サービス比較の記事一覧

余剰資金を有効活用したい(預金・投資・運用)
法人保険でリスクに備えたい
カーボンクレジットを活用したい

サービス比較の記事一覧

余剰資金を有効活用したい(預金・投資・運用)
法人保険でリスクに備えたい
カーボンクレジットを活用したい

スマホで使える無料レジアプリおすすめ13選|無料でどこまで使えるか・必要な機器を比較

スマホで使える無料レジアプリ おすすめ13選のサムネイル画像

手書きの伝票と電卓で会計をしていませんか。キッチンカーやマルシェ、同人即売会やフリーマーケット、開いたばかりの小さな店。売り場の形はさまざまでも、行列ができると計算に時間がかかり、「カードは使えますか」と聞かれて断ることもあります。売上を後から数えて集計する手間も、営業のたびに積み重なっていきます。

手持ちのスマホにアプリを入れるだけなら、レジを買わずに会計を始められます。ただ、「無料」と書かれたアプリを実際に選ぼうとすると、どこまで無料で使えるのか、自分の端末で動くのか、ほかに何を買う必要があるのかが見えてきません。

本記事では、無料で使い始められて、手持ちのスマホやタブレットで会計まで完結する13のレジアプリを比較します。無料で使える範囲と課金が始まる条件、iPhone・Android・iPadそれぞれの対応状況、レシートプリンターなど買い足す機器の実費まで整理しています。

また、売り方に合うサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツールをご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

本記事で紹介するレジアプリの条件

本記事で紹介するのは、次の2つを満たす13サービスです。

  • お金をかけずに使い始められること。ずっと0円で使えるプランがあるか、アプリが無料で必要な機能だけ買い切りで足せる形になっていること
  • 手持ちのスマホかタブレットで会計まで完結すること。専用のレジ機器を買わなくても、アプリを入れれば売れた分を記録できること

「無料」と案内されていても、実際には30日間の試用期間だけのもの、月額0円でも専用のタブレット一式(8万円前後)の購入が前提のもの、パソコン専用でスマホでは会計できないものがあります。上の2つを満たすかどうかが、最初の分かれ目になります。

13サービスのうち8つは、スマホ1台で会計まで完結することを公式が示しています。残る5つには条件が付きます。

  • ユビレジとfunfoは、会計そのものにiPadが必要です
  • STORESレジはスマホでも会計できますが、レシートプリンターなどの機器を繋ぐにはiPad版アプリが要ります
  • Airレジとスマレジは、iPhone1台で会計まで終えられるかを公式が明記していません

スマホしか持っていない場合の絞り込みは、次の「手持ちの端末で会計まで完結するか」で確かめてください。

店舗の規模が大きく、業種に合わせた機能や有料のサービスも含めて広く見比べたい場合は、条件を絞らないPOSレジ全体の比較もあわせてご覧ください。

下記の記事では、据え置き型やタブレット一式で使うものまで含めた17サービスを、料金・費用相場・業種別の選び方とあわせて整理しています。

レジアプリとは?できることと、POSレジ・スマホレジとの違い

言葉が似ているものが並ぶため、選ぶ前に何を指しているのかを整理しておきます。取り違えたまま探すと、必要なものにたどり着けません。

レジアプリでできること(会計・商品登録・売上集計)

レジアプリは、スマートフォンやタブレットにインストールして会計を行うアプリです。あらかじめ商品と価格を登録しておき、売れた商品をタップすると合計金額とお釣りが計算されます。

売れた記録はその場で残るので、営業終了後に伝票を数え直す作業がなくなります。日別・商品別の売上を後から見返せるものが多く、売れ筋の把握や確定申告の準備にも使えます。

そのうえで、キャッシュレス決済の受け付け、在庫の増減管理、顧客情報の記録といった機能が加わるかどうかはサービスによって分かれます。会計と売上記録だけを担う簡素なものから、店舗運営の管理まで含むものまで幅があります。

POSレジとの違い

POSレジは「販売時点情報管理」の仕組みを持つレジの総称で、いつ・何が・いくつ売れたかを記録して集計できるレジを広く指します。レジ本体・レシートプリンター・キャッシュドロアが一体になった据え置き型の機器も、この呼び方に含まれます。

レジアプリは、その機能をスマホやタブレット上のソフトウェアとして提供するものです。売上を記録して集計するという中身は同じで、違うのは形と導入のしかたにあります。据え置き型は本体の購入や設置工事が必要になる一方、レジアプリは手持ちの端末にインストールすれば使い始められます。

クラウド型のPOSレジが「POSレジアプリ」と呼ばれることもあります。名前の違いよりも、自分の端末で動くのか、専用機器を買う必要があるのかを確かめるほうが確実です。

スマホレジ(お客様のスマホで支払う仕組み)との違い

「スマホレジ」という言葉は、お客様自身のスマートフォンで商品のバーコードを読み取り、そのまま決済まで済ませる仕組みを指して使われることがあります。レジに並ばずに買い物を終えられるようにする、スーパーマーケットやコンビニエンスストア向けの仕組みです。

本記事で扱うのは、店側がスマホを使って会計するアプリのほうです。同じ「スマホ」でも、誰の端末で何をするかが正反対なので、検索するときは「レジアプリ」「POSレジアプリ」といった言葉のほうが目的に近づきます。

「無料で使える」の中身は3つに分かれる

レジアプリの「無料」は、どれも同じ意味ではありません。無料の形が違えば、いつ・いくら払うことになるかも変わります。ここからは3つの形と、それぞれで課金が始まるきっかけを見ていきます。

無料レジアプリの「無料」を3つの形に分け、課金が始まる起点を示した図解。ずっと無料のプランは在庫管理・スタッフ管理・多店舗管理やデータの書き出しが必要になったときに月額が発生、アプリ自体が無料のものは商品数を増やす・機能を解放するときだけ1回払いで仕組み自体がないものは費用なし、使用量で決まる無料枠は会計の明細1件ごとに枠が減り使い切った時点で枠の追加購入か月額へ移行する。

ずっと無料で使えるプランがあるもの

期間の区切りがなく、0円のまま使い続けられるプランが用意されている形です。会計・商品登録・売上の確認といった基本の機能は無料プランに含まれ、有料プランに移るかどうかは店の運営しだいで選べます。

課金が始まるのは、無料プランでは使えない機能が必要になったときです。在庫管理、スタッフごとの権限や勤怠、複数店舗の一元管理、売上データの長期保存や書き出しといった機能が有料側に置かれていることが多く、そこに手が届いた時点で月額が発生します。

注意したいのは、無料プランの制限が「使える機能の数」ではなく「データをいつまで見られるか」に設定されている場合があることです。会計そのものは無料で続けられても、過去の売上を後から確認できる期間が数十時間に限られているといった作りになっていると、集計の使い方が変わります。

アプリ自体が無料で、月額の考え方がないもの

ダウンロードも利用も無料で、月額の考え方そのものがない形です。個人や小規模の開発元が提供している簡素なレジアプリに多く、商品を登録して合計金額を出す、売上を記録するといった中心の機能に絞られています。

この形はさらに2つに分かれます。拡張のための買い切り課金があるものと、課金の仕組み自体がなく完全に無料のものです。比較表では「無料アプリ+買い切り」「無料アプリ(買い切りなし)」として区別しています。

買い切り課金があるものは、登録できる商品数を増やしたり追加機能を解放したりするときだけ費用が発生します。金額は数百円から千円程度の1回払いで、月々の支払いは続きません。無料のまま使う場合は画面に広告が表示されるものもあります。

このタイプを選ぶときに確かめたいのは、更新が続いているかどうかです。個人の開発によるものは、数年にわたって更新が止まっていることがあります。端末のOSが新しくなったときに動かなくなる可能性があるため、最終更新日は導入前に見ておくと安心です。

無料で使える範囲が使用量で決まるもの

アプリの導入は無料で、登録時に一定量の無料枠が付与される形です。枠は会計の明細1件ごとに減っていき、使い切ったところで追加購入か定額プランへの移行が必要になります。

月に何件売るかで、無料で使える期間が変わるのが特徴です。イベント出店が年に数回であれば長く持ちますが、毎日営業する店舗ではすぐに枠を使い切ります。ずっと無料で使い続けられる形ではない点を理解したうえで、自分の販売件数と照らして選ぶことになります。

3つの形を横並びで見る(無料枠の上限と、課金が始まる条件)

3つの形を、費用が発生するきっかけと確かめておきたい点で並べると次のようになります。

← 横にスクロールできます →
無料の形ずっと無料で使えるプランアプリ自体が無料(月額なし)使用量で決まる無料枠
無料で使える期間期限なし期限なし付与された枠を使い切るまで
費用が発生するきっかけ在庫管理・スタッフ管理・多店舗管理・データの長期保存や書き出しなど、無料プランに含まれない機能が必要になったとき買い切り課金があるものは、登録できる商品数を増やす・追加機能を解放するとき。課金の仕組み自体がないものは費用が発生しない無料枠(会計明細の件数)を使い切ったとき
その後の支払い方月額(本記事の該当サービスでは月額3,300円〜7,700円前後から。税込・税抜はサービスにより異なる。機能を1つずつ足す方式で月額5米ドル程度から始まるものもある)1回払い(650円〜1,000円程度)。月々の支払いは発生しない枠の追加購入、または月額(1台あたり月額3,800円・税抜)への移行
導入前に確かめたい点商品登録数・店舗数・接続できる端末数の上限
売上データを何日分さかのぼって見られるか
無料プランで使えない機能はどれか
無料のまま登録できる商品数
広告が表示されるか
最終更新日(更新が止まっていないか)
問い合わせ窓口があるか
付与される無料枠の量
自分の月間の販売件数で何か月もつか
枠を使い切った後の選択肢

※金額はいずれも2026年8月時点で各社公式サイトに掲載されている水準です。サービスごとの正確な条件は比較表と各サービスの紹介をご確認ください。

どの形が向くかは、売る頻度で決まります。毎日店を開けるなら、件数で減らない「ずっと無料のプラン」か買い切り型が向きます。年に数回の出店であれば、使用量で決まる無料枠でも十分に足ります。

手持ちの端末で会計まで完結するか(iPhone・Android・iPadの対応状況)

レジアプリを選ぶうえで、無料かどうかと同じくらい先に確かめたいのが対応端末です。「スマホで使えるレジアプリ」と紹介されていても、実際にはタブレットがないと会計できないものが混ざっています。

対応のしかたは、大きく4つのパターンに分かれます。手元にある端末と照らして、どれに当たるかを確かめてください。

← 横にスクロールできます →
対応パターンiPhone・Androidの両方で会計できるiPhone・iPadで会計できる(Androidは非対応)会計はiPadが必要(スマホは補助的な役割)スマホで会計できるが、周辺機器はiPadでないと繋がらない
手元に必要なものiPhoneまたはAndroidスマホが1台iPhoneまたはiPadが1台iPad本体。スマホだけでは会計できない会計だけならスマホ1台。レシート印刷まで行うならiPad
該当する主なサービスSquare POSレジ、Loyverse POS、即売レジ、おてがるレジ、ぷちレジ、リアレジ、フーズファンレジ(7サービス)Airレジ、スマレジ、あっと決済(3サービス)
※ Airレジとスマレジは、iPhone1台で会計まで終えられるかを公式が明記していません
ユビレジ、funfo(2サービス)STORESレジ(1サービス)

※2026年8月時点で各社公式サイト・アプリ配信ページに掲載されている動作環境に基づきます。サービスごとの対応状況は比較表の「対応OS」欄をご確認ください。

Androidを使っている場合、選択肢は上の表の1行目にある7サービスに絞られます。国内で広く知られているレジアプリにはiOS専用のものが少なくないため、Androidスマホしか持っていないなら、対応の有無を最初の絞り込み条件にすると迷いません。それぞれの料金や機能は比較表で確かめられます。

iPadが必要なサービスを候補に入れるなら、本体の購入費が加わります。無料のアプリでも、端末を揃えるところから始めるなら数万円の初期費用がかかることになります。

アプリ以外に必要なものと、かかる費用

アプリが無料でも、会計に必要なものが全部そろうわけではありません。何を買い足すかは、レシートを渡すか、現金を扱うか、カードを受け付けるかで変わります。それぞれの実費を見ていきます。

レジアプリ以外にかかる実費を、レシートを渡す・現金や値札付きの商品を扱う・カードを受け付けるの3つに分けて示した図解。レシートプリンターは据置型45,300〜59,800円・モバイル型26,800円で電子レシートなら不要、キャッシュドロアは9,020〜10,800円でバーコード専用機は59,800円、カードリーダーは4,980〜27,720円でクレジットカードの決済手数料1.98〜3.59%が売上から引かれ続ける。価格は税込・2026年8月時点。

レシートを渡すなら何が要るか(レシートプリンター)

紙のレシートを発行するには、専用のレシートプリンターが必要です。スマホやタブレットに内蔵された機能では印刷できないため、アプリとは別に購入することになります。

価格は据え置き型で45,300円から59,800円ほど、持ち運べるモバイル型で26,800円ほど(いずれも税込)です(Airレジ公式サイトが周辺機器として案内する機種の価格。2026年8月時点)。屋外の出店では、卓上に固定せず使えるモバイル型が扱いやすくなります。

これは各サービスが公式サイトで案内している機種の価格です。同じBluetooth接続でも安価な機種は流通していますが、アプリ側が対応機種を限定していることが多いため、買う前に使いたいアプリの公式サイトで対応機種の一覧を必ず確かめてください。対応外の機種を買うと、繋がらないまま手元に残ります。

紙を使わない選択肢もあります。会計後にお客様のメールアドレスや電話番号を入力してもらい、電子レシートを送る機能を備えたアプリなら、プリンターを買わずに済みます。ただし本記事で扱うアプリの中には、そもそもレシート発行機能を持たないものもあるため、レシートが要る商売かどうかを先に決めておくと選択が絞れます。

ここからはインボイス制度に登録している場合の話です。登録していない(免税事業者の)場合は、これまでどおりの領収書やレシートを出せばよく、この先は読み飛ばして構いません。

登録している場合でも、プリンターは制度上の必須条件ではありません。国税庁は手書きの領収書でも交付できるとしています。

また、適格請求書や適格簡易請求書のいずれについても、手書きの領収書等により交付することが可能であり、課税資産の譲渡等に係る「税込価額」が記載されていれば、「税抜価額」を記載する必要はありません。

出典:消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A 問58-2|国税庁

そもそもキッチンカーやマルシェ出店のような売り方は、宛名を書かない簡易な形式のレシートで足ります。国税庁は小売業・飲食店業などについて、宛名の記載を省いた「適格簡易請求書」を交付できるとしており、形態を問わないとも明記しています。

①から⑤までの事業については、「不特定かつ多数の者に対するもの」との限定はありませんので、例えば、小売業として行う課税資産の譲渡等は、その形態を問わず、適格簡易請求書を交付することができます。

出典:消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A 問24|国税庁

登録している場合にレシートへ載せる必要があるのは、事業者の氏名または名称と登録番号・取引年月日・商品の内容(軽減税率の対象ならその旨)・税率ごとに区分した合計金額・消費税額または適用税率の5項目です。テイクアウトの飲食料品(8%)と物販や店内飲食(10%)が混ざる売り方なら、複数の税率を分けて印字できるアプリかどうかが確認するポイントになります。

開業したばかりで免税事業者の場合は、登録番号を持たないため、これまでどおりの領収書やレシートを出すことになります。

他方、適格請求書発行事業者以外の者であっても、適格請求書に該当しない(適格請求書の記載事項を満たさない)請求書及び領収書等の交付や、それらに記載すべき事項に係る電磁的記録の提供を行うことは、これまでと同様に可能です。

出典:消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A 問26-2|国税庁

登録していないのに登録番号らしき表示を印字することは禁止されており、罰則の対象になります。アプリの「インボイス対応」という説明は、登録している人が使う機能として読んでください。

出典・参考資料(2件)

現金や値札付きの商品を扱うなら何が要るか(キャッシュドロア・バーコードリーダー)

現金の受け渡しがあるなら、釣り銭を入れておく引き出し(キャッシュドロア)を用意します。Airレジ公式サイトが周辺機器として案内する機種で9,020円から10,800円ほど(税込)と、周辺機器のなかでは負担の小さい部類です(2026年8月時点)。

会計のたびに自動で開く動きにするには、レシートプリンターと接続する構成が一般的です。プリンターを買わない場合は、手元の金庫や集金袋で代用しても会計そのものは成り立ちます。

商品にバーコードが付いている物販なら、バーコードリーダーも候補に入ります。Airレジ公式サイトが案内する専用機は59,800円ほど(税込)しますが、スマホやタブレットの内蔵カメラで読み取れるアプリを選べば、この費用は不要になります。

キャッシュレス決済に対応するには(カードリーダーの実費・手数料と入金サイクル)

カードや電子マネーを受け付けるには、決済サービスの申し込みと、多くの場合カードリーダーが必要です。リーダーの価格はSquare リーダーの4,980円からSTORES決済端末2の27,720円まで(いずれも各社公式ショップの税込価格、2026年8月時点)で、Airペイのようにキャンペーンで0円になるものや、上位プランの年間契約で1台が無償貸与されるものもあります。

対応する機種であれば、リーダーを買わずにスマホ本体だけでタッチ決済を受け付けられる仕組みも登場しています。この場合、受け付けられるのは非接触の決済に限られ、磁気ストライプのカードやQRコード決済には別途機器が要ります。

継続してかかるのが決済手数料です。本記事で扱うサービスのうち公式に料率を示しているものでは、クレジットカードが1.98%から3.59%に分布しています。QRコード決済は決済ブランドによる開きが大きく、0.99%から3.59%までばらついています(サービスごとの料率は比較表の「キャッシュレス決済」欄をご覧ください)。

ただし下限の料率は、有料の上位プランや一定の条件を満たした場合に適用されるものが多く、無料プランのまま受けられるとは限りません。無料で使い続ける前提なら、そのプランでの料率を確かめてください。売上の3%前後が引かれる想定で価格を決めておくと、後から慌てずに済みます。

この水準は市場全体と大きく離れてはいません。経済産業省の資料では、中小の加盟店における一般的なクレジットカードの加盟店手数料率を1.98%から3.25%としており、本記事で料率を公表しているサービスのクレジットカードの料率も、上限がわずかに超えるほかはこの帯に入ります(同資料が示すのはクレジットカードの水準で、QRコード決済は対象外です)。同資料は手数料の負担についても触れています。

キャッシュレス決済比率の上昇に伴い加盟店(特に中小加盟店)の手数料負担感は高まっている。他方で、各カード会社は手数料(インターチェンジフィー、ブランドフィー)以外にも、決済インフラ費用、システム費用等を負担しており、キャッシュレス決済事業者も必ずしも大きな利益を上げているわけではない。

出典:キャッシュレス推進検討会 とりまとめ(2025年12月)|経済産業省

同資料は、2024年秋以降に中小企業向けの低い手数料率のプランが出てきていることにも触れています。ただし適用には業種や決済金額、従業員数などの条件が付くため、料率だけを見て決められるものではありません。

入金までの日数も確認しておきたい点です。指定の銀行口座なら翌営業日に振り込まれるもの、毎週決まった曜日にまとめて振り込まれるもの、月に3回から6回のサイクルで振り込まれるものがあります。仕入れの支払いが先に来る商売では、この差が資金繰りに直接影響します。

決済サービスはレジアプリとは別に申し込むことも多く、カードリーダー型・モバイル型・据置型のどれを選ぶかで端末代も手数料も入金までの日数も変わります。決済側の条件から先に決めたい場合は、下記の記事で主要15サービスの費用と入金サイクル、移動販売を含む業態別の選び方を確認できます。

屋外・イベント出店で止まらずに使うための条件

キッチンカーやマルシェの出店は、店舗の中とは条件が違います。電波が弱い、コンセントがない、設営と撤収の時間が限られているといった制約が重なるため、店舗向けの基準だけで選ぶと当日に困ります。

通信が届かない場所でも会計できるか(オフライン対応)

河川敷の会場、地下や建物の奥まった区画、来場者が集中して回線が混み合う時間帯では、通信が不安定になります。オフラインでも会計を続けられるかどうかは、サービスによってはっきり分かれます。

対応しているものでも、条件は同じではありません。事前にアプリへログインしておくことを前提に会計とレシート出力だけを継続できるもの、会計とレシート印刷を続けて通信の回復後に自動で同期するものがあります。オフライン中は売上の確認や点検・精算など一部の機能が使えなくなる、という制限が付くのが一般的です。

キャッシュレス決済まで含めると条件はさらに絞られます。オフライン時に受け付けられるのは磁気ストライプのカードだけで、ICチップの挿入決済・タッチ決済・電子マネー・QRコード決済は使えない、という仕様のものがあります。オフラインで受けた決済の送信は72時間以内が目安とされています。

一方で、公式のよくある質問でオフラインでの会計をはっきり否定しているサービスもあります(本記事ではSTORESレジとフーズファンレジが該当します)。屋外での出店が中心なら、この一点だけで候補から外れることになるため、比較表の「オフライン会計」欄を先に確認してください。

電源とバッテリーをどう確保するか

会計をスマホ1台で担うということは、その端末が切れた時点で売れなくなるということです。屋外の出店では電源を借りられない会場も多く、朝から夕方まで画面を点けたまま使い続けると、バッテリーは想定より早く減ります。

備えとしては、スマホを1〜2回満充電できる容量(10,000mAh前後)のモバイルバッテリーを持ち、出店時間の全体をまかなえるかを一度試しておくことです。会計用の端末を私用のスマホと分けておくと、連絡や撮影でバッテリーを取られずに済みます。

レシートプリンターやカードリーダーを併用する場合は、それぞれの充電も必要になります。機器が増えるほど当日の管理は複雑になるため、屋外で使う構成はできるだけ絞るほうが安全です。

設営・撤収の手間と、現金との併用

短時間の出店では、設営と撤収にかけられる時間が限られます。アプリを起動して商品を選べばすぐ会計を始められる構成なら、机の上に端末を置くだけで準備が終わります。

現金とキャッシュレスを併用するなら、釣り銭の用意と管理も残ります。キャッシュレスだけに寄せれば釣り銭の準備や締め作業から解放されますが、現金しか持たない来場者を逃す可能性があります。会場の客層と出店時間から、どちらに寄せるかを決めておくと当日の運用が固まります。

会計の記録を後からまとめて確認したい場合は、売上データを書き出せるかどうかも見ておきます。出店ごとの売上を並べて比べられると、次にどの会場へ出るかの判断材料になります。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】POSシステム・POSレジの資料を
一括ダウンロードする

無料のレジアプリの選び方

無料の形・対応端末・必要な機器・屋外での可否まで確かめると、候補はかなり絞られます。それでも複数残ったときに効いてくるのが、次の3つの軸です。

売った後のデータをどこまで残せるか(売上集計・CSV出力・会計ソフト連携)

レジアプリの価値は、会計を速くすることだけではありません。売れた記録が残ることで、売れ筋の把握や確定申告の準備が楽になります。この点はサービスによって差が大きく出ます。

確かめたいのは3つです。売上をさかのぼって見られる期間データを手元に書き出せるか会計ソフトへ渡せるか。無料プランでは過去のデータを見られる期間が制限されていたり、書き出しが有料プラン側の機能になっていたりします。

売上の記録を経理に使う予定なら、CSV形式で書き出せるかどうかを先に確認してください。書き出せない場合、月末に画面を見ながら手作業で転記することになり、レジアプリを入れた効果が薄れます。

困ったときに問い合わせられるか(無料プランのサポート範囲)

営業中にアプリが動かなくなったとき、どこに聞けるかは無料プランとそれ以外で分かれます。電話サポートが有料プランの利用者に限られていたり、購入前の相談だけ電話を受け付けて導入後はメールとチャットのみになっていたりします。

個人や小規模の開発元が提供する無料アプリでは、問い合わせ窓口そのものが用意されていないこともあります。アプリの説明ページに連絡先の記載があるか、更新が続いているかを、導入前に見ておくと判断できます。

ひとりで店を回している場合、会計が止まると営業も止まります。営業時間中に連絡が取れる手段があるかどうかは、機能の多さより優先して確かめる価値があります。

店や商品が増えたときに、同じアプリのまま続けられるか

今の売り方に合っていても、商品が増えたり、店舗を構えたり、スタッフを雇ったりすると、必要な機能は変わります。そのときに同じアプリの上位プランへ移れるのか、別のサービスへ乗り換えることになるのかで、手間が大きく違います。

上位プランが用意されているサービスなら、商品データや売上の履歴を引き継いだまま機能を足せます。在庫管理、スタッフごとの権限、複数店舗の一元管理、ネットショップとの在庫連動といった機能が、月額を払うことで使えるようになります。

一方、買い切り型の簡素なアプリには上位プランがありません。商品数の上限に届いた時点で乗り換えを検討することになり、それまでの売上データは手元に書き出したものだけが残ります。当面は小さく始めたいが将来は店を構えたい、という見通しがあるなら、移行のしやすさを最初から選定に入れておくほうが結果的に手戻りが減ります。

無料で使うときに起きやすいつまずきと備え

導入後に「思っていたのと違う」となる原因は、だいたい決まっています。先に知っておけば避けられるものばかりです。

  • 無料の範囲を確かめないまま使い始める。商品を登録している途中で上限に達する、売上を見返そうとしたら過去の分が消えている、といった形で表面化します
  • 「アプリが無料」と「導入費用が0円」を同じものと考える。レシートを出す、現金を扱う、カードを受け付ける、という要件が加わるたびに機器の実費が乗ります
  • 屋外で通信とバッテリーが切れる。オフラインで会計できるサービスを選び、モバイルバッテリーを用意し、現金の受け付けも残しておくと売り逃しを防げます
  • 更新が止まったアプリを選ぶ。個人開発の無料アプリには数年更新されていないものがあり、端末のOSを新しくした途端に使えなくなる可能性があります

目的別に見るレジアプリのタイプ

ここまでの条件を踏まえると、無料で使えるレジアプリは使いたい目的で3つに分かれます。自分の売り方に近いタイプから見ていくと、候補を絞りやすくなります。

← 横にスクロールできます →
タイプスマホ1台で、今日から無料で会計を始めたいイベント出店・移動販売で持ち運んで使いたい無料で始めて、店舗の成長に合わせて機能を足したい
向いている場面手持ちのスマホだけで今すぐ会計を始めたい。機器の購入や設置を挟みたくないキッチンカー、マルシェ、同人即売会、フリーマーケットなど、短時間の出店を繰り返す常設の店舗を運営しており、いずれ在庫・顧客・複数店舗の管理やネットショップとの連携も見込んでいる
この型の特徴アプリを入れてアカウントを作れば会計と売上記録まで届く。有料プランや専用機器を前提にしない設営と撤収が軽く、現金中心の会計を素早くこなせる。通信の要否はサービスで分かれるため比較表で確認する無料枠で始めつつ、必要になった機能を上位プランやオプションで継ぎ足せる。データを引き継いだまま拡張できる
該当する主なサービスSquare POSレジ、Airレジ、Loyverse POS、あっと決済即売レジ、おてがるレジ、ぷちレジ、リアレジ、フーズファンレジスマレジ、ユビレジ、STORESレジ、funfo

※上記は各タイプの一般的な傾向です。個別のサービスにおける実際の機能搭載の有無や提供形態については各社情報をご確認ください。

スマホ1台で、今日から無料で会計を始めたい

アプリを入れてアカウントを作るところまでで、会計と売上記録に届くタイプです。機器の購入や設置を挟まないので、思い立った日のうちに使い始められます。

キャッシュレス決済にも対応しやすく、対応機種であればスマホ本体だけでタッチ決済を受け付けられるものもあります。開業したばかりの店舗や、まず現金以外の支払いに対応したい出店者に向きます。

イベント出店・移動販売で持ち運んで使いたい

キッチンカー、マルシェ、同人即売会、フリーマーケットのように、短時間の出店を繰り返す売り方に向くタイプです。商品を並べて登録し、売れた分をタップしていく操作に絞られているため、覚えることが少なく設営も撤収も軽く済みます。

現金の会計を素早くこなす用途が中心で、キャッシュレス決済やレシート印刷への対応はサービスによって分かれます。通信が届かない会場で使えるかどうかも同様に分かれるため、出店する会場の環境と照らして比較表で確かめてください。

無料で始めて、店舗の成長に合わせて機能を足したい

無料プランで会計を始めておき、必要になった機能を後から足していけるタイプです。在庫管理、顧客管理、スタッフごとの権限、複数店舗の一元管理、ネットショップとの在庫連動といった機能が上位プランやオプションに用意されています。

商品データや売上の履歴を引き継いだまま拡張できるため、乗り換えの手間がかかりません。常設の店舗を運営していて、いずれ規模を広げる見通しがあるなら、この型から選ぶと将来の手戻りが減ります。ただしこの型には会計にiPadが必要なサービスも含まれるため、手持ちの端末で足りるかは個別に確認してください。

30秒で終わる選定診断ツール

3つのタイプのうち、自分の売り方がどれに当たるか迷うこともあります。手持ちの端末・売る場所・どこまで管理したいかの3つに答えると候補が絞れる診断ツールを用意しました。ぜひこちらもご活用ください。

あなたへのおすすめ
条件にマッチしたサービスを表示しています
料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】POSシステム・POSレジの資料を
一括ダウンロードする
本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。
料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】POSシステム・POSレジの資料を
一括ダウンロードする

【比較表】スマホで使える無料レジアプリおすすめ13選

ここからは、無料で使い始められる13のレジアプリをタイプ別の比較表で整理します。無料で使える範囲と課金が始まる条件、対応OS、オフラインでの会計可否、決済手数料、レシートプリンターとの連携を横並びで見比べ、気になるサービスは個別の紹介で詳細をご確認ください。

【タイプ別比較表】スマホ1台で、今日から無料で会計を始めたい

← 横にスクロールできます →
サービス名Square POSレジAirレジLoyverse POSあっと決済
無料で使える範囲ずっと無料で使えるプラン
会計・在庫管理・スタッフ管理・顧客管理・売上レポートまで0円
ずっと無料で使えるプラン
会計・商品管理・顧客管理・売上分析まで0円
ずっと無料で使えるプラン
会計・在庫管理・売上分析・複数店舗管理・ポイント機能まで0円
無料アプリ(買い切りなし)
金額入力と部門選択による現金会計を0円で利用
無料枠の主な上限商品登録数:無制限
店舗数:最大300店舗
端末台数:複数端末で同時にログイン可能(上限の明記なし)
商品登録数・店舗数・端末台数とも公式に記載なし
(「利用制限などもなく0円」との説明のみ)
商品登録数・従業員数・店舗数とも公式に記載なし
全期間の売上閲覧は有料アドオン
個別の商品登録に非対応(部門登録のみ)
部門数・店舗数の上限は公式に記載なし
有料プランの開始価格月額6,000円(税込・1店舗)
Square リテールPOSレジ プラス
有料プランなし(本体)
モバイルオーダーは別途申し込み。通常料金は公式に記載なし
月額5米ドル(1店舗)〜
アドオン(従業員管理・高度な在庫管理は各25米ドル)
有料プランなし
対応OSiPhone/iPad/Android
スマホ1台で会計まで可能
iPhone/iPad(Android非対応)
一部の分析機能はiPad・Web管理画面のみ
iPhone/iPad/Android
スマホ1台で会計まで可能
iPhone/iPad/Windows(Android非対応)
スマホ1台で現金会計まで可能
オフライン会計磁気ストライプのカードのみ。IC・タッチ・電子マネー・QRは不可事前ログインが必要。売上確認・点検精算は不可返金・新規顧客登録・カード決済端末との連携は不可公式に記載なし
キャッシュレス決済対面2.5%〜(条件付き。ほかは3.25%〜)Airペイ連携。クレジットカード3.24%/交通系2.95%(税抜)決済事業者との別契約と専用リーダーが必要。手数料は公式に記載なしSquare・STORES決済などへの別申込が必要。手数料は連携先ごと
レシートプリンター連携別売のプリンターに接続。電子レシートの送付も可別売のプリンターに接続(26,800円〜)複数メーカーのプリンターに対応。メール送信も可公式はWindows版の機能として案内。iOS版は公式に記載なし
詳細情報詳細を見る詳細を見る公式サイト公式サイト

【タイプ別比較表】イベント出店・移動販売で持ち運んで使いたい

← 横にスクロールできます →
サービス名即売レジおてがるレジぷちレジリアレジフーズファンレジ
無料で使える範囲無料アプリ+買い切り
会計・残数管理・CSV出力まで0円
無料アプリ(買い切りなし)
商品登録・会計・売上集計・CSV保存まで0円
無料アプリ+買い切り
会計・残数管理・販売履歴のCSV出力まで0円
使用量で決まる無料枠
アプリの導入は無料。会計明細の件数で無料枠を消費
無料アプリ(買い切りなし)
会計の記録と出店募集への応募まで0円
無料枠の主な上限商品登録数:公式に記載なし
無料のまま使うと一部画面に広告表示
商品登録数:公式に記載なし
広告表示あり
商品登録数:1ページ・最大16商品無料枠:1,000運用ポイント(1明細=1ポイント)
使い切ると追加購入か定額プランへ
店舗数:オーナー登録は10店舗まで
商品登録数:公式に記載なし
日付をまたぐイベントは非対応
有料プランの開始価格650円(買い切り)
プレミアム機能。月額は発生しない
有料プランなし1,000円(買い切り)
商品ページを最大5ページに拡張
月額3,800円(税抜・1台)
または3,000円単位で運用ポイントを追加購入
有料プランなし
対応OSiPhone/iPad/Android(Windows版もあり)
スマホ1台で会計まで可能
iPhone/iPad/Android
スマホ1台で会計まで可能
iPhone/Android
スマホ1台で会計まで可能
iPhone/iPad/Android/Windows
スマホ1台で会計まで可能
iPhone/Android
スマホ1台で会計まで可能
オフライン会計公式に記載なし会計データを端末内にのみ保存する設計公式に記載なし公式に記載なし×公式FAQに「アプリを利用するにはネット環境が必要です」と明記
キャッシュレス決済公式に記載なし公式に記載なし公式に記載なしクレジットカード・電子マネー・QRに対応。手数料は要問い合わせ公式に記載なし
レシートプリンター連携スター精密・セイコーインスツル・SUNMIの一部機種(Windows版は未実装)公式に記載なし公式に記載なしセット商品にモバイルプリンターを同梱。手持ち端末での接続は公式に記載なし×レシート発行機能そのものが未実装
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

【タイプ別比較表】無料で始めて、店舗の成長に合わせて機能を足したい

← 横にスクロールできます →
サービス名スマレジユビレジSTORESレジfunfo
無料で使える範囲ずっと無料で使えるプラン
「スタンダード」で会計・商品登録・売上管理まで0円
ずっと無料で使えるプラン
レジ会計・売上管理と分析・顧客管理まで0円
ずっと無料で使えるプラン
「フリー」で商品登録・現金とSTORES決済の会計・売上のCSV出力まで0円
ずっと無料で使えるプラン
「funfo Free」でPOSレジとモバイルオーダーを0円
無料枠の主な上限店舗数:1店舗/レジ端末:3台まで(追加購入不可)
商品登録数は公式ページ間で記載が分かれる(10万点/1,000点)
会計データの閲覧:会計から72時間
iPad:3台まで
CSV出力・電話サポートは有料プランのみ
商品登録数・店舗数・端末数は公式に記載なし
アプリ上の在庫管理・バーコード会計・周辺機器接続は有料プランのみ
同時にログインできる端末:1台まで
有料プランの開始価格月額5,500円(税込・1店舗)
プレミアム
月額6,900円〜(税抜)
プレミアム(年払いで5%割引)
月額3,300円(税込・1店舗/年間契約)
スタンダード(月額契約は3,960円)
月額7,700円
Lite AI(年払いで1割引)
対応OSiPhone/iPad(Android非対応)
iPhone単体での会計完結は公式に記載なし
iPad専用(iPhone・Android非対応)
iPhoneは注文取りの「ハンディ」用。会計はiPadで行う
iPhone/iPad(Android非対応)
iPhone単体は簡易会計のみ(周辺機器接続はiPad版のみ)
iPad専用(Android非対応)
iPhoneはハンディ端末。会計まで完結できるかは公式に記載なし
オフライン会計オンラインに戻った時点で売上データを自動送信会計登録とレシート印刷を継続。復旧後に自動同期×公式FAQがオフラインでの会計をはっきり否定公式に記載なし
(クラウド型のため原則インターネット接続が前提)
キャッシュレス決済PAYGATE。クレジットカード1.98%〜/電子マネー3.24%/QR2.00%〜連携する決済事業者との別契約が必要。手数料は事業者ごとSTORES決済。クレジットカード2.48%/交通系IC・QR3.24%(フリープラン)クレジットカード3.24〜3.59%/QRコード決済3.59%
レシートプリンター連携別売のプリンターに接続(対応機種を公式に掲載)別売のプリンターに接続。発行しない運用も可iPad版のみ接続可。接続機能自体も有料プラン別売のプリンターに接続(オプション連携)
詳細情報詳細を見る詳細を見る詳細を見る公式サイト

※上記は2026年8月時点の各社公式サイトの公表情報に基づきます。「公式に記載なし」は、公式サイト・よくある質問・アプリの配信ページを確認しても記載を見つけられなかったことを示すもので、その機能に対応していないという意味ではありません。最新の料金・機能搭載の有無については各社の公式情報をご確認ください。

スマホ1台で、今日から無料で会計を始めたい

まずは、アプリを入れてアカウントを作るだけで会計まで届く4サービスです。専用機器の購入を前提にせず、手持ちのスマホから始められます。

1. Square POSレジ(Block, Inc.)

Square POSレジのウェブサイト

アプリのダウンロードから会計、売上レポートまでを月額0円で使えるPOSレジです。「Square POSレジアプリ」と表記されることもあります。Block, Inc.が提供し、在庫管理・スタッフ管理・顧客管理・売上レポートまで無料の範囲に含まれます。掲載できる商品数は公式ページに「無制限」と明記され、店舗はアカウント全体で最大300店舗まで設定できます。

月額が発生するのは、小売向けの上位プランに移るときです。Square リテールPOSレジのプラスプランは1店舗あたり月額6,000円(税込)で、店舗間の商品交換、高度な在庫管理ツール、詳細な小売レポート、バーコードラベル印刷、回数制限のない勤怠管理が加わります。さらに上のプレミアムは要問い合わせです。

アプリはiPhone・iPad・Androidに対応します。App Storeの配信ページに記載された動作要件はiOS 16.0以降/iPadOS 16.0以降で、Android版の必要バージョンについては公式の記載を確認できませんでした。対応する機種であれば、カードリーダーを買わずにスマホ本体をかざすだけでタッチ決済を受け付けられます(対応機種の条件は申し込み前に公式ページでご確認ください)。

会計後にお客様がメールアドレスか電話番号を入力すると、電子レシートをメールまたはSMSで送れます。ここまでならスマホ1台で完結しますが、磁気ストライプのカード、ICチップの挿入決済、QRコード決済まで受け付けるにはSquare リーダー(税込4,980円)が別途必要です。

通信が切れた場面ではオフラインモードで会計を続けられます。ただし受け付けられるのは磁気ストライプのカードだけで、ICチップの挿入決済・タッチ決済・電子マネー・QRコード決済は使えません。決済データの送信は72時間以内が目安です。スマホにリーダーを接続した構成でオフラインモードを使えるかは公式ヘルプに記載がないため、屋外でカード決済まで受ける前提なら、事前に問い合わせておくのが安全です。

決済手数料は対面が2.5%からですが、これは年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満で主要カードブランドを扱う場合の条件付きの料率です。条件から外れると3.25%からかカスタム料率になります。オンライン決済は3.6%、請求書決済は3.25%。振込手数料は0円で、三井住友銀行・みずほ銀行なら翌営業日、その他の銀行は毎週金曜日の入金です。

出典・参考資料(2件)

2. Airレジ(株式会社リクルート)

Airレジのウェブサイト

株式会社リクルートが2013年11月から提供しているPOSレジアプリです。会計・商品管理・顧客管理・売上分析を1つのアプリでまかない、初期費用と月額費用はどちらも0円に設定されています。

公式の料金ページには「レジ機能を含むすべての機能を利用制限などもなく、0円でご利用いただけます」と記載されています。商品登録数・店舗数・接続できる端末数について、公式サイトに数値の上限は記載されていません。Airレジ本体に上位の有料プランはなく、月額が発生するのはモバイルオーダーの「Airレジ オーダー」を別途申し込む場合です(通常料金は公式ページに記載がなく、問い合わせが必要になります)。

使えるのはiPadとiPhoneで、公式サイトにAndroid対応の記載はありません。iPhoneアプリでも日別売上・商品別売上を確認できますが、リピーター分析・担当者分析・人件費分析はiPadアプリかWebの管理画面からの利用に限られます。

屋外での出店については、公式のイベント・催事向けページに「事前にAirレジアプリにログインしていれば、オフラインでもAirレジを使って会計操作やレシート出力をすることができる」と記載があります。ただし同じページに注記があるとおり、オフライン中は売上の確認や点検・精算など一部の機能が使えなくなります。

キャッシュレス決済は「Airペイ」との連携で受け付けます。手数料はクレジットカードと電子マネーが3.24%、交通系電子マネーが税抜2.95%、QRコード決済はCOIN+が税抜0.99%、その他が税抜2.95%です。振込手数料は0円(ゆうちょ銀行を除く)で、振込は月6回または月3回のサイクルになります。カードリーダーは0円スタートプログラムの適用で0円となり、審査後に届きます。

レシートを紙で渡すなら、モバイル型26,800円から据え置き型59,800円までのプリンターを別に買い足します。キャッシュドロアは9,020円から10,800円(いずれも税込)。公式サイトではどちらも必須ではなく必要に応じて用意する位置づけで案内されています。紙を使わないレシート発行に対応するかどうかは、公式ページで確認できませんでした。

出典・参考資料(2件)

3. Loyverse POS(Loyverse)

Loyverse POSのウェブサイト

2014年に始まったモバイルPOSアプリで、日本国内では合同会社エムシーテクノロジーズが総代理店として提供しています。公式サイトには170か国以上で利用され、100万店以上が登録しているとの記載があります(集計時点の表記はありません)。

無料で使えるのはレジアプリ本体だけではありません。管理画面のDashboard、キッチンディスプレイのKDS、顧客向けディスプレイのCDSも無料で、在庫管理・売上分析・複数店舗管理・ポイント付与のロイヤルティプログラムまで無料の機能に含まれます。商品登録数・従業員アカウント数・店舗数の上限は、公式の料金ページにもヘルプにも記載がありません。

費用が発生するのは、店舗単位のアドオンを足すときです。価格は米ドル建てで、全期間の売上閲覧が月額5米ドル、従業員管理と高度な在庫管理がそれぞれ月額25米ドル(いずれも1店舗あたり。年払いなら50米ドル・250米ドル)。どのアドオンも14日間はクレジットカードの登録なしで試せます。

アプリはiOSとAndroidの両方に対応し、スマホやタブレット1台で会計を完結できます。レシートは印刷のほかメール送信も選べるため、プリンターを買わずに運用することも可能です。オフラインでも会計処理とシフト管理は続けられますが、返金処理・新規顧客の登録・在庫数のリアルタイム表示・カード決済端末との連携はオフライン中に使えません。

確かめておきたいのは決済まわりです。日本国内でカード決済を受けるには、SBペイメントサービス・STORES決済・PAYGATE Stationといった決済事業者との別契約と、その専用カードリーダーが必要になります

手数料率はLoyverse側の料金ページにもヘルプセンターにも記載がないため、各決済事業者への個別確認が前提です。STORES決済のカードリーダーはiOS端末のみの対応となる点も、Androidを使う場合は注意が要ります。

出典・参考資料(2件)

4. あっと決済(株式会社ビジコム)

あっと決済のウェブサイト

金額を入力して部門を選ぶだけで会計が終わる、操作を絞った無料レジアプリです。ここでいう部門とは「フード」「ドリンク」のような大きな区分のことで、商品名を1つずつ登録して単価をタップする使い方はできません。株式会社ビジコムが2019年3月にiPad・iPhone版を、同年9月にWindows版を提供開始しました。

有料プランという区分そのものがなく、公式FAQは「初期費用・月額料金無料でダウンロードしてお使いいただけます」と説明しています。現金販売のレジ機能だけであれば、ダウンロードした日から0円で使い始められます。

その代わり、個別の商品登録とバーコードの読み取りには対応しておらず、登録できるのは部門までです。商品ごとの売れ筋を後から追いたい売り方には合いません。部門には軽減税率(8%)と標準税率(10%)を設定できます。

対応する端末は、iPad第5世代以降、iPad mini第2世代以降、iPhone 6以降(iPhone SEを除く)と、Windows 10のパソコンです。レシートプリンターやキャッシュドロアの接続は、公式製品ページでWindows版の機能として案内されています。

キャッシュレス決済はアプリ単体では完結しません。Square・STORES決済・JT-VT10・UnivaPayのいずれかに別途申し込み、その決済サービスを通じて受け付ける構成です。決済手数料と端末の料金は連携先ごとに決まり、公式FAQも「決済会社によって違いますので、お申込み時にご確認ください」と案内しています。

オフラインで会計できるかどうかは、公式サイトにもFAQにも記載が見当たりません。電波の弱い会場での出店が中心なら、この点を確かめてからでないと当日の運用を組めません。サポートについては公式FAQに電話サポートを設けていない旨が明記されており、問い合わせはフォーム経由になります。

出典・参考資料(2件)

イベント出店・移動販売で持ち運んで使いたい

次に、短時間の出店を繰り返す売り方に向く5サービスです。操作が絞られていて設営と撤収が軽く、現金中心の会計を素早くこなせます。

5. 即売レジ(DDWorks.info)

即売レジのウェブサイト

同人誌即売会・フリーマーケット・キッチンカーといったイベント物販に向けて作られたアプリで、開発と運営はフリーランスエンジニアが個人で行っています。運営元のDDWorks.infoは公式サイトに法人名を掲げておらず、「フリーランスエンジニア」としての自己紹介が記載されています。

ダウンロードと基本機能は無料で、月額の課金はありません。追加費用はプレミアム機能の650円買い切りのみです(App Store掲載価格、2026年8月時点)。無料のまま使う場合は一部の画面に広告が出ますが、公式サイトには「販売画面では広告は表示されません」と記載があり、会計中に広告が割り込む作りではありません。

配信はiOS・Android・Amazon Appstore・Windowsの4ストアで、手持ちのスマホ1台でも会計まで済ませられます。商品をアイコン画像付きで登録しておき、タップすると合計金額が出て、預かった金額を入れるとお釣りが表示される流れです。残数の管理、年齢確認の日付表示、お品書き画像の作成にも対応します。

レシート印刷はバージョン2.6.0以降で対応し、スター精密・セイコーインスツル・SUNMIの一部機種とBluetooth・USB・BLEで接続します(用紙幅は58mmと80mm)。販売終了時には客単価や品目別の販売数・販売額をCSVで書き出せます。ただしWindows版はレシート印刷とアプリ内課金が未実装と公式に明記されています。

iOS版は2026年8月13日のバージョン2.15.11まで更新が続いており、直近も手が入っています。一方でキャッシュレス決済との連携とオフライン動作については公式に記載がなく、現金会計の計算を支えるアプリとして見ておくのが確実です。問い合わせ窓口はX(旧Twitter)のダイレクトメッセージなどに限られます。

出典・参考資料(2件)

6. おてがるレジ(Studio Cross)

おてがるレジのウェブサイト

機能をお会計の計算だけに絞った、と開発元が説明しているアプリです。事前に商品と値段を登録しておき、会計時は登録済みの商品を選ぶだけで合計額が出ます。フリーマーケット・同人即売会・キッチンカーなど小規模な売り場が想定された作りで、Studio Crossの名義で活動する個人が開発しています。

利用は無料で、App Storeの掲載情報にはアプリ内課金なしと明記されています。開発元は収益源としてアプリ内広告(AdMob)の導入を説明しており、主要な操作を妨げない配置にしたと開発元サイトに記載があります。

消費税は内税・外税に加え、個人間の取引を想定した非課税の3方式から選べます。会計データを端末内にのみ保存し外部へ送信しない設計のため、通信が届かない会場でも会計を進められます。売上表はCSV形式で保存でき、出店後の集計にも回せます。

対応OSはiOS 12.0以降・iPadOS 12.0以降とAndroidで、iPhone1台でも会計は完結します。ただしキャッシュレス決済への対応、レシート印刷やプリンター連携の有無、商品登録数の上限は公式に記載がありません。App Store版の最終更新は2023年7月12日のバージョン1.0.8です。

出典・参考資料(2件)

7. ぷちレジ(seg soft)

ぷちレジのウェブサイト

フリーマーケット、ガレージセール、お祭りや学園祭といった小さな物販の場に向けて、2021年6月に公開されました。開発・運営は個人事業のseg softで、商品を画面上に自由に並べて登録し、売れた分をタップすると合計金額が出る作りです。

無料版で登録できるのは1ページ・最大16商品までです。それ以上を扱うなら、1,000円の買い切りでプレミアム機能を購入し、商品ページを最大5ページまで増やします(App Store掲載価格、2026年8月時点)。月額の支払いは発生しません。

商品には写真を添付でき、表示サイズを大・中・小の3段階から選んだり、色分けしたりできます。並べる品数が多い場面でも商品を見分けやすくする表示機能です。ほかに残数の管理と、日付別の販売履歴のCSV出力に対応します。対応OSはiOSとAndroidの2つです。

レシート印刷、キャッシュレス決済との連携、オフラインでの動作については、公式サイトにもApp Storeの説明にも記載がありません。問い合わせは公式サイトのフォームとメールで受け付けており、通常48時間以内に返信すると案内されています。

導入前に見ておきたいのが更新の状況です。iOS版の最終更新は2023年1月22日のバージョン1.0.4で、2026年8月時点まで約3年半にわたって更新が止まっています。端末のOSを新しくしたときに動かなくなる可能性があるため、手元の端末で先に動作を確かめておくと安全です。

出典・参考資料(2件)

8. リアレジ(株式会社ビジコム)

リアレジのウェブサイト

1986年創業の株式会社ビジコムが、2020年7月に提供を始めたクラウド型のPOSレジです。Windows・iOS・Androidのいずれにも対応し、App StoreまたはGoogle Playからアプリを無料でダウンロードして無料アカウントを登録すれば、レジ操作を試せます。

ただしずっと0円で使い続けられるプランではなく、売った明細の数に応じて費用がかかる従量課金です。初回登録時に1,000運用ポイント(1明細=1ポイント、実質1,000明細分)が無料で付き、使い切った後は3,000円単位で追加購入するか、1台あたり月額3,800円(税抜)の定額プランに移ります。

この形が出店向きなのは、無料枠が日数ではなく売った件数で減るためです。年に数回のイベント出店で1回あたり100件前後の会計なら、初回の無料枠だけで数年分に相当します。逆に毎日営業する店舗では1〜2か月で使い切るので、常設で使うなら定額プランを前提に考えてください。

公式サイトには「リアレジモバイル」という商品も並びますが、こちらはAndroid専用のハンディターミナルに決済リーダーとモバイルレシートプリンターを組み合わせた一式で、初期費用115,000円(税抜)がかかります。手持ちのスマホへ無料アプリを入れる形とは別の商品なので、費用を見積もるときは取り違えないようご注意ください。

機能面では、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応し、在庫管理のCSV出力、複数店舗の売上のクラウド一元管理、インボイス制度の適格簡易請求書の発行まで備えます。決済手数料の料率は公式に公開されておらず、端末ごとに異なるため問い合わせが必要です。

通信が切れた状態で会計を続けられるかどうかは、公式サイトの製品・機能・サポートの各ページに記載が見当たりません。屋外で使うなら事前に確かめておきたい点として残ります。サポートは電話が10時から22時まで年中無休、メールは24時間受付ですが、電話の利用には有償のサポートプラスへの加入が必要です。

出典・参考資料(2件)

9. フーズファンレジ(株式会社トライブ)

フーズファンレジのウェブサイト

会計の記録と、出店できるスペース・イベントの募集案件への応募を、ひとつのアプリにまとめている点が特徴です。キッチンカー・移動販売・イベント出店の事業者に向けて株式会社トライブが「foodsfun」の名称で提供しており、出店先を探すところから当日の売上管理までを同じアプリで扱えます。

登録も利用も無料で、アプリ内課金はありません。iOS 15.1以降とAndroidに対応し、スマホ1台で会計を記録できます。ゲストユーザーを招くと1店舗あたり最大5人までスタッフを追加でき、複数の端末で手分けしてレジを打つことも可能です。売上は設定した締切時刻の4時間後に自動で締まります。

一方で制約もはっきりしています。レシートの発行機能は実装されておらず、公式のよくある質問では手書きの領収証での対応が案内されています。同じくよくある質問にアプリの利用にはネット環境が必要と明記されており、電波の届きにくい会場では会計そのものが止まります

キャッシュレス決済への対応は、公式サイト・よくある質問・アプリの配信ページのいずれにも記載がありません。このほか、オーナーとして登録できるのは10店舗まで、対象は24時までに終わる出店に限られ、日付をまたぐイベントには対応しません。売上データをCSVなどで書き出せるかどうかも公式には示されていません。

App Store版は2026年8月3日のバージョン6.0.2まで更新が続いています。名称のよく似た「FOOD FUN!」(株式会社外食産業新聞社)や、本記事で別に取り上げるfunfoとは、いずれも別のサービスです。

出典・参考資料(2件)

無料で始めて、店舗の成長に合わせて機能を足したい

最後に、無料プランで会計を始めておき、必要になった機能を上位プランやオプションで足していける4サービスです。常設の店舗を運営していて、いずれ規模を広げる見通しがある場合に向きます。

10. スマレジ(株式会社スマレジ)

スマレジのウェブサイト

東証グロース市場に上場する株式会社スマレジが提供するクラウド型のPOSレジです。公式サイトによると、2026年4月時点の導入店舗数は56,000店舗を突破しています(直近1ヶ月に取引実績のある店舗数)。無料の「スタンダード」プランで、会計・商品登録・売上管理を加盟料なしで使い始められます。

スタンダードプランは月額0円で、1店舗・レジ端末3台までが対象です(このプランでは端末の追加購入はできません)。メールサポートは全プランが平日9:00〜18:00で利用でき、電話とチャットのサポートはプレミアムプラス以上の機能です。

有料プランの月額は、プレミアム5,500円、プレミアムプラス8,800円、飲食店向けのフードビジネスと小売向けのリテールビジネスが各15,400円(いずれも税込・1店舗あたり)。セルフレジ機能はスタンダードとプレミアムでは使えず、プレミアムプラス以上が必要になります。

対応するのはiOSとiPadOSで、Android端末には対応していません。インターネットにつながっていないオフライン状態でも販売でき、オンラインに戻った時点で売上データがサーバーへ送信されます。ただし紙のレシートを出すには、別途レシートプリンターの接続が必要です。

キャッシュレス決済は同社の「PAYGATE」で受け付けます。決済手数料はクレジットカード1.98%〜、電子マネー3.24%、QRコード決済2.00%〜で、決済端末は39,600円(税込)、月額固定費が3,300円(税込)。有料プランの契約者向けには、この月額固定費が0円となるプランも案内されています。

レシートプリンターなどの周辺機器は、公式サイトに対応機種だけが示され価格の記載はありません。料金ページの導入費用の例では、レシートプリンター51,700円、iPad 11インチ58,800円(いずれも税込)という金額が挙げられています(特定の導入例としての金額)。

ただし商品登録数の上限は料金ページの「10万点」とFAQの「スタンダードプランは1,000点まで」で記載が分かれており、売上データの保存期間は、公式のよくある質問が「制限はない」と説明する一方、無料プランには制限があるとする解説も出回っており、説明が食い違っています。無料の範囲で長く使う前提なら、契約前に公式へ個別の確認をおすすめします。

出典・参考資料(2件)

11. ユビレジ(株式会社ユビレジ)

ユビレジのウェブサイト

株式会社ユビレジが提供するクラウド型のPOSレジで、最初に確かめておきたいのは対応端末です。レジ会計の本体アプリ「ユビレジ」はiPad専用(iPadOS 15.5以降)で、iPhoneやAndroidスマートフォン単体では会計まで完結できず、最低1台のiPadが必要です。iPhone向けの「ユビレジ ハンディ」は注文を取るためのオプションアプリで、精算・会計はiPad側のアプリで行います。

無料プランは月額0円で、レジ会計・売上管理と分析・顧客管理を利用できます。ただし会計データを閲覧できるのは会計から72時間まで。売上・顧客データのCSVダウンロード、売上メールの送信、電話サポートはいずれも無料プランでは使えません。

これらが必要になったときに移るのがプレミアムプラン(月額6,900円〜・税抜、年払いで5%割引)で、会計データは無期限保存に変わり、ハンディ・QRオーダー&決済・在庫管理といった連携アプリも別途オプション料金で契約できるようになります。アカウント作成から当月末まではプレミアムの全機能を試すことができ、手続きをしなければ翌月から自動的に無料プランへ切り替わります。

通信障害でオフラインになっても、会計の登録とレシート印刷は継続できます。データはiPadに一時保存され、ネットワークの復旧後にクラウドへ自動同期される仕組みです(オフライン中は商品マスタの更新やアップロードはできません)。1アカウントにつきiPadは3台まで追加料金なしで使え、これは無料プランでも同じ扱いです。

決済手数料はユビレジ自体が定めておらず、連携する決済事業者ごとの料率が適用されます。カードリーダーは別途必要で、公式ガイドでは購入で1万円〜5万円、レンタルで月額5,000円〜1万円程度が目安として案内されています(決済事業者によっては端末が無料の場合もあります)。レシートを発行しない運用であれば手書きの領収書で代替でき、プリンターの購入は必須ではありません。

出典・参考資料(2件)

12. STORESレジ(STORES株式会社)

STORESレジのウェブサイト

ネットショップ・キャッシュレス決済・予約など「STORES」ブランドの店舗運営サービス群の一部として、STORES株式会社が提供するレジアプリです。初期費用0円・月額0円のフリープランに期限はなく、同じアカウントでネットショップを併用すると、商品情報はレジ側と自動で共有されます。

フリープランで使えるのは、商品登録、現金とSTORES決済による会計、売上の閲覧とCSVダウンロードまでです。レジアプリ上での在庫の確認・変更、カテゴリ別やアイテム別の売上分析、バーコードを読み取っての会計、ネットショップとの在庫連動は、スタンダードプラン(月額3,300円・税込/年間契約、月額契約は3,960円・税込)の機能として分けられています。

対応OSはiPadとiPhoneで、Android端末は非対応です。あわせて注意したいのが通信の要否で、公式のよくある質問がオフラインでの会計をはっきり否定しており、インターネットに繋がっていない状態では会計できません。電波が不安定になりやすい会場での出店を想定しているなら、この一点で候補から外れることになります。

レシートプリンター・キャッシュドロア・バーコードスキャナーの接続に対応するのはiPad版アプリのみで、iPhone版は対応していません。周辺機器の接続自体もスタンダードプランの機能のため、iPhone1台・フリープランでの利用は、レシートを印刷しない簡易な会計の範囲にとどまります。

決済手数料はプランと決済手段で分かれます。フリープランはクレジットカードが2.48%、交通系IC・QUICPay+・iD・QRコード決済が3.24%。スタンダードプランではVisa・Mastercardが1.98%、JCBなどが2.38%に下がります。決済端末「STORES決済端末2」は27,720円(税込)での購入となり、スタンダードプランの年間契約では1店舗1台まで無償貸与されます。

出典・参考資料(2件)

13. funfo(ファンフォ株式会社)

funfoのウェブサイト

QRコードでのセルフオーダーとPOSレジを1つのiPadアプリにまとめた、飲食店向けのサービスです。京都市に本社を置くファンフォ株式会社が提供し、2024年11月の発表では登録店舗数が5,000店を突破したとしています。後払い・キャッシュオン・その場精算のほか、割り勘・合算・個別会計にも対応します。

無料の「funfo Free」プランは月額0円で、同時にログインできる端末は1台までです。台数を増やすと有料プランに移り、月額7,700円の「Lite AI」で3台、13,200円の「Business AI」で10台、19,800円の「One AI」で15台まで利用できます(いずれも年払いで1割引)。

上位プランで足せるのは、LINE公式アカウント連携による会員獲得・顧客管理や、AI機能の月間利用回数の目安、売上分析の追加機能などです。プラン名と価格は直近で改称・改定されているため、契約前に公式の料金ページで現行の名称と金額を確認してください。

店舗側のアプリはiPad専用で、Android端末では店舗側のレジ・注文管理を操作できません。iPhoneは注文の追加・削除を行うハンディ端末として使えますが、会計・レジ締めまでiPhone単体で完結できるかは公式サイトに明記がないため、iPadを用意せずに導入するつもりなら先に問い合わせてください。お客様が注文する画面のほうは、Androidのスマートフォンからもブラウザ経由で利用できます。

クラウド型のため原則としてインターネット接続が前提で、オフラインでも会計できるとする公式の記載は確認できませんでした(通信が切れた際に直前に取得済みの情報を確認できる補助機能はあります)。

必要なものは公式に「iPadとインターネット環境のみ」と案内され、レシートプリンター・キャッシュドロア・決済端末(SquareやSMBCのstera pack決済端末)・自動釣銭機はオプションの連携という位置づけです。

モバイルオーダーの決済手数料は、クレジットカードがVisa・Mastercard 3.24%、JCB・American Express・Diners Club 3.59%、QRコード決済が3.59%です(2024年12月の公式改定告知に基づく)。初期費用については、公式の料金ページに金額の記載がありません。

出典・参考資料(2件)

まとめ

レジアプリの「無料」は、ずっと0円で使えるプラン、無料アプリに買い切りで機能を足す形、使用量で無料枠が決まる形の3つに分かれます。どれを選ぶかで、いつ・いくら払うことになるかが変わります。

あわせて確かめておきたいのが、手持ちの端末で会計まで完結するか、レシートや現金・カードの扱いに何を買い足すか、屋外の出店で通信が切れても会計を続けられるかの3点です。無料の形とあわせた4つを先に決めると、候補は自然に絞られます。

迷ったときの出発点を、売り方ごとに挙げておきます。

  • Androidのスマホ1台で、屋外の出店が中心なら、Androidに対応していてオフラインでも会計できるものに絞られます。比較表の「対応OS」と「オフライン会計」を続けて見ると2〜3本まで残ります
  • iPhoneで、店舗を開いたばかりなら、ずっと無料で使えるプランがあるタイプから選べます。商品数の上限と、カードリーダーなしでタッチ決済まで受けられるかが分かれ目です
  • 現金だけの即売会やフリマで、とにかく軽く使いたいなら、「イベント出店・移動販売で持ち運んで使いたい」タイプが向きます
  • いずれ在庫や複数店舗まで管理したいなら、「無料で始めて、店舗の成長に合わせて機能を足したい」タイプから選ぶと乗り換えずに済みます

該当するサービス名は比較表診断ツールで確かめられます。いずれも無料の範囲から試せるので、条件で絞ったら1つ入れて、実際の会計で使い勝手を確かめてみてください。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】POSシステム・POSレジの資料を
一括ダウンロードする

よくある質問(FAQ)

Q. レジアプリとは何ですか?

A. レジアプリとは、スマートフォンやタブレットにインストールして、商品の会計とその売上の記録を行うアプリです。あらかじめ商品と価格を登録しておき、売れた商品をタップすると合計金額とお釣りが計算され、売れた記録がそのまま残ります。

レジ本体・レシートプリンター・キャッシュドロアが一体になった据え置き型のレジと違い、専用機器の購入や設置工事を前提にしません。キャッシュレス決済の受け付け、在庫管理、顧客管理まで含むかどうかはサービスによって分かれます。

Q. 無料のレジアプリで登録できる商品数に上限はありますか?

A. レジアプリの商品登録数の上限はサービスによって大きく異なり、無料のまま無制限に登録できるものから、一定数を超えると課金が必要になるものまであります。「無料」という表記だけでは判断できないため、自分が扱う品数と照らして個別に確認する必要があります。

本記事で紹介したなかにも、公式ページに「無制限」と明記しているサービスがあります。一方、アプリを無料で配布して機能を買い切りで足す形のものは、登録できる商品数を増やすこと自体が課金のきっかけになります。公式ページとFAQで上限の記載が食い違っているサービスもあるため、品数が多い売り方なら契約前に問い合わせて確かめるのが確実です。サービスごとの上限は比較表の「無料枠の主な上限」欄にまとめています。

Q. レジアプリはAndroidのスマホでも使えますか?

A. Androidのスマホでも使えますが、選べるサービスははっきり限られます。本記事で紹介した13サービスのうち、Androidで会計まで完結できるのは7つです(「手持ちの端末で会計まで完結するか」の対応パターン表の1行目に挙げています)。

残る6つは、公式にAndroid非対応と案内しているもの、公式サイトにAndroid対応の記載がないもの、店舗側アプリがiPad専用のものに分かれます。Androidスマホしか持っていない場合は、対応の有無を最初の絞り込み条件にすると迷いません。

Q. レジアプリは複数の端末で同時に使えますか?

A. 複数端末を同時に使えるかはサービスとプランで分かれ、無料のまま複数台を使えるものと、2台目から有料プランに移るものがあります。レジを2か所に置く、忙しい時間帯だけ手分けするといった使い方を考えているなら、無料枠に含まれる台数を先に確認してください。

無料プランのまま複数台を使えるものもあれば、同時にログインできる端末が1台までで、増やすには有料プランへ移るものもあります。台数の条件はサービスごとに違うので、比較表の「無料枠の主な上限」欄で確かめてください。

Q. レジアプリはパソコンでも使えますか?

A. レジアプリはスマホ・タブレットでの利用を前提にしたものが中心ですが、Windowsパソコンで会計まで行えるサービスもあります。本記事で紹介したなかにも、Windowsパソコンに対応しているサービスがあります。

ただしパソコン版は機能が同じとは限らず、レシート印刷やアプリ内課金が未実装であることを公式に明記しているものもあります。会計そのものはスマホやタブレットで行い、売上の確認や商品の登録はパソコンのブラウザから管理画面で行う、という使い分けができるサービスは多くあります。

Q. レジアプリは申し込んだその日から会計に使えますか?

A. 現金の会計と売上の記録だけなら、アプリをダウンロードしてアカウントを作った当日から使えるサービスがほとんどです。専用機器の手配や設置工事を挟まないため、出店の直前に思い立っても間に合います。

当日から使えないのは、キャッシュレス決済と周辺機器です。カードや電子マネーを受け付けるには決済サービスへの申し込みが別に必要で、利用開始までの日数はサービスごとに異なります。レシートプリンターやカードリーダーを買う場合も、手元に届くまでの日数がかかります。出店日が決まっているなら、この2つは逆算して早めに手配してください。

Q. 文化祭やフリーマーケットなど、事業以外の短期イベントでもレジアプリを使えますか?

A. 会計と売上の記録だけであれば、文化祭・同人即売会・フリーマーケットのような短期のイベントでもレジアプリを使えます。商品を登録してタップで会計する使い方に事業者かどうかの条件は付かないため、ダウンロードしてその場で使い始められます。

注意が必要なのはキャッシュレス決済のほうです。カードや電子マネーの受け付けはレジアプリとは別に決済サービスへ申し込む必要があり、申し込める条件は各決済サービスの規約で定められています。現金だけの会計で済ませるなら、本記事の「イベント出店・移動販売で持ち運んで使いたい」タイプのように、操作を絞った無料アプリが扱いやすくなります。

Q. レジアプリはスタッフにも使ってもらえますか?

A. スタッフにレジを任せることはできますが、スタッフごとにアカウントや権限を分ける機能は、無料プランに含まれる場合と有料プラン側に置かれる場合があります。誰が打った会計かを後から追いたい、返品や割引の操作を店主だけに限りたいといった要件があるなら、無料プランの範囲を先に確かめてください。

スタッフ管理を無料の範囲に含むサービスもあれば、権限設定や勤怠の管理を有料プラン側に置くサービスもあります。後者では、人を雇い始めた時点で月額が発生する形になります。

Q. レジアプリはインボイス制度に対応している必要がありますか?

A. 必要かどうかはインボイス制度に登録しているかで変わり、登録していればレジが出すレシート(適格簡易請求書)で足り、登録していない免税事業者はこれまでどおりの領収書・レシートで問題ありません。アプリの「インボイス対応」という説明は、登録している人が使う機能として読んでください。

登録している場合にレシートへ載せるのは、事業者の氏名または名称と登録番号・取引年月日・商品の内容・税率ごとに区分した合計金額・消費税額または適用税率です。国税庁は手書きの領収書でも交付できるとしているため、レシートプリンターの購入は制度上の必須条件ではありません。

免税事業者は登録番号を持たないため、従来どおりのレシートを出すことになります。登録番号と誤認されるおそれのある表示を印字することは禁止されており、罰則の対象です。

出典・参考資料(2件)

Q. レジアプリで記録した売上は、どのくらいの期間残しておく必要がありますか?

A. レジアプリの売上記録は、税務上の帳簿書類として個人で事業を行っている場合は5年間(記帳制度に基づいて作成した帳簿は7年間)、法人は7年間の保存が必要です。無料プランでは過去の売上を見返せる期間が短く設定されていることがあり、アプリの中だけに置いておくとこの期間に届きません。

インボイス制度に登録している場合は、交付したレシートの控えを保存する義務も加わります。国税庁は控えについて「適格簡易請求書に係るレジのジャーナル」の保存があれば足りるとしており、その保存期間は7年間です。レジアプリの売上データはまさにこれに当たりうるため、無料プランでのデータ閲覧期間と、CSV出力や会計ソフト連携で手元に書き出せるかどうかは、選定時に確認しておきたい点です

出典・参考資料(3件)

Q. 別のレジアプリに乗り換えるとき、商品データや売上は引き継げますか?

A. レジアプリ同士でデータを移す共通の仕組みはないため、乗り換えでは商品を移行先で登録し直し、過去の売上はCSVなどで書き出して手元に残しておくのが基本になります。アプリを解約するとその中の売上は見られなくなるため、書き出しは解約前に済ませる必要があります。

同じサービスの上位プランへ移る場合は、商品データや売上の履歴を引き継いだまま機能を足せます。当面は小さく始めたいが将来は店を構えたいという見通しがあるなら、上位プランが用意されたサービスを選ぶほうが手戻りが減ります。加えて、無料プランでCSV出力が使えるかどうかも確認しておくと、どの段階でも自分のデータを持ち出せる状態を保てます。

POSレジ・レジアプリの料金・手数料を一括チェック

MCB FinTechカタログでは、POSシステム・POSレジの最新資料をまとめて取り寄せられます。料金プランや対応端末、決済手数料を手元で読み比べたい場合にご活用ください。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】POSシステム・POSレジの資料を
一括ダウンロードする

MCB FinTechカタログに掲載しませんか?

MCB FinTechカタログでは、掲載企業様を募集しています。マネックスグループの金融実務ノウハウを活かした独自の評価軸と検索設計により、導入検討者が最適なサービスを効率的に発見できる法人向け比較プラットフォームです。掲載後は管理画面から料金表や導入事例を随時更新でき、常に最新の情報を訴求可能。まずは下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

関連記事

新着記事

POSシステム・POSレジ
おすすめの診断サービス