楽天市場の運営に、社内の人手とノウハウが追いつかなくなっていないでしょうか。RPP広告(Rakuten Promotion Platform=楽天市場の運用型広告)の調整、お買い物マラソンやスーパーSALEに合わせたクーポン設計、日々の受注・在庫の対応まで、覚えることも動かすことも多く、片手間では回りきらないという声は少なくありません。
Amazonや自社ECで積み上げたやり方が、楽天市場でもそのまま通用するとは限りません。楽天のアルゴリズムやイベントに慣れた外部の手を借りるとして、どの会社に、どこまでを任せればよいのでしょうか。
本記事では、楽天市場の運営支援を公式にメニューとして掲げる10社を、抱える課題と委託範囲の3タイプに分けて比較します。任せられる業務の範囲、固定報酬・成果報酬・複合という料金体系ごとの費用感、そして「楽天に強い」と言えるかどうかを見極める観点まで整理しました。依頼先を数社に絞り込むための材料としてご活用ください。
今すぐ各社を見比べたい場合は、「楽天運営代行おすすめ10選の比較表」から先にご覧ください。自社の課題と体制に合う依頼先を最短で絞り込める「30秒で終わる選定診断ツール」もご用意しています。
目次
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本記事で紹介する楽天運営代行に共通する条件
本記事で比較するのは、楽天市場での運営支援を公式にメニュー(楽天専用のサービスページや楽天専門の窓口)として掲げている10社です。
対応モールの一覧に楽天の名前があるだけの会社ではありません。RPP広告やお買い物マラソン、楽天SEO、RMS(Rakuten Merchant Server=楽天の店舗運営システム)の運用といった楽天固有の実務を、公式に支援範囲・料金・実績のいずれかで示している会社に絞りました。
楽天市場に限らず、Amazonや自社ECも含めて委託先を探している場合は、モールを問わずEC運用代行を横断で比較した記事があります。委託できる業務範囲や料金体系、依頼先のタイプ別の選び方を整理しているので、絞り込みを外して全体を見たい場合は下記もご覧ください。
EC運用代行の選び方|一括・特定業務・システム型の違いと費用相場・選定軸を解説
「受注や出荷、問い合わせ対応に一日が終わってしまい、売上を伸ばす施策まで手が回らない」 「広告もSNSも試したのに思うように売上が伸びず、どこにテコ入れすべきか分からない」 自社ECやモール店舗を運営していると、日々の業務に追われるうちに、…
楽天運営代行とは?コンサル・出店代行との違い
楽天運営代行とは、楽天市場の店舗運営にかかわる業務を、楽天の仕様に慣れた外部の会社が代わりに引き受けるサービスです。商品ページの制作や在庫・受注の管理といった日々の作業から、RPP広告の運用、お買い物マラソン・スーパーSALEに合わせた販促設計、売上を伸ばすための戦略立案まで、任せられる範囲は会社によって幅があります。
すべてを一括で委託する形もあれば、手が回らない業務だけを切り出して依頼する形もあります。
楽天コンサル・出店代行との違い
楽天運営代行とよく混同されるのが、楽天コンサルティングと出店代行です。三者の違いは、誰が手を動かして実務を行うかと、開店の前か後かにあります。
コンサルティングは戦略や施策の設計・助言が中心で、実行は自社側に残ります。社内に手を動かせる担当がいるなら費用を抑えられる一方、担当が不在では施策が実行されないまま止まります。
運営代行は商品登録・広告設定・受注対応といった作業まで引き受ける点が異なります。出店代行は開店までの手続きと初期構築が対象で、開店後の日々の運営は含みません。実務としては、同じ会社がコンサルと運営代行の両方をプランとして持っていることも多く、見積もり時に「どこまで手を動かしてもらえるか」を確認するのが実質的な線引きになります。
楽天運営代行に依頼できる業務
ここからは、楽天運営代行に任せられる業務を領域ごとに整理します。自社がどこを外に出したいのかを言語化しておくと、この後のタイプ分けと選び方が自社に当てはめやすくなります。
戦略設計・楽天市場のアカウント運用
売上目標から逆算した年間の販促計画、商品ラインアップや価格の方針づくり、RMS上での店舗設定や日々のデータ確認までを担う領域です。楽天のイベントカレンダーは年間を通して動くため、いつ・どのイベントに・どの商品で臨むかという段取りの巧拙が、そのまま年間売上に響きます。
RPP広告・クーポンアドバンスなど楽天内広告の運用
RPP広告やクーポンアドバンス広告(成果報酬型のクーポン広告)といった、楽天市場内の広告メニューの設計と日々の調整を任せる領域です。どのキーワード・商品にいくら配分するか、目標のROAS(広告費用対効果)に対して入札をどう動かすかは、モール内広告の運用経験がものを言います。広告費そのものは代行費用とは別に発生します。
商品ページ制作と楽天SEO対策
商品名やキャッチコピーの設計、商品ページ・LPの制作、カテゴリーやタグの適正化を通じて、楽天市場内の検索での露出と転換率を高める領域です。楽天SEO(楽天市場内検索での上位表示対策)は、商品名の付け方や販売実績が順位に影響するため、他モールで成果が出た手順がそのまま当てはまるとは限りません。
撮影・画像加工まで自社で持つ会社と、設計や指示出しに専念する会社があり、制作物をどちらが用意するかで見積もりが変わります。
お買い物マラソン・スーパーSALEなどイベント施策
楽天市場の売上を大きく左右するのが、複数店舗の買い回りでポイント倍率が上がる「お買い物マラソン」や、四半期ごとの大型セール「スーパーSALE」です。参加エントリー、クーポンとポイント倍付けの設計、目玉商品の在庫計画、セール期間中の広告の増減までを、イベントの段取りを知っている前提で任せられます。準備が毎回その場しのぎになりがちな領域だけに、外に出す効果が見えやすい業務です。
受注・顧客対応・在庫や物流まわり
注文確認から発送処理、問い合わせやレビューへの対応、返品受付、在庫の調整までを引き受ける領域です。セール期間中は注文も問い合わせも一気に増えるため、ここを任せられるかどうかが繁忙期の体制を左右します。自社にフルフィルメント倉庫を持ち、受注から出荷までを内製で回せる会社もあれば、物流は別事業者と連携する会社もあり、対応範囲は会社ごとに差があります。
楽天運営代行を活用するメリット
外部に委託する価値は、単に手が空くことだけではありません。楽天運営代行を使うことで得られる主なメリットを3つの観点で整理します。
楽天の最新ノウハウを即戦力として取り込める
楽天市場は検索アルゴリズムや広告メニュー、イベントの運用ルールが頻繁に更新されます。日常的に複数店舗を運用している代行会社は、こうした変化を実務で追い続けているため、自社で情報を追い、試行錯誤しながら習得する時間を省けます。人材を採用・育成する場合と比べ、成果が出るまでの立ち上がりが早いのが利点です。
担当者の退職・異動によるノウハウ喪失を避けられる
楽天運営を社内の特定の担当者に依存していると、その人の退職や異動で運用が一気に止まるリスクがあります。代行会社はチームで運用を引き受けるため、担当者が変わっても運用の継続性が保たれやすく、属人化のリスクを外に移せます。
社内リソースを商品開発などのコア業務に集中できる
日々のページ更新や受注対応、広告調整といった作業を外に出すことで、社内の人手を商品開発や仕入れ、ブランドづくりといった自社にしかできない業務に振り向けられます。運用を手放すのではなく、注力すべき領域に人を寄せるための手段として使えます。
依頼前に押さえておきたい注意点
委託にはメリットだけでなく、事前に理解しておきたい留意点もあります。期待した成果につながらない委託を避けるために、次の観点を押さえておきましょう。
運用ノウハウが社内に蓄積されにくい
運用を丸ごと任せると、楽天運営のノウハウが代行会社側に蓄積し、自社には残りにくくなります。将来的に内製へ切り替えたい場合は、レポートで施策の意図まで共有してもらえるか、担当者の育成やマニュアル整備まで対応してもらえるかを、契約時に確認しておくと安全です。
悪質業者・楽天に強くない業者の見分け方
「楽天運営代行」を掲げていても、楽天の実務に精通しているとは限りません。次のような兆候がある会社は、契約前に慎重に見極める必要があります。
- 根拠が示されないまま「必ず売上が上がる」「短期間で〇倍」といった実現困難なシミュレーションを提示してくる
- 楽天市場での具体的な支援事例や実績(Shop of the Year受賞歴、担当店舗の売上推移など)を尋ねても示せない
- 対応モールの一覧に楽天が並んでいるだけで、楽天固有の支援範囲・料金・体制の説明が出てこない
- 契約前の面談で、施策の中身ではなく契約を急がせることに終始する
楽天に強い会社かどうかは、RPP広告・イベント対応・楽天SEO・RMS運用といった実務を、公式サイトや面談でどこまで具体的に語れるかに表れます。この見極め方は、次の「選び方」でも中心的な観点として扱います。
楽天運営代行の料金体系と費用相場
ここからは、依頼先に払う費用の考え方を整理します。料金体系を理解しておくと、後半の比較表で各社の金額を見比べるときに、自社の月商規模に合うかどうかを判断しやすくなります。
固定報酬型・成果報酬型・複合型の違いと相場
楽天運営代行の料金は、大きく3つの体系に分かれます。固定報酬型は毎月一定額を払う形で、支出が読める代わりに売上が伸びなくても費用は変わりません。委託範囲を絞ったプランで月額数万円から、店舗運営全般を任せるプランでは月額50万円前後まで、業務範囲によってはそれを超える例もあります。
成果報酬型は売上に対して料率で払う形で、立ち上げ期の負担を抑えられます。料率は売上の5〜10%程度が中心です。複合型(ハイブリッド型)は、低めの固定費と売上連動を組み合わせます。
広告費や楽天市場側に払うシステム利用料・販売手数料は、いずれもこの代行費用とは別に発生します。月々の総額を見積もるときは、代行費・広告費・楽天側の手数料を分けて積み上げると見込みが外れにくくなります。各社の実際の金額は、後半の比較表で公開状況とあわせて確認してください。

月商規模別に見た、固定と成果はどちらが得か
固定報酬型と成果報酬型のどちらが有利かは、自社の月商規模によって変わります。考え方はシンプルで、成果報酬の料率を月商に掛けた金額と、固定報酬の月額を比べるだけです。たとえば料率が売上の8%なら、月商が固定報酬額の12倍を超えたあたりから、固定型のほうが割安になっていきます。
立ち上げ期で売上が小さいうちは、支払いが売上に連動する成果報酬型が負担を抑えやすく、売上が積み上がって月商が大きくなるほど、成果報酬型は割高になりがちです。ただし成果報酬型は「料率を掛ける対象がどこまでか」で総額が変わるため、料率の数字だけで判断せず、次の点を見積もり時に確認してください。
- 対象売上の範囲は、店舗の全売上か、代行会社の施策を経由した売上だけか
- 計算の基準は、割引前の販売価格か、クーポン適用後の決済金額か
- 送料やオプション価格を含めるか、返品・キャンセル分を差し引くか
失敗しない楽天運営代行の選び方
ここからは、依頼先を絞り込むための観点を1つずつ見ていきます。自社の状況に当てはめながら、候補を数社に絞る物差しとしてご活用ください。
楽天市場での支援実績と楽天特化度は十分か
最初に確認したいのが、その会社が本当に「楽天に強い」かどうかです。判断材料になるのは、RPP広告・クーポンアドバンスの運用、お買い物マラソン・スーパーSALEへの対応、楽天SEO、RMSの運用といった楽天固有の実務を、公式にどこまで具体的に語れるかです。
加えて、楽天市場での支援実績(Shop of the Year受賞歴、元楽天出身者の在籍、担当店舗数など)が公式に示されているかも、特化度を見極めるシグナルになります。対応モールの一覧に楽天が入っているだけの会社は、この観点で見ると材料が薄くなります。
自社の課題と依頼先の支援範囲が一致しているか
楽天運営代行は、戦略から実行まで丸ごと任せられる会社、広告や制作など特定領域に強い会社、受注・物流まで含めて実務を引き受ける会社と、支援の重心が分かれます。自社の課題がノウハウ不足・人手不足・集客や広告の伸び悩みのどこにあるかを言語化し、その課題に重心を置く会社を選ぶと、費用対効果が合いやすくなります。逆に、フルスコープの会社に部分的な作業だけを頼むと、割高になることがあります。
料金体系が自社の月商規模に合っているか
前のセクションで整理したとおり、固定・成果・複合のどれが有利かは月商規模で変わります。立ち上げ期なら成果報酬型や低額の固定プラン、売上が安定してきたなら固定報酬型というように、現在の月商と伸ばしたい目標に照らして体系を選びます。選定の段階では、比較表で各社の料金体系と公開状況を見比べ、自社の規模に無理のない候補を残してください。
担当者の体制・レポートの質は信頼できるか
運用の質は、実際に手を動かす担当者の体制に左右されます。専任担当が付くのか複数店舗の掛け持ちか、施策の意図と結果がわかるレポートが定期的に出るか、施策の相談にどのくらいの頻度で応じてもらえるかを確認します。レポートが数値の羅列にとどまらず「なぜその施策を打ったか・次に何をするか」まで共有される会社は、内製化を見据える場合にも引き継ぎがしやすくなります。
費用対効果が見込めるか
最終的な判断軸は、支払う費用に対して見込める売上・利益の伸びが釣り合うかです。代行費・広告費・楽天側の手数料を積み上げた総コストに対し、どの程度の売上目標を、いつまでに、どの指標で判断するかを契約前にすり合わせておくと、成果の評価がぶれません。初回相談や店舗診断を無料で受けられる会社も多いため、複数社に同じ条件で相談し、提案の具体性を比べるのが実務的です。
とはいえ、自社がどのタイプの会社に合うのかを判断するのが難しい場合もあります。そのような場合でも自社の状況に合う依頼先を最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
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【比較表】楽天運営代行おすすめ10選を料金体系・委託範囲で比較
ここからは、自社の課題や要件に合わせた比較・選定ができるよう、本記事で紹介する楽天運営代行10社を横並びで整理します。委託できる業務範囲、料金体系、費用の目安、楽天特化の強みを一覧で見比べ、気になる会社は各社名から個別紹介へ移動できます。
| サービス名 | いつも EC運営代行 | ジャグー | トゥルーコンサルティング | YUGETA ECコンサルティング | アートトレーディング | コマースメディア | コンサルロケッツ | Navy Consulting | マクロジ | FORCE-R |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 委託できる業務範囲 | 戦略・広告・ページ制作・受注/CS・物流まで一貫(部分委託も可) | 戦略・広告・ページ制作・受注/CS・物流まで(プラン選択制) | 戦略・広告・撮影/商品登録・サイト制作・受注/発注・売上分析 | 戦略・RPP広告・モール内SEO/SEM・大型イベント対策(受注/CS・発送は自社側) | サイト制作・運用・物流・CSまで一貫(自社フルフィルメント倉庫) | ページ制作・RPP広告・在庫管理・受注/CS・配送代行まで | RPP広告・セール企画/制作・RMS運用・ページ制作(受注・問い合わせ・発送は対象外) | RPP広告運用が主軸(戦略・制作・受注処理にも対応) | ページ制作・楽天SEO・広告運用・回遊施策・メルマガ運用(受注・発送・CSは自社側) | RPP広告・RMS運用・イベント設計・商品登録/バナー更新(広告のみ〜トータルまで) |
| 料金体系 | 要問い合わせ | 固定報酬型(広告は成果報酬も選択可) | 固定報酬型(RPP等の広告費は0%負担) | 自由設定制(固定・成果のどちらの設計にも対応) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | プランで選択(固定報酬型/成果報酬型) | 複合型(固定+成果報酬) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 費用の目安 | 初期費用あり 月額は要問い合わせ | 初期: 要問い合わせ 月額: コンサル30万円〜/店舗運営代行50万円〜/広告運用5万円〜(または広告費15%〜) | 初期0円(新規立ち上げは別途制作費) 月額15万円〜 (1か月お試し18万円〜) | 初期0円・解約費用なし 月額は契約料の自由設定 (既存契約者は10万〜300万円、平均約30万円) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ほぼ丸投げ通常版: 初期10万円・月額33万円〜 広告運用のみ: 初期0円・月額3万円〜 | 要問い合わせ (楽天広告運用は出稿金額に連動する手数料型) | 要問い合わせ(個別見積り制) | 要問い合わせ(支援内容・規模に応じて設計) |
| 楽天特化の強み | 楽天専門のコンサル・広告運用・運営代行の窓口を設置。東証グロース上場企業の一貫支援体制 | 代表が楽天ECC出身。RPP・クーポンアドバンス・TDA等の楽天広告、スーパーSALE/お買い物マラソン販促、楽天SEO、RMS連携に対応 | 楽天SEO・RPP運用に対応。中小メーカー向けに月商10%以下を目安とした費用設定。代表は船井総研でEC/通販責任者を歴任 | 約20名のECコンサルタントが在籍。RPP運用・パワーアイテム育成・レビュー対策など楽天集客の実務に対応 | 「本気の楽天伴走支援」を専門メニュー化。自社倉庫(所沢)で受注〜出荷〜CSを内製 | 代表が楽天市場コンサルタント出身。制作・登録からRPP運営代行、月例レポートまで実務を包括 | 楽天公式「RMS Service Square」に掲載。RPP運用・お買い物マラソン/スーパーSALE特集制作・RMS運用・楽天SEOに対応 | RPP広告に特化した運用代行(2025年11月のAI運用方式に対応)。2021年に楽天と広告領域で業務提携 | 楽天SEO・広告・回遊/メルマガで集客に特化。楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー受賞歴を持つ担当者が在籍 | 楽天市場に特化した専属スタッフが運用を担当。RPP・楽天SEO・店舗アプリ施策・スーパーSALE連動企画に対応 |
| おすすめの企業タイプ | 上場企業の一貫体制で戦略から物流まで任せたい企業 | 楽天出身者の知見で戦略から運用まで伸ばしたい企業 | 中小規模で費用を月商内に抑えつつ売上を底上げしたい企業 | 予算に合わせて支援量を調整したい企業(実務体制は自社保有) | 受注から出荷・CSまで自社倉庫にまとめて任せたい企業 | 制作から受注・配送まで運営実務を包括委託したい企業 | 受注・発送以外の運用を広く丸投げしたい企業 | RPP等の広告改善に絞って伸ばしたい企業 | 楽天SEO・広告で集客を伸ばしたい企業(実務は自社側) | 広告運用から段階的にトータル支援へ広げたい企業 |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※各社公式サイトの公開情報(2026年8月時点)にもとづきます。金額を公開していない会社は「要問い合わせ」と記載しています。広告費および楽天市場の手数料は、代行費用とは別に発生します。
金額を「要問い合わせ」としている会社も、料金体系(固定・成果・複合)は表で確認できます。多くが初回相談や店舗診断を無料で受け付けているため、自社の月商規模と任せたい業務を伝えれば、個別の見積もりを得たうえで候補に残すかどうかを判断できます。
課題タイプ×委託範囲別のおすすめ楽天運営代行
楽天運営代行は、支援の重心の置き方で大きく3つのタイプに分かれます。自社の課題が楽天のノウハウ・戦略にあるのか、人手不足による運営の停滞にあるのか、集客・広告の伸び悩みにあるのかで、見るべき会社群が変わります。ここからはタイプごとに各社を紹介します。
楽天のノウハウ・戦略から任せて売上を伸ばしたい
楽天のアルゴリズムやRPP広告、イベント設計に精通し、戦略立案から実行まで一体で伴走してほしい場合に向くタイプです。コンサルティングと運営代行を組み合わせて提供し、料金は固定報酬を軸に、会社によって成果報酬も組み合わせる形が中心です。売上の底上げそのものを目的に据えたいときに選択肢に入ります。
1. いつも EC運営代行(株式会社いつも)

東証グロース市場に上場する株式会社いつもが、EC・D2C支援の一環として提供する楽天運営代行です。楽天市場については専門のコンサル・広告運用・運営代行の窓口を設け、戦略立案からサイト構築、広告、受注・物流・カスタマー対応までを自社内で一貫して引き受ける体制を敷いています。
運用メンバーがECコンサルタントと連携し、施策の提案から実施、効果検証までをワンストップで担う進め方が特徴です。店舗運営全般から、商品登録やメルマガ配信だけを切り出す部分委託まで、要望に応じて範囲を調整できます。
料金は委託範囲に応じた個別見積もりで、初期費用が発生する点が公式に示されています。月額の目安は公開されていないため、任せたい業務を整理したうえで問い合わせるとよいでしょう。
2. ジャグーの楽天市場運営代行(ジャグー株式会社)

代表の米原広兼氏が楽天株式会社でECコンサルタント(ECC)を務め、Shop of the Year受賞店舗の支援を担当していた経歴を土台に、2020年に設立されたジャグー株式会社が運営します。楽天市場向けの専用サービスページを設け、戦略設計から運用実務までを代行する実行伴走型を掲げています。
楽天市場では、RPP広告やクーポンアドバンス広告、TDA広告(楽天のディスプレイ広告)といった楽天固有の広告メニューに対応します。楽天スーパーSALEやお買い物マラソンの販促設計、楽天SEOを意識したキーワード最適化、RMS設定やシステム連携までを支援範囲に含みます。楽天・Yahoo!・Amazonを合わせ、累計200店舗以上のコンサルティング実績があるとしています。
料金は公式ページで公開されており、コンサルティングが月額30万円〜、店舗運営代行が月額50万円〜、広告運用代行が月額5万円〜または運用広告費の15%〜です。戦略設計・運用・広告をプランごとに分けて依頼できる構成のため、任せたい範囲に合わせて組み合わせられます。
3. トゥルーコンサルティングの楽天市場運営代行(トゥルーコンサルティング株式会社)

EC・通販領域に特化した経営コンサルティング会社で、楽天市場運営代行の専用ページを設けています。代表の萱沼真吾氏は船井総合研究所で通販・ECグループ組織の責任者を務め、個人として累計2,000件以上のEC・通販案件に携わった経歴を持ちます。
楽天市場向けページでは、商品撮影・商品登録・サイト制作から検索対策(楽天SEO)、RPP等の広告運用、受注・発注、売上分析、経営計画までを支援業務として整理しています。中小メーカー・中小企業向けに、月商の10%以下を目安とした費用設定を掲げている点も特徴です。
楽天運営代行の料金は、初期費用0円(ゼロからの店舗立ち上げ時は別途店舗制作費)、月額支援費用15万円〜で、RPP等の広告費は0%負担と公式ページに記載があります。1か月間のお試しプラン(月額18万円〜)も用意され、本契約の前に支援内容を試せます。
4. YUGETA ECコンサルティングの楽天運営代行(株式会社YUGETA ECコンサルティング)

楽天市場のコンサルティング・運営代行を主軸に据えるEC専門会社です。楽天の出店代行・料金・コンサルティングそれぞれに専用ページを用意し、約20名のECコンサルタントが在籍、累計約3,000社のEC相談に応じてきたとしています。
料金体系に特徴があり、契約料をクライアント側が決め、その金額に応じて提供するサービスの量を調整する自由設定制を採用しています。初期費用・解約費用はなく、契約期間は1か月から。既存契約者の月額は10万円〜300万円、平均約30万円とされ、固定費重視・成果報酬重視のいずれの設計にも対応するとしています。
楽天RPP広告の運用、大型イベント対策、モール内SEO・SEM対策、パワーアイテム育成、レビュー対策などを支援業務に含みます。一方で、受注処理・カスタマー対応・発送業務はクライアント側での実施が前提とされており、実務作業まで丸ごと任せたい場合は対象範囲を事前に確認しておく必要があります。
人手不足で運営業務を丸ごと任せたい(受注・物流・制作まで)
商品ページの制作から受注・顧客対応、在庫や物流までを包括的に引き受けてほしい場合に向くタイプです。固定報酬を中心に、自社にフルフィルメント倉庫を持つなど、実務の実行体制に強みを持つ会社が含まれます。社内の人手が足りず運営そのものが回らない状況で、実行部隊として頼りたいときの候補です。
5. アートトレーディング EC運営代行(アートトレーディング株式会社)

アートトレーディング株式会社が運営するEC運営代行で、サイト制作・コンサル・日々の運用・物流・カスタマーサポートを一連で引き受ける一気通貫型です。1996年の設立以来ECサイトの制作・運営・物流を手がけ、Shopifyエキスパート認定を保有します。
このタイプで軸となる実行体制の面では、埼玉県所沢市に自社フルフィルメントセンターを構え、受注から出荷、在庫管理、カスタマーサポートまでを外部に頼らず自社で完結できる点が特徴です。制作から物流までの窓口が分かれないため、人手が足りず運営全体が回らない店舗の実行部隊として使えます。
楽天市場向けには「本気の楽天伴走支援」を専門メニューとして掲げ、Amazon・Yahoo!ショッピング・Shopify・自社ECにも対応します。料金は委託範囲に応じた個別見積もりで、初期費用・月額とも公式サイトに金額の記載はなく、無料見積もり・無料相談の窓口から確認する形です。
6. コマースメディア EC運営代行(コマースメディア株式会社)

代表の井澤孝宏氏が楽天株式会社で楽天市場コンサルタントを務めた後に立ち上げたのが、コマースメディア株式会社のEC運営代行です。ECコンサルティング・サイト構築・運営代行・配送代行までを担うネットショップ総合支援を掲げています。
商品ページの制作・登録から、RPP広告の運営代行、在庫管理、注文管理・カスタマーサポート、月例レポートまでを業務範囲に含み、制作から受注対応・配送代行まで運営実務を幅広く任せられます。社内の人手が足りない店舗が、日々の運営をまとめて委託する先として検討できます。
対応モールは楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ZOZOTOWN・au PAYマーケットなどと広く、Shopify Premier Partner認定を持つ自社EC構築にも対応します。料金は公式サイトに金額の記載がなく、要問い合わせです。
7. コンサルロケッツ EC運営代行(コンサルロケッツ株式会社)

コンサルロケッツ株式会社のEC運営代行は、楽天が運営する公式パートナー掲載サービス「RMS Service Square(RMSサービススクエア)」に「ほぼ丸投げプラン」として掲載されています。RPP広告運用、お買い物マラソン・スーパーSALEの特集ページ制作、RMS運用、ページ制作までを一括で依頼できる体制を掲げています。
このタイプで確認しておきたいのは実務の対象範囲です。公式サイトとRMS Service Squareの掲載ページはいずれも「受注・お問い合わせ・発送以外はすべて実施可能」としており、受注対応・問い合わせ対応・発送は代行の対象外です。物流やカスタマーサポートまで含めて委託したい場合は、この線引きを見積もり時に確認する必要があります。
楽天市場向けの「ほぼ丸投げプラン(通常版)」は初期費用10万円・月額33万円(税別)から、6か月ごとの契約更新です。RPP広告の運用だけを切り出す広告運用プランは初期費用0円・月額3万円からと、委託範囲ごとに料金が分かれています。対応モールは楽天市場のほかYahoo!ショッピング・Amazon・futureshopです。
集客・広告(RPP等)に絞って改善したい
楽天SEOやRPP・クーポンアドバンスといった広告運用に強みを持ち、集客の改善を主軸に伴走してほしい場合に向くタイプです。広告費に連動した設計や成果報酬を組み合わせる会社もあり、すでに一定の流入や体制はあるものの、露出や転換率が頭打ちになっている店舗に向きます。
8. Navy Consulting(株式会社ネイビーグループ)

元楽天株式会社出身のメンバーが中心となって立ち上げた株式会社ネイビーグループが、EC支援ブランドとして展開しているのがNavy Consultingです。楽天市場・Amazon・自社ECを対象に戦略立案から制作・受注処理まで扱いますが、楽天市場内の集客・広告に踏み込んだ支援を公式に打ち出しています。
集客面では、検索連動型のRPP広告に特化した運用代行を用意し、2025年11月に切り替わったRPP広告のAI運用方式(上限CPC設定方式)にも公式ページで言及しています。代表の岡田駿之氏は、楽天在籍時に出店企業を累計約1,500社担当したと公式サイトに記載しています。
2021年9月には楽天グループと広告領域で業務提携契約を結んでおり、楽天内の広告改善を主眼に依頼したい店舗の候補になります。楽天広告の運用は出稿金額に連動する手数料型の単体メニューとして請け負っており、広告費は代行費とは別に発生します。具体的な料金は比較表と個別見積りで確認してください。
9. マクロジ(株式会社マクロジ)

福岡市を拠点とするマクロジは、楽天市場運営代行の専用ページ(plan1/plan2)を設け、商品ページ制作・楽天SEO対策・広告運用・回遊施策・メルマガ運用といった、売上を伸ばすための運用に業務範囲を絞っています。
一方で、受注処理・発送・カスタマー対応はクライアント側の担当と専用ページに明記されており、集客と販促の実務に特化する役割分担です。楽天市場の出店経験を持つコンサルタントが在籍し、専用ページでは楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーの受賞歴を持つ担当者の経歴が紹介されています。
料金は現在、店舗の状況を踏まえた個別見積り制で、専用ページ上に定額の掲載はありません。楽天SEOや広告を軸に集客を伸ばしたい店舗が、無料相談で支援範囲と費用を確認する進め方になります。
10. FORCE-R(FORCE-R株式会社)

楽天市場支援の専用ページで、表示回数・クリック率・購入率・客単価・リピート率・セール戦略の6領域を軸にした運用改善を掲げているのが、FORCE-R株式会社です。自社EC・Amazon・Yahoo!ショッピングなど複数モールに対応しつつ、楽天市場には個別のページを設けています。
集客面では、RPP広告や楽天SEO対策、店舗アプリ施策に加え、スーパーSALEなどセール連動企画への早期対応を打ち出し、楽天市場に特化した専属スタッフが運用を担う体制を訴求しています。RMSの運用・イベント設計から、商品登録・バナー更新といった実務代行までを支援範囲に含みます。
料金は公式サイトに定額の掲載がなく、支援内容や規模に応じて設計するとされ、広告運用のみからトータル支援まで対応するとしています。具体的な費用は要お問い合わせです。
契約前に確認すべきポイント
依頼先の候補が絞れたら、契約に進む前に条件面を確認しておきましょう。契約の段階で見落とされやすいポイントを整理しました。
- 最低契約期間と途中解約の条件:楽天の施策は効果が見えるまで数か月かかるため、最低契約期間を6か月〜1年に設定する会社が多くあります。途中解約の可否と違約金の有無も確認しておきましょう
- 成果の定義と判断指標:何を・いつまでに・どの指標で判断するかを契約時に合意しておくと、成果の評価がぶれません
- RMSアカウントの権限範囲:渡す権限は業務範囲から逆算して必要最小限に絞り、契約終了時のアカウント権限の削除手順も事前に取り決めておくと安全です
- 制作データ・ノウハウの引き継ぎ:商品ページや画像の著作権と納品方法、契約終了後にデータをどう引き継ぐかを明記しておくと、内製化や乗り換えの際に困りません
- 範囲外業務の追加料金:契約範囲に含まれない作業を依頼したときの追加料金の考え方も、あらかじめ確認しておきましょう
まとめ
楽天運営代行を選ぶうえで最も大切なのは、対応モールに楽天の名前があるかどうかではなく、RPP広告・イベント対応・楽天SEO・RMS運用といった楽天固有の実務に、どこまで具体的に踏み込めるかです。
そのうえで、自社が戦略やノウハウから伸ばしたいのか、人手不足で運営を任せたいのか、集客・広告を改善したいのかを見極め、支援の重心が合う会社を、料金体系と月商規模の相性まで見て絞り込むのが失敗しない進め方です。
各社の詳しい支援内容は公式サイトで確認でき、MCB FinTechカタログではEC運用代行サービスの資料をまとめて請求できます。まずは気になる数社に同じ条件で相談し、提案の具体性と楽天特化度を見比べてみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 楽天運営代行とは何ですか?
A. 楽天運営代行とは、楽天市場の店舗運営にかかわる業務を、楽天の仕様に慣れた外部の会社が代わりに引き受けるサービスです。商品ページ制作や受注・在庫の管理といった日々の作業から、RPP広告の運用、お買い物マラソン・スーパーSALEの販促設計、売上を伸ばす戦略立案まで、任せられる範囲は会社によって幅があります。すべてを一括で委託する形も、手が回らない業務だけを切り出して依頼する形もあります。
Q. 楽天運営代行はコンサルティング・出店代行と何が違いますか?
A. 楽天運営代行と両者の違いは、誰が手を動かして実務を行うかと、開店の前か後かにあります。コンサルティングは戦略や施策の設計・助言までで実行は自社側に残りますが、運営代行は商品登録・広告設定・受注対応といった作業まで引き受けます。出店代行は開店までの手続きと初期構築が対象で、開店後の日々の運営は含みません。
同じ会社がコンサルと運営代行の両方をプランとして持つことも多く、見積もり時に「どこまで手を動かしてもらえるか」を確認するのが実質的な線引きになります。
Q. 楽天運営代行の料金相場はどのくらいですか?
A. 楽天運営代行の費用は、固定報酬型で月額数万円〜50万円前後(店舗運営全般ではそれを超える例も)、成果報酬型で売上の5〜10%程度が中心で、低めの固定費と売上連動を組み合わせた複合型もあります。金額は委託範囲によって大きく変わるため、複数社から同じ条件で見積もりを取るのが確実です。
なお、RPP広告などの広告費や楽天市場側に払うシステム利用料・販売手数料は、いずれもこの代行費用とは別に発生します。
Q. 楽天運営代行は固定報酬型と成果報酬型のどちらが得ですか?
A. 楽天運営代行の料金体系は、立ち上げ期で月商が小さいうちは成果報酬型が負担を抑えやすく、月商が積み上がるほど固定報酬型のほうが割安になりやすい関係にあります。目安として、成果報酬の料率が売上の8%なら、月商が固定報酬額の12倍を超えたあたりから固定型が有利に転じます。自社の現在の月商と伸ばしたい目標に照らし、成果報酬の料率を月商に掛けた金額と固定報酬の月額を比べて判断してください。
Q. 成果報酬型の楽天運営代行では、対象になる売上はどう決まりますか?
A. 成果報酬型は、料率を掛ける対象が「店舗の全売上」か「代行会社の施策を経由した売上だけ」かで総額が大きく変わるため、料率の数字だけで判断してはいけません。あわせて、計算の基準が割引前の販売価格かクーポン適用後の決済金額か、送料やオプション価格を含めるか、返品・キャンセル分を差し引くかも会社によって異なります。見積もり時にこれらの対象範囲を必ず書面で確認してください。
Q. 楽天運営代行の費用に広告費は含まれますか?
A. RPP広告やクーポンアドバンス広告などの広告費は、代行会社に払う運用費用とは別に発生するのが一般的です。同様に、楽天市場側に払うシステム利用料や販売手数料も代行費用には含まれません。月々の総額を見積もるときは、代行費・広告費・楽天側の手数料を分けて積み上げると見込みが外れにくくなります。
Q. 楽天運営代行の最低契約期間はどれくらいですか?途中解約はできますか?
A. 楽天運営代行の最低契約期間は、6か月〜1年に設定している会社が多い傾向があります。これは、楽天の施策は効果が見えるまで数か月かかるためで、短期間での解約を前提にしにくい事情があります。途中解約の可否や違約金の有無、契約期間の単位は会社ごとに差があるため、1か月単位で契約できる会社やお試しプランを用意する会社も含めて、契約前に条件を確認してください。
Q. 楽天運営代行を入れてから成果が出るまでどれくらいかかりますか?
A. 楽天運営代行の成果が出るまでの期間は、広告の最適化で1〜2か月、ページ改善や楽天SEO(検索対策)で3〜6か月が目安です。楽天市場は販売実績が検索順位に影響するため、施策の効果が数字に表れるまでにタイムラグが生じます。契約時に「何を・いつまでに・どの指標で判断するか」を合意しておくと、成果の評価がぶれません。
Q. 楽天運営代行にRMSのアカウント権限はどこまで渡す必要がありますか?
A. RMS(楽天の店舗運営システム)のアカウント権限は、委託する業務範囲から逆算して必要最小限に絞るのが原則です。共有アカウントを使い回すのではなく個別アカウントを発行し、操作範囲を業務に応じて設定します。契約終了時にアカウント権限をどう削除するかの手順も、契約前にあわせて取り決めておくと安全です。
Q. 楽天運営代行を業務委託する場合、どんな契約形態になりますか?
A. 楽天運営代行の契約は、継続的な業務が中心のため準委任契約になることが多いです。契約書には、業務範囲と範囲外業務を依頼したときの追加料金、RMSアカウントの取り扱い、制作した商品ページや画像の著作権と納品方法を明記しておくと、後のトラブルや内製化・乗り換えの際に困りません。
Q. 月商が小さい店舗や個人事業主でも楽天運営代行に依頼できますか?
A. 楽天運営代行は、広告運用やページ制作など効果の出やすい領域に絞った部分委託であれば、小規模な店舗や個人事業主でも依頼できます。委託範囲を絞ったプランは月額数万円程度から用意する会社もあります。ただし、店舗運営を全面的に任せると固定費が売上を圧迫しやすいため、現在の月商に対して費用が見合うかを慎重に見極めることが大切です。
Q. Amazonや自社ECの運用も、楽天運営代行と同じ会社に任せられますか?
A. 複数モールをまとめて任せることは可能で、在庫や価格の整合を取りやすいという利点があります。ただし、楽天・Amazon・自社ECは検索の仕組みも広告メニューも異なるため、各チャネルに専任担当が付く体制かどうかを確認してください。「対応可能」と「得意」は別物です。楽天以外のモールや自社ECも含めて幅広く比較したい場合は、EC運用代行を横断で整理したメインの比較記事もあわせてご覧ください。
Q. 「楽天に強い」運営代行会社かどうかは、どう見極めればよいですか?
A. 楽天特化度は、RPP広告・クーポンアドバンスの運用、お買い物マラソン・スーパーSALEへの対応、楽天SEO、RMS運用といった楽天固有の実務を、公式サイトや面談でどこまで具体的に語れるかに表れます。加えて、Shop of the Year受賞歴、元楽天出身者の在籍、担当店舗数などの実績が公式に示されているかも見極めのシグナルになります。
対応モールの一覧に楽天の名前が並んでいるだけで、楽天固有の支援範囲・料金・体制の説明が出てこない会社は、この観点では材料が薄いと判断できます。
Q. 楽天運営代行に任せると、運用ノウハウは社内に残りますか?
A. 運用を丸ごと任せると、楽天運営のノウハウは代行会社側に蓄積し、自社には残りにくくなります。将来的に内製へ切り替えたい場合は、施策の意図まで共有されるレポートが出るか、担当者の育成やマニュアル整備まで対応してもらえるか、契約終了時に制作データやノウハウを引き継げるかを、契約時に確認しておくと安全です。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。














