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バーチャル口座とは?仕組み・メリット・費用と入金消込の自動化を解説

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バーチャル口座(仮想口座)とは、実体を持たない振込専用の口座番号を、取引先や注文ごとに1つの代表口座の下へ多数割り当て、入金があった口座番号から入金元を自動で見分けられる仕組みです。物理的な通帳やカードのある口座を新しく開くわけではなく、代表口座に紐づく「振込を受けるためだけの番号」を必要な数だけ発行して使います。

バーチャル口座が入金消込の解決策として挙げられる背景には、消込作業の負担があります。取引先からの入金を1件ずつ請求データと突き合わせる作業は件数が増えるほど時間がかかり、振込名義が略称や別名義だと「どの入金が誰のものか」を照合しきれないこともあります。

この記事では、バーチャル口座の意味と普通の銀行口座との違いから、仕組み・種類・メリットとデメリット・費用の目安・向いている事業者・導入の流れまでを整理します。あわせて、バーチャル口座を使って入金消込を自動化できる債権管理システムも紹介し、自社の入金管理を改善する手がかりを示します。

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バーチャル口座とは

ここからは、バーチャル口座の意味を整理します。バーチャル口座とは、事業者が持つ1つの代表口座(実在する銀行口座)に紐づけて発行する、振込を受け取るためだけの口座番号のことです。取引先や注文ごとに別々の番号を割り当てられるため、入金があった口座番号を見れば、誰からの入金かをシステムが自動で判別できます。「仮想口座」と呼ばれることもあり、どちらも同じ意味で使われます。

提供する企業によって説明の言葉は少しずつ異なりますが、共通するのは次の3点です。物理的な口座を新たに開設するのではなく番号を割り当てる点、1つの代表口座の下に多数の番号をぶら下げられる点、そして入金元を番号で自動的に見分けられる点です。銀行が提供するもの、決済代行会社が提供するもの、債権管理システムに組み込まれたものなど提供元は複数ありますが、この基本的な考え方は変わりません。

バーチャル口座と普通の銀行口座は何が違う?

普通の銀行口座との違いを整理すると、バーチャル口座の性格がつかみやすくなります。最大の違いは、バーチャル口座には預金を保管する実体がなく、入金を受けて代表口座へ引き継ぐ「入り口」の役割に特化している点です。次の表に主な違いを整理します。

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普通の銀行口座とバーチャル口座の違い口座の実体1契約あたりの口座番号の数主な用途誰からの入金か振込む側の手続き
普通の銀行口座通帳・カードがあり、預金を保管できる基本は1口座につき1番号入出金・預金・支払いなど幅広く利用振込名義で判断(略称・別名義だと照合しにくい)通常の銀行振込
バーチャル口座実体はなく、代表口座に紐づく振込専用の番号1つの代表口座の下に多数の番号を割り当て可能取引先・注文ごとの入金の受け取りと自動判別入金のあった口座番号で自動的に特定できる通常の銀行振込(手続きは変わらない)

振込む側から見ると、バーチャル口座への振込は通常の銀行口座への振込と変わりません。ネットバンキング・ATM・銀行窓口のいずれからでも、いつもどおりの手続きで振り込めます。振込先がバーチャル口座かどうかは入金元からは分からないため、取引先に特別な操作を求める必要もありません。

出典・参考資料(2件)

バーチャル口座の仕組み

ここからは、バーチャル口座がどのように入金を処理するのかを、お金と番号の流れに沿って見ていきます。全体像は次のとおりです。

バーチャル口座の仕組みを示す図。左に取引先A・B・Cが並び、それぞれに割り当てた口座番号A・B・Cへ通常の銀行振込を行うと、入金は右側の実在する1つの代表口座へ集約される。入金のあった口座番号を見れば、振込名義が違ってもどの取引先からの入金かを自動で判別できることを示している。

代表口座と複数の口座番号の関係

バーチャル口座は、実在する1つの代表口座の下に、振込を受けるための番号を複数ぶら下げる構造になっています。事業者は取引先ごと、あるいは注文ごとに別々の番号を割り当て、その番号を振込先として請求書に記載します。取引先が増えても、管理する実際の口座は代表口座の1つだけで済みます。

たとえば代表口座(口座番号 0012345)の下に、取引先A社へ 0010001、B社へ 0010002、C社へ 0010003 と、相手ごとに別々の振込専用番号を発行します。A社が 0010001 あてに振り込めば、入金明細に表示される番号は 0010001 です。番号を見れば、取引先が10社でも100社でも、どの相手からの入金かを1つの代表口座のまま仕分けできます。

入金の特定から代表口座への集約までの流れ

取引先が割り当てられた番号に振り込むと、その入金は代表口座へ自動で振り替えられます。このとき入出金明細の内容欄に専用の口座番号が表示されるため、どの取引先からの入金かを番号で照合できます。振込名義が請求先と違っていても、番号を手がかりに入金元を特定できる点が、通常の口座との大きな差です。

整理すると、「代表口座 → 取引先ごとの複数の口座番号 → 取引先が振込 → 入金のあった番号で相手を特定 → 代表口座へ集約」という流れになります。番号ごとに入金が仕分けされるため、消込作業を人手で照合する手間を減らせます。

提供元によっては、この番号群を専用の支店(バーチャル支店)として扱い、割り当てられた支店番号と口座番号の組み合わせで入金を管理する場合もあります。呼び方や扱いが変わっても、番号で入金元を見分けるという基本の仕組みは共通です。

振込の届き方(通常の銀行振込で届く)

実体のない口座になぜ振り込めるのか、と疑問に思うかもしれません。バーチャル口座は代表口座と結びついているため、割り当てられた番号あてに通常の銀行振込を行えば、お金は代表口座に届きます。振込む側は普段どおりの操作をするだけで、専用のアプリや特別な手続きは不要です。

出典・参考資料(1件)

バーチャル口座の種類(注文ごと・取引先ごと)

バーチャル口座の割り当て方には、大きく分けて2つの方式があります。どちらを選ぶかは、取引の頻度や相手の数によって変わります。

バーチャル口座の口座番号の割り当て方を2種類で比較した図。注文ごとに割り当てる方式(回転付番)は、取引が発生するたびに新しい口座番号を発行し、ネットショップ・通販など不特定多数からの都度の入金に向く。取引先ごとに割り当てる方式(固定付番)は、顧客ごとに固定の口座番号を割り当て、企業間取引や定期課金など継続的な入金の管理に向く。
  • 注文ごとに割り当てる方式:取引(注文)が発生するたびに新しい口座番号を発行します。都度の支払いが多いネットショップや通販など、不特定多数の顧客からの入金を1件ずつ確実に紐づけたい場合に向きます。
  • 取引先ごとに割り当てる方式:顧客(取引先)ごとに固定の口座番号を割り当てます。継続的に取引する相手が決まっている企業間取引(BtoB)や、定期課金のサービスで入金元を一定に管理したい場合に向きます。

提供元によっては、注文ごとの方式を「回転付番」、取引先ごとの方式を「固定付番」と呼ぶこともあります。呼び方は違っても、番号を取引単位で回すか相手単位で固定するかという考え方は共通です。

バーチャル口座のメリット・デメリット

導入を判断するために、バーチャル口座の利点と注意点を両面から整理します。

メリット

事業者側のメリットは、主に次の4点です。

  • 入金消込を自動化できる:入金のあった口座番号から取引先を特定できるため、請求データとの突き合わせを人手で行う手間を減らせます。
  • 振込名義が違っても照合できる:請求先と振込名義が一致しない入金でも、割り当てた番号を手がかりに正しく入金管理ができます。
  • 未入金・入金漏れを早く把握できる:どの番号に入金があったかで回収状況を確認しやすく、催促の判断を早められます。
  • 専用口座を個別に開設・管理しなくてよい:取引先ごとに実際の口座を開く必要がなく、管理するのは代表口座の1つで済みます。

デメリット・注意点

一方で、導入前に押さえておきたい注意点もあります。主な注意点は次の3つです。

  • 費用がかかる:初期費用や月額費用、提供元によっては振込・決済手数料が発生します。取引件数が少ないと削減できる作業時間より費用負担が上回り、割に合わない場合があります(金額の目安は次の節で整理します)。
  • 取引先に正しい振込先番号を伝える必要がある:取引先や注文ごとに番号が異なるため、請求書に正しい番号を記載し、番号が変わるときは取引先へ案内する運用が必要です。
  • 提供元によって対応範囲が異なる:作成できる口座数の上限や利用できる対象、対応する機能は提供元ごとに異なります。自社の使い方に合うかを事前に確認する必要があります。

バーチャル口座の費用の目安と損益分岐

費用は提供元のタイプによって大きく異なります。ここでは、公開されている情報をもとに目安を整理します。実際の料金は提供元や利用規模で変わるため、導入前に見積もりを取ることが前提です。

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提供元タイプ別の費用の目安銀行の振込入金専用口座決済代行のバーチャル口座債権管理システム(発行・消込一体型)
初期費用無料の例あり要確認要問い合わせが多い
月額費用無料の例あり(住信SBIネット銀行など)数千〜数万円程度(各社のバーチャル口座全般の解説による目安。例:ペイジェントは月額2万円(税別)〜)要問い合わせが多い
その他の費用振込手数料は主に振込側の負担決済手数料が発生する場合ありプランにより異なる
特徴振込の受け取りと入金元の判別が中心複数の決済手段とあわせて利用でき、EC・通販と相性がよい請求書発行〜入金消込〜督促までまとめて自動化

各提供元が公開・説明する情報にもとづく目安です。実際の費用は提供元・利用規模により異なります。

解説を公開している各社によると、初期費用は無料のサービスが増えている一方、月額費用は数千円から数万円程度かかるのが一般的とされています。加えて、決済代行会社が提供するタイプでは、入金を受け取る事業者側に決済手数料が発生する場合があります。

タイプごとに費用の考え方も変わります。銀行が提供する振込入金専用口座は入金の受け取りと判別が中心で、利用手数料を抑えやすい傾向があります。決済代行が提供するタイプは月額費用に決済手数料が加わる分、複数の決済手段をまとめて扱える点が特徴です。提供元ごとの具体的な費用感は、上の表を目安にしてください。

これらは各提供元が示す一例であり、銀行や決済代行のすべてに当てはまる金額ではない点に注意が必要です。導入前には、自社の利用規模に合わせた見積もりを取って確認しましょう。

損益分岐の考え方としては、「月あたりの入金件数」と「消込にかかっている作業時間」を、かかる費用と比べて判断するのが基本です。入金件数が多く、名義相違による照合ミスが起きやすい業務ほど、バーチャル口座の効果が費用を上回りやすくなります。後述する債権管理システムに組み込まれたタイプは、料金を要問い合わせとしている場合が多く、機能とあわせて見積もりで確認するとよいでしょう。

出典・参考資料(3件)

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バーチャル口座が向いている事業者・業種

バーチャル口座は、多数の取引先や注文から入金を受け、その照合に手間がかかっている事業者ほど効果を実感しやすい仕組みです。各社の解説で共通して挙がるのは、次のような業態です。

  • ネットショップ・通販会社:不特定多数の顧客から都度入金があり、注文ごとの照合が必要な事業
  • サブスクリプション・定期課金サービス:継続的な入金を顧客ごとに管理したい事業
  • 企業間取引(BtoB)の多い企業:請求先が多く、入金消込に時間がかかっている事業
  • 不動産管理会社:多数の賃貸物件・入居者からの家賃入金を管理する事業

いずれも「入金の件数が多い」「振込名義がばらつきやすい」という共通点があります。自社の入金管理がこれらに近ければ、バーチャル口座の導入を検討する価値があります。ただし、これらはいずれも法人・事業者向けのサービスが基本で、個人での利用可否は提供元によって異なります。

バーチャル口座の導入の流れ

導入の手順は提供元によって細部が異なりますが、おおまかな流れは共通しています。提供元を選ぶ前に、全体像を押さえておきましょう。

  1. 提供元(銀行・決済代行会社・債権管理システムなど)を選び、申し込む。法人口座が前提の場合は、代表口座となる口座を用意する。
  2. 代表口座に紐づく振込専用の口座番号を作成する。
  3. 取引先ごと・注文ごとに番号を割り当て、請求書に振込先として記載する。
  4. 取引先が振り込むと入金が代表口座へ集約され、番号をもとに入金元を照合・消込する。

どの提供元を選ぶかで、費用・使える機能・入金消込の自動化の範囲が変わります。次の節で、提供元のタイプごとの違いと選び方を整理します。

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バーチャル口座で入金消込を自動化する(提供元3類型と選び方)

バーチャル口座の提供元は、大きく3つのタイプに分けられます。それぞれ得意な範囲が異なるため、自社が入金管理のどこまでを自動化したいかで選ぶのがポイントです。

  • 銀行の振込入金専用口座:銀行が代表口座に紐づく振込専用の口座番号を提供するタイプ。振込の受け取りと入金元の判別が中心で、利用手数料を無料としている例もあります。
  • 決済代行会社のバーチャル口座:銀行振込を含む複数の決済手段とあわせてバーチャル口座を提供するタイプ。ネットショップや通販の入金管理と相性がよく、月額費用や決済手数料がかかります。
  • 債権管理システムに組み込まれたバーチャル口座:請求書の発行から入金消込・催促までを一体で自動化するタイプ。バーチャル口座の発行と消込がつながっているため、経理業務全体の効率化につながります。

バーチャル口座は、入金消込を自動化する方法のひとつです。バーチャル口座に限らず、振込名義や金額での照合・会計ソフトとの連携といった観点から入金消込システム全般を比較したい場合は、以下の記事で照合方式や例外対応の違いを整理しています。

「入金の受け取りだけでなく、請求から消込までまとめて自動化したい」という場合は、3つ目の債権管理システムが選択肢になります。たとえば、請求先ごとにバーチャル口座を割り当てて請求書を発行し、入金と債権情報を自動でマッチングする仕組みを備えたサービスがあります。ここでは、バーチャル口座を使って入金消込を自動化できる代表的なサービスを紹介します。

バーチャル口座で入金消込を自動化できる債権管理システム

いずれもバーチャル口座の割り当てを消込の起点として使い、請求から入金管理までを自動化できるサービスです。料金は両社とも公式サイトで非公開のため、詳細は無料の資料で確認できます。

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サービス名請求管理ロボBill One債権管理
提供会社株式会社ROBOT PAYMENTSansan株式会社
消込方式(バーチャル口座)金融機関の入金情報を自動取得して請求と自動照合。バーチャル口座で入金元の取引先を自動特定請求先ごとに固有のバーチャル口座を割り当て。合算入金・名義不一致も自動消込
請求書発行単発・定期定額・定期従量の請求書を希望周期で自動発行CSV一括で作成し、メール送付・郵送代行で発行
督促・催促自動催促メール(期限前リマインド・期限後催促を日数で設定)リマインド対象の請求書を選んでメールで一括通知
料金要問い合わせ(無料の資料で確認)要問い合わせ(無料の資料で確認)
詳細情報公式資料を見る公式資料を見る

1. 請求管理ロボ(株式会社ROBOT PAYMENT)

請求管理ロボの公式サイト

請求管理ロボは、請求書の発行・送付から集金、入金消込、未入金の催促までをまとめて自動化するクラウド型の請求・債権管理システムです。入金消込では金融機関から入金情報を取得して請求と自動照合し、対応する決済手段のひとつであるバーチャル口座を使って入金元の取引先を自動で特定できます。

単発・定期定額・定期従量といった請求タイプを設定でき、希望の周期で請求書を自動発行できる点も特徴です。料金は初期費用・月額費用とも公式サイトに金額の記載がなく、資料ダウンロードや問い合わせで確認する形になっています。

2. Bill One債権管理(Sansan株式会社)

Bill One債権管理の公式サイト

Bill One債権管理は、請求書管理サービス「Bill One」の一機能として提供されるクラウド債権管理サービスです。請求先ごとに固有のバーチャル口座番号を自動で割り当て、その口座を振込先とした請求書を発行することで、入金情報と債権情報を自動でマッチング(消込)します。合算入金や振込名義が一致しない入金など、従来の自動消込が苦手とするケースも自動で処理できると訴求しています。

バーチャル口座は、住信SBIネット銀行の法人向けBaaS(銀行機能を外部の事業者に提供する仕組み)プラットフォーム「NEOBANK」を基盤とした「Bill One Bank」で発行される仕組みです。請求書の発行から入金消込までをBill One上で一元管理でき、料金は初期費用・月額(年額)費用とも要問い合わせとなっています。

出典・参考資料(2件)

また、以下の記事では債権管理システムについて、消込・請求一体型や与信・督促型などのタイプ別の選び方や機能を詳しく解説しています。請求から入金消込・督促までまとめて自動化できるサービスを比較検討したい方は、ぜひこちらもご覧ください。

まとめ

バーチャル口座は、実体を持たない振込専用の口座番号を取引先や注文ごとに割り当て、入金元を自動で見分ける仕組みです。通常の銀行振込で振り込めるため取引先の手間は増えず、事業者側は入金消込の自動化や、名義相違でも照合できるといったメリットを得られます。一方で費用がかかるため、入金件数と作業時間を費用と比べて導入を判断することが大切です。

提供元には銀行・決済代行会社・債権管理システムの3タイプがあり、請求から消込までまとめて自動化したい場合は債権管理システムが選択肢になります。自社の入金管理をどこまで自動化したいかを軸に、複数のサービスを比較して検討しましょう。

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よくある質問(FAQ)

Q. バーチャル口座を使うには銀行口座を新しく開設する必要がありますか?

A. 新しく銀行口座を開設する必要はありません。バーチャル口座は、すでにある代表口座に紐づく振込専用の番号を割り当てて使う仕組みだからです。ただし提供元によっては、代表口座として法人口座を持っていることが利用の前提になる場合があるため、申し込み条件は事前に確認してください。

Q. バーチャル口座は普通の銀行から振り込めますか?

A. バーチャル口座は、普通の銀行から通常の銀行振込で振り込めます。実在する代表口座に紐づいているため、割り当てられた番号あてに振り込めばお金は代表口座に届きます。振込む側の手続きは通常の口座への振込と変わらず、専用のアプリや特別な操作も不要です。

Q. バーチャル口座の開設数に上限はありますか?

A. バーチャル口座の作成上限は、提供元によって異なります。1つの代表口座あたり最大1,000口座程度を上限とする例もありますが、上限の数や有無は銀行・決済代行会社などの提供元ごとに異なります。必要な口座数を割り当てられるかは、申し込み前に確認してください。

Q. バーチャル口座に家族名義や別名義で振り込まれたらどうなりますか?

A. バーチャル口座では、振込名義が請求先と違っていても、割り当てた口座番号を手がかりに入金元を特定して正しく消込できます。バーチャル口座は入金元ごとに別々の番号を割り当てているため、家族名義や略称・別名義で振り込まれても、どの番号に入金があったかで相手を判別できるからです。振込名義に頼らず番号で照合できる点が、通常の口座にはないバーチャル口座の特長です。

Q. バーチャル口座は個人でも使えますか?

A. バーチャル口座は、取引先や注文が多い事業者・法人向けのサービスが基本です。多数の入金を番号で仕分けする仕組みのため、入金件数の少ない個人の利用は費用対効果の面で向きにくい傾向があります。利用できる対象は提供元の申込条件によって異なり、法人口座を代表口座の前提とする提供元もあるため、個人事業主でも申し込めるかは提供元に確認してください。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
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