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無料の販売管理ソフトおすすめ10選|完全無料・無料トライアルの違いと選び方

無料の販売管理ソフト おすすめ10選のサムネイル画像
販売管理システム比較表(2026年版)のプレビュー

主要16サービスの料金・機能を無料で一覧比較

販売管理システム比較表(2026年版)

受注や売上、請求、在庫の管理をExcelや手書きの伝票で続けていて、転記ミスや集計の手間に限界を感じていませんか。販売管理ソフトを導入したいものの、まずは費用をかけずに始めたいという小規模事業者や個人事業主は少なくありません。

ひとくちに「無料の販売管理ソフト」といっても、ずっと無料で使えるものから、一定期間だけ無料で試せるものまで種類はさまざまです。どこまで無料で使えるのかは製品ごとに大きく異なり、伝票数やユーザー数に上限があることも珍しくありません。

本記事では、無料で使える販売管理ソフト10製品を「ずっと無料で使えるソフト(完全無料・無料プラン)」と「まず無料で試せるソフト(無料トライアル)」の2つのグループに分けて無料範囲を比較します。各ソフトが伝票数・ユーザー数・対応業務まで、どこまで無料で使えるかを具体的に整理しました。

無料と有料の違いや、無料の限界に達したときの見極め方までカバーしています。費用を抑えて販売業務を効率化したい方が、自社に合う一本を選ぶための材料としてご活用ください。

また、自社の状況に合わせて「完全無料で足りるか、それとも有料を検討すべきか」を最短で見極められるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

販売管理システムの関連サービス資料
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本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

本記事の対象範囲

本記事は、費用をかけずに受注・売上・請求・在庫を管理したい小規模事業者や個人事業主に向けて、無料で使える販売管理ソフトを比較・解説します。従業員数名から十数名規模で、まずはコストをかけずに販売業務のデジタル化を始めたい方を主な読者として想定しています。

一方で、無料にこだわらず有料製品も含めて幅広く比較したい場合や、複数拠点・大量の取引を扱う中堅以上の規模では、無料ソフトの範囲では要件を満たしにくくなります。予算にとらわれず販売管理システム全体を比較検討したい方は、価格帯や機能を横断的に扱った別記事も参考にしてください。

無料の販売管理ソフトとは

ここからは、無料の販売管理ソフトで何ができるのか、導入するとExcelや手書き管理から何が変わるのかを整理します。

無料の販売管理ソフトでできること

販売管理ソフトは、見積・受注から売上・請求・入金、さらに在庫や仕入までの一連の販売業務を、ひとつの仕組みで管理するためのツールです。無料の製品でも、売上伝票や請求書の発行、入金の消込、取引先ごとの売上集計といった基本的な機能を備えているものが多くあります。

ただし、無料で使える機能や取り扱える件数は製品ごとに幅があります。売上・請求に機能を絞ったものもあれば、在庫や仕入まで一通りをカバーするものもあり、自社が必要とする業務が無料の範囲に収まるかどうかが選定の起点になります。

Excel・手書き管理の限界と無料ソフトで変わること

Excelや手書きの伝票による販売管理は、取引が少ないうちは手軽ですが、件数が増えると転記の手間やミスが積み上がります。売上表・請求書・入金管理を別々のファイルで管理していると、二重入力や数字の食い違いも起こりがちです。

販売管理ソフトを使うと、一度入力した受注データが売上・請求・入金へと自動で引き継がれ、二重入力や計算ミスを減らせます。取引先や商品ごとの集計もボタン操作で出せるため、月末の締め作業や売上の把握にかかる時間を短縮できます。無料のソフトでも、この一元管理の効果は十分に得られます。

無料で使える販売管理ソフトの3つの形態(完全無料・無料プラン・無料トライアル)

ここからは、「無料」とひとことで言っても中身が異なる3つの形態を整理します。この違いを押さえておくと、自社の予算の前提に合う製品を絞り込みやすくなります。

無料の販売管理ソフトは、大きく完全無料・無料プラン(フリーミアム)・無料トライアルの3つに分けられます。完全無料は、機能や件数に制限はあるものの期間の区切りなく無料で使い続けられるタイプです。無料プランは、有料版と同じ製品の中に無料で使える枠が用意されているタイプで、伝票数やユーザー数の上限を超えると有料へ切り替わります。

無料トライアルは、有料製品を一定期間だけフル機能で試せるタイプで、期間が終われば有料契約が前提になります。

本記事では、この3形態を読者の予算の前提に沿って2つのグループにまとめて紹介します。期間を気にせず無料で使い続けたい方向けの「ずっと無料で使える販売管理ソフト(完全無料・無料プラン)」と、まずは無料で使い勝手を試したうえで有料導入も視野に入れる方向けの「まず無料で試せる販売管理ソフト(無料トライアル)」です。

無料の販売管理ソフトの3つの形態と本記事の2グループの対応図。完全無料と無料プラン(フリーミアム)は「ずっと無料で使える販売管理ソフト」、無料トライアルは「まず無料で試せる販売管理ソフト」にまとめられることを示す。
形態特徴本記事でのグループ
完全無料機能・件数に制限はあるが期間の区切りなく無料で使い続けられるずっと無料で使える販売管理ソフト
無料プラン(フリーミアム)有料版の中に無料枠があり、上限を超えると有料に切り替わるずっと無料で使える販売管理ソフト
無料トライアル有料製品を一定期間フル機能で試せる。期間後は有料が前提まず無料で試せる販売管理ソフト

30秒でわかる、自社に合う無料の販売管理ソフト診断

取引件数や利用人数、必要な業務範囲から、完全無料で足りるのか、無料トライアルから有料を視野に入れるべきかを診断できます。気になる選択肢を選んで、自社に合うタイプを確認してみてください。

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【比較表】無料で使える販売管理ソフトの無料範囲を比較

ここからは、本記事で紹介する10製品の無料範囲を同じ物差しで比較します。無料で使える件数・人数、対応業務、提供形態、無料時のサポート、インボイス制度・電子帳簿保存法への対応、有料版の最低価格を一覧にしました。「どこまで無料で使えるか」を製品横断で見比べる材料としてご活用ください。

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サービス名フリーウェイ販売管理Main販売管理セールスノート汎用販売管理ソフトCOSMOSfreee販売弥生販売board商蔵奉行クラウド販売王SmileWorks
無料の形態ずっと無料(無料枠あり)ずっと無料(無料枠あり)ずっと無料(無料枠あり)ずっと無料(無料枠あり)無料トライアル30日無料トライアル30日無料トライアル30日無料トライアル30日無料トライアル30日無料トライアル
最大2ヶ月
無料で使える範囲1,000伝票(明細行単位)・3IDまで
期間無制限
標準機能を1台で永年無料
複数台・LANは有料
1ユーザー・登録件数に上限
期間無制限
ノーサポート利用は無料
件数上限は要確認
最長30日間フル機能を試用30日間の無料体験版30日間フル機能を試用30日間の無料体験30日間の無料体験版最大2ヶ月フル機能を試用
対応業務受注・売上・請求
(見積・在庫・仕入なし)
受注・売上・請求・仕入・在庫受注・売上・請求・仕入・在庫受注・売上・請求・仕入・在庫受注・売上・請求・入金
発注・仕入・原価・債権
(在庫なし)
受注・売上・請求
(仕入・在庫は上位版)
受注・売上・請求・仕入
(在庫なし)
受注・売上・請求・仕入・在庫受注・売上・請求
(仕入・在庫は上位版)
受注・売上・請求・仕入・在庫
提供形態クラウドインストール
(Windows)
クラウドインストール
(Mac・Windows)
クラウドインストール
(買い切り)
クラウドクラウドインストール
(買い切り)
クラウド
無料時のサポート要確認要確認メールなし(ノーサポート版)要確認なし(有償保守のみ)メール電話・チャットなし(有償保守のみ)メール
インボイス・電帳法インボイス:対応
電帳法:要確認
インボイス:対応
電帳法:対応
インボイス:対応
電帳法:要確認
インボイス:対応
電帳法:要確認
インボイス:対応
電帳法:対応
インボイス:対応
電帳法:対応
インボイス:対応
電帳法:要確認
インボイス:対応
電帳法:対応
インボイス:対応
電帳法:対応
インボイス:対応
電帳法:対応
有料版の最低価格月額2,980円〜
(税抜)
月額3,850円〜
(税込・複数台利用)
月額980円〜
(1ユーザー・PLUS)
月額換算5,000円〜
(保守契約・要見積もり)
月額約5,000円〜
(3名・年払・税抜)
50,000円〜
(税別・買い切り)
月額1,200円〜
(Personal・1名)
月額7,340円〜
(税別・年間契約)
44,000円〜
(税込・買い切り)
月額5,000円〜
(販売ERPプラン)
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイトサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※ 上記は2026年9月時点の各社公式サイト等の公開情報にもとづきます。料金の税抜・税込の別は製品ごとに異なり、無料範囲・価格・対応状況は変更される場合があります。「要確認」は公式情報で明示を確認できなかった項目です。導入前に各サービスの最新情報をご確認ください。

無料で使える販売管理ソフトおすすめ10選

ここからは、無料で使える販売管理ソフト10製品を、無料の形態別に個別紹介します。各ソフトの無料範囲・対応業務・有料版の内容を整理しました。

ずっと無料で使える販売管理ソフト(完全無料・無料プラン)

まずは、期間の区切りなく無料で使い続けられるソフトです。伝票数やユーザー数の上限はありますが、費用をかけずに販売業務を始めたい小規模事業者・個人事業主に向いています。

大まかには、クラウドで手軽に売上・請求を管理したいならフリーウェイ販売管理やセールスノート、在庫・仕入まで無料で扱いたいならインストール型のMain販売管理やCOSMOSが候補になります。以下で各製品の無料範囲を詳しく見ていきます。

1. フリーウェイ販売管理(株式会社フリーウェイジャパン)

フリーウェイ販売管理のウェブサイト

「1,000伝票・3ユーザーまで期間無制限で無料」を掲げるクラウド型の販売管理ソフトです。インストール不要でブラウザからログインして使い、売上伝票の作成・請求書の発行・入金消込までを扱えます。会計ソフト「フリーウェイ経理」への売上・入金データの連携にも対応します。

無料版の上限は累計1,000伝票・3IDです。伝票は明細行単位でカウントされ、1枚の伝票に2商品を記載すると2伝票として数えられます。

この1,000伝票は月ごとにリセットされる枠ではなく累計の上限で、累計800伝票で通知が届き、1,000伝票に達すると有料版へのアップグレードが必要になります。取引や商品点数が多い事業者ほど早く上限に達するため、月あたりの伝票数を見積もっておくとよいでしょう。

累計1,000伝票に達すると、新規入力だけでなく既存データの閲覧もできなくなります。上限が近づいたら、早めにデータの書き出しや有料版への移行を検討しておくと安心です。

対応するのは売上・請求・入金と受注管理までで、見積書の作成・在庫管理・仕入先への発注管理には対応していません。適格請求書(インボイス)の発行はできますが、電子帳簿保存法への対応は公式サイトで明示されていないため、必要な場合は問い合わせて確認するとよいでしょう。

2. Main販売管理(エムビーエヌ株式会社)

Main販売管理のウェブサイト

Main販売管理は、パソコンにインストールして使うダウンロード型の販売管理ソフトで、標準機能を永年無料でうたっています。エムビーエヌ株式会社が提供し、会計ソフト「Main財務管理」・給与ソフト「Main給与管理」と組み合わせて基幹業務を統合できる構成をとっています。

見積・受注・売上から請求・入金、発注・仕入・支払、在庫管理まで、一通りの販売業務を無料の標準機能でカバーします。弥生販売やPCA、商奉行などからの乗り換え層に向けて訴求している点も特徴です。対応OSはWindows 10・11で、Mac対応は確認できていません。

無料で使えるのは1台での単独利用が前提で、複数台・ネットワーク(LAN)での利用には別途費用がかかります(複数台利用は3台まで月額3,850円〈税込〉から)。インボイス制度・電子帳簿保存法には「完全対応」とされています。ただし電子取引データ連携は有料オプション(月額800円〈税抜〉〜)のため、標準機能でどこまで完結するかは確認しておくと安心です。

3. セールスノート(ピタリ株式会社)

セールスノート(SalesNote)のウェブサイト

顧客管理から見積・請求、在庫・発注までをひとつのツールで扱えるクラウド型の販売・業務管理システムです。ピタリ株式会社が2012年から提供し、公式サイトでは全国の中小企業で1,500社以上の利用を掲げています。ブラウザからアクセスして利用します。

無料の「FREE」プランは永年無料で、1ユーザーまで利用でき、クレジットカード登録なしで登録後すぐに使い始められます。無料プランでも適格請求書(インボイス)の発行に対応する一方、登録件数に上限があり、複数拠点・複数倉庫の管理には対応しません。

有料プランは1ユーザーあたり月額980円のPLUS(15名まで)と、月額1,980円のPRO(人数無制限・複数拠点対応)があり、ダッシュボードから段階的に切り替えられます。無料プランのサポートはメールのみで、電話サポートはPROプランから利用できます。

4. 汎用販売管理ソフトCOSMOS(藤森プロダクション)

汎用販売管理ソフト COSMOSのウェブサイト

広島県府中市の藤森プロダクションが1999年から提供している、Mac・Windows両対応のインストール型ソフトです。見積・受注・発注・仕入・販売・入金・支払という一連の伝票入力を一元管理でき、取引先ごとの締日に応じた月締請求書の発行にも対応します。

最大の特徴は、電話・メールなどのサポートを受けない「ノーサポート」利用であれば無料で使える点です。取引先別単価や掛率単価の設定、締日に応じた請求など卸売・製造業の商習慣に沿った機能を備えますが、仕掛在庫・材料在庫といった製造原価向けの在庫管理には対応していません。

サポートやバージョンアップが付く保守契約、クラウドで使える「COSMOS Cloud」は月額換算5,000円〜の有償です。インボイス制度には2023年10月から対応し複数税率も扱えますが、無料(ノーサポート)で使える機能範囲や電子帳簿保存法への対応は公式サイトで明示されていないため、事前に確認しておくとよいでしょう。

まず無料で試せる販売管理ソフト(無料トライアル)

続いて、一定期間フル機能を無料で試せるソフトです。試用後は有料契約が前提になりますが、いずれも小規模事業者が現実的に導入できる低価格の入口を備えています。無料のうちに操作性や自社業務との相性を確かめられます。

5. freee販売(フリー株式会社)

freee販売のウェブサイト

クラウド会計ソフトを展開するフリー株式会社が、2022年11月に提供を始めたクラウド型の販売管理サービスです。見積・受注・売上・請求・入金・原価を案件単位で管理でき、同社の「freee会計」と取引データを自動で連携できます。

登録した売上・仕入がそのまま会計仕訳に引き継がれるため、販売と会計を別々に入力する手間を減らせます。すでにfreee会計を使っている個人事業主や小規模法人であれば、同じ操作感のまま販売管理まで広げられる点が向いています。

無料での利用は、最長30日間のお試しから始められます。試用後に続ける場合、個人・小規模法人向けの「スタータープラン」は3名で利用したときの参考価格が月額約5,000円(年払い・税抜)で、初期費用はかかりません。基本料金や追加ID数で金額が変わるため、正確な費用は問い合わせで確認しましょう。

6. 弥生販売(弥生株式会社)

弥生販売のウェブサイト

パソコンにインストールして使う買い切り型(デスクトップアプリ)の販売管理ソフトで、弥生株式会社が「弥生販売 26」として販売しています。見積から受注・売上・請求・入金までを1本で扱え、弥生会計へ仕訳データを取り込めます。

事業規模に応じて3つのグレードがあり、最も手頃な「スタンダード」は帳票発行から売上・入金管理までをカバーします。ただし仕入・在庫・複数倉庫の管理は上位の「プロフェッショナル」以上が対象で、スタンダードには含まれない点に注意が必要です。

無料の30日間体験版で操作を試したうえで導入できます。月額課金ではなく買い切りのため、続けて使う場合はスタンダードの初年度優待価格50,000円〜(税別、あんしん保守サポート1年分込み・ベーシックプラン適用時)が入口になります。

7. board(ヴェルク株式会社)

boardのウェブサイト

見積書・請求書の作成を起点に、受注から入金・支払までを案件ごとにまとめて管理できるクラウドサービスです。ヴェルク株式会社が提供し、個人事業主から数人〜数十人規模の中小企業を主な対象としています。

在庫管理の機能を持たないことが特徴で、モノの在庫を抱えない受託・サービス業向けに機能を絞り込んでいます。見積書・発注書・納品書・請求書などの帳票作成や、未請求・未払いのアラートによる漏れ防止に対応します。

30日間の無料トライアルで試せます。試用後の有料プランは、1名で使う「Personal」が月額1,200円から、3名までの「Basic」が月額2,400円で、初期費用はかかりません(税込・税別の別は公式サイトで要確認)。少人数から低コストで始めやすい価格帯です。

8. 商蔵奉行クラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント)

商蔵奉行クラウドのウェブサイト

「奉行シリーズ」の販売・仕入・在庫管理を担うクラウドサービスで、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供します。販売管理の「商奉行iクラウド」と、仕入・在庫管理の「蔵奉行iクラウド」を統合した構成です。

見積・受注・売上から請求・入金までの販売管理に加え、発注・仕入・在庫管理、棚番単位のロケーション管理やロット管理に対応します。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応し、制度改正には契約内のアップデートで追従します。

30日間の無料体験を用意しています。有料プランは、販売管理の「商奉行iクラウド」単体・小規模企業向けの最も手頃な構成で月額7,340円〜(税別・年間契約)、初期費用0円が入口です。販売と在庫をセットで使う場合は月額13,000円〜(税別)になります。

9. 販売王(ソリマチ株式会社)

販売王のウェブサイト

個人事業主や中小企業を主な対象にした、買い切り型(パッケージ)の販売管理ソフトです。会計ソフト「会計王」などで知られるソリマチ株式会社が提供し、最新版は2025年11月発売の「販売王25」です。

見積・受注・売上・請求・入金消込までを扱う「販売王」と、これに発注・入荷・棚卸・複数倉庫の在庫管理を加えた「販売王 販売・仕入・在庫」の2製品があります。在庫まで管理したい場合は後者を選びます。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応します。

30日間の無料体験版をダウンロードして試せます。月額課金はなく、続けて使う場合は買い切りの本体価格が入口で、在庫管理なしの「販売王」が44,000円、在庫管理まで含む「販売王 販売・仕入・在庫」が66,000円(いずれも税込)です。年間保守は任意加入で38,500円〜(税込)です。

10. SmileWorks(株式会社スマイルワークス)

SmileWorks(スマイルワークス)のウェブサイト

販売管理に会計・給与計算・在庫・経費精算などを加えた機能を1つにまとめた、中小企業向けのクラウドERP(統合基幹業務システム)です。株式会社スマイルワークスが提供し、販売管理は「販売ワークス」という機能として組み込まれています。

見積・受注・売上・請求・入金消込までを扱え、受注と同時に複数の仕入先への発注伝票を自動作成する機能も備えます。入力した販売データが会計仕訳まで自動で連動するため、販売と会計をまとめて効率化したい事業者に向いています。

無料トライアルは最大2ヶ月と、ほかの製品より長めに試せます。試用後は、販売管理に絞った小規模向けの「販売ERPプラン」が初期費用0円・月額5,000円〜(各オプション費用別、税込・税別の別は公式サイトで要確認)から始められます。

販売管理とあわせて、会計や確定申告までなるべく費用をかけずに整えたい場合は、無料で使える会計ソフトの比較も参考になります。法人・個人事業主別に「どこまで無料で使えるか」を整理した以下の記事もご覧ください。

無料の販売管理ソフトを使うメリット

ここからは、無料の販売管理ソフトを導入するメリットを整理します。

最大のメリットは、初期費用や月額料金をかけずに販売業務のデジタル化を始められることです。浮いた資金を仕入や広告など他の用途に回せるため、資金に余裕のない小規模事業者や創業間もない事業者でも導入のハードルが低くなります。

受注から売上・請求・入金までを一元管理することで、Excelや手書きで起こりがちな転記ミスや二重入力を減らせる点も見逃せません。売上や取引先ごとの集計をすぐに確認でき、経営判断に必要な数字が手元でそろいます。無料プランや無料トライアルであれば、本格導入の前に自社の業務に合うかどうかを実際の操作で確かめられることも利点です。

無料の販売管理ソフトのデメリットと利用時の注意点

ここからは、無料の販売管理ソフトを使ううえで押さえておきたい制限と注意点を確認します。無料という利点の裏側にある制約を理解しておくと、導入後の「思っていたのと違う」を防げます。

無料範囲の制限(伝票数・商品登録数・ユーザー数・レポート・連携・サポート)

完全無料や無料プランの製品では、無料で使える範囲に上限が設けられているのが一般的です。制限は主に次の項目に現れます。

  • 伝票数・商品登録数:無料で登録できる伝票や商品の件数に上限があり、取引が増えると枠を超える
  • ユーザー数:同時に使える人数が1〜3名などに限られ、多人数での利用は有料版が前提になる
  • レポート・分析:出力できる集計・分析レポートの種類が有料版より限られる
  • 他システム連携:会計ソフトやECサイトとのデータ連携が有料版限定のことがある
  • サポート:無料の範囲では電話・メールのサポートが受けられず、自力での解決が必要な製品もある

導入前に、自社に必要な業務と件数が無料の枠に収まるか、これらの制限に照らして確認しておくことが大切です。

フリーソフト・OSSの販売管理は避けたほうがよい理由

個人が公開しているフリーソフトや、オープンソース(OSS)の販売管理システムも無料で入手できますが、業務利用では慎重な判断が求められます。開発やサポートが途中で止まると、不具合が残ったままになったり、法改正への対応が行われなくなったりするおそれがあるためです。

販売管理は請求書の発行や売上の記録を伴うため、インボイス制度や電子帳簿保存法といった制度変更への追従が欠かせません。提供元が明確で、更新やサポートの体制が続いている製品を選ぶほうが、長く安心して使えます。

失敗しない無料の販売管理ソフトの選び方

ここからは、無料という制約のなかで自社に合うソフトを選ぶための観点を整理します。まず「そもそも無料で足りる規模か」を見極めたうえで、無料範囲の中身を比べていくのが失敗しない進め方です。

無料の販売管理ソフトが向いている企業・向いていない企業

無料の販売管理ソフトが向いているのは、取引件数が比較的少なく、使う人数も限られる小規模事業者や個人事業主です。売上・請求・入金といった基本業務を無料の範囲でまかなえる場合、コストをかけずに十分な効果を得られます。

一方、取引件数が多く伝票数の上限にすぐ達する企業や、複数拠点・多人数で同時に使いたい企業、在庫や仕入との連携・詳細な分析レポートが欠かせない企業は、無料の範囲では早晩足りなくなります。こうした場合は、無料にこだわらず有料版や有料の販売管理サービスを検討したほうが、結果的に業務効率とコストのバランスが取れます。

必要な業務(受注・売上・在庫・請求)が無料範囲でまかなえるか

製品によって、無料で使える業務範囲は大きく異なります。売上・請求に特化したソフトもあれば、在庫や仕入まで一通り無料で扱えるソフトもあります。自社が日々こなしている業務を書き出し、そのうちどこまでを無料の範囲でカバーできるかを照らし合わせることが出発点です。

特に在庫管理や仕入・発注管理は、無料では対象外という製品もあります。これらの業務が必須であれば、対応している製品に候補を絞る必要があります。

ユーザー数・伝票数の上限は自社に足りるか

完全無料や無料プランの製品には、扱える伝票数や同時に使えるユーザー数に上限があります。月あたりの伝票数や、ソフトを使う人数を見積もり、その規模が無料の枠に収まるかを確認しておきましょう。

上限に近づくと有料版への切り替えが必要になるため、今の取引量だけでなく、半年から1年先の成長も見込んで余裕があるかを見ておくと安心です。上限を超えたときの有料版の価格も、あわせて確認しておきましょう。

他システム連携・データのエクスポート可否

会計ソフトやECサイト、既存の基幹システムとデータをやり取りする場合は、連携やCSVでのエクスポートに対応しているかを確認しておきましょう。無料の範囲では連携機能が制限されている製品もあるため、必要な連携が無料で使えるかを事前に見ておくと、後々の二重入力を避けられます。

将来的に別の製品へ乗り換える可能性を考えると、データをCSVなどで書き出せるかどうかも重要です。エクスポートができれば、事業の拡大に合わせて有料版や他のサービスへ移る際の負担を軽くできます。

サポートの有無と範囲

無料の製品では、電話やメールによるサポートが受けられないことがあります。操作に不安がある場合や、社内にITに詳しい担当者がいない場合は、無料でもマニュアルやFAQが充実しているか、サポート付きのプランがあるかを確認しておくと安心です。

導入時のつまずきは初期に集中しやすいため、有料版でサポートが手厚くなる製品であれば、立ち上げ期だけ有料にして軌道に乗ってから見直すといった使い方も選択肢になります。

将来の拡張性(有料プランへの移行しやすさ)

事業が成長すると、無料の範囲では対応しきれなくなる場面が出てきます。そのとき、同じ製品の有料版へスムーズに移れるかは重要な選定基準です。無料プランと有料版が地続きの製品であれば、データを引き継いだまま上限を引き上げられ、乗り換えの手間がかかりません。

完全無料のソフトから別の有料サービスへ移る場合は、データの移行方法もあわせて確認しておくと、拡大期の切り替えが滞りません。

無料の販売管理ソフトはインボイス制度・電子帳簿保存法に対応できるか

ここからは、無料の販売管理ソフトを選ぶうえで見落としがちな、制度対応の観点を整理します。販売管理は請求書の発行や取引データの保存を伴うため、インボイス制度と電子帳簿保存法への対応が判断材料になります。

インボイス制度への対応で確認すべきこと

インボイス制度(適格請求書等保存方式)のもとで適格請求書として認められるには、請求書に定められた記載事項が必要です。国税庁は、適格請求書の記載事項として次の項目を示しています。

① 適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び登録番号
② 取引年月日
③ 取引内容(軽減税率の対象品目である旨)
④ 税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜き又は税込み)及び適用税率
⑤ 税率ごとに区分した消費税額等
⑥ 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称

出典:国税庁「適格請求書等保存方式の概要 ―インボイス制度の理解のために―」(PDF)

販売管理ソフトが「インボイス対応」といえるのは、発行する請求書がこれらの項目、特に登録番号・適用税率・税率ごとに区分した消費税額等を出力できることを指します。無料のソフトを選ぶ際も、無料の範囲で適格請求書を発行できるかを確認しておくと、制度対応で困りません。

電子帳簿保存法への対応で確認すべきこと

電子帳簿保存法では、2024年1月から、電子取引でやり取りした請求書や領収書などのデータを、要件に従って電子のまま保存することが必要になりました。国税庁は電子取引データの保存について次のように示しています。

請求書・領収書・契約書・見積書などに関する電子データを送付・受領した場合には、その電子データを一定の要件を満たした形で保存することが必要です。申告所得税・法人税に関して帳簿書類の保存義務がある全ての方にご対応いただく必要があります。

出典:国税庁「電子取引データの保存方法をご確認ください」(PDF)

この保存義務は、帳簿書類の保存義務がある全ての事業者に及ぶため、個人事業主や小規模事業者も対象です。なお、2年(期)前の売上が1,000万円以下で、税務調査の際にデータのダウンロードの求めに応じられる場合は、検索機能の確保は不要とされています。小規模事業者であれば、無料のソフトでも要件を満たしやすいといえます。

本記事で紹介したソフトの制度対応状況

インボイス(適格請求書)の発行は、本記事で紹介した多くのソフトが対応しています。ずっと無料で使えるソフトでは、フリーウェイ販売管理・セールスノートが無料の範囲で適格請求書を発行でき、Main販売管理・COSMOSもインボイス制度に対応しています。無料トライアルのソフト(freee販売・board など)も同様に対応しています。

一方、電子帳簿保存法への対応は、Main販売管理・freee販売のように公式に明示している製品があります。フリーウェイ販売管理・セールスノート・COSMOS・board のように、公式サイトで明示が確認できない製品もあります。比較表では、公式で確認できた対応のみを記載し、確認できないものは「要確認」としています。

電帳法への対応が必須の場合は、候補の公式情報で保存要件への対応を確認してから導入すると安心です。

ここからは、無料で使い続けるうちに見えてくる「そろそろ有料か」というサインと、有料へ移る際の考え方を整理します。無料は入口として有効ですが、事業の成長に合わせて切り替えどきを見極めることが大切です。

無料の販売管理ソフトが足りなくなるシグナルと有料への移行判断のフロー図。伝票数や商品登録数が上限に近づいた、使う人数が増えた、在庫・仕入との連携が必要、詳しい分析レポートが必要、取引先が求める帳票に対応できないといったシグナルが複数重なったら移行を検討する。まず今の無料ソフトの有料版で足りるか確認し、足りれば同じ製品の有料版へデータを引き継いで移行、在庫・仕入・多拠点・外部連携など本格機能が必要なら有料の販売管理サービスを比較する。

無料で足りなくなる典型的なシグナル

無料の範囲では対応しきれなくなる典型的なサインには、いくつかの共通点があります。伝票数や商品登録数が上限に近づいた、使う人数が増えて同時に作業したい、在庫や仕入との連携が必要になった、といった変化です。

加えて、経営判断のために詳しい分析レポートがほしくなった、取引先から求められる帳票の形式に無料版では対応できない、といった場面も切り替えの目安になります。こうしたシグナルが複数重なってきたら、有料版や有料の販売管理サービスへの移行を具体的に検討する時期です。

有料版・有料の販売管理サービスへ移る際の選び方

有料へ移る際は、まず今使っている無料ソフトの有料版で足りるかを確認します。同じ製品であればデータを引き継いだまま上限を引き上げられ、乗り換えの手間がかかりません。一方で、在庫・仕入・多拠点対応や外部システムとの連携など、より本格的な機能が必要であれば、有料の販売管理サービスへ範囲を広げて比較する価値があります。

有料の製品は、機能やサポート、対応できる企業規模が幅広く、料金体系もさまざまです。複数の製品の資料を取り寄せ、自社の業務要件と価格を照らし合わせて選ぶことで、無料から一段上の効率化につなげられます。

まとめ

無料で使える販売管理ソフトには、期間の区切りなく使える完全無料・無料プランのタイプと、一定期間フル機能を試せる無料トライアルのタイプがあります。どこまで無料で使えるかは、伝票数・ユーザー数・対応業務・サポートの範囲によって製品ごとに大きく異なります。

まずは自社の取引量と必要な業務を書き出し、無料の範囲で足りるかを見極めることが出発点です。インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も確認しつつ、無料の限界が見えてきたら有料版や有料サービスへの移行を検討しましょう。本記事の比較表と診断を活用し、費用を抑えて販売業務を効率化する第一歩を踏み出してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 無料の販売管理ソフトはずっと無料で使えますか?

無料の販売管理ソフトがずっと無料で使えるかは、「完全無料・無料プラン」型か「無料トライアル」型かによって異なります。完全無料や無料プランのソフトは、伝票数やユーザー数などに上限があるものの、期間の区切りなく無料で使い続けられます。一方、無料トライアルは有料製品を一定期間だけフル機能で試せるタイプで、試用期間が終われば有料契約が前提になります。

ずっと無料で使いたい場合は、本記事の「ずっと無料で使える販売管理ソフト(完全無料・無料プラン)」に分類した製品から選ぶとよいでしょう。

Q. 無料の販売管理ソフトでインボイス(適格請求書)は発行できますか?

無料の販売管理ソフトでも、製品によっては無料の範囲で適格請求書(インボイス)を発行できます。ずっと無料で使えるタイプにも、無料のまま適格請求書を発行できる製品があります(対応状況は比較表をご確認ください)。ただし「インボイス対応」といえるのは、登録番号・適用税率・税率ごとに区分した消費税額等など、国税庁が定める記載事項を請求書に出力できることを指します。

無料のソフトを選ぶ際は、無料の範囲でこれらの項目を満たした請求書を発行できるかを確認しておくと安心です。

Q. 無料の範囲で在庫管理までできますか?

無料の範囲で在庫管理までできるかは製品によって分かれます。完全無料タイプの中には在庫・仕入まで無料で扱える製品もあれば、受注・売上・請求に機能を絞った製品もあります。どの製品がどこまで対応するかは、比較表の対応業務欄で確認できます。

在庫や仕入・発注の管理が必須であれば、それらに対応した製品に候補を絞る必要があります。自社が日々こなす業務を書き出し、在庫まで無料でカバーできるかを比較表で確かめてください。

Q. 無料の販売管理ソフトは個人事業主でも使えますか?

無料の販売管理ソフトは、個人事業主にこそ向いています。取引件数が比較的少なく、使う人数も限られる個人事業主や小規模事業者であれば、売上・請求・入金といった基本業務を無料の範囲で十分にまかなえるためです。1ユーザーから使える製品や、クレジットカード登録なしで始められる製品もあり、費用をかけずに販売業務のデジタル化を始められます。

取引が増えて伝票数やユーザー数の上限に近づいたら、有料版への切り替えを検討するとよいでしょう。

Q. Excelのデータを無料の販売管理ソフトに移行できますか?

Excelのデータを移行できるかは製品によりますが、CSV形式での取り込みに対応した製品であれば、Excelデータを一度CSVで書き出して取り込める場合が多いです。取引先や商品のマスタ、過去の売上データなどをまとめて移せれば、導入時の入力の手間を大きく減らせます。

移行できる項目の範囲や取り込みの手順は製品ごとに異なるため、Excelからの移行を前提にするなら、無料の範囲でCSVインポートに対応しているかを事前に確認しておくと安心です。

Q. 無料版から有料版への移行はスムーズですか?

無料版から有料版への移行は、同じ製品の中に無料枠と有料プランがある製品なら、データを引き継いだままスムーズに切り替えられます。無料プランと有料版が地続きの製品であれば、伝票数やユーザー数の上限を引き上げるだけで済み、乗り換えの手間やデータの移し替えが発生しません。一方、完全無料のソフトから別の有料サービスへ移る場合は、CSVでのデータ書き出しと取り込みが必要になることがあります。

将来の拡張を見込むなら、同じ製品の有料版へ無理なく移れるかも選定時に確認しておきましょう。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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