金曜の夜や宴会シーズンのピークタイムに、注文を取りに回りきれずお客様を待たせていませんか。居酒屋は飲み放題の時間管理や大人数の追加注文、割り勘会計など、ほかの飲食業態にはない事情が重なります。少ない人数でホールを回すために、スマートフォンやタブレットから注文できるモバイルオーダーの導入を検討する居酒屋が増えています。
ただし、モバイルオーダーは製品ごとに飲み放題への対応や割り勘機能、多言語対応の有無が分かれます。居酒屋の営業スタイルに合わないものを選ぶと、かえって現場が混乱しかねません。自店に合う一社をどう見極めればよいのでしょうか。
本記事では、居酒屋での利用に適したモバイルオーダー22サービスを比較・解説します。飲み放題・割り勘・多言語といった居酒屋で外せない機能や、初期費用・月額費用の相場、自店の規模や客層に合わせた選び方を整理しました。宴会中心の店から一見客の多い店まで、自店に合うサービスを見つけるための検討材料としてご活用ください。
また、「30秒で終わる選定診断ツール」もご用意しています。宴会中心か、一見客が多いかなど自店のタイプから合う候補を素早く絞りたい方は、あわせてご活用ください。
目次
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本記事の対象範囲
本記事では、居酒屋の店内で使うモバイルオーダーに絞って比較します。具体的には、お客様が着席後に自分のスマートフォンや卓上のタブレットから注文するテーブルオーダーを中心に、飲み放題・時間制限の管理、大人数の追加注文、割り勘や個別会計、訪日客向けの多言語対応など、居酒屋の営業に直結する機能を持つサービスを取り上げます。
居酒屋の着席後のテーブル注文に直結する機能を持つサービスを対象にしています。業態を問わずモバイルオーダー全般を広く比較したい場合は、飲食店以外も含めた選び方をまとめた記事もあわせてご覧ください。
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居酒屋向けモバイルオーダーの選び方
ここからは、居酒屋がモバイルオーダーを選ぶときの判断軸を、必ず確認したい機能・注文方式・自店のプロフィールという3つの面から整理します。自店の営業スタイルに照らしながら読み進めてください。
居酒屋特有の必須機能で選ぶ
居酒屋のモバイルオーダーでまず確認したいのは、飲み放題・食べ放題への対応です。多くの居酒屋では宴会需要が売上の柱となるため、コースを選んだお客様の画面に注文可能なメニューだけを自動で表示し、単品注文の卓と混在してもオーダーミスが起きない仕組みが欠かせません。制限時間のカウントダウンやラストオーダーの自動通知を備えた製品なら、スタッフが卓ごとに時間を管理する手間も省けます。
次に、割り勘・個別会計への対応です。居酒屋は複数人での来店が中心で、会計時の支払い分担がスムーズかどうかが満足度に直結します。お客様が端末上で人数分の均等割りや個別会計を選べる製品なら、レジ前の会計待ちを減らせます。
訪日客の来店が多い店では、多言語対応も判断材料になります。英語・中国語・韓国語などにメニューを切り替えられれば、言葉の壁による注文の取りこぼしを防げます。あわせて、クーポン発行やポイント付与でリピーターの再来店を促せるか、注文データを既存のPOSレジ(販売時点情報管理システム)と連携できるかも確認しておくと、導入後の運用が滑らかになります。
注文方式(お客様のスマホ/卓上タブレット)で見る違い
居酒屋のモバイルオーダーは、店頭でお客様がどう注文するかによって、大きく2つの方式に分かれます。自店の客層や卓のレイアウトに合う方式を軸に候補を絞ると、比較がしやすくなります。

1つ目は、卓上のQRコードをお客様のスマートフォンで読み取って注文するQRコード型です。専用端末を各卓に置く必要がなく、初期費用を抑えやすいため、居酒屋では主流の方式です。お客様が手元でいつでもメニューを見られるので、追加注文が増えて客単価の向上にもつながります。一方で、スマートフォンを持たないお客様への対応をどうするかは、あらかじめ決めておく必要があります。
2つ目は、各卓に専用のタブレット端末を設置するタブレット設置型です。お客様は自分の端末を使わずに大きな画面で注文でき、スマートフォンの操作に不慣れな客層や年配のお客様が多い店に向いています。端末の購入・設置費用や充電・管理の手間がかかる点は、QRコード型との違いとして押さえておきましょう。
卓上に据え置いたタブレット端末を中心に検討したい場合は、その方式の製品をより多く比較できる以下の記事もあわせてご覧ください。
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自店の規模・客層・オペレーションで選ぶ
同じ居酒屋でも、宴会中心の店とふらりと立ち寄る一見客中心の店では、重視すべき機能が変わります。自店のプロフィールを起点に候補を絞ると、機能の過不足を避けられます。

宴会・大人数の利用が多い店なら、飲み放題の時間管理やコース対応、大人数でも遅延なく注文を処理できる安定性を最優先に選びます。観光地や繁華街で一見客・訪日客が多い店なら、多言語対応と、初めての来店客でも迷わず操作できる画面の分かりやすさが効いてきます。小規模で人手やコストに限りがある店なら、初期費用0円から始められるか、月額料金が売上規模に見合うかを軸に絞り込むとよいでしょう。
導入後のオペレーションも見落とせません。既存のPOSレジやハンディ端末との連携可否、スタッフが使いこなせるまでのサポート体制まで含めて確認しておくと、導入後に「思っていた運用と違った」という事態を避けられます。
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自店がどの機能を優先すべきか、どのタイプが合うかの判断が難しいこともあります。そのような場合でも自店の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるように、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
【比較表】居酒屋におすすめのモバイルオーダー比較
ここからは、居酒屋での利用に適したモバイルオーダー22サービスを、機能と費用の両面から横断的に比較します。飲み放題・時間制限への対応、割り勘・個別会計、多言語対応、POS連携、注文方式に加え、初期費用・月額費用を一覧で確認できます。自店の必須機能と予算に照らして候補を絞り込む際にご活用ください。
| サービス名 | ダイニー モバイルオーダー | Airレジ オーダー | O:der | STORES モバイルオーダー | Square モバイルオーダー | トレタO/X | Okage Go | 食べログオーダー | スマレジ・ウェイター | funfo | CHUUMO | POS+ self order | デジタルレストラン byGMO | L.B.B.Cloud | Linkto モバイルオーダー | USEN Mobile Order | GATE モバイルオーダー | ORDER beEAT | スマセル(SMASEL) | MAIDO MOBILE | Qder(キューダー) | たのみん |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 注文方式 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | タブレット設置型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 | QRコード型 |
| 飲み放題・時間制限 | ● | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | △ | ● | 要確認 | △ | 要確認 | △ |
| 割り勘・個別会計 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | 要確認 | △ | ● | ● | 要確認 | 要確認 | ● | 要確認 |
| 多言語対応 | ● | △ブラウザ翻訳 | ● | 要確認 | 要確認 | ● | ● | ● | 要確認 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| POS連携 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 要確認 |
| 初期費用 | 要お問い合わせ | 0円〜 | 要お問い合わせ | 0円 | 0円 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 0円 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 0円 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 要お問い合わせ | 17,600円〜 | 要お問い合わせ | 7,700円〜 | 0円〜 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 16,500円(税込) | 0円〜 | 0円〜14,850円 | 5,500円〜16,500円(税込) | 要お問い合わせ | 10,000円〜(税抜) | 0円〜 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 18,780円〜(税別) | 0円〜9,800円(要確認) | 0円〜 |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※記載内容は2026年8月時点の各社公表情報にもとづきます。●=対応/△=一部・条件つき対応/「要確認」=公式サイトで対応可否を確認できなかった項目、「要お問い合わせ」=料金が公表されていない項目です。飲み放題・割り勘などの機能や料金は改定される場合があるため、最新の詳細は各サービスの公式情報・資料でご確認ください。
居酒屋におすすめのモバイルオーダーサービス
ここからは、比較表で取り上げた各サービスについて、居酒屋での使いどころや特徴を個別に紹介します。飲み放題や大人数への対応、注文方式、費用感など、自店の営業スタイルに照らして候補を絞り込む参考にしてください。
1. ダイニー モバイルオーダー(株式会社ダイニー)

株式会社ダイニーが運営するモバイルオーダーで、来店客はテーブルのQRコードをスマートフォンで読み取り、LINEのワンタップ認証で注文画面を開きます。専用アプリのダウンロードは不要です。
注文情報とLINEから取得したIDを自動で連携し、誰がいつ何を注文したかを顧客単位で分析できるID-POS(顧客IDと注文履歴を結び付けた購買データ分析)として設計されています。公式サイトでは飲み放題の残り時間表示やラストオーダーの自動通知にも触れています。メニューは日本語・英語・中国語・韓国語の自動翻訳に対応し、訪日客の来店が多い居酒屋でも注文の取りこぼしを抑えられます。
料金は導入プランによって異なり、公式サイトでは要問い合わせとしています。公式サイトでは導入店舗約3,000店舗、利用会員数2,000万人を掲げています。
2. Airレジ オーダー(株式会社リクルート)

無料のクラウドPOSレジ「Airレジ」や決済「Airペイ」と同じ株式会社リクルートが提供するオーダーシステムです。POS・決済・オーダーを同一のエコシステムでまとめて導入できます。
来店客が自席のスマートフォンから注文する店内版(セルフオーダー)と、来店前にネットで事前注文する店外版があり、スタッフ用のハンディも併用できます。料金はモバイルオーダー店内版が初期費用0円・月額17,600円からです(キッチンプリンター構成は初期110,000円)。店外版は月額固定費0円で、注文手数料3%とオンライン決済手数料3.24%がかかります。
多言語対応はSafariやGoogle Chromeのブラウザ翻訳機能に依拠します。公式では「モバイルオーダーシステム導入店舗数におけるシェアNo.1(推計)」を掲げていますが、これはサンプル調査からの推計値です。居酒屋を含む飲食業全般が対象です。
3. O:der(株式会社Showcase Gig)

株式会社Showcase Gigが「O:der Platform」として展開する、日本のモバイルオーダー市場の専業事業者による製品群です。店内テーブルオーダーのO:der Table、テイクアウトのO:der ToGo、セルフレジ端末のO:der Kioskで構成されます。
来店客はアプリ不要でQRコードから注文でき、食べ放題・飲み放題の注文上限設定に対応します。宴会やコース中心の居酒屋でも、注文可能な範囲を絞った運用ができます。英語・中国語の多言語メニューや、CRM(顧客管理)によるクーポン・ポイント配信も備えます。
料金は初期費用・月額とも公式非公開で要問い合わせです。O:der Platform全体の導入実績として4,500店舗以上を公表しています。
4. STORES モバイルオーダー(STORES 株式会社)

店内のテーブルオーダーと店外のテイクアウト注文を1つのシステムで一元管理できる、STORES 株式会社のモバイルオーダーです。テーブルのQRコードから来店客が注文でき、Web・SNSに掲載したURLから事前注文も受け付けます。
テイクアウトオーダーは初期費用・月額ともに0円で利用を開始でき、テーブルオーダーは月額7,700円から(年契約・税込・1店舗)です。オンライン決済の手数料は3.6%+10円で、自社の「STORESレジ」と連携すると注文データと在庫が自動で連動します。
後払い時には、同一テーブル内の注文をお客様ごとに分ける個別会計にも対応します。カフェや小規模飲食店から居酒屋・ダイニングまで対応しますが、多言語の標準対応範囲は個別案内のため、訪日客対応を重視する場合は事前の確認が必要です。
5. Square モバイルオーダー(Square株式会社)

決済とPOSを中核とするSquare株式会社のプラットフォーム上で、来店客が従業員を介さず注文・決済まで完結できるセルフオーダー機能です。テーブルのQR注文、タッチパネル型のセルフレジ(Square Kiosk)、オンライン注文に対応します。
テーブルQRオーダーは初期費用・月額0円のフリープランで始められ、発生するのはセルフオーダーのオンライン決済手数料3.6%のみです。上位のSquare レストランPOS Plusは月額13,000円、キオスク端末は1台29,980円です。
注文はSquare POSレジへ自動反映され、キッチンプリンターやキッチンディスプレイへ送信されます。別途オーダーシステムを契約せず、POS・決済・注文を一体で運用したい居酒屋に向きます。
6. トレタO/X(株式会社トレタ)

飲食店向けの予約・顧客台帳サービス「トレタ」を主力とする株式会社トレタが手がける、店内モバイルオーダーです。注文から会計まで来店客のスマートフォン1つで完結し、スタッフ用のハンディ機能も併用できます。
飲み放題・食べ放題に対応し、個人注文・個人会計からグループ会計まで扱えます。英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語の自動翻訳を追加料金なしで利用できます(公式表記で4言語)。宴会需要と訪日客の両方が見込める居酒屋で使いやすい構成です。
東芝テック、NECモバイルPOS、スマレジといった主要POSと連携できます。料金は店舗に応じて個別に提案する形で、公式サイトでは要問い合わせとしています。
7. Okage Go(Okage株式会社)

特許を取得したフリーレイアウト設計により、店舗のメニュー画像のレイアウトをそのまま注文画面に活用できる、Okage株式会社のモバイルオーダーです。来店客はアプリのダウンロードや会員登録なしでQRコードから注文できます。
店内版のテーブルオーダーと店外版のテイクアウト・デリバリーを1つのプラットフォームでカバーし、POSレジ・ハンディ・キッチンディスプレイと連動します。メニューは英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に対応します。LINEミニアプリ連携のテーブル決済や、LTV(顧客生涯価値)・RFM(購入頻度や金額で顧客を分ける分析)による顧客分析も可能です。
料金は公式で非公開のため要問い合わせです。モスフードサービスやバンダイナムコアミューズメントなど、チェーン・大手の導入例を公表しています。
8. 食べログオーダー(株式会社カカクコム)

グルメサービス「食べログ」を運営する株式会社カカクコムが2022年7月に提供を開始した、店内モバイルオーダーです。来店客が自分のスマートフォンでQRコードを読み取り、メニュー閲覧から注文・会計まで行えます。
月額は税込16,500円(税抜15,000円)で、システム利用料・ハンディ利用料・伝票出力に加え、24時間365日対応の電話コールセンター(受電率95%)を含みます。導入キャンペーンとして3ヶ月間の無料利用と端末の無償貸出があり、別途、本契約時に設定費用が発生します。
メニューは英語・中国語・韓国語へ自動翻訳され、決済は各種クレジットカード・PayPay・楽天ペイ・Apple Payに対応します。東芝テック・スマレジ・NECモバイルPOS・ステアリテールと連携でき、居酒屋を含む飲食店で利用されています。
9. スマレジ・ウェイター(株式会社スマレジ)

東証グロース上場の株式会社スマレジが提供するオーダーエントリーシステムで、iPadやiPhoneを高機能なハンディとして使い、クラウドPOS「スマレジ」と一体で注文・会計を運用できます。
来店客が自分で注文するセルフオーダーは、来店客のスマートフォンではなく卓上に設置したiPadを使う方式で、フードビジネスプランのオプションとして提供されます。スマートフォンの操作に不慣れな客層が多い居酒屋でも案内しやすい形です。
初期費用は0円で、月額はスタンダードプランが0円(機能制限あり)、フードビジネスプランが税込15,400円です。テーブルオーダー用のiPad機器代は58,800円から、30日間は全機能を無料で試せます。
10. funfo(ファンフォ株式会社)

モバイルオーダーとPOSレジを1つのiPadアプリに統合し、基本機能を無料から使えるフリーミアム型の料金設計が特徴の、ファンフォ株式会社のサービスです。
テーブルオーダーやテイクアウト予約、ハンディに対応し、飲み放題の時間制限やラストオーダー設定を備えます。会計では個別会計・割り勘・合算会計に対応します。月額はFreeが0円、Liteが4,950円、Businessが9,900円、Business Plusが14,850円(いずれも年額一括払い時の月額換算)で、決済手数料は3.24〜3.59%です。
LINE公式アカウント・LINEミニアプリと連携した会員管理や、4カ国語のメニュー・レジ表示にも対応します。居酒屋やカフェを中心に、2025年2月時点で6,000店を超える導入実績を公表しています。
11. CHUUMO(エフ・エス株式会社)

券売機や店舗端末の保守を本業とするエフ・エス株式会社が提供する、精算機能付きのモバイルオーダーです。来店客はテーブルのQRコードを読み取り、アプリ不要でブラウザから注文・会計まで行えます。
前払いと後払いの両方の精算タイミングを設定でき、後払い運用が中心の居酒屋・焼肉店にも対応します。キッチンプリンター・キッチンディスプレイ・呼び出しモニター・券売機と連携し、クラウドPOS「スマレジ」とも連携できます。
月額はLIGHT 5,500円・BASIC 11,000円・PREMIUM 16,500円(いずれも税込)の3プランです。電話サポートは年中無休(9時〜17時)で、東京ステーションホテルやかに道楽 岡山店などの導入事例があります。
12. POS+ self order(ポスタス株式会社)

パーソルグループのポスタス株式会社が展開するクラウドPOS「POS+(ポスタス)」の、QRオーダー(セルフオーダー)オプションです。来店客が自分のスマートフォンからQRコードを読み取って注文します。
会計方法をスタッフ会計・セルフレジ精算・オンライン決済の3種類から選べ、アルコール商品の年齢確認機能やテーブル移動機能を備えます。メニューは日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に対応します。
料金は公式で非公開のため、資料請求または問い合わせで確認する形です。初期設定支援・操作トレーニング・全国駆けつけサポートや365日対応のコールセンター、最長5年のハード保証を用意しています。
13. デジタルレストラン byGMO(GMOフィナンシャルゲート株式会社)

GMOフィナンシャルゲート株式会社が2025年10月に提供を開始したモバイルオーダーで、TakeMe株式会社から譲り受けたモバイルオーダー事業を、同社の対面決済プラットフォームに統合したものです。
QRコードを使った店内のテーブルオーダーを中心に、テイクアウト・デリバリー受付やピックアップロッカー連携に対応し、メニューは日本語・英語・中国語で表示できます。決済はクレジットカードやPayPayなどのキャッシュレスに対応します。
料金を公開しており、月額10,000円(税抜)から、決済手数料3.0%(税抜)から利用できます。NECモバイルPOSやスマレジ、デリバリー統合サービスCamelと連携できます。
14. L.B.B.Cloud(株式会社LBB)

株式会社LBBが提供する、飲食店・イベント・リテール向けのモバイルオーダーです。来店客はQRコードを読み取り、アプリのインストールなしにブラウザ上で注文から会計まで完結できます。
初期費用0円・月額0円の無料プラン(スタータープラン)から始められ、レジ機能・ハンディ機能・LINE連携・多言語対応を追加費用なしで標準装備します。「LBBかんたん決済」利用時の決済手数料は3.6%で、有料プランは月額11,000円からです。
スマレジのハンディ「Waiter」と連携すると、飲み放題プランの残り時間をお客様の画面に表示し、制限時間を過ぎると飲み放題商品を自動で非表示にできます。テーブルオーダーのほか、テイクアウト予約や引換券・呼び出しモニターを使うフードコートにも対応し、メニューは英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に対応します。stera terminalとの連携も可能です。
15. Linkto モバイルオーダー(セイコーソリューションズ株式会社)

セイコーソリューションズ株式会社の飲食店・施設向けアプリ「Linkto」シリーズのモバイルオーダー機能です。来店客のスマートフォンを注文端末として使い、アプリのダウンロードは不要です。
店内のテーブルオーダーに加え、テイクアウト・事前注文、フードコートや駐車場オーダーなど複数の注文シーンを単一シリーズでカバーします。居酒屋の飲み放題管理や追加注文を主軸にしたい場合は、同じシリーズでも後述のORDER beEATが適します。自社製オーダリングシステム「MONSTERA」と連携し、キッチンプリンターやマルチディスプレイへ注文を表示します。
メニューは日本語・英語・中国語の3言語に切り替えられます。料金は月額利用型で、具体額は要問い合わせです。セイコー製オーダリングシステムは全体で約20,000店舗で稼働しています。
16. USEN Mobile Order(株式会社USEN)

株式会社USENが提供するモバイルオーダーです。来店客が自分のスマートフォンでQRコードを読み取ってメニューを開き、ハンディやタブレットなどの専用端末を購入せずに注文できます。POSレジ「USENレジ」との連携は任意です。
動画によるメニュー表示やおすすめメニューのポップアップ表示に対応し、メニューは英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)に切り替えられます。サポート窓口は24時間365日受付で、契約から納品まで最短10営業日とされています。
個別会計や複数テーブルの合算会計はUSENレジ側の機能として案内されています。飲み放題の時間制限や割り勘の詳細は公式サイトに記載がないため、資料請求で確かめるとよいでしょう。全国規模の店舗サポート網を持ち、導入後の相談や実機確認ができる点は、はじめての導入でも判断材料になります。
17. GATE モバイルオーダー(株式会社イデア・レコード)

予約管理・注文管理・CRMなどを一気通貫で提供する「GATEシリーズ」の店内注文機能で、株式会社イデア・レコードが運営します。テーブルのQRコードを読み取ると、アプリのインストールなしにメニューを閲覧・注文できます。
公式サイトには「端末購入0台」と記載され、支払い金額の割り勘をスマートフォンで確認できます。飲み放題・コースに応じた注文カートの設定は外部パートナーページで紹介されています。スマレジやNECモバイルPOSなどと連携します。
2023年4月に英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)の4言語対応を開始しています。公表されている導入店舗数「8,907店」はGATEシリーズ全体の実績(2023年8月時点)で、店内注文単体の数値ではありません。
18. ORDER beEAT(セイコーソリューションズ株式会社)

セイコーソリューションズ株式会社が提供する「Linkto」シリーズのモバイルオーダーで、公式サイトでは「追加注文が多い業態におすすめ」と案内されています。テーブルごとにワンタイムQRを発行し、来店客が自分のスマートフォンから注文します。
飲み放題・食べ放題のコースを登録でき、利用時間やラストオーダーの設定、残り時間のカウントダウン表示に対応します。ランチ・ディナーなど時間帯によるメニューの自動切り替えもできます。
会計は注文ごとの決済とまとめて会計のどちらも選べ、個別精算・割り勘にも対応します。メニューは5ヶ国語(日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語)に切り替えられます。稼働している約20,000店舗は同社製オーダリングシステム全体の数値で、本サービス単体の実績ではありません。
19. スマセル(SMASEL)(株式会社クラフトフィックス)

「オーダー端末不要」を掲げるモバイルオーダーで、株式会社クラフトフィックスが運営します。来店客がテーブルのQRコードを読み取り、専用端末を設置せずに注文できます。対応業態として居酒屋・焼肉・焼鳥などを挙げています。
初期費用は0円で、設置工事費や初期設定費がかからないと公式サイトに明記されています。月額費用は非公開で、導入までの期間は2週間〜3週間とされています。自社POS「E-POS」やLINE公式アカウントと連携します。
飲み放題対応・時間制限管理・割り勘/個別会計は、同社の運営メディア記事で自社機能として紹介されていますが、製品サイト本体には記載がありません。初期費用0円を掲げるため小規模店でも始めやすく、実際の対応範囲は資料請求時に確かめるのが確実です。
20. MAIDO MOBILE(まいどソリューションズ株式会社)

まいどソリューションズ株式会社の飲食店総合管理システム「MAIDO SYSTEM」のモバイルオーダーアプリで、2023年4月に提供を開始しました。専用のフリーWi-Fi経由でPOSレジへ注文を送る方式を採用しています。
携帯電話回線やモバイルデータ通信を使わないため、地下や個室など電波が届きにくい環境でも利用できると訴求しています(公式は「業界初のオフライン仕様」と表現、第三者の裏付けは確認できていません)。メニューは日本語・英語・中国語・韓国語の4か国語に対応します。
初期費用0円のプランがあり(機材代金は別途)、モバイルオーダー単体は月額18,780円(税別)からです。飲み放題は対象商品を0円表示にする仕組みで対応します。時間制限や割り勘への対応可否は公式に記載がないため、必要な機能は資料請求時にあわせて確かめておくと安心です。
21. Qder(キューダー)(Qder Japan株式会社)

Qder Japan株式会社が2025年3月にリリースしたシステムで、モバイルオーダー・予約・決済・POS・CRMを一つに統合し、17種類以上の機能を標準搭載すると案内しています。居酒屋業態向けの専用ページも用意されています。
初期費用は0円ですが、料金は公式ページ間で表記が分かれており、トップページ等は期間を限定しない「0円」訴求、FAQは「通常月額9,800円・現在180日間無料」と記載しています。導入前に最新の料金体系を確認するのが確実です。
POSレジ機能に割り勘人数を入力して金額を表示する機能があり、対応言語は日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語です。飲み放題の時間管理を専用機能として明記した記載は公式サイトで確認できません。
22. たのみん(MealithTech Inc.)

個人飲食店・個人居酒屋向けに低コストと導入のしやすさを掲げるモバイルオーダーです。テーブルのQRコードを来店客のスマートフォンで読み取って注文し、厨房はタブレットで受信します。運営はApp Store上の開発元表記「MealithTech Inc.」で、日本法人の詳細は公開されていません。
全プランに30日間の無料トライアルが付き、お試しFreeプランは月額0円、ライトプランは月額980円からです(いずれも税込、公式サイト2026年8月時点)。紙メニューを撮影するとAIが読み取って登録する機能や、多言語対応を備えます。
飲み放題・コース管理の機能名は公式サイトで確認できます。月額980円からの低価格帯で個人居酒屋でも始めやすく、割り勘やPOS連携の対応可否は資料請求時にあわせて確認するとよいでしょう。
居酒屋のモバイルオーダー導入にかかる費用相場
居酒屋にモバイルオーダーを導入する際は、初期費用と月額費用の両方を把握して予算を組むことが大切です。料金体系は方式や機能の充実度によって幅があるため、自店の規模や必要な機能に応じて選ぶ必要があります。
お客様のスマートフォンを使うQRコード型は、初期費用0円から始められるサービスも少なくありません(専用端末の購入が不要なため)。居酒屋で使われるQRコード型の月額費用は、無料プランから1万円台後半までが中心的な価格帯で、飲み放題管理や多言語などの機能が増えるほど上位プランになる傾向です。
一方、卓上にタブレットを設置する方式では、端末代や店内のWi-Fi環境の整備費用が加わり、初期費用が10万円台以上になるケースもあります。
料金プランを公開せず、席数や必要な機能に応じて個別見積もりとするサービスも多くあります。月額0円をうたうサービスの一部は、注文ごとの決済手数料(3.6%前後など)が別途かかる場合があるため、実質のコストは決済手数料も含めて見比べると誤解を避けられます。
安さだけで選ぶのではなく、必要な機能がそろっているか、サポート体制が自店の運用に見合うかまで含めて総合的に判断することが大切です。個別見積もりのサービスも、月額0円から始められるサービスを起点に、前掲の比較表で具体的な料金を見比べてみてください。
補助金・費用対効果の目安
モバイルオーダーの導入費用は、国の補助金で一部をまかなえる場合があります。中小企業庁の「デジタル化・AI導入補助金2026」は、従来のIT導入補助金から名称を改めた制度で、中小企業・小規模事業者がソフトウェアの購入費やクラウド利用料などを対象に申請できます。通常枠の例では、補助率は費用の2分の1から3分の2以内、補助額は最大450万円が上限とされています。
ただし、補助の対象になるのは、事務局に登録された対象ツールを、登録された支援事業者を通じて導入する場合に限られます。すべての居酒屋・すべての製品が必ず補助を受けられるわけではなく、枠によって補助率や条件も異なります。申請を検討する際は、最新の公募要領で自店と導入予定のサービスが対象になるかを確認してください。
出典・参考資料(2件)
- 参考資料:デジタル化・AI導入補助金2026 公募要領|中小企業庁(https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260310001.html)
- 参考資料:通常枠|デジタル化・AI導入補助金2026(https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/normal/)
居酒屋にモバイルオーダーを導入するメリット
ここからは、居酒屋がモバイルオーダーを導入することで得られる主なメリットを、宴会やピークタイムの現場に即して整理します。
まず、ホール業務の負担軽減と人手不足への対応です。お客様が手元の端末で注文を完結できるため、スタッフが各卓へ注文を取りに回る作業がなくなり、少ない人数でも店を回せるようになります。
東京商工リサーチの調査によると、2025年の飲食業の倒産は1,002件と初めて1,000件を超え、人手不足を要因とする倒産も増えています。限られた人員で営業を続ける手段として、注文業務の自動化は現実的な選択肢となっています。
次に、追加注文の促進による客単価の向上です。お客様が手元でいつでもメニューを見て注文できる環境になると、「もう一杯」「あと一品」の追加注文がしやすくなります。スタッフを呼び止める手間がなくなることで、注文の機会損失を防げます。
さらに、オーダーミスの削減と顧客満足度の向上も見込めます。お客様自身が注文内容を確認して送信するため、聞き間違いや伝達漏れが起きにくくなります。飲み放題の残り時間の表示や、注文から会計までの待ち時間の短縮も、来店客の満足度を高める要素です。
出典・参考資料(2件)
- 参考資料:2025年「飲食業」の倒産動向|東京商工リサーチ(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1202301_1527.html)
- 参考資料:2025年度の「人手不足」倒産|東京商工リサーチ(https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1202729_1527.html)
居酒屋への導入で押さえるデメリットと運用の注意点
モバイルオーダーには多くのメリットがある一方で、導入前に理解しておきたい点や、運用面で備えておくべき点もあります。あらかじめ把握しておくことで、導入後のギャップを避けられます。
導入前に理解しておきたいデメリット
まず、スタッフとお客様の直接のやり取りが減ることです。注文を端末で完結できる便利さの裏返しとして、おすすめメニューの提案や、お客様の様子を見た声かけといった接点が減ります。常連客との関係づくりを大切にする店では、あえて対面で対応する場面を残すなど、運用で補う工夫が求められます。
次に、スタッフが新しいシステムに慣れるまでに一定の時間がかかることです。操作方法の習得や、お客様からの問い合わせへの対応に、導入当初は手間が生じます。マニュアルの整備や試験運用の期間を設けておくと、混乱を抑えられます。
さらに、初期費用や月額費用といったコストが発生します。特にタブレット設置型では端末代やWi-Fi環境の整備費用が加わります。導入前に費用対効果を試算し、自店の規模や客層に見合うプランを選ぶことが大切です。
運用の不安と対策
QRコードでお客様のスマートフォンから注文する方式では、「退店した前のお客様の画面から勝手に注文されないか」といった不安を持つ声もあります。多くのサービスでは、会計後に注文画面へのアクセスを無効にする、注文を開始した端末以外からの操作に警告を出すといった対策が用意されています。導入前に、こうした不正注文への防止機能があるかを確認しておくと安心です。
タブレット設置型では、端末の管理も運用上の課題になります。破損や紛失への備え、営業前後の充電、卓の入れ替え時の清掃といった手間を、日々のオペレーションに組み込んでおく必要があります。
スマートフォンの操作に不慣れなお客様や、端末を持たないお客様への対応も決めておきましょう。卓上にタブレットを一部併設する、スタッフが口頭注文を受け付ける導線を残すなど、すべてのお客様が注文できる状態を用意しておくと、来店客を取りこぼしません。
よくある質問(FAQ)
Q. モバイルオーダーとは何ですか?
モバイルオーダーとは、来店客が自分のスマートフォンや卓上のタブレットからメニューを選んで注文できる仕組みです。居酒屋では、卓上のQRコードをお客様のスマートフォンで読み取って注文するQRコード型が主流で、飲み放題の時間管理や割り勘・個別会計、多言語表示など、居酒屋の営業に合わせた機能を備えた製品もあります。スタッフが各卓へ注文を取りに回る手間を減らし、少ない人数でもホールを回しやすくなります。
Q. 居酒屋のモバイルオーダー導入にはどのくらいの費用がかかりますか?
居酒屋のモバイルオーダーの費用は、お客様のスマートフォンを使うQRコード型なら初期費用0円から始められる一方、卓上タブレット設置型では端末代やWi-Fi環境の整備費用が加わり初期費用が10万円台以上になる場合があります。月額費用は無料プランから数万円程度まで幅があり、飲み放題管理や多言語などの機能が増えるほど上位プランになる傾向です。
料金を公開せず個別見積もりとするサービスも多いため、各サービスの具体的な金額は前掲の比較表で確認してください。なお、国の「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象になれば、導入費用の一部をまかなえる場合があります。
Q. 居酒屋のモバイルオーダーは飲み放題や時間制限に対応できますか?
居酒屋のモバイルオーダーが飲み放題や時間制限に対応できるかは製品によって異なり、コースを選んだお客様の画面に注文可能なメニューだけを表示する機能や、制限時間のカウントダウン・ラストオーダーの自動通知を備えた製品を選べば対応できます。
宴会需要が売上の柱となる居酒屋では、単品注文の卓と混在してもオーダーミスが起きない仕組みや、スタッフが卓ごとに時間を管理する手間を省ける機能が欠かせません。飲み放題対応は製品ごとに差があるため、導入前に必ず確認しておきましょう。
Q. 退店した前のお客様のスマートフォンから勝手に注文される心配はありませんか?
居酒屋のモバイルオーダーで前のお客様の端末から不正に注文されるリスクは、会計後に注文画面へのアクセスを無効にする、注文を開始した端末以外からの操作に警告を出すといった防止機能を備えた製品を選ぶことで抑えられます。QRコード型では実際にこうした不安の声もありますが、多くのサービスが対策を用意しています。導入前に、注文の受付を締める仕組みや不正注文の防止機能があるかを確認しておくと安心です。
Q. スマートフォンを持たないお客様や操作に不慣れな年配のお客様にはどう対応できますか?
居酒屋のモバイルオーダーでスマートフォンを持たないお客様や操作に不慣れなお客様への対応は、卓上にタブレットを一部併設する、スタッフが口頭注文を受け付ける導線を残すなど、すべてのお客様が注文できる状態を用意しておくのが基本です。
年配のお客様が多い店では、大きな画面で注文でき自分の端末を使わずに済む卓上タブレット設置型が向いています。QRコード型を選ぶ場合も、注文を手伝う運用をあらかじめ決めておくと、来店客を取りこぼしません。
Q. 居酒屋のモバイルオーダーはインバウンド(訪日客)の多言語対応もできますか?
居酒屋のモバイルオーダーの多くは、英語・中国語・韓国語などにメニューを切り替えられる多言語表示に対応しており、言葉の壁による注文の取りこぼしを防げます。ただし、対応している言語の数や、追加料金なしで使えるか、自動翻訳かどうかは製品によって差があります。観光地や繁華街で訪日客の来店が多い店では、自店に必要な言語に対応しているかを事前に確認して候補を絞るとよいでしょう。
Q. 居酒屋のモバイルオーダーは今使っているPOSレジと連携できますか?
居酒屋のモバイルオーダーとPOSレジ(販売時点情報管理システム)の連携可否は、製品ごとに対応するPOSが決まっており、同じ会社のPOSと一体で使う製品もあれば、他社のPOSと連携できる製品もあります。注文データがレジや会計と自動で連動すれば、売上集計や在庫管理の手間を減らせます。
すでに使っているレジを活かしたい場合は、そのPOSに対応しているか、対応していない場合の運用がどうなるかを導入前に確認しておきましょう。
まとめ
居酒屋のモバイルオーダー選びは、飲み放題・時間制限の管理、割り勘・個別会計、多言語対応といった居酒屋特有の必須機能を満たしているかを起点に、自店の規模や客層、注文方式、費用に照らして候補を絞り込むのが近道です。宴会中心の店なら飲み放題対応と安定性を、一見客の多い店なら多言語対応と操作の分かりやすさを、小規模な店なら初期費用と月額料金を重視するとよいでしょう。
導入で失う要素や運用面の備えも理解したうえで、自店に合うサービスの資料を取り寄せ、機能と費用を具体的に比べてみてください。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。















