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インシュアテック企業一覧|国内・海外の主要企業をジャンル別に紹介

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組込型保険(エンベデッド保険)プラットフォーム比較表(2026年版)のプレビュー

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組込型保険(エンベデッド保険)プラットフォーム比較表(2026年版)

「インシュアテック」という言葉は耳にするものの、実際にどんな企業があるのか、具体的な社名まではすぐに思い浮かばないという方は多いのではないでしょうか。新規事業や企画の検討で「注目されている企業の顔ぶれ」を押さえたいとき、まず知りたいのは定義や市場規模よりも、どの会社が何をやっているかの一覧です。

インシュアテックは新規参入や買収が活発で、国内・海外を通じて多様なプレーヤーが登場しています。組込型保険(エンベデッド保険)、自動車のテレマティクス保険、サイバー保険、少額短期保険、保険業務の効率化まで、手がける領域もさまざまです。

本記事では、国内・海外の主なインシュアテック企業をジャンル別に分け、社名と事業内容を一覧で整理します。定義や市場規模の解説よりも先に、まず企業の顔ぶれを確認できる構成にしました。企画や情報収集の材料としてご活用ください。

組込型保険(エンベデッド保険)プラットフォームの関連サービス資料
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本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

インシュアテック企業一覧(国内)

まずは国内の主なインシュアテック企業を、事業領域のジャンル別に整理します。以下は2026年9月時点の各社公式サイト等の情報にもとづきます。インシュアテック領域は新規参入・撤退・買収が活発なため、最新の状況は各社公式サイトでの確認をおすすめします。

組込型保険・保険基幹プラットフォーム

事業会社が自社サービスに保険を組み込んだり、保険会社が基幹システムをデジタル化したりするための基盤を提供する企業です。

  • 株式会社Finatext:SaaS型のデジタル保険基幹システム「Inspire」を提供し、事業会社や保険会社による少額短期保険・組込型保険の立ち上げを支援しています。
  • 株式会社justInCaseTechnologies:SaaS型の保険システム「joinsure」を提供し、保険の募集・契約管理・保険金請求までをデジタル化する基盤を提供しています。
  • InsureMO株式会社:クラウドネイティブのマイクロサービスを組み合わせて保険業務を構築できる、保険ミドルオフィス・プラットフォームを提供しています。
  • リードインクス株式会社:事業会社が自社アプリ・Webサイト内で複数の保険会社の商品を販売できる、組込型保険プラットフォーム「Fusion」を提供しています。
  • 株式会社野村総合研究所(NRI):保険会社向けの基幹システム構築や、ダイレクト保険向けソリューション「InsDirect/MP」など、保険事業のデジタル化を支えるソリューションを提供しています。

旅行・少額短期保険

  • ソニー少額短期保険株式会社:スマートフォンの修理保険や1日単位のケガ保険など、ネット完結で加入できる少額短期保険を提供しています。
  • Frich株式会社:コミュニティ単位でオーダーメイドの補償を設計できる、P2P型の共済コミュニティサービス「Frich」を運営しています。

保険の比較・販売・代理店支援

  • 株式会社hokan:保険代理店向けに、顧客情報と契約情報を一元管理できるクラウド型の代理店システム「hokan」を提供しています。
  • Sasuke Financial Lab株式会社:オンラインで保険を比較・相談・申込できるデジタル保険代理店サービス「コのほけん!」を運営しています。
  • ダイリー株式会社:保険代理店の見積・申込・更新・保全や電話対応をAIで自動化するソリューション「dairii」を提供しています。
  • 株式会社フィナンシャル・エージェンシー:銀行や通信販売会社などと組んだコンタクトセンターでの保険販売・アフターフォローの代行や、AI保険見積りサービスを提供しています。
  • iChain株式会社:加入中の保険の情報や保険証券を一元管理し、家族とも共有できる保険管理アプリ「iChain保険ウォレット」を提供しています。

インシュアテック企業一覧(海外)

続いて、海外の主なインシュアテック企業を国内と同じジャンル軸で整理します。米国・欧州・アジアを中心に、デジタル保険会社から組込型保険の基盤事業者まで多様なプレーヤーが登場しています。こちらも2026年9月時点の各社公式サイト等の情報にもとづきます。

組込型保険・保険基幹プラットフォーム

  • Cover Genius(オーストラリア):ECや旅行などのプラットフォームに複数の保険を組み込める、グローバル配信API「XCover」を提供しています。
  • Igloo(シンガポール):東南アジアを中心に、パートナー企業のサービスへ保険を組み込むためのノーコード型の保険基盤を展開しています。
  • CoverGo(香港):保険会社やブローカー向けに、ノーコードで生保・損保・医療保険の商品を構築・販売できる業務プラットフォームを手がけています。
  • INSTANDA(英国):保険会社が自ら保険商品を設計・提供できる、ノーコードのコア保険プラットフォームを提供しています。

デジタル保険会社(生保・損保・総合)

  • Lemonade(米国):AIを活用して賃貸・ペット・自動車・住宅・生命保険をオンラインで提供する保険会社で、使われなかった保険料を顧客が選んだ団体に寄付する仕組みが特徴です。
  • Ladder(米国):オンラインで短時間に申込・見直し・請求ができる掛け捨て型の生命保険を提供しています。
  • Acko(インド):自動車・バイク保険や医療保険を、代理店を介さずデジタル完結で提供する保険会社です。

損害保険・モビリティ(テレマティクス)

  • Carrot General Insurance(韓国):走行距離や運転データに応じて保険料が決まる、テレマティクス型の自動車保険を提供しています。
  • Nirvana(米国):テレマティクスの走行データを活用し、商用トラック・車両向けの保険を提供しています。

サイバー・企業向け保険

  • Coalition(米国):サイバー保険に、脅威監視ツール「Coalition Control」によるリスク検知・防御を組み合わせて提供しています。
  • At-Bay(米国):サイバーリスクの評価・監視と、脅威検知・対応(MDR)サービスを保険と一体で扱う点に強みがあります。
  • Stoïk(フランス):セキュリティ診断・監視ツールを組み込んだ、欧州の中小企業向けサイバー保険を提供しています。

住宅・気候リスク

  • Honeycomb(米国):AIを活用し、集合住宅の家主・オーナーや管理会社向けのデジタル不動産保険を提供しています。
  • Delos(米国):山火事リスクの高い地域向けに、地理空間データを用いて引受判断を行う住宅保険を提供しています。

旅行・少額短期保険

  • Faye(米国):アプリで加入から請求まで完結し、旅行中のトラブルにリアルタイムで対応する旅行保険を提供しています。
  • SafetyWing(米国):リモートワーカーや海外ノマド向けに、世界各国をカバーする医療・旅行保険を提供しています。

ヘルステック・従業員福利

  • Alan(フランス):健康管理・予防サービスを組み合わせた、フランス発のデジタル健康保険を提供しています。
  • Plum(インド):企業向けに、従業員の団体医療保険とウェルネス・健康支援をまとめて提供するプラットフォームを運営しています。

保険の比較・販売・代理店支援

  • wefox(欧州):オランダ・オーストリア・スイスなどを中心に、保険の販売・仲介と、代理店・ブローカー向けの商品・顧客管理を手がける保険プラットフォームです。
  • InsuranceDekho(インド):自動車・健康・生命保険などをオンラインで比較・購入できるマーケットプレイスを運営しています。
  • Qoala(インドネシア):デジタルの保険マーケットプレイスと代理店ネットワークを通じて、東南アジアで自動車・医療などの保険を販売しています。

保険業務のAI・保険金請求支援

  • MotionsCloud(ドイツ):画像・映像のAI解析で損害を査定し、保険金請求処理の自動化を支援しています。
  • Coherent(香港):保険会社がExcelで作った料率・計算モデルをそのままAPI化し、商品の価格計算や引受に組み込めるSaaS「Spark」を提供しています。
  • Shift Technology(フランス):AIで保険金請求の不正検知や査定・請求処理の自動化を支援し、日本では東京海上日動も採用しています。

インシュアテックとは(保険×IT)と主な領域分類

インシュアテック(InsurTech)とは、保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた造語です。経済産業省が2017年5月に公開した「FinTechビジョン」では、「保険分野におけるFinTech」と位置づけられています。

AI・データ分析・スマートフォン・ブロックチェーンといった技術を活用し、保険商品の開発から販売、契約管理、保険金の支払いまでを効率化・高度化する取り組みを広く指します。

出典・参考資料(1件)

インシュアテックが扱う領域は幅広く、上の一覧で用いたジャンルは、おおむね次のように整理できます。技術で「何をデジタル化するか」によって、プレーヤーの顔ぶれが分かれる点が特徴です。

  • 組込型保険・保険基幹プラットフォーム:事業会社が自社サービスに保険を組み込む、または保険会社が基幹システムをデジタル化するための基盤。
  • デジタル保険会社(生保・損保・総合):オンライン完結で保険を販売する保険会社。生命保険・損害保険・総合型がある。
  • 損害保険・モビリティ(テレマティクス):走行データなどを用いた自動車保険など。
  • サイバー・企業向け保険:サイバーリスクの評価・防御と保険を組み合わせた企業向けの保険。
  • 住宅・気候リスク:住宅・不動産や、自然災害・気候リスクに対応する保険。
  • 旅行・少額短期保険:旅行保険や、スマートフォン・特定シーンに合わせた少額・短期間の保険。
  • ヘルステック・従業員福利:健康管理アプリと連動した健康保険や、従業員向けの福利厚生。
  • 保険の比較・販売・代理店支援:保険の比較・販売や、代理店業務を支援するサービス。
  • 保険業務のAI・保険金請求支援:保険金請求の自動化やデータ分析など、保険業務を支える技術。

なかでも、事業会社の関心が高いのが「組込型保険(エンベデッド保険)」です。デロイト トーマツ グループは、組込型保険を、他の商品・サービスをデジタルで提供する場面において「同時に保険の募集を行い、シームレスなカスタマーエクスペリエンスを向上させる」仕組みと説明しています。旅行予約サイトで航空券を買う際に旅行保険を同時に提案するように、自社の購入導線のなかに保険を自然に組み込める点が特徴です。

出典・参考資料(1件)

インシュアテックの市場規模と成長性(国内・世界)

インシュアテックの市場は世界的に拡大が見込まれています。ただし、市場規模の数値は調査会社によって前提や範囲が異なり、予測値には幅がある点に注意が必要です。

世界市場については、Zion Market Researchが2023年8月に公表した予測があります。それによると、2023年時点の54.8億米ドルから、2030年には1,464.3億米ドルに達し、年平均成長率(CAGR)は50.78%になる見通しです。

一方、The Brainy Insightsが2023年10月に公表した予測では、2022年時点の65億米ドルから2032年に823億米ドル、CAGR28.9%と見込んでいます。より新しい調査では、Research and Marketsが2025年4月に公表した予測で、世界市場が2024年の53億米ドルから2034年に1,329億米ドル(CAGR36%)に達するとしています。

いずれも商業調査会社による予測値のため、数値は目安として捉えるのが適切です。

出典・参考資料(3件)

国内については、矢野経済研究所が生命保険領域に限定して調査した国内InsurTech市場の規模が参考になります。同社の2022年11月の発表によると、2022年度の市場規模は前年度比134.9%の2,470億円が見込まれ、2024年度には3,180億円に達すると予測されています。

これは生命保険分野に絞った数値ですが、同社の過去の調査(2019年度は890億円)と比べても、数年で市場が拡大してきたことがうかがえます。

出典・参考資料(1件)

国内大手保険会社のインシュアテック活用事例

インシュアテックはスタートアップだけのものではなく、国内の大手保険会社もAIやデータ活用による業務の高度化を進めています。自社での取り組みを検討する際の参考として、公表されている事例をいくつか紹介します。

損害保険では、東京海上日動火災保険がAIを活用した保険金の不正請求検知に取り組んでいます。Shift Technology(シフトテクノロジー)が2025年8月に公表した内容によると、生成AIを搭載した画像・文書の解析機能を用いるものです。「構造化ならびに非構造化データから抽出された留意すべき情報を的確に判別」することで、不正請求防止と保険金手続きの効率化を進めるとされています。

出典・参考資料(1件)

生命保険では、日本生命保険相互会社が、AIを活用した意思確認プロセスの支援に関する実証実験を発表しています。2026年8月5日の発表によると、AIツールを用いて「解約、減額、名義変更等の契約の維持管理に関する手続き時のコミュニケーションを支援」する取り組みです。お客様保護の高度化と職員の負荷軽減の両面を検証する内容で、2026年9月から11月にかけて実施するとしています。

出典・参考資料(1件)

このほか、明治安田生命保険や第一生命保険などでも、営業活動や顧客対応へのAI活用の取り組みが報じられています。大手保険会社の多くが、業務効率化と顧客体験の向上を目的にインシュアテックへの取り組みを進めています。

自社で保険を組み込む・DXするなら(組込型保険プラットフォームの活用)

ここまで見てきた企業の顔ぶれを踏まえ、「自社のサービスやアプリに保険を組み込みたい」「保険業務をデジタル化したい」と考える場合に活用できるのが、組込型保険(エンベデッド保険)プラットフォームです。事業会社は自ら保険会社になることなく、こうした基盤を通じて自社の購入導線のなかに保険を組み込めます。

ここでは、そうした基盤を提供する代表的なサービスを紹介します。次の比較表の「組込型保険への対応」欄は、組込型保険にどれだけ特化しているかの目安です。保険基幹システムやシステム構築(SI)を幅広く手がけるサービスは対応範囲が広いぶん、この欄では条件付きの表記になる場合があります。

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サービス名FusionInsureMOInspireNRI 保険ソリューション
提供会社リードインクス株式会社InsureMO株式会社株式会社Finatext株式会社野村総合研究所
提供形態SaaS型ミドルウェア+API
(組込型保険の販売基盤)
PaaS(保険ミドルオフィス/
API基盤)
SaaS(保険基幹システム)+
API・立ち上げ支援
受託SI+業務パッケージ
(クラウド前提)
対応する保険領域生保・損保・第三分野を横断生保・損保・第三分野・
共済・少短 等
生保・損保・第三分野すべて生保・損保・共済・少短
組込型保険への対応組込型保険に特化API基盤として対応マルチキャリア組込みに対応業務パッケージ経由で対応
主な対象異業種の事業会社
(銀行・EC・小売・旅行等)
保険会社/異業種事業者/
技術事業者
保険会社・代理店/
非保険事業者(EC・SaaS等)
損保・生保・共済・少短/
非金融事業者
初期費用要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ要お問い合わせ
詳細情報公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※2026年9月時点の各社公式サイト等の公表情報に基づきます。料金が非公開のサービスは「要お問い合わせ」と記載しています。「組込型保険への対応」欄の◎は組込型保険に特化、●は対応、△は業務パッケージ・受託等を通じた対応を示します。最新の情報は各社公式サイトでご確認ください。

組込型保険(エンベデッド保険)プラットフォームには、ここで取り上げた以外にもさまざまなサービスがあります。提供形態ごとの違いや保険会社・事業会社の導入事例、自社に合った基盤の選び方まで詳しく比較したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

Fusion(リードインクス株式会社)

Fusionのウェブサイト

リードインクス株式会社が提供する「Fusion」は、事業会社が自社チャネル内で複数の保険会社の保険商品を販売するための、組込型保険プラットフォームです。SaaS型のミドルウェアとAPI連携により、銀行・EC・モビリティ・小売・旅行などの事業者が、自社のアプリやWebサイトの中に保険販売の動線を組み込めるよう設計されています。

従来型の代理店向け業務管理システムとは異なり、非保険事業者が保険を「組み込む」ことに主眼を置いている点が特徴です。自社サービスへの保険の付帯を検討する事業会社にとって、導入のハードルを下げる選択肢となります。

InsureMO(InsureMO株式会社)

InsureMOのウェブサイト

InsureMOは、クラウドネイティブのマイクロサービスで保険業務を支える保険ミドルオフィス・プラットフォームです。保険商品の設計や販売、契約管理などの機能をマイクロサービスとして組み合わせられる設計で、保険会社や事業会社が必要な機能を選んで柔軟にシステムを構築できます。

モノリシックなパッケージ製品では改修やカスタマイズの負担が大きくなりがちですが、マイクロサービス型の構成により、変更の影響範囲を抑えながら段階的に導入・拡張しやすい点が特徴です。

同社がマイクロサービス型のプラットフォームを開発するに至った背景について、InsureMO株式会社の河上氏はMCB FinTechカタログの取材で次のように述べています。

河上氏
InsureMO株式会社 代表取締役
河上氏
独自インタビューより

背景には、当社のCEOの大きな決断があります。私たちはもともと、保険会社向けにパッケージ製品を提供していました。当時としては評価いただいていた製品なのですが、モノリシックの仕組みである以上、改修するとあちこちに影響が出ますし、カスタマイズも基本的にしたくないしすべきではない。そうすると、お客様としては「やりたいことができない」「カスタマイズで費用がかかる」「保守が難しい」となってしまうわけです。これは結局、お客様を幸せにしないとCEOが判断しまして、思い切ってそのパッケージは販売停止にしました。そのうえで、マイクロサービスを組み合わせて構築する全く新しいプラットフォームとしてInsureMOを作り直したという経緯です。経済産業省が「2025年の崖」として、モノリシックなレガシーシステムからの脱却とマイクロサービス化を打ち出していますが、保険業界に対してその課題にきちんと正面から応えられているのが、当社の立ち位置だと考えています。

Inspire(株式会社Finatext)

Inspireのウェブサイト

「Inspire」は、Finatextグループの株式会社Finatextが提供する、SaaS型のデジタル保険基幹システムです。保険商品の設計・引受・契約管理といった保険事業に必要な機能をクラウドで提供し、事業会社や保険会社が少額短期保険や組込型保険を立ち上げる際の基盤となります。

Finatextグループは、証券・保険などの金融サービスをクラウドで提供してきた実績があり、保険商品の設計から契約管理までをAPIで連携できる点が特徴です。

NRI 保険会社向け基幹/ダイレクト保険ソリューション(株式会社野村総合研究所)

NRI 保険会社向け基幹/ダイレクト保険ソリューションのウェブサイト

株式会社野村総合研究所(NRI)は、保険会社向けの基幹業務システムの構築・運用(受託SI)に加え、ダイレクト保険向けのソリューション「InsDirect/MP」などを提供しています。非金融事業者が少額短期保険などで保険事業に参入する際や、顧客向けの申込画面をデジタルで整える際に活用できるソリューションを持っています。

大手システムインテグレーターとして、保険会社向けの基幹システムの構築から運用までを一貫して手がけてきた実績があり、要件に応じた個別設計に対応できる点が特徴です。

まとめ

インシュアテックは、組込型保険や少額短期保険、テレマティクス保険、サイバー保険、保険業務のAI活用まで、幅広い領域で国内・海外の多様な企業が事業を展開しています。市場は世界・国内ともに拡大が見込まれ、大手保険会社もAIやデータ活用による業務の高度化を進めています。

自社のサービスに保険を組み込みたい、あるいは保険業務をデジタル化したいと考える場合は、組込型保険プラットフォームの活用が現実的な第一歩となります。各サービスの機能や対応範囲を比較し、自社の目的に合った基盤を見極めることが重要です。まずは各社の資料で、対応領域や導入イメージを確認してみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. インシュアテックとは何ですか?

A. インシュアテック(InsurTech)とは、保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた造語で、AIやデータ分析などの技術を使って保険の開発・販売・契約管理・保険金支払いを効率化・高度化する取り組みを広く指します。経済産業省が2017年5月に公開した「FinTechビジョン」では、「保険分野におけるFinTech」と位置づけられています。

Q. インシュアテックにはどんな種類・領域がありますか?

A. インシュアテックの領域は、組込型保険・保険基幹プラットフォーム、デジタル保険会社、損害保険・モビリティ(テレマティクス)、サイバー・企業向け保険、少額短期・オンデマンド保険、ヘルステック・従業員福利、保険業務の効率化・AI活用などに大きく分かれます

技術で「何をデジタル化するか」によって、プレーヤーの顔ぶれが分かれる点が特徴です。各領域の代表的な企業は、本記事の企業一覧でジャンル別に紹介しています。

Q. インシュアテックと組込型保険(エンベデッド保険)の違いは何ですか?

A. 組込型保険(エンベデッド保険)は、インシュアテックの一領域で、他の商品・サービスをデジタルで提供する場面において保険の募集を同時に行う仕組みを指します。インシュアテックが「保険×テクノロジー」全般を指す広い概念であるのに対し、組込型保険はそのうち、自社の購入導線のなかに保険を自然に組み込むアプローチに絞った考え方です。

旅行予約サイトで航空券を購入する際に旅行保険を同時に提案するような形が代表例です。

Q. 自社のサービスに保険を組み込むにはどうすればよいですか?

A. 自社サービスに保険を組み込むには、自ら保険会社になる必要はなく、組込型保険(エンベデッド保険)プラットフォームを活用するのが現実的な方法です。FusionやInsureMO、Inspire、NRIの保険ソリューションといった基盤を通じて、自社のアプリやWebサイトの購入導線のなかに保険販売の動線を組み込めます。

対応する保険領域やAPI連携、導入支援の範囲はサービスごとに異なるため、各社の資料を比較して自社の目的に合う基盤を選ぶことをおすすめします。

Q. インシュアテックの市場規模はどれくらいですか?

A. インシュアテックの市場規模は、世界・国内ともに拡大が見込まれていますが、調査会社によって前提や範囲が異なり、予測値には幅があります

世界市場では、Zion Market Researchが2023年時点の54.8億米ドルから2030年に1,464.3億米ドル(CAGR50.78%)に達すると予測しています。一方、The Brainy Insightsは2022年の65億米ドルから2032年に823億米ドル(CAGR28.9%)と見込んでおり、調査会社によって想定する成長ペースには差があります。

国内では、矢野経済研究所が生命保険領域に限定した調査で、2022年度の2,470億円から2024年度に3,180億円へ拡大すると予測しています。いずれも各調査会社による予測値のため、目安として捉えるのが適切です。

Q. 国内の代表的なインシュアテック企業にはどんな会社がありますか?

A. 国内の代表的なインシュアテック企業には、組込型保険・保険基幹プラットフォームのFinatext・justInCaseTechnologies・InsureMO・リードインクス、少額短期保険のソニー少額短期保険、保険業務の効率化・代理店支援のhokan・Sasuke Financial Labなどがあります

組込型保険の基盤提供から保険業務の効率化まで、領域ごとに多様なプレーヤーが登場しています。各社の事業内容は、本記事の「インシュアテック企業一覧(国内)」でジャンル別に紹介しています。

Q. インシュアテックが成長している主な要因は何ですか?

A. インシュアテックが成長している主な要因は、デジタルで完結する保険商品への需要の高まりと、AI・自動化・データ分析といった技術の進展です。スマートフォンの普及やライフスタイルの変化により、必要なときに必要な分だけ加入できる少額短期・オンデマンド保険や、購入導線に自然に組み込む組込型保険へのニーズが広がっています。

大手保険会社も業務効率化と顧客体験の向上を目的にAI活用を進めており、市場全体の裾野が拡大しています。

組込型保険プラットフォームの料金・機能を一括チェック

MCB FinTechカタログでは、組込型保険(エンベデッド保険)プラットフォームの最新資料を無料で一括ダウンロードできます。対応する保険領域、API連携、料金体系、導入支援の範囲など、比較に必要な情報をまとめて把握できます。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
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