自社のWebサービスや基幹システムからSMSを自動で送るために、SMS送信APIの導入を検討し始めると、まず気になるのが「結局1通いくらかかるのか」ではないでしょうか。
SMS送信APIの料金は、1通あたりの送信単価に加えて、初期費用や月額固定費、さらに文字数や送信先による加算など、複数の要素で決まります。単価だけを見て選ぶと、実際の請求額が想定と食い違うこともあります。
本記事では、SMS送信APIを提供する主要サービスの1通単価・初期費用・月額を横並びに整理し、送信数ごとの月額の目安や、見積もりが狂いやすい追加費用まで解説します。あわせて、料金と条件から候補を絞り込むためのサービスも紹介します。
導入前にランニングコストの全体像をつかんでおけば、社内の見積もりや稟議もスムーズに進みます。自社の送信量に合ったサービスを見極めていきましょう。
目次
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SMS送信APIの1通単価・初期費用・月額を各社の実額で比較
SMS送信APIの料金は、大きく「1通あたりの送信単価」「初期費用」「月額固定費」の3つで構成されます。まずは主要サービスの料金を横並びで確認しましょう。
| サービス名 | KDDI Message Cast | SMSLINK | NTT CPaaS | Twilio | Rakuten CPaaS | SMS FourS | MOTENASU SMS | Vonage Communications API | Cuenote SMS | EXLINK-SMS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1通単価 | 9.35円〜 (税込) | 6円〜 | 10円 (税込) | $0.08〜$0.089 (約12〜13円) | 8円 (税込8.8円) | 4.8〜7円 (プランにより変動) | 5円〜 | 11.0円 (税込) | 6円〜 | 7.9円〜 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 月額固定費 | 0円 | 0円 | 要お問い合わせ | 0円 | 0円 | 1,000円〜 | 0円 | 0円 | 要お問い合わせ | 0円 |
| API対応 | ● | ● | ● | ● | ● | △Pro以上で対応 | ● | ● | ● | ● |
| 課金方式 | 成功課金 (到達分のみ) | 従量課金 | 従量課金 | 従量課金 | 従量課金 | 成功課金 (到達分のみ) | 従量課金 | 従量課金 | 成功課金 (到達分のみ) | 従量課金 |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | 公式資料を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト |
各社の料金は本記事の作成時点(2026年9月)の公式料金ページに基づく金額です。税込・税抜の表記や割引の適用条件はサービスによって異なるため、契約前に各社の公式料金ページで最新の条件を確認してください。各社の単価の出所は以下のとおりです。
出典・参考資料(10件)
- 出典:料金|KDDI Message Cast(2026年9月時点)
- 出典:SMSLINK 公式サイト|株式会社ネクスウェイ(2026年9月時点)
- 出典:ご利用料金|NTT CPaaS(2026年9月時点)
- 出典:SMSの料金(日本)|Twilio(2026年9月時点)
- 出典:Rakuten CPaaS SMS API 料金・トライアル|楽天モバイル(2026年9月時点)
- 出典:料金プラン|SMS FourS(株式会社りーふねっと、2026年9月時点)
- 出典:MOTENASU SMS|株式会社FID(2026年9月時点)
- 出典:Vonage for KWC 料金|KDDIウェブコミュニケーションズ(2026年9月時点)
- 出典:Cuenote SMS 公式サイト|ユミルリンク(2026年9月時点)
- 出典:EXLINK-SMS 公式サイト(2026年9月時点)
単価が公開されているサービスと「要お問い合わせ」のサービス
SMS送信サービスの中には、1通単価を公式サイトで明示しているサービスと、送信量に応じた個別見積もりのため「要お問い合わせ」としているサービスがあります。単価を公開しているサービスは、想定送信数を伝える前でもおおよそのコストを試算できる点が検討時のメリットです。
一方、単価が非公開のサービスも、機能や到達品質で選ぶ価値がある場合があります。単価が非公開のサービスを検討する際は、想定送信数を伝えて早めに見積もりを取り寄せると、比較がしやすくなります。
1通単価の相場は?最安〜最高のレンジ
本記事で取り上げた各社の公開単価を見ると、1通あたりおおむね4円台後半から11円程度(税込・税抜はサービスにより異なる)の範囲に収まります。国内で低価格帯を打ち出すサービスでは1通4〜6円台、キャリア網に直接接続して到達品質を重視するサービスでは1通9〜11円程度が目安です。
多くのサービスは初期費用0円・月額固定費0円で、送信した通数に応じて課金する従量制を採用しています。そのため、送信数が少ないうちは固定費の負担なく始めやすく、送信数が増えるほど1通単価の差が総額に効いてきます。海外系のAPIはドル建てで料金を提示していることもあり、円換算や為替の影響も踏まえて比較すると実態がつかみやすくなります。
なぜ単価に差が出るのか
1通単価の差は、主に配信経路の違いから生まれます。国内の携帯キャリアと直接接続する「直収」の経路は、なりすまし対策や到達品質の面で有利とされる一方、単価はやや高めになる傾向があります。海外の回線を経由する経路は単価を抑えやすい反面、経路によっては到達のばらつきが生じることがあります。
配信経路のほかにも、送達結果の確認や再送、短縮URLの発行、送信元番号の指定といった機能の充実度、サポート体制の手厚さも単価に反映されます。単に安いかどうかだけでなく、本人確認(OTP)や督促のように「確実に届くこと」が重要な用途では、到達品質と単価のバランスで見ることが大切です。
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送信数別の月額シミュレーション(月1,000通/1万通/10万通)
1通単価がわかったら、自社の想定送信数に当てはめて月額の目安を試算してみましょう。ここでは初期費用・月額固定費が0円で、送信した通数だけ課金される従量制を前提に、前掲の比較表で単価6円前後・10円前後にあたる水準で比較します。
| 月間の送信数 | 1,000通 | 10,000通 | 100,000通 |
|---|---|---|---|
| 単価6円の場合 | 6,000円 | 60,000円 | 600,000円 |
| 単価10円の場合 | 10,000円 | 100,000円 | 1,000,000円 |
※初期費用・月額固定費0円、従量制(単価×送信数)で試算した月額の目安です。
単純な計算ですが、単価4円の差が月10万通では月40万円、年間では約480万円の差になります。送信数が多い場合は、1通単価の交渉余地や、送信量に応じたボリューム割引の有無も確認しておくと効果的です。
反対に送信数が少ない場合は、単価そのものよりも「最低利用料金(月額の下限)」の有無が総額を左右します。月額固定費や最低利用料金が設定されているプランでは、送信数が少ない月でも一定額がかかるため、実際の送信計画に合わせて試算することが重要です。
従量課金と定額はどちらが得か|自社の送信量での選び方
SMS送信サービスの料金体系は、大きく「従量課金(件数課金)型」と「月額定額(パッケージ)型」に分かれます。それぞれの仕組みと、自社の送信量に応じた選び方を整理します。
従量課金型は、送信した通数に単価を掛けた金額だけを支払う仕組みです。初期費用・月額固定費が0円のサービスが多く、送信数が月ごとに変動する用途や、まず小さく始めたい場合に向いています。SMS送信APIの多くはこの従量課金型を採用しています。効果が見えない段階で月額固定費を負担するハードルを避け、まず小さく始めて成果を確認できるようにする狙いがあります。
月額定額(パッケージ)型は、一定の送信数を含んだ月額料金を支払い、超過分だけを従量で加算する仕組みです。毎月おおむね決まった数を安定して送る場合は、パッケージ型のほうが1通あたりの実質単価を抑えられることがあります。自社の月間送信数が読めているなら、含まれる通数と超過単価を確認し、従量型と実質単価を比べて選ぶとよいでしょう。
課金のタイミングにも違いがあります。送信を試みた全通数に課金する方式と、実際に届いた(到達した)分だけに課金する「成功課金(到達課金)」方式があり、後者は不達分に料金がかからないため、無効な番号が一定数混じる名簿への配信ではコスト面で有利になります。
単価だけで選ぶと見積もりが狂う|追加費用の落とし穴
1通単価が安く見えても、実際の請求額は次のような要素で変わります。見積もりを取る前に、自社の使い方に該当する項目がないか確認しておきましょう。
- 文字数の超過による分割課金:SMSは1通で送れる文字数に上限(日本語で全角70文字程度)があり、これを超えると本文が分割され、超過分がさらに1通分として課金される料金体系が一般的です。長い本文や差し込み文が多い場合は、実質的な単価が2通分になることがあります。
- 全送信課金か、成功課金か:届かなかった分にも課金する方式では、無効な番号や着信拒否が多い名簿ほど無駄なコストが増えます。成功(到達)分のみ課金の方式かどうかを確認しましょう。
- 失敗メッセージ・送信エラーへの課金:一部のサービスでは、送信に失敗したメッセージにも少額の料金がかかることがあります。大量配信では小さな単価でも積み上がるため注意が必要です。
- 専用番号・双方向番号のレンタル料:受信も行う双方向SMSや、固有の送信元番号を使う場合は、番号のレンタル費用として初期数千円〜十数万円、月額数千円〜数万円が別途かかることがあります。単価とは別に固定費として効いてきます。
- 国際SMS・海外送信の別料金:海外の電話番号へ送る場合は、国内向けとは別の単価になり、送信先の国ごとに料金が変わるのが一般的です。国際SMSの料金を「要お問い合わせ」としているサービスもあります。
- オプション機能・キャリアの追加料金:短縮URLの発行やスケジュール配信などを別料金のオプションにしているサービスや、キャリア側の追加料金が加算される場合があります。
たとえば公式に公開されている料金体系でも、全角の文字数上限を超えた分を一定の文字数ごとに1通分として加算する方式や、双方向専用の番号に月額のレンタル料を設ける方式が見られます。送信に失敗したメッセージへの少額課金を設けているサービスもあります。単価の安さだけでなく、これらの条件を含めた「実際の請求額」で比べることが、見積もりのズレを防ぐポイントです。
API連携できるサービスと料金|管理画面手動のみとの違い
SMS送信サービスには、管理画面から手動で送るタイプと、自社システムからAPIで自動送信できるタイプがあります。本人確認(OTP)や配送・予約通知、督促のように、システムの動きに合わせてリアルタイムで送る用途では、API連携ができるかどうかが選定の前提になります。
API連携に対応したサービスでは、REST APIやWebhookを通じて、自社のWebサービス・アプリ・基幹システムから送信をプログラムで呼び出せます。本記事で紹介するサービスはいずれもAPI連携に対応しており(一部は上位プランでの対応)、前掲の比較表の「API対応」欄で確認できます。
料金面では、API利用そのものに追加料金がかからず、送信単価に一本化されているサービスが多い一方、短縮URLの発行やスケジュール配信、送達結果の詳細取得などをオプションとして別料金にしているサービスもあります。
API連携を前提に検討する場合は、単価だけでなく、API仕様書が公開されているか、送信速度や同時接続数の上限、認証(OTP)用途向けの機能があるかもあわせて確認すると、導入後のミスマッチを避けられます。次の章では、料金と条件から候補を絞り込めるサービスを紹介します。
SMS送信APIに対応したサービスの紹介
用途・予算で候補を2〜3社に絞り込む
ここからは、1通単価を公式に公開し、APIによるシステム連携送信に対応したSMS送信サービスを紹介します。選ぶ際は、まず自社の想定送信数で月額を試算し、そのうえで到達品質やサポート、国際SMSの要否など、料金以外に重視する条件で2〜3社に絞ると、資料請求や見積もりの比較がしやすくなります。
各社を料金だけでなく、到達率やサポート、認証・督促・販促といった用途ごとの向き・不向きまで含めて比べたいときは、SMS送信サービス全体を対象にした以下の比較記事もあわせて確認すると、選定の判断材料が揃います。
1. KDDI Message Cast(Supership株式会社/KDDI株式会社)

KDDI Message Castは、SupershipとKDDIが共同で運営するSMS・RCS配信サービスです。国内キャリア網への直接接続による到達品質と、届いた分だけを課金する到達課金を組み合わせている点が特徴です。
初期費用・月額基本料は0円で、SMSの従量単価は9.35円(税込)からと公式に公開されています。HTTPS APIによるシステム連携に対応し、本人確認や重要通知など「不達を避けたい」用途に向く料金設計です。RCS(公式アカウントによるリッチメッセージ)の配信にも対応します。
2. SMSLINK(株式会社ネクスウェイ)

TISインテックグループのネクスウェイが提供するSMSLINKは、簡易なAPI連携で自社システムからのSMS送信を短期間で始められるサービスです。API連携は最短3日程度で開始できるとされ、開発リソースを抑えて導入したい企業に向いています。
初期費用・月額基本料は0円で、1通6円からの従量課金です。月の利用額が一定に満たない場合は最低利用料金がかかる形で、専用の送信元番号や英字表記の送信元を使う場合は別途月額のオプション料金が設定されています。
この価格をどう実現しているのかについて、提供元の株式会社ネクスウェイはMCB FinTechカタログの独自インタビューで、料金設計の背景を次のように述べています。

先行サービスを研究した機能検討に加え、FAX業界で培った通信キャリアとの信頼関係やインフラ運用のノウハウを最大限に活用しました。これにより、開発や運用コストの最適化が実現でき、高品質ながら、業界最安値水準の料金体系を実現しています。
3. NTT CPaaS(NTTコミュニケーションズ株式会社)

NTTコミュニケーションズが提供するNTT CPaaSは、SMSに加えて音声・メール・二要素認証などを共通のAPIで扱えるコミュニケーションプラットフォームです。複数チャネルを1つの基盤で自動化したい企業に適しています。
SMS APIの料金は初期費用0円、1通10円(税込)と公式に公開されています。月額固定費は利用形態により異なるため要問い合わせですが、送信した通数に応じた従量制が基本です。全角70文字までを1通とし、超過分は66文字単位で1通分が加算される課金方式です。
二要素認証(2FA)の機能は無料で提供され、送信に使うチャネルの通信料が別途かかります。リクエスト日から60日間の無料トライアルが用意されています。
4. Twilio(Twilio Japan合同会社)

Twilioは、SMS・音声・メールなどをAPIで提供するグローバルなコミュニケーション基盤です。世界各国への送信に対応しており、海外拠点やグローバル展開を見据えたシステムに組み込みやすい点が強みです。
日本向けのSMS料金は米ドル建てで公開されており、ショートコード送信が1通あたり0.08ドル、ロングコード・英数字送信者ID送信が0.089ドルです。メッセージはセグメント単位で課金され、送信に失敗したメッセージにも0.001ドルがかかります。円換算や為替、追加のキャリア料金を踏まえて国内サービスと比較するとよいでしょう。
5. Rakuten CPaaS(楽天モバイル株式会社)

Rakuten CPaaSは、楽天モバイルが手がけるSMS API中心のサービスです。SMS送信のほか、ワンタイムパスワード(OTP)の発行を担うConfirm APIや短縮URL機能などを備え、認証用途にも対応しています。
SMS送信の料金は初期費用0円・月額利用料0円で、従量単価は1通8円(税込8.8円)です。最低利用料や最低送信数はなく、送信が0通の月は0円のため、送信量が変動する用途でも無駄が出にくい料金体系です。3カ月間・SMS100通までの無料トライアルも用意されています。
6. SMS FourS(株式会社りーふねっと)

りーふねっとが提供するSMS FourSは、送信規模やセキュリティ要件に応じてプランを選べるSMS送信サービスです。上位プランではAPI連携や権限管理、多要素認証などの機能が加わり、中小規模から本格運用まで段階的に使えます。
初期費用は全プラン0円で、月額はプランにより1,000円台から、1通単価はおおむね4.8〜7円の範囲です(プランや時期により変動)。配信に成功した分のみを課金する成功課金を採用しています。プラン間で料金の表記が更新されることがあるため、契約前に公式の料金ページで最新の金額を確認してください。
7. MOTENASU SMS(株式会社FID)

FIDが提供するMOTENASU SMSは、基幹システムやCRMと連携してSMSを送信できるサービスです。短縮URLで配信文字数を圧縮する機能を備え、1通に収めやすくすることで実質的なコストを抑えられます。
初期費用・月額費用は0円で、1通5円からの従量課金です。送信する文字数に応じて通数がカウントされる一般的な方式のため、短縮URLで本文を短くすることで実質的なコストを抑えられます。マーケティング施策と連動したSMS配信を、コストを抑えて始めたい企業に向いています。
8. Vonage Communications API(Vonage)

Vonageは、Ericssonグループが手がける、SMS・音声・映像などをAPIで扱えるサービスです。日本国内では代理販売を通じて円建ての料金で利用でき、海外送信を含む幅広いチャネルを1つの基盤で扱えます。
国内向けの料金は、初期費用なしで、SMSが1通11.0円(税込)です。専用の送信元番号を使う場合は、初期費用と月額のレンタル料が別途かかります。国内・海外を横断してメッセージ配信を統合したい企業に適しています。グローバル本体の料金は米ドル建てのため、日本での利用時は円建ての料金を基準に確認するとよいでしょう。
9. Cuenote SMS(ユミルリンク株式会社)

ユミルリンクが提供するCuenote SMSは、メール配信で培った大量配信の基盤を活かしたSMS送信サービスです。RESTful APIを標準で搭載しており、自社システムからの自動送信に対応します。
初期費用は0円で、1通6円からの従量課金です。送信に成功した分のみを課金する成功課金を採用しています。月額費用や大量送信時の単価はプランにより変わるため、想定送信数を伝えて見積もりを取ると具体的なコストを把握できます。
10. EXLINK-SMS

EXLINK-SMSは、別システムと連携してAPIを呼び出すだけで、個別・一斉のSMS送信ができるサービスです。既存のシステムに組み込んでSMSを自動送信したい場合の選択肢になります。
1通単価は7.9円からと公式に公開されています。送信数に応じた段階的な料金やパック料金の詳細は個別見積もりとなるため、想定送信数を伝えて確認するとよいでしょう。
まとめ
SMS送信APIの料金は、1通単価だけでなく、初期費用・月額固定費、文字数超過や専用番号のレンタル料といった追加費用まで含めた「実際の請求額」で比べることが大切です。多くのサービスは初期費用0円・月額0円の従量課金で始められるため、まずは自社の想定送信数で月額を試算し、そのうえで到達品質やサポート、国際SMSの要否などの条件で候補を絞り込むと、無駄なく選べます。
単価が公開されているサービスなら、資料請求や見積もりの前におおよそのコストを把握できます。気になるサービスの詳しい料金や機能は、公式資料を取り寄せて比較検討を進めましょう。
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SMS送信APIの料金に関するよくある質問
Q. SMS送信APIの料金相場は1通いくらですか?
A. SMS送信APIの1通あたりの料金相場は、公開されている各社の単価でおおむね4円台後半〜11円程度です。国内で低価格帯を打ち出すサービスは1通4〜6円台、キャリア網に直接接続して到達品質を重視するサービスは1通9〜11円程度が目安で、税込・税抜の表記はサービスによって異なります。多くは初期費用・月額固定費が0円の従量課金のため、自社の想定送信数に単価を掛ければおおよその月額を試算できます。
Q. SMS送信APIの導入に初期費用や月額固定費はかかりますか?
A. SMS送信APIは、多くのサービスが初期費用0円・月額固定費0円で、送信した通数だけを支払う従量課金を採用しています。ただし一部のサービスでは、月の利用額が一定に満たない場合の最低利用料金や、送信数を含んだ月額固定のパッケージ料金が設定されていることがあります。送信数が少ない月は、単価そのものよりも最低利用料金の有無が総額を左右するため、契約前に確認しておくと安心です。
Q. SMS送信APIは従量課金と定額のどちらが得ですか?
A. SMS送信APIの料金は、送信数が月ごとに変動するなら従量課金型、毎月ほぼ一定数を安定して送るなら定額(パッケージ)型が得になりやすいです。従量課金型は送った分だけを支払うため小さく始めやすく、定額型は含まれる通数の範囲で1通あたりの実質単価を抑えられます。自社の月間送信数を見積もったうえで、パッケージに含まれる通数と超過単価を確認し、従量型と実質単価を比べて選ぶとよいでしょう。
Q. SMS送信APIを無料で使うことはできますか?
A. SMS送信APIを継続して完全無料で使えるサービスは限定的ですが、多くのサービスが導入前の検証用に無料トライアルや無料の送信枠を用意しています。一定期間・一定通数まで無料で試せるトライアルが提供されており、本格導入の前に到達品質やAPIの使い勝手を確認できます。実運用では送信した通数に応じた従量課金がかかるため、無料枠は「本番前のテスト用」と捉えておくとよいでしょう。
Q. SMS送信APIで単価が安いサービスはどう選べばいいですか?
A. SMS送信APIで安いサービスを選ぶ際は、表示単価だけでなく、文字数超過や到達課金の有無まで含めた「実際の請求額」で比較することが大切です。表示単価が安くても、本文の分割で2通分課金されたり、不達分にも課金されると実質コストは上がります。想定送信数と平均文字数で月額を試算し、成功分のみの課金か、固定費がないかを確認して比べましょう。
Q. SMS送信APIの見積もりが実際の請求額とずれるのはなぜですか?
A. 見積もりがずれる主な原因は、文字数超過による分割課金と、不達分にも課金される全送信課金です。SMSは1通で送れる文字数に上限(全角70文字程度)があり、超えると本文が分割され超過分が別の1通として課金されます。ほかに失敗メッセージへの少額課金、専用番号のレンタル料、国際SMSの別料金なども上乗せ要因です。単価だけでなくこれらを含めて確認しましょう。
Q. SMS送信APIはAPI利用そのものに追加料金がかかりますか?
A. SMS送信APIは、API利用そのものには追加料金がかからず、料金が送信単価に一本化されているサービスが多いです。ただし、短縮URLの発行やスケジュール配信などをオプションとして別料金にする場合もあります。API連携を前提に検討する際は、単価に加えてオプション料金の有無やAPI仕様書の公開状況、送信速度・同時接続数の上限も確認すると、導入後のミスマッチを避けられます。
Q. SMS送信APIで海外(国際SMS)に送る場合の料金は国内と同じですか?
A. SMS送信APIで海外の電話番号へ送る国際SMSは、国内向けとは別の単価になり、送信先の国ごとに料金が変わるのが一般的です。国内向けの単価は公開していても、国際SMSの料金は「要お問い合わせ」としているサービスもあります。海外拠点やグローバル展開でSMSを使う場合は、対象国ごとの単価と、円建て・ドル建てのどちらで請求されるか(為替の影響)を事前に確認しておきましょう。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。















