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収納代行とは?仕組み・決済代行や口座振替との違い・費用相場をわかりやすく解説

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ECや通販、月額課金など、顧客から代金を回収する事業では、コンビニ払いや口座振替への対応、入金確認や消込といった集金まわりの負担が課題になりがちです。その負担を外部に任せる手段として「収納代行」という言葉を見聞きしても、決済代行や口座振替との違いまで含めて正確に説明できる場面は多くありません。

本記事では、収納代行とは何かを結論から整理し、決済代行・口座振替(集金代行)との違いを比較表で確認できます。あわせて、仕組みと入金までの流れ、メリット・デメリット、費用相場の具体的な目安、資金移動業や割賦販売法との関係、選び方までをまとめました。自社の集金業務にどの手段が合うかを判断する材料としてご活用ください。

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収納代行とは?結論から解説

収納代行とは、事業者に代わって、その事業者の顧客から商品・サービスの代金を回収してくれるサービスです。顧客はコンビニや金融機関の窓口などで支払え、事業者は回収した代金をまとめて受け取れます。「誰が・誰の代わりに・何を」を言い換えると、収納代行会社が、事業者の代わりに、顧客からの代金回収を引き受ける仕組みです。

身近な例では、通販の商品と一緒に届く払込票をコンビニで支払う場面や、公共料金をコンビニで納める場面が収納代行にあたります。事業者にとっては、コンビニや金融機関それぞれと個別に契約しなくても、収納代行会社と契約するだけで幅広い支払い場所を用意できる点が特徴です。

回収した代金は、収納代行会社が締め日ごとに集計し、手数料を差し引いたうえで事業者の口座へまとめて入金します。顧客からの入金状況もデータで確認できるため、入金確認や消込(入金と請求データの照合)といった経理業務の負担を軽くできます。

収納代行の仕組みと入金までの流れ

ここからは、収納代行でお金がどう動き、いつ事業者へ入金されるのかを整理します。仕組みを押さえておくと、決済代行や口座振替との違いも理解しやすくなります。

お金と払込票の流れ

収納代行の基本的な流れは、次のように進みます。まず事業者が収納代行会社と契約し、顧客に払込票(払込用紙)やオンラインの支払い案内を発行します。顧客はコンビニや金融機関の窓口などで代金を支払い、その代金は収納代行会社がいったん受け取ります。

収納代行会社は、受け取った代金を締め日ごとに集計し、所定の手数料を差し引いて事業者の口座へまとめて入金します。個々の顧客から少額を何件も回収するかわりに、事業者は収納代行会社からまとめて受け取れるため、入金管理がシンプルになります。全体の流れは次の図のとおりです。

収納代行の資金の流れを4ステップで示した図。STEP1 事業者が収納代行会社と契約し顧客へ払込票やオンラインの支払い案内を発行、STEP2 顧客がコンビニや金融機関の窓口などで代金を支払う、STEP3 収納代行会社が代金をいったん受け取り締め日ごとに集計、STEP4 手数料を差し引き事業者の口座へまとめて入金。

いつ入金されるのか(入金サイクル)

顧客の支払いから事業者への入金までには、集計と精算の期間があります。多くのサービスでは、月ごとの締め日でまとめて精算し、その後に事業者へ入金するサイクルを採っており、支払いから入金まで数週間ほどかかることもあります。締め日・入金日の設定はサービスによって異なるため、キャッシュフローに影響する場合は、契約前に条件を確認しておくと安心です。

オンライン収納代行・ペーパーレス方式とは

近年は、紙の払込票を郵送せずに、メールやWebで支払い案内を届ける「オンライン収納代行(ペーパーレス方式)」も広がっています。顧客はスマートフォンから案内を開き、コンビニ払いやバーコード決済などで支払えるため、事業者は払込票の印刷・郵送コストを抑えられます。

口座振替でも、Web上で口座振替の申し込みが完結する方式であれば、印鑑や紙の依頼書が不要になり、利用開始までの期間を短縮できます。定期的な集金をオンラインで自動化したい場合に向いています。

このWeb完結型の口座振替は、提供事業者ごとに対応金融機関の広さや料金、顧客の申込画面の使い勝手が異なります。導入を具体的に検討する段階で各社を事業者目線で比べたい場合は、次の記事が参考になります。

収納代行・決済代行・口座振替(集金代行)の違いを比較

収納代行と混同されやすいのが「決済代行」と「口座振替(集金代行)」です。名前が似ていて役割が重なる部分もありますが、対象や回収方法、向いているケースは異なります。三者の違いを次の表で確認しましょう。

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収納代行・決済代行・口座振替の違い主な役割主な支払い手段支払いのタイミング手数料の負担者未回収リスク向いているケース
収納代行事業者に代わり顧客から代金を回収するコンビニ払い・払込票(銀行・郵便局窓口)が中心都度(前払い・後払い)事業者・顧客のどちらが負担するかを選べる場合がある前払い型は低い/後払い型は残るコンビニ払いを追加したい/請求書払いに対応したい
決済代行事業者と決済機関の間に立ち、多様な決済手段をまとめて提供するクレジットカード・電子マネー・QRコード・コンビニ等と幅広い都度(即時決済が中心)原則として事業者が負担採用する決済手段による多様な決済手段をまとめて導入したい
口座振替(集金代行)顧客の銀行口座から代金を自動で引き落とす銀行口座からの自動引き落とし継続・定期(毎月など自動)原則として事業者が負担残高不足による引き落とし失敗はあるが、継続課金に強いサブスク・会費など継続課金を自動で集金したい

大まかには、収納代行はコンビニ払いなどでスポットの代金を回収する手段、決済代行はクレジットカードを含む多様な決済をまとめて導入する手段、口座振替(集金代行)は継続的な集金を自動化する手段と整理できます。実際のサービスでは、収納代行会社が口座振替やオンライン決済もあわせて提供していることが多く、自社の集金スタイルに合わせて組み合わせられます。

収納代行と決済代行のどちらを選ぶべきか、コンビニ払いに対応した各社を手数料で見比べたい場合は、主要各社を比較した次の記事もあわせてご覧ください。

収納代行を導入するメリット

収納代行を導入すると、集金にまつわる業務負担と未回収リスクの両面で効果が期待できます。主なメリットは次のとおりです。

  • 支払い手段を増やして購入機会を広げられる:コンビニ払いなど現金で支払える手段を用意でき、クレジットカードを持たない顧客や現金払いを好む顧客も取り込めます。
  • 入金管理・経理業務を効率化できる:多数の顧客からの入金を収納代行会社がまとめて精算するため、入金確認や消込の手間が減り、経理の負担を軽くできます。
  • 未回収リスクを軽減できる:顧客が支払ってから商品・サービスを提供する前払い型では、代金の取りはぐれを抑えられます。口座振替を使えば、継続課金の回収も自動化できます。
  • 個別契約や開発の手間を抑えられる:コンビニや金融機関それぞれと契約する必要がなく、収納代行会社との契約で幅広い支払い場所をまとめて用意できます。

このうち未回収リスクの軽減が、口座振替による回収でどの程度見込めるのかは、実際の運用データからもうかがえます。収納・集金代行を手がける事業者からは、口座振替の回収率とサービス継続率について次のように語られています。

那須田氏
リコーリース株式会社 BPO本部 BPO営業部 マーケティング課
那須田氏
独自インタビューより

効果として分かりやすいのは未収率とサービス継続率の改善です。口座振替では振込手続や現金を持ってくるのを忘れたなどの支払者側の都合に関係なく、口座に残高が入っていれば引落しできるため、一般に回収率が90%を超えている他、サービスの継続率が高くなる傾向があります。

収納代行のデメリット・注意点

一方で、費用や入金のタイミング、支払い金額の上限など、導入前に押さえておきたい注意点もあります。あとで「思っていたのと違う」とならないよう、次の点を確認しておきましょう。

  • 手数料などの費用がかかる:初期費用・月額費用・1件あたりの収納手数料が発生します。回収1件あたりの金額が小さいと、手数料の負担割合が相対的に大きくなる場合があります。
  • 入金までにタイムラグがある:顧客の支払いから事業者への入金までに集計・精算の期間があり、即時には入金されません。キャッシュフローを考えて締め日・入金日を確認しておく必要があります。
  • 支払い金額に上限がある場合がある:コンビニ払い(収納代行)では、1回あたりの払込金額に上限が設けられていることが一般的で、多くのサービスで1回30万円程度が目安です。上限を超える取引がある場合は、口座振替との併用が必要になることがあります。
  • 後払い型は未回収リスクが残る:商品・サービスの提供後に支払う後払い型では、顧客が支払わないリスクが残ります。未回収時の再請求や督促の対応もあわせて検討が必要です。

収納代行の費用相場

ここからは、収納代行にかかる費用の内訳と目安を整理します。実際の料金はサービスや回収方式によって幅があるため、目安を押さえたうえで、掲載サービスの公式料金で具体的な水準を確認していきます。

費用の内訳(初期費用・月額・収納手数料)

収納代行の費用は、主に「初期費用」「月額費用」「1件あたりの収納手数料」の3つで構成されます。金額は回収方式や取扱件数・単価によって変わるため、掲載サービスでも従量制や個別見積りを採るところが多く、一律の相場を示しにくいのが実情です。

業界の目安としては、初期費用は無料のケースもあるものの数千円〜5万円程度です。月額費用は数千円〜3万円程度、1件あたりの収納手数料は100〜300円程度が一般的です。初期・月額が無料で、使った分だけ手数料がかかる従量制のサービスもあります。実際の水準は、次に挙げる掲載サービスの公式料金で確認するのが確実です。

方式別の費用(払込票・ペーパーレス・口座振替)

費用は回収方式によっても異なります。紙の払込票を使う方式では印刷・郵送のコストが上乗せされ、ペーパーレス方式(オンライン収納代行)ではその分を抑えられます。口座振替は1件あたりの手数料が比較的低めに設定される傾向があります。

具体的な水準を、本記事で紹介するサービスの公式料金で見てみましょう。たとえばサブスクペイでは、口座振替の手数料が1件85円と公表されています。クレジットカード決済は、決済手数料が2.5%〜、これに加えてトランザクション費用が1件7円です(いずれもStandardプラン、Professionalは都度見積り)。

リコーリースの集金代行サービスは、導入費用0円・サービスを使わない月は基本料0円の従量制で、集金1件あたりの手数料は取扱内容に応じた個別見積りです。このように、料金体系はサービスごとに異なるため、自社の回収件数・単価に当てはめて比較することが大切です。

出典・参考資料(3件)

収納代行と法規制(資金移動業への該当性・割賦販売法との関係)

収納代行を利用するうえで気になりやすいのが、法律上の位置づけです。結論から言えば、国内で完結し、代金を受け取る側が事業者で、顧客の支払い時点で弁済が完了する一般的な収納代行は、現時点で資金移動業(資金決済法)の規制対象外とされています。

ここでは、その資金移動業への該当性と割賦販売法との関係を、公的資料にもとづいて中立的に整理します。制度は見直しが議論されている領域のため、断定ではなく現時点の整理として押さえておきましょう。

資金移動業への該当性

事業者の委託を受けて顧客から代金を回収する一般的な収納代行は、これまで資金決済法の規制(資金移動業の登録)の対象外とされてきました。金融庁の資料でも、次のように整理されています。

債権者の委託を受け、債務者から代金を回収(収納代行)する事業者は、従来、資金決済法の規制対象外。
近年登場した、「収納代行」と称しつつ実質的には一般利用者間の送金サービスを提供する事業者について、利用者保護の観点から、資金移動業の登録を求めることを明確化。

出典:決済法制・仲介法制に関する論点について(2020年4月10日)|金融庁

ここで規制の対象として明確化されたのは、「収納代行」と称していても実質は一般利用者どうしの送金にあたるサービス(いわゆる割り勘アプリなど)です。2020年の資金決済法改正で、こうした個人間送金型の一部が為替取引に該当することが明示されました。ECや通販、サブスクのように、事業者が自社の顧客から代金を受け取る通常の収納代行とは区別されています。

国内で完結する収納代行についての整理は、その後も維持されています。金融審議会の2025年の報告書でも、次のように記載されています。

なお、日本国内において完結する収納代行については、金融審議会「決済法制及び金融サービス仲介法制に関するワーキング・グループ」報告(2019 年 12 月 20 日)における、①債権者が事業者や国・地方公共団体であり、かつ、②債務者が収納代行業者に支払いをした時点で債務の弁済が終了し、債務者に二重支払の危険がないことが契約上明らかである場合には、為替取引に関する規制を適用する必要性は必ずしも高くないという整理が特に変更されるものではない。

出典:資金決済制度等に関するワーキング・グループ報告(2025年1月22日)脚注27|金融庁

整理すると、①代金を受け取る側(債権者)が事業者であり、②顧客が収納代行会社に支払った時点で支払い義務が消える(二重に支払う危険がない)という条件を満たす国内の収納代行は、現時点で資金移動業の規制対象にはならない、というのが公的な整理です。ECやサブスクの事業者が使う一般的な収納代行は、この条件に当てはまります。

また、2025年の報告書で規制強化が議論されているのは国境をまたぐ「クロスボーダー収納代行」であり、国内で完結する収納代行を対象とするものではありません。

出典・参考資料(2件)

割賦販売法との関係

後払いを扱う場合に関係し得るのが割賦販売法です。割賦販売法が規律するのは、分割払いなど「信用の供与」をともなう取引です。たとえば包括信用購入あっせんの定義では、代金の受領方法について次のように定められています。

当該利用者から当該代金又は当該対価に相当する額をあらかじめ定められた時期までに受領すること(当該利用者が当該販売業者から商品若しくは権利を購入する契約を締結し、又は当該役務提供事業者から役務の提供を受ける契約を締結した時から二月を超えない範囲内においてあらかじめ定められた時期までに受領することを除く。)。

出典:割賦販売法 第2条第3項第1号|e-Gov法令検索

この定義では、契約時から「二月を超えない範囲内」で受領する後払い(翌月一括払いなど)は対象から除かれています。代金の回収を代行するだけで信用の供与をともなわない収納代行や、2ヶ月以内の一括後払いは、この定義に当てはまらないため、割賦販売法が規律する取引には該当しないと考えられます。

一方で、後払いが2ヶ月を超える分割払いに及ぶ場合は、信用購入あっせんに該当し得ます。自社の後払い条件が該当するかどうかは、契約内容にもとづいて確認しておくと安心です。

出典・参考資料(1件)

また、収納代行には「これを取得すれば営業できる」という単一の許認可制度がなく、参入障壁が低いぶん、委託先が法的要件を満たしているかは事業者自身で見極める必要があります。安全に利用できる業者の見分け方や、資金決済法をめぐる最新の動きは、次の記事で詳しく解説しています。

収納代行サービスの選び方・始め方

ここからは、収納代行サービスを選ぶときの判断軸と、導入から利用開始までの流れを整理します。自社の集金スタイルに合うサービスを見極める手がかりにしてください。

収納代行サービスの選び方(選定軸)

選定では、自社の顧客がどう支払うか、どんな集金を自動化したいかを起点に、次の軸を確認するとよいでしょう。

  • 対応する支払い手段と回収方式:コンビニ払いを増やしたいのか、継続課金を口座振替で自動化したいのかで選ぶべき方式が変わります。両方を1社でまかないたい場合は、コンビニ収納と口座振替の両対応かを確認しておくとよいでしょう。
  • コンビニ網・対応金融機関の広さ:顧客が使いやすい支払い場所をカバーしているかは、支払い忘れや離脱の防止に直結します。対応コンビニの店舗数や口座振替の対応金融機関数を見比べるのが判断のポイントです。
  • オンライン(ペーパーレス)対応:払込票の郵送をなくしたい、利用開始までの期間を短くしたい場合は、Webで支払い案内や口座振替申込が完結する方式に対応しているかが判断軸になります。
  • 費用対効果:初期費用・月額費用・1件あたりの手数料を、自社の回収件数と単価に当てはめて試算するとよいでしょう。回収単価が小さい場合は、1件あたり手数料の水準が特に効いてきます。
  • 上限額・未回収時の対応:コンビニ払いの上限額(一般に1回30万円程度)を超える取引があるか、後払いの未回収に備える保証や督促の仕組みがあるかも確認しておくと安心です。

収納代行の始め方(導入〜利用開始までの流れ)

導入は、収納代行会社への申し込み・審査・契約を経て、支払い案内や口座振替の設定を行い、利用開始という流れが一般的です。利用開始までの期間は方式によって差があり、Web口座振替のように印鑑や紙の依頼書が不要な方式では、最短数営業日で始められます。

一方、紙の依頼書をやり取りする従来の口座振替では、2ヶ月程度が目安になることもあります。繁忙期や決算のタイミングに合わせたい場合は、余裕をもったスケジュールで準備を進めるとよいでしょう。

収納・集金代行のおすすめサービス

ここでは、コンビニ収納と口座振替を軸に、事業者が顧客からの代金回収を任せられる代表的な収納・集金代行サービスを紹介します。コンビニ払いを増やしたい・スポットの回収もしたい場合はコンビニ収納と口座振替の両方に対応する総合型、サブスクや会費の継続課金を自動化したい場合は継続課金に特化した型、と用途で見比べるとよいでしょう。

より幅広く比較したい場合は、収納・集金代行サービスを網羅的にまとめた次の比較記事もあわせてご覧ください。

← 横にスクロールできます →
サービス名リコーリース 集金代行サービスサブスクペイ
提供会社リコーリース株式会社株式会社ROBOT PAYMENT
主な集金手段口座振替・コンビニ決済
(スマホのバーコード払いにも対応)
クレジットカード・口座振替・
コンビニ・銀行振込 ほか
口座振替(全国ほぼ全ての金融機関)(1,000以上の金融機関)
コンビニ払い(全国66,000店舗以上)(ペーパーレス方式)
クレジットカード×(2027年春にマルチペイメント決済対応予定)
初期費用0円要問い合わせ
月額費用0円
(未使用月は基本料0円の従量制)
要問い合わせ
手数料個別見積もり
(取扱内容に応じて算定)
口座振替85円/件・
カード決済2.5%〜+7円/件
(Standardプラン。Professionalは都度見積り)
向くケースコンビニ払いや口座振替で
継続・スポットの回収をしたい
サブスク・会費など
継続課金を自動で集金したい
詳細情報公式資料を見る公式資料を見る

※ 上表は2026年9月時点の公開情報にもとづく記載です。手数料や対応状況は変更される場合があるため、最新の料金・条件は各社の公式資料でご確認ください。リコーリースの手数料は取扱内容に応じた個別見積り、サブスクペイの初期・月額費用は要問い合わせです。

リコーリース 集金代行サービス(リコーリース株式会社)

リコーリース 集金代行サービス公式サイトのスクリーンショット

口座振替とコンビニ決済を二本柱に、事業者に代わって顧客からの代金回収を担うのが、リコーリース株式会社の集金代行サービスです。継続的な回収は口座振替、スポットや未収金の回収はコンビニ決済と、目的に応じて使い分けられます。

導入費用は0円、使わない月は基本料も0円という従量制で、請求1件から、個人事業主でも利用できます。コンビニ決済は全国の店舗で支払え、払込金額の上限は1回30万円(税込)で、これを超える分は口座振替が案内されます。集金代行の実績は長く、定期回収の自動化に向いており、手数料は取扱内容に応じた個別見積りです。

サブスクペイ(株式会社ROBOT PAYMENT)

サブスクペイ公式サイトのスクリーンショット

サブスクリプションや継続課金の自動集金に強いのが、株式会社ROBOT PAYMENTのサブスクペイです。クレジットカードに加えて、口座振替(1,000以上の金融機関に対応・Web申込で印鑑不要)やコンビニ決済のペーパーレス方式にも対応し、オンラインで集金を自動化できます。

継続課金の自動リトライやカード有効期限切れ前の更新案内など、定期課金の失効を抑える機能を備えます。料金は、口座振替が1件85円と公表されています。クレジットカード決済は決済手数料2.5%〜に加えてトランザクション費用が1件7円で、Professionalプランは都度見積り、初期・月額費用は要問い合わせです。

運営は東証グロース上場企業で、PCI DSS準拠やISMS認証の取得などセキュリティ体制も整えており、月額会費・定期購入などの継続課金を自動化したい事業者に向いています。

まとめ

収納代行は、事業者に代わって顧客から代金を回収し、コンビニ払いや口座振替といった支払い手段をまとめて用意できるサービスです。決済代行が多様な決済手段の一括導入、口座振替(集金代行)が継続課金の自動集金に強いのに対し、収納代行はコンビニ払いなどでの代金回収を軸に、入金管理の効率化と未回収リスクの軽減に役立ちます。

導入時は、費用(初期・月額・1件あたりの手数料)と入金サイクル、コンビニ払いの上限額、そして自社の後払い条件が割賦販売法に該当しないかを確認しておくと安心です。国内で完結する一般的な収納代行は、現時点で資金移動業の規制対象外とされています。自社の集金スタイルに合うサービスを見極めるために、まずは各社の資料を取り寄せて比較してみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 収納代行とは何ですか?

A. 収納代行とは、事業者に代わって、その事業者の顧客から商品・サービスの代金を回収するサービスです。顧客はコンビニや金融機関の窓口などで支払え、事業者は回収された代金を締め日ごとにまとめて受け取れます。コンビニや金融機関それぞれと個別に契約しなくても、収納代行会社と契約するだけで幅広い支払い場所を用意でき、入金確認や消込といった経理業務の負担も軽くできます。

Q. 収納代行は決済代行や口座振替(集金代行)とどう違いますか?

A. 収納代行はコンビニ払いなどでの代金回収を軸にする手段で、決済代行はクレジットカードを含む多様な決済手段をまとめて導入する手段、口座振替(集金代行)は継続課金を自動で集金する手段という違いがあります。スポットの代金をコンビニ払いで回収したいなら収納代行、多様な決済をまとめたいなら決済代行、サブスクや会費を自動で集金したいなら口座振替が向きます。

実際のサービスでは、収納代行会社が口座振替やオンライン決済もあわせて提供していることが多く、自社の集金スタイルに合わせて組み合わせられます。

Q. 収納代行の手数料は事業者と顧客のどちらが負担しますか?

A. 収納代行の手数料は、事業者と顧客のどちらが負担するかを選べる場合があります。決済代行や口座振替では原則として事業者が負担しますが、収納代行(コンビニ払いなど)では顧客側に払込手数料を求める設計も可能です。ただし、負担者の設定はサービスや回収方式によって異なるため、契約前に確認しておくと安心です。

Q. 収納代行のコンビニ払いに上限金額はありますか?

A. 収納代行のコンビニ払いには、1回あたりの払込金額に上限が設けられていることが一般的です。たとえばリコーリースの集金代行サービスでは、コンビニ決済の払込上限は1回30万円(税込)で、これを超える場合は口座振替の利用が案内されます。上限額はサービスによって異なるため、高額の取引がある場合は口座振替との併用も含めて確認しておきましょう。

Q. 後払いで収納代行を使う場合、未回収リスクはありますか?

A. 後払い型の収納代行では、顧客が支払わない未回収リスクが残ります。商品・サービスの提供前に支払ってもらう前払い型なら代金の取りはぐれを抑えられますが、提供後に支払う後払い型では、未回収時の再請求や督促の対応が必要になる場合があります。未回収に備えたい場合は、保証(未回収金の立替)や督促代行の仕組みを備えるサービスかどうかを確認するとよいでしょう。

Q. 収納代行は資金移動業や割賦販売法の規制対象になりますか?

A. 国内で完結する一般的な収納代行は、現時点で資金移動業(資金決済法)の規制対象外とされ、信用の供与をともなわない回収や2ヶ月以内の一括後払いであれば割賦販売法が規律する取引にも当たらないと考えられます

金融庁の整理では、①代金を受け取る側(債権者)が事業者で、②顧客が収納代行会社に支払った時点で支払い義務が消える、といった条件を満たす国内の収納代行は、為替取引に関する規制を適用する必要性は必ずしも高くないとされています。規制対象として明確化されたのは、「収納代行」と称しつつ実質は個人間送金にあたるサービスや、国境をまたぐクロスボーダー収納代行です。

ただし、後払いが2ヶ月を超える分割払いに及ぶ場合は信用購入あっせんに該当し得るため、自社の条件は契約内容にもとづいて確認してください。

Q. 収納代行は導入から利用開始までどのくらいかかりますか?

A. 収納代行の利用開始までの期間は、回収方式によって異なり、Web完結型の口座振替なら最短数営業日、紙の依頼書をやり取りする従来の口座振替では2ヶ月程度が目安になります。一般的には、収納代行会社への申し込み・審査・契約を経て、支払い案内や口座振替の設定を行い、利用開始という流れです。繁忙期や決算のタイミングに合わせたい場合は、余裕をもったスケジュールで準備を進めましょう。

収納・集金代行サービスの料金・手数料を一括チェック

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
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