経費精算システムは製品ごとに操作性や対応業務が大きく異なり、導入してから「自社の申請・承認フローに合わない」「領収書の読み取り精度が期待ほどではない」と気づく失敗が起こりがちです。こうしたミスマッチを避けるため、契約前に無料トライアルや無料プラン、デモで実際に触ってから選ぶ動きが広がっています。
とはいえ、どのサービスが無料で試せるのか、試用できる期間や条件はどう違うのか、そして限られた試用期間に何を確かめれば失敗しないのかは、各社の情報を横断で見比べないと掴みにくいのが実情です。
本記事では、無料トライアル・無料プラン・デモのいずれかで試せる経費精算システム19サービスを、試用期間・無料プランの有無・クレジットカード登録の要否・電子帳簿保存法やインボイス制度への対応まで実際の値で横断比較します。さらに、試用期間内に何をどの順で検証すべきかの実務チェックリストや、トライアル終了後の自動課金・データ引き継ぎの注意点まで整理しました。
経費精算システムの導入を検討する経理・管理部門や情報システム部門など、選定を任された方が、まず試す候補を絞り込むための材料としてご活用ください。
紹介するサービスは、無料トライアルで試せるもの、無料プランから始められるもの、デモや個別相談で試すものの3つの試し方に分けて整理しています。
また、自社の規模や重視する機能に合わせて試す候補を最短で絞り込めるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
一括ダウンロードする
本記事の対象範囲(無料で試せる経費精算システムとは)
ここでは、本記事が「無料で試せる」として扱う範囲を先に整理します。経費精算システムを契約前に確かめる手段は、大きく次の3つに分かれます。
契約前に試せる手段は、期間限定で有料版を試す無料トライアル、制限内で継続して無料利用できる無料プラン、デモ環境や個別相談で操作感を確認するデモ・個別相談の3つに分かれます。それぞれの違いは次の章で詳しく比較します。
本記事では、これら3つのいずれかで「契約前に試せる手段」が公式サイトで確認できる経費精算システムを対象にしています。無料で試せるかどうかで絞り込まず、料金・機能・使いやすさを含めて経費精算システム全体を広く見比べたい場合は、経費精算システム全体を比較した記事をご覧ください。
無料トライアル・無料プラン・デモ|3つの試し方の違いと自社に合う選び方
ここからは、3つの試し方の違いを整理し、自社にはどの試し方が向くのかを判断できるようにします。「無料」とひとくくりにすると、期間限定で使えなくなるものと、ずっと使えるものを取り違えてしまうため、まず性格の違いを押さえます。
無料トライアル・無料プラン・デモの違い(試用期間・機能制限・継続可否)
3つの試し方は、試せる期間・使える機能の範囲・そのまま使い続けられるかという点で性格が分かれます。全体像を先に表で示します。
| 試し方 | 無料トライアル | 無料プラン | デモ・個別相談 |
|---|---|---|---|
| 試せる期間 | 多くは14日〜1か月程度(製品により最大2か月) | 期限なし | 個別調整(申込〜案内) |
| 使える機能 | 有料版とほぼ同等(フル機能を試せることが多い) | 人数・申請件数・保存容量・連携などに制限あり | デモ環境・画面案内での確認(自由な実操作は限定的) |
| そのまま継続 | 不可(継続には有料契約) | 可(制限内で継続利用) | 不可(本契約が前提) |
| 向いている企業 | 本格導入を前提に、自社フローで実機検証してから選びたい企業 | 少人数・申請件数が少なく、まずコストゼロで運用を始めたい企業 | 大規模・要件が複雑で、導入前に運用設計まで相談したい企業 |
本格導入を前提に比較するなら、実際の業務に近い条件で操作を確かめられる無料トライアルが適しています。無料プランは継続利用できる一方で機能が絞られるため、将来的な増員や申請件数の増加を見込むと早い段階で有料版の検証が必要になります。デモは、自由に触れる範囲は限られますが、要件が複雑な場合に運用設計まで含めて相談できる利点があります。
試し方でサービスを分類する(タイプ別の特徴と該当サービス)
本記事では、紹介するサービスを「無料でどう試せるか」という軸で3タイプに分けて整理します。自社が取りたい試し方から候補を絞り込めます。
- 無料トライアルで試せるタイプ:一定期間、有料版とほぼ同じ機能を無料で試せます(試用の範囲・期間は製品により異なり、公式に明示がない場合は申し込み時の確認が必要です)。自社の申請・承認フローや読み取り精度を実機で確かめたい場合の中心的な選択肢です。
- 無料プランから始められるタイプ:制限はあるものの継続無料で使えます。少人数のうちはコストをかけずに運用でき、規模が大きくなった段階で有料版へ移行する使い方に向きます。
- デモ・個別相談で試すタイプ:自走型の無料トライアルは公開されていないものの、デモ環境やお試し環境、個別相談で操作感と自社適合を確認できます。
各タイプに該当する具体的なサービスと、それぞれの試用期間・条件は、この後の比較表と試し方タイプ別のサービス紹介で詳しく取り上げます。
「無料プラン継続」と「トライアルして有料契約」どちらが自社に向くか
無料で始めたい場合、無料プランをそのまま使い続けるか、無料トライアルで有料版を試してから契約するかで迷いやすいところです。判断は、利用人数と申請件数、そして機能要件の3点で分かれます。
数名規模で申請件数も少なく、会計ソフト連携や複雑な承認経路を当面必要としないなら、無料プランでの継続利用が現実的です。一方、利用人数の増加が見込まれる、繁忙期に申請が集中する、電子帳簿保存法対応や会計ソフト連携を業務要件に含む、といった場合は、無料プランの制限にすぐ突き当たります。この場合は無料トライアルで有料版の機能を実際に検証し、本契約を前提に選ぶほうが手戻りがありません。
一括ダウンロードする
無料で試せる経費精算システムの比較表
ここからは、無料で試せる経費精算システム19サービスを横断で比較します。試し方(無料トライアル・無料プラン・デモ)と試用期間、無料プランの有無、クレジットカード登録の要否、電子帳簿保存法・インボイス制度への対応、会計ソフト連携・OCR、料金の目安を一覧にまとめました。各サービス名をクリックすると、この後の個別紹介にジャンプします。
各項目は公式サイトで公表されている内容を記載し、試用期間やカード登録の要否など公式に明示のないものは「公式に明示なし」と示しています。試用期間を公表していないサービスも多いため、申し込み時に自動課金の有無とあわせて確認するのが前提です。
| サービス名 | 弥生経費 Next | マネーフォワード クラウド経費 | 楽楽精算 | freee経費精算 | invox経費精算 | ジンジャー経費 | TOKIUM経費精算 | ハーモス経費(HRMOS経費) | MAJOR FLOW Z KEIHI | BIZUTTO経費 | MOT経費精算 | TeamSpirit経費 | rakumo ケイヒ | 経費の獅子 | ジョブカン経費精算 | Zoho Expense | 経費BANK | Concur Expense | WAVE225 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 試し方 | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル・デモ | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料トライアル | 無料プラン+無料トライアル | 無料プラン+無料トライアル | デモ・個別相談 | デモ・個別相談 | デモ・お試し環境 |
| 試用期間 | 最大2か月(弥生会計 Next 全体。単体プランは公式明示なし) | 1ヶ月 | 公式に明示なし | 30日間 | 申込当日から(3カ月の導入サポートパック) | 1ヶ月 | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし(基本機能を利用可) | 1か月(オプション含む全機能) | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 30日間(有料版お試し) | 14日間(無料トライアル) | 公式に明示なし(デモ依頼) | 無料トライアルの公式案内なし | 公式に明示なし(お試し環境を相談) |
| 無料プランの有無 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | あり(完全無料・機能制限) | あり(最大3ユーザー) | なし | なし | なし |
| クレジットカード登録 | 不要(期間終了後の自動請求なし) | 不要(自動移行なし) | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 公式に明示なし | 不要(14日間の無料トライアル) | — | — | — |
| 電帳法・インボイス対応 | 電帳法対応(インボイスは公式明示なし) | 電帳法・インボイス対応(JIIMA認証) | 電帳法・インボイス対応(JIIMA認証) | 電帳法・インボイス対応 | 電帳法・インボイス対応(登録番号を国税庁APIで照合) | 電帳法対応(インボイスは公式明示なし) | 電帳法対応(JIIMA認証。インボイスは別製品) | 電帳法・インボイス対応 | 経費精算製品単体では公式明示なし | 電帳法・インボイス対応(JIIMA認証) | 電帳法・インボイス対応(電帳法はMOT文書管理と併用) | 電帳法・インボイス対応 | インボイス対応(電帳法はオプション) | 電帳法・インボイス対応(JIIMA認証) | 電帳法・インボイス対応(タイムスタンプはオプション) | 電帳法スキャナ保存は非対応(2023年8月時点の公式情報) | 電帳法・インボイス対応 | 電帳法・インボイス対応(JIIMA認証) | 電帳法・インボイス対応 |
| 会計ソフト連携・OCR | 弥生会計 Next 連携/AI科目予測 | 会計ソフト連携/領収書OCR | 会計ソフト連携/AI-OCR | 会計ソフト連携/AI-OCR | 会計ソフト連携/AI-OCR | 自動仕訳/OCR読み取り | 36種以上の会計・ERP連携/オペレーター代行入力(AI-OCR+目視) | 約100種の会計ソフト連携/AI-OCR | 会計システム連携(SuperStream-NX 等・CSV/FB) | 勘定奉行クラウド連携ほか/AI-OCR | 勘定奉行ほか会計ソフト連携/インボイスOCR | 会計システム連携(CSV・API)/OCR読み取り | 会計ソフト連携(CSV/TSV)/AI-OCR | 仕訳・FBデータをCSV連携 | ジョブカン会計連携/AI-OCR(オプション) | 会計ソフト連携/レシートOCR(プレミアム) | 約20製品の会計ソフト連携/AI-OCR(オプション) | ERP・会計連携/領収書OCR(ExpenseIt) | 経理業務支援・カード連携(intra-mart基盤) |
| 料金の目安 | セット版4,200円/月〜、単体21,000円/月〜(税抜) | 初期0円/2,480円/月〜(ひとり法人・年払い、税抜) | 初期100,000円+月額30,000円〜(税抜) | 基本料 月7,500円〜+650円/月・ID(経費精算Plus・年払い、税抜) | 初期0円/月額基本料1,980円〜+300円/人(税抜) | 月額300円〜/人(税別、利用製品×人数)、初期費用は要問い合わせ | 基本利用料 月額1万円〜(税抜、領収書件数の従量課金) | 月額29,000円〜(税別・50名〜) | 月額10,000円〜(税抜)/50ユーザー単位 | 初期100,000円+月額400円/人〜(税抜・31名以上)。ライトパックは初期無償 | 月額3,980円〜(20IDまで、税抜)/1アカウント199円〜 | 月額18,000円〜(経費単体・50名分、税抜) | 初期0円/月額300円/人〜(税別。Google Workspace・M365 契約が別途必要) | 月額300円〜/人(税別)。初期費用・勤労の獅子併用時の料金は公式に要確認 | 初期0円/月額400円〜/人(税抜、最低月額5,500円税込) | 無料プランあり/有料360円〜/人(年払い、最小5ユーザー) | 初期0円/月額3,000円〜(10ID単位、税抜) | 月額29,000円〜(50ユーザー・2020年改定時。現行は要問い合わせ) | クラウド月額20万円〜59万円/オンプレはCPUライセンス買い切り(税抜) |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | オンライン相談を予約 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | サービス詳細を見る | 公式サイト | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト |
気になるサービスが見つかったら、資料をまとめて取り寄せて料金と機能をじっくり見比べられます。
一括ダウンロードする
試し方タイプ別のサービス紹介
比較表で全体像を掴んだら、ここからは各サービスのトライアル条件と特徴を、3つの試し方タイプ別に見ていきます。自社が取りたい試し方のグループから読み進めてください。
無料トライアルで試せるサービス
一定期間、無料で試せる申し込み口が公式にあるサービスです。有料版とほぼ同等の機能を試せるものが多い一方、試用できる範囲や期間は製品により異なり、公式に明示がない場合は申し込み時の確認が前提になります。自社の申請・承認フローや領収書の読み取り精度を、実際の運用に近い形で確かめられます。
1. 弥生経費 Next(弥生株式会社)

会計ソフトで知られる弥生株式会社が提供する経費精算ソフトです。領収書のスマホ撮影とAIによる科目予測、交通系ICカードの読み取りによる交通費精算に対応します。弥生会計 Next と組み合わせるセット版と、経費精算を単体で使うエキスパートプランの2つの利用形態があります。
承認済みの経費データは弥生会計 Next へ1分間隔で仕訳連携できます。通勤経路を事前登録しておけば、交通費精算時に定期区間分(電車のみ)が自動控除される仕組みも備えます。
無料で試す場合は、弥生会計 Next 全体を最大2か月間試せるトライアルが用意されています。期間終了後に自動で請求が発生することはありません。経費精算を単体利用するエキスパートプランのトライアル条件は公式サイトに明示がないため、事前の問い合わせをおすすめします。
2. マネーフォワード クラウド経費(株式会社マネーフォワード)

家計簿アプリやクラウド会計で培ったデータ連携基盤を経費精算に広げたサービスです。領収書のOCR入力、交通系ICカードの読み取り、コーポレートカード連携、多段承認のワークフローまでを扱います。会計・給与・法人カードといった周辺サービスとも連携できます。
料金はプラン基本料に加え、その月に経費登録・申請をしたアクティブユーザー分だけを課金する従量制です。ひとり法人向けの月2,480円(年払い時・月あたり)から用意され、電子帳簿保存法(スキャナ保存・電子取引)とインボイス制度に対応します。
無料トライアルは1ヶ月で、ビジネスプラン相当の機能を試せます。クレジットカードの登録は不要で、期間終了後に自動で有料契約へ移行することもありません。
3. 楽楽精算(株式会社ラクス)

楽楽精算単体で累計20,000社以上(2025年9月時点)が導入しているクラウド型経費精算システムです。交通費・出張費の申請から承認、請求書支払処理、会計ソフト連携までを一つにまとめられます。
AI-OCRによる領収書の自動読み取りや、ジョルダンの「乗換案内」を内蔵した経路検索・運賃計算、定期区間の自動控除に対応します。料金は初期費用100,000円(税抜)、月額30,000円(税抜)からで、利用人数やオプションに応じて変わります。
導入前に実際の画面を試せる無料トライアルがあります。一方で期限なく使い続けられる無料プランは用意されていないため、継続利用には有料契約が必要です。試用できる期間は公式サイトに明示がないため、申し込み時に確認するとよいでしょう。
4. freee経費精算(フリー株式会社)

クラウド会計で知られるフリー株式会社が、経費精算に特化して切り出した独立プランです。スマートフォンやLINE、専用アプリからの申請、AI-OCRによる領収書のデータ化、承認ワークフローに対応します。他社の会計ソフトを使い続けたまま経費精算だけを導入することもできます。
料金は基本料金(経費精算Plusは年払いで月あたり7,500円・税抜)に、その月に申請または承認を行ったユーザー1人あたり650円/月(税抜)を加える構成です。交通系ICカードの読み取りや、駅すぱあと連携の経路検索・運賃計算にも対応します。
無料で試す場合は、30日間の無料お試しが用意されています。期間終了後は有料プランへ移行するか、機能が制限される形になります。
5. invox経費精算(株式会社invox)

請求書受領や電子帳簿保存を手がける invox シリーズの経費精算サービスです。月額基本料と、実際に経費精算を行ったアクティブユーザー数に応じた従量課金を組み合わせた料金体系を採ります。初期費用は0円で、月額基本料1,980円(税込2,178円)のミニマムプランから始められます。
領収書のAI-OCR読み取り、近場交通費の経路検索、適格請求書発行事業者の登録番号を国税庁のWeb-APIで照合する機能などを備えます。会計ソフト連携やモバイルSuica連携も継続的に機能追加されています。
無料トライアルは申し込んだ当日から利用でき、あわせて3カ月間の導入サポートパックが用意されています。初期設定を支援してもらいながら試せる形です。
6. ジンジャー経費(jinjer株式会社)

勤怠・給与・人事労務などを1つの従業員データベースで扱う統合人事システム「ジンジャー」の経費精算モジュールです。人事イベントに伴う従業員情報の更新が各機能へ自動連携される構造で、経費精算を単体でも、他機能と組み合わせても導入できます。
領収書のOCR読み取り、クレジットカード明細連携、申請・承認ワークフロー、自動仕訳とデータ出力に対応します。料金は「利用製品×利用人数」で決まり、1人あたり月額300円(税別)からです。初期費用は公式サイトで表記が定まっておらず、要問い合わせとするのが確実です。
無料トライアルは1ヶ月用意されています。海外出張精算や英語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語の表示にも対応しており、外国人従業員を含む環境でも試用しやすい構成です。
7. TOKIUM経費精算(株式会社TOKIUM)

領収書のデータ入力と原本の回収・保管を、利用企業に代わってTOKIUM側が引き受ける「回収代行型」の経費精算システムです。利用者はスマホで領収書を撮影し、原本は備え付けのポストに投函するだけで提出が完了します。撮影画像はAI-OCRとオペレーターの目視確認を組み合わせてデータ化されます。
料金は基本利用料が月額1万円(税抜)からで、アカウント数は無制限、領収書の件数に応じた従量課金です。交通系ICカードの読み取りや定期区間の自動控除、駅すぱあと連携にも対応します。
公式サイトには「今すぐ無料ではじめる」という申し込み口が用意されています。ただし無料トライアルの期間や条件は公式ページに明示がないため、試用範囲は問い合わせで確認することをおすすめします。
8. ハーモス経費(HRMOS経費)(株式会社ビズリーチ)

20年以上提供されてきた「eKeihi」を、株式会社ビズリーチが「HRMOS経費」としてブランド刷新した経費精算・請求書管理システムです。経費精算・旅費交通費精算に加え、請求書の受取・発行までを扱います。
AI-OCRによる領収書・請求書の読み取り、最大10階層の承認フロー、駅すぱあと搭載の経路検索(【早】【安】【楽】のルート表示)、定期区間の自動控除を標準で備えます。料金は月額29,000円(税別)からで、利用人数に応じて変わります。
無料トライアルとデモの申し込みが用意されています。試用できる期間は公式サイトに明示がないため、申し込み時に確認するとよいでしょう。
9. MAJOR FLOW Z KEIHI(パナソニック デジタル株式会社)

パナソニックグループのワークフロー製品「MAJOR FLOW」シリーズの一つで、パナソニック デジタル株式会社が提供します。立替経費の精算に加え、請求書の支払依頼や振替伝票による仕訳の入力・修正まで標準機能で扱える点が特徴です。
交通系ICカード連携や乗換案内連携による入力の自動化、会計システム連携、日本語・英語・中国語の3言語標準対応(マスタ設定で最大5言語まで拡張)を備えます。料金は50ユーザー単位で月額10,000円(税抜)からで、クラウド版とオンプレミス版を選べます。
基本機能をすべて利用できる無料トライアルが用意されており、実際の運用に近い形で操作を確かめられます。
10. BIZUTTO経費(アルプス システム インテグレーション株式会社)

アルプス システム インテグレーション株式会社が提供するクラウド型経費精算システムで、10名から利用できます。30名以下の企業向けには、初期費用が無償になる「ライトパック」を用意しています。
交通費・出張・経費・事前申請・支払申請をクラウドで処理し、AI-OCRの領収書読み取り、電子帳簿保存法対応(JIIMA認証取得)、勘定奉行クラウドとのAPI連携などに対応します。標準プランは初期費用100,000円(税抜)、31名以上で1ユーザー月額400円(税抜)からで、2年目以降は月額が半額になります。
無料トライアルは1か月間で、オプションを含む全機能を試せます。本契約と同じ機能で運用を確認したい場合に向きます。
11. MOT経費精算(株式会社バルテック)

クラウドPBX「MOT/TEL」などを展開する株式会社バルテックの「MOT」シリーズに属する経費精算システムです。旧称は「ハイ!経費」で、1アカウントあたり月額199円(税抜)からという料金を主要な訴求にしています。
経路検索による交通費の自動計算と定期区間の自動控除、駅すぱあと連携、出張・交際費・経費の各申請、会計ソフト連携などに対応します。交通系ICカードはSuica・PASMOの取り込みが公式に案内されています。
公式サイトには「無料で試してみる」という申し込み口があります。ただし試用期間や条件は公式ページに明示がないため、事前に確認しておくと安心です。
12. TeamSpirit経費(株式会社チームスピリット)

勤怠管理・工数管理・電子稟議を同じ基盤に載せる「TeamSpirit」シリーズの経費精算モジュールです。経費単体でも契約でき、勤怠や工数と組み合わせるとデータ連携やセット割引が適用されます。
領収書のOCR読み取り、法人カード・ICカード明細連携、外貨精算、電子帳簿保存法・インボイス制度対応を備えます。経費単体の料金は月額18,000円(税抜)からで、50ユーザー分のライセンスを含みます。
無料トライアルは公式サイトから申し込めます。経費単体では最低利用人数が50名からとなっているため、その規模での運用を前提に試すとミスマッチを避けられます。
13. rakumo ケイヒ(rakumo株式会社)

Google Workspace や Microsoft 365 と組み合わせて使うクラウド型経費精算システムで、これらのユーザー管理・認証をそのまま利用できます。スケジューラー「rakumo カレンダー」に登録した外出予定から交通費を自動計算する点を特徴にしています。
領収書のAI-OCR読み取り、NAVITIME連携の経路検索と定期区間控除、インボイス制度対応(電子帳簿保存法対応はオプション)に対応します。料金は単体で1ユーザー月額300円(税別)、初期費用0円ですが、利用にはGoogle Workspace または Microsoft 365 の契約が別途必要です。
無料トライアルの申し込み口が公式サイトに用意されています。試用できる期間は公式ページで明示されていないため、申し込み時に確認するとよいでしょう。
14. 経費の獅子(エス・エー・エス株式会社)

エス・エー・エス株式会社が提供するクラウド型経費精算システムで、勤怠管理「勤労の獅子」と同じ「獅子」シリーズの一製品です。交通費・出張旅費・接待交際費などの申請から承認までをクラウドで処理します。
駅すぱあとの経路探索API連携による交通費の自動反映と定期区間の自動控除、仕訳・FBデータのCSV出力、電子帳簿保存法対応(JIIMA認証取得)などを備えます。料金は1ユーザー月額300円(税別)からで、勤怠管理「勤労の獅子」と併用するとさらに割安になるとの案内もあります(併用時の具体的な料金と初期費用は公式に要確認)。
資料請求とあわせて無料トライアルを申し込めます。試用できる期間は公式サイトに明示がないため、申し込み時に確認しておくと安心です。
無料プランから始められるサービス
制限はあるものの、期限なく無料で使い続けられるプランを持つサービスです。少人数のうちはコストをかけずに運用を始められます。
15. ジョブカン経費精算(株式会社DONUTS)

バックオフィス支援クラウド「ジョブカン」シリーズの一員として、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の経費精算システムです。経費・交通費・出張費の申請から承認、仕訳データや振込(FB)データの自動作成までを一つの画面で扱えます。
有料版は1ユーザーあたり月額440円(税込、最低利用料金は月額5,500円)で、初期費用はかかりません。登録できるフォーム数やデータの保持期間などに制限のある完全無料プランが用意されており、少人数のうちはコストをかけずに使い始められます。有料版を本格的に試したい場合は、30日間の無料お試しも利用できます。
電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応します(領収書のAI-OCR読み取りやタイムスタンプはオプション)。勤怠管理・給与計算など同シリーズの他サービスを併用する場合は、1ユーザーあたり月額385円(税込)に下がる料金設計です。
16. Zoho Expense(ゾーホージャパン株式会社)

Zoho Expense は、50以上の業務アプリを展開する Zoho グループのクラウド経費管理サービスで、日本ではゾーホージャパン株式会社が販売を担います。レシートのスキャンやカード取引の自動取り込み、承認ワークフロー、出張経費管理を備えています。
最大3ユーザーまでは無料プランを期限なく利用でき、無料プランでも交通費精算や複数通貨での経費申請に対応します。有料プランはスタンダードが1ユーザーあたり月額360円(年間契約時)から、プレミアムが同600円からで、いずれも最小5ユーザーからの契約となります。契約前には、クレジットカード登録が不要な14日間の無料トライアルで試せます。
ただし販売は国内法人が担うものの、公式の案内(2023年8月時点)では、Zoho Expense 自体は電子帳簿保存法のスキャナ保存要件に対応しておらず、国内向けサポートの対象外とされています。国内の法令対応やサポート体制を重視する場合は、導入前に最新の対応状況を公式に確認しておく必要があります。
デモ・個別相談で試すサービス
自走型の無料トライアルは公開されていませんが、デモ環境やお試し環境、個別相談で操作感と自社への適合を確認できるサービスです。
デモや個別相談で確かめる場合も、確認したい観点は自走型トライアルと同じです。後述の検証チェックリストの項目を、そのままデモで実演してもらうと製品ごとの差が見えます。
具体的には、申請・承認フローの再現、AI-OCRと交通系IC・法人カード連携の精度、電子帳簿保存法・インボイス対応の3点です。お試し環境を使える期間と、その後の自動課金・本契約への移行条件も、問い合わせ時にあわせて確かめておきましょう。
17. 経費BANK(SBIビジネス・ソリューションズ株式会社)

経費BANKは、SBIグループのSBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供するクラウド型の経費精算システムです。交通費精算・出張旅費精算・請求書処理・証憑の電子保存を一通りカバーし、電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応しています。
料金は初期費用0円、10ID単位で月額3,000円(税抜)からで、販売代理店の案内では利用企業の多くが50ID以下とされ、中小企業を中心に使われています。駅すぱあとの経路検索、交通系ICカード連携、定期区間の自動控除など、交通費入力の手間を減らす機能を揃えています。
無料トライアルは公式の料金ページ・FAQに明示がなく、試したい場合はデモ依頼・問い合わせフォームから相談する形です。試用できる期間や条件は公開されていないため、操作感を導入前に確かめたいときは問い合わせ時に確認しておくと安心です。
18. Concur Expense(株式会社コンカー)

Concur Expenseは、国内経費精算市場でベンダー別売上金額シェア1位(ITR調査、2014年度から12年連続、2025年度42.8%)とされる出張・経費管理クラウドです。提供元はSAPグループの株式会社コンカーで、世界150カ国超で利用されています。
スマートフォンで領収書を撮影し日付・金額・店舗名などをAIが判定するExpenseIt、法人カードや交通系ICカードの利用データ取り込み、承認済みデータの会計システム連携などを備えます。電子帳簿保存法はJIIMAのスキャナ保存ソフト法的要件認証を取得し、インボイス制度の登録番号チェックにも対応しています。
料金は公式サイトに現行の料金表がなく、確認できるのは月額29,000円(50ユーザーの場合)からという2020年時点の改定発表にとどまるため、現行の費用は問い合わせで確認する必要があります。無料トライアルの公式な案内はありませんが、公式サイトにデモ・問い合わせの窓口があり、操作感はデモで確かめる形です。
19. WAVE225(株式会社NTTデータ ウェーブ)

ワークフロー基盤「intra-mart Accel Platform」上に構築された、旅費・経費精算/稟議のパッケージソリューションがWAVE225です。開発・提供はNTTデータと日本たばこ産業の合弁会社である株式会社NTTデータ ウェーブで、社内規程や業務ルールに合わせてソースコードレベルでカスタマイズできる点を特徴としています。
提供形態はオンプレミス型のCPUライセンス(買い切り)と月額制のクラウドの2系統です。クラウドは利用人数帯に応じて月額20万円から59万円(税抜)で、オンプレミスの場合はWAVE225本体のライセンスに加えて基盤のintra-martライセンスが別途必要になります。
無料トライアルにあたる「お試し環境」は問い合わせで相談できますが、期間や条件は公式サイトに明示されていません。導入実績は100社(旅費・経費精算83社、稟議17社)で、カスタマイズを前提とする製品のため、まずは資料請求やお試し環境の相談から始める形になります。
トライアル期間内に検証すべきこと(実務チェックリスト)
無料トライアルは期間が限られているため、何を確かめるかを決めずに始めると、判断材料が揃わないまま期間が終わってしまいます。ここでは、試用期間内に優先して検証すべき項目を順に示します。
- 自社の申請・承認フローを再現できるか
- 領収書AI-OCRの精度と、交通系IC・法人カード連携の精度
- 電子帳簿保存法・インボイス制度への対応
- 試用後を見据えたデータ引き継ぎと自動課金の条件
上の1〜3はこの章で、4つ目(データ引き継ぎ・自動課金)は次の「無料トライアル・無料プラン利用の注意点」で詳しく取り上げます。

試用中にどの項目を重視すべきかについては、サービス提供側の見方も手がかりになります。マネーフォワード クラウド経費を提供する株式会社マネーフォワードは、利用企業が契約を決める際に何が決め手になるかを、次のように述べています。

自社の申請・承認フローを再現できるか
最初に確かめたいのは、自社の申請から承認までの流れをそのまま再現できるかです。承認経路が部門や金額で分岐する、複数段階の承認が必要、といった要件がある場合は、実際にその経路を設定して申請から差し戻し・再申請まで一通り試しましょう。設定できる承認ステップ数や条件分岐の柔軟さは製品ごとに差が出るため、自社の一番複雑な申請パターンで検証すると判断を誤りません。
領収書AI-OCRの精度・交通系IC/法人カード連携を試す
入力の手間を左右するのが、領収書のAI-OCR読み取りと各種連携の精度です。手元にある実際の領収書を複数枚読み込ませ、日付・金額・支払先が正しく取り込まれるかを確かめましょう。交通費が多い場合は交通系ICカードの読み取りや経路検索連携、法人カードを使う場合はカード明細の自動取り込みも、自社で実際に使うデータで試すと精度の差がはっきりします。
読み取り精度を最優先に候補を選びたい場合は、AIの読み取り精度やAIに任せられる工程を軸に各製品を比較した記事も参考になります。トライアルで実際に試す前に、精度で評価される製品を絞り込んでおけます。
トライアル中に電子帳簿保存法・インボイス対応を確認する
電子帳簿保存法では、電子的に授受した取引情報(電子取引データ)を要件に従って保存することが事業者に義務づけられており、この義務はどの料金プランで運用していても変わりません。
トライアル中は、電子取引データの保存や検索要件(真実性・可視性の確保)への対応が自社の運用で満たせるか、インボイス制度(適格請求書等保存方式)に沿った登録番号や税率区分の扱いができるかを確認しましょう。下位プランでは保存期間や検索要件の対応範囲が制限される場合があるため、実際に使う予定のプランで確かめておくと安全です。
出典・参考資料(3件)
- 出典:電子帳簿保存法 第7条|e-Gov法令検索(https://laws.e-gov.go.jp/law/410AC0000000025)
- 出典:令和6年1月からの電子取引データの保存方法|国税庁(https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/sonota/jirei/tokusetsu/pdf/0023011-012.pdf)
- 出典:No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)|国税庁(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6498.htm)
どの製品が電子帳簿保存法にどこまで対応しているかは、JIIMA認証の区分や対応する保存区分(スキャナ保存・電子取引)ごとに整理して見比べると把握しやすくなります。トライアルで確認する前に対応状況で候補を絞り込みたい場合は、以下の記事をご覧ください。
無料トライアル・無料プラン利用の注意点
試す前に押さえておきたい注意点もあります。ここでは、トライアル終了後や本契約への移行でつまずきやすい点を整理します。
トライアル終了後の自動課金・本契約への移行
無料トライアルでは、期間終了後に自動で有料契約へ移行するかどうかが製品ごとに異なります。申し込み時にクレジットカード登録を求められるサービスでは、解約手続きをしないまま期間が過ぎると課金が始まる場合があります。試し始める前に、自動課金の有無・解約の期限・解約方法を確認しておくと想定外の請求を防げます。クレジットカード登録が不要なサービスなら、期間終了時に自動で有料化される心配はありません。
試用データの引き継ぎと利用人数・保存容量の制限
トライアルや無料プランで入力したデータを本契約後もそのまま使えるかは、事前に確認しておきたい点です。試用時の設定や申請データが本番環境に引き継げないと、導入時に登録し直す手間が発生します。
あわせて、無料プランでは利用人数・申請件数・データ保存容量に上限が設けられていることが多く、上限に達すると運用が止まるため、自社の規模に照らして余裕があるかを見ておきましょう。
無償のフリーソフトやOSSは法改正への継続対応やサポートの面で不安が残るため、業務で使う経費精算システムとしては公式に提供・保守される製品のトライアルで比較することをおすすめします。
まとめ
経費精算システムを契約前に試す手段は、有料版を期間限定で試せる無料トライアル、制限内で継続利用できる無料プラン、操作感を確認できるデモ・個別相談の3つに分かれます。本格導入を前提に自社フローで検証するなら無料トライアル、少人数でまずコストゼロで始めるなら無料プラン、要件が複雑なら運用設計まで相談できるデモが向きます。
試す際は、自社の申請・承認フローの再現、領収書AI-OCRや各種連携の精度、電子帳簿保存法・インボイス対応を、実際に使うデータとプランで確かめることが失敗を防ぐ鍵です。あわせて、トライアル終了後の自動課金やデータ引き継ぎの条件も事前に押さえておきましょう。気になるサービスは、まとめて資料を取り寄せて機能と料金を見比べたうえで、試す候補を絞り込むのが近道です。
トライアルの申し込み自体は各サービスの公式サイトから行うため、まずは資料で条件を見比べて候補を絞り込んでから、実際に試すサービスへ申し込む流れで進めてみてください。
一括ダウンロードする
よくある質問(FAQ)
Q. 経費精算システムの無料トライアルとは何ですか?
A. 経費精算システムの無料トライアルとは、有料版とほぼ同じ機能を、一定期間だけ無料で試せる仕組みです。期間が終わったあとも使い続けるには有料契約が必要で、制限付きで継続無料の「無料プラン」とは性格が異なります。自社の申請・承認フローや領収書の読み取り精度を、実際の運用に近い形で確かめてから契約したい場合に向いています。
Q. 経費精算システムの無料プランと無料トライアルは何が違いますか?
A. 両者の違いはそのまま使い続けられるかどうかにあり、無料プランは機能や人数の制限付きで期限なく使い続けられるのに対し、無料トライアルは有料版をほぼフル機能で試せるものの期間が終わると有料契約が必要になります。少人数でまずコストゼロで運用を始めたいなら無料プラン、本格導入を前提に自社フローで検証したいなら無料トライアルが適しています。
Q. 経費精算システムの無料トライアルの期間はどれくらいですか?
A. 経費精算システムの無料トライアルの期間は製品によって異なり、多くは14日から1か月程度で、最大で2か月ほど試せるものもあります。一方で、楽楽精算やTOKIUM経費精算、ハーモス経費のように公式サイトに期間の明示がなく、申し込み時に確認が必要な製品もあります。限られた期間を無駄にしないよう、試す前に検証したい項目を決めておくとよいでしょう。
Q. 経費精算システムの無料トライアル終了後に自動で課金されますか?
A. 自動で課金されるかは製品ごとに異なり、申し込み時にクレジットカード登録を求められるサービスでは、解約しないまま期間が過ぎると課金が始まる場合があります。マネーフォワード クラウド経費のようにクレジットカード登録が不要で、期間終了後に自動で有料契約へ移行しない製品なら、想定外の請求の心配はありません。試し始める前に、自動課金の有無・解約の期限・解約方法を確認しておくと安心です。
Q. 完全無料で使い続けられる経費精算システムはありますか?
A. 制限はあるものの、無料プランで継続的に使い続けられる経費精算システムはあります。たとえばジョブカン経費精算は少人数向けに完全無料プランを、Zoho Expense は最大3ユーザーまで期限のない無料プランを用意しています。ただし利用人数・申請件数・データ保存容量や機能に上限があり、規模が大きくなると有料版への移行が必要になる点は押さえておきましょう。
Q. 無料トライアルや無料プランでも電子帳簿保存法・インボイス制度に対応できますか?
A. 対応できるかは製品やプランによって異なり、無料で試せること自体が法令対応を保証するわけではありません。電子帳簿保存法では、電子的に授受した取引情報を要件に従って保存する義務があり、この義務は無料・有料のどの運用でも変わりません。
下位プランでは保存期間や検索要件の対応範囲が制限されることもあるため、実際に使う予定のプランで、電子取引データの保存やインボイス制度の登録番号・税率区分の扱いができるかを確認しておくことをおすすめします。
出典・参考資料(2件)
- 出典:電子帳簿保存法 第7条|e-Gov法令検索(https://laws.e-gov.go.jp/law/410AC0000000025)
- 出典:No.6498 適格請求書等保存方式(インボイス制度)|国税庁(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shohi/6498.htm)
Q. 経費精算システムのトライアル期間中は何を確認すればよいですか?
A. トライアル期間中は、自社の申請・承認フローを再現できるか、領収書AI-OCRや交通系IC・法人カード連携の精度、電子帳簿保存法・インボイス制度への対応の3点を、実際に使うデータとプランで確認するのが基本です。
承認経路は自社で最も複雑な申請パターンで試し、OCRは手元の実際の領収書を複数枚読み込ませると製品ごとの差がはっきりします。期間が限られるため、始める前に検証する項目を決めておくと判断材料を揃えやすくなります。
Q. トライアルや無料プランで入力したデータは本契約後も引き継げますか?
A. 引き継げるかは製品によって異なるため、試す前に確認しておく必要があります。試用時の設定や申請データが本番環境に引き継げないと、導入時に登録し直す手間が発生します。あわせて、無料プランでは利用人数・申請件数・保存容量に上限があることが多く、上限に達すると運用が止まるため、自社の規模に照らして余裕があるかも見ておきましょう。
Q. 個人事業主や少人数の会社に向く経費精算システムの試し方はありますか?
A. 少人数なら、まず無料プランのある製品でコストをかけずに運用を始め、規模が大きくなった段階で有料版のトライアルに移る試し方が無理がありません。
ジョブカン経費精算やZoho Expense のように無料プランを持つ製品なら、数名規模のうちは継続無料で使えます。将来的に利用人数の増加や会計ソフト連携、電子帳簿保存法対応が必要になりそうなら、早めに無料トライアルで有料版の機能まで検証しておくと手戻りを防げます。
経費精算システムの料金・機能を一括チェック
MCB FinTechカタログでは、経費精算システムの最新資料をまとめて請求できます。気になるサービスの料金表や機能詳細を一括で取り寄せ、無料トライアルを始める前の比較にご活用ください。
一括ダウンロードする
MCB FinTechカタログに掲載しませんか?
MCB FinTechカタログでは、掲載企業様を募集しています。マネックスグループの金融実務ノウハウを活かした独自の評価軸と検索設計により、導入検討者が最適なサービスを効率的に発見できる法人向け比較プラットフォームです。掲載後は管理画面から料金表や導入事例を随時更新でき、常に最新の情報を訴求可能。まずは下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。


















