外来の受付窓口で、診察券の受け取りや再来受付の対応に追われていませんか。診療開始前の混雑や会計待ちの長さは患者満足度に直結し、限られた医療事務スタッフでの対応には限界もあります。こうした受付業務を自動化する手段として、患者が自分で来院受付を済ませられる「自動再来受付機」を導入する病院・クリニックが増えています。
自動再来受付機は、受付だけを担う機種から、診療費の会計まで1台で完結する機種まで幅があり、電子カルテやレセプトコンピュータとの連携可否も製品によって異なります。自院の規模や受付フローに合った機種を選ぶには、どのような観点で比較すればよいのでしょうか。
本記事では、病院・クリニック向けの自動再来受付機15製品を比較・解説します。受付専用型と自動精算機一体型の違いや、電子カルテ・レセコン連携、マイナ保険証(オンライン資格確認)への対応、価格の相場までを整理しました。自院に合う機種を判断するための材料としてご活用ください。
また、自院の状況に合わせて最適な機種を最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
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本記事の対象範囲
本記事では、病院・クリニックなどの医療機関で、再来(再診)患者の来院受付を自動化する機器を比較します。具体的には、診察券やマイナンバーカードなどで来院受付を行い、受付票の発行や順番の呼び出しまでを担う「自動再来受付機」を対象とし、この機能を持つ15製品を取り上げます。対象は医療機関全般(病院・クリニック)で、記事内では「病院向け」の表記でクリニックを含む医療機関を広く指します。
会計機能だけを持ち来院受付を扱わない自動精算機や、汎用の小売・飲食向けPOSレジは対象に含めていません。受付から会計まで幅広く比較したい場合や、医療機関向けの会計システム全般を検討したい場合は、以下の記事もあわせてご参照ください。
クリニック向けPOSレジおすすめ12選を比較|タイプ別の選び方・レセコン連携・料金を解説
「クリニックの受付・会計の負担を、POSレジで軽くしたい」「レセコンや電子カルテと連携できる会計システムを比べたい」「種類が多すぎて、自院にどのタイプが合うのか判断できない」 クリニックの窓口会計は、保険診療と自費診療が混在し、現金とキャッ…
自動再来受付機(再来受付機)とは
自動再来受付機とは、再来(再診)で訪れた患者が、受付窓口のスタッフを介さずに自分で来院受付を済ませられる機器です。再来受付機、自動受付機、無人受付機などとも呼ばれます。多くの機種は診察券を挿入・タッチするだけで受付が完了し、受付票の発行や、電子カルテ・受付システムへの来院情報の登録までを自動で行います。
受付窓口が混雑しやすい診療開始直後の時間帯でも、患者が並行して受付を進められるため、事務スタッフは会計や電話対応、患者からの問い合わせなど、人でなければ対応できない業務に集中しやすくなります。医療事務の人手不足が続くなか、受付の定型業務を機器に任せる運用が広がっています。
受付の基本的な流れ
自動再来受付機での受付は、多くの機種でおおむね次のように進みます。まず患者が診察券を機器に挿入するか、バーコードやQRコードを読み取らせます。機器は読み取った患者情報を電子カルテや受付システムに照会し、当日の受診予定を確認します。
受付が受理されると、受付番号や当日の診療科・持ち物などを記載した受付票が発行されます。その後の順番は待合室のディスプレイに表示されたり、機器から番号で呼び出されたりするため、患者は窓口に並ばずに待つことができます。マイナ保険証を利用する場合は、後述する顔認証付きカードリーダーで保険資格の確認を行ってから受付に進む運用が一般的です。

自動再来受付機でできること(主な機能)
ここからは、自動再来受付機が備える代表的な機能を整理します。製品によって対応範囲は異なりますが、来院受付を軸に次のような機能を持つ機種が多くあります。
- 診察券の読み取りと本人特定:磁気カード・ICカード・バーコード・QRコードなど、既存の診察券の方式に応じて患者を特定します。
- 受付票の発行:受付番号や受診する診療科、当日の案内事項を印字した受付票を出力します。
- 電子カルテ・受付システムへの来院登録:受け付けた来院情報を院内システムに反映し、診察の呼び出し順に組み込みます。
- 順番表示・呼び出し:待合室のディスプレイや音声で受付番号を表示・呼び出し、患者が窓口に並ばずに待てるようにします。
- 診療科・受診目的の選択案内:複数診療科がある医療機関で、受診する科や目的を画面で選択させ、適切な待ち行列へ振り分けます。
加えて、機種によっては診療費の自動精算やマイナ保険証(オンライン資格確認)への対応まで担うものがあります。どこまでを1台で完結させるかは製品の設計思想によって分かれるため、次章のタイプ分類とあわせて確認すると選定が進めやすくなります。
タイプ(受付専用型/自動精算機一体型)と選び分け
自動再来受付機は、来院受付だけを担うか、診療費の会計まで1台で完結させるかで大きく2つのタイプに分けられます。どちらが自院に合うかは、受付窓口と会計窓口のどちらの負担が重いか、導入にかけられる予算はどの程度かによって変わります。

| タイプ | 受付専用型 | 自動精算機一体型 |
|---|---|---|
| 特徴・向いている医療機関 | 診察券の読み取りから受付票発行までに特化し、会計は既存の窓口やレセコンで行う。受付の混雑解消を優先したい医療機関や、導入コストを抑えたい場合に向く。 | 来院受付に加えて診療費の自動精算まで1台で完結する。会計窓口の混雑や現金の取り扱い負担も同時に減らしたい医療機関に向くが、投資額は大きくなりやすい。 |
| 該当する主なサービス | APS-NEXT、Auto lite、ADC-2700、SCSシリーズ など | Clinic KIOSK、NOMOCa-Stand、MERSYS-X など |
受付専用型(再来受付に特化)
受付専用型は、診察券の読み取りと受付票の発行、来院情報の院内システムへの登録までを担い、会計は従来どおり窓口やレセプトコンピュータで行います。会計機能を持たないぶん本体価格や設置スペースを抑えやすく、まずは受付窓口の混雑だけを解消したい医療機関に適しています。既存の会計フローを変えずに導入できる点も、運用の切り替え負担を小さくします。
自動精算機一体型(受付+会計を1台で)
自動精算機一体型は、来院受付に加えて診療費の計算・収納までを1台で完結させます。レセコンや電子カルテと連携して会計金額を自動算出し、患者が現金やキャッシュレスで支払いを済ませられるため、受付だけでなく会計窓口の混雑や現金管理の負担も軽減できます。受付・会計の両方に課題がある中規模以上の医療機関で選ばれることが多い一方、本体価格は受付専用型より高くなる傾向があります。
受付の混雑だけを解消したいのか、会計まで含めて窓口業務全体を効率化したいのか。この判断が、タイプ選びの出発点になります。次の診断ツールでは、自院の規模や優先したい課題に沿って適した機種を絞り込めます。
自院に合う機種を診断する
どちらのタイプにするか決めかねる場合でも、以下の診断ツールを使えば、自院の規模や優先したい課題に沿って適した機種を絞り込めます。
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病院向け自動再来受付機の選び方(比較のポイント)
ここからは、病院・クリニックが自動再来受付機を選ぶ際に確認したい観点を整理します。価格の相場やマイナ保険証への対応はそれぞれ専用の章で扱うため、この章では日々の運用と既存環境への適合に関わる観点を取り上げます。
既存システム(電子カルテ・レセコン・自動精算機・予約)との連携ができるか
自動再来受付機の使い勝手は、院内で使っている電子カルテやレセプトコンピュータと連携できるかで大きく変わります。連携できれば、受付機で読み取った来院情報がそのまま診察の呼び出し順や会計に反映され、受付から診察、会計までの流れが途切れません。連携できない場合は、受け付けた患者を職員が改めてシステムに入力する二度手間が生じ、自動化の効果が薄れます。
自院が使用している電子カルテ・レセコンのメーカーや、既存の予約システム・自動精算機と連携できるかは、製品ごとに対応範囲が異なります。大きく分けると、幅広いメーカーのレセコン・電子カルテとの連携をうたう汎用性の高い製品と、特定メーカーの医療情報システム(たとえば富士通のHOPEシリーズ)との組み合わせを前提とする製品があります。
前者は自院のシステムに合わせやすい一方、後者は対応するシステムが決まっているため、自院の環境に合うかを最初に確認する必要があります。
各社が公表する「連携率」や「主要レセコン対応」といった表現は、あくまでメーカー全体での対応状況を示すものです。自院で使っている具体的なメーカー名・製品名で対応可否を確認し、可能であれば対応レセコン・電子カルテの一覧を取り寄せると、確実に判断できます。連携先の対応状況は、後述の比較表でも製品別に整理しています。
設置スペース・サイズと設置タイプ(卓上/スタンド)は合うか
受付機は、受付カウンターに載せる卓上型と、床に据え置くスタンド(自立)型があります。卓上型は限られたスペースに設置しやすく、既存カウンターを活かせる一方、スタンド型は患者が並んで操作しやすく、複数台の設置や動線の設計がしやすい特徴があります。設置予定の場所の広さや、想定する同時受付人数に合わせて選びます。
特に外来患者数の多い病院では、受付機が1台では受付待ちの列ができることもあります。ピーク時の来院数を踏まえ、必要な台数と設置場所を確保できるかを事前に検討しておくことが大切です。
対応する診察券の種類・診察券忘れへの対策はあるか
既存の診察券をそのまま使えるかどうかも、導入時の負担を左右します。診察券が磁気カードなのか、バーコードやQRコード付きなのかによって、対応する受付機が変わります。既存の診察券を使い続けられれば、患者への告知や再発行の手間を抑えられます。
また、診察券を忘れた患者や初診の患者への対応も確認しておきたい点です。氏名や生年月日の入力で受付できる機種もありますが、本人特定の確実性を優先して有人窓口に案内する運用を組む医療機関もあります。無人受付にどこまで任せ、どこから人が対応するかを想定しておくと、導入後の現場の混乱を避けられます。
導入後のサポート・保守体制は十分か
受付機は診療開始とともに毎日稼働する機器のため、故障やトラブル時にすぐ対応してもらえるかは重要です。受付機が止まると受付業務そのものが滞るため、電話でのサポート受付時間や、訪問修理・代替機の手配までの体制を確認しておきます。保守にかかる費用や契約内容は製品・メーカーによって差があるため、価格だけでなく導入後の支援内容も含めて比較することをおすすめします。
保険証確認の要否とマイナ保険証(オンライン資格確認)対応
自動再来受付機を導入しても、保険診療における資格確認そのものが不要になるわけではありません。保険医療機関及び保険医療養担当規則では、患者から療養の給付を求められた際に、保険資格の確認を行うことが定められています。
保険医療機関は、患者から療養の給付を受けることを求められた場合には、次に掲げるいずれかの方法によつて療養の給付を受ける資格があることを確認しなければならない。(中略)一 法第三条第十三項に規定する電子資格確認(以下「電子資格確認」という。) 二 患者の提出し、又は提示する資格確認書
出典:保険医療機関及び保険医療養担当規則 第三条(受給資格の確認等)|厚生労働省
この確認方法のひとつが「電子資格確認」、いわゆるオンライン資格確認です。厚生労働省は、2023年(令和5年)4月から、療養担当規則等に基づきオンライン資格確認を導入することを原則として義務付けています。すでに多くの医療機関で、オンライン資格確認の端末が受付に設置されています。
オンライン資格確認では、マイナンバーカードを健康保険証として利用する「マイナ保険証」を用います。厚生労働省は、その受付方法を次のように説明しています。
マイナ保険証とは、健康保険証の利用登録がされたマイナンバーカードのことです。これまで健康保険証で行っていた医療機関・薬局での受付(医療保険の資格確認)を、マイナンバーカードで便利に行うことができます。ご利用の際は医療機関・薬局の受付に設置されている、顔認証付きカードリーダーという機器で受付を行います。
出典:マイナンバーカードの健康保険証利用(マイナ保険証)について|厚生労働省
従来の健康保険証は2024年12月2日以降は新規に発行されず、2025年12月1日で有効期限が終了しています。現在の受付では、マイナ保険証を持つ患者はマイナ保険証で、持たない患者は資格確認書で資格確認を行う運用に移行しています。
この資格確認は、顔認証付きカードリーダー(オンライン資格確認端末)で行います。そのため、自動再来受付機でマイナ保険証に対応するには、受付機自体がマイナ保険証を読み取るのではなく、顔認証付きカードリーダーとの併設や連携を前提とした構成になります。
各製品がマイナ保険証(オンライン資格確認)にどう対応するかは、対応状況が広がりつつある段階のため、導入を検討する際に各メーカーへ最新の対応可否を確認することをおすすめします。製品別の対応状況は後述の比較表にも整理しています。
出典・参考資料(1件)
自動再来受付機の価格・費用相場
自動再来受付機の価格は、受付専用型か自動精算機一体型か、また対応規模や機能によって幅があります。多くのメーカーが価格を公開しておらず、個別見積もりとなるため、正確な金額は各製品の問い合わせ先で見積もりを取る必要があります。ここでは検討の出発点となるよう、費用の考え方と大まかな傾向を整理します。
大まかな目安としては、会計機能を持たない受付専用型は初期費用を比較的抑えやすく、現金の入出金機構を備える自動精算機一体型は本体だけで100万円を超えることもあります。ただし設置台数・連携するシステム・保守範囲によって総額は大きく変わります。候補を数機種に絞ったうえで、設置台数・連携するレセコン名・保守内容といった条件をそろえて相見積もりを取ると、費用を比較しやすくなります。
- 本体・初期費用:受付専用型は比較的抑えやすく、自動精算機一体型は現金の入出金機構を備えるぶん高くなる傾向があります。設置工事や既存システムとの連携開発が加わる場合もあります。
- 保守・運用費用:故障対応やソフトウェア更新のための保守契約が別途必要になることが一般的です。年額または月額で発生します。
- 導入形態:買い取りのほか、初期負担を抑えられるリース・レンタルを選べる製品もあります。会計年度や予算に合わせて検討します。
費用対効果と補助金の考え方
導入の可否を院内で検討する際は、価格だけでなく、受付・会計にかかっていた人手や時間がどれだけ削減できるかを見積もると判断しやすくなります。受付や会計の待ち時間短縮は患者満足度の向上にもつながり、スタッフを人でなければできない業務に振り向けられる効果もあります。こうした削減効果を、現状の受付・会計にかかる工数と対比して示すと、稟議での説明材料になります。
実際に、会計まで担う自動精算機一体型を導入した現場からは、削減効果を具体的な数値で挙げる声もあります。

また最近は、待ち時間改善だけでなく、「残業削減効果」を強く実感いただくケースが増えている印象があります。Clinic KIOSK for Desktopは、釣銭機一体型の構成になっていますので、締め作業のスピードが大きく改善される現場が多くあります。従来は、スタッフ様が手作業で現金確認や金額集計を行っていましたが、導入後は金銭管理を機械側に任せ、売上金を一括払い出ししたうえで、最終的にレセコンとの金額照合を行うだけで締め作業が完了する運用に変わります。その結果、締め作業時間の短縮や現金過不足確認の負担軽減につながり、「月間でトータル20時間程度の残業削減につながった」というお声をいただくケースもあります。
また、医療機関のデジタル化に関する補助金・助成制度が利用できる場合があります。制度の対象や公募時期は年度によって変わるため、導入を検討する時点で、自治体や関連省庁の最新の公募情報を確認するとよいでしょう。
病院に自動再来受付機を導入するメリット
自動再来受付機を導入することで、受付業務や患者の待ち時間に次のような変化が期待できます。
- 受付スタッフの負担軽減:診療開始直後に集中する受付対応を機器に任せられ、スタッフは会計や電話対応など人手が必要な業務に集中できます。
- 受付待ち時間の短縮:複数の患者が並行して受付を進められるため、窓口に列ができにくくなります。自動精算機一体型なら会計待ちの短縮にもつながります。
- 受付ミスの抑制:診察券の読み取りで患者を特定し、来院情報を院内システムに直接登録するため、手入力による取り違えや登録漏れを防ぎやすくなります。
- プライバシーへの配慮:患者が自分で操作して受付を済ませられるため、氏名を口頭で伝える場面が減り、周囲への配慮につながります。
- 受付時の接触機会の低減:患者が自分で受付を済ませられるため、受付スタッフと患者が対面・接触する場面を減らせます。
導入前に押さえたいデメリット・注意点
一方で、自動再来受付機の導入には事前に検討しておきたい点もあります。効果を十分に引き出すには、運用面の設計まで含めて準備することが大切です。
まず、本体価格や保守費用に加え、既存システムとの連携開発や設置工事の費用が発生する場合があります。受付専用型でも一定の初期投資が必要になるため、削減できる工数と照らして投資回収の見込みを立てておきます。
また、高齢の患者や機器の操作に不慣れな患者にとっては、無人の受付機が使いにくいこともあります。導入初期は操作を案内するスタッフを配置したり、画面表示を分かりやすくしたりする配慮が求められます。初診の患者や診察券を忘れた患者、保険資格に変更があった患者など、機器だけでは対応しきれない場面は残ります。有人窓口と自動受付機をどう併用するかを設計しておくことが、現場の混乱を避ける鍵になります。
【比較表】病院向け自動再来受付機を横断比較
ここからは、自院の課題や要件に合わせて比較・選定できるよう、主要な病院向け自動再来受付機15製品を一覧で比較します。対応規模やタイプ、電子カルテ・レセコン・自動精算機との連携、マイナ保険証への対応、設置タイプ、価格帯を整理しました。
| サービス名 | 自動再来受付機 APS-NEXT | 自動受付機 Auto lite | 再来受付機 ADC-2700 | 患者自動受付機 PAシリーズ | 再来・自動受付システム SCSシリーズ | Bee患者自動受付機 | 再来受付機 メルスアクセプト | 自動再来受付システム MIS-8800シリーズ | 自動精算機Clinic KIOSK | 卓上型自動精算機Clinic KIOSK for Desktop | NOMOCa-Stand | ハヤレジ | レセPOS | セルフォート | 受付・キャッシュレス支払システム MERSYS-X |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイプ | 受付専用型 | 受付専用型 | 受付専用型 | 受付専用型 | 受付専用型 | 受付専用型 | 受付専用型 | 受付専用型 | 自動精算機一体型 | 自動精算機一体型 | 自動精算機一体型 | 自動精算機一体型 | 自動精算機一体型 | 自動精算機一体型 | 自動精算機一体型 |
| 対応規模 | 病院・クリニック | 病院・クリニック | 病院・クリニック | 病院・クリニック | 病院・クリニック | クリニック | 病院・クリニック | 病院・クリニック | クリニック | クリニック | クリニック | クリニック(医科・歯科・調剤) | 病院・クリニック | 病院・クリニック | 病院 |
| 電子カルテ・レセコン連携 | △(連携先は要問い合わせ) | △(オプション対応) | ● | ●(各社HISと接続) | △(要問い合わせ) | ●(3Bees連携) | △(予約システム連携) | △(要問い合わせ) | ●(連携率97.5%を訴求) | ●(95%以上と連携・公式値) | ●(連携率96.6%を訴求) | ●(80%以上連動を訴求) | ●(全レセコン連携を訴求) | ●(ORCA含む15種類のレセコン・電子カルテに対応) | ● |
| 会計・精算機能 | なし(受付専用) | なし(受付専用) | なし(受付専用) | なし(受付専用) | なし(受付専用) | なし(受付専用) | なし(受付専用) | なし(受付専用) | あり(受付・会計を一体) | あり(受付・会計を一体) | あり(会計主体・受付はオプション) | あり(会計主体・受付は別サービス) | あり(自立型は受付・会計一体) | あり(受付はオプション) | あり(受付・会計一体/キャッシュレス) |
| マイナ保険証対応 | ●(マイナタッチ連動) | ×(開発中) | ● | △(PA-700はオプション) | △(要問い合わせ) | △(要問い合わせ) | △(マイナ保険証で受付開始。資格確認対応は要問い合わせ) | △(要問い合わせ) | △(要問い合わせ) | △(要問い合わせ) | △(要問い合わせ) | △(グループ別サービスで対応) | △(要問い合わせ) | △(要問い合わせ) | △(要問い合わせ) |
| 診察券の方式 | 磁気/バーコード(オプション) | 磁気/PET/バーコード/QR | 診察券 | 磁気/バーコード | 磁気/IC/バーコード/かな入力 | QR/バーコード | 診察券/マイナ保険証で受付開始 | 磁気(QR/バーコードはオプション) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | バーコード/QR | バーコード | 診察券 | 要問い合わせ | 診察券(挿入方式) |
| 設置タイプ | 要問い合わせ | 卓上・スタンド | 要問い合わせ | 卓上 | 卓上・スタンド | 卓上 | 卓上・スタンド | スタンド | スタンド | 卓上 | スタンド | 卓上・スタンド | 卓上・スタンド | 卓上・スタンド | 要問い合わせ |
| 価格帯 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式資料を見る | 公式資料を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト |
※ 各製品の公式サイト・公表情報をもとに作成(2026年8月時点)。「要問い合わせ」は公式に情報が公開されていない項目です。マイナ保険証(オンライン資格確認)対応・連携可否・価格は変更される場合があるため、導入検討時に各メーカーへ最新情報をご確認ください。
各サービスの紹介
ここからは、比較表で取り上げた各製品について、特徴や向いている医療機関を個別に紹介します。まず受付に特化した受付専用型を、続いて会計まで担う自動精算機一体型の順にご紹介します。
受付専用型の自動再来受付機
診察券の読み取りから受付票の発行までを担い、会計は既存の窓口やレセコンで行うタイプです。受付の混雑解消を優先したい医療機関に向いています。
1. 自動再来受付機 APS-NEXT(株式会社USEN-ALMEX)

医療機関向けの自動精算機・再来受付機を手がける株式会社USEN-ALMEX(旧アルメックス)の自動再来受付機です。患者が診察券を挿入して来院受付を行い、受付票を発行します。磁気ストライプ入り診察券を標準とし、オプションで一次元・二次元バーコードやリライトカード診察券の読み取りに対応します。
本機は受付に特化しており、会計は同社の自動精算機で別途対応する構成です。顔認証付きカードリーダー「マイナタッチ」を再来受付機と連動して搭載でき、マイナ保険証によるオンライン資格確認に対応できます。再来受付機と自動精算機を同一ベンダーで揃えたい医療機関に向いています。導入費用は要問い合わせです。
2. 自動受付機 Auto lite(株式会社インテクア)

磁気・PET診察券やバーコード・QRコード付き診察券の読み取りに対応した、株式会社インテクアの自動受付機(再来受付機)です。再来患者が診察券をかざして来院受付を行い、サーマルプリンターでQR・バーコードを印字した受付票を発券します。卓上式・自立式の2タイプがあり、病院とクリニックの双方の設置環境に対応します。
会計・精算機能は持たず、同社の自動精算機「SMA SEL」と組み合わせて受付と精算を構成します。電子カルテとの連携はオプションで対応し、番号案内表示もオプションでモニターやWebサイトに表示できます。マイナンバーカード対応は開発中で、現時点では未対応です。納品時レクチャー、稼働立会い、リモート・電話サポートを備えます。
3. 再来受付機 ADC-2700(システムギア株式会社)

再来受付・診察案内・各種問い合わせに1台で対応するオールインワン型として、システムギア株式会社が展開する自動再来受付機です。診察券による本人確認を標準とし、マイナ保険証の資格確認にも対応します。液晶タッチパネルと音声ガイドを備え、操作に不慣れな患者や高齢者にも配慮した設計です。
電子カルテ・医事会計(レセコン)システムと連携して受付情報を即時反映できます。ADC-2700 自体は受付専用で、会計は同社のセミセルフ自動精算機「Schut-Stand」などで別途対応します。A4サイズの受付票印刷に対応しつつ省スペースの筐体をうたい、案内表示は同社の診察・会計案内表示システムと連携できます。
4. 患者自動受付機 PAシリーズ(株式会社ドッドウエル ビー・エム・エス)

診察券発行機で実績を持つ株式会社ドッドウエル ビー・エム・エスが展開する患者自動受付機です。デスクトップ型「PA-700」(21.5インチタッチディスプレイ)と、磁気カードリーダとサーマルプリンタを内蔵したコンパクトキオスク「PA-10」(14インチ)などをラインナップします。磁気診察券に加え、一次元・二次元バーコードの読み取りに対応します。
専用アプリで各社のHIS(病院情報システム)と接続でき、既存の院内システムに組み込みやすい構成です。マイナ保険証対応は PA-700 のオプションです。会計機能は持たない受付・発券専用機で、番号発券・順番表示に対応し、同社の診察券発行機や番号表示システムと組み合わせて導入できます。
5. 再来・自動受付システム SCSシリーズ(株式会社ファーストジェーインフォ)

診察券がない患者や診察券を忘れた患者も、生年月日・氏名のかな入力による本人確認で受付できる点を特徴とする、株式会社ファーストジェーインフォの再来・自動受付システムです。本人確認後は診察券を読み取った場合と同じ流れで受付が進みます。磁気診察券に対応し、リライトカード・ICカード・バーコードはオプションで対応します。
小型(卓上)SCS-S01、中型(スタンド)SCS-M01、大型 SCS-L001(19インチ大画面)の3タイプがあり、病院各科の受付機からクリニック向け再来受付機まで施設規模に応じて選べます。到着確認、診察順番確認、会計番号発行など複数の用途に対応します。中型機は音声ガイダンスに対応します。
6. Bee患者自動受付機(株式会社メディ・ウェブ)

クリニック向け医療クラウド「3Bees」を提供する株式会社メディ・ウェブの iPad 自動再来受付機です。診察券のQRコード・バーコードを読み取り、9.7インチのタッチパネルで再来患者の受付を行います。3Bees のカルテID連携によって患者を識別し、レセコンや電子カルテとも連携します。
予約・受付・順番管理を担う医療クラウド「3Bees」と一体で運用でき、Web や LINE で順番を案内できます。iPad ベースの小型設計で、物理的な受付票の発券よりアプリ連携を軸とした運用が主体です。会計機能は持たない受付専用で、費用は 3Bees のサービス料金に応じて要問い合わせとなります。
7. 再来受付機 メルスアクセプト(株式会社メルス)

患者案内表示システム「メルスウィンドウ」と連携し、受付から呼び込みまでの外来フローをカバーする、株式会社メルスの再来受付機です。患者はマイナ保険証または診察券で受付を開始し、タッチパネルで受診したい診療科を選ぶだけで受付票が発行されます。予約の有無に応じてフローを切り替えます。
マイナ保険証による保険資格の確認(オンライン資格確認)に対応するかは公式に明記されていないため、導入時に確認しておくと安心です。
会計機能は持たない受付専用機で、予定検査を確認してから受付票を発行する検査受付にも対応します。メルスウィンドウと連携すると診療待ち・検査待ちの状況を表示でき、受付から呼び込みまでを一貫して運用できます。卓上タイプ、スタンドタイプ、レーザープリンタ内蔵のスタンドタイプの3タイプを用意します。
8. 自動再来受付システム MIS-8800シリーズ(日本ラッド株式会社)

幅38cmの省スペース設計と高さ調整機能を備えた、日本ラッド株式会社の自動再来受付システム(MIS-8800シリーズ)です。再来患者が診察券をかざして来院受付を行い、約0.5秒で受付票を出力します。磁気診察券に対応し、QR・バーコードの読み取りはオプションで対応します。
幅38cmの省スペース設計と高さ調整機能により、限られた設置スペースや車椅子利用の患者に配慮できます。音声ガイダンスとLEDランプ誘導を組み合わせたユニバーサルデザインで、19インチタッチパネルと4色のカラーバリエーションを備えます。会計機能は持たない受付専用機です。
自動精算機一体型の自動再来受付機
来院受付に加えて診療費の自動精算まで1台で完結するタイプです。受付と会計の両方の窓口業務を効率化したい医療機関に向いています。
9. 自動精算機Clinic KIOSK(株式会社APOSTRO)

受付スタッフ2〜3名程度の少人数運営を想定して設計された、株式会社APOSTROのクリニック向け自動精算機です。患者がセルフで診療費の確認・支払い・領収書や明細書の発行まで行え、受付と会計の業務を効率化します。同社の医療DX事業の主力製品で、床置型の自立モデルを中心に展開しています。
1台で再来受付と会計を兼ねる構成に対応し、受付から会計までをセルフ化できます。現金に加えてクレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応し、家族の分をまとめて精算することもできます。
電子カルテ・レセコンとの連携率を97.5%と公式に掲げ、予約システムなどを含む院内システムの95%以上と連携できるとしています。導入準備は約1〜2ヶ月が目安で、稼働初日は技術スタッフが締め作業まで立ち会います。料金は要問い合わせです。
10. 卓上型自動精算機Clinic KIOSK for Desktop(株式会社APOSTRO)

床置きのスペースを確保しづらいクリニック向けに、受付カウンター上へ設置できる卓上型として展開する、株式会社APOSTROの自動精算機です。自立型の「Clinic KIOSK」のシステムをベースに自動釣銭機を接続した構成で、1台で受付・会計・キャッシュレス決済に対応します。
自動釣銭機が現金の計数と払い出しを自動で行うため、スタッフの手作業による現金計数が不要になります。売上金の一括払い出しとレセコンとの金額照合だけで締め作業が完了する運用に変わり、締め作業にかかる時間の短縮につながります。
電子カルテ・レセコンとの連携により会計金額を自動で取得し、会計時の二重入力を防ぎます。自立型を置けないクリニックでもカウンター上で運用できる点が、卓上型の主眼です。料金は要問い合わせです。
11. NOMOCa-Stand(株式会社GENOVA)

東証プライム上場の株式会社GENOVAが提供する、クリニック・診療所向けのスタンド型自動精算機です。患者が診察券のバーコードやQRコードをかざすと、レセコンと連携した会計金額が表示され、現金やキャッシュレスで自ら精算できます。
本体はフルセルフの自動精算機で、再来受付はオプション機能として追加する構成です。高さ約142cm・奥行298mmの省スペース設計で、待合スペースの限られたクリニックへの設置を想定しています。フルセルフのStand、据置型のDesk、セミセルフのRegiと、無人化の方針に応じて3形態から選べます。
レセコン・電子カルテとの連携はシリーズ全体で96.6%と訴求し、整形外科・眼科・皮膚科・歯科・内科など幅広い診療科での導入実績があります。領収書・診療明細書・お薬引換券の発行に対応します。料金は要問い合わせです。
12. ハヤレジ(GMOヘルステック株式会社)

GMOヘルステック株式会社が提供する、医科・歯科・調剤クリニック向けの自動会計システム「ハヤレジシリーズ」です。電子カルテ・レセコンと連携して請求金額を自動で表示し、会計金額の打ち間違い防止と会計待ち時間の短縮を図ります。
自動釣銭機付きでスタッフが操作するセミセルフ型の「ハヤレジ」、患者自身が精算する卓上型の「ハヤレジセルフ」、自立式の「ハヤレジスタンド」の3製品を、クリニックの規模や設置スペースに応じて選べます。連携実績のない電子カルテ・レセコンにも、連携インターフェースの個別開発やバーコード運用で対応するとしています。
ハヤレジ本体は会計・精算を担う製品で、来院受付は提供元のGMOヘルステックが別に用意する「再来受付・会計表示システム」や予約・受付サービスと組み合わせて実現します。グループの医療費後払い・予約受付・マイナ受付といった医療DXサービスと隣接して運用できます。料金は要問い合わせです。
13. レセPOS(株式会社ポスコ)

1988年創業の株式会社ポスコが提供する、病院・クリニック向けの医療会計に特化した自動精算機・POSレジです。電子カルテ・レセコンから取り込んだ請求情報をもとに、会計待ちリストをレジ画面に表示し、医療事務の会計業務を効率化します。
対面レジ、セミセルフレジ、フルセルフの自動精算機、自立型自動精算機まで導入形態を選べ、段階的な導入に対応します。自立型では、患者が診察券を読み取らせて受付を行い、診察後に会計情報を呼び出して精算する、受付と会計を1台で担う運用もできます。
未収金・返金管理や、産婦人科の前受金管理・眼科の売上分離といった診療科別の機能を備えます。現金は循環式の自動釣銭機で扱い、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応します。料金は要問い合わせです。
14. セルフォート(株式会社日立チャネルソリューションズ)

ATMや現金処理機で実績を持つ株式会社日立チャネルソリューションズが、その現金処理技術を基盤に医療機関向けへ展開する自動精算機「セルフォート」です。患者がタッチパネル操作で診療費を精算するセルフ型で、電子カルテ・レセコンと連携して会計データを受け渡します。
受付機能をオプションで搭載すると、1台で受付と精算の両方を担えます。設置は卓上・カウンター・自立の3パターンから選べ、日医標準レセプトソフト(ORCA)を含む15種類の電子カルテ・レセコンと連携します。
現金は自動計数・還流方式の機構を内蔵し、紙幣・硬貨の入出金を自動で処理します。全国約300か所の保守拠点を持ち、電話受付は24時間365日に対応します。料金は要問い合わせです。
15. 受付・キャッシュレス支払システム MERSYS-X(株式会社島津製作所)

株式会社島津製作所が提供する、医療機関向けの受付・キャッシュレス支払システムです。電子カルテと連携して来院患者を受け付ける受付機能と、医事会計システムと連携して診療費を受け取る支払機能を、1台で兼用できる受付精算一体型です。
受付専用機、キャッシュレス支払専用機、受付・支払一体機の3タイプから選べます。受付機と支払機を別々に設置する場合に比べ、導入の費用と設置面積を半分に抑えられると訴求しています。支払はクレジットカード、交通系・流通系電子マネー、コード決済に対応します。
受付は診察券の挿入方式で、人感センサが患者の接近を検知して音声で診察券の挿入を促します。日本語・英語・中国語・韓国語など7言語に対応し、案内表示システムとも連携できます。
まとめ
病院向けの自動再来受付機は、受付だけを担う受付専用型と、会計まで1台で完結する自動精算機一体型に大きく分かれます。受付窓口の混雑を優先して解消したいのか、会計を含めた窓口業務全体を効率化したいのかによって、適したタイプは変わります。
そのうえで、既存の電子カルテ・レセコンとの連携可否、対応する診察券の種類、マイナ保険証(オンライン資格確認)への対応、設置スペース、導入後のサポート体制を確認していくと、自院に合う機種が絞り込めます。まずは診断ツールや比較表で候補を絞り、気になる製品の資料を取り寄せて、自院の受付フローに合うかを見極めていくことをおすすめします。
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よくあるご質問(FAQ)
Q. 自動再来受付機とは何ですか?
A. 自動再来受付機とは、再来(再診)で訪れた患者が、受付窓口のスタッフを介さずに自分で来院受付を済ませられる機器です。診察券やマイナ保険証を読み取って受付票を発行し、電子カルテ・受付システムへの来院登録や順番の呼び出しまでを担います。再来受付機、自動受付機、無人受付機などとも呼ばれ、受付窓口の混雑緩和と医療事務スタッフの負担軽減を目的に、病院・クリニックで導入が広がっています。
Q. 自動再来受付機は受付専用型と自動精算機一体型のどちらを選べばよいですか?
A. 自動再来受付機は、受付の混雑だけを解消したいなら受付専用型、会計窓口の混雑や現金管理まで一緒に減らしたいなら自動精算機一体型が向いています。受付専用型は会計機能を持たないぶん本体価格や設置スペースを抑えやすく、既存の会計フローを変えずに導入できます。
一方、自動精算機一体型は受付から会計までを1台で完結でき、受付・会計の両方に課題がある中規模以上の医療機関で選ばれますが、投資額は大きくなりやすい傾向があります。まず優先して解消したい課題がどちらかを整理すると、タイプ選びの出発点になります。
Q. 自動再来受付機は電子カルテ・レセプトコンピュータと連携できますか?
A. 自動再来受付機が電子カルテ・レセコンと連携できるかは、製品と、自院が使用しているシステムのメーカーによって異なります。連携できれば、受付機で読み取った来院情報がそのまま診察の呼び出し順や会計に反映され、受付から会計までの流れが途切れません。
対応範囲は製品ごとに差があるため、導入前に現在利用中のシステム名を伝えたうえで連携可否を確認しておくと、想定外の追加費用や運用の分断を避けられます。製品別の連携状況は、本記事の比較表でも整理しています。
Q. 自動再来受付機を導入しても、保険資格(保険証)の確認は必要ですか?
A. 自動再来受付機を導入しても、保険診療における資格確認そのものは引き続き必要です。保険医療機関及び保険医療養担当規則の第三条では、患者から療養の給付を求められた際に、電子資格確認(オンライン資格確認)や資格確認書などの方法で資格があることを確認しなければならないと定められています。
受付機はこの資格確認とは別の仕組みのため、オンライン資格確認の端末(顔認証付きカードリーダー)などとあわせて運用するのが一般的です。
出典・参考資料(1件)
Q. 自動再来受付機はマイナ保険証(オンライン資格確認)に対応していますか?
A. 自動再来受付機のマイナ保険証への対応は、受付機自体がカードを読み取るのではなく、顔認証付きカードリーダー(オンライン資格確認端末)との併設・連携によって実現します。マイナ保険証は、受付に設置された顔認証付きカードリーダーで資格確認を行う仕組みとされているためです。
対応状況は製品によって異なり、広がりつつある段階のため、導入を検討する際は各メーカーへ最新の対応可否を確認することをおすすめします。
出典・参考資料(1件)
Q. 自動再来受付機は初診の患者や診察券を忘れた患者にも使えますか?
A. 初診や診察券を忘れた患者への対応は、氏名・生年月日の入力で受付できる機種と、有人窓口での対応に切り替える運用の両方があります。本人特定の確実性を優先して、初診や診察券忘れは職員が対応する医療機関も少なくなく、機器だけでは対応しきれない場面は残ります。無人受付にどこまで任せ、どこから人が対応するかをあらかじめ設計しておくと、導入後の現場の混乱を避けられます。
Q. 今使っている診察券をそのまま使えますか?
A. 既存の診察券を使い続けられるかは、診察券の方式(磁気カード・ICカード・バーコード・QRコードなど)に受付機が対応しているかで決まります。既存の診察券をそのまま使えれば、患者への告知や診察券の再発行にかかる手間を抑えられます。自院の診察券の方式を確認したうえで対応する機種を選ぶか、必要に応じて診察券自体の切り替えも含めて検討するとよいでしょう。
Q. 自動再来受付機の価格・費用相場はどのくらいですか?
A. 自動再来受付機の価格は、受付専用型か自動精算機一体型か、対応規模や機能によって幅があり、多くのメーカーが個別見積もりとしています。一般に、現金の入出金機構を備える自動精算機一体型は受付専用型より高くなる傾向があり、本体・初期費用のほかに設置工事費や既存システムとの連携開発費、年額または月額の保守費用がかかります。
買い取りのほか、初期負担を抑えられるリース・レンタルを選べる製品もあるため、予算に合わせて各メーカーに見積もりを依頼するのが確実です。
Q. 高齢の患者や機械の操作が苦手な患者でも使えますか?
A. 高齢の患者や機器の操作に不慣れな患者には、無人の受付機が使いにくい場合があるため、有人のサポートと併用する運用が現実的です。導入初期は操作を案内するスタッフを配置したり、画面表示を分かりやすくしたりする配慮が求められます。音声案内や大きな文字表示に対応した機種もあるため、来院する患者層に合わせて操作性やサポート機能を確認しておくと、導入後の定着が進めやすくなります。
Q. 自動再来受付機の導入にはどのくらいの期間がかかりますか?
A. 自動再来受付機の導入期間は、連携する電子カルテ・レセコンやオンライン資格確認端末の構成、設置工事の有無によって異なります。既存システムとの連携開発や設置工事が必要な場合は、その分の期間を見込む必要があります。
診療への影響を抑えるため、繁忙期を避けた導入スケジュールをメーカーと相談しながら組むことをおすすめします。具体的な所要期間は、検討している製品のメーカーに確認しておくと計画を立てやすくなります。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。


















