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SMS送信サービスの導入事例|業種別の使い方と効果を実例で解説

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顧客への連絡で「電話がつながらない」「郵送やメールが読まれない」といった課題や、予約リマインド・督促にかかる手間を抱え、SMS(ショートメッセージサービス)での解決を検討し始めた企業は少なくありません。

ただ、実際に導入を進めるとなると、社内への提案でも自分での判断でも「本当に効果があるのか」が焦点になります。決め手になるのは、自社と近い業種・課題の会社が、SMSを何にどう使い、結果どれだけ変わったかという具体的な導入事例です。

本記事では、金融の督促から医療の予約リマインド、小売の販促、コールセンターの折り返し改善まで、業種・場面別のSMS導入事例を「課題・使い方・効果・使ったサービス」で横断的に整理します。自社の業種・課題に近い事例を選び、その効果と使ったサービスをそのまま検討や社内提案の材料にできます。

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SMS導入事例から見える「効果が出る使い方」の全体像

SMSの導入事例を業種横断で見ると、効果が出ている使い方は主に4つの領域に集約されます。督促・回収(到達率の高いSMSで催告し納付・回収につなげる)、予約リマインド(前日通知で無断キャンセルを減らす)、連絡工数の削減(電話がつながらない相手に用件を届け架電・折り返しを減らす)、本人認証・重要連絡(アプリ不要で確実に届く特性を認証や緊急連絡に使う)の4領域が中心です。

SMS導入事例に共通して効果が出やすい4つの領域を示した図解。督促・回収(到達率の高いSMSで催告し納付・回収につなげる)、予約リマインド(前日通知で無断キャンセルを減らす)、連絡工数の削減(電話がつながらない相手に用件を届け架電・折り返しを減らす)、本人認証・重要連絡(アプリ不要で確実に届く特性を認証や緊急連絡に使う)の4区分。

これらに加えて、アウトバウンドの接続率向上やDM・メールの代替、ECのカゴ落ち防止といった派生的な使い方も広がっています。

いずれの領域でも、効果は「電話対応が減った」「無断キャンセルが減った」といった定性的な変化にとどまらず、後述の事例のように前後の数値で示されています。まずは自社の業種・課題に近い事例から、その数値と使い方を確認していきましょう。

業種別に見るSMS送信サービスの導入事例

ここからは、業種・場面ごとの導入事例を「課題・使い方(用途)・効果・使ったサービス」で整理します。まず一覧で俯瞰し、そのあと業種別に課題から効果までの流れを補足します。

本記事では金融・自治体、医療・介護、小売・リユース、EC、コールセンター、通信・保険、予約業種の事例を中心に取り上げます。採用連絡など個別事例を挙げていない用途でも、SMS活用の基本的な考え方は共通します。

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業種・場面別SMS導入事例金融・自治体医療・介護小売・リユースEC(ネット通販)コールセンター・不動産管理通信・保険予約業種(サロン・宿泊・飲食)
課題電話督促の心理的負担と回収効率、郵送コスト予約確認・連絡の電話工数、無断キャンセル買取利用の促進、査定完了などの連絡の即時性カゴ落ち・メールの反応率低下アウトバウンドコールがつながらず接続率が伸びない重要連絡・アンケートの架電工数と折り返し率予約の無断キャンセル、リマインドの手間
使い方(用途)税・家賃保証などの督促・支払いリマインド予約リマインド・連絡工数の削減販促の一斉送信・査定完了通知・DM/メール代替カゴ落ち防止・WEBサイト誘導未接続時のSMS自動送信で折り返しを促す重要なお知らせ・アンケート・顧客フォロー前日・当日の予約リマインド
効果豊島区役所:滞納者1,009人へSMS配信→261人が自主納付・収納額8,715,203円/いえらぶパートナーズ:家賃保証の督促連絡を自動化し月約640時間削減兵庫医科大学病院:電話対応を約90%削減、月約35時間の業務効率化買取王国:買取利用促進のSMS活用で投資回収率2,479%(オーロラSMS)/ゲオHD「セカンドストリート」:査定完了通知をSMS化(SMSLINK)スタークス:カゴ落ち防止SMSでメールと比較して3倍のクリック率スマサポ:入居者向けアウトバウンドで接続率94.5%日本生命保険:月約280時間の工数削減・折り返し率約50%向上/沖縄セルラー電話:月約102時間の架電工数削減脱毛美容サロン:予約前日のSMSリマインドで来店数が月間約500人増加(絶対リーチ!SMS)/病院・サロン・金融機関などで無断キャンセルが減少(オーロラSMS)
使ったサービス絶対リーチ!RCS/SMSKDDI Message CastオーロラSMS/SMSLINK絶対リーチ!SMSSMSLINKKDDI Message Cast絶対リーチ!SMS/オーロラSMS

各社公式の導入事例・プレスリリースをもとに作成(2026年9月時点)。効果の数値は各社の発表・自社調査値を含みます。

金融・自治体(督促・売掛金回収・家賃保証)

金融・自治体の督促では、電話が心理的負担になりやすく、郵送はコストと時間がかかるという課題があります。開封されやすいSMSに切り替えることで、催告や支払いリマインドの効率が変わります。

東京都豊島区役所の税金回収の事例では、滞納者1,009人へSMSを配信した結果、261人が自主的に納付し、収納金額は8,715,203円に達しました。

いえらぶパートナーズ(家賃保証)では、月間およそ2億円規模の家賃保証にかかる督促連絡・リマインドを自動化し、月約640時間の業務負荷を削減しています。いずれも「絶対リーチ!RCS/SMS」(AI CROSS)による事例です(豊島区役所はSMS、いえらぶパートナーズはRCSの活用)。

督促・回収用途でのSMSの強さは、市場データにも表れています。デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査では、国内法人SMS配信数シェア首位のメディア4u(オーロラSMS)が督促用途の配信数シェアで48.5%(2023年度、用途別で首位)を占めており、金融・回収系でSMSが広く使われていることがうかがえます。

出典・参考資料(3件)

督促でSMSを使う際は、送れる時間帯や文面の書き方に法的な配慮が必要です。違法にならない送り方のルールや、そのままコピーして使える例文は、次の記事で具体的に解説しています。

医療・介護(予約リマインド・連絡工数の削減)

医療・介護では、予約確認や検査案内の電話が大きな工数になり、つながらないことで無断キャンセルや連絡漏れも起きがちです。SMSで用件を届けることで、電話対応そのものを減らせます。

KDDI Message Castの公式導入事例では、兵庫医科大学病院が電話対応を約90%削減し、月約35時間の業務効率化を実現しています。予約確認や検査案内の電話に追われていた現場でも、SMSリマインドに切り替えることで、連絡の取りこぼしと折り返し対応を減らせます。

出典・参考資料(1件)

小売・リユース・EC(販促・カゴ落ち防止・DM/メール代替)

小売・リユースやECでは、買取査定の完了や在庫連絡、カゴ落ちのフォローなど「早く確実に伝えたい」通知が多く、メールでは開封率が伸びにくいという課題があります。

買取・リユースの分野では、買取王国が買取サービスの利用促進にSMSの一斉送信を活用し、投資回収率2,479%という成果を公表しています(オーロラSMS)。ゲオホールディングスの「セカンドストリート」も、買取査定の完了通知をSMS化し、Webの管理画面から手軽に始めてAPI連携へ広げています(SMSLINK)。

ECでは、スタークスがカゴ落ち防止のSMSで、メールと比較して3倍のクリック率を実現しています(絶対リーチ!SMS)。連絡手段をSMSに移すことで、開封されやすさを生かした販促やDM・メール代替につながります。

出典・参考資料(3件)

コールセンター・不動産管理(接続率・折り返しの向上)

アウトバウンドコールを行う現場では、そもそも電話がつながらず、接続率が伸びないことが成果のボトルネックになります。SMSで先に用件を伝えると、折り返しや再架電時の接続率が変わります。

入居者向けライフサポートを手がけるスマサポでは、アウトバウンドコールが未接続だった相手にSMSを自動送信する運用に切り替え、接続率94.5%という成果を上げています(SMSLINK)。電話とSMSを組み合わせることで、架電の手間を増やさずに到達を底上げできる使い方です。

出典・参考資料(1件)

通信・保険(重要連絡・緊急連絡・アンケート)

契約者・会員への重要連絡やアンケートは、電話では工数がかかり、メールでは見落とされがちです。到達率の高いSMSに移すことで、架電工数を減らしながら反応率を高められます。

KDDI Message Castの公式導入事例では、日本生命保険が月約280時間の工数削減と折り返し率約50%の向上を、沖縄セルラー電話が月約102時間の架電工数削減を実現しています。会員登録時の本人確認・二段階認証のように、確実に届く特性を認証コードの送信に使う用途も一般的です。

出典・参考資料(1件)

予約業種(サロン・宿泊・飲食)の無断キャンセル防止

予約が売上に直結するサロン・宿泊・飲食では、無断キャンセルが大きな損失になります。前日や当日のリマインドをSMSで送ると、来店率が上がりやすくなります。

絶対リーチ!SMSの導入事例(理美容)では、予約された顧客の無断キャンセルが多いという課題に対し、予約前日にSMSでリマインドを配信したところ、来店数が月間およそ500人増加しました。

オーロラSMSでも、病院・サロン・金融機関など予約が発生する業務でリマインドをSMSに切り替え、無断キャンセルが減少しています。メールが読まれず電話にも出てもらえない相手に、プッシュ通知で気づいてもらえるSMSが最終連絡手段として機能した形です。

出典・参考資料(1件)

この無断キャンセルの抑制について、オーロラSMSを提供する株式会社メディア4uは、導入現場で聞かれる変化を次のように話しています。

原澤慶人氏
株式会社メディア4u 事業戦略本部 ビジネス推進グループ 部長
原澤慶人氏
独自インタビューより

数値として開示できるものは限られますが、よく伺うのは「連絡が見てもらえるようになっただけで、業務全体が改善した」という声です。例えば、病院やサロン、金融機関など予約が発生する業務では、リマインドをSMSに切り替えたことで無断キャンセルが大幅に減少したケースがあります。また、重要連絡への反応率が目に見えて向上したという声も多いです。

予約リマインドを自社の業務に取り入れる際は、送るタイミングや文面、SMS以外の手段との使い分けを押さえておくと効果を高められます。リマインド通知の基本の考え方と主要なSMS送信サービスの比較は、次の記事にまとめています。

事例から見えるSMSが効く典型パターン

ここまでの業種別事例を用途の軸で見直すと、SMSが効く典型パターンが浮かび上がります。自社の別の業務にも当てはめられないか、確認してみてください。

まず督促・回収では、郵送や電話に代えてSMSで催告することで、豊島区役所の事例(1,009人へ配信し261人が自主納付)のように納付・回収の行動につながります。予約リマインドは、サロンや医療機関の事例のように無断キャンセルを減らす効果が大きい用途です。

連絡工数の削減は、日本生命保険の月約280時間削減や兵庫医科大学病院の電話対応約90%削減に見られるように、電話がつながらない相手へSMSで用件を届けることで架電・折り返し対応を圧縮します。

さらにアウトバウンドの接続率向上(スマサポの接続率94.5%)、本人認証・重要連絡(アプリ不要で確実に届く特性を認証コードや緊急連絡に活用)、DM・メールの代替(開封されやすさを生かした販促)も、業種を問わず応用されているパターンです。共通しているのは、「相手に確実に気づいてもらう」というSMSの特性が、連絡が届かないことで生じていた損失を減らしている点です。

こうした用途の広がりは、実際にサービスを提供する事業者からも語られています。SMSLINKを提供する株式会社ネクスウェイは、利用用途の変化について次のように述べています。

田島氏
株式会社ネクスウェイ 事業推進部 マーケティングG
田島氏
独自インタビューより

BtoCのコミュニケーションが必要な業種を中心に、非常に幅広くご利用いただいています。アプリベンダーやSIer、小売、フィットネスジム、物流、電力、不動産、人材、自治体など、本当に多様です。当初はSMS認証が主な用途でしたが、コロナ禍をきっかけに、アプリや端末に依存せず確実に情報を届けられる点が評価され、予約リマインドやアンケート、コールセンター業務、不動産分野での連絡などへと用途が広がっています。

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事例の効果を出すサービスと自社に合う選び方

事例で見た効果は、SMS送信サービスのどんな機能に支えられているのでしょうか。ここでは、効果とサービス・機能のひも付け、自社に合う選び方、到達率が高い理由、そして費用や導入の手間の目安を順に整理します。

事例の効果とサービス・機能のひも付け

督促・回収で成果が出ている背景には、開封されやすさと到達率の高さがあります。国内の携帯4キャリアと直接接続する設計のサービス(オーロラSMSやKDDI Message Castなど)では、届きやすさが確保されます。

予約リマインドや重要連絡では、送信の自動化やAPI連携が工数削減の鍵です。KDDI Message CastはHTTPS APIでの認証コード送信に対応し、導入事例では「ドキュメントを読みながら1時間ほどで実装」というコメントもあります。

コールセンターの接続率向上(スマサポの94.5%)のように、電話システムとSMSを組み合わせる使い方では、Webの管理画面で手軽に始めてAPI連携へ広げられる拡張性が効いています(SMSLINK)。つまり、「どの効果を狙うか」で重視すべき機能が変わります。

自社の用途・規模でどう選ぶか

選定では、まず用途に必要な機能がそろっているかを確認することが出発点になります。督促・リマインドなら予約送信や一斉送信、認証ならAPI連携とOTP(ワンタイムパスワード)送信、双方向のやり取りが必要ならRCS(+メッセージ)やチャットボット対応が判断材料になります。

次に到達率です。SMSは相手に届かなければ効果が出ないため、国内キャリアとの直接接続(直収接続)に対応しているかが重要な基準になります。

加えて、金融や医療など機微な情報を扱う場合は、セキュリティ・コンプライアンス対応(プライバシーマークやISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証の有無など)も確認しておくと安心です。自社の月間送信数や送信のピークに耐えられる配信能力があるかも、規模に応じて見ておきたい点です。

送信量の観点では、そもそもSMSが自社の用途に見合うかを見極める必要もあります。SMSLINKを提供する株式会社ネクスウェイは、導入を勧めないケースについて次のように話しています。

田島氏
株式会社ネクスウェイ 事業推進部 マーケティングG
田島氏
独自インタビューより

正直にお伝えすると、月に10件程度など、送信件数が極端に少ない場合は費用対効果が合わない可能性があります。その場合は、無理におすすめしないこともあります。ただし、一度導入いただいたお客様が「期待した効果が出なかった」と解約されるケースは少ないですね。それだけ、到達率や運用面での満足度は高いと感じています。

到達率が高い理由(国内直収接続の仕組み)を選定の判断軸に

「なぜSMS送信サービスは到達率が高いのか」を押さえておくと、選定の判断がしやすくなります。鍵は国内直収接続です。これは、SMS配信事業者が国内の携帯キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)と直接接続する方式で、海外事業者の網を経由する国際網接続に比べて、遅延や不達が起きにくいとされています。

実際、オーロラSMSは国内直収設計で到達率99.9%(受信拒否・圏外・電源OFFを除く自社検証試験の結果)、KDDI Message CastはSMS到達率98%以上(当社調べ)と公表しています。いずれも自社の検証・調査に基づく値である点には留意が必要ですが、直収接続に対応しているかどうかは、届きやすさを見極める分かりやすい判断軸になります。

出典・参考資料(2件)

導入にかかる費用・手間・期間の目安

費用は、初期費用・月額基本料が無料で、送信した分だけかかる従量課金のサービスが多く見られます。SMSの送信単価は文字数やキャリア、送信量によって変わり、1通あたり数円〜十数円程度が一つの目安ですが、公式に単価を明示せず「要お問い合わせ」としているサービスも少なくありません。正確な費用は、自社の月間送信数を伝えたうえで見積もりを取るのが確実です。

この「初期費用・月額基本料が無料で従量課金」という料金設計が広く採られている背景について、オーロラSMSを提供する株式会社メディア4uは、その意図を次のように説明しています。

原澤慶人氏
株式会社メディア4u 事業戦略本部 ビジネス推進グループ 部長
原澤慶人氏
独自インタビューより

SMSを初めて使う企業にとって、効果が見えない状態で月額固定費を払うのはハードルが高いと感じています。そのため、まずは従量課金で効果を実感していただく形にしました。実際には、機能オプションをご利用いただく中で、月額費用が発生するケースも多くありますが、まずは小さく始めて成果を確認できる料金設計を重視しています。

導入の手間と期間は、使い方によって幅があります。Webの管理画面から手動で送るだけであれば、申し込み後すぐに始められるサービスが多く、既存システムとの連携やOTP送信の自動化を行う場合はAPI実装が必要になります。前述のように「ドキュメントを読みながら1時間ほどで実装」というAPI連携の事例もあり、スモールスタートから段階的に広げる進め方が現実的です。

SMS送信サービスの導入・比較検討に進むには

ここまでの事例のように、同じ業種・課題の会社で効果が出ているなら、自社でもSMSで解決できる可能性は高いといえます。ここからは、事例で登場したサービスを個別に紹介します。気になるサービスは資料請求で機能や料金の詳細を確認し、比較検討を進めましょう。

個別のサービスに入る前に、本記事で取り上げた4サービス以外も含めてSMS送信サービス全体を見比べたい場合は、料金相場・到達率・用途別(認証・督促・販促)の選び方まで横断比較したまとめ記事が参考になります。

SMSLINKのウェブサイト

SMSLINKは、TISインテックグループの株式会社ネクスウェイが提供する法人向けSMS配信サービスです。Webの管理画面から手軽に送信を始められ、必要に応じてAPI連携へ拡張できるため、スモールスタートから運用を広げやすいのが特徴です。

国内4キャリアすべてと直接接続しており、コールセンターでの活用事例では、未接続時のSMS自動送信によって接続率94.5%という成果が出ています。小売・リユースの買取査定完了通知(ゲオHD「セカンドストリート」)のように、連絡の即時性が求められる用途にも使われています。運営元のネクスウェイはプライバシーマークを取得しており、機微な顧客連絡を扱う現場でも導入を検討しやすいサービスです。

2. オーロラSMS by メディアSMS(株式会社メディア4u)

オーロラSMS by メディアSMSのウェブサイト

予約リマインドや督促に強みを持つのが、株式会社メディア4uのオーロラSMS by メディアSMSです。病院・サロン・金融機関など予約が発生する業務でリマインドをSMSに切り替え、無断キャンセルを減らした事例があります。

国内4キャリアとの直収接続による設計で、到達率99.9%(受信拒否・圏外・電源OFFを除く自社検証試験の結果)を公表しています。デロイト トーマツ ミック経済研究所の調査では、用途別の督促で配信数シェア48.5%を占めるなど、金融・回収系の用途で広く使われている点も、同じ課題を持つ企業には参考になります。

3. KDDI Message Cast(Supership株式会社)

KDDI Message Castのウェブサイト

KDDI Message Castは、KDDI株式会社とSupership株式会社が共同運営する法人向けメッセージ配信サービスです。業種横断で導入事例が豊富で、兵庫医科大学病院の電話対応約90%削減、日本生命保険の月約280時間削減・折り返し率約50%向上など、数値の裏付けが濃いのが強みです。

共通番号「0005」により携帯4社に対応し、SMS到達率98%以上・開封率80%以上(いずれも当社調べ)を掲げています。本人確認・二段階認証のOTP送信や督促、緊急連絡まで用途が広く、HTTPS APIによる実装のしやすさも特徴です(導入事例では「ドキュメントを読みながら1時間ほどで実装」というコメントもあります)。重要連絡や認証を確実に届けたい企業に向いたサービスです。

4. 絶対リーチ!RCS/SMS(AI CROSS株式会社)

絶対リーチ!RCSのウェブサイト

督促・回収の連絡チャネルとして実績を持つのが、東証グロース上場のAI CROSS株式会社が提供する絶対リーチ!RCS/SMSです。RCS未対応の端末には自動でSMSに切り替えるフォールバック機能を備え、RCSの表現力とSMSの高い到達率を両立させます。

豊島区役所の税金回収(滞納者1,009人へSMS配信→261人が自主納付・収納額8,715,203円)や、いえらぶパートナーズの家賃保証督促の自動化(月約640時間削減)など、督促・回収文脈での事例が突出しています。なお豊島区役所はSMS(絶対リーチ!SMS)による事例で、RCSはより新しいチャネルです。滞納者・未払い顧客への催告や支払いリマインドを確実に届けたい企業に適しています。

なお、絶対リーチ!RCS/SMSで使われているRCS(+メッセージ)は、SMSとは届く範囲や料金、表現力が異なる新しいメッセージング規格です。RCSとSMSの違いや、RCSに対応したサービスの比較を知りたい方は、次の記事もあわせてご覧ください。

まとめ

SMS送信サービスの導入事例を業種横断で見ると、督促・回収、予約リマインド、連絡工数の削減、本人認証・重要連絡を中心とする領域で、電話対応約90%削減や予約リマインドによる来店増、税回収での自主納付といった具体的な効果が出ています。効果の背景には、国内直収接続による高い到達率と、送信の自動化・API連携があります。

自社と近い業種・課題の事例が見つかったら、その効果を出したサービスの資料を取り寄せ、機能と料金を比較して次の一歩を進めましょう。

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よくある質問(FAQ)

Q. SMS送信サービスとは何ですか?

A. SMS送信サービスとは、企業が顧客や会員の携帯電話に、電話番号だけを宛先としてショートメッセージ(SMS)を一斉・自動で送れる法人向けのサービスです。予約リマインドや督促、本人認証、緊急連絡などに使われ、アプリのインストールが不要で相手に気づいてもらいやすい点が特徴です。本記事で紹介した各社の導入事例は、いずれもこのSMS送信サービスを業務に組み込んだものです。

Q. SMS送信サービスはどんな業種・用途で導入効果が出ていますか?

A. SMS送信サービスの導入効果は、督促・回収、予約リマインド、連絡工数の削減、本人認証・重要連絡の4つの領域で特に多く出ています

本記事の事例では、税回収での自主納付(豊島区役所:滞納者1,009人へ配信し261人が納付)、電話対応の約90%削減(兵庫医科大学病院)、月約280時間の工数削減(日本生命保険)など、業種を横断して前後の数値で効果が確認でき、自社の課題に近い業種の事例が社内提案の材料になります。

Q. SMS送信サービスの到達率が高いのはなぜですか?

A. SMS送信サービスの到達率が高い主な理由は、配信事業者が国内の携帯4キャリアと直接つながる「国内直収接続」に対応しているためです。海外事業者の網を経由する国際網接続に比べて、遅延や不達が起きにくいとされます。

オーロラSMSは到達率99.9%(受信拒否・圏外・電源OFFを除く自社検証試験の結果)、KDDI Message Castは98%以上(当社調べ)を公表しています。選定時は、直収接続に対応しているかが届きやすさを見極める分かりやすい判断軸になります。

Q. SMSで予約の無断キャンセルは本当に減らせますか?

A. 予約前日・当日のリマインドをSMSで送ることで、無断キャンセルを減らせた事例が複数あります。 メールが読まれず電話にも出てもらえない相手にも、プッシュ通知で気づいてもらいやすいためです。絶対リーチ!SMSの理美容サロンの事例では、予約前日のSMSリマインドで来店数が月間約500人増加しました。オーロラSMSでも、病院・サロン・金融機関で無断キャンセルの減少が報告されています。

Q. SMS送信サービスは初期費用をかけずに始められますか?

A. SMS送信サービスは、初期費用・月額基本料が無料で、送信した分だけ支払う従量課金のサービスが多く見られます。ただしSMSの送信単価は文字数・キャリア・送信量によって変わり、単価を公式に明示せず「要お問い合わせ」としているサービスも少なくありません。正確な費用は、自社の月間送信数を伝えたうえで見積もりを取るのが確実です。

Q. SMS送信サービスは自社の用途に合うものをどう選べばよいですか?

A. SMS送信サービスは、「狙う効果(用途)に必要な機能」「到達率(国内直収接続)」「セキュリティ・コンプライアンス対応」の3点で選ぶのが基本です。

督促・リマインドなら予約送信や一斉送信、本人認証ならAPI連携とOTP送信、双方向のやり取りが必要ならRCSやチャットボット対応というように、用途で重視する機能が変わります。金融・医療など機微な情報を扱う場合は、プライバシーマークやISMS認証の有無も確認しておくと安心です。

Q. SMS送信サービスの導入にはどのくらいの手間と期間がかかりますか?

A. SMS送信サービスの導入は、Webの管理画面から手動で送るだけなら申し込み後すぐに始められ、API連携でも短期間で実装できた事例があります。既存システムとの連携やOTP送信の自動化にはAPI実装が必要ですが、導入事例では「ドキュメントを読みながら1時間ほどで実装」できたケースもあります。まずはWeb送信でスモールスタートし、段階的にAPI連携へ広げる進め方が現実的です。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
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