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督促とは?催促・催告・支払督促との違いと進め方を解説|督促状の書き方・放置するとどうなるかも紹介

督促とは?意味・違い・進め方のサムネイル画像

取引先からの入金が支払期日を過ぎても確認できず、督促の連絡をどう進めればよいか迷っていませんか。督促は、放置すれば回収が難しくなる一方で、進め方を誤ると取引関係や自社の信用にも影響します。

「督促」という言葉は、催促・催告・支払督促といった似た言葉と混同されがちで、それぞれの意味や法的な位置づけを正しく押さえておくことが、適切な対応の第一歩になります。

本記事では、督促の意味と、催促・催告・支払督促との違いを整理したうえで、督促の一般的な進め方や督促状の書き方、放置した場合に起こること、督促に関わる法令の要点を、条文の根拠とともに解説します。督促を受けた側の対処法や、督促業務を効率化・代行するサービスについても紹介します。

未回収の売掛金は、資金繰りと取引先の信用管理に直結します。督促の基本を押さえ、自社の状況に合った対応を進めるための材料としてご活用ください。

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督促とは?意味を一言で

督促とは、支払期日を過ぎても支払われない代金や債務について、支払うよう相手に強く促す行為を指します。売掛金の未入金や、分割払い・家賃・利用料金の滞納などが生じたときに、債権者(支払いを受ける側)が債務者(支払う側)に対して行います。

督促の手段は、電話やメールでの連絡から、督促状の郵送、内容証明郵便による催告、さらには裁判所を通じた支払督促まで段階的に強まっていきます。督促そのものに法的な強制力はありませんが、後の法的手続きや時効の管理に関わるため、いつ・どの手段で・何を伝えたかを記録しながら進めることが実務上のポイントになります。

督促と催促・催告・支払督促の違い

督促と混同されやすい言葉に、催促・催告・支払督促があります。日常ではほぼ同じ意味で使われることもありますが、法的な効力や使う場面には違いがあります。以下の表で、意味・目的・法的効力・使うタイミングを整理します。

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意味主な目的法的効力使うタイミング
督促支払期日を過ぎた支払いを促す行為の総称未入金の回収に向けた働きかけ行為そのものに法的強制力はない支払期日を過ぎた後
催促支払いに限らず、約束や義務の履行を促すこと行動を促す(金銭以外も含む幅広い場面)法的強制力はない期日の前後を問わない
催告履行を強く求める意思表示。内容証明郵便で行うのが一般的法的手続きの前段として履行を求め、記録を残す内容証明郵便による催告で時効の完成を6か月猶予できる(民法150条)通常の督促で支払われない段階
支払督促裁判所を通じて金銭の支払いを求める法的手続き債務名義を得て強制執行につなげる異議がなければ仮執行宣言が付き、強制執行が可能になる任意の督促・催告で回収できない段階

※各用語の一般的な位置づけを整理したものです。個別の事案での法的な扱いは、契約内容や事実関係によって異なります。

特に「催告」は、単なる支払いのお願いではなく、内容証明郵便で行うことで時効の完成を一定期間先延ばしできる法的な意味を持ちます。「支払督促」は裁判所を通じた正式な手続きで、督促や催告とは性質が大きく異なります。それぞれの根拠となる条文は、後述の督促に関わる法令の要点で詳しく解説します。

督促の一般的な進め方・流れ

督促は、いきなり法的手続きに進むのではなく、穏やかな連絡から段階的に強めていくのが一般的です。ここでは、支払期日の経過後に債権者が取る対応の流れを、順を追って解説します。

  1. 電話・メール・SMSで催促する。入金の行き違いや単純な失念であることも多いため、この段階では支払いのお願いと入金予定日の確認にとどめ、取引関係に配慮した連絡をします。
  2. 督促状を郵送する。支払期日・請求金額・振込先を明記し、書面で正式に支払いを求めます。
  3. 内容証明郵便で催告する。「いつ・どのような内容の書面を送ったか」を郵便局が証明する仕組みで、後の法的手続きの証拠になり、時効の完成を6か月猶予する効果もあります。
  4. 裁判所へ支払督促を申し立てる・訴訟を起こす。任意の督促・催告で回収できない場合に進む法的手続きです。
  5. 強制執行(差押え)で回収する。確定した債務名義に基づき、預金・売掛金・給与などの財産を差し押さえます。

各段階の督促状の書き方や、支払督促・強制執行の法的な位置づけは、この後のセクションでそれぞれ詳しく解説します。

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督促状の書き方と記載必須項目

督促状は、支払いを書面で正式に求める文書です。感情的な表現は避け、事実と請求内容を明確に記載することが、後のトラブル防止と法的手続きへの備えになります。一般的に記載する項目は次のとおりです。

  • 宛先:相手方の会社名・担当部署・氏名
  • 請求金額:未払いとなっている金額(複数件ある場合は内訳)
  • 取引・請求の内容:対象となる取引名・請求書番号・当初の支払期日
  • 新たな支払期限:いつまでに支払ってほしいかの期日
  • 支払方法:振込先口座など
  • 問い合わせ先:自社の連絡先・担当者
  • 発行日・差出人:作成日と自社の社名・住所

これらを踏まえた督促状の文例は、次のとおりです。実際に作成する際は、自社の状況に合わせて内容を調整してください。

督促状の文例

〇〇株式会社
△△部 ご担当者様

ご請求代金お支払いのお願い

拝啓 平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、下記のご請求につきまして、お支払期日を過ぎておりますが、本日現在お支払いの確認ができておりません。
つきましては、ご多用のところ恐れ入りますが、下記のとおりご確認のうえ、〇年〇月〇日までにお支払いくださいますようお願い申し上げます。
なお、本状と行き違いでお支払いをお済ませの場合は、何とぞご容赦くださいますようお願い申し上げます。
敬具


・ご請求内容:〇〇(請求書番号 No.〇〇〇)
・ご請求金額:〇〇〇,〇〇〇円(税込)
・当初のお支払期日:〇年〇月〇日
・お振込先:〇〇銀行 〇〇支店 普通 〇〇〇〇〇〇〇
以上

支払期日を過ぎている旨と、支払いが確認できない場合は法的手続きを検討する旨を添えるケースもあります。ただし、実際の状況を超えて相手を威圧するような表現は避けます。過度な取立ては、後述のとおり法的な責任を問われる可能性があるためです。

督促状と催告書の違い

督促状と似た文書に「催告書」があります。両者に法律上の明確な定義の違いはありませんが、実務では使い分けられています。

督促状は、支払いを求める通常の書面として、支払期日の経過後に比較的早い段階で送るものです。一方の催告書は、通常の督促に応じてもらえなかった段階で、法的手続きに移る前の最終通告として送る意味合いが強く、内容証明郵便で送付するのが一般的です。

内容証明郵便による催告には、前述のとおり時効の完成を6か月猶予する法的な効果があります。支払いが滞ってから時間が経過している場合は、時効の管理の観点からも、催告書を内容証明郵便で送ることが選択肢になります。

督促を放置するとどうなるか

債務者が督促を放置し続けると、金銭的・法的な不利益が段階的に大きくなります。督促する立場・受ける立場の双方が押さえておきたい、放置によって起こることは次のとおりです。

  1. 遅延損害金が発生する。支払いが遅れた期間に応じて発生します。率は契約で定めた利率により、定めがなければ法定利率(民法404条により年3%)で計算します。
  2. 残額を一括請求される。契約に「期限の利益喪失約款」が定められている場合、分割払いの権利を失い、残額をまとめて請求されることがあります。
  3. 支払督促・訴訟に進む。債権者が裁判所に支払督促を申し立て、受け取ってから2週間以内に異議を申し立てなければ、仮執行宣言が付されて強制執行が可能になります。
  4. 財産が差し押さえられる。強制執行に至ると、預金や売掛金などの財産が差し押さえられます。相手が個人の場合、給与の差押えには法律上の上限があります。

一括請求(期限の利益の喪失)や差押えの範囲がどの法令に基づくのかは、次の督促に関わる法令の要点で条文とともに整理します。

督促に関わる法令の要点(条文番号と根拠)

督促を適切に進め、また督促を受けたときに正しく対応するには、根拠となる法令を押さえておくことが役立ちます。ここでは、時効、一括請求や強制執行の根拠、取立ての節度に関する規制を、条文の原文とともに整理します。

時効に関する規定(消滅時効・時効の完成猶予)

債権は、一定期間行使しないと時効によって消滅します。売掛金などの債権は、権利を行使できることを知った時から5年、または権利を行使できる時から10年で時効にかかります。

第百六十六条 債権は、次に掲げる場合には、時効によって消滅する。
一 債権者が権利を行使することができることを知った時から五年間行使しないとき。
二 権利を行使することができる時から十年間行使しないとき。

出典:民法 第166条|e-Gov 法令検索

時効が迫っている場合に有効なのが、催告による時効の完成猶予です。内容証明郵便などで催告を行うと、その時から6か月を経過するまでは時効が完成しません。ただし、これは時効の完成を先延ばしにする(猶予する)ものであり、時効期間がゼロから数え直される「更新」とは異なります。また、猶予期間中に再度催告をしても、猶予期間はさらに延長されません。

第百五十条 催告があったときは、その時から六箇月を経過するまでの間は、時効は、完成しない。

出典:民法 第150条|e-Gov 法令検索

一括請求・支払督促・差押えの根拠

「督促を放置すると一括請求される」といわれるのは、期限の利益(支払期限が来るまで支払わなくてよいという債務者の利益)を失うためです。もっとも、民法137条が定める期限の利益の喪失事由は、破産手続開始の決定を受けたときなど次の3つに限定されており、「1回支払いを怠った」ことは含まれません。

第百三十七条 次に掲げる場合には、債務者は、期限の利益を主張することができない。
一 債務者が破産手続開始の決定を受けたとき。
二 債務者が担保を滅失させ、損傷させ、又は減少させたとき。
三 債務者が担保を供する義務を負う場合において、これを供しないとき。

出典:民法 第137条|e-Gov 法令検索

実務で「1回でも滞納すると残額を一括請求される」根拠になるのは、契約や約款に定められた「期限の利益喪失約款」です。これは当事者の合意による取り決めで、民法137条とは別のものです。したがって、督促の放置から一括請求に至る流れは、契約上の期限の利益喪失約款と民法137条の双方を踏まえて理解する必要があります。

任意の督促や催告で回収できない場合の法的手続きが、裁判所を通じた支払督促です。裁判所は支払督促の制度について、次のように説明しています。

金銭、有価証券、その他の代替物の給付に係る請求について、債権者の申立てにより、その主張から請求に理由があると認められる場合に、支払督促を発する手続であり、債務者が支払督促を受け取ってから2週間以内に異議の申立てをしなければ、裁判所は、債権者の申立てにより、支払督促に仮執行宣言を付さなければならず、債権者はこれに基づいて強制執行の申立てをすることができます。

出典:支払督促|裁判所

支払督促は、書類審査のみで進み、訴訟のように裁判所へ出向く必要がない点が特徴です。条文上は、支払督促の要件を民事訴訟法382条が定め、督促異議の申立ては386条、仮執行の宣言は391条、異議申立てがあった場合の訴訟への移行は395条に規定されています。債務者が2週間以内に督促異議を申し立てると、通常の民事訴訟の手続に移行します。

強制執行では、預金や売掛金などの財産が差し押さえられます。差し押さえる財産が取引先企業の預金や売掛金であれば、金額に法律上の一律の上限はありません。一方、相手が個人で給与を差し押さえる場合は、生活の保障のため上限が設けられています。民事執行法152条は、給与の4分の3に相当する部分は差し押さえてはならないと定めており、差押えができるのは原則として手取りの4分の1までです。

第百五十二条 次に掲げる債権については、その支払期に受けるべき給付の四分の三に相当する部分(その額が標準的な世帯の必要生計費を勘案して政令で定める額を超えるときは、政令で定める額に相当する部分)は、差し押さえてはならない。

出典:民事執行法 第152条|e-Gov 法令検索

ただし手取りが高額な場合は例外があり、毎月払いの給与では33万円を超える部分は全額を差し押さえられます(この金額は民事執行法施行令2条によります)。

取立ての節度に関する規制

督促は正当な権利の行使ですが、方法や程度が行き過ぎると、逆に法的な責任を問われることがあります。深夜・早朝の執拗な連絡、勤務先や家族への一方的な取立て、威圧的な言動などは、たとえ正当な債権であっても避けるべきです。

一般の事業者が自社の売掛金を督促する場合でも、行き過ぎた取立ては、相手の私生活や業務の平穏、名誉などを侵害したとして、民法709条の不法行為による損害賠償責任を負う可能性があります。

第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

出典:民法 第709条|e-Gov 法令検索

さらに、害を加える旨を告げて相手を脅す、義務のないことを無理にさせるといった度を越えた行為は、脅迫罪(刑法222条)・強要罪(刑法223条)・恐喝罪(刑法249条)に問われることもあります。督促はあくまで冷静に、事実と請求内容に基づいて進めることが大切です。

また、消費者金融やクレジット会社などの貸金業者による取立てについては、貸金業法21条が、不適当な時間帯の電話・訪問の禁止や、借入れの事実を第三者に知らせることの禁止などを具体的に定めています。この規制は貸金業者に適用されるもので、一般の事業者の督促にそのまま適用されるわけではありませんが、取立てで避けるべき行為の目安として参考になります。

出典・参考資料(7件)

督促を受けたときの対処法

自社が督促状を受け取った場合も、放置は最も避けたい対応です。督促を受けたときに取るべき手順を整理します。

  1. 請求内容に心当たりがあるか確認する。請求書番号・取引内容・金額を社内の記録と照合し、支払い漏れや二重請求がないかを確かめます。
  2. 身に覚えがない場合は差出人を確認する。実在しない会社名や、身に覚えのない請求は、架空請求の可能性があります。連絡先の正当性を確認し、安易に支払わないようにします。
  3. 時効が成立していないか確認する。最後の支払いや取引から長期間が経過している場合、消滅時効が完成していることがあります(前述の民法166条)。
  4. 支払える場合は期限内に支払う。請求が正当であれば、遅延損害金の増加や法的手続きを避けるため、速やかに支払います。
  5. 支払いが難しい場合は相手方に連絡・相談する。放置せず、分割払いや支払期日の延長を相談します。金額が大きい、法的手続きが予告されているといった場合は、早めに弁護士など専門家に相談することも選択肢です。

いずれの場合も、督促を無視して時間が経つほど、遅延損害金の増加や法的手続きへの移行といった不利益が大きくなります。事実確認をしたうえで、早めに対応することが重要です。

督促業務を効率化・代行するには(サービス活用)

督促は、未回収を防ぐために欠かせない一方で、担当者の心理的な負担が大きく、件数が増えると手作業では回りきらなくなりがちな業務です。近年は、督促連絡の自動化から、請求・回収業務全体の代行まで、督促の負担を軽減するサービスが増えています。ここでは、督促業務の効率化・代行に役立つ主なサービスを紹介します。

解決のアプローチは大きく分けて、請求から回収・督促までを丸ごと任せる代行型、SMSや電話で督促連絡を届ける配信チャネル型、督促の連絡から回収までを多チャネルで自動化する督促自動化型の3つに整理できます。以下の比較表で、各サービスの特徴を確認できます。

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サービス名請求まるなげロボオーロラSMS by メディアSMS絶対リーチ!RCS債権回収ロボ
提供会社株式会社ROBOT PAYMENT株式会社メディア4uAI CROSS株式会社株式会社ROBOT PAYMENT
解決タイプ代行型(請求〜回収を代行)配信チャネル型(SMS)配信チャネル型(RCS+SMS)督促自動化型(多チャネル)
主な督促手段メール・電話・弁護士法人対応(代行)SMS(ショートメッセージ)RCS・SMS(自動フォールバック)メール・SMS・オートコール(IVR)
売掛金保証適格・与信通過債権を100%保証×××
初期費用要問い合わせ0円0円要問い合わせ
詳細情報公式資料を見る公式資料を見る公式資料を見るオンライン相談を予約

1. 請求まるなげロボ(株式会社ROBOT PAYMENT)

請求まるなげロボのウェブサイト

請求まるなげロボは、株式会社ROBOT PAYMENTが提供する、企業間取引の請求業務に特化したアウトソーシングサービスです。与信審査から請求書の発行・送付、代金の回収、入金消込(請求と入金の照合)、未入金の督促までを一括して代行します。

最大の特徴は、督促業務そのものを手放せる点にあります。自社の与信審査を通過した適格債権については、回収の成否にかかわらず売掛金が100%保証され、未入金時の督促は弁護士法人への対応を含めて同社が担います。督促の連絡に追われる状況から離れ、本来の業務に集中したい企業に適しています。

2. オーロラSMS by メディアSMS(株式会社メディア4u)

オーロラSMS by メディアSMSのウェブサイト

督促の連絡がメールでは開封されず、電話にも出てもらえない、という課題に対しては、SMS(ショートメッセージ)を使った督促が有効です。オーロラSMS by メディアSMSは、株式会社メディア4uが提供するSMS配信サービスで、電話番号宛にメッセージを届けます。

同社は2011年のSMS相互接続開始当初からサービスを提供しており、督促や入金案内といった業務での活用ノウハウを蓄積しています。電話や郵送に比べて開封されやすいSMSで支払いのリマインドや督促の連絡を送ることで、相手に情報を届けやすくなります。

SMSで督促する場合は、送信してよい時間帯や、相手に威圧感を与えない文面など、実務上のルールを押さえておくと安心です。具体的な送り方や例文は、以下の記事で解説しています。

SMSが督促の連絡手段として選ばれる背景について、同サービスを提供する株式会社メディア4uの原澤慶人氏は、導入を検討する企業が抱える課題を次のように説明しています。

原澤慶人氏
株式会社メディア4u 事業戦略本部 ビジネス推進グループ 部長
原澤慶人氏
独自インタビューより

連絡手段としては、メールが読まれない、電話に出てもらえない、郵送はコストも時間もかかるといった課題を抱える企業が非常に多いです。その中で、SMSはプッシュ通知で気づいてもらいやすく、最終連絡手段としての確実性が高い点を評価いただいています。

3. 絶対リーチ!RCS(AI CROSS株式会社)

絶対リーチ!RCSのウェブサイト

AI CROSS株式会社が提供する絶対リーチ!RCSは、RCS(リッチコミュニケーションサービス)を使った配信サービスです。電話番号宛に、画像・ボタン・双方向のチャットなどを含むメッセージを送れる点が、テキスト中心のSMSとの違いです。

督促状や催告、支払いのリマインドを、視覚的にわかりやすい形で配信でき、受け取った相手がそのまま支払い案内へ進んだり、問い合わせに返信したりできます。RCSに対応していない端末には自動でSMSに切り替えて送信するため、幅広い相手に連絡を届けやすくなります。

4. 債権回収ロボ(株式会社ROBOT PAYMENT)

債権回収ロボのウェブサイト

債権回収ロボは、未入金の督促・回収業務そのものを自動化する、督促に特化したサービスです。メール・SMS・オートコールといった複数の連絡手段を組み合わせた督促のシナリオを設定し、自動で実行します。

属人化しやすく心理的な負担も大きい督促業務を標準化し、いつ・どのチャネルで・どのように連絡したかをデータとして蓄積できます。督促のチャネルを個別に導入するのではなく、督促プロセス全体を効率化・自動化したい企業に適しています。

ここで紹介したのは選択肢の一部です。以下の記事では、督促・売掛金回収代行サービスを依頼先タイプ別の選び方や費用相場、督促の自動化の観点から幅広く比較しています。掲載サービスをまとめて見比べて導入を検討したい方は、あわせてご覧ください。

まとめ

督促とは、支払期日を過ぎた支払いを促す行為であり、催促・催告・支払督促とは意味や法的な効力が異なります。督促は、電話やメールでの連絡から督促状・内容証明郵便による催告、支払督促、強制執行へと段階的に強まっていきます。放置すれば、遅延損害金や一括請求、差押えといった不利益につながるため、時効の管理も含めて計画的に進めることが大切です。

督促は、消滅時効や期限の利益、差押えの範囲など複数の法令が関わる一方で、取立ての方法が行き過ぎれば法的な責任を問われることもあります。督促件数が増えて手作業での対応が難しくなってきた場合は、督促連絡の自動化や請求・回収業務の代行といったサービスの活用も検討し、未回収リスクの低減と業務負担の軽減を両立させましょう。

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督促に関するよくある質問(FAQ)

Q. 督促とは何ですか?

督促とは、支払期日を過ぎても支払われない代金や債務について、支払うよう相手に強く促す行為です。売掛金の未入金や、家賃・利用料金の滞納などが生じたときに、債権者(支払いを受ける側)が債務者(支払う側)に対して行います。

手段は電話やメールでの連絡から督促状の郵送、内容証明郵便による催告、裁判所を通じた支払督促まで段階的に強まります。督促そのものに法的な強制力はありませんが、後の法的手続きや時効の管理に関わるため、いつ・どの手段で・何を伝えたかを記録しながら進めることが大切です。

Q. 督促と催告に順番はありますか?

督促と催告に法律上の決まった順番はありませんが、実務では、まず督促で支払いを促し、それでも支払われない場合に催告へ進むのが一般的です。催告は法的手続きに移る前の最終通告として送られることが多く、内容証明郵便で行うと時効の完成を6か月猶予する効果があります。督促・催告のどちらから始めるかというより、支払われない状況が続くほど手段を強めていく、という流れで捉えると分かりやすくなります。

Q. 督促はメールで送っても問題ありませんか?

督促はメールで送っても差し支えなく、実務でも、支払期日の経過後の最初の連絡は電話・メール・SMSで行うのが一般的です。入金の行き違いや単純な失念であることも多いため、この段階では取引関係に配慮した穏やかな連絡が適しています。

ただし、相手が応じない場合や時効の管理が必要な段階では、証拠が残る督促状の郵送や内容証明郵便による催告に切り替えます。メールで督促する場合も、送信日時や内容の記録を残しておくことがポイントです。

Q. 督促は支払期日の何日後から始めるべきですか?

督促を始める時期に法律上の決まりはありませんが、入金が確認できない状態が続くほど回収は難しくなるため、支払期日を過ぎたら早めに着手するのが望ましいです。まずは失念や行き違いの可能性を想定し、期日経過後の早い段階で入金予定日の確認を兼ねた連絡を入れます。それでも入金がなければ督促状の郵送、内容証明郵便による催告へと段階的に強めていきます。時効の管理の観点からも、放置せず計画的に進めることが重要です。

Q. 督促状に決まった書式や法的な様式はありますか?

督促状に法律で定められた書式はありませんが、宛先・請求金額・支払期限・振込先・差出人などを明記するのが実務の基本です。感情的・威圧的な表現は避け、事実と請求内容を正確に記載することが、後のトラブル防止と法的手続きへの備えになります。実際の状況を超えて相手を威圧する表現は、行き過ぎれば民法709条の不法行為責任などを問われる可能性があるため注意が必要です。

Q. 売掛金の督促は時効に注意が必要と聞きましたが、いつ成立しますか?

売掛金などの債権は、権利を行使できることを知った時から5年、または権利を行使できる時から10年で、時効によって消滅します(民法166条)。時効が完成すると、相手方が時効を主張することで法的に回収できなくなるおそれがあります。

時効が近い場合は、内容証明郵便による催告を行うと、その時から6か月を経過するまで時効の完成を猶予できます(民法150条)。ただし猶予は先延ばしであり、時効期間がゼロから数え直される「更新」とは異なるため、催告後は速やかに支払督促などの手続きを検討します。

Q. 督促状を受け取ったらどうすればよいですか?

督促状を受け取ったら放置は避け、まず請求内容が事実か社内の記録と照合し、正当であれば期限内に支払い、支払いが難しければ相手方に相談するのが基本です。放置すると遅延損害金の増加や、支払督促・強制執行といった法的手続きへの移行など、不利益が大きくなります。

身に覚えのない請求は架空請求の可能性があるため差出人の正当性を確認し、最後の取引から長期間が経過している場合は消滅時効が成立していないかも確認します。金額が大きい・法的手続きが予告されているといった場合は、早めに弁護士など専門家へ相談することも選択肢です。

Q. 督促業務は自社で行うのと代行・自動化サービスを使うのはどちらがよいですか?

督促を自社で行うか外部化するかは、未回収の件数と担当者の負担しだいで、件数が増えて手作業で回りきらなくなったら自動化・代行サービスの活用が有効です。選択肢は大きく、請求から回収・督促まで丸ごと任せる代行型、SMSやオートコールで督促連絡を届ける配信チャネル型、督促の連絡から回収までを多チャネルで自動化する督促自動化型に分かれます。

督促は心理的な負担が大きく属人化しやすい業務のため、負担軽減と未回収リスクの低減を両立させたい場合は、自社の課題に合ったサービスの検討がおすすめです。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
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