットフォーム「AnyLogi」と連携させると、倉庫の実在庫を取り込んで過去の売れ行きから完売予測日数を自動計算し、各ECチャネルへリアルタイムで在庫を反映します。販売分析では、限界利益を算出する機能も持ちます。

初期費用・月額費用はいずれも公式サイトに掲載がなく、無料お試しの案内もないため、料金は問い合わせでの確認になります。海外モールへの出店とあわせて、国内の受注・在庫を1か所で見たい場合の選択肢です。

倉庫・出荷まで一体で回すタイプの3サービス

受注管理と倉庫管理を同じ基盤に持ち、出荷指示から庫内作業までをつなぐ3サービスです。

22. LOGILESS(ロジレス)(株式会社ロジレス)

LOGILESS(ロジレス)の公式サイト

株式会社ロジレスのLOGILESSは、EC事業者が使う受注管理と倉庫事業者が使う倉庫管理を同じ基盤に載せたEC自動出荷システムです。自社倉庫でも物流委託先でも同じ画面で在庫と出荷を共有でき、導入社数は1,700社(2026年4月末時点、公式発表)と公表されています。

連携先は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10などのモールと、Shopify・MakeShop・future shop・ecforceなどのカートです。受注処理は90以上の条件項目からルールを組み、60種類以上の処理を自動化できます。倉庫側の作業料は、物流会社との別契約になります。

初期費用は0円、月額はライトが20,000円(税抜、税込22,000円)で月300件までの出荷、スタンダードが25,000円(税抜、税込27,500円)で月500件までを含みます。超過分は段階単価で、5,000件までの1件25円から20,001件以上の2円まで下がります。導入前には1ヶ月の無料テストアカウントが発行され、期間中の設定支援も無償です。

23. コマースロボ(株式会社コマースロボティクス)

コマースロボの公式サイト

受注管理システムとして始まったコマースロボは、2025年9月10日に倉庫管理・発注支援・顧客対応を統合した一体型として正式リリースされました。提供元は株式会社コマースロボティクスで、特許を取得した受注処理ロボットとデータ変換ロボットが受注取り込みから出荷指示までを処理します。

対応モールはAmazon・楽天・Yahoo!ショッピング・au PAY・Qoo10・LINE、カートはShopify・ecforce・MakeShop・BASE・カラーミーショップなど12以上です。出荷は内蔵のWMSに自動で指示が飛ぶほか、常温・冷凍冷蔵に対応する100社以上の3PL倉庫と連携できます

初期費用は無料で、月額は自動出荷プランが10,000円、SCMプランが30,000円(いずれも月間出荷101〜500件時点の基本料金)です。501件以降は件数帯に応じて1件20円から5円まで下がり、月3,000件で約60,000円(税抜)が公式の試算例です。無料トライアルはありますが、期間や条件は公式に記載がなく問い合わせが必要です。

24. mylogi(マイロジ)(アートトレーディング株式会社)

mylogi(マイロジ)の公式サイト

EC構築・運営代行を手がけるアートトレーディング株式会社が、自社の運営経験をもとに開発した受注・倉庫一体型のシステムです。入荷検品から棚入れ、ピッキング指示、バーコードによる出荷検品までを自社の庫内作業として回したい事業者向けの構成になっています。

API連携の対象は楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの3モールと、Shopify・MakeShop・future shopのカートで、5分間隔で注文を取り込みます。通販する蔵やNEXT ENGINEなど他の一元管理システムの出荷側として使うこともできます。Qoo10やBASEは公式の連携一覧に記載がなく、個別確認が必要です。

初期費用は0円、月額はBasicが15,000円(連携1サイト・出荷300件・2倉庫)、Standardが30,000円(2サイト・1,000件・3倉庫)、Premiumが60,000円です。超過分はBasicが1件30円、Standardが20円で、Premiumは出荷件数も倉庫数も無制限で従量課金がかかりません。無料お試しは公式に記載がなく、要問い合わせです。

EC一元管理システムの料金相場と費用の見方

ここからは、比較表で見た金額を「自社の受注件数と店舗数だと結局いくらか」に翻訳する見方を整理します。同じ月額でも課金の単位が違えば、事業が伸びたときの負担はまったく変わります。

初期費用・月額費用の相場

初期費用は0円の製品と、数万円から数十万円を求める製品に分かれます。クラウド型で標準機能をそのまま使う製品ほど0円に寄り、専用サーバーの構築やカスタマイズを前提にする製品では初期に百万円単位がかかることもあります。

月額の分布は型ごとに分かれます。受注処理から始められる型で980円から4万円台(最上位のカスタマイズ前提プランは20万円台)、在庫連携まで含む型で1,650円から16万円台、倉庫・出荷まで一体の型で1万円台から6万円台です。無料プランを持つ製品もあります。ただし基本料金だけで比べても実際の請求額にはならないのが、この分野の料金の難しいところです。

そもそも金額が公表されている範囲にも差があります。本記事の24サービスのうち、初期費用が公式サイトで確認できるのは18サービス、月額が金額として確認できるのは19サービスです(ほかに1サービスが下位プランのみ公開)。無料で試せる案内があるのは15サービスで、うち期間が公式に示されているのは10サービスでした。

掲載がないこと自体は選定から外す理由になりません。ただし比較検討の初期に横並びで見られない分、金額が公開されている製品で相場観をつくってから、非公開の製品に見積もりを取る順番にすると、提示された金額が高いのか安いのかを判断できます。

課金単位(受注件数・商品点数・店舗数・出荷件数)で変わる費用の見方

基本料金に上乗せされる従量課金は、製品ごとに数える対象が違います。どの単位で課金されるかは、自社のどの数字が伸びると費用が増えるかを決めるため、月額の絶対額より先に確認する価値があります。

本記事の24サービスで内訳を数えると、受注件数が課金の対象に入るものが12サービス、商品点数・SKU数が6サービス、出荷件数が3サービス、店舗数が3サービス、売上金額が1サービスです。従量課金がないと明記しているのは2サービス、課金の単位そのものが公式に非公開なのが2サービスあります。

数えたのはプラン表で主たる課金の単位として示されているもので、複数の単位を組み合わせる製品は重複して数えています。上限を超えたときだけ発生する店舗追加や商品点数の超過分は、ここには含めていません。

  • 受注件数で増える:最も多い方式です。売上が伸びれば費用も比例して増えますが、繁忙期だけ跳ねる商材では月ごとの振れ幅が大きくなります
  • 商品点数・SKU数で増える:注文が増えても費用は動かないため、受注件数の多い薄利多売の商材では有利です。逆に品揃えを広げる方針だと費用が先に上がります
  • 店舗数で増える:販路を増やすたびに費用が上がるため、出店計画がある場合は、増えた後の金額で比べておく必要があります
  • 出荷件数で増える:倉庫・出荷まで一体の型に多い方式です。件数が多いほど単価が下がる段階制を採る製品もあります
  • 従量課金がない:月額固定で、受注も店舗も増えて費用が動かない方式です。伸びる局面では有利ですが、小さく始める段階では割高になります

自社の数字のうち、これから最も伸びるものはどれかを決めてから表を見ると、候補は自然に絞れます。売上を伸ばしたい局面では受注件数課金、品揃えを広げたい局面では商品点数課金が、それぞれ費用の増え方の主役になります。

店舗や受注件数が増えたときに費用はどう増えるか

従量課金の製品では、上限件数を超えたときの増え方を見ておく必要があります。件数の帯ごとに単価が下がる段階制なら、伸びるほど1件あたりの負担は軽くなります。一方で帯ごとにプランを乗り換える方式では、上限を1件超えただけで次のプランの金額に切り替わります。

確認したいのは3点です。プランに含まれる件数はいくつか、超過分の単価はいくらか、そしてその単価は件数が増えても一定なのか、段階的に下がるのか。この3点が公式に開示されている製品なら、自社の繁忙期の件数を当てはめて年間の費用を自分で試算できます。

店舗数についても同じ確認が要ります。店舗数で課金されない製品を選んでおくと、モールを1つ増やす判断が費用の話から切り離せます。販路拡大を計画に入れているなら、この差は初期費用の多寡より効いてきます。

無料プラン・無料お試しは費用の話でもありますが、限られた期間で何をどこまで確かめるかが本題になるため、後段の「導入・乗り換えの進め方」でまとめて扱います。

受注300件・800件を当てはめたときの月額を試算する

課金の単位が違うと、同じ受注件数でも請求額の並び順が入れ替わります。ここでは「4店舗・月間受注300件」と「5店舗・月間受注800件」の2つの条件を、料金の決まり方が公式に開示されている6サービスに当てはめて計算しました。

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サービス名ネクストエンジン(NEXT ENGINE)Robot-in(ロボットイン)タテンポガイドBOSSGoQSystem(ごくーシステム)LOGILESS(ロジレス)
料金の決まり方(公式表記)基本3,000円(税抜)に受注200件まで含む。201〜400件は35円/件、401〜1,000件は30円/件。店舗数・商品数・ユーザー数では増えない。契約1年経過後は年間保守15,000円(税抜)受注件数の帯ごとに月額が決まる段階制(税抜)。0〜200件3,000円、201〜300件6,000円、301〜400件9,000円、401〜500件12,000円、501件〜15,000円受注件数の帯ごとに月額が決まる段階制(税込)。300件まで11,000円、500件まで13,200円、1,000件まで26,400円、2,000件まで48,400円。商品10,000点・5サイトの上限あり基本10,000円(税抜)+受注1件あたり25円(1,000件まで)。楽天市場分の受注は基本料金内でカウント対象外。契約2年目以降は年間保守15,000円(税抜)受注・在庫連携管理プラン29,800円(税別)で受注件数は無制限。同一モール内で2店舗目以降を連携する場合は店舗追加オプションが1店舗につき月額10,000円出荷件数で課金。ライト20,000円(税抜)に300件、スタンダード25,000円(税抜)に500件を含み、超過分は5,000件まで25円/件
4店舗・月300件のときの月額6,500円(税抜。3,000円+100件×35円)6,000円(税抜)11,000円(税込)13,750円(税抜。楽天150件を含む場合、10,000円+150件×25円)29,800円(税別)20,000円(税抜、ライト。出荷300件)
5店舗・月800件のときの月額22,000円(税抜。3,000円+200件×35円+400件×30円)15,000円(税抜、501件以上は頭打ち)26,400円(税込、5サイトの上限内)20,000円(税抜。楽天400件を含む場合、10,000円+400件×25円)29,800円(税別)32,500円(税抜、スタンダード。25,000円+300件×25円)

※上記は2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている料金表に、本記事が上記2条件を当てはめて計算した試算です。税区分は公式表記のままで、税抜・税込をそろえてはいません。LOGILESSは出荷件数で課金されるため、受注件数と同数の出荷が発生する前提で当てはめています。実際の請求額はオプション・保守費用・契約条件によって変わります。

同じ300件でも6,000円から29,800円まで開き、800件に伸びると件数で増える製品と定額の製品の順位が入れ替わります。税抜表記の金額に1.1を掛けて見比べると、税込表記の製品との差が把握しやすくなります。

ここに載せていない製品は、料金の決まり方の一部または全部が公式に開示されていないため試算できません。見積もりを取るときは「自社の繁忙期の受注件数・店舗数・商品点数を伝えて、その条件での月額を出してもらう」のが、公開されている製品と横並びで比べる唯一の方法になります。

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EC一元管理システムの選び方

ここからは、費用以外の観点で候補を2〜3本に絞るための確認項目を挙げます。タイプが決まっていれば、あとはこの5点で自社の運用に乗るかどうかが判断できます。

自社が使うモール・カートに対応しているか、連携はどの深さか

対応チャネルの一覧に自社の出店先が並んでいるかは最初の足切りです。ただし「対応している」の中身には幅があり、モール側のAPIで自動的に読み書きするのか、CSVファイルの取り込みで済ませるのかで運用の手間が変わります。

実際、Yahoo!ショッピングが出店者向けに公開しているAPI群には、在庫を参照・更新するAPIと、CSVをアップロードする在庫アップロードAPIの両方が用意されています。同じモールへの対応でも、システム側がどちらの経路を使っているかで、在庫が反映されるまでの間隔と担当者の作業量は変わります。

Amazonも出店者のシステム連携用にSP-API(Selling Partner API)を公式に提供しており、注文・出荷・在庫などのデータをアプリケーションから扱えると明記しています。候補の製品が各モールとどの経路でつながっているか、在庫の反映間隔は何分かを確認すると、導入後に手作業が残る範囲が事前に見えます。

この反映間隔を分単位の数字で公式に示している製品は多くありません。本記事の24サービスのうち公式サイトで数値を確認できたのは、次の4サービスでした。

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サービス名BOSSGoQSystem(ごくーシステム)ネクストエンジン(NEXT ENGINE)eシェルパモール2.0
在庫反映の間隔(公式表記)2分間隔(一部のモール・カートは対象外)標準3分ごと。月額5,000円のオプションで最短1分ごとに短縮5分間隔で各店舗間の在庫数を自動連携最短5分ごとの自動更新

※2026年8月時点で各社公式サイトに数値の記載を確認できたものです。残る20サービスは「リアルタイム」「自動更新」といった表現にとどまるか、記載自体がありません。

数字が出ていない製品が劣るという意味ではありません。ただ在庫数の少ない売れ筋商品ほど、この数分の差が二重売りの起きやすさに直結するため、候補が絞れた段階で「自社の出店先ごとに何分間隔か」を問い合わせで確認しておくと、導入後の運用が読めます。

出典・参考資料(2件)

既存の倉庫・WMS・基幹システムと連携できるか

すでに物流を外部委託している、または販売管理・会計の基幹システムを使っている場合、そこと接続できなければ一元管理の効果は途中で切れます。出荷指示だけをCSVで渡して、出荷実績は手で戻すという運用が残ると、二重入力はなくなりません。

確認したいのは、連携先が実名で公開されているかどうかです。委託先の倉庫管理システム名や配送会社の送り状発行システム名が公式サイトに挙がっていれば、追加開発なしでつながる可能性が高くなります。

各サービスの紹介では、公式サイトで実名が確認できた連携先を挙げています。名称が挙がっていない製品については、個別対応の可否と費用が見積もり時の確認事項になります。

自動化できる範囲と、例外処理はどう扱われるか

受注処理が自動で流れるのは、条件がそろった通常の注文だけです。実際の運用では、同梱依頼、のし・ラッピング、代引き、複数配送先、後払いの与信否決、キャンセルと返品といった例外が毎日発生します。

ここで見るのは、どこまでを条件分岐として設定でき、どこから人が手を入れる設計になっているかです。分岐の条件を自社で追加できる製品なら、運用の変化に合わせて自動化の範囲を広げられます。設定が固定なら、想定外の注文が来るたびに手作業が発生します。

この点は仕様説明を読むだけでは判断しきれないため、無料お試しで自社の実データを流して確かめるのが確実です。試し方は後段で扱います。

操作性とサポート体制は日々の運用に耐えるか

EC一元管理システムは毎日、朝から複数人が触る画面です。受注一覧から出荷指示までの導線が何クリックか、担当者を増やしたときに教える手間はどれくらいかは、導入後の運用コストに直結します。

サポートは、問い合わせの手段(電話・メール・チャット)と対応時間、そして導入時の初期設定支援が有償か無償かが確認の対象になります。繁忙期に受注が止まったときに当日中に連絡が取れるかが実務上の分かれ目で、対応時間が公式に明示されていない場合は問い合わせ時に確認しておくと安心です。

販路・店舗を増やしたときに機能・連携が追いつくか

いま必要な機能で選ぶと、販路を広げた段階で乗り換えが必要になることがあります。確認しておきたいのは、対応チャネルを後から追加できるか、商品点数や店舗数に上限が設定されていないか、独自の業務フローに合わせたカスタマイズの余地があるかの3点です。

越境ECや実店舗との在庫連動を視野に入れているなら、その時点で対応しているかも見ておきます。乗り換えには後述するデータ移行の負担がかかるため、2〜3年先の販路構成で使えるかどうかを、いまの要件と並べて判断する価値があります。

販路を海外に広げる場合は、多言語対応や海外決済、国際配送、関税といった国内ECにはない要件が加わります。何が必要になり、どこまでを外部に任せられるかは、以下の記事で費用相場とあわせて整理しています。

EC一元管理システムのデメリットと、選定でよくある失敗

導入すれば手作業がなくなるという前提で選ぶと、稼働後に想定と違う状態になります。ここでは判断を誤りやすい点を先に挙げます。避け方は次のH2で扱います。

導入前に知っておきたいデメリット・注意点

まず、稼働までに一定の準備期間がかかります。商品マスタの整備、モールとの接続設定、受注の条件分岐の設計、担当者の習熟という工程が必要で、契約した翌日から全店舗が自動で回るわけではありません。

次に、自社の業務フローをシステムの型に合わせる場面が出てきます。長年の運用で積み上がった独自の処理は、標準機能では再現できないことがあります。カスタマイズで対応できる製品もありますが、その分の費用と開発期間が加わり、将来のバージョンアップに追随しづらくなる面もあります。

そして、システムを止めたときの影響が大きくなります。受注から出荷までを1つの基盤に集約するため、障害やメンテナンスの時間帯は全店舗の処理が止まります。連絡手段と復旧の見込みをどう案内する体制なのかを、契約前に確認しておく価値があります。

こうした準備や運用の担い手が社内に置けない場合は、システムを導入して自社で回すのではなく、受注処理や出荷指示といった業務ごと外部に任せる進め方もあります。外注と内製の効率化を費用面から比べたいときは、以下の記事で業務範囲別の相場と判断の分かれ目を整理しています。

システム選定でよくある失敗

選定でつまずく型は限られています。1つ目は、いまの業務フローを整理しないまま製品を選ぶことです。どの作業が何分かかっていて、どこが詰まっているかを数えていないと、自動化される範囲が自社の詰まりとずれていても気づけません。

2つ目は、例外処理を検証しないまま本番に入ることです。通常の注文だけで試して契約すると、のし・同梱・複数配送先といった実際の注文で手作業が残り、期待した削減幅に届きません。無料お試しの期間に自社の実データを流すかどうかで、この見立ての精度は大きく変わります。

3つ目は、月額の安さだけで決めることです。必要な機能を後から足していくと合計額が逆転することがあり、上限件数を超えたときの単価まで見ていないと、繁忙期の請求額で想定を外します。1年後の受注件数と店舗数を置いて総額で比べると、この失敗は避けられます。

導入・乗り換えの進め方|期間・データ移行・無料お試し・モール仕様変更

ここからは、前節で挙げた落とし穴を実際にどう避けるかを、導入までの流れに沿って見ていきます。

導入までにかかる期間と社内の準備

導入期間は製品と自社の状態で変わりますが、標準機能をそのまま使うクラウド型と、カスタマイズや専用サーバー構築を伴う製品とでは、必要な期間が大きく違います。カスタマイズ前提の製品では公式に数ヶ月単位の期間を示しているものもあるため、稼働させたい時期から逆算して選定を始めると間に合います。

社内で先に済ませておくと期間が縮むのは、商品マスタの整理です。モールごとに商品コードがばらついていたり、同じ商品が別コードで登録されていたりすると、在庫を1つにまとめる段階で必ず手が止まります。商品コードの体系を先に決めておくことが、実務上いちばん効く準備になります。

あわせて、受注処理の条件分岐を書き出しておくと役に立ちます。どの条件でどう処理を分けているかを一覧にしておけば、設定作業がそのまま自社の運用の棚卸しになり、稼働後に「この場合はどうするか」で止まる回数が減ります。

表計算ソフトと手作業から初めて導入する場合は、移行元のシステムがない分だけ準備は軽くなります。それでも商品コードの統一と、モールごとの在庫数の実地棚卸しは先に済ませておく必要があります。ここがずれたまま連携を始めると、システムが正しく動いても在庫が合いません。

乗り換え時のデータ移行(商品・在庫・顧客・受注履歴)

すでに別のシステムを使っている場合、移行の対象は商品マスタ、在庫数、顧客情報、そして過去の受注履歴です。このうち商品マスタと在庫数は新システムで持ち直せますが、受注履歴は移行方法によって扱いが変わります。

確認したいのは、過去の受注履歴をどこまで取り込めるかです。取り込めない場合、旧システムを参照専用で残すか、CSVで書き出して保管する運用になります。再購入時の顧客対応や、返品・交換の問い合わせで過去の注文を参照する頻度が高いなら、この点は移行方式を選ぶ材料になります。

切り替えのタイミングも実務的な論点です。受注が少ない時期を選び、一定期間は旧システムと並行して動かして、在庫数と受注件数が一致するかを突き合わせると、ズレたまま本番に入る事態を防げます。

無料プラン・無料お試しで何をどこまで確かめるか

無料で使える範囲は製品によって違い、月間の受注件数に上限を設けた無料プランを継続提供するものと、期間を区切った無料トライアルを用意するものがあります。まず、試せる期間と件数の上限、そして無料の範囲でどの機能まで触れるのかが出発点になります。在庫連携が有料プラン限定なら、無料の範囲では肝心の機能を検証できません。

限られた期間で確かめる価値が高いのは、通常の注文ではなく例外のほうです。のし・ラッピングの指定、同梱依頼、代引き、複数配送先、キャンセルと返品といった、自社で実際に発生する条件の注文を流し、どこまで自動で流れてどこから手が止まるかを数えると、残る手作業の量が見えます。

あわせて確認したいのが、返品・キャンセル時に在庫が自動で戻るかどうかです。ここが手作業として残ると、在庫ズレの原因が形を変えて残ります。試用の目的は「使えるかどうか」ではなく「手作業がどれだけ残るか」を数えることだと考えると、期間の使い方が定まります。

モールの仕様変更にどう追随するか

モール側の仕様は動きます。連携に使うAPIそのものが世代交代することもあり、システム側が追随しなければ受注の取り込みが止まります。

Amazonの開発者向けドキュメントでは、SP-APIの廃止スケジュールが公開されています。2026年8月時点の表では、注文取得に使うOrders API v0 が2026年1月28日に非推奨(Deprecated)、2027年3月27日に削除(Removed)と示されています。

同ドキュメントでは、Removed は削除日以降に該当リソースへの呼び出しが失敗する状態と説明されています。期日を過ぎても新しい世代のAPIへ移行していなければ、注文そのものが取得できなくなるということです。

Yahoo!ショッピングでも、開発者向けの告知ページでAPIの仕様変更やメンテナンスが随時アナウンスされています。こうした変更に追随するのは本来、出店者側では手が回らない領域です。

そこで確認したいのが、モールの仕様変更への対応が月額に含まれるのか、追加費用が発生するのかです。対応が標準で含まれると公式に明示している製品もあります。

規約や提供条件の変更については、特定デジタルプラットフォームの透明性及び公正性の向上に関する法律(デジタルプラットフォーム取引透明化法)が定めを置いています。原則として変更日の15日前までに、出店者へ内容と理由を開示することが求められています。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングは同法の対象事業者に指定されています。

出典・参考資料(3件)

まとめ

EC一元管理システムは、受注・在庫・出荷のどこまでを任せるかで3つの型に分かれます。受注処理から始められるタイプ、在庫連携まで自動化するタイプ、倉庫・出荷まで一体で回すタイプで、選ぶべき型は倉庫を自社で持つか外部に委託するかで変わります。

費用は月額の絶対額より、何の数字で増えるかを先に見ます。受注件数・商品点数・店舗数・出荷件数のどれで課金されるかによって、事業が伸びたときの負担はまったく違ってきます。自社の繁忙期の件数と1年後の店舗数を置いて総額で比べるのが、結局いちばん確実です。

絞り込みの順序は決まっています。倉庫を外部に委託していて受注処理だけが詰まっているなら、受注処理から始められるタイプが出発点です。複数モールの在庫ズレが起きているなら在庫連携まで自動化するタイプ、自社倉庫の庫内作業まで抱えているなら倉庫・出荷まで一体で回すタイプになります。

型が決まったら、診断で受注件数・店舗数・倉庫の持ち方・対応チャネルの条件を入れて候補を出し、比較表で料金の決まり方と無料お試しの有無を見比べます。月額の公開されている製品で相場をつかんでから、非公開の製品に見積もりを取ると判断が早くなります。

候補が2〜3本に絞れたら、無料お試しで自社の例外的な注文を流してみてください。仕様の説明では判断しきれない部分が、そこではっきりします。「使えるかどうか」ではなく「手作業がどれだけ残るか」を数えるつもりで試してください

候補を社内で共有するときは、対応業務や費用感をまとめた資料があると話が早く進みます。

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よくある質問(FAQ)

Q. EC一元管理システムは、受注管理だけ先に契約して在庫連携を後から足せますか?

A. プランやオプションが「受注管理のみ」「受注+在庫連携」「受注+商品管理+在庫連携」のように業務範囲で分かれている製品なら、後から範囲を広げられます。受注処理から始められるタイプに多い構成です。

ただし足した後の合計額は、最初から在庫連携を含む製品の月額を上回ることがあります。いま必要な範囲の金額ではなく、1年後に使っている範囲の金額で比べるのが失敗しない見方です。あわせて、範囲を広げるときに初期費用が再度かかるか、契約期間が切り替わるかも確認の対象です。

Q. EC一元管理システムを入れると、モールの管理画面はもう使わなくなりますか?

A. 受注・在庫・商品の日常業務は一元管理システム側に寄せられますが、モールの管理画面が不要になるわけではありません

各モールが提供するAPIで扱えるのは、注文・出荷・在庫・商品といったデータの読み書きが中心です。広告運用やイベント・クーポンの設定など、一元管理システムが標準で取り込んでいない操作は、これまでどおりモール側の管理画面で行うのが一般的です。

加えて、一元管理システム側の障害やメンテナンス中は、モールの管理画面から直接処理することになります。その手順を誰が分かっているかまで決めておくと、止まった日に慌てずに済みます。

Q. EC一元管理システムは小規模・少人数のネットショップでも導入する意味がありますか?

A. EC一元管理システムは、出店先が2〜3店舗の少人数運営でも、在庫を手作業で同期している段階なら導入の効果が出ます

判断の目安は事業規模そのものより、在庫のズレや朝の受注確認にどれだけ時間を取られているかです。受注処理から始められるタイプには月額数千円台のプランや、月間の受注件数に上限を設けた無料プランを用意する製品もあるため、まず受注処理だけを自動化し、在庫連携は必要になった時点で足す進め方も取れます。

Q. EC一元管理システムが自社の使っているモール・カートに対応しているかは、どう確認すればよいですか?

A. 各製品の公式サイトにある対応チャネルの一覧で自社の出店先を確認したうえで、その連携がモールのAPIによる自動更新なのか、CSVファイルの受け渡しなのかまで確認します

「対応している」と書かれていても、どちらの経路でつながっているかによって在庫が反映されるまでの間隔と担当者の作業量は変わります。一覧に自社のモールやカートが載っていない場合は、CSVでの取り込みや個別対応が可能か、その費用がかかるかを問い合わせの段階で確認してください。

Q. EC一元管理システムは、モールに出店せず自社ECサイトだけで運営している場合でも使えますか?

A. EC一元管理システムは自社ECサイト単独の運営でも利用できますが、複数販路の在庫同期という中心機能が働かない分、得られる効果は受注処理と出荷業務の自動化が中心になります。

自社ECのカートや、委託先の倉庫、販売管理・会計の基幹システムと接続して二重入力をなくす使い方が主になります。将来モールへの出店を計画しているなら、その出店先が対応チャネルに含まれているかを選定の時点で確認しておくと、後からの乗り換えを避けられます。

Q. EC一元管理システムを導入すれば、受注処理はすべて自動化されますか?

A. EC一元管理システムで自動的に流れるのは、条件がそろった通常の注文です。のし・ラッピングの指定、同梱依頼、代引き、複数配送先、キャンセルや返品といった例外は、どこまで条件分岐として設定できるかで手作業の残り方が変わります

見分ける手がかりは、分岐の条件を自社で追加できるかどうかです。追加できる製品なら、運用が変わっても自動化の範囲を広げられます。無料お試しの期間に自社で実際に起きる条件の注文を流すのが、いちばん確実な確かめ方です。

Q. EC一元管理システムの在庫連携は、どのくらいの間隔で各店舗に反映されますか?

A. EC一元管理システムの在庫反映は即時ではなく一定の間隔で行われるのが一般的で、その間隔は製品とモールごとの連携方式によって変わります

モールのAPIで在庫を直接更新する方式と、CSVをアップロードする方式とでは、反映までにかかる時間が違います。数分単位で公表している製品もあれば、「リアルタイム」とだけ記している製品もあるため、候補が絞れた段階で自社の出店先ごとに何分間隔かを問い合わせると、導入後の運用が読めます。

Q. 繁忙期に受注件数が跳ね上がった月は、EC一元管理システムの費用はどうなりますか?

A. 受注件数で課金される製品では件数が跳ねた月の費用も増え、その増え方は「超過分だけが加算される方式」と「上限を超えた時点で上位プランの金額に切り替わる方式」に分かれます

見積もり時に確認したいのは、プランに含まれる件数、超過分の単価、その単価が件数の増加に応じて下がるかどうかの3点です。あわせて、閑散期に件数が戻れば費用も戻るのか、いったん切り替わったプランが継続するのかも確認しておくと安心です。月ごとの振れ幅が大きい商材では、従量課金のない月額固定の製品や、商品点数で課金される製品のほうが年間では読みやすいこともあります。

Q. EC一元管理システムの導入や他システムからの乗り換えには、どのくらいの期間がかかりますか?

A. EC一元管理システムの導入期間は、標準機能をそのまま使うクラウド型か、カスタマイズや専用サーバーの構築を伴う製品かで大きく変わり、後者では数ヶ月単位の期間を公式に示している製品もあります。

期間を左右するのは製品側の事情だけではありません。モールごとに商品コードがばらついていると、在庫を1つにまとめる段階で必ず手が止まります。乗り換えの場合は、受注が少ない時期を切り替え日に選び、一定期間は旧システムと並行して動かして在庫数と受注件数を突き合わせる期間まで見込んでおくと、稼働日を現実的に置けます。

Q. EC一元管理システムが障害で止まったとき、受注処理はどうなりますか?

A. EC一元管理システムは受注から出荷までを1つの基盤に集約するため、障害やメンテナンスの時間帯は全店舗の処理が同時に止まります

契約前に確認しておきたいのは、稼働状況をどう監視しているか、障害が起きたときの連絡手段と復旧見込みの案内方法、そして復旧までの間にモールの管理画面から直接処理する手順を自社で用意できるかどうかです。繁忙期に受注が止まったときに当日中に連絡が取れるかは、サポートの対応時間と合わせて確認しておくと安心です。

Q. EC一元管理システムを選ぶとき、セキュリティ面では何を確認すればよいですか?

A. EC一元管理システムは購入者の氏名・住所・連絡先といった個人情報を集約して扱うため、担当者ごとの権限設定、操作ログ、通信の暗号化、外部委託先を含めた管理体制が確認の対象になります

具体的には、閲覧・編集できる範囲を担当者ごとに分けられるか、誰がいつどのデータを操作したかを後から追えるか、情報セキュリティに関する第三者認証を取得しているかが確認項目になります。繁忙期の増員を含めて複数人が同じ画面を触る運用では、権限を細かく分けられるかが実務上いちばん効きます。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
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