サービス比較の記事一覧

余剰資金を有効活用したい(預金・投資・運用)
法人保険でリスクに備えたい
カーボンクレジットを活用したい

サービス比較の記事一覧

余剰資金を有効活用したい(預金・投資・運用)
法人保険でリスクに備えたい
カーボンクレジットを活用したい

経理・会計業務を効率化したい

クラウド会計ソフト
の関連情報

会計ソフトの勘定科目と仕訳|クラウド・買い切り・金額別の早見表と減価償却の具体例

会計ソフトの勘定科目と仕訳のサムネイル画像

会計ソフトを導入したものの、その代金や月額料金を帳簿につけるとき、「借方に書く勘定科目は何が正しいのか」と手が止まっていないでしょうか。クラウドの月額サービスなのか、パッケージを買い切ったのか、金額はいくらだったのかによって、使う勘定科目も経費で一括計上できるかどうかも変わるため、迷いやすいところです。

結論から言えば、会計ソフト代の処理は「クラウド型か買い切り(インストール型)か」と「取得価額がいくらか」の2つで決まります。クラウドの利用料は金額にかかわらず費用として処理し、買い切りは10万円未満なら消耗品費で一括計上、10万円以上は原則としてソフトウェア(無形固定資産)に計上して減価償却します。中小企業なら、一定額までは特例で取得時に全額を経費にできます。

本記事では、自分のケースにそのまま当てはめられる早見表を先に示し、クラウド型・買い切りそれぞれの借方・貸方の仕訳例、減価償却と節税の特例、サポート料など付随費用の科目までを、税制の根拠とあわせて解説します。記帳がしやすい会計ソフトを選び直したい場合に向けて、自動仕訳に強い具体的なクラウド会計ソフトも紹介します。

クラウド会計ソフトの関連サービス資料
PR
料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】クラウド会計ソフトの資料を
一括ダウンロードする
本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

会計ソフト代の勘定科目・処理の早見表(提供形態×金額)

まずは、自分のケースがどこに当てはまるかを早見表で確認します。会計ソフト代の処理は、クラウド型か買い切り(インストール型)かという提供形態と、取得価額がいくらかという金額の2軸で決まります。下表で自分の行を見つけ、勘定科目と会計処理、税制上の根拠を押さえてください。

判定の全体像は、次のフローのとおりです。

会計ソフト代の勘定科目を決める判定フロー。STEP1で提供形態を分け、クラウド型(月額・年額)は金額を問わず費用計上し通信費などで処理、年額一括払いは前払費用で期間按分する。買い切り(インストール型)はSTEP2で取得価額により分岐し、10万円未満は消耗品費で取得時に全額費用計上、10万〜20万円はソフトウェアで原則5年減価償却(一括償却3年や中小の少額特例も選択可)、20万〜40万円はソフトウェアで原則5年減価償却(中小は少額特例で全額損金も可)、40万円以上はソフトウェアとして無形固定資産に計上し5年の定額法で減価償却する。
← 横にスクロールできます →
ケースクラウド型(月額・年額の利用料)買い切り 10万円未満買い切り 10万円以上20万円未満買い切り 20万円以上40万円未満買い切り 40万円以上
勘定科目通信費 など(支払手数料・消耗品費も可)消耗品費ソフトウェア(無形固定資産)ソフトウェア(無形固定資産)ソフトウェア(無形固定資産)
会計処理金額にかかわらず支払時に費用計上。資産計上は不要。年額一括払いは前払費用で期間按分取得時に全額を費用計上(即時損金)原則5年で減価償却。一括償却資産(3年均等)や中小企業の少額特例も選べる原則5年で減価償却。中小企業者等は少額特例で取得時に全額損金も可無形固定資産に計上し、5年(定額法)で減価償却
税制上の根拠勘定科目に法令上の固定ルールなし(継続適用)法人税法施行令第133条/国税庁No.5403国税庁No.5461/No.5403/措法第67条の5国税庁No.5461/措法第67条の5国税庁No.5461/耐用年数省令 別表第三

※勘定科目名は会計慣行にもとづく代表例です。金額の区切りと税務上の扱いは本文で根拠とあわせて解説します(2026年9月時点)。

このあと、クラウド型と買い切りそれぞれについて、借方・貸方を明記した仕訳例で具体的に確認していきます。

クラウド型(月額・年額)会計ソフトの勘定科目と仕訳例

ここからは、クラウド型の会計ソフトを利用したときの勘定科目と仕訳を見ていきます。クラウド型はインターネット経由でサービスを利用し続けるもので、ソフトそのものを資産として持つわけではありません。そのため利用料は、金額の大小にかかわらずその期の費用として処理し、資産計上や減価償却は行いません。

月額利用料の仕訳例(借方・貸方)

月額制のクラウド会計ソフトを使った場合、支払った利用料はその月の費用になります。勘定科目は通信費を使うのが一般的で、支払手数料や消耗品費を選ぶ会社もあります。たとえば月額1,980円をクレジットカードで支払った場合の仕訳は、次のとおりです。

← 横にスクロールできます →
貸借借方貸方
勘定科目通信費未払金
金額1,980円1,980円
摘要クラウド会計ソフト月額利用料クレジットカード払い

クレジットカード払いでは、利用した時点ではまだ口座から引き落とされていないため、貸方を「未払金」で計上し、後日の引き落とし時に未払金を消し込みます。現金払いや普通預金からの口座振替であれば、貸方はそのまま「現金」や「普通預金」になります。

どの科目を使うかに法令上の決まりはありませんが、一度決めた科目は毎回同じものを使い続けるのが原則です(理由は後述の「クラウド型の科目が割れる理由と選び方」で解説します)。

年額一括払いは前払費用で期間按分する

年額プランを一括で支払った場合は、支払時に全額を費用にするのではなく、原則として前払費用にいったん計上し、月数に応じて各期に振り替えます。決算をまたぐ契約でも、その期に対応する分だけを費用にするためです。たとえば期首に1年分36,000円を支払ったとき、支払時の仕訳は次のようになります。

← 横にスクロールできます →
貸借借方貸方
勘定科目前払費用普通預金
金額36,000円36,000円
摘要クラウド会計ソフト年額利用料(12か月分)年額一括払い

その後、毎月3,000円(36,000円÷12か月)を前払費用から通信費へ振り替えます。1年以内に費用化される短期の前払いであれば、支払時に全額を費用処理する簡便な方法(短期前払費用の特例)が認められる場合もありますが、継続適用が条件になります。

年間ライセンス料・サブスクリプションも同じ考え方

クラウド会計ソフトの年間ライセンス料やサブスクリプション利用料も、月額利用料と同じくその期の費用として処理します。金額が大きくても、クラウドの利用料はサービスを使う権利への対価であり、買い切りソフトのように資産計上・減価償却の対象にはなりません。年額一括で前払いした場合の期間按分の考え方も、前項と同じです。

クラウド型会計ソフトの科目が割れる理由と選び方

クラウド型の勘定科目を調べると、通信費・支払手数料・消耗品費・事務用品費など、記事や会社によって挙げる科目が違うことに気づきます。ここでは、なぜ科目が割れて見えるのかと、迷ったときにどれを選べばよいのかを整理します。

科目が一つに定まらないのは、勘定科目の付け方に法令上の固定ルールがないためです。どの費用をどの科目で処理するかは会計慣行に委ねられており、クラウドの利用料についても「必ずこの科目」と定めた法律や通達はありません。だからこそ各社の説明が分かれます。

迷ったときの選び方はシンプルで、費用の性質に合う科目を一つ決め、以後も同じ科目を使い続けることです。税務では、期ごとに科目をころころ変えず継続して適用することが重視されます。

クラウド会計ソフトはインターネット経由で利用するサービスなので、その性質から「通信費」を使う会社が多く、支払手数料としても差し支えありません。電話代やインターネット回線費と混ざるのが気になる場合は、支払手数料でまとめる方が見やすいこともあります。自社の他のクラウドサービスの処理と揃えておくと、後から見返したときにも分かりやすくなります。

買い切り(インストール型)会計ソフトの勘定科目と仕訳例

続いて、パッケージを買い切るインストール型の会計ソフトです。買い切り型は、取得価額が10万円未満か10万円以上かで処理が分かれます。10万円という区切りは、税務上「少額の減価償却資産」に当たるかどうかの基準です。

税込・税抜経理で取得価額の判定が変わる

10万円・20万円・40万円といった金額の判定は、自社が採用している消費税の経理方式によって変わります。税抜経理なら本体価格(税抜額)で、税込経理なら消費税込みの金額で判定します。

たとえば税抜98,000円のソフトは、税抜経理なら10万円未満で消耗品費にできますが、税込10%で107,800円になる場合、税込経理では10万円以上となり資産計上の対象になります。同じソフトでも経理方式で扱いが変わる点に注意してください。

10万円未満は消耗品費で一括計上する

取得価額が10万円未満の会計ソフトは、資産に計上せず、取得した期に全額を費用として計上できます。勘定科目は消耗品費を使うのが一般的です。取得価額が10万円未満の減価償却資産は、取得時に全額を損金にできると法人税法施行令で定められているためです。たとえば税抜98,000円のパッケージソフトを現金で購入した場合の仕訳は、次のとおりです。

← 横にスクロールできます →
貸借借方貸方
勘定科目消耗品費現金
金額98,000円98,000円
摘要会計ソフト(パッケージ)購入代金

「消耗品費」という科目名は会計慣行によるもので、事務用品費などを使っても構いません。一方で、10万円未満なら取得時に全額を経費にできるという扱いは税務上のルールにもとづきます。

出典・参考資料(1件)

10万円以上はソフトウェアとして無形固定資産に計上する

取得価額が10万円以上の会計ソフトは、原則としてソフトウェアという無形固定資産に計上します。ソフトウェアは形のない資産ですが、複数年にわたって使うため、取得した期に全額を費用にするのではなく、資産としていったん計上して減価償却していく扱いです。たとえば税抜30万円の会計ソフトを普通預金から支払って導入した場合、取得時の仕訳は次のようになります。

← 横にスクロールできます →
貸借借方貸方
勘定科目ソフトウェア普通預金
金額300,000円300,000円
摘要会計ソフト取得価額導入費用

ここで計上したソフトウェアを、翌期以降どのように費用へ振り替えていくか(減価償却)と、中小企業なら取得時に全額を経費にできる特例については、次の章で具体的に解説します。ソフト本体と一緒に支払う設定作業費など、取得価額に含める付随費用の考え方は「付随費用の勘定科目」で扱います。

10万円以上の会計ソフトの減価償却と節税の特例

ここでは、ソフトウェアに計上した会計ソフトを何年で・いくらずつ費用にしていくのかと、金額によって選べる節税の特例を解説します。原則の減価償却に加えて、一括償却資産と少額減価償却資産の特例という2つの選択肢があり、条件に当てはまれば早期に経費化できます。

耐用年数5年・定額法の計算式と毎期の減価償却仕訳

自社の経理で使う会計ソフトの法定耐用年数は5年です。減価償却資産の耐用年数等に関する省令の別表第三で、ソフトウエアのうち「その他のもの(自社利用)」は5年と定められています(複写して販売するための原本や研究開発用のソフトウエアは3年ですが、市販の会計ソフトを自社の記帳に使う場合は通常これに当たりません)。

ソフトウェアは定額法で償却し、毎期同じ額を費用にします。計算式は「取得価額×定額法の償却率」で、耐用年数5年の償却率は0.200(1÷5)です。たとえば取得価額30万円なら、1年あたりの償却額は30万円×0.200=60,000円です。決算時の仕訳は次のとおりです。

← 横にスクロールできます →
貸借借方貸方
勘定科目減価償却費ソフトウェア
金額60,000円60,000円
摘要ソフトウェア(会計ソフト)当期償却分取得価額300,000円×0.200

初年度は、事業で使い始めた月から期末までの月数で按分します(取得価額×0.200×使用月数÷12)。この定額法により、30万円のソフトは5年かけて毎期60,000円ずつ費用化されます。

出典・参考資料(2件)

20万円未満は一括償却資産として3年で均等償却する

取得価額が10万円以上20万円未満の場合は、通常の減価償却に代えて一括償却資産として処理する方法を選べます。これは、取得価額を3年間で均等に費用化する制度で、企業規模を問わずどの法人・個人事業主も使えます。耐用年数5年で償却するより早く経費にできるのが利点です。

一括償却資産は、その期に取得した対象資産の合計額を3年(36か月)で割って各期に費用化します。取得した月にかかわらず月割りが不要で、初年度から3分の1を損金にできる点が実務上の利点です。たとえば18万円のソフトなら、毎期6万円(18万円÷3年)ずつ償却します。

出典・参考資料(1件)

中小企業は40万円未満まで特例で全額を経費にできる

青色申告をしている中小企業者等は、少額減価償却資産の特例を使うと、取得価額40万円未満の会計ソフトを取得した期に全額損金算入できます。この特例は令和8年度税制改正で拡充され、令和8年4月1日以後に取得する資産から、対象の上限が従来の30万円未満から40万円未満へ引き上げられました。1年間に取得した対象資産の合計額300万円までが限度です。

対象となるのは、青色申告書を提出する中小企業者等で、常時使用する従業員数が400人以下(一定の組合等は300人以下)の法人などです。適用期限は令和10年度末(2029年3月31日)までとされています。個人事業主も対象で、申告書の摘要欄に「措法28の2」と記載して適用します。中小企業庁は、拡充後の内容を次のように示しています。

40万円未満の減価償却資産を取得した場合、合計300万円までを限度に、取得時に全額損金算入が可能。中小企業者は従業員数400名以下、出資金等が1億円超の組合等は300名以下が対象。措置期間 令和10年度末(2029年3月31日)まで。

出典:少額減価償却資産の特例を拡充しました(令和8年5月作成)|中小企業庁

なお、令和8年3月31日以前に取得した資産は、改正前の「30万円未満・従業員500人以下」が適用されます。国税庁のタックスアンサーや条文の表記は改正の反映に時間差があるため、いま購入する会計ソフトについては40万円未満が現行の基準と押さえておくと確実です。一括償却資産(20万円未満・3年均等)とは別の制度で、どちらを使うかは金額と自社の状況で選びます。

出典・参考資料(2件)

サポート料・初期設定費・更新費など付随費用の勘定科目

会計ソフトの請求は、本体価格だけでなく、サポート料や初期設定費、年間保守費などがセットになっていることがあります。ここでは、本体以外の付随費用をどの科目で処理するか、資産計上に含めるべきものはどれかを整理します。

運用開始後に継続して支払うサポート料や保守料、バージョンアップ費は、本体とは別に費用として処理します。科目は支払手数料や諸会費、通信費などが候補になり、こちらも法令上の固定ルールはないため、性質に合うものを継続して使います。導入支援や初期設定を外部に委託した費用は、支払手数料や業務委託費で処理するのが一般的です。

ただし、買い切りソフトを資産計上する場合、導入時にソフトを使える状態にするために直接必要な設定作業費や仕様調整費は取得価額に含めます。国税庁は、ソフトウエアの取得価額に「設定作業および自社の仕様に合わせるために行う付随的な修正作業等の費用」を含めるとしています。

一方、導入後の運用サポート料や保守料は取得価額とは切り離して費用処理します。取得時に一体で必要な費用は資産に、運用段階の費用は経費に、と分けて考えると整理しやすくなります。

出典・参考資料(1件)
料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】クラウド会計ソフトの資料を
一括ダウンロードする

仕訳しやすい・自動仕訳が効くクラウド会計ソフトの選び方

ここまでで会計ソフト代の仕訳は確定できますが、「そもそも今のソフトは処理しやすいのか」「勘定科目の判定を自動でやってくれるソフトはどれか」が気になった方もいるでしょう。ここでは、明細の自動取得やAIによる自動仕訳で科目判定の手間を減らせる、代表的なクラウド会計ソフトを紹介します。

クラウド会計ソフトの多くは、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、過去の仕訳をもとにAIが勘定科目を提案します。使うほど自社の仕訳パターンを学習するため、科目に迷う場面そのものを減らせるのが利点です。以下は、自動仕訳に強い会計ソフトを、記帳のしやすさに関わる項目で比較したものです。

← 横にスクロールできます →
サービス名弥生会計 Nextfreee会計マネーフォワード クラウド会計
提供形態クラウド(SaaS)クラウド(SaaS)クラウド(SaaS)
明細の自動取込2,500以上と連携1,000以上と連携2,300以上と連携
AI自動仕訳
証憑のAI-OCR月100件超は従量課金
対象規模法人向け個人事業主〜上場企業ひとり法人〜中小
料金の目安(月額・税抜)約2,900円〜
(エントリー・年契約換算)
約2,980円〜
(ひとり法人・年払い)
約2,480円〜
(ひとり法人・年払い)
無料お試し最大3か月30日間1か月
詳細情報公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※料金・機能は2026年9月時点の各社公式情報にもとづく目安です。最新の内容は各社公式サイトでご確認ください。

表に挙げたのは、自動仕訳に強い代表的な3製品です。AI-OCRや自動仕訳がどこまで科目判定を自動化するか、その精度や対応範囲を軸に選びたい場合は、AI機能に絞って会計ソフトを見比べられる記事があります。

弥生会計 Next(弥生株式会社)

弥生会計 Next の公式サイト

弥生会計 Next は、弥生株式会社が提供する法人向けのクラウド会計サービスです。会計に加えて請求書発行・経費精算・証憑管理を一つにまとめ、これらのデータが会計処理へ自動で流れる点が特徴です。金融機関やクレジットカードの明細を自動取得し、AIが勘定科目を提案して仕訳を自動化するため、日々の記帳の手間を抑えられます。

長年にわたり会計ソフトを提供してきた弥生の製品で、デスクトップ版や旧「弥生会計 オンライン」からのデータ移行にも対応しています。全機能を最大3か月間試せる無料体験が用意されており、まずは記帳のしやすさを確かめてから導入できます。なお対象は法人で、個人事業主向けには「やよいの青色申告 オンライン」など別の製品が用意されています。

freee会計(フリー株式会社)

freee会計の公式サイト

簿記の知識が浅くても使える設計を掲げているのが、フリー株式会社のfreee会計です。個人事業主から中小企業、上場企業までを対象にした統合型のクラウド会計で、1,000を超える金融機関やサービスと連携して取引データを自動取得します。質問に答える形で記帳を進められ、AIが自動で仕訳を作るため、経理に不慣れな担当者でも進めやすいのが強みです。

領収書や請求書をアップロードするとAI-OCRが文字を読み取り、自動で仕訳する機能も備えます。個人事業主向けのプランも用意されているため、法人・個人を問わず自分で記帳したい事業者の受け皿になります。法人向けは30日間の無料お試しから始められます。

マネーフォワード クラウド会計(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウド会計の公式サイト

ひとり法人・中小企業向けの標準的なクラウド会計ソフトが、株式会社マネーフォワードのマネーフォワード クラウド会計です。銀行やクレジットカードとデータ連携して明細を自動取得し、AIが勘定科目を提案して仕訳を自動化します。複式簿記に対応し、仕訳帳や総勘定元帳、決算書までを作成できます。

請求書・経費・給与など他のマネーフォワード クラウド製品と同じ基盤で連携し、バックオフィス全体をまとめて効率化できるのも特徴です。勘定科目を自分で扱い、仕訳の自由度を保ちたい経理経験者に向いています。1か月の無料お試しから始められ、個人事業主向けには「マネーフォワード クラウド確定申告」が別に用意されています。

ここで紹介したのは代表的な3製品です。規模や料金プラン、タイプ別の向き不向きまで含めてクラウド会計ソフト全体から選び直したい場合は、次の記事で15製品を比較しています。導入を検討される方はあわせてご覧ください。

まとめ

会計ソフト代の勘定科目は、提供形態と金額で決まります。クラウド型の利用料は金額にかかわらず通信費などで費用処理し、年額一括払いは前払費用で期間按分します。買い切りは10万円未満なら消耗品費で一括計上、10万円以上はソフトウェアとして資産計上し、耐用年数5年の定額法で減価償却します。

中小企業なら、少額減価償却資産の特例で40万円未満まで取得時に全額を経費にでき、20万円未満は一括償却資産として3年均等で早期に費用化する方法も選べます。勘定科目そのものに法令上の固定ルールはないため、性質に合う科目を継続して使うのが基本です。

自分のケースを早見表と仕訳例に当てはめて、迷わず記帳を進めてください。記帳の手間を減らしたい場合は、自動仕訳に強いクラウド会計ソフトの導入も選択肢になります。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】クラウド会計ソフトの資料を
一括ダウンロードする

よくある質問(FAQ)

Q. 会計ソフトの購入費用は経費として計上できますか?

A. 会計ソフトの購入費用は、提供形態と金額に応じて経費として計上できます。クラウド型の月額・年額利用料は金額にかかわらず全額をその期の費用にでき、買い切り型は取得価額10万円未満なら消耗品費で一括計上、10万円以上はソフトウェア(無形固定資産)に計上して減価償却を通じて各期の費用にしていきます。

青色申告をしている中小企業者等が少額減価償却資産の特例を使えば、40万円未満まで取得した期に全額を経費にできます。

Q. 会計ソフトの勘定科目は途中で変更してもよいですか?

A. 会計ソフトの勘定科目は、合理的な理由があれば変更できますが、原則として一度決めた科目を継続して使い続けます。勘定科目の付け方に法令上の固定ルールはない一方、税務では期ごとに科目を変えない継続適用が重視されるためです。毎期ころころ変えると帳簿の比較可能性が損なわれるので、変更する場合も一度切り替えたら以後はその科目で統一し、自社の他のクラウドサービスの処理とも揃えておくと分かりやすくなります。

Q. 会計ソフト代をクレジットカードで支払った場合の仕訳はどうなりますか?

A. 会計ソフト代をクレジットカードで支払った場合は、利用日に費用を計上して貸方を「未払金」とし、後日カード代金が口座から引き落とされたときに未払金を消し込みます。たとえば月額利用料は「借方 通信費/貸方 未払金」で計上し、引き落とし時に「借方 未払金/貸方 普通預金」と振り替えます。カード払いは支払のタイミングが後ろにずれるため、利用時と引き落とし時の2段階で記帳するのがポイントです。

Q. 個人事業主でも会計ソフトの勘定科目の考え方は法人と同じですか?

A. 個人事業主でも、会計ソフト代の勘定科目や金額の区切り・減価償却の考え方は法人と基本的に同じです。クラウド利用料は通信費などで費用処理し、買い切りは10万円未満なら消耗品費、10万円以上はソフトウェアとして耐用年数5年で減価償却します。青色申告をしている個人事業主も少額減価償却資産の特例の対象で、40万円未満の会計ソフトを取得した期に全額を必要経費にできます。

事業とプライベートで兼用する場合は、事業で使う割合に応じて按分する点だけ法人と異なります。

Q. 無料の会計ソフトや年払いのクラウド会計ソフトはどう処理しますか?

A. 無料の会計ソフトは支払いが発生しないため仕訳は不要で、年払いのクラウド会計ソフトは前払費用に計上して期間按分します。無料プランで費用がかからない場合は帳簿に記載する取引がなく、有料オプションを追加したときだけ、その分を通信費などで費用計上します。年額を一括で前払いしたときは、支払時にいったん前払費用に計上し、毎月その月の分を費用へ振り替えて各期に配分するのが原則です。

Q. 会計ソフト代を仕入税額控除するにはインボイスの確認が必要ですか?

A. 会計ソフト代を仕入税額控除の対象にするには、販売元が発行する適格請求書(インボイス)の保存が必要です。購入時やサブスク契約時の請求書・領収書に、登録番号・適用税率・消費税額といった記載事項がそろっているかを確認しておきましょう。海外事業者が提供するクラウドサービスなど、インボイスが受け取れないケースでは仕入税額控除の扱いが変わることがあるため注意が必要です。

クラウド会計ソフトの料金・機能を一括チェック

MCB FinTechカタログでは、クラウド会計ソフトの最新資料をまとめて取り寄せて比較できます。自動仕訳や明細連携の対応、料金プラン、対象規模を並べて確認したい場合は、気になるサービスの資料を無料で請求してください。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】クラウド会計ソフトの資料を
一括ダウンロードする

MCB FinTechカタログに掲載しませんか?

MCB FinTechカタログでは、掲載企業様を募集しています。マネックスグループの金融実務ノウハウを活かした独自の評価軸と検索設計により、導入検討者が最適なサービスを効率的に発見できる法人向け比較プラットフォームです。掲載後は管理画面から料金表や導入事例を随時更新でき、常に最新の情報を訴求可能。まずは下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
クラウド会計ソフトの関連サービス資料

PR

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます

【無料】クラウド会計ソフトの資料を
一括ダウンロードする

本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

関連記事

新着記事

クラウド会計ソフト
おすすめの診断サービス