ECの売上を伸ばすために広告運用やSEO、モール集客に力を入れたいものの、日々の受注処理や商品登録に追われて手が回らない。そんな状況で「一部の業務を外部に委託しよう」と考えても、何をどこまで任せられるのか、代行会社・フリーランスのどこに頼めばよいのかが分からず、検討が止まってしまうケースは少なくありません。
委託先を絞り込むうえで手がかりになるのが、「何を委託するか(委託できる業務範囲)」と「誰に委託するか(委託先の形態)」という2つの視点です。この2軸で整理すると、自社の課題に合う委託先のタイプがはっきりし、比較すべき候補も見えてきます。
本記事では、ECマーケティング・運営の委託先20サービスを、委託できる業務範囲・委託先の形態・費用の観点で比較・解説します。20サービスは、丸ごと任せられる一括代行・グロース支援型、特定業務を切り出して頼める特定業務・スポット支援型、EC一元管理システムなどのツール提供とあわせて運用を支えるシステム・ツール提供型の3タイプに分類しています。
また、委託したい業務や自社の規模に合わせて候補を絞り込めるよう、「30秒でわかる EC委託先の選定診断」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
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EC(マーケティング)の委託とは?EC運用代行・BPOとの違い
ここでは、ECマーケティングの委託が何を指すのか、近い意味で使われる言葉との違いと、委託が広がっている背景を整理します。
ECマーケティングの委託とは、自社のECサイトやモール店舗の売上をつくるための業務——広告運用・SEO・SNS/CRM・モール集客などの集客施策や、その前提となる商品登録・受注・在庫・カスタマーサポートといった運用実務——を、外部の専門会社や人材に任せることを指します。すべてを一括で任せる形から、特定の業務だけを切り出して頼む形まで、委託の範囲は自社の課題に合わせて設計できます。
EC運用代行・BPO・ECコンサルとの違い
「委託」と近い意味で使われる言葉に、EC運用代行・BPO・ECコンサルティングがあります。厳密な定義があるわけではありませんが、任せる範囲と関わり方に違いがあります。
EC運用代行は、日々のサイト運営や集客施策の実行を代わりに行う形態です。BPO(業務プロセスの外部委託)は、受注から在庫、出荷、カスタマーサポートまで、運営プロセスをまとまった単位で継続的に引き受けるイメージが強く、運用代行よりも守備範囲が広い場合を指すことが多くなります。ECコンサルティングは、戦略や改善方針の助言が中心で、実務の代行までは含まないのが一般的です。
実際には、これらの線引きはサービスごとに重なり合っています。呼び名で選ぶよりも、後述する「委託できる業務範囲」と「委託先の形態」に分解して、自社が任せたい範囲を実際にカバーしているかで見極めるほうが確実です。
本記事は「委託」の切り口で整理していますが、EC運用代行そのものを対応モールや工程などの軸で総合的に比較し、おすすめから選びたい場合は、以下の記事でカテゴリ全体のサービスを比較しています。
EC運用代行の選び方|一括・特定業務・システム型の違いと費用相場・選定軸を解説
「受注や出荷、問い合わせ対応に一日が終わってしまい、売上を伸ばす施策まで手が回らない」 「広告もSNSも試したのに思うように売上が伸びず、どこにテコ入れすべきか分からない」 自社ECやモール店舗を運営していると、日々の業務に追われるうちに、…
EC業務・マーケティングの委託が広がる背景
委託が一般的な選択肢になっている背景には、EC市場そのものの拡大があります。経済産業省の調査によると、2024年の国内BtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は26.1兆円(前年比5.1%増)に拡大し、物販系分野のEC化率も9.8%へと上昇しました。市場が伸びるほど競争は激しくなり、事業者が対応すべき集客チャネルや運用業務も増え続けています。
出典・参考資料(1件)
一方で、広告運用・SEO・モール集客といった専門性の高い領域を担うEC人材を、自社で採用・育成するのは容易ではありません。少人数で運営する事業者では、担当者が定常業務に追われて施策まで手が回らない状況も起こりがちです。こうした「やることは増えるのに人が足りない」というギャップを埋める手段として、外部への委託が選ばれています。
ECマーケティングで委託できる業務範囲
ここからは、EC運営のどの業務を外部に委託できるのかを、集客をつくる「マーケティング・集客業務」と、それを支える「バックオフィス・運用業務」に分けて見ていきます。自社のどこを任せたいのかを切り分ける手がかりにしてください。

マーケティング・集客業務(広告運用・SEO・SNS/CRM・モール集客)
売上を直接押し上げる集客施策は、委託ニーズの中心です。代表的なものは次の4領域に整理できます。
- 広告運用:リスティング広告・SNS広告・モール内広告の設計から入稿・改善まで。予算配分やクリエイティブの検証を継続的に回す必要があり、専門知識と運用工数が求められます。
- SEO:検索からの自然流入を増やすための、商品ページやコンテンツの最適化。
- SNS・CRM:SNS運用に加え、メルマガやLINEを使ったリピーター向けの販促(顧客関係管理)。
- モール集客:楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10など、各モールの仕様に沿った販促やページ運用。モールごとにノウハウが異なる領域です。
バックオフィス・運用業務(ささげ・商品登録・受注・在庫・カスタマーサポート)
集客施策の効果を安定して出すには、その土台となる運用実務が滞りなく回っていることが前提になります。この領域も委託の対象です。
- ささげ業務・商品登録・ページ制作:撮影・採寸・原稿作成から商品登録まで。点数が多いほど負荷が大きく、外部に任せやすい業務です。
- 受注管理・在庫管理:注文が入ってから出荷までの処理と、在庫の管理。繁忙期の変動が大きい領域です。
- カスタマーサポート:問い合わせやクレームへの対応。専門の体制を持つ委託先に任せると、品質と処理速度を保ちやすくなります。
これらをまとめて委託すれば、社内はマーケティングや商品開発といった中核業務に集中できます。
ECの委託先の選択肢と選び方(委託範囲の広さ×委託先の形態)
委託できる業務範囲を押さえたら、次は委託先の選び方です。ここでは「どこまで任せるか(委託範囲の広さ)」と「誰に任せるか(委託先の形態)」の2つに分けて整理します。
まず委託範囲の広さを一括委託と単発・スポット委託で確認し、一括代行・特定業務型・システム提供型という広さ別の選択肢を見ます。そのうえで、代行会社と個人・フリーランスという委託先の形態の違いを押さえます。
一括委託(BPO)と単発・スポット委託の違い
委託の広さは、大きく「一括委託」と「単発・スポット委託」に分かれます。この違いを先に押さえておくと、以下のタイプ分けが理解しやすくなります。
一括委託(BPO)は、EC運営全体を継続的にまとめて任せる形です。戦略設計から集客、運用実務までを一貫して依頼できるため、社内リソースが乏しくても運営を回せる一方、月額の固定費は高くなりやすく、委託先への依存度も上がります。
単発・スポット委託は、広告運用だけ、ささげ業務だけ、というように業務を切り出して必要な分だけ頼む形です。費用を抑えて始めやすく、成果を見ながら範囲を広げられる反面、複数の委託先を使い分けると管理の手間が増えます。
立ち上げ期はスポット委託で必要な業務から補い、売上が伸びて運営が複雑になってきた段階で一括委託へ移行する、という進め方も現実的です。自社が今どのフェーズにあるかで、適した委託の広さは変わります。
一括で委託したい(戦略〜集客〜運用まで丸ごと)=一括代行・グロース支援型
戦略設計から広告・SEO・モール集客、さらに商品登録や受注などの運用実務までを継続的に伴走するのが、一括代行・グロース支援型です。EC専任の担当者を置く余裕がなく、売上づくりから日々の運営までまとめて外部に任せたい事業者に向いています。窓口が一本化されるため社内の管理負荷は下がりますが、任せきりにせず成果を確認する体制は自社にも残しておく必要があります。
特定のマーケ業務だけ委託したい(広告運用・SEO・SNS/CRM・モール集客・ささげ 等)=特定業務・スポット支援型
社内に運営体制はあるものの、特定の領域だけ専門性や工数が足りない——そんなときに選ばれるのが特定業務・スポット支援型です。広告運用やSEO、ささげ業務といった委託したい業務を切り出して依頼でき、成果が見えやすい1領域から試せます。既存の体制を活かしながら弱点を補強できる反面、複数領域を別々の委託先に頼むと、全体の連携は自社で調整する前提になります。
システム・ツールで運用を効率化しつつ委託したい=システム・ツール提供型
複数モールの受注・在庫・商品情報を一元管理するシステムやEC構築ツールの提供と、その運用支援をあわせて受けられるのがシステム・ツール提供型です。手作業で生じていた転記や在庫調整をツールで効率化しながら、設定や運用の一部を委託できます。自社に運用担当を残しつつ、業務を仕組みで軽くしたい事業者に適しています。ツールへの習熟や初期設定の負担がある点は考慮しておきましょう。
代行会社ではなく個人・フリーランスに委託したい
ここまでは会社に委託する形を見てきましたが、EC運用の経験を持つ個人・フリーランスに、業務単位で委託する選択肢もあります。クラウドソーシングやマッチングのプラットフォームを通じて、広告運用やモール運用に強い人材を探して直接依頼できます。
個人へ委託する際の代表的なプラットフォームには、次のようなものがあります。
- 総合クラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークス):幅広い業務を掲載・発注できる大手サービス。EC関連ではページ制作・商品登録・ライティングなどを個人へ発注できます。
- スキルマーケット(ココナラ):個人が自分のスキルを商品として出品するマーケット。単発の広告運用やバナー制作などをスポットで依頼しやすいのが特徴です。
- EC・マーケ人材のマッチング(SOKUDAN など):EC・マーケティングの実務経験がある副業・フリーランス人材を、企業の委託ニーズとマッチングするサービスです。
個人・フリーランスに向くのは、単発の広告運用やページ制作、ささげ業務、カスタマーサポート、スポットのコンサルティングなど、業務を切り出して任せられる仕事です。
費用は、業務あたり・時間あたりで見ると代行会社より抑えやすい傾向があります。一方で、品質や体制、継続性、情報管理は個人の力量に左右されてばらつきやすく、複数人での体制やSLA(品質保証の取り決め)が必要な規模には向きません。
小規模での運用やスポットの依頼、社内にない特定スキルの補完には、個人・フリーランスが有力な選択肢になります。体制・継続性・責任の分担を重視するなら代行会社、低コストで柔軟に頼みたいなら個人と、使い分けるのが基本です。
ここまでの委託先の形態を、委託できる範囲・費用感・向くケースで整理すると次のとおりです。自社が「どこまでを・どの形態に」委託したいかを重ねて確認してみてください。
| 委託先の形態 | 一括代行会社 | 特定業務・スポット型代行 | システム・ツール提供型 | フリーランス・クラウドソーシング |
|---|---|---|---|---|
| 委託できる範囲 | 戦略〜集客〜運用実務まで丸ごと | 広告運用・SEO・ささげなど特定業務を切り出し | 一元管理ツール等の提供+運用の一部委託 | 単発・特定業務を個人へ(範囲は個人のスキルに依存) |
| 費用感 | 月額固定・成果報酬など継続費用が中心(高めになりやすい) | 委託した業務分のみ(範囲に応じ変動) | ツール利用料+委託分の費用 | 業務・時間あたりで抑えやすいがばらつく |
| 向くケース | EC専任の体制がなく、運営を丸ごと任せたい | 社内体制はあり、特定領域だけ補強したい | 運用を仕組みで効率化しつつ一部を任せたい | 小規模・スポット・特定スキルの補完 |
自社に合う委託先の選び方(比較ポイント)
ここからは、候補を絞り込むための比較ポイントを4つの問いに整理します。自社の状況に当てはめながら確認してみてください。
委託したい業務範囲と提供範囲は一致しているか
最初に確認したいのが、自社が任せたい業務と、委託先が実際に提供できる範囲の一致です。集客から運用まで丸ごと任せたいのに広告運用しか対応していない、あるいは広告だけ頼みたいのに一括契約が前提、といったミスマッチは契約後の不満につながります。
まず「委託できる業務範囲」の節で自社の委託対象を書き出し、それを各社の対応範囲と突き合わせると、過不足が見えます。将来的に委託範囲を広げる可能性があるなら、拡張に対応できるかも合わせて確認しておくと安心です。
実績・得意ジャンル・対応モールは自社と合うか
同じEC代行でも、得意な商材ジャンルや対応モールには差があります。アパレルに強い会社と食品に強い会社では、有効な集客施策の勘所が異なります。楽天市場の店舗管理システム「RMS」の運用に精通しているか、Amazonのセラーセントラルに対応できるかなど、自社が出店している(または出店したい)モールでの実績を確認しましょう。自社と近い商材・規模・モールでの支援実績があるほど、施策の再現性は高まります。
料金体系は自社の予算と成果目標に合うか
料金体系は、固定費(月額)型・成果報酬型・両者の複合型に分かれます。売上規模がまだ小さい立ち上げ期に固定費の高いプランを選ぶと負担が重くなり、逆に売上が大きい段階で成果報酬の料率が高いと、伸びるほど手数料も膨らみます。自社の月商と成長フェーズを踏まえ、固定費と変動費のバランスがどちらに寄っていると無理がないかで判断するのが基本です。次の「費用相場と料金体系」の節も参考にしてください。
サポート体制・コミュニケーションの質は十分か
委託は契約して終わりではなく、日々のやり取りが積み重なる関係です。報告の頻度や形式、担当者の連絡の取りやすさ、施策提案の有無は、成果に直結します。定例ミーティングの有無や、レポートで何をどこまで共有してくれるかを事前に確認しておくと、任せたあとの「何をしているのか見えない」という不安を避けられます。可能であれば、契約前の打ち合わせでの対応の丁寧さも見極めの材料になります。
ECマーケティング委託の費用相場と料金体系
ここでは、委託費用の料金体系と、業務ごとの費用の考え方を整理します。実額はサービスによって幅があるため、目安として捉えてください。
料金体系の3タイプ(固定費・月額型/成果報酬型/複合型)

委託の料金体系は、大きく3つに分けられます。固定費・月額型は、委託する業務量に応じた月額を毎月支払う形です。費用が読みやすく予算を立てやすい反面、売上が伸びなくても固定費は発生します。
成果報酬型は、売上や広告経由の成果に対して一定料率を支払う形で、初期の負担を抑えやすい代わりに、売上が伸びるほど支払いも増えます。複合型は、月額の固定費に成果連動分を組み合わせたもので、多くの一括代行で採用されています。
自社の売上規模と成長段階に応じて、どの体系が無理なく続けられるかを見極めることが大切です。
業務別の費用相場(目安)
委託費用は業務ごとに課金の単位が異なります。広告運用は広告費に対する手数料(運用額に一定料率を掛ける形が一般的)、ささげ業務や商品登録は1点あたり、発送代行は1件あたり、カスタマーサポートは席数や稼働時間を単位とすることが多く、実際にはこれらを組み合わせた見積もりになります。
本記事で紹介する各社の公開料金に基づくと、業務別のおおよその目安は次のとおりです(各社の詳細は後半の比較表・サービス紹介を参照)。
- 一括の運営代行(月額固定):おおむね月10万〜50万円台が中心。コンサル中心の入口は月10万円台〜、物流まで含むフルサポートは月50万円〜。
- 広告運用代行:広告費の15〜20%+月5万円前後の固定費が目安。
- 成果報酬・複合型:売上の数%〜15%程度+最低費用(最低月20万円前後を設ける例あり)。
- スポット・運用改善:月5万円台〜。商品登録などの単発作業は1点あたり数百円〜。
これらは各社の公開料金から見た目安で、非公開・個別見積もりの会社も少なくありません。無理に一律の相場に当てはめるより、自社が委託したい範囲を固めたうえで複数社から見積もりを取り、内訳を比較するのが確実です。公開されている料金の詳細は、本記事後半の比較表と各サービスの紹介で確認できます。
ECマーケティングを委託するメリットと注意点
委託の効果と、あわせて押さえておきたい注意点を整理します。特に「思ったより成果が出なかった」という失敗を避けるための対策まで確認しておきましょう。
委託するメリット(コア業務への集中・即戦力の確保・売上改善)
委託の最大の利点は、社内のリソースを中核業務に振り向けられることです。受注処理やささげ業務のような定常業務を外に出せば、商品開発や仕入れ、ブランドづくりといった自社にしかできない仕事に集中できます。
また、広告運用やモール運用の知見を持つ委託先を使えば、人材を採用・育成する時間をかけずに専門性のある体制をすぐ確保できます。自社では試せなかった施策が回り始め、売上改善につながることも期待できます。繁忙期だけ体制を厚くするといった、需要の変動に合わせた柔軟な運用がしやすくなる点も利点です。
委託時の注意点と対策(丸投げリスク・ノウハウ非蓄積・情報セキュリティ)
委託の効果を得るには、いくつかの落とし穴を避ける必要があります。まず避けたいのが丸投げによる失敗です。すべてを任せて自社が数字を見なくなると、成果が出ていなくても気づけず、軌道修正が遅れます。委託しても、KPI(重要指標)の確認や施策の方向性の判断は自社に残し、定例で進捗をレビューする体制を保つことが対策になります。
次に、ノウハウが社内に蓄積しないという問題です。運用を任せきりにすると、施策の意図や改善の勘所が委託先だけに残り、将来的に内製へ切り替えたいときや委託先を変えたいときに立ち行かなくなります。作業内容や判断の根拠をレポートで残してもらい、定例で共有を受けることで、社内にも知見を蓄えられます。
さらに、情報セキュリティにも注意が必要です。受注管理やカスタマーサポートを委託すると、顧客の氏名・住所・連絡先などの個人情報を委託先が扱うことになります。委託先の情報管理体制(アクセス権限の管理や第三者認証の有無)を確認し、秘密保持契約を結んだうえで、取り扱う情報の範囲を契約書で明確にしておきましょう。
あわせて、委託範囲が広がるほど固定費も積み上がるため、費用に見合う成果が出ているかを定期的に見直すことも大切です。
自社に合うEC委託先を診断
ここまで委託範囲や委託先の形態を整理してきましたが、自社がどのタイプの委託先に向いているのか、判断が難しい場合もあります。そのようなときでも、委託したい業務や自社の規模に合わせて最適な候補を最短で見つけられるよう、「30秒でわかる EC委託先の選定診断」を以下にご用意しました。ぜひご活用ください。
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【比較表】ECマーケティング委託先の比較
ここからは、自社の課題や要件に合わせて客観的に比較・選定できるよう、ECマーケティング・運営の委託先20サービスを、委託先タイプ・委託できる業務範囲・対応モール・料金体系・費用の目安・向いている企業の観点で一覧にまとめました。
| サービス名 | Limelight|Qoo10運用代行 | コマースメディア | いつも | EC運営代行 byGMO | マーケティングパートナー | サヴァリ | ジャグー | アートトレーディング | Roseau Pensant | TRUEコンサルティング | ネットショップ総研 | EC SUPPORTERZ | ワンプルーフ | そばに | しるし | ECマーケティング | これから | 売れるネット広告社 | ネクストエンジン ECコンサル・運営代行 | 飛躍 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 委託先タイプ | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 一括代行・グロース支援型 | 特定業務・スポット支援型 | 特定業務・スポット支援型 | 特定業務・スポット支援型 | システム・ツール提供型 | システム・ツール提供型 |
| 主な委託業務範囲 | 出店代行・運用・広告運用・SNS/インフルエンサー施策までQoo10を一気通貫 | 商品ページ制作・登録・広告運用・在庫/受注・CS・コンサル(モール+Shopify構築) | 戦略〜制作〜広告〜運用〜受注/物流/CSまで一気通貫(部分委託も可) | 戦略構築・制作・マーケ(SEO/広告/SNS)・ささげ・受注/CS・物流まで一括 | サイト構築・運営代行(撮影/商品マスタ/採寸・更新)・フルフィルメント・集客(SEO/広告) | モール運用代行(商品登録・管理・広告・SEO)〜制作・コンサル・BPO | 戦略〜運用〜広告〜制作〜分析〜物流まで実行伴走型で一気通貫 | 制作(Shopify)〜運用〜物流(自社倉庫)〜CSまで一気通貫 | 戦略・出店支援・ささげ・登録/出品・受発注/物流・集客・CSまで一気通貫 | 撮影・登録・制作・SEO・広告・受発注・商品開発・CRM/SNS・コンサル | 商品企画・ページ制作・メルマガ・SEO・在庫/受注・広告・SNS・物流・撮影+コンサル/研修 | 商品登録・受注/出荷・販促・広告・分析+戦略設計/CRM(運用代行とコンサルの2ライン) | 楽天コンサル+実務(RMS/SEO/広告/LP制作/商品登録/CS)を一括 | Amazon運用代行・広告運用・ページ/画像制作・越境販売支援(楽天は相談ベース) | 目標設定〜戦略〜実行の一気通貫、広告運用、楽天SEO、レビュー管理、転売対策 | 集客(広告/SEO/MEO)・接客(UI/UX)・追客(CRM/メルマガ)・制作・モール運用(販促マーケ系) | 自社EC/D2Cの制作・広告運用・CRM・分析・集客(自社ツール活用) | D2C/単品通販のネット広告・LP制作・申込フォーム・CRM(広告/販促特化) | 一元管理SaaS基盤+コンサル/運営代行/制作/広告/受注CS/人材教育 | Shopify構築・カスタマイズ・独自アプリ開発+運営代行(国内/越境) |
| 対応モール・チャネル | Qoo10特化 | 楽天・Amazon・Yahoo!・ZOZOTOWN・au PAYマーケット・Shopee/自社EC(Shopify) | 楽天・Amazon・Yahoo!・自社EC・TikTok Shop ほか | 自社EC(makeshop以外のカートも可)/モール運用代行は公式明記なし | TikTok Shop・Shopify(楽天/Amazon/Yahoo!/Qoo10は公式明記なし) | 楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10・au PAYマーケット・TikTok Shop・自社EC ほか | 楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10・TikTok Shop・自社EC | 楽天・Amazon・Yahoo!・Shopify・自社EC(Qoo10は公式明記なし) | 自社EC・楽天・Amazon・ZOZOTOWN・Yahoo!・Qoo10・Shopify・EC-CUBE | 自社EC・楽天・Amazon・Yahoo!・au PAYマーケット・Qoo10 ほか(越境EC・オフライン通販も) | 楽天・Yahoo!・Amazon・自社サイトASP各種(楽天・Amazonが中心) | 楽天・Amazon・Yahoo!・Qoo10・TikTok Shop・自社EC(Shopify/ECforce) | 楽天市場特化(Yahoo!・Amazon・au PAYマーケット・Qoo10にも対応) | Amazon特化(越境対応)・自社EC(Shopify)/楽天は相談ベース | Amazon中心・楽天(専用LP/実名事例)/Yahoo!・Qoo10は対応記載のみ | 各種モール運用+自社EC(販促・マーケ工程が中心) | 自社EC・D2C中心(Shopify Plus Partner)。モール運用代行は公式に明記なし | 自社EC/D2C(単品リピート通販)が中心 | 楽天・Yahoo!・Amazon・TikTok Shop・自社EC・BASE | Shopify中心・楽天・Yahoo!・Amazon・ebay(越境対応) |
| 料金体系 | 複合(固定/成果報酬を選択) | 要問い合わせ | 月額固定 | 複合(成果報酬+固定) | 要問い合わせ | 月額固定 | 複合(固定+成果報酬) | 要問い合わせ | 月額固定(スポット対応も可) | 月額固定(Amazonは売上歩合の複合プランあり) | 複合(基本料金+歩合) | 複合(固定/成果報酬/ハイブリッド) | 要問い合わせ(作業単価では設定しない) | 複合(成果報酬+固定) | 複合(固定/完全成果報酬) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 費用の目安 | 立ち上げ5万円〜/運用代行25万円〜(固定)・15万円〜+売上10%(成果報酬) | 要問い合わせ(公式非公開) | 要問い合わせ(委託範囲により月額20万円台〜100万円規模の言及あり) | 個別見積もり(成果報酬型が基本)。広告運用代行は初期10万円+月5万円+広告費15%〜 | 要問い合わせ(公式非公開) | 月額15万円〜(コンサル)/30万円〜(プレミアム)/50万円〜(フルサポート) | コンサル20万円〜・店舗運営代行40万円〜(楽天は30万円〜/50万円〜)、広告運用5万円〜または広告費の15%〜 | 要問い合わせ(公式非公開) | 運用改善5万円〜/運用代行10万円〜/フルフィルメント5万円〜(月額)、スポット商品登録500円〜 | 初期費用0円・月額15万円〜(楽天)/18万円〜(総合プラン) | 初期費用なし・基本料金+歩合(金額非公開、月商1,000万円までは低めの設定) | 運用代行10万円〜/コンサル30万円〜(月額)、成果報酬は売上の15%、ハイブリッドは月20万円+成果8%〜 | 要問い合わせ | 運用代行は売上の1〜6%(最低月20万円)、コンサル10万円〜、広告運用は広告費の20%(初期5万円) | 運用代行30万円〜(Amazon向けLP)/楽天は個別見積もり、広告運用10万円〜、転売対策5万円〜 | 要問い合わせ(公式非公開) | 要問い合わせ(公式非公開) | 要問い合わせ(公式非公開) | 要問い合わせ(広告運用は5万円〜。SaaSは受注件数の従量課金) | 要問い合わせ(構築/運用代行)。スマレジ連携アプリは月額39ドル〜995ドル+初期30万円〜 |
| 向いている企業 | Qoo10で出店から売上拡大まで丸ごと任せたい企業 | モール運用と自社EC(Shopify)化を一社に任せたい企業 | 上場企業の体制で戦略から物流まで丸ごと任せたい企業 | サイト制作から物流まで成果報酬型で任せたい自社EC/D2C事業者 | SBSグループの物流基盤を活かし構築〜物流まで任せたい企業 | 関与度に応じ段階的に選んで複数モールを任せたい企業 | モール別のアルゴリズム知見で楽天・Qoo10を強化したい企業 | 自社物流を含め制作〜CSまで一社に任せたいアパレル系事業者 | アパレル・ファッションのささげ〜モール運用を任せたい企業 | 中小メーカーが低コストで国内外の複数チャネルを任せたい場合 | 初期費用を抑え歩合型で小規模から任せたい企業 | 固定か成果報酬かを選んでモール運用を任せたい企業 | 楽天中心にコンサル+実務を細分メニューで任せたい企業 | Amazon中心に成果報酬で運用を任せたい企業 | D2Cブランドが戦略込みで丸ごと任せたい企業 | 集客・CRMなど売上向上の販促領域を切り出して委託したい企業 | 自社EC・D2Cの集客/広告/CRMを強化したい事業者 | 単品リピート通販の広告レスポンスを高めたい企業 | 一元管理ツールを基盤に運用を効率化しつつ委託したい企業 | Shopifyのシステム開発とオムニチャネル連携を任せたい企業 |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
委託範囲・委託先タイプ別のおすすめサービス
ここからは、先ほどの3タイプごとに各サービスの特徴と向いている企業を紹介します。自社が任せたい委託範囲に近いタイプから読み進めてください。
一括で委託したい=一括代行・グロース支援型
このタイプは、EC専任の体制がなくても運営を回せる点が各社に共通します。違いが出るのは、対応できる範囲の広さと料金体系です。
数が多いため、料金を公開しているか、成果報酬を選べるか、物流まで一括で担うか(委託範囲の深さ)といった軸で絞り込むと、候補を比べやすくなります。
対応モール(楽天・Amazon・自社ECなど)を軸に選びたい場合は、EC運用代行サービスの総合比較もあわせてご覧ください。
1. Limelight|Qoo10運用代行(Limelight株式会社)

Limelight株式会社が運営する、ECモール「Qoo10」に特化した出店・運用代行サービスです。アカウント開設・商品登録といった立ち上げから、日々の運用代行・広告運用、インフルエンサーやSNSを使ったモール外集客までを単一窓口で引き受けます。
料金は、店舗立ち上げが月額5万円〜、運用代行が月額25万円〜の固定プランと、月額15万円〜+売上の10%の成果報酬プランから選べます。運用代行としては珍しく価格を公開している点が特徴です。Qoo10への出店から売上拡大までをまとめて任せたい事業者に適したサービスです。
2. コマースメディア EC運営代行(コマースメディア株式会社)

楽天市場をはじめとするモール運営代行と、Shopifyを中心とした自社EC構築の両方をワンストップで手がけるのが、コマースメディア株式会社です。代表が楽天市場コンサルタントの経験を持ち、2016年の設立以来、ECコンサルティングから運営受託まで事業を広げてきました。
商品ページ制作・商品登録から広告運営代行(楽天のRPP広告など)、メルマガ配信、在庫・注文管理、カスタマーサポートまでを対応業務に含みます。対応モールは楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・ZOZOTOWNなどにおよび、2025年にはShopify Premier Partnerの認定を取得しています。
モール運営に加えて自社EC化まで見据えたい事業者に向いています。料金は委託範囲に応じた個別見積もりで、公式サイトでは公開されていません。
3. いつも EC運営代行(株式会社いつも)

東証グロースに上場する株式会社いつもは、EC・D2C(メーカーが消費者に直接販売するモデル)支援を本業とし、戦略立案からサイト制作・運営、広告運用、受注・物流・カスタマーサポートまでを自社内でカバーするEC運営代行を提供しています。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・自社EC・TikTok Shopなどに対応します。
委託範囲を「幅広い運営代行」から「商品登録・メルマガのみ」まで柔軟に変更できる点が特徴で、丸ごと任せたい事業者にも、一部業務だけ切り出したい事業者にも合わせられます。料金は委託範囲に応じた個別見積もりで、公式サイト上では月額20万円台から100万円規模までの言及があります(委託範囲により変動)。
4. EC運営代行 byGMO(GMOメイクショップ株式会社)

GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社が運営するEC運営代行サービスです。サイト制作・戦略構築から、SEO・広告・SNSなどのマーケティング、受注・カスタマーサポート、物流までを一括で委託できます。
同社のカートシステム「makeshop」を利用していない、他社カートで運営中の企業でも代行を依頼できる点を公式に明記しています。基本の運営代行は成果報酬型で、委託範囲によっては初期構築費や固定費が発生します。リスティング広告運用代行は、初期費用10万円・月額5万円+広告費の15%といったプランが公開されています。
制作から運用・物流までを分断せず、一社にまとめて委託したい事業者に適しています。
5. マーケティングパートナー EC運用代行(マーケティングパートナー株式会社)

マーケティングパートナー株式会社は、東証プライム上場のSBSホールディングスの100%子会社で、ECサイトの構築・運営代行・フルフィルメントをワンストップで提供します。自社でのペットフード通販を出自とし、2001年から他社向けのEC支援事業を展開してきました。
サイト構築、撮影・商品マスタ整備、サイト更新、SEO・広告運用、ロジスティクス、カスタマー対応までを支援範囲とし、食品EC・化粧品EC・医薬品/医療機器EC向けの業種特化ページも用意しています。TikTok ShopとShopifyについては公式に専用の対応メニューを設けています。
物流を含めてEC事業をまとめて委託したい事業者に向いています。料金は公式サイトでは公開されておらず、問い合わせによる個別見積もりです。
6. サヴァリ EC運営代行(サヴァリ株式会社)

サヴァリ株式会社は、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングを中心に、Wowma!・Qoo10・TikTok Shop・自社ECまで対応するEC・D2C運営代行会社です。商品登録・商品管理といったバックエンド業務を起点に、広告運用・SEO・サイト制作・コンサルティングへと支援範囲を広げられます。
関与度に応じて、月額15万円〜のECコンサルティング、月額30万円〜のプレミアムプラン、月額50万円〜のフルサポートプランの3段階が用意されています。契約は年間契約が基本です。助言中心から実務の丸ごと代行まで、段階的に委託範囲を選びたい事業者におすすめです。
7. ジャグー EC運営支援(ジャグー株式会社)

戦略立案から広告運用・ページ制作・店舗運営までを担う「実行伴走型」のEC運営支援を掲げるのが、ジャグー株式会社です。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10・TikTok Shopと自社ECを対象に、各モールのアルゴリズムを踏まえた支援を行うとしています。
モールごとに料金体系を公開している点が特徴で、楽天市場向けはコンサルティングが月額30万円〜、店舗運営代行が月額50万円〜、広告運用代行が月額5万円〜または運用広告費の15%〜です。広告運用は月額固定と成果報酬のいずれかを選べます。戦略提案だけでなく運用実務まで一貫して任せたい事業者に向いています。
8. アートトレーディング EC運営代行(アートトレーディング株式会社)

アートトレーディング株式会社の特徴は、Shopifyによるサイト制作から運営代行、フルフィルメント、カスタマーサポートまでを一連で完結できる点にあります。埼玉県所沢市に自社のフルフィルメントセンターを構え、受注から出荷、顧客対応までを自社内でカバーできます。
対応モールは楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Shopify・自社ECで、楽天市場向けには専門の伴走支援メニューも展開しています。制作と物流を分けずに一社へ委託したい事業者に適したサービスです。料金は委託範囲に応じた個別見積もりです。
9. Roseau Pensant EC運用代行(株式会社Roseau Pensant)

株式会社Roseau Pensantは、デジタルマーケティングのコンサルティング会社で、EC・SNS運用の専門チームが運用代行を担います。戦略策定からモール出店支援、撮影・採寸・原稿作成といったささげ業務、商品登録、受発注・物流、集客、カスタマーサポートまでを一気通貫で提供します。
写真・映像の撮影やデザインなど、ファッション・アパレル領域での経験を強みとし、ZOZOTOWNを含むアパレル系モールの運用に対応します。料金は月額制の運用代行プランのほか、商品登録などのスポット対応も用意されています。撮影を含むアパレルECの運用を任せたい事業者に向いています。
10. TRUEコンサルティングのEC運営代行(トゥルーコンサルティング株式会社)

トゥルーコンサルティング株式会社は、EC・通販領域に特化した経営コンサルティング会社です。自社EC・楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10といった国内主要モールに加え、越境ECやDM・TV通販などのオフラインチャネルまでを支援対象に掲げています。
商品撮影・商品登録・サイト制作・SEO・広告運用・受注発注・売上分析・CRM/SNS運営代行までを業務範囲とし、楽天市場向けには元楽天のECコンサルタントやSOY受賞店の店長経験者が在籍すると訴求しています。
料金は初期費用0円から始められるプランを中心に、中小メーカー・中小企業向けの価格帯を掲げています。低コストで運営代行を始めたい中小規模の事業者におすすめのサービスです。
11. ネットショップ総研 運営代行(株式会社ネットショップ総研)

株式会社ネットショップ総研は、「研究・実践・発信」を掲げるEC支援会社で、運営代行・ECコンサルティング・競合サイト分析・EC人材研修を主要事業とします。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・自社サイトのASP各種に対応し、楽天市場とAmazonでの依頼が多いとしています。
商品企画・ページ制作、メルマガ、SEO対策、在庫・受注管理、モールとの折衝、広告入稿、物流作業代行、撮影までを業務範囲とします。料金は初期費用なしの「基本料金+歩合」方式で、月商1,000万円までは低めの料金設定にするなど、小規模店舗にも配慮した価格設計を明記しています。
小規模から運営代行を始めたい事業者や、社内のEC人材育成もあわせて進めたい事業者に向いています。
12. EC SUPPORTERZ(株式会社JAPAN SOLUTIONS)

EC SUPPORTERZは、株式会社JAPAN SOLUTIONSが自社のEC事業(メーカー業)で培ったノウハウをもとに提供するEC支援サービスです。楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Qoo10・TikTok Shop・自社ECに対応し、商品企画から販売戦略設計、運用代行までをワンストップで担います。
実務を代行する「EC運用代行」は固定月額で、STARTERが月額10万円〜、FULL SUPPORTが月額30万円〜(いずれも税抜)です。戦略設計中心の「ECコンサルティング」では、固定報酬型(月額30万円〜)・成果報酬型(売上の15%)・固定+成果報酬のハイブリッド型から選べます。
固定費と成果報酬のどちらで委託するかを選びたい事業者に適しています。契約は最短3ヶ月から可能です。
13. ワンプルーフ EC運営代行(株式会社ワンプルーフ)

株式会社ワンプルーフは、EC運営代行・コンサルティング・サイト制作・カスタマーサポートを手がける企業で、とくに楽天市場向けの支援メニューを細かく取りそろえている点が特徴です。楽天市場のほか、Yahoo!ショッピング・Amazon・au PAYマーケット・Qoo10にも対応します。
楽天市場向けには、広告運用・コンサルティング・セール強化・運営代行・新規出店・商品ページ制作などのプランを用意し、コンサルティングと実務作業を一括で委託できる体制を敷いています。元楽天市場の社員やEC店長の経験者が多数在籍すると訴求しています。
楽天市場を軸に、必要な業務を選んで委託したい事業者に向いています。料金は公式サイトでは公開されておらず、委託範囲に応じた個別提案となります。
14. そばに Amazon運用代行(株式会社そばに)

株式会社そばには、Amazon運用代行・コンサルティングを中核とするEC運用代行会社です。Amazonアカウントの運用代行から広告運用、商品ページ・カタログ画像の制作、海外Amazonへの越境展開支援までを、Amazon起点で一貫して支援します。
Amazon向けの主要サービスは料金を公式に開示しており、アカウント運用代行は初期費用0円・売上の1〜6%(FBA利用時、最低運用手数料は月20万円)、コンサルティングは月額10万円〜です。コンサルタントやエンジニアに元・現役のAmazonセラー経験者が含まれる点を訴求しています。
Amazonでの売上拡大を軸に運用を委託したい事業者に適したサービスです。楽天市場向けは相談ベースの対応で、料金は公開されていません。
15. しるし EC運用代行(しるし株式会社)

ブランドのグロースパートナーを掲げ、ECモールでの目標設定から戦略立案・実行までを一気通貫で担うのが、しるし株式会社です。運用マネージャーが伴走し、「丸投げ」で任せられる体制を訴求しています。Amazonを中心に、楽天市場向けにも専用の支援メニューを用意しています。
広告運用のほか、特許を取得した検知システムを使った不正転売対策のプランを持つ点が特徴です。報酬は固定費のほか完全成果報酬での運用も選べ、契約は基本1年からとしています。料金は委託範囲に応じた個別見積もりが中心です。
AmazonやモールでのブランドのECを丸ごと委託したい事業者に向いています。
特定のマーケ業務だけ委託したい=特定業務・スポット支援型
このタイプは、広告運用やSEOなど特定の業務を切り出して依頼できる点が共通します。社内の体制を活かしつつ、弱点となる領域だけを補強でき、成果を見ながら範囲を調整できます。
16. ECマーケティング(ECマーケティング株式会社)

ECマーケティング株式会社が運営する、広告運用・SEO・CRMなど売上をつくるためのWebプロモーションを主軸としたEC支援サービスです。物流や受注処理といったバックエンド作業ではなく、集客から追客までの施策を担う点に特徴があります。
委託できる領域は、集客(広告運用・SEO/MEO〈地図検索の最適化〉・コンテンツ)、接客(UI/UX改善)、追客(CRM・メルマガ)に分かれており、必要な施策だけを切り出して依頼できます。SEOに加え、生成AIの回答に向けたLLMO/AEO対策に対応する点も訴求されています。
自社開発のCRMツール「Trace Hack」やフィード生成ツール「ECMフィード」を運用支援に組み込んで提供します。料金は公開されていないため、委託したい施策を固めたうえで見積もりを取る形になります。
17. これから(株式会社これから)

株式会社これからは、自社ECサイト(自社ネットショップ)の売上アップに特化した支援を手がける会社です。楽天・Amazonなどのモール運用よりも、Shopifyなどで構築した自社EC・D2Cの集客・広告運用・CRMを主軸としています。
ネットショップ制作から広告運用、マーケティング分析、CRM設計までを支援し、必要な領域を切り出して依頼できます。ShopifyではShopify Plus Partnersに認定されており(2022年7月、Shopify Japan株式会社による)、Shopify Plusの構築・運用に対応します。
自社開発の集客・広告自動化ツール「BuzzEC」「AdSIST」を運営支援と組み合わせて提供する点も特徴です。料金は公式サイトで開示されておらず、資料請求・問い合わせでの確認となります。
18. 売れるネット広告社(売れるネット広告社株式会社)

単品リピート通販(D2C)のネット広告に的を絞り、広告のレスポンス最大化を支援するのが、売れるネット広告社株式会社です。物流や受注処理は扱わず、LP制作・申込フォーム・申込後のCRMを切り出して委託できます。
中核となるのは、ランディングページ特化型のクラウドサービス『売れるD2Cつくーる』で、LP制作・申込フォームから、フォローメール・LINE・SMSによる追客までをワンストップで提供します。2,600回以上のA/Bテスト結果を蓄積し、その検証データをLPや広告制作に反映する点を強みとして掲げています。
単品リピート通販の広告運用と販促だけを切り出して任せたい事業者に向くサービスです。料金は公開されていないため、支援したい範囲に応じた個別見積もりとなります。
システム・ツールで効率化しつつ委託したい=システム・ツール提供型
このタイプは、受注・在庫・商品情報を管理するツールの提供と、運用の一部委託をあわせて受けられる点が共通します。自社に運用担当を残しながら、手作業を仕組みで減らせます。
19. ネクストエンジン ECコンサル・運営代行(NE株式会社)

複数モールの受注・在庫・商品情報を一元管理するクラウド「ネクストエンジン(NEXT ENGINE)」を提供するNE株式会社が、同サービスで蓄積したデータをもとに展開するECコンサルティング・運営代行サービスです。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazon・TikTok Shop・自社EC・BASEに対応しています。
ネクストエンジンで受注処理や在庫調整を効率化しながら、コンサルティング・運営代行・商品ページ制作・広告運用・受注/カスタマーサポート代行・人材教育(NEアカデミー)までを提供メニューとして選べます。ツールで運用の土台を整えつつ、手が回らない業務だけを切り出して委託したい事業者に適しています。
ネクストエンジン(一元管理ツール)は受注件数に応じた従量課金で、コンサル・運営代行の料金は要問い合わせです。広告運用メニューは5万円からの起点額が示されています。
20. Shopify構築・EC運営代行(株式会社飛躍)

株式会社飛躍は、Shopify Plusパートナーとして、Shopifyを軸にしたECサイトの構築・カスタマイズから国内・越境ECの運営代行までをワンストップで手がける会社です。Shopify APIを活用した自社開発アプリの提供に強みがあります。
特徴は、Shopify APIを使って開発した自社アプリを持つ点です。実店舗のPOS「スマレジ」とShopifyの在庫・取引・顧客・商品・ポイント情報をリアルタイムに同期するアプリや、複数の出品者が同一ストアに出品するマルチサプライヤー型ECに対応するアプリを提供しています。これにより、実店舗とECの在庫一元化やマーケットプレイス型の要件にも応えられます。
スマレジ連携アプリは料金が公開されており、無料のInventoryのほか月額39ドルのLight・290ドルのBasic・995ドルのPremiumがあり、初期費用は30万円から(別途スマレジ側の月額1,100円が必要)です。一方で、EC構築・運営代行本体の料金は要問い合わせとなっています。運営代行ではサイト改善提案やコンテンツ更新、キャンペーン企画といった日常運営を委託できます。
まとめ
本記事では、ECマーケティング・運営の委託について、委託できる業務範囲・委託先の形態・費用相場・選び方を整理し、20サービスを3タイプ別に紹介しました。
委託先選びで最も大切なのは、「自社は何を・どこまで委託したいのか」を先に固めることです。集客から運用まで丸ごと任せたいなら一括代行・グロース支援型、特定の業務だけ補強したいなら特定業務・スポット支援型、運用をツールで効率化しつつ任せたいならシステム・ツール提供型が、それぞれ有力な選択肢になります。そのうえで、実績・料金体系・サポート体制を突き合わせれば、自社に合う委託先が絞り込めます。
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よくある質問(FAQ)
Q. ECマーケティングの委託とは何ですか?
A. ECマーケティングの委託とは、自社ECやモール店舗の売上をつくるための業務を、外部の専門会社や人材に任せることです。広告運用・SEO・SNS/CRM・モール集客といった集客施策から、その前提となる商品登録・受注・在庫・カスタマーサポートまでが対象になります。すべてを一括で任せる形から、特定の業務だけを切り出して頼む形まで、委託の範囲は自社の課題に合わせて設計できます。
Q. ECマーケティングはどこまで委託できますか?丸投げもできますか?
A. ECマーケティングの委託は、広告運用・SEOなどの集客施策から、商品登録・受注・在庫・カスタマーサポートまで、EC運営のほぼ全業務を対象にできます。ただし、数字を見ずに完全に任せきる「丸投げ」は、成果が出ていなくても気づけず軌道修正が遅れるリスクがあります。委託しても、KPI(重要指標)の確認や施策の方向性の判断は自社に残し、定例で進捗をレビューする体制を保つのが安全です。
Q. ECマーケティングの委託費用はどれくらいかかりますか?
A. ECマーケティング委託の費用は、委託範囲と料金体系(固定費・月額型/成果報酬型/複合型)によって大きく変わり、料金を公開せず個別見積もりとする会社も少なくありません。
課金の単位は業務ごとに異なり、広告運用は広告費への手数料、ささげ・商品登録は1点あたり、発送代行は1件あたり、カスタマーサポートは席数や稼働時間を単位とすることが多く、実際はこれらを組み合わせた見積もりになります。一律の相場に当てはめるより、委託したい範囲を固めたうえで複数社から見積もりを取り、内訳を比較するのが確実です。
Q. 一括委託(BPO)と単発・スポット委託は何が違いますか?
A. 一括委託(BPO)はEC運営全体を継続的にまとめて任せる形、単発・スポット委託は広告運用だけ・ささげ業務だけというように業務を切り出して必要な分だけ頼む形です。
一括委託は社内リソースが乏しくても運営を回せる反面、月額の固定費が高くなりやすく委託先への依存度も上がります。スポット委託は費用を抑えて始めやすい一方、複数の委託先を使い分けると管理の手間が増えます。立ち上げ期はスポットで必要な業務から補い、運営が複雑になってきた段階で一括委託へ移行する進め方も現実的です。
Q. 小規模ECや個人事業主でもECマーケティングを委託すべきですか?
A. ECマーケティングの委託は、月商の大小よりも「日々の定常業務が手に負えず、集客施策まで手が回らなくなっているか」で判断するのがおすすめです。小規模でもすべてを任せる必要はなく、広告運用やささげ業務など負荷の大きい一部業務のスポット委託から始められます。初期費用を抑えたプランや、小規模店舗向けの料金設計を用意する委託先もあるため、規模を理由に選択肢から外す必要はありません。
Q. ECマーケティングの委託は代行会社とフリーランスのどちらがよいですか?
A. どちらがよいかは、委託したい業務量と、属人化を避けたいかで選び分けるのが基本です。フリーランスは代行会社より費用を抑えやすく、広告運用やモール運用など特定領域にピンポイントで頼めますが、稼働できる範囲は個人のスキルに依存し、対応できる業務量にも限りがあります。集客から運用まで幅広く任せたい、または属人化を避けて安定した体制がほしい場合は、代行会社のほうが向きます。
Q. ECマーケティングの委託先を失敗せずに選ぶポイントは何ですか?
A. 委託先選びでは、「委託したい業務範囲と提供範囲の一致」「実績・得意ジャンル・対応モール」「料金体系」「サポート体制・コミュニケーションの質」の4点を突き合わせて選ぶことがポイントです。費用の安さだけで決めず、自社が任せたい範囲を書き出して各社の対応範囲と照合し、可能であれば契約前の打ち合わせで提案内容やレスポンスの丁寧さも確認しておくと、契約後のミスマッチを避けられます。
Q. ECマーケティング委託の契約期間や途中解約はどうなりますか?
A. 契約期間はサービスによって幅があり、月単位や最短3か月から始められるものもあれば、年間契約を基本とする会社もあります。一括代行やコンサル型では年間契約が多く、業務を切り出すスポット委託は短期・都度の契約がしやすい傾向です。契約前に最低契約期間・更新条件・解約予告期間を契約書で明確にし、まずは短い期間やスポットで成果を確かめてから委託範囲を広げると、リスクを抑えられます。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
















