eBayでの海外販売に手応えを感じつつも、英語での出品作成やバイヤーとのやり取り、国際発送や返品対応の手間に追われていませんか。出品数を増やすほど作業は膨らみ、商品の仕入れや撮影といった本来注力したい業務に時間を割けなくなります。こうした負担を専門業者に任せられるのが「eBay出品代行」です。
ただ、eBay出品代行と一口に言っても、リサーチから出品・発送・顧客対応まで一括で請け負う業者もあれば、発送業務だけを担う業者もあり、料金体系も成果報酬型・月額固定型・従量型に分かれます。自社の状況に合わない依頼先を選ぶと、外注コストばかりかさんで利益が残らない事態にもなりかねません。では、どのような観点で依頼先を選べばよいのでしょうか。
本記事では、eBay出品代行サービス13社をタイプ別に比較・解説します。依頼できる業務と料金相場の整理に加え、成果報酬型と月額固定型の選び分け、返品・返金やアカウント停止(サスペンド)といったトラブルへの対応力を見極める視点まで掘り下げました。自社に合う依頼先を数社に絞り込むための判断材料としてご活用ください。
また、貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
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本記事の対象範囲
本記事は、越境ECのなかでもeBayでの販売に絞って、出品や運営を代行するサービスを比較します。eBayは中古・ヴィンテージのカメラや時計、トレーディングカード、ホビー用品など、日本の商品が高値で取引されやすいマーケットプレイスで、個人セラーから物販事業者まで幅広く利用されています。
一方で、出品作成やバイヤー対応は英語が基本となり、国際発送や返品対応にも専門知識が求められるため、これらを外部に委託したいというニーズが生まれます。
Amazonや自社ECサイトなど、eBay以外のチャネルも含めて海外販売の支援サービスを広く比較したい場合は、記事の後半で自社越境ECという選択肢にも触れています。まずはeBayに特化した代行サービスの全体像から確認していきましょう。
eBayに限らず、越境ECサイトの構築代行や運営代行、特定市場に特化した支援まで含めて越境EC全般で依頼先を比較検討したい場合は、以下の記事で越境EC代行サービス15社をタイプ別に整理しています。
越境EC代行おすすめ16選|構築・運営代行・特化型の違いと費用相場・選び方
海外の消費者に自社商品を売りたい。そう考えて情報を集め始めると、越境ECには多言語対応や海外決済、国際配送、関税や現地の商習慣といった、国内ECにはない壁がいくつも立ちはだかることに気づきます。これらを自社だけで乗り越えるのは負担が大きく、…
eBay出品代行とは
eBay出品代行とは、eBayでの商品販売にかかる作業を、セラーに代わって専門業者が請け負うサービスです。出品ページの作成や英語での商品説明の作成、購入者からの問い合わせ対応、国際発送の手配などを委託でき、セラーは商品の仕入れや在庫の準備といった中核業務に集中できます。
委託できる範囲は業者によって異なり、一部の作業だけを頼めるものから、リサーチから販売完了までをまとめて任せられるものまで幅があります。
依頼できる業務と対応範囲
eBay出品代行に依頼できる業務は、大きく次のように整理できます。どこまでを委託できるかは業者ごとに異なるため、自社が任せたい作業をカバーしているかが選定の起点になります。
- 商品リサーチ:売れ筋や相場、出品カテゴリーの選定を代行する(対応しない業者も多い)
- 商品撮影:出品用の写真撮影・画像加工を行う
- 出品ページ作成・英語翻訳:商品タイトルや説明文を英語で作成し、eBayに出品する
- バイヤー対応:購入者からの英語での質問対応、クレームや返品・返金の交渉を行う
- 梱包・国際発送:商品の梱包、配送方法の選定、関税書類の作成、海外への発送を手配する
- 在庫保管:業者の倉庫で商品を預かり、受注後に発送する
- アカウント管理:eBayアカウントの開設支援や、セラー評価(フィードバック)の管理を行う
出品作業そのものを任せたいのか、出品は自社で行い発送だけを外注したいのかによって、選ぶべき業者は変わります。この対応範囲の違いは後述する「タイプ別の特徴と選び方」で詳しく整理します。
eBay出品代行を利用するメリット
ここからは、eBay出品代行を利用することで得られる主なメリットを整理します。
英語や海外取引の専門知識がなくても販売を始められます。出品ページの英語作成やバイヤーとのやり取りをプロに任せられるため、語学に不安があっても海外市場に参入できます。国際発送や関税書類の手配も代行してもらえば、慣れない実務でつまずくリスクを抑えられます。
出品・発送・顧客対応にかかる作業時間を削減できます。1点ずつの出品作業や、時差のある海外バイヤーへの対応は、自力で続けると大きな負担になります。これらを外注することで、商品の仕入れや撮影、販売戦略の立案といった、売上に直結する業務に時間を振り向けられます。
トラブル対応やアカウント停止のリスクを軽減しやすくなります。eBayでは購入者保護が強く働くため、返品・返金の要求への対応を誤ると、セラーの評価やアカウントの健全性に影響します。経験豊富な業者であれば、規約に沿った対応や、アカウント停止(サスペンド)につながりやすいミスの回避が期待できます。ただし対応の手厚さは業者によって差があるため、依頼前の確認は欠かせません。
eBay出品代行のデメリット・注意点
一方で、代行の利用にはトレードオフもあります。依頼前に把握しておきたい注意点を挙げます。
手数料が発生し、利益率は下がります。成果報酬型なら売上の一定割合、月額固定型なら毎月の固定費がかかり、eBayやPayPal(決済)の手数料と合わせると、手元に残る利益は自力販売より薄くなります。外注コストを払っても採算が合うか、想定する販売価格と数量で試算しておくことが重要です。
販売ノウハウが自社に蓄積されにくくなります。出品や顧客対応を任せきりにすると、eBay特有の運用知識や英語対応のスキルが社内に残りません。将来的に自社運用へ切り替える計画があるなら、どこまでを内製し、どこを外注するかを意識して依頼範囲を決める必要があります。
業者選びを誤ると、かえってトラブルが増えます。対応品質や実績は業者によって差があり、返品・返金対応の巧拙は売上や評価に直結します。手数料の安さだけで選ぶのではなく、トラブル発生時にどう動いてくれるかまで確認しておくことが欠かせません。
eBay出品代行の料金体系と費用相場
eBay出品代行の料金は、大きく「成果報酬型」「月額固定型」「従量型」の3つの体系に分かれます。それぞれ費用が発生する仕組みが異なるため、自社の販売規模に合った体系を選ぶことがコスト最適化の第一歩です。
- 成果報酬型:商品が売れたときに、落札額の一定割合(おおむね15〜30%程度。高額商品では一桁台まで下がる場合もあります)を手数料として支払う方式。初期費用や月額費用が無料の業者も多く、売れなければ費用が発生しないため、出品数や売上が読めない段階でも始めやすい
- 月額固定型:毎月一定額を支払い、出品や発送などのサポートを定額で受ける方式。売上が大きくなるほど成果報酬型より割安になりやすく、販売が軌道に乗った事業者に向く
- 従量型:出品1点ごと、発送1件ごとに単価が決まっている方式。必要な作業だけを都度依頼したい場合に無駄が出にくい
3つの体系を、費用の目安と向いている事業者で早見表にまとめると次のとおりです。
| 料金体系 | 費用の目安 | 向いている事業者 |
|---|---|---|
| 成果報酬型 | 落札額の15〜30%程度(初期・月額0円が多い) | 出品数・売上がまだ小さい/変動が大きい |
| 月額固定型 | 毎月一定額 | 売上が安定し出品数が多い |
| 従量型 | 出品1点・発送1件ごとの単価 | 必要な作業だけ都度依頼したい |
これらの代行手数料に加えて、eBay自体の出品者手数料(落札額に応じて発生する落札手数料に、注文ごとの定額手数料が加わる仕組み)や決済手数料も別途かかります。eBayの手数料率は出品カテゴリーやストア登録の有無で変動するため、代行を使う場合の総コストは「代行手数料+eBayの手数料+決済手数料」で捉え、販売価格に対して利益がどれだけ残るかで採算を判断します。
出典・参考資料(1件)
- 参考資料:Store selling fees|eBay(2026年9月時点)
各社の料金体系・手数料・対応範囲は、後述の比較表で公開されている情報をもとに横並びに整理しています。料金を公開していない業者も多く、その場合は比較表で「要問い合わせ」と記載しているため、見積りを取って比較することになります。
失敗しない出品代行業者の選び方
ここからは、依頼先を絞り込むための具体的な比較ポイントを6つの観点で解説します。
料金体系は自社の販売規模に合っているか
成果報酬型と月額固定型のどちらが得かは、月間の売上規模で分岐します。出品数や売上がまだ小さい、あるいは変動が大きい段階では、売れたときだけ費用がかかる成果報酬型のほうがリスクを抑えられます。反対に、毎月安定した売上があり出品数も多いなら、売上に比例して手数料が増える成果報酬型より、月額固定型のほうが総コストを抑えやすくなります。
想定する月商と出品数を当てはめ、両方式で年間コストを試算して比べるのが確実です。
任せたい作業を対応範囲がカバーしているか
自社が外注したい作業を洗い出し、それを業者がカバーしているかを確認しておきましょう。出品作業そのものから発送・顧客対応まで丸ごと任せたいのか、出品は自社で行い在庫保管と国際発送だけを外注したいのかで、選ぶべき業者は変わります。特に商品リサーチや在庫倉庫の提供、英語でのバイヤー対応は業者によって対応可否が分かれるため、自社に不足している機能を持つ業者を選ぶことが重要です。
実績や信頼性を確認できるか
販売を任せる以上、業者の実績や信頼性は重要な判断材料です。支援した事業者数や取扱ジャンルの得意分野、eBayのPowerSeller認定やトップセラー実績など、公式に公表されている情報を確認しておきましょう。自社が扱う商材(カメラ、時計、トレカなど)に精通した業者であれば、適切なカテゴリー設定や価格付けが期待でき、販売成果につながりやすくなります。
各社の得意ジャンルや高額品・真贋対応の可否は後述の個別紹介で触れているので、自社の商材に近い実績があるかを確認してください。
トラブル発生時の対応体制は整っているか
eBayには購入者保護制度(eBay Money Back Guarantee)があり、商品が届かない・破損している・説明と異なるといった場合に購入者が返金を申請できます。返品・返金への対応の巧拙が売上と評価を左右するため、手数料の安さよりも、トラブルが起きたときに業者がどう動くかを重視して選ぶことが大切です。
配送中の破損・紛失に備えた補償(保険)の有無、返品対応の費用負担の区分、アカウント停止(サスペンド)を避けるための運用体制まで、契約前に具体的に確認しておくと安心です。対応体制を公開していない業者も多いため、見積りの際は次の点を質問リストとして用意しておくとよいでしょう。
- 返品・返金が発生したとき、その費用は誰が負担するか
- 配送保険の有無と、補償の上限額はいくらか
- アカウントが停止(サスペンド)された場合にどう対応してくれるか
出典・参考資料(2件)
- 参考資料:eBay Money Back Guarantee policy|eBay(2026年9月時点)
- 参考資料:Account restrictions and suspensions|eBay(2026年9月時点)
発送のスピードと対応する配送方法
越境ECでは、注文から発送までの速さと、追跡・補償のある配送方法に対応しているかが、購入者の満足度と評価に直結します。出品してから何営業日で発送されるか、DHL・FedEx・EMS・eパケットなど、どの国際配送に対応しているかを確認しておきましょう。
特に高額品では、追跡番号と保険が付く配送方法を選べるかがトラブル時の安心につながります。発送スピードや対応配送方法を公開していない業者も多いため、見積りの際に「最短で何日で発送できるか」「どの配送キャリアを使うか」を確認しておくと、実際の運用イメージがつかめます。
集客・販促やeBay内での見つけやすさに対応しているか
出品して終わりではなく、商品を見つけてもらい売上を伸ばすところまで期待するなら、集客・販促への対応力も比較しておきたいポイントです。eBayには検索順位を決める独自のしくみ(Cassini)があり、タイトルや商品情報の作り込み、プロモーション出品の活用で表示されやすさが変わります。
出品作成の質やSEO・販促の提案まで踏み込む業者か、出品作業の代行にとどまる業者かで、売上の伸びに差が出ます。売上拡大を主目的にするなら、販促面の実績や提案内容も確認しておきましょう。
タイプ別の特徴と選び方
eBay出品代行は、どこまでの作業を任せられるか(対応範囲)によって、大きく3つのタイプに分けられます。自社がどのタイプを必要としているかを見極めることが、依頼先選びの近道です。
3タイプが、それぞれどの作業を代行に任せられるかを一覧にすると次のとおりです。

総合支援型(リサーチから顧客対応まで一括)
商品リサーチ(何を売るかの選定)から出品作成、国際発送、バイヤー対応までをワンストップで請け負うタイプです。eBayを初めて利用する、あるいは社内に越境ECの知見やリソースがない事業者に向いています。販売にかかる作業をまとめて任せられるため、海外販売の経験がなくても市場に参入でき、運用の立ち上げ負担を大きく減らせます。
成果報酬型を採用する業者が多く、始めやすい一方で、売上が伸びるほど手数料総額も増える点は押さえておきましょう。
運営特化型(出品・顧客対応の運用代行)
何を売るか(商品リサーチ・仕入れの判断)は自社で行い、出品作成から発送・顧客対応までの日々の運用を代行してもらうタイプです。総合支援型との違いは、扱う商品の選定を自社が担い、出品以降の手のかかる作業だけを外部に切り出す点にあります。すでに扱う商材が決まっている事業者や、仕入れ・広告運用など売上を伸ばす業務に集中したい事業者に向きます。
発送・物流特化型(在庫保管・海外発送・関税対応)
出品や顧客対応は自社で行い、在庫の保管・海外発送・関税書類の作成といった物流業務だけを外注したい事業者に向くタイプです。売上は順調に伸びているものの発送作業が追いつかない、海外発送の知識や体制が不足している、といった課題の解決に適しています。出品作業そのものは代行対象に含まれないことが多いため、「出品は自社・発送は外注」という役割分担で使うのが基本になります。
自社がどのタイプに当てはまるか判断が難しい場合は、以下の「30秒で終わる選定診断ツール」で絞り込めます。委託したい範囲(出品だけか、発送や顧客対応まで含めるか)・希望する料金体系・業者選びで重視したいポイントの3問に答えると、総合支援型・運営特化型・発送物流特化型のどのタイプが合うかを、候補サービスとあわせて提示します。
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eBay出品代行サービス比較表
ここからは、eBay出品代行13社を、対応範囲によるタイプ別に比較します。料金体系・代行手数料・対応範囲(出品作成や国際発送、バイヤー対応、在庫保管)・アカウント形態・トラブル対応の観点で横並びに整理しました。まずはタイプごとの比較表で全体像をつかみ、気になるサービスの個別紹介へ進んでください。
総合支援型の比較表
| サービス名 | 海外出品.com | ウルベイ | バーチャルイン | オプティズム | WASABI PROJECT |
|---|---|---|---|---|---|
| 料金体系 | 成果報酬型 | 成果報酬型 | 成果報酬型 | 成果報酬型(「国内価格保証」) | 成果報酬型 |
| 代行手数料・主な費用 | 落札額に応じ8〜30% 初期費用0円(別途eBay・決済手数料) | 販売価格の15.8%または1,000円のいずれか 初期費用0円・撮影500円/点 | 出品0円 料率は要問い合わせ・発送代行600円/個 | 指定の国内販売価格を保証(料率は要問い合わせ) 月額固定費なし | 販売手数料20% 初期費用・商品登録0円 |
| 出品作成・英訳 | ● | ● | ● | ● | ●108言語に自動翻訳 |
| 国際発送 | ● | ●180か国以上(一部地域を除く) | ● | ● | ●提携倉庫が海外発送を代行 |
| バイヤー対応 | ● | ● | ● | ●24時間以内に英語対応 | ● |
| 在庫保管 | 要問い合わせ | ●原則保管料無料 | △2週間は自社保管 | 要問い合わせ | ●国内指定倉庫で預かり |
| アカウント形態 | 代行名義 (顧客名義プランあり) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| トラブル・返品対応 | 返品・クレーム対応を代行 補償内容は非公開 | 配送保険を全商品に付帯(最大5,000万円) 委託出品中の返品は不可 | 要問い合わせ | 返品・クレーム対応を代行 コストは同社負担(範囲は非公開) | 要問い合わせ |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
運営特化型の比較表
| サービス名 | GMOグローバルEC | かんたんトレードサービス | World Quickdo |
|---|---|---|---|
| 料金体系 | 要問い合わせ | 成果報酬型(月額0円) | 成果報酬型 |
| 代行手数料・主な費用 | 初期費用・月額・手数料とも要問い合わせ | 売上の23〜30% 初期登録1万円+保証金3.8万円(解約時返金) | 初期費用0円 料率は要問い合わせ |
| 出品作成・英訳 | ●プロ翻訳家が多言語翻訳 | ●日本語入力で翻訳・出品を代行 | ● |
| 国際発送 | ●アドバンスで出荷を代行 | ×発送は利用者側 | ● |
| バイヤー対応 | ●アドバンスで顧客対応を代行 | ●購入者対応・代金回収を代行 | ●英語での購入者対応を代行 |
| 在庫保管 | 要問い合わせ | ×在庫登録・発送は自社 | 要問い合わせ |
| アカウント形態 | 自社アカウント運営が前提 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| トラブル・返品対応 | トラブル対応を代行範囲に含む 返品フローは非公開 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
発送・物流特化型の比較表
| サービス名 | 黒船物流 | テラロジ(テラポ) | 伊藤商店 | アラウンド・ザ・ワールド | オークレボ |
|---|---|---|---|---|---|
| 料金体系 | 従量課金(要見積り) | 月額+従量課金 | 従量課金(単価制) | 従量課金 | 月額固定型(+発送従量) |
| 代行手数料・主な費用 | 要問い合わせ (問い合わせ後2営業日で見積り) | システム利用料 月9,800円(初月無料) +従量(梱包330円〜など) | 発送代行350円〜/件 在庫保管100円/月(5点まで) | 出荷550円/箱・輸出書類1,210円/件 月額固定なし | 月額5,800〜24,800円(A〜Dプラン) +発送手数料・入会金 |
| 出品作成・英訳 | ×出品は対象外(発送代行) | ×出品は対象外(発送代行) | ×出品は対象外(発送代行) | ×出品は対象外(発送代行) | ×出品・英訳は会員側 |
| 国際発送 | ●海外発送・無料通関に対応 | ●eBay連携で受注後を自動発送 | ●ヤマト運輸と連携し国際発送 | ●UGX相乗り配送・通関書類作成 | ●日本郵便・FedEx・DHL・UPS |
| バイヤー対応 | △CS代行に対応(英語対応は要確認) | ×対象外(物流工程のみ) | △顧客対応・翻訳サポートあり | △CS代行・翻訳はオプション | △質問対応はメールの範囲のみ |
| 在庫保管 | ●倉庫保管・在庫管理に対応 | ●入荷後30日間は保管無料 | ●1点100円/月〜(5点まで) | ●海外拠点倉庫で保管(従量) | ●在庫管理システムで保管 |
| アカウント形態 | 自社出品が前提 | 自社出品が前提 | 自社出品が前提 | 自社出品が前提 | 会員自身のセラーID |
| トラブル・返品対応 | 返送・再発送に対応 詳細フローは非公開 | 返品荷物の入荷受け取りに対応 詳細は要確認 | 返送対応100円/点 Amazonのサスペンド対応支援あり | 返品処理に対応 詳細は要確認 | 海外バイヤー返品に対応(返送料は会員負担) 独自補償なし |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※上記は各社公式サイトの公開情報にもとづく2026年9月時点の内容です。料金・対応範囲・アカウント形態は変更される場合があり、非公開の項目は「要問い合わせ」としています。●=対応、△=条件つき・一部対応、×=対象外を表します。発送・物流特化型は出品作業を代行対象に含みません。最新の内容は各社公式サイトでご確認ください。
eBay出品代行サービスの個別紹介
比較表で気になったサービスについて、対応範囲や料金、特徴を個別に紹介します。先ほどのタイプ別に並べているので、自社に合うタイプのなかから比較してみてください。
総合支援型のeBay出品代行
リサーチから出品・発送・顧客対応までをまとめて任せられる、越境EC初心者にも扱いやすいサービスです。
1. 海外出品.com(合同会社オフィスGH)

合同会社オフィスGHが運営する海外ネットショップ出品代行サービスです。海外Amazon代行やクラウドファンディング支援なども手がけており、本記事ではeBay出品代行にあたる「完全お任せプラン」を中心に紹介します。このプランでは、撮影・説明文の英訳・商品ページ作成・購入者からの質問対応・決済・梱包発送・インボイス作成・返品対応まで、英語での作業をまとめて任せられます。
料金は初期費用0円の完全成果報酬型で、代行手数料は落札価格帯に応じたスライド制です。落札額$50〜$100の帯は30%、$100〜$500は20%、$500〜$1,000は15%、$1,000〜$3,000は10%、$3,000以上は8%と、高額商品ほど手数料率が下がります。これとは別に、eBayのシステム利用料や決済手数料、消費税が同社の料金案内に沿って発生します。
完全お任せプランでは出品に海外出品.com側のeBayアカウントが使われますが、貴社名義でアカウントを開設したい場合は「eBayアカウント開設代行プラン」も用意されています。ヴィンテージ品や骨董品、ハイブランド品を出品する際は証明書・保証書類の準備が必要で、個人からの依頼は5点以内に制限されています。
2. ウルベイ(株式会社イートレード名古屋)

商品の預かりから撮影・出品・在庫保管・国際発送・販売後の対応までをワンストップで代行する、株式会社イートレード名古屋のeBay出品代行サービスです。過去4,000点を超える出品依頼の実績があり、越境販売の経験がなくても着手しやすい設計を掲げています。
料金は初期費用無料の成果報酬型で、代行手数料は販売価格の15.8%または1,000円のいずれかです。撮影は1点500円(税別・最大12枚)で、商品の保管料は原則かかりません。発送は全世界180か国以上に対応しますが、アフリカ・中東・南米地域への発送は現在中止しています。
追加料金なしで全商品に配送保険(外交貨物保険)を付帯し、輸送中の破損・紛失を最大5,000万円まで補償する点が特徴です。法人向けには1点からの依頼に加え、初期段階のアカウントでは扱いにくい100万円以上の高額商品の販売や、ヤフオク・楽天・Amazonなど他モールとの併売にも対応しています。ただし、委託出品中の返品には対応していません。
3. バーチャルイン(株式会社バーチャルイン)

北海道札幌市と東京都葛飾区に拠点を置き、商品撮影やEC商品ページ制作を主軸とする株式会社バーチャルインが、その撮影力を生かして展開するeBay出品代行サービスです。2008年設立の同社は、楽天の店舗運営支援プラットフォーム「RMS Service Square」の参加企業でもあります。
簡易リサーチから撮影、英訳を含む出品作業、梱包・国際発送、アカウント設定までをワンストップで代行します。出品代行本体は「出品0円」の成果報酬型ですが、具体的な手数料率は公開されておらず、見積りでの確認が必要です。落札後の発送代行は1個600円(税別)で、梱包資材費や追跡番号の発行費用が含まれます。
eBayアカウントの開設だけを頼みたい場合は、Payoneer連携のサポートのみの10,000円プランと、登録から初期設定・10商品までの出品支援を含むフルプラン50,000円が別メニューとして用意されています。商品撮影を利用した顧客には、1品を無料で試験出品できるキャンペーンも実施しています。
4. オプティズム(株式会社オプティズム)

クライアントが指定した国内販売希望価格を、eBay上の実売価格や為替の変動にかかわらずそのまま受け取れる「国内価格保証」という料金モデルを掲げる、株式会社オプティズムのeBay販売支援サービスです。為替差損や利益率が目減りするリスクを同社側が負う設計としています。
商品撮影・翻訳・eBay SEO対策から、24時間以内の英語でのバイヤー対応、クレーム・返品対応、Terapeakを用いた市場調査、eBay広告の運用、国際配送の手配まで、販売に必要な業務をワンストップでカバーします。基本は月額固定費のない成果報酬型で、取扱商材や出品数に応じて月額固定費プランへの変更も相談できますが、手数料率そのものは非公開です。
アカウント開設や決済連携などの初期設定も同社が代行し、最短2週間での販売開始が可能としています。公表されている事例では、秋葉原のトレーディングカード専門店が販売開始2か月でeBay月商500万円を達成したとされています。ほかにも、中古カメラ専門店で越境EC売上比率40%超、ブランド買取店で月間海外発送300件といった実績が紹介されています。
5. WASABI PROJECT(株式会社ワサビ)

日本語で商品情報を入力するだけで、eBayを含む海外6モールへの出品から翻訳・海外顧客対応・国際発送までを任せられる、株式会社ワサビの「丸投げ型」越境EC販売代行サービスです。対応モールはeBay・Amazon・Catawiki・Shopee・Lazadaの5つが稼働し、Taobaoは準備中とされています。
料金は初期費用0円・商品登録0円で、商品が売れたときにのみ販売手数料20%がかかる成果報酬型です。出品情報は108言語へ自動翻訳され、海外購入者とのやり取りは同社のスタッフが代行するため、社内に英語対応の担当者を置く必要がありません。事業者は国内の指定倉庫へ商品を送るだけで、海外発送作業まで委託できます。
運営元の株式会社ワサビは、eBay Japanのパートナー表彰「eBay Japan Awards 2024」で「Vendor Award for Partner」を受賞し、同社のSSP(Selected Service Provider)Program認定第1号企業となっています(いずれも運営会社単位の実績)。
公式サイトでは、着物や切手を扱うリユース事業者が越境EC開始から2か月で売上を50%伸ばした事例が紹介されています。
運営特化型のeBay出品代行
すでにeBayでの販売を行っている事業者が、日々の出品作業や顧客対応の負担を軽減するためのサービスです。
6. GMOグローバルEC(GMOグローバルEC株式会社)

eBay・Amazon・Walmartなど複数の海外ECモールへの出店から運営までを支援するサービスです。運営元のGMOグローバルEC株式会社は2010年創業の越境EC支援専業で、2026年1月にGMOメイクショップの完全子会社となり現社名へ変更しました。
支援内容は事業者の関与度合いに応じて2つのプランに分かれます。ID取得や出品登録の手順をコーチング形式で指導し、実務は事業者自身が担う「ベーシック・サポート」と、プロモーション・受注・在庫処理・出荷・顧客対応まで同社の担当者が代行する「アドバンス・サポート」です。
商品登録では機械翻訳ではなくプロ翻訳家による多言語翻訳に対応します。料金は公式サイトで公開されておらず、初期費用・月額・手数料はいずれも問い合わせて確認する必要があります。
7. かんたんトレードサービス(株式会社クリーブウェア)

日本語で商品情報を登録するだけで、英語への翻訳と出品、海外の購入者対応、代金の回収までを運営会社が代行するサービスです。運営元は2008年設立の株式会社クリーブウェアで、2016年11月に提供を開始しました。
料金は月額0円の成果報酬型で、初期登録費用10,000円(税別)と、解約時に全額返金される保証金38,000円、売上金額の23〜30%(取引実績に応じて変動)の手数料で構成されます。商品登録は月間10商品まで無料です。
一方で、商品登録は利用者が写真を撮影して情報を入力する手動での運用となり、受注後の発送作業も出荷指示を受けた利用者側が担います。翻訳・出品・購入者対応を委託しつつ、在庫の登録と発送は自社で行う分担が前提です。法人向けには、自社商品を対象としたドロップシップ型の上位プランも用意されています。
8. World Quickdo(株式会社mojax)

ヤフオク出品代行「QuickDo」を手がける株式会社mojaxが運営する、eBay向けの出品代行サービスです。出品作業から英語での購入者対応、国際発送までをまとめて代行し、依頼者は商品を送るだけで海外販売を始められます。
料金は初期費用が無料の成功報酬型で、販売が成立したときにのみ費用が発生します。出品前に固定費がかからない料金体系です。
母体のヤフオク出品代行「QuickDo」は2011年から運用され、総出品数は240万点を超えています。ただしこの数値はヤフオク代行事業の実績であり、eBay出品代行そのものの実績を示すものではありません。
発送・物流特化型のeBay出品代行
出品は自社で行い、在庫保管や海外発送、関税対応といった物流業務を外注したい事業者に向くサービスです。いずれも出品作業そのものは代行対象に含まれない点にご注意ください。
9. 黒船物流(株式会社黒船物流)

株式会社黒船物流は、EC・通販事業者向けの発送代行(フルフィルメント)を手がける物流会社です。国内・海外エンドユーザーへの発送やAmazon FBA納品、倉庫保管、受注管理やカスタマーサポートの代行まで、物流業務を幅広く引き受けています。
eBayに特化したメニューを公式サイトに掲げているわけではなく、海外発送や無料通関対応といった汎用の国際物流機能をeBay輸出セラーが活用する位置づけです。商品リサーチや撮影、出品作業は代行の対象に含まれず、発送・在庫・CS代行を中心とした物流特化のサービスである点に留意してください。
自動梱包レーンにより1時間あたり最大800個、1日最大1万件の処理能力をうたい、海外発送では無料通関対応と現地クーリエとの折衝を代行します。料金は公式サイトで公開されておらず、問い合わせ後のヒアリングを経て2営業日以内に見積りが提示される流れです。
10. テラロジ(株式会社テラロジ)

茨城県常総市の自社倉庫を拠点に、在庫保管・検品・梱包・発送を代行するEC事業者向けの発送代行サービスです。国内発送はテラロジ本体が担い、eBayなどの越境EC向け海外発送は同社の別サービス「テラポ(Terrapo)」が対応します。
テラポはeBayストアとAPI連携し、注文データを30分に1回を目安に自動同期して受注後の発送工程を自動化します。ただし出品作業やバイヤー対応は対象外で、任せられるのは入庫から発送までの物流工程です。
料金はシステム利用料が月額9,800円(登録から30日間は無料)で、テラポの梱包は商品サイズ・重量に応じたA〜Cのランク制です。海外発送はFedEx・ハンジン(韓国向け)・EMS、国内発送はヤマト運輸・日本郵便・佐川急便に対応します。
11. 伊藤商店(株式会社伊藤商店)

eBay・Amazonの海外向け輸出販売者に向けて、発送代行業務に特化したサービスを提供しています。ヤマト運輸と提携し、在庫管理・検品・梱包・出荷からカスタマー対応までをヤマト運輸のスタッフと連携して行う体制を訴求しています。
リサーチや撮影、出品作業そのものを代行するサービスではなく、梱包・国際発送・在庫管理を中心とした物流アウトソーシングです。翻訳サポートやAmazonのアカウント停止(サスペンド)対応の支援、越境EC参入者向けのスクール事業も併設しています。
料金はプランではなく従量課金の単価表として示されており、発送代行の基本手数料は1件350円から、在庫保管料は1点あたり月100円(5点まで)、FBA納品手数料は1個口1,980円です。実際の月額は取扱量やサイズによって変動するため、詳細は見積りが必要です。
12. アラウンド・ザ・ワールド(アラウンド・ザ・ワールド株式会社)

輸出入代行と越境EC支援を手がける企業で、日本国内の同社倉庫に荷物を送るだけで、通関書類の作成を含む海外配送が完結する仕組みを主軸としています。米国・英国・オーストラリア・シンガポールなど複数国に拠点を持ち、eBayの海外購入者向け発送とAmazon FBA納品の双方に対応します。
公式サイトが説明しているのは集荷から通関、海外配送までの発送・フルフィルメント機能が中心で、商品リサーチや出品ページの作成・運用を専門サービスとして掲げてはいません。商品ページやメール文面の翻訳、電話通訳はオプションとして従量課金で利用できます。
料金は従量課金が基本で、出荷手数料は1箱550円、輸出書類作成手数料は1件1,210円(いずれも税込)です。日本から米国エンドユーザーへの配送料は5kgで7,754円からが目安で、FDAやVAT・EORI取得支援といった規制対応もビジネスサポートとして提供します。
13. オークレボ(オーバークロックワールド株式会社)

オーバークロックワールド株式会社が運営する、eBayやヤフオク!で自ら出品する個人・法人向けのバックオフィス代行サービスです。検品・撮影・梱包・国内外発送・在庫保管・入金管理といった実作業を、月額固定制で引き受けます。
出品ページの作成・出品登録・英訳は会員自身が行い、オークレボはその前後の実作業を代行する役割分担です。eBayセラーIDと連携し、販売成約時のSold List反映や、発送後の追跡番号・評価の自動アップロードに対応します。
料金は月額5,800円のAプランから24,800円のDプランまで4段階で、発送数の上限に応じて選べます。撮影は一眼レフで1商品あたり10〜12枚に対応し、海外バイヤーからの返品は同社の輸入アカウントを使った伝票・インボイス発行で受け付けます。
自社アカウント運営と出品代行の違い
eBayでの販売を本格化させる方法として、出品代行のほかに、自社でビジネスアカウントを登録して直接運営する選択肢もあります。eBay Japanは法人・個人事業主向けのビジネスアカウント登録と、日本語でのセラー向けサポート(セラービジネスケア)を提供しており、特別な「法人契約」という制度があるわけではなく、自社アカウントでの販売を前提に支援や情報提供を受ける形です。
出品代行と自社運営は「誰が販売作業を担うか」が根本的に異なります。
出品代行は、出品や顧客対応などの作業そのものを外部に委託するサービスです。自社に販売ノウハウがなくても始められる反面、手数料がかかり、運用知識は社内に蓄積されにくくなります。一方、自社でビジネスアカウントを運営する場合は、eBay Japanの日本語サポートやセラー向けガイドを活用しながら販売作業を自社で担う形になります。
自社に体制とノウハウを築ける反面、出品や英語でのバイヤー対応、発送の実務は自社で回す必要があります。
大まかには、出品や英語対応のノウハウがなく、まず海外販売を始めたい事業者や、本業のかたわらで手間を省きたい事業者には出品代行が向きます。
反対に、販売ノウハウを社内に蓄積して利益率を最大化したい事業者や、自社の販売実績と評価を自社アカウントに残したい事業者には、自社運営、または自社名義で任せられる代行が向きます。
出典・参考資料(1件)
- 参考資料:eBayセラーアカウント登録ガイド|イーベイ・ジャパン(2026年9月時点)
法人として継続的に販売する場合は、アカウントの名義(自社名義か代行業者名義か)、売上金の入金経路、請求やインボイスの扱いも確認しておきたいポイントです。特に代行業者のアカウントで販売する形態では、販売実績や評価が自社に残らないため、将来の自社運用への移行を見据えるなら、自社名義での運用に対応した業者を選ぶ判断もあります。
売上金が代行業者を経由して入金される場合は、入金までの日数や為替・手数料の差し引き、請求書やインボイスの発行主体(代行業者名義か自社名義か)も、経理処理に関わるため事前に確認しておきましょう。
とりわけ、自社名義のアカウントで販売する場合は、海外からの売上金をどう受け取るかも押さえておきたい点です。受取方法によって為替コストや着金までの日数、手数料が変わります。海外からの入金の受け取り方と費用の仕組みは、以下の記事で詳しく解説しています。
代行の先の選択肢:自社越境ECという選び方
eBay出品代行は、海外販売を手早く始めるうえで有効な手段です。一方で、販売が軌道に乗り、ブランドとして海外顧客との関係を築いていきたい段階になると、マーケットプレイスへの出店だけでなく、自社の越境ECサイトを構築して販売チャネルを自社で持つという選択肢も視野に入ってきます。マーケットプレイスは集客力が魅力ですが、手数料や規約の制約を受け、顧客データも自社に蓄積しにくいためです。
自社越境ECサイトの構築・運用を支援するサービスを利用すれば、多言語・多通貨対応やグローバル配送、海外向けの決済手段の導入までをまとめて整えられます。eBayでの販売と並行して自社チャネルを育てることで、手数料負担を抑えつつ、リピーターの獲得やブランド価値の向上につなげられます。まずは代行でeBay販売を始め、売上が拡大したら自社ECへ移行するという段階的な進め方もできます。
eBayのようなモール型と、自社ドメインで販売する自社EC型は、初期費用や販売手数料、集客のしかたがそれぞれ異なります。どちらの出店先が自社の商材や予算に合うかを費用や海外販売機能の面から見極めたい場合は、以下の記事でモール型・自社EC型を比較しています。
越境ECプラットフォーム比較|モール型・自社EC型の違いと費用・選び方を解説
国内市場の頭打ちを背景に、自社の商品を海外の消費者へ販売する越境ECに乗り出す事業者が増えています。いざ始めようとすると、Amazonのような海外モールに出すのか、Shopifyのような自社サイトを立てるのか、出店先となるプラットフォームの…
以下では、これまで比較したeBay出品代行13社とは別に、越境ECサイトの構築・運用を支援するサービスを紹介します。
越境ECサイトの構築・運用を支援するサービス
Magento / Adobe Commerce 構築・リニューアル支援(株式会社マルウェブ)

株式会社マルウェブが手がける、Magento Open Source / Adobe Commerce を基盤としたECサイトの構築・リニューアル支援サービスです。要件定義から設計・開発、デザイン調整、保守運用までを一貫して請け負い、多言語・多通貨対応や国別サイト構成を活かした越境EC向けの構築にも対応します。
日本側で要件整理と進行管理を担い、ベトナム子会社の開発チームが実装を担当するハイブリッド体制を敷いています。2021年3月にAdobe Commerce認定パートナー(ブロンズ)に加盟しており、無償版のMagento Open Sourceから商用版のAdobe Commerceまで対応可能です。
公式サイトには、ゼインアーツやタナベコンサルティングなど個別事例ページ付きの実名導入事例が13件掲載されています。初期費用・月額費用はいずれも構築内容や連携範囲によって変わるため、要お問い合わせです。
Lingble Global Guide(Lingble Pte. Ltd.)

ブランド独自ドメインの越境ECサイトを構築・運用するD2C型の支援サービスで、運営元はシンガポールの Lingble Pte. Ltd. です。eBayなどのマーケットプレイスへの出品・出店代行ではなく、統一した自社ドメインでグローバルに販売する体制づくりを、戦略立案からサイト構築、決済・物流、多言語サポートまで一社でカバーします。
サイト構築では、100種類以上の海外決済手段への対応や、顧客の居住地に応じた言語・通貨のローカライズ、国際配送・通関手続きの代行までを支援します。AI戦略ツール「Tsuro-san」による市場診断や展開プランの策定も提供しています。
料金は、ブランドプラットフォームを構築するStage 1が約1万ドル(約150万円)で、以降は売上に応じて報酬が決まる成功報酬型と公式に説明されています。初回の相談・簡易診断は無料です。導入実績としては、アパレル業界で45ブランドへの提供があります(2026年3月時点)。
まとめ
eBay出品代行は、英語対応や国際発送の負担を軽減し、海外販売の作業時間を削減できるサービスです。選ぶ際は、成果報酬型か月額固定型かという料金体系を自社の販売規模に照らして判断し、任せたい作業を対応範囲がカバーしているか、そして返品・返金やアカウント停止といったトラブルへの対応体制が整っているかを確認することが重要です。
本記事では、リサーチから一括で任せられる総合支援型、運用負担を減らす運営特化型、物流だけを外注できる発送・物流特化型の3タイプに分けて13社を比較しました。自社の販売段階と課題に合うタイプから、依頼先を数社に絞り込んでいきましょう。販売が拡大すれば、自社越境ECという次の選択肢も検討の視野に入ります。
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よくある質問(FAQ)
Q. eBay出品代行とは何ですか?
A. eBay出品代行とは、eBayでの商品販売にかかる出品作成・英語での商品説明や購入者対応・国際発送などの作業を、セラーに代わって専門業者が請け負うサービスです。委託できる範囲は業者によって幅があり、商品リサーチから販売完了まで一括で任せられるものから、発送業務だけを担うものまで分かれます。
英語や海外取引の専門知識がなくても海外販売を始められ、出品や顧客対応にかかる時間を削減できる点が主な利点です。
Q. eBay出品代行の料金は成果報酬型と月額固定型のどちらが得ですか?
A. eBay出品代行の料金がどちらの体系で得になるかは、月間の売上規模と出品数によって分岐します。出品数や売上がまだ小さい、あるいは変動が大きい段階では、売れたときだけ費用がかかる成果報酬型のほうがリスクを抑えられます。反対に、毎月安定した売上があり出品数も多い場合は、売上に比例して手数料が膨らむ成果報酬型より、月額固定型のほうが総コストを抑えやすくなります。
想定する月商と出品数を当てはめ、両方式で年間コストを試算して比べるのが確実です。
Q. 信頼できるeBay出品代行業者はどう見分ければよいですか?
A. 信頼できるeBay出品代行業者は、料金体系の明確さ・任せたい作業の対応可否・実績(支援社数やトップセラー認定など)・トラブル発生時の対応体制の4点で見極めます。特に手数料の安さだけで選ぶと、返品・返金対応やアカウント停止(サスペンド)予防の巧拙で、かえって売上や評価を損なうことがあります。
配送中の破損・紛失に備えた補償(保険)の有無や、返品時の費用負担の区分まで、契約前に具体的に確認しておくと安心です。
Q. eBay出品代行で返品・返金やトラブルが起きたときは誰が対応しますか?
A. eBay出品代行でトラブルが起きたときに誰が対応するかは、業者のタイプと契約内容によって分かれます。バイヤー対応まで含む総合支援型では、業者が英語での交渉や返品・返金処理を代行しますが、発送だけを外注する物流特化型では出品者自身が対応するのが基本です。
eBayには購入者保護制度(eBay Money Back Guarantee)があり、商品が届かない・破損している・説明と異なる場合に購入者が返金を申請できるため、どこまでを業者が引き受けるかを契約前に必ず確認してください。
Q. eBay出品代行を使うと、アカウントの名義や販売実績(評価)はどうなりますか?
A. eBay出品代行には、業者名義のアカウントで販売する形態と、自社名義のアカウントで販売する形態があり、販売実績や評価(フィードバック)が自社に残るかどうかが変わります。業者名義のアカウントで販売する場合、売上や評価は業者側に蓄積され、自社には残りません。将来的に自社運用への移行を見据えるなら、自社名義でのアカウント開設・運用に対応した業者を選ぶ判断が有効です。
売上金の入金経路や請求・インボイスの扱いも、契約前に合わせて確認しておきましょう。
Q. eBay出品代行は個人でも依頼できますか?
A. eBay出品代行は、個人セラーでも依頼できます。実際に、個人からの依頼を受け付ける業者は多くあります。ただし、ヴィンテージ品やハイブランド品では証明書・保証書類の準備を求められたり、個人からの依頼点数に上限を設けたりする業者もあるため、扱う商材と依頼数量に対応しているかを事前に確認してください。
ごく少量・スポットでの出品であれば、クラウドソーシングや個人のスキル販売サービスを使う選択肢もあります。
Q. eBayを自社で運営するのと出品代行に任せるのは、どちらがよいですか?
A. eBayを自社運営と出品代行のどちらにすべきかは、自社に販売ノウハウと運用リソースがあるか、外注コストを払っても採算が合うかで判断します。英語対応や国際発送の体制がなく早く海外販売を始めたい場合は代行が向き、eBay Japanの日本語サポート(セラービジネスケア)を活用しながら自社に体制とノウハウを築きたい場合は、自社でビジネスアカウントを登録して運営する形が向きます。
代行は手数料がかかり運用知識が社内に残りにくい一方、自社運営は出品・英語対応・発送の実務を自社で回す負担が生じます。まずは負荷の高い作業だけを外注し、段階的に内製へ切り替える折衷案もあります。
Q. eBayの出品は自社で行い、発送だけを外注することはできますか?
A. eBayの出品は自社で行い、在庫保管や海外発送だけを外注することは可能です。在庫保管・海外発送・関税書類の作成といった物流業務を専門に請け負う「発送・物流特化型」の業者がこれにあたります。出品作業やバイヤー対応は代行対象に含まれないことが多く、「出品は自社・発送は外注」という役割分担で使うのが基本です。
すでにeBayで販売していて発送作業だけが追いつかない、海外発送の知識や体制が不足している、といった事業者に向いています。
Q. eBay出品代行を使う場合、代行手数料のほかにどんな費用がかかりますか?
A. eBay出品代行を使う場合は、代行手数料に加えて、eBay自体の出品者手数料(落札額に応じた落札手数料+注文ごとの定額手数料)と決済手数料が別途かかります。eBayの手数料率は出品カテゴリーやストア登録の有無で変わるため、総コストは「代行手数料+eBayの手数料+決済手数料」で捉え、販売価格に対してどれだけ利益が残るかで採算を判断します。
業者によっては撮影費や保管料などを別途請求する場合もあるため、見積り時に費用の内訳を確認してください。
越境EC支援サービスの料金・機能を一括チェック
この記事で比較したeBay出品代行各社の料金や対応範囲は、上の比較表で確認できます。そのうえで、代行の先に自社の越境ECサイトを構築・運用したいと考えたときに向けて、MCB FinTechカタログでは越境EC支援サービスの最新資料を無料で一括ダウンロードできます。自社越境ECサイトの構築・運用支援や、多言語・多通貨対応、グローバル配送など、海外販売の体制づくりに必要な情報をすばやく把握できます。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
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