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会計システムの導入費用はいくら?初期費用・月額の相場と隠れコストを提供形態別に解説

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クラウド会計ソフト比較表(2026年版)

会計システムの導入を検討し始めても、「結局いくらかかるのか」がつかみにくいと感じていませんか。提供形態やプラン、利用人数によって初期費用も月額も大きく変わるため、予算の見当がつかず、社内で予算の見通しを立てにくいという状況は珍しくありません。

クラウド型・インストール型・オンプレミス/統合ERP型(会計を含む基幹業務を1つに統合するシステム)では費用の構造そのものが異なり、企業規模によっても料金帯は変わります。さらに月額や本体価格だけを見ていると、データ移行や初期設定、研修、保守サポートといった費用を見落とし、導入後に想定を超えることもあります。

本記事では、会計システムの導入費用を提供形態別・企業規模別の相場レンジで整理し、初期費用と運用費用の内訳、見落としがちな隠れコスト、補助金やプラン選択で費用を抑える方法までを解説します。自社の予算感に合うサービスを絞り込むための材料としてご活用ください。

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会計システムの導入費用はいくら?費用相場の全体像

会計システムの導入費用は、提供形態によって費用の構造そのものが変わります。まず結論として、2026年9月時点の各社公式情報から、提供形態別のおおまかな相場レンジを整理します。

会計システムの提供形態別の費用構造を比較した図。クラウド型は初期費用ほぼ0円で月額課金が中心、相場は月額980円〜数万円で初期投資を抑えて始めたい企業向き。インストール型はソフト本体を買い切り(本体4万〜30万円規模)で継続費用は任意の年間保守料(年3万〜6万円)、長期利用でコストを抑えたい企業向き。オンプレミス・統合ERP型は構築・ライセンスの初期費用が数百万円規模から、保守は年数十万円からの個別見積もりで、中堅〜大企業の基幹業務統合向き。

クラウド型は初期費用がほぼ0円で、月額課金が中心です。個人事業主・小規模向けで月額980〜3,000円台、中小企業向けで月額3,000〜1万円台、中堅企業向けで月額2万〜5万円規模が目安になります。法改正対応やバージョンアップが月額料金に含まれることが多く、初期投資を抑えて始めたい企業に向きます。

インストール型(買い切り・パッケージ)は、ソフト本体を一括購入する方式です。小規模向けの標準版で本体4万〜5万円台、複数台で使うネットワーク対応版は10万〜30万円規模まで幅があります。これに加えて、サポートや法改正対応を受けるための年間保守料が年3万〜6万円程度かかるのが一般的です。

オンプレミス/統合ERP型は、自社の業務要件に合わせて構築するため個別見積もりが基本で、料金は要お問い合わせとなるケースが大半です。初期の構築・ライセンス費用は数百万円規模から、保守費用は年間数十万円からが目安で、会計単体でなく販売・人事給与・連結会計まで統合する中堅〜大企業向けの費用帯です。

各サービスの初期費用・月額の実額は、下部の比較表で提供形態をまたいで横断的に確認できます。

提供形態と企業規模で費用が変わるため、自社がどの費用帯に当てはまるかを最短で確かめたい場合は、以下の選定診断ツールで予算・規模・希望する提供形態から候補を絞り込めます。

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会計システムの導入費用の内訳(初期費用・月額/年額・運用費用の違い)

会計システムの費用を正しく読むには、支払いのタイミングと課金の仕組みを分けて捉えることが役立ちます。ここでは「導入費用(初期費用)」と「運用費用(月額・年額)」の違い、そして料金体系の3つの型を解説します。

導入費用(初期費用)と運用費用(月額・年額)の違い

導入費用は、契約時に一度だけ発生する費用です。クラウド型では初期費用を0円とするサービスが多く、インストール型ではソフト本体の購入費用が導入費用にあたります。オンプレミス/統合ERP型では、サーバー構築やライセンス取得、要件定義に応じた構築費用がここに含まれます。

運用費用は、利用を続ける限り継続してかかる費用です。クラウド型の月額・年額料金、インストール型の年間保守料、オンプレミス型の保守費用が該当します。会計システムは数年単位で使い続けるため、初期費用だけでなく、利用期間全体の運用費用まで合わせた総額で比較することが判断の要になります。

料金体系の3つの型(固定制・ID課金・規模/機能別見積)

会計システムの料金体系は、大きく3つの型に分かれます。1つ目は固定制で、プランごとに定額が決まっている型です。買い切りのインストール型や、月額が一律のクラウドプランがこれにあたります。

2つ目はID(ユーザー数)課金で、利用人数に応じて費用が上がる型です。クラウド型に多く、標準プランに含まれる人数を超えると1名あたり月300円前後の追加料金がかかる例があります。3つ目は規模・機能別見積で、伝票件数・利用機能・法人数などに応じて個別に見積もる型です。中堅企業向けの上位グレードやオンプレミス/統合ERP型で採用され、料金は要お問い合わせとなることが多くなります。

自社の利用人数や取引量が増える見通しがある場合、ID課金や規模・機能別見積の型では費用がどう変わるかを、契約前に確認しておくと総額の見通しを立てやすくなります。

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提供形態別の費用相場(クラウド/インストール/オンプレミス・統合ERP)

会計システムの費用は、提供形態ごとに構造が異なります。ここからは、クラウド型・インストール型・オンプレミス/統合ERP型のそれぞれについて、費用の仕組みと相場レンジを解説します。

クラウド型(月額課金・初期費用ほぼ無料)の費用相場

クラウド型は、ブラウザ上で利用するサービスで、初期費用を0円とするものが大半です。費用の中心は月額(または年額)の利用料で、ソフトを購入するのではなく使い続ける間だけ料金を払う構造のため、初期投資を抑えて始められる点が特徴です。

料金はプランやエディション、利用人数に応じて段階的に上がる設計が一般的です。ID(ユーザー数)課金を採るサービスでは、標準に含まれる人数を超えると1名あたり月300円前後が加算されるなど、利用人数の増加がそのまま費用に反映されます。

法改正対応・バージョンアップ・サーバー保守が月額に含まれることが多く、運用の手間と追加費用を抑えやすい点も特徴です。初期投資を抑えて始めたい企業や、複数拠点・在宅から同時にアクセスしたい企業に向きます。

インストール型(買い切り・パッケージ)の費用相場

インストール型は、パソコンにソフトをインストールして使う買い切り型です。ソフト本体を一括購入する費用が導入費用にあたり、月額課金がない代わりに購入時にまとまった費用が発生する構造です。インストール型では初年度のサポートが本体価格に含まれ、実質的に本体価格のみで使い始められる製品もあります。

2年目以降は、法改正対応・バージョンアップ・サポートを受けるための年間保守料が任意で上乗せされるのが一般的な費用構造です。継続コストを保守料だけに抑えられる一方、複数台で使うネットワーク対応版は本体価格が上がり、価格が非公開で要お問い合わせとなる製品もあります。

月額課金がないため長期利用ではランニングコストを抑えられる一方、複数拠点での同時利用や大規模化には向きにくい点に注意が必要です。

オンプレミス/統合ERP型(構築・見積)の費用相場

オンプレミス/統合ERP型は、自社のサーバーやデータセンター上で、業務要件に合わせて構築する形態です。会計単体でなく、販売・購買・人事給与・連結会計まで統合する中堅〜大企業向けの基盤で、料金は個別見積もりが基本となります。

初期の構築・ライセンス費用は数百万円規模から、保守費用は年間数十万円からが目安です。金額は要お問い合わせでも、ユーザー数・拠点数、カスタマイズやアドオンの範囲、データ移行・導入支援の規模といった要因で見積もりが決まるため、これらの観点を押さえれば予算の当たりをつけられます。

多くの製品が公式に料金を公開しておらず要お問い合わせとなるため、想定するユーザー数や必要機能を整理したうえで、複数のベンダーや販売パートナーから見積もりを取って比較するのが実務的です。

企業規模別の料金帯(個人事業主・小規模/中小/中堅・大企業)

ここまでの提供形態別の相場を、企業規模の軸と重ねて一覧にすると、自社がどの費用帯に当てはまるかを確かめやすくなります。以下は、提供形態と企業規模の組み合わせでみた初期費用・月額の目安レンジです(2026年9月時点の各社公式情報をもとにした相場観であり、実際の費用は利用人数・機能・取引量によって変動します)。

提供形態\企業規模個人事業主・小規模中小企業中堅・大企業
クラウド型初期0円/月額980〜3,000円台初期0円/月額3,000〜1万円台初期0〜7万円/月額2万〜5万円規模
インストール型(買い切り)本体4万円台〜+年間保守3万円台〜/年本体10万〜30万円規模+年間保守(ネットワーク対応版は要お問い合わせ)中堅以上はクラウド型・統合ERP型が中心
オンプレミス/統合ERP型対象外が中心要お問い合わせ初期数百万円規模〜/保守 年数十万円〜(個別見積)

※上記は各提供形態・企業規模における費用の一般的な傾向です。実際の初期費用・月額は利用人数・機能・取引量・見積条件によって変動するため、各社の公式情報・見積でご確認ください。

個人事業主・小規模の帯は、表の中でも最も費用を抑えやすい帯です。初期費用0円のクラウド型の下位プランか、買い切りのインストール型が現実的な候補になります。

中小企業の帯では、表の月額が一段上がる代わりに、部門別損益や複数人での利用、請求・経費との連携が視野に入ります。初期費用0円のクラウド型の中位プランが中心で、利用人数や取引量の増加でID課金や上位プランに移ると費用が上がる点を試算しておくと安心です。

中堅・大企業の帯は、表では要お問い合わせ・個別見積もりが中心となる帯です。グループ経営管理・連結会計・IFRS(国際会計基準)対応・内部統制などの要件が加わり、クラウド型の上位グレードや、統合ERP型が候補になります。

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見落としがちな隠れコスト・追加費用

会計システムの費用は、表示価格の初期費用・月額だけでは総額が読み切れません。ここからは、社内の意思決定で見落とされやすく、導入後に想定を超える原因になりやすい追加費用を、項目ごとに費用目安とともに解説します。

会計システムで表示価格の初期費用・月額に上乗せされやすい隠れコストの一覧図。データ移行・初期設定(ERP型は別途見積)、導入支援・経理代行(月5万円〜)、研修(要確認)、AI-OCRなどのオプション(1枚数円〜十数円)、利用人数の追加(1名月300円前後)、保守・サポート(年3万〜6万円〜)の6項目を挙げ、必要なオプションを積み上げた総額で試算する必要があることを示す。

データ移行・初期設定・導入支援の費用

既存の会計データや取引先マスターの移行、勘定科目・部門・初期残高の設定には工数がかかります。クラウド型では他社ソフトからのインポート機能で自社対応できる場合が多い一方、オンプレミス/統合ERP型ではインストール・操作指導・データ移行が月額料金に含まれず別途費用となる製品があり、要お問い合わせとなります。

設定や運用を専門家に任せる導入支援・経理代行を利用する場合は、その委託費用も見込んでおく必要があります。会計事務所によるクラウド会計の運用・経理代行では、月額5万円からが目安で、取引件数や従業員数に応じて費用が上がります。

経理代行を委託した場合の費用がどのように決まるのかについて、Tenbook(シンアカウンティングサービス株式会社)へのインタビューでは、料金の考え方が次のように語られています。

上田氏
シンアカウンティングサービス株式会社 代表取締役
上田氏
独自インタビューより

料金は個別見積もりで、月額5万円からと案内しています。実際のレンジとしては月額5万円〜35万円くらいの範囲で、企業の規模や依頼内容によって変わります。変動しやすい要因としては取引件数と、従業員の人数です。何を当社に任せて、社内ではどこまでやるかを最初にすり合わせて、現実的に続けられる設計に落とし込んでいきます。

記帳から決算までを外部に委託する経理代行そのものを検討する場合は、委託できる業務範囲や料金相場、依頼先のタイプ別の選び方まで踏み込んで比較しておくと、内製と委託のどちらが費用面で見合うかを判断しやすくなります。

研修・オプション・連携の追加費用

担当者が操作に習熟するための研修費用のほか、機能を拡張するオプション料金が発生する場合があります。たとえば証憑を自動で読み取るAI-OCR機能は、月間の読み取り枚数が一定を超えると1枚あたり数円〜十数円の従量課金がかかる例や、月額数千円〜数万円のオプションとして提供される例があります。

利用人数の追加も見落としやすい費用です。クラウド型では標準の人数を超えると1名あたり月300円前後が加算される例があります。また、他システムとデータ連携するためのAPI利用に月額料金がかかる製品もあり、必要なオプションを積み上げた状態で総額を試算することが大切です。

保守・サポート費用

インストール型では、法改正対応・バージョンアップ・サポートを受けるための年間保守料が2年目以降にかかります。前述のとおり標準版〜複数台版で年3万〜6万円程度が目安です。

クラウド型は保守・法改正対応が月額に含まれることが多い一方、電話サポートが上位プラン限定となっている場合があり、サポート範囲の違いが実質的な費用差になります。オンプレミス/統合ERP型では保守費用が年間数十万円規模になることもあり、利用期間全体の費用に影響します。

会計システムの導入費用を抑える方法(補助金・プラン選択)

会計システムの費用は、補助金の活用やプランの選び方、自社で行う範囲の切り分けによって抑えられます。ここでは、それぞれの実務的なポイントを解説します。

補助金を活用する(デジタル化・AI導入補助金2026)

会計ソフトは、デジタル化・AI導入補助金2026(旧IT導入補助金)の補助対象になります。中小企業・小規模事業者がソフトウェアやクラウドサービスを導入する際の費用の一部を補助する国の制度で、2026年度は名称が「デジタル化・AI導入補助金2026」に変更されました(申請マイページ等では旧称のIT導入補助金が継続表示される場合があり、読み替えが案内されています)。

通常枠では、会計ソフトは業務プロセス「会計・財務・経営」に該当し補助対象となります。ソフトウェア購入費に加え、クラウド利用料が最大2年分まで補助対象経費に含まれる点が特徴です。補助率は1/2以内(一定の要件を満たす場合は2/3以内)、補助額は5万円以上150万円未満(1プロセス以上)から、150万円以上450万円以下(4プロセス以上)の範囲です。

インボイス枠(インボイス対応類型)は、インボイス制度に対応した「会計」機能を持つソフトウェアが対象で、会計ソフトに射程の合う枠です。補助額は50万円以下と、50万円超〜350万円以下に分かれ、50万円以下の部分の補助率は3/4以内(小規模事業者は4/5以内)と、通常枠より手厚く設定されています。自社が対象になるか、どの枠を使うかは公募要領で確認したうえで申請しましょう。

出典・参考資料(3件)

プランを見直し、自社で行う範囲を切り分ける

クラウド型は上位プランほど機能が増えますが、自社に必要な機能が下位プランで足りるなら、無理に上位プランを選ぶ必要はありません。予実管理やセグメント分析、内部統制機能など、上位プランでのみ使える機能を実際に使うかを見極めることで、月額を抑えられます。

また、記帳や設定をどこまで自社で行い、どこから外部に委託するかの切り分けも費用を左右します。導入支援や経理代行をすべて任せれば運用負荷は下がりますが、その分の委託費用がかかります。無料トライアル(多くのサービスで30日〜3か月程度)を使って自社で運用できる範囲を見極めてから、委託範囲を決めると過剰なコストを避けられます。

費用をできるだけ抑えたい場合は、無料で使える会計ソフトや無料プランで「どこまで無料でまかなえるか」を見極めるのも一つの方法です。法人・個人事業主別に、料金を払わずに使い続けられる範囲を比較した以下の記事が、判断の材料になります。

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費用で失敗しない会計システムの選び方(費用対効果・過剰投資の回避)

費用の安さだけで選ぶと、機能不足で使えなかったり、逆に使わない機能に費用を払い続けたりする失敗につながります。ここでは、費用の観点から後悔しないための3つの選び方を解説します。

費用対効果で判断できているか

会計システムの費用対効果は、月額や本体価格だけでなく、削減できる業務時間と照らして判断することが重要です。銀行明細の自動取込や自動仕訳で記帳工数が減る、決算書作成が自動化される、といった効果が、支払う費用に見合うかを確認しておくとよいでしょう。

判断の目安は、削減できる担当者の作業時間を人件費に換算し、月額・年額の費用と比べることです。たとえば記帳作業に月20時間かかっていた業務が自動化で半減するなら、その削減分が費用を上回るかで投資判断ができます。無料トライアルで実際の作業がどれだけ減るかを試すと、費用対効果を具体的に見積もれます。

過剰投資を避けられているか

自社の規模や業務に対して機能が多すぎるシステムを選ぶと、使わない機能に費用を払い続けることになります。連結会計・IFRS対応・グループ経営管理などは中堅〜大企業向けの機能で、これらが不要な中小企業がオンプレミス/統合ERP型を選ぶと、初期構築費用も保守費用も過剰になります。

逆に、部門別損益や複数人での同時利用が必要なのに個人事業主向けの最小プランを選ぶと、機能不足で買い直しになります。自社が今使う機能と、1〜2年先に必要になる機能を洗い出し、その範囲に合う提供形態・プランを選ぶことが過剰投資を避ける近道です。

成長フェーズに合っているか

会計システムは数年単位で使うため、事業の成長に合わせて費用が無理なく上がる構成かを確認しておくと安心です。利用人数の増加や取引量の拡大で費用がどう変わるか、上位プランやグレードへの移行がスムーズかを、契約前に見ておくとよいでしょう。

クラウド型の中には、同一シリーズ内で下位プランから上位プランへ、あるいは同じデータのままクラウド版・オンプレミス版へ移行できる製品があります。上場準備や事業拡大を見込む企業では、将来の乗り換えコストまで含めて、成長フェーズに沿って費用が積み上がる製品を選ぶと、途中での全面刷新を避けられます。

提供形態やプランを乗り換える際のコストが実際にどう変わるのかについて、ピー・シー・エー株式会社の担当者は次のように説明します。

田崎氏
ピー・シー・エー株式会社 事業戦略部 プロダクトマーケティングセンター
田崎氏
独自インタビューより

たとえば、これまでサブスク版をお使いいただいていたお客様が、在宅ワークの増加に伴って「クラウドでみんなでデータを共有したい」となった場合、サブスク版のバックアップデータをクラウド版にそのままリカバリーしてお使いいただくことができます。他社様ですと、製品を切り替える際には丸ごと乗り換えるような形になることが多いのですが、当社の場合はデータも操作感もそのまま引き継げます。

ここまでは費用の観点から選び方を整理してきましたが、機能や対応業種、タイプ別の向き不向きまで含めて会計ソフトそのものを選び分けたい場合は、規模・タイプ別の選び方と料金を体系的にまとめた以下の記事が参考になります。診断ツールや15サービスの比較もあわせて確認できます。

【比較表】費用で選ぶ会計システム比較

ここからは、主要な会計システムの初期費用・月額・料金体系を、提供形態別に横断して比較します。自社の予算感と照らし合わせ、候補を絞り込む際の材料としてご活用ください。

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サービス名弥生会計 NextTenbook(テンブック)freee会計マネーフォワード クラウド会計勘定奉行クラウドPCAクラウド 会計ジョブカン会計会計王SuperStream-NXOBIC7 会計情報ソリューションGLOVIA
提供形態クラウドクラウド(経理代行一体型)クラウドクラウドクラウドクラウドクラウドインストール(Windows)・買い切り型オンプレ・統合ERPオンプレ・統合ERPオンプレ・統合ERP
初期費用0円0円0円0円0〜70,000円(エディションによる)0円(イニシャル0プラン)0円44,000円(税込・本体買い切り、初年度サポート込み)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
月額費用月2,900円〜7,000円(税抜・年契約の月換算)29,500円〜(免税事業者)/43,500円〜(課税事業者)月2,980円〜(法人ひとり法人・年払い、税抜)/アドバンス39,780円〜/エンタープライズ要問い合わせ月2,480円〜(ひとり法人・年払い、税抜)/ビジネス6,480円〜月7,750円〜(Eシステム・税抜、年93,000円〜)/上位Sシステムは年336,000円〜月16,200円〜(税抜・標準グレード)/会計hyper 19,200円〜月2,500円〜(スタートアップ3ユーザー)/ビジネス5,000円/エンタープライズ50,000円なし(買い切り)。2年目以降は年間保守が任意で標準版38,500円/年(税込)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
料金体系3プラン(エントリー〜ベーシックプラス、年34,800円〜84,000円・税抜)。会計・請求は4名目以降1名月300円決算料込みの月額定額(免税/課税の2段階)。取引件数・従業員数で月5万〜35万円まで変動法人5段階(ひとり法人・スターター・スタンダード・アドバンス・エンタープライズ)+個人向け別プラン(月980円台〜)。プランで管理会計機能が変わる3プラン(ひとり法人/スモールビジネス/ビジネス)。ビジネスは4名目以降1名月300円年額制。伝票件数・機能でE〜Sの5エディション段階課金イニシャル0プラン(月額)と年額プリペイド。導入・データ移行費は別途3プラン(ユーザー数と機能で段階)。エンタープライズはユーザー無制限本体買い切り+任意の年間保守。複数台はPRO(本体価格は要問い合わせ)個別見積もり(エンジンライセンス/パッケージ/クラウドの3形態)。導入はパートナー経由個別見積もり(業務要件に応じた個別構築)個別見積もり。規模別に製品系統(SUMMIT/iZ/きらら)を選択
無料お試し・無料プラン無料体験プランあり(全機能)30日間(10book単体導入時)30日間1ヶ月間(クレカ登録不要)30日間2ヶ月間の無料体験30日間30日間の無料体験版記載なし記載なし記載なし
対象企業規模の目安法人専用(個人事業主は不可)・小規模〜中小売上15億円以下の中小・スタートアップ個人事業主〜上場企業(IPO準備含む)ひとり法人〜中小(〜50名程度)小規模〜中小(中堅・大企業は上位の奉行V ERPクラウド)中小〜中堅企業中小・スタートアップ・個人事業主中小企業・個人事業主中堅〜大企業・上場企業中堅〜大企業中小〜大企業(規模別の製品系統)
詳細情報公式資料を見る公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※料金は2026年9月時点の各社公式情報に基づく目安です(クラウド各社は税抜、会計王は税込など税表記が異なります)。最新の料金・プラン・条件は各社公式サイトや資料でご確認ください。なおTenbookは経理代行込みの月額のため、会計ソフト単体の料金とは単純には比較できません。

会計システム各サービスの費用と特徴(サービス個別紹介)

ここからは、提供形態ごとに主要な会計システムを取り上げ、費用・プラン・特徴を紹介します。気になるサービスは、そのまま資料請求で詳細な料金を確認できます。

クラウド型(月額課金・初期費用ほぼ無料)

初期費用を抑えて始められ、月額課金で法改正対応まで含めて運用できるクラウド型の主要サービスを紹介します。

1. 弥生会計 Next(弥生株式会社)

弥生会計 Next の公式サイト

会計に加えて請求業務と経費精算を1つのクラウドにまとめた、弥生株式会社の法人向け会計サービスです。2025年4月に前身の「弥生会計 オンライン」の後継として正式リリースされ、AIによる勘定科目の推測や、2,500以上の金融機関との明細連携で記帳を自動化します。

料金は初期費用0円で、電話サポートなしのエントリープランが年34,800円(税抜、月あたり2,900円)から。経費精算が加わるベーシックプランが年50,400円、電話・仕訳相談まで含むベーシックプラスプランが年84,000円と、必要なサポート範囲に応じて3段階から選べます。会計・請求は4名目以降が1名月300円の追加です。

法人専用で個人事業主は契約できない点が選定上の前提です。固定資産の登録は1会計期間あたり200件までのため、資産件数が少なく、会計・経費・請求を一元化したい法人に向きます。全機能を試せる無料体験プランも用意されています。

2. Tenbook(テンブック)(シンアカウンティングサービス株式会社)

Tenbook(テンブック)の公式サイト

公認会計士・税理士が運営する会計事務所の経理代行と、自社開発のクラウド会計ソフト「10book」を組み合わせて提供するサービスです。記帳から決算書・法人税申告書の作成までを3名のチーム体制でオンライン完結で代行し、契約者は10bookを無料で利用できます。

経理代行の料金は初期費用0円・決算料込みの月額定額で、免税事業者は月29,500円、課税事業者は月43,500円から。取引件数や従業員数に応じて月5万〜35万円程度まで変動します。ソフト「10book」を単体で導入する場合は初期25,000円・月14,800円からで、30日間の無料トライアルがあります。

対象は売上高15億円以下の中小企業・スタートアップが目安で、経理担当者を採用しづらい新設法人や、記帳から申告までを窓口一本で委託したい企業に向きます。会計・経理・給与計算が1つのシステムに集約され、システムを切り替えずに運用できる点も特徴です。

3. freee会計(フリー株式会社)

freee会計の公式サイト

個人事業主から新設法人・中小企業、IPO準備・上場企業までを一つの基盤でカバーする、フリー株式会社のクラウド会計ソフトです。銀行口座やクレジットカードなど1,000以上のサービスと連携し、明細の自動取得からAI仕訳、決算書作成までをクラウド上で完結できます。

初期費用は0円で、法人向けは代表1名向けの「ひとり法人」が年払い月2,980円(税抜)から。小規模向けのスターター、中小企業向けのスタンダード、従業員50名以上や複数拠点を想定したアドバンス(年払い月39,780円)、IPO準備・上場企業向けのエンタープライズ(要お問い合わせ)へと段階的に上がります。個人事業主向けは月980円台からの別プランです。

改正電子帳簿保存法にJIIMA認証(電子帳簿の保存要件を満たすソフトの認証)を取得して全プランで対応し、インボイス制度にも対応します。予実管理やセグメント別の損益分析はアドバンス以上で使えるなど、プランによって対応する管理会計機能が変わるため、必要な分析機能から逆算してプランを選ぶと過不足を避けられます。30日間の無料トライアルで試せます。

4. マネーフォワード クラウド会計(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウド会計の公式サイト

会計を起点に、請求書・経費・給与・勤怠などを同一基盤で連携できるのが、株式会社マネーフォワードの法人向けクラウド会計です。2,300以上の金融関連サービスと明細を連携し、AIが勘定科目を提案する自動仕訳で入力を効率化します。複式簿記を前提に勘定科目や補助科目を細かく設定でき、経理担当者が自社の運用に合わせて調整しやすい構成です。

初期費用0円で、経営者1名向けの「ひとり法人」が年払いで月2,480円(税抜)から。小規模向けのスモールビジネス、部門別損益に対応し中小企業に推奨されるビジネス(年払い月6,480円)と続き、ビジネスプランは4名目以降が1名月300円の従量課金です。無料トライアルは1ヶ月間で、クレジットカードの登録は不要です。

公式が示す対象はひとり法人から従業員50名程度までの中小企業で、仕訳承認や権限管理などの内部統制機能は上位版「クラウド会計Plus」が担います。AI-OCRによる証憑読み取りは月100件目安を超えると1件20円(税抜)が加算されるため、証憑枚数の多い企業は運用量を見込んで試算しておくと安心です。

5. 勘定奉行クラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント)

勘定奉行クラウドの公式サイト

株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)の勘定奉行クラウドは、伝票明細件数と機能に応じてE・J・A・B・Sの5エディションに分かれる年額制のクラウド会計です。金融機関の入出金明細や領収書、Excelデータから仕訳を自動起票し、給与・固定資産・申告など同社の奉行シリーズと連携できます。

料金は年額制で、伝票明細件数や機能に応じてエディションが分かれます。小規模向けのEシステムが年93,000円(税抜、月あたり7,750円)・初期費用0円から始まり、上位のJ・A・B・Sシステムへ進むほど処理件数と機能が増え、初期費用は最大70,000円、年額はSシステムで336,000円からとなります。無料お試しは30日間です。

電子帳簿保存法のJIIMA認証4種をすべて取得し、インボイス制度にも対応します。勘定奉行クラウド単体の主な対象は小規模〜中小企業で、グループ経営管理や上場対応が必要な中堅・大企業向けには上位の「奉行V ERPクラウド」が用意されているため、自社の規模に合うグレードを見極めることが費用の最適化につながります。

6. PCAクラウド 会計(ピー・シー・エー株式会社)

PCAクラウド 会計の公式サイト

会計ソフト「PCA会計」をクラウド形態で提供するのが、ピー・シー・エー株式会社のPCAクラウド 会計です。日常の伝票入力から元帳・試算表・決算書、経営分析帳票までを作成でき、銀行明細やクレジットカード履歴からの自動仕訳、仕訳の承認機能を備えます。

初期費用0円のイニシャル0プランがあり、中小企業向けの標準グレードが月16,200円(税抜)、グループ企業管理やセグメント管理に対応する上位の「会計 hyper」が月19,200円(税抜)からです。ただし、この料金にはインストール・操作指導やデータ移行の費用は含まれず、別途発生する点に注意が必要です。2ヶ月間の無料体験も用意されています。

データセンター版・AWS版・サブスク版から提供基盤を選べ、いずれもデータ互換と同一の操作画面を保ちます。複数子会社の会計を1契約で束ねたい中堅企業に向き、AI-OCRや対話型のAIアシスタントを使う場合は、上位クラウドの「PCA Arch」(月9,000円税抜〜)を選ぶ構成になります。

7. ジョブカン会計(株式会社DONUTS)

ジョブカン会計の公式サイト

初期費用0円・月額2,500円から始められる、株式会社DONUTSのクラウド会計ソフトです。勤怠・給与・経費精算などを擁するジョブカンシリーズの会計・決算・申告領域を担い、パッケージソフト譲りのキーボード中心の入力と自動集計で、操作の習熟負荷を抑える設計を訴求しています。

料金はユーザー数と機能で3段階です。3ユーザーまでのスタートアップが月2,500円、権限管理・承認・履歴管理が加わるビジネスが月5,000円(5ユーザーまで)、操作ログやIPアドレス制限まで備えユーザー数無制限のエンタープライズが月50,000円です。契約前に30日間の無料トライアルがあり、期間中から電話サポートを使えます。

インボイス制度・電子帳簿保存法に対応し、対象は中小企業・スタートアップや個人事業主が中心です。AI-OCRによる証憑読み取りやAI仕訳作成を使う場合は、有償オプション「ジョブカン証憑管理」の契約が必要で、会計本体のプランだけでは利用できない点は費用計画に織り込んでおきましょう。

インストール型(買い切り・パッケージ)

ソフト本体を買い切りで導入し、月額課金を抑えたい企業に向くインストール型の代表的なサービスを紹介します。

8. 会計王(ソリマチ株式会社)

会計王の公式サイト

月額課金ではなく一括購入で導入できるのが、ソリマチ株式会社の会計王です。Windows PCにインストールして使うパッケージ型(買い切り型)の会計ソフトで、日常の記帳から決算・申告、経営分析までを1本でまかないます。会計王にはクラウドのサブスクリプション版がなく買い切りのみで、月額課金のクラウド型とは課金の考え方が根本から異なります。

費用は本体44,000円(税込・1ライセンス)の買い切りが基本です。購入時に最大15ヶ月のサポートが無償で付くため初年度は実質この本体価格のみで、2年目以降に継続利用する場合のみ年間保守「バリューサポート」(標準版38,500円・税込)が任意で上乗せされます。月額課金のクラウド型とは違い、継続コストを年間保守料だけに抑えられる費用構造です。

機能面では、銀行・クレジットカードのWeb明細を取り込む「MoneyLink」やAIによる仕訳提案を備え、インボイス制度・改正電子帳簿保存法にも対応します。購入前には30日間の無料体験版を試せます。

対応OSはWindows 11のみでMac非対応、ソフト本体をPCにインストールする方式です。外出先や複数端末での利用には上位のネットワーク対応版「会計王PRO」が必要で、その本体価格は要問い合わせとなります。

オンプレミス/統合ERP型(構築・見積)

会計を中核に販売・人事給与・連結会計まで統合し、中堅〜大企業の要件に応える統合ERP型のサービスを紹介します。

9. SuperStream-NX(キヤノンITソリューションズ株式会社)

SuperStream-NXの公式サイト

会計・債権債務・固定資産・グループ経営管理・人事給与を一連のモジュールとして統合し、仕訳データでリアルタイムに連携させるのが、キヤノンITソリューションズ株式会社が提供するSuperStream-NXです。30年以上にわたり日本の会計制度や税制改正への対応を重ねてきた国産の統合バックオフィス基盤で、中堅〜大企業・上場企業を主な対象としています。

料金は公式サイトに掲載がなく、初期費用・月額とも要お問い合わせが基本です。提供形態はユーザー・法人数無制限のエンジンライセンス型、ユーザー数課金のパッケージ提供型、月額固定のクラウド提供型(SuperStream-NX Cloud)の3種類があり、導入・運用・教育はNECや日立システムズなどの販売パートナーが担うため、費用やサポート範囲はパートナーごとの個別見積もりとなります。

固定資産管理では日本基準・IFRS・管理会計など最大5台帳を同時運用でき、制度連結はアライアンス製品「BTrex連結会計」との連携で対応します。AI-OCRによる請求書処理や電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応し、会計単体でなくグループ経営管理や人事給与まで一つの基盤に集約したい企業に向きます。

10. OBIC7 会計情報ソリューション(株式会社オービック)

OBIC7 会計情報ソリューションの公式サイト

OBIC7 会計情報ソリューションは、株式会社オービックが提供する統合基幹業務システム(ERP)「OBIC7」シリーズの会計領域を担うソリューションです。財務会計を中核に、管理会計・連結会計・グループ管理会計から、債務支払・経費ワークフロー・固定資産管理までを一つの基盤に統合し、主に中堅〜大企業向けの経営基盤として位置づけられています。

企業の業務要件に合わせた個別構築を前提とするため、公式サイトに標準価格の掲載はなく、初期費用・月額とも要お問い合わせです。導入規模や選定するシステム、構築範囲に応じた個別見積もりとなる費用帯で、コンサルティングからシステム企画・開発、稼働後のサポートまでを自社一貫で提供する体制(ワンストップ・ソリューション・サービス)を特徴としています。

導入実績はOBIC7シリーズ全体で累計28,000社超(会計単体ではなくシリーズ累計)、250業種への対応実績を掲げています。会計を中心に販売・人事給与・生産などの各システムと連携させ、連結会計やIFRS・多通貨に対応したグループ管理会計まで求める企業に向きます。

11. GLOVIA(富士通株式会社)

GLOVIAの公式サイト

GLOVIAは、富士通株式会社および富士通Japan株式会社が企業規模別に展開する統合基幹業務(ERP)ソリューションのブランド総称です。大企業向けの「GLOVIA SUMMIT」、中堅企業向けの「GLOVIA iZ」、中小企業向けの「GLOVIA きらら」といった製品系統に分かれ、いずれも会計単体でなく人事給与・販売・生産まで統合できる国産ERPとして提供されています。

料金は製品系統を問わず公式サイトに具体額の掲載がなく、初期費用・月額とも要お問い合わせです。要件定義やカスタマイズを伴う個別構築が前提で、富士通グループのSIやデータセンター基盤を背景に、オンプレミスとクラウド(SaaS・PaaS)の双方から提供形態を選べます。

会計領域では、中堅向けのGLOVIA iZ 会計が財務会計・管理会計・資金・債権債務・手形管理を一元管理し、大企業向けのGLOVIA SUMMITは連結会計(GC)や経営会計(GM)でグループ経営管理・IFRS対応までカバーします。自社の企業規模に合う製品系統を選び、会計を基幹業務全体と統合したい中堅〜大企業に向きます。

まとめ

会計システムの導入費用は、提供形態によって構造が大きく変わります。クラウド型は初期費用ほぼ0円・月額課金、インストール型は本体の買い切り+年間保守、オンプレミス/統合ERP型は数百万円規模からの個別見積もりが基本です。

表示価格だけでなく、データ移行・初期設定・研修・オプション・保守サポートといった追加費用まで含めた総額で判断することが、社内での予算の見積もり誤りや導入後の想定超えを防ぎます。費用を抑えたい場合は、デジタル化・AI導入補助金2026の活用や、必要な機能に合わせたプラン選択、自社で行う範囲の切り分けが有効です。

自社の予算感・企業規模に合う候補を絞り込むには、選定診断ツールで条件を入力し、気になったサービスの資料をまとめて取り寄せて、料金・プラン・機能を並べて比較するのが次の一手です。

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よくある質問(FAQ)

Q. 会計システムの導入費用の相場はどれくらいですか?

A. 会計システムの導入費用は、クラウド型が初期費用0円・月額980円〜数万円、インストール型が本体4万〜30万円規模+年間保守料、オンプレミス/統合ERP型が初期数百万円規模〜の個別見積もりが相場です。

提供形態と企業規模で費用帯が変わるため、自社の規模に合う形態で見積もることが大切です。目安は、個人事業主・小規模ならクラウド型で月980〜3,000円台、中小企業なら月3,000〜1万円台です。

Q. 会計システムはクラウド型とインストール型のどちらが費用を抑えられますか?

A. 会計システムの費用は、初期投資を抑えたいならクラウド型、長期利用の総額を抑えたいなら買い切りのインストール型が有利です。クラウド型は初期費用0円で始められる一方、使い続ける限り月額がかかります。

インストール型は本体購入に数万円かかりますが月額課金がなく、2年目以降は年間保守料(標準版〜複数台版で年3万〜6万円程度)だけで継続できます。利用年数と必要機能をふまえ、総額で比較するのが失敗しないコツです。

Q. 会計システムは初期費用0円で導入できますか?

A. 会計システムは、クラウド型の多くが初期費用0円で導入できます。費用の中心は月額(または年額)課金で、法改正対応やバージョンアップも料金に含まれることが多い形態です。一方、インストール型はソフト本体の購入費用が、オンプレミス/統合ERP型はサーバー構築・ライセンス取得などの構築費用が、それぞれ初期に必要になります。

Q. 会計システムは月額料金以外にどんな費用がかかりますか?

A. 会計システムには、表示される初期費用・月額のほかに、データ移行・初期設定・研修・オプション機能・システム連携・保守サポートといった追加費用がかかる場合があります。たとえばAI-OCRによる証憑読み取りは枚数に応じた従量課金、利用人数の追加は1名あたり月300円前後が加算される例があります。検討時には、必要なオプションを積み上げた総額で試算しておくと、導入後に想定を超えるのを防げます。

Q. 会計システムを費用で選ぶときのポイントは何ですか?

A. 会計システムを費用で選ぶときは、「安さ」だけでなく、削減できる業務時間との費用対効果と、自社規模に対する機能の過不足で判断するのがポイントです。使わない高機能に払い続ける過剰投資や、機能不足による買い直しを避けるため、今と1〜2年先に必要な機能に合う提供形態・プランを選びます。多くのサービスに用意された30日〜3か月程度の無料トライアルで、実際の削減効果を試してから判断すると失敗を防げます。

Q. 会計システムの導入に補助金は使えますか?

A. 会計システム(会計ソフト)は、「デジタル化・AI導入補助金2026」(旧IT導入補助金)の補助対象になります。中小企業・小規模事業者が対象で、通常枠ではソフトウェア購入費に加えクラウド利用料が最大2年分まで補助対象経費に含まれ、補助率は1/2以内(一定の要件を満たす場合は2/3以内)です。

インボイス制度に対応した会計機能を持つソフトは、より補助率が手厚いインボイス枠も利用できます。自社が対象になるか、どの枠を使うかは公募要領で確認して申請しましょう。

出典・参考資料(1件)

Q. 会計システムとは何ですか?

A. 会計システムとは、仕訳・記帳から決算書の作成までの会計業務をシステム化し、一元管理する仕組みです。銀行明細の自動取込や自動仕訳、法改正への自動対応などで経理業務を効率化します。提供形態はクラウド型・インストール型・オンプレミス/統合ERP型に分かれ、この違いが導入費用の構造そのものを左右します。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
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