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飲食店のCAT端末とは?費用の実額・種類と失敗しない選び方を解説

飲食店のCAT端末とは?のサムネイル画像

お客様から「カードは使えますか」「PayPayでいいですか」と聞かれる場面が増え、現金しか使えないことで会計の取りこぼしが気になっていませんか。

飲食店でキャッシュレス決済を受けるときにまず出てくるのが「CAT端末」という言葉です。名前は聞いても、何をする機械なのか、自分の店に入れると実際いくらかかるのかまではわかりにくいものです。

本記事では、CAT端末とは何かをひと言で押さえたうえで、飲食店に導入した場合の端末代・月額・決済手数料の実額、据置型とポータブル型のどちらが自店に向くか、POSレジとの連動、そして失敗しない選び方までを解説します。テーブルで会計するのか、レジまで来てもらうのかといった飲食店ならではの使い方に踏み込みます。

まずは、聞き慣れない「CAT端末」とは何かから確認していきましょう。

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CAT端末とは?飲食店での役割と読み方

CAT端末とは、店頭でクレジットカードなどの情報を読み取り、カード会社に照会(与信照会・オーソリゼーション)して支払いを処理する、会計用の専用端末です。読み方は「キャット端末」、正式名称は Credit Authorization Terminal で、日本語では信用照会端末とも呼ばれます。飲食店のレジ横やテーブルで見かける、あのカード決済の機械のことです。

お客様がカードを通す(またはタッチする)と、端末はカード情報を読み取り、決済ネットワークを通じてカード会社へ送信します。カード会社は有効期限や利用限度額を確認し、問題がなければ支払いが承認されて会計が完了します。現金のやり取りやレジ締めの手間を減らしつつ、安全にキャッシュレス決済を受けられるのがCAT端末の役割です。

出典・参考資料(1件)

近年はキャッシュレス決済が飲食店でも当たり前になりつつあります。経済産業省の集計では、2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%(162.7兆円)に達し、そのうちクレジットカードが82.7%を占めています。カード決済に対応していない店舗は、その分の会計機会を逃していることになります。

出典・参考資料(1件)

飲食店にCAT端末を入れると実際いくら?端末代・月額・決済手数料の実額比較

CAT端末の費用は、大きく分けて①端末代(初期費用)②月額の固定費③決済のたびにかかる決済手数料の3つで構成されます。飲食店で長く効いてくるのは、売上に対して継続的に発生する決済手数料です。まずは主要なサービスの実額を横並びで確認します。

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サービス名アルファポータブルSquare(スクエア)Airペイ(AirPAY)stera pack(ステラパック)
端末代・初期費用初期費用0円・端末代0円
(端末定価74,800円→キャンペーンで無料)
初期費用0円
端末代は別途(スマホでタッチ決済0円/リーダー4,980円〜)
初期費用0円・端末代0円
(カードリーダーは審査後に無償貸与)
初期費用0円・端末代0円
(stera terminalを0円で導入)
月額固定費0円0円0円初年度0円
2年目以降3,300円(年間決済額3,000万円以上で永年無料)
決済手数料(クレジット)3.24%〜
(中小支援プラン適用で2.48%)
3.25%〜
(対面。SMBプログラム適用で2.5%)
3.24%
(ディスカウントプログラム適用で2.48%)
1.98%〜
(スモールビジネスプランのVisa/Mastercard。スタンダードは2.70%)
QR・電子マネー手数料公式で要確認
(クレジットは3.24%〜)
3.25%
(PayPay・d払い・楽天ペイ等/電子マネー)
税込3.24%
(PayPay・d払い等/COIN+対象は1.08%)
3.24%
(電子マネー・QRコード等その他決済)
振込手数料要問い合わせ0円(Square負担)0円(ゆうちょ銀行を除く)三井住友銀行0円/他行220円
入金サイクル月1〜8回から選択
(月1回/月2回/週1回/週2回)
三井住友・みずほは翌営業日
他行は毎週水曜締め・金曜振込
月6回(みずほ/三菱UFJ/三井住友)
月3回(その他の金融機関)
最短2営業日後
(4パターンから選択)
詳細情報公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※料金は2026年時点の各社公式情報にもとづきます。手数料の税込・税別の基準は各社の公式表記に準拠します。カードブランド・料金プラン・業種・キャンペーンによって変わるため、最新の条件は各社公式サイトでご確認ください。

出典・参考資料(4件)

端末代・月額の相場

端末代と月額固定費は、サービスや導入方式によって幅があります。カードリーダー型やオールインワン型のサービスでは、初期費用0円・月額固定費0円で始められるものが増えています。上の比較表で端末代を0円としているのは、キャンペーンや審査通過後の無償貸与によるものです。

一方、端末を買い切る場合は、モバイル決済端末で数万円程度、レシートプリンター内蔵のオールインワン端末で4万円前後から、POSレジ一体型の高機能モデルでは10万円前後になることもあります(各サービスの端末価格は上表の出典を参照)。

費用を抑えたい場合は、端末代・初期費用・月額固定費が0円のサービスを選ぶと、固定費の負担なくキャッシュレス決済を始められます。一方で、レンタルや購入で端末代を支払う代わりに決済手数料が抑えられるケースもあり、月々の売上規模によっては総額での比較が必要です。開業直後で売上が読みにくい時期は、固定費が少ない方式から始める考え方が現実的です。

飲食店で効く決済手数料の幅と相場

決済手数料は、売上金額に対して数%が毎回差し引かれるため、利益に直接影響します。主要なCAT端末サービスのクレジットカード決済手数料は、おおむね1.98%〜3.25%程度が相場です(2026年時点。カードブランドや料金プランで変わります)。

たとえば小規模事業者向けのプランでは、VisaやMastercardの手数料を1.98%前後まで抑えたサービスや、対象6ブランドを2.48%に一本化する割引プログラムを用意するサービスもあります。

一方、PayPayなどのQRコード決済や電子マネーの手数料はクレジットカードとは別に設定され、主要サービスではおおむね3.24〜3.25%程度が中心です(対象加盟店や条件によっては1%前後の低率になるものもあります)。受け付けたい決済手段ごとの料率は、上の比較表と各社公式で確認しておくと安心です。

決済手数料の料率は客単価では変わりませんが、客単価が低く決済件数が多い業態ほど、料率×件数で月間の手数料負担が積み上がりやすくなります。たとえば月商150万円・手数料率2.48%なら、毎月の手数料負担は約37,000円です。「手数料率×想定月商」で毎月いくら負担するのかを試算してから選ぶと、導入後の見込み違いを避けられます。

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CAT端末の種類(据置型・ポータブル型・スマホ型)と飲食店に向くのはどれ

CAT端末は、設置方法と持ち運びのしやすさで大きく3つの型に分かれます。飲食店では「テーブルで会計するのか、レジまで来てもらうのか」という会計オペレーションによって、向く型が変わります。

飲食店の会計スタイル別に向くCAT端末の型を示した図。レジでまとめて会計する定食店・ラーメン店・カフェには据置型、テーブルで会計する居酒屋・レストランにはポータブル型、まず低コストで始めたい小規模店・キッチンカー・間借り営業にはスマホタブレット型が向くことを3つのカードで整理している。

据置型(レジ固定)

レジカウンターに固定して使う、有線LANなどで安定して通信できるタイプです。レシートプリンターを内蔵したオールインワン型も多く、レジ会計が中心の店舗に向きます。カウンターでまとめて会計する定食店・ラーメン店・カフェのように、お客様がレジまで来て支払う業態と相性が良い型です。POSレジと一体になったモデルなら、注文・会計・売上管理をレジ周りで完結できます。

ポータブル型(持ち運び可能)

Wi-Fiやモバイル回線で通信し、客席まで持ち運んで会計できるタイプです。テーブルでそのまま会計を済ませられるため、居酒屋やレストランのようにテーブル会計を行う業態に向きます。お客様を待たせずにその場で決済でき、混雑時の会計待ちを減らして回転率の向上にもつながります。屋外テラス席やイベント出店でも使いやすいのが特徴です。

スマホ・タブレット型(カードリーダー接続)

手持ちのスマートフォンやタブレットに小型のカードリーダーを接続して決済するタイプです。端末代を抑えて手軽に始められるため、開業直後の小規模店やキッチンカー、間借り営業などに向きます。専用のオールインワン端末に比べると機能はシンプルですが、初期費用を抑えつつクレジットカードやタッチ決済に対応できます。

飲食店での選び方の目安として、テーブルで会計するならポータブル型、レジでまとめて会計するなら据置型、まず低コストで始めたいならスマホ・タブレット型が基本の当てはめになります。ホールの動線や席数、想定する回転率と合わせて考えると、自店に必要な型が見えてきます。

CAT端末とPOS端末・CCT端末・POSレジの違いと連動できるか

決済端末を調べていると、CAT端末のほかにCCT端末・POS端末・POSレジといった似た言葉が出てきて混同しがちです。それぞれの役割の違いを整理します。

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主な役割決済機能売上・在庫の管理飲食店での位置づけ
CAT端末カードの与信照会と会計処理を行う決済専用端末あり(クレジット・電子マネー・QR等)簡易な売上集計が中心会計時のキャッシュレス決済を担う
CCT端末CAT端末と同じくカードの信用照会を行う端末の呼称あり簡易CAT端末とほぼ同義に使われることが多い
POS端末・POSレジ売上・在庫・顧客情報の記録と管理が主目的単体では持たず、決済端末や内蔵決済と連携して会計詳細な売上分析・在庫・メニュー管理が可能注文・会計・在庫を一元管理し、決済はCAT端末や内蔵決済と連携

要点は、CAT端末は「決済」を担う専用端末、POSレジは「売上や在庫の管理」を担う仕組みという役割の違いです。CCT端末はCAT端末と同じくカードの信用照会を行う端末を指す呼称で、実務ではCAT端末とほぼ同じ意味で使われることが多く、細かな違いを気にする必要はほとんどありません。

近年は、決済もメニュー管理も1台でこなすオールインワン端末やPOSレジ一体型が増え、これらの境界は以前ほど明確ではなくなっています。

CAT端末とモバイル決済端末の違い

モバイル決済端末は、スマートフォンやタブレットにカードリーダーを接続して決済する仕組みで、CAT端末の一種と位置づけられます。

据置型の専用CAT端末が有線LANなどで安定して通信し、レシートプリンターを内蔵する一方、モバイル決済端末は無線通信が中心で、端末代を抑えて持ち運びやすいのが違いです。テーブル会計やイベント出店など動きのある使い方にはモバイル型が、レジ固定で安定運用したい場合は据置型が向きます。

既存・新規のPOSレジやオーダーシステムと連動できるか

すでにPOSレジを使っている、あるいはこれから導入する飲食店にとって、CAT端末とPOSレジが連動できるかは重要な確認ポイントです。連動に対応した端末なら、レジで入力した会計金額が決済端末に自動で反映され、金額の打ち直し(二度打ち)を防げます。売上データも自動で集計され、レジ締めや売上管理の手間が減ります。

連動できるPOSレジの種類は端末やサービスによって異なります。特定のPOSレジと組み合わせる前提のオールインワン型もあれば、外部のPOSレジと連携できるものもあります。

導入前に、自店のPOSレジ(またはこれから使いたいPOSレジ・オーダーシステム)に対応しているかを必ず確認しておきましょう。ハンディ端末でのオーダーエントリーと会計をつなげたい場合は、その運用に対応した組み合わせかも合わせてチェックすると失敗が少なくなります。

これからPOSレジを導入する、または入れ替えを考えているなら、決済端末との連動可否を含めて先に候補を絞っておくと、二度打ち防止や売上の自動集計までまとめて整えられます。以下の記事では、飲食店を含む業種別のPOSレジを料金と選び方から比較しています。

CAT端末が対応する決済手段(クレカ・タッチ・PayPay等QR・交通系IC)

CAT端末で受けられる決済手段は、主に次の4つです。マルチ決済に対応したオールインワン端末なら、これらを1台でまとめて受け付けられます。

  • クレジットカード:Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club など。国際ブランド対応の端末なら、訪日客のカードにも対応できます
  • タッチ決済(非接触):カードやスマートフォンをかざして支払う方式。会計をすばやく済ませられ、混雑時の回転率向上に役立ちます
  • QRコード決済:PayPay・d払い・楽天ペイ・au PAY・メルペイなど。若年層やスマホ決済に慣れた客層への対応に有効です
  • 電子マネー・交通系IC:交通系IC(Suica等)・iD・QUICPay・nanaco・WAONなど。少額・スピード会計に向きます

自店で受けたい決済手段に端末が対応しているかは、導入前に必ず確認しておきましょう。QRコード決済は端末によって対応ブランドが異なり、電子マネーはオプション扱いのこともあるため、「クレジットカードだけでなく、タッチ決済・QR・交通系まで1台で受けられるか」をチェックすると取りこぼしを防げます。

なお、クレジットカードを取り扱う加盟店では、2018年(平成30年)6月施行の改正割賦販売法により、ICカードで決済できる端末の設置が求められています。

さらにクレジット業界の協議会は、2026年4月以降に新たに開発・更改される決済端末について、ICや非接触決済のセキュリティ対応を進める方針を示しています。これから端末を選ぶなら、ICチップとタッチ決済に対応したものを前提に検討すると、後々の入れ替えを避けられます。

出典・参考資料(2件)

飲食店がCAT端末を導入するメリットと注意点

飲食店がCAT端末を導入するメリット

CAT端末を導入する最大のメリットは、キャッシュレスで払いたいお客様を取りこぼさず、会計機会を逃さないことです。カードやQRしか持たないお客様や訪日客にも対応でき、「現金がないから」という理由での来店見送りや注文控えを防げます。

会計オペレーションの面でも効果があります。現金のやり取りやレジ締めの手間が減り、釣り銭の受け渡しミスも起きにくくなります。ポータブル型でテーブル会計にすれば、お客様を待たせずにその場で支払いを完了でき、混雑時の会計待ちを減らして回転率の向上につながります。

カードやタッチ決済は少額でも気軽に使われるため、追加の一品やドリンクの注文が入りやすく、客単価の底上げが期待できる場面もあります。訪日客の多い立地では、国際ブランド対応でインバウンド需要の取り込みにも役立ちます。

導入前に押さえたい注意点

一方で、事前に知っておきたい注意点もあります。まず、決済のたびに決済手数料が発生する点です。売上に対して数%が継続的に差し引かれるため、客単価や月商に応じた負担額を見込んでおく必要があります。手数料の相場と試算の考え方は、前述の費用の実額のセクションを参照してください。

次に、売上代金がすぐに入金されるわけではなく、入金サイクルにタイムラグがある点です。サービスによって毎日・月数回・月1回など締めと入金のタイミングが異なり、資金繰りに影響します。仕入れの支払いサイクルと合うかを確認しておきましょう。

さらに、導入には加盟店審査があり、申し込みから利用開始までに一定の期間がかかります。開業に合わせたい場合は、早めの申し込みが必要です。

CAT端末導入の流れと開業日までの所要期間

CAT端末は申し込んですぐ使えるわけではなく、加盟店審査や端末の設定を経て利用開始となります。一般的な導入の流れは次のとおりです。

  1. サービスの選定・申し込み:受けたい決済手段・費用・端末の型から候補を絞り、Webなどで申し込みます
  2. 加盟店審査:カード会社などによる審査が行われます。数日から2週間程度かかるのが一般的です
  3. 端末の到着・初期設定:審査通過後に端末が届き、初期設定を行います
  4. 利用開始:設定が完了すれば決済を受け付けられます

申し込みから利用開始までは、おおむね2週間〜1ヶ月程度を見込んでおくと安心です。紙の書類を提出する方式ではさらに時間がかかることもあります。開業日に間に合わせたい場合は、開店の1ヶ月ほど前には申し込みを済ませておくのが目安です。

繁忙期のキャンペーン導入なども、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。所要期間はサービスによって差があるため、急ぐ場合は申し込み前に利用開始までの目安を確認しておくと確実です。

【失敗しない】飲食店のCAT端末の選び方まとめ

ここまでの内容を、飲食店がCAT端末を選ぶときの判断軸として整理します。自店の会計オペレーションに照らして、優先順位をつけて確認しましょう。

  • 端末の型が会計オペレーションに合うか:テーブル会計ならポータブル型、レジ会計なら据置型、低コスト重視ならスマホ・タブレット型
  • 決済手数料と固定費のトータルコスト:手数料率と想定月商から毎月の負担額を試算し、端末代・月額と合わせて総額で比較する
  • 受けたい決済手段に対応しているか:クレジットカードに加え、タッチ決済・QR・交通系ICまで1台で受けられるか
  • 入金サイクル:締めと入金のタイミングが、仕入れなどの支払いサイクルに合うか
  • POSレジ・オーダーシステムとの連動:既存または新規のレジと連動でき、二度打ち防止・売上自動集計ができるか
  • サポート体制と操作性:営業中のトラブルに備え、サポートの対応時間や端末の使いやすさを確認する

すべてを満点で満たす1台を探すより、自店にとって優先度の高い軸から候補を2〜3社に絞り、資料や公式情報で細部を比べるのが現実的です。

ここまでは飲食店の会計オペレーションを軸に選び方を整理してきました。業態を絞らずカード決済端末そのものを幅広い選択肢から比べたい場合は、以下の記事で主要15サービスを種類・手数料・選び方とあわせて解説しています。

飲食店に合うCAT端末を比べて選ぶ

ここからは、飲食店の会計オペレーションに向く代表的なCAT端末サービスを、それぞれの特徴とともに紹介します。テーブル会計向けのポータブル型、低コストで始めやすいカードリーダー型、レジ会計向けの据置オールインワン型と、型ごとに強みが分かれます。以下の比較表と各サービスの紹介を、自店に合う候補を絞り込む材料としてご覧ください。

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サービス名アルファポータブルSquare(スクエア)Airペイ(AirPAY)stera pack(ステラパック)
端末タイプポータブル型(持ち運び可)カードリーダー型+オールインワン型
(リーダー/ターミナル/ハンディ等)
カードリーダー型
(iPad/iPhone+専用リーダー)
オールインワン型
(POSレジ一体・据置)
向いている会計オペレーション客席まで持ち運ぶテーブル会計テーブル脇会計〜レジ会計まで幅広くレジ会計・低コスト導入レジ固定のカウンター会計
対応決済クレジット・電子マネー・交通系IC・QR・タッチ決済(70種類以上)クレジット・電子マネー・交通系IC・QR(PayPay・d払い・楽天ペイ等7種)・タッチ決済クレジット・電子マネー・交通系IC・QR・各種ポイント(92種)クレジット・電子マネー・QRコード(30種類以上)
飲食店向けの特徴スマレジ連携・継続課金(サブスク決済)に対応
端末0円・月額0円で導入しやすい
Square レストランPOSレジ(フリー0円〜)
ハンディでテーブル脇会計・キッチン連携
Airレジ連携で会計金額を自動反映
飲食業態向けの端末無償提供プログラムあり
stera market経由でPOS・モバイルオーダー拡張
POSレジなし運用も可能
詳細情報公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※上記は2026年時点の各社公式情報にもとづく比較です。料金・対応決済・機能はプランや時期により変わるため、最新の条件は各社公式サイトでご確認ください。

アルファポータブルの特徴と強み

アルファポータブルの公式サイト。持ち運べるマルチ決済端末の紹介ページ。

アルファノート株式会社が提供する「アルファポータブル」は、客席まで持ち運んで会計できるポータブル型のマルチ決済端末です。クレジットカード・電子マネー・QRコードを1台で受けられ、テーブル会計を行う飲食店に向いています。公式サイトでもテーブルでの個別会計に使う利用シーンが紹介されています。

端末費用・初期費用・月額基本料が0円で、固定費を抑えて導入できる料金設計が特徴です。スマレジなどのPOSレジと連携できるほか、端末でカードを1回通すだけで毎月同じ金額を自動決済する「継続課金」機能を備え、月額メニューやサブスク型サービスを扱う店舗にも活用できます。接客中心で経理に時間をかけにくいサービス業の店舗でも運用しやすいのが強みです。

この継続課金が従来の月額課金の運用と何が違うのかについて、提供元のアルファノート株式会社はインタビューで次のように説明しています。

早坂氏
アルファノート株式会社 営業企画部次長
早坂氏
独自インタビューより

これまで月額課金を運用しようとすると、銀行の口座振替を使うのが一般的でしたが、振替の登録手続きが煩雑なため、せっかくサブスクメニューを用意しても契約まで進まないという課題がありました。当社の継続課金は、端末でカードを1回通すだけで設定が完了しますので、毎回会計のたびにお客様にお越しいただく必要もありません。決済状況や未払いのお客様の一覧も管理画面上で可視化されていますので、誰が今月引き落とせていないかをすぐに確認していただけます。

Square(スクエア)の特徴と強み

Square(スクエア)の公式サイト。決済端末とPOSレジの紹介ページ。

Squareは、決済端末からPOSレジまでを1つのアカウントで管理できるサービスです。飲食店向けの機能が厚く、無料から使えるレストラン向けPOSレジ、持ち運べるハンディ端末でのテーブル脇会計、キッチンへ注文を送るディスプレイ連携、セルフオーダーまでを組み合わせられます。フルサービス・クイックサービス・バーといった業態に合わせた運用ができる点も特徴です。

初期費用・月額固定費・振込手数料が0円で、端末代を除けば決済手数料のみのシンプルな料金体系です。端末はレシートプリンター内蔵のオールインワン型「Square ターミナル」など複数から選べ、クレジットカード・タッチ決済・QR・電子マネーに1台で対応します。注文から会計、売上管理までを一気通貫でそろえたい飲食店に向いた選択肢です。

Airペイ(AirPAY)の特徴と強み

Airペイ(AirPAY)の公式サイト。カードリーダーと対応決済ブランドの紹介ページ。

Airペイは、iPadやiPhoneに手のひらサイズのカードリーダーを接続して使う、低コストで始めやすいサービスです。提供元は株式会社リクルートです。カードリーダーは審査通過後に無償で貸与され、初期費用・月額固定費・振込手数料が0円のため、固定費をかけずにキャッシュレス決済を導入できます。クレジットカード・タッチ決済・QR・電子マネーと幅広い決済手段に対応します。

同社の飲食店向けPOSレジ「Airレジ」と連携でき、レジで入力した会計金額がAirペイに自動で反映されるため、金額の打ち直しを防げます。公式サイトでも居酒屋や各種レストランなど飲食業態向けの導入が案内されており、低コストで始めたい個人店・小規模店にとって有力な選択肢です。

stera pack(ステラパック)の特徴と強み

stera pack(ステラパック)の公式サイト。POSレジ一体型オールインワン決済端末の紹介ページ。

stera packは、三井住友カード株式会社が提供するオールインワン型の決済サービスです。レシートプリンターを内蔵したPOSレジ一体型の決済端末「stera terminal」を使い、クレジットカード・電子マネー・QRコードなど30種類以上の決済手段に1台で対応します。レジカウンターに据えて使う据置型で、レジ会計が中心の飲食店に向きます。

端末費用・初期費用が0円で、小規模事業者向けのプランではVisa・Mastercardの決済手数料を1.98%に抑えられる点が特徴です。アプリマーケット「stera market」を通じて、飲食店向けのPOS機能やモバイルオーダーなどの業務アプリを追加できます。手数料を抑えつつ、据置型で安定して運用したい飲食店に適した選択肢です。

まとめ

CAT端末は、店頭でクレジットカードなどの与信照会を行い会計するための決済専用端末です。飲食店で選ぶときは、まず自店の会計オペレーション(テーブル会計かレジ会計か、既存POSレジと連動したいか)に合う端末の型を決め、そのうえで決済手数料と固定費のトータルコスト、受けたい決済手段への対応、入金サイクル、サポート体制を比べていくと、失敗が少なくなります。

料金や機能はサービスによって幅があり、条件も変わります。優先したい軸から候補を2〜3社に絞り、資料や公式情報で細部を確認して、自店の会計に合う1台を見つけてください。

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よくある質問(FAQ)

Q. CAT端末とは何ですか?読み方も教えてください

CAT端末とは、店頭でクレジットカードなどの情報を読み取り、カード会社に照会して支払いを処理する会計用の専用端末です。読み方は「キャット端末」で、正式名称は Credit Authorization Terminal(信用照会端末)です。飲食店のレジ横やテーブルで見かける、あのカード決済の機械のことを指します。

Q. 飲食店にCAT端末を入れると費用はいくらかかりますか?

CAT端末の費用は、端末代(初期費用)・月額固定費・決済のたびにかかる決済手数料の3つで構成され、端末代と月額固定費が0円で始められるサービスも増えています。飲食店で長く効いてくるのは、売上に対して毎回差し引かれる決済手数料で、クレジットカードはおおむね1.98%〜3.25%程度が相場です(2026年時点。カードブランドや料金プランで変わります)。

「手数料率×想定月商」で毎月の負担額を試算してから選ぶと見込み違いを避けられます。実額はカードブランド・プラン・時期で変わるため、最新の条件は各社公式サイトでご確認ください。

Q. 申し込みから利用開始まで何日くらいかかりますか?

CAT端末は申し込んですぐ使えるわけではなく、加盟店審査や端末の初期設定を経るため、申し込みから利用開始までおおむね2週間〜1ヶ月程度が目安です。加盟店審査には数日から2週間程度かかるのが一般的で、紙の書類を提出する方式ではさらに時間がかかることもあります。急ぐ場合は、申し込み前に利用開始までの目安をサービスに確認しておくと確実です。

Q. 開業に間に合わせるには、いつ申し込めばよいですか?

CAT端末を開業日に間に合わせたい場合は、加盟店審査と端末到着のリードタイムを見込み、開店の1ヶ月ほど前には申し込みを済ませておくのが目安です。審査から端末の初期設定までに2週間〜1ヶ月程度かかるため、開業直前の申し込みでは初日にキャッシュレス決済を受けられないおそれがあります。繁忙期に合わせて導入する場合も、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。

Q. 個人事業主や開業準備中でもCAT端末を導入できますか?

CAT端末は、法人だけでなく個人事業主でも導入でき、多くのサービスがWebからの申し込みで複数のカードブランドの加盟店審査を一括で受けられます。これから開業する店舗でも申し込みは可能ですが、加盟店審査に一定の期間がかかるため、開業スケジュールから逆算して早めに手続きを進めるのが安心です。必要書類や審査条件はサービスによって異なるため、申し込み前に確認しておきましょう。

Q. テーブル会計でもCAT端末は使えますか?

CAT端末のうちポータブル型なら、Wi-Fiやモバイル回線で通信して客席まで持ち運べるため、テーブルでそのまま会計を済ませられます。居酒屋やレストランのようにテーブル会計を行う業態に向いており、お客様を待たせずその場で決済できるので、混雑時の会計待ちを減らして回転率の向上にもつながります。レジでまとめて会計する店舗は、レジカウンターに固定する据置型が向きます。

Q. 既存のPOSレジやオーダーシステムと連動できますか?

CAT端末とPOSレジの連動可否は端末やサービスによって異なり、連動に対応した端末なら、レジで入力した会計金額が決済端末に自動反映され、金額の打ち直し(二度打ち)を防げます。売上データも自動で集計されるため、レジ締めや売上管理の手間が減ります。

対応するPOSレジの種類はサービスごとに違うので、自店のPOSレジ(またはこれから使いたいレジ・オーダーシステム)に対応しているかを導入前に必ず確認しましょう。

Q. CAT端末はどんな決済ブランド・決済手段に対応していますか?

CAT端末は、マルチ決済対応のオールインワン端末なら、クレジットカード・タッチ決済・QRコード決済・電子マネー(交通系ICを含む)を1台でまとめて受けられます。クレジットカードはVisa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club など、QRコード決済はPayPay・d払い・楽天ペイなど、電子マネーはSuicaなどの交通系ICが代表例です。

ただしQRコード決済は端末によって対応ブランドが異なり、電子マネーはオプション扱いのこともあります。自店で受けたい決済手段に端末が対応しているかを、導入前に必ず確認してください。

Q. 売上代金はいつ入金されますか?入金サイクルは選べますか?

CAT端末の売上代金はすぐに入金されるわけではなく、締めと入金のタイミング(入金サイクル)はサービスによって毎日・月数回・月1回などに分かれます。入金サイクルは資金繰りに直接影響するため、仕入れなどの支払いサイクルと合うかを確認しておきましょう。振込手数料が無料のケースもあり、サービスによっては複数の入金サイクルから選べます。

Q. 営業中にCAT端末が故障したらどうすればよいですか?

CAT端末が故障した場合の対応はサービスによって異なり、月額制のサービスでは事業者の故意・過失がない故障なら修理・交換を無料で対応してもらえるケースがあります。会計が止まると営業に直結するため、サポートの対応時間(土日・営業時間外の対応可否)や代替機の貸与、問い合わせ窓口をあらかじめ確認しておくと安心です。飲食店は営業時間が長く休日営業も多いので、サポート体制は選定時の重要な判断軸になります。

Q. 訪日外国人(インバウンド)のカードにも対応できますか?

CAT端末が国際ブランド(Visa・Mastercard・JCB・American Express・Diners Club など)に対応していれば、訪日外国人のクレジットカードやタッチ決済も受け付けられます。海外では現金を持ち歩かずカードやスマホのタッチ決済で支払う習慣が一般的なため、訪日客の多い立地では国際ブランド対応がインバウンド需要の取り込みに役立ちます。

海外発行カードや特定ブランドへの対応可否は端末によって差があるため、導入前に確認しておきましょう。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
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