賃貸の家賃を口座振替(自動引き落とし)で払っていると、「今月は何日に引き落とされるのか」「残高が足りなかったらどうなるのか」が気になる場面があります。給料日と引き落とし日の間隔が短い月や、うっかり入金を忘れていたときは、特に不安になりがちです。
この記事では、まず多くの人が真っ先に知りたい「家賃の引き落とし日はいつか」「当日の入金は間に合うか」「残高不足で引き落とされなかったときにどうすればよいか」に、結論から答えます。そのうえで、引き落とし日の確認方法、口座振替の仕組み・手続き・手数料、ほかの支払い方法との違いまで解説します。
記事の後半では、家賃を回収する側である大家・管理会社に向けて、口座振替で家賃回収を自動化する方法も紹介します。まずは、自分の引き落とし日と、残高不足への備えから確認していきましょう。
目次
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家賃の引き落とし日はいつ?
ここからは、家賃の引き落とし日と時間の目安、土日祝と重なったときの扱い、日付を変更できるかを順に確認します。今日の入金が間に合うかを判断したいときは、まずこの章を確認してください。
引き落とし日は26日・27日・月末が多い(契約による)
家賃の引き落とし日は物件や管理会社ごとに決められ、賃貸借契約書で指定されています。実際には26日・27日・月末に設定されているケースが目立ちますが、これはあくまで目安で、正確な日付は契約によって異なります。
引き落とし日を決めるのは大家・管理会社の側で、入居者が自由に選べるわけではありません。下旬に設定されることが多いのは、25日前後の給与振込を見込んで、残高不足を避けやすくする狙いがあると考えられます。
引き落とされるのが「当月分」か「翌月分」かも契約によります。民法では賃料は毎月末の後払いが原則ですが、賃貸の実務では「前月に翌月分を前払いする」特約が一般的です。自分の契約がどちらかは契約書で確認できます。
出典・参考資料(1件)
引き落とし日が土日祝と重なったら(翌営業日が原則)
引き落とし日が土曜・日曜・祝日にあたるときは、多くの場合その日には引き落とされず、翌営業日に処理されます。金融機関が休業日に取引をしないためで、法律もこの扱いを次のように定めています。
期間の末日が日曜日、国民の祝日に関する法律(昭和二十三年法律第百七十八号)に規定する休日その他の休日に当たるときは、その日に取引をしない慣習がある場合に限り、期間は、その翌日に満了する。
出典:民法 第142条(期間の満了)|e-Gov 法令検索
引き落としが翌営業日にずれる場合は、入金の期限も実質的にその日まで延びます。ただし、まれに前営業日へ繰り上げて引き落とす運用の物件・金融機関もあります。どちらになるかは、契約書や管理会社の案内で確認すると確実です。
引き落とし時間帯は金融機関次第・前日までの入金が安全
結論からいえば、家賃が何時に引き落とされるかを正確に見込むことはできません。処理の時間帯は金融機関によって異なり、早朝にまとめて処理するところもあれば、日中に複数回処理するところもあるためです。引き落としは基本的に1日1回で、その日のうちに再処理されない物件もあります。
確実なのは、引き落とし日の前日までに入金を済ませておくことです。当日の朝に入金しても、引き落とし処理の方が先に走ってしまうと間に合わないことがあります。当日入金の反映タイミングは保証されていないため、前日までの入金が安全です。
家賃の引き落とし日は変更できる?
引き落とし日そのものは、入居者の希望で自由に変更できないのが一般的です。日付は大家・管理会社が契約で定めており、金融機関側の処理の都合もあるためです。
資金繰り上どうしても難しい場合は、まず管理会社・大家に相談します。引き落としに使う口座を別の口座へ変えたいときは、改めて口座振替の変更手続き(口座振替依頼書の再提出など)が必要になります。
残高不足で引き落とされなかったときの対処法
引き落とし日に残高が足りなかったときは、放置せず早めに動くことが大切です。ここでは、気づいたときの初動、引き落とされなかった場合の支払い方、滞納が続いたときの影響を順に説明します。まずは、対処の流れを確認しておきましょう。

引き落とし日当日に気づいたら(まず入金してから確認)
まずは引き落とし口座に不足分を入金し、通帳やネットバンキングのアプリで、引き落としが行われたかを確認しましょう。金融機関によっては同日中や数日内に再度引き落としを試みることがあるため、早く入金しておけば間に合う可能性があります。
ただし、再引き落としがあるかどうかは物件によって異なり、当日の入金が必ず間に合うとは限りません。前述のとおり再処理がない物件もあるため、入金したうえで実際に引き落とされたかを必ず確認しましょう。引き落とされていない場合は、次に説明する方法で支払います。
残高はあるのに引き落とされないときは
口座に残高があるのに家賃が引き落とされていないときは、次のような原因が考えられます。心当たりを順に確認してみてください。
- 口座振替の登録がまだ完了していない(申し込み直後で、開始までの1〜2か月は振込などで支払う期間にあたる)。
- 登録した口座とは別の口座を確認している(引き落としに使う口座に残高があるかを見直す)。
- まだその日の引き落とし処理が行われていない(時間帯によっては未処理のことがある)。
- 登録した口座情報に相違がある(この場合は管理会社・保証会社への連絡が必要)。
いずれにも心当たりがなければ、管理会社・大家、または家賃保証会社に問い合わせて状況を確認してください。
引き落とされなかったときの3パターン(再引き落とし・振込・払込票)
引き落としに失敗したあとの取り扱いは、契約や管理会社によって主に次の3つに分かれます。自己判断で振り込む前に、どのパターンにあたるかを管理会社の案内で確認してください。
- 再引き落とし:後日あらためて同じ口座から引き落とす方式。指定された日までに残高を用意しておきましょう。
- 指定口座への振込:管理会社・大家が指定する口座へ自分で振り込む方式。振込先・金額・振込手数料の負担を確認しておきましょう。
- コンビニ払込票などでの支払い:送られてくる払込票で支払う方式。支払い期限を確認しておきましょう。
クレジットカードの引き落としと違い、家賃は再引き落としが自動で行われないことも多くあります。「翌月にまとめて2か月分が引き落とされるだろう」と思い込んで放置しないことが大切です。
管理会社・大家への連絡の仕方(何を・どう伝えるか)
残高不足で引き落とせなかったと分かったら、放置せず自分から管理会社・大家に連絡するのが基本です。連絡なしに指定外の口座へ振り込んだり、そのまま待ったりすると、行き違いや滞納の記録につながることがあります。
伝えるとよいのは、(1)引き落とせなかった月の分であること、(2)いつ・どの方法で支払えるか、(3)必要なら不足の理由、の3点です。事務的な連絡で構わないので、支払う意思と時期を早めに示すことが、信頼関係を保つうえで有効です。
引き落とされないと滞納扱いになる?信用情報や退去への影響
家賃の支払いが遅れると滞納として扱われますが、一度引き落とせなかっただけで直ちに強制退去になるわけではありません。家賃の不払いを理由に貸主が契約を解除できる法律上の入口は、民法の催告解除です。
当事者の一方がその債務を履行しない場合において、相手方が相当の期間を定めてその履行の催告をし、その期間内に履行がないときは、相手方は、契約の解除をすることができる。ただし、その期間を経過した時における債務の不履行がその契約及び取引上の社会通念に照らして軽微であるときは、この限りでない。
出典:民法 第541条(催告による解除)|e-Gov 法令検索
条文だけを読むと「一度の滞納で解除できる」ようにも見えますが、実際にはそうではありません。賃貸借は当事者の信頼関係を基礎とする継続的な契約です。そのため判例では、賃料の不払いがあっても、その程度や事情から「信頼関係を破壊するに至った」と認められない限り、解除は認められないという考え方(信頼関係破壊の法理)が確立しています。数日の遅れですぐに退去とはならないのが通常です。
気になる「遅れた分の追加負担」については、賃貸借契約に遅延損害金(延滞金)の定めがある場合、遅れた日数に応じて加算されることがあります。発生の有無や利率は契約書に記載されているため、支払いが遅れそうなときは契約書の該当条項を確認しておくと安心です。
出典・参考資料(2件)
信用情報についても、誤解が広がっています。「家賃を滞納すると必ず個人信用情報(いわゆるブラックリスト)に記録される」という説明を見かけますが、これは正確ではありません。信用情報機関が保有するのはクレジットやローンなどの取引情報で、家賃そのものの支払い情報は対象に含まれないためです。
家賃の滞納が個人信用情報に登録されうるのは、(a)家賃をクレジットカードで支払っている場合(カードの延滞として記録される)、(b)信販系や信用情報機関に加盟する家賃保証会社を利用している場合に限られます。銀行口座振替のみで保証会社が付いていない(または信用情報機関に加盟していない)ケースでは、家賃滞納が個人信用情報に載らないのが一般的です。
とはいえ、滞納の記録は管理会社や保証会社の側には残り、契約更新や次の入居審査に影響することがあります。信用情報に載るかどうかにかかわらず、早めの支払いと連絡が大切です。
出典・参考資料(1件)
自分の家賃の引き落とし日を確認する方法
目安が分かったら、自分の正確な引き落とし日を確認しておくと安心です。次の場所で確認できます。
- 賃貸借契約書:家賃の支払方法・支払期限の欄に、引き落とし日が記載されています。
- 管理会社・大家からの案内:契約時の重要事項説明書や、入居後に届く口座振替の案内に日付が書かれています。
- 家賃保証会社の書類:保証会社が家賃を回収するケースでは、保証委託契約書や保証会社からの案内に引き落とし日が記載され、日付が保証会社の基準になることがあります。
- 通帳・ネットバンキングの履歴:実際に引き落とされた履歴から、毎月の引き落とし日を確認できます。
どこにも見当たらない、または口座振替の登録がまだ済んでいない場合は、管理会社・大家に直接問い合わせてください。引き落とし口座を変更したいときも、この窓口が相談先になります。
家賃の口座振替の仕組み・手続き・手数料
ここからは、家賃の口座振替をこれから設定する人や、仕組みを知っておきたい人に向けて、流れと費用をまとめます。
口座振替(自動引き落とし)の仕組み
口座振替は、指定した銀行口座から毎月自動で家賃が引き落とされる支払い方法です。金融機関は、その仕組みを次のように説明しています。
「口座振替」とは、利用者の銀行口座から金融機関を通して事業者の口座へ自動的にお金を入金する支払い方法で、「口座引き落とし」とも呼ばれています。
出典:口座振替とは?仕組みや口座振込との違い、メリット・導入方法を解説|株式会社三菱UFJ銀行
一度登録すれば、以降は毎月の振込作業なしに家賃を支払えます。都度自分で振り込む手間がかからないのが特徴です。
手続きの流れ(口座振替依頼書)と開始まで1〜2か月は振込が必要
家賃の口座振替は、入居時の契約手続きの中で申し込むのが一般的です。管理会社・大家から渡される預金口座振替依頼書に、引き落とし口座の情報と届出印を記入・押印して提出します。物件によっては、紙の依頼書を使わずWeb上で登録できる場合もあります。
提出してから実際に口座振替が始まるまでには、金融機関での登録手続きのため、通常1〜2か月ほどかかります。この間の家賃は、振込や持参など別の方法で支払うよう案内されるのが一般的です。開始月は管理会社の案内で確認してください。
手数料はかかる?誰が負担する?
入居者が家賃の口座振替を利用する際、入居者側に振替手数料がかからないケースが多く見られます。口座振替では、手数料を事業者側(家賃を回収する大家・管理会社の側)が負担することが多いためです。ただし、これは口座振替全般の傾向で賃貸に限った統計ではなく、契約によっては入居者が一部を負担する場合もあります。契約書や案内で確認してください。
出典・参考資料(1件)
口座振替と他の支払い方法(振込・クレカ・コンビニ)の違い
家賃の支払い方法にはいくつか種類があります。それぞれの違いを、毎月の手間や支払い忘れのリスク、対応可否の観点で整理します。
| 家賃の支払い方法の違い | 口座振替(自動引き落とし) | 銀行振込 | クレジットカード払い | コンビニ払込票 |
|---|---|---|---|---|
| 毎月の手間 | 初回登録のみ | 毎月自分で振り込む | 初回登録のみ | 毎月支払う |
| 支払い忘れのリスク | 低い(残高不足に注意) | 高め | 低い | 中程度 |
| 手数料の負担(目安) | 入居者負担なしのことが多い | 振込手数料が自己負担のことが多い | 物件により手数料が上乗せの場合あり | 物件による |
| 対応可否 | 多くの物件で標準 | 幅広く対応 | 対応物件は限られる | 対応物件は限られる |
※手数料・対応可否は物件や契約により異なります。実際の条件は契約書・管理会社の案内をご確認ください。
口座振替のメリット・デメリット(注意点)
口座振替のメリットは、毎月の振込作業が要らないこと、支払い忘れが起きにくいこと、振込手数料の自己負担が生じにくいことです。一度設定すれば、支払いの手間をほぼ意識せずに済みます。
一方で、注意点もあります。残高が不足していると引き落とせず滞納につながること、口座残高を自分で管理する必要があること、引き落とし日や口座の変更には手続きが要ることです。給与口座とは別の口座を引き落とし先にしている場合は、特に残高管理に気を配る必要があります。
入居者は支払い方法を選べる?自動引き落としがない物件は?
家賃の支払い方法は大家・管理会社が指定することが多く、入居者が自由に選べるとは限りません。口座振替が標準の物件もあれば、振込のみ、保証会社経由のみ、という物件もあります。
自動引き落としに対応していない物件では、毎月の振込やコンビニ払いで支払います。口座振替にしたい場合は、まず管理会社・大家に対応の可否を相談してみてください。
家賃回収を口座振替で自動化するには(大家・管理会社向け)
ここからは、家賃を回収する側である大家・管理会社に向けた内容です。入居者から毎月の家賃を回収する業務は、振込の確認や入金の消込、遅れた入居者への督促など、手間が積み重なりやすい作業です。戸数が増えるほど、この負担は大きくなります。
口座振替による集金を代行するサービス(集金代行・口座振替代行)を使うと、入居者の口座から家賃を自動で引き落とし、回収状況をまとめて管理できます。振込の消込や現金管理の手間を減らし、未収の発生も抑えやすくなります。
残高不足による引き落とし失敗そのものを未収にしたくない場合は、「立替保証付き」の口座振替という選択肢もあります。これは、与信を通過した請求について引き落としが失敗しても、代行会社が家賃を立て替えて入金する仕組みです。保証の範囲や対象顧客はサービスごとに異なるため、比較の観点は次の記事で確認できます。
家賃回収に使える口座振替代行サービスのうち、性格の異なる代表的なものを比較します。
| サービス比較 | リコーリース 集金代行サービス | サブスクペイ |
|---|---|---|
| 運営会社 | リコーリース株式会社 (東証プライム 8566) | 株式会社ROBOT PAYMENT (東証グロース 4374) |
| 初期費用 | 0円 | 要見積もり |
| 月額費用 | 利用月のみ発生 (無使用月は0円) | 要見積もり (3エディション) |
| 口座振替手数料 | 要見積もり | 1件85円〜 |
| 対応集金方法 | 口座振替・コンビニ決済 (クレカ・QR決済は非対応) | 口座振替・クレカ・コンビニ・ 銀行振込・メールリンク決済ほか |
| 対応金融機関 | 全国の金融機関 (都銀・地銀・信金・ネット銀行・ゆうちょ等) | 全国1,000以上 (都銀・地銀・信金・ゆうちょ・JAバンク等) |
| Web口座振替(ネット完結登録) | ●有償オプション(2025年10月開始) | ●印鑑不要・書面とも併用可 |
| 導入実績 | 20,000社以上 (公立小中学校1,000校超) | 14,000社以上 |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | 公式資料を見る |
※料金・対応金融機関・機能は各社公式情報に基づきます(2026年9月時点)。最新の条件は各サービスの資料・公式情報をご確認ください。
1. リコーリース 集金代行サービス(リコーリース株式会社)

リコーリース株式会社が1984年から手がける集金代行サービスで、口座振替とコンビニ決済を柱に代金の回収を代行します。公式が案内する対象業種には不動産賃貸も含まれ、家賃のように毎月発生する回収の自動化に向いています。運用は専用Webサイト「コレクト!」で行い、請求件数1件から、個人の大家や個人事業主でも利用できます。
費用面では、導入費用が0円、口座振替を行わない月は基本料金も0円と、小さく始めやすい設計です。口座振替の対応金融機関は、都市銀行・地方銀行・信用金庫からネット銀行・ゆうちょ銀行までほぼ全国をカバーし、2025年10月には口座登録をWeb上で完結できる「ネット口座振替受付サービス」も始まりました。導入実績は20,000社を超えています。
口座振替による回収が、振込や現金の回収と比べて回収率や事務の手間にどう影響するかについて、同社の担当者は次のように述べています。

効果として分かりやすいのは未収率とサービス継続率の改善です。口座振替では振込手続や現金を持ってくるのを忘れたなどの支払者側の都合に関係なく、口座に残高が入っていれば引落しできるため、一般に回収率が90%を超えている他、サービスの継続率が高くなる傾向があります。もうひとつは、集金業務にかけていた時間の削減です。現金の取り扱い、集計、消込、督促といった作業の負荷を下げられるため、浮いた時間を本来注力すべき業務に振り向けやすくなります。
2. サブスクペイ(株式会社ROBOT PAYMENT)

東京証券取引所グロース市場に上場する株式会社ROBOT PAYMENTが提供する、継続課金に特化した決済・回収サービスがサブスクペイです。毎月定額の家賃のように、決まった金額を繰り返し回収する用途に合わせて設計されています。
口座振替は全国1,000以上の金融機関に対応し、Web申込なら印鑑なしでネット上から登録が完結します。口座振替が残高不足で失敗したときに他の決済手段へ自動で切り替える仕組みや、会計ソフトとの連携も備え、回収から消込までを一つの管理画面でまとめられます。口座振替手数料は1件85円から(Standard)と公式に示され、累計導入は14,000社以上です。
ここでは性格の異なる代表的な2サービスを取り上げましたが、口座振替代行サービスは対応金融機関や手数料、Web受付の有無などに幅があります。各社をまとめて比較しながら選び方まで確認したい方は、次の記事もご覧ください。
口座振替代行サービスおすすめ33選を比較|独自調査による市場シェアと選び方、手数料を徹底解説
毎月の請求書発行や入金消込、未払い顧客への督促業務に多くの時間を割いていないでしょうか。継続的な集金業務の負担を軽減するため、口座振替代行サービスの導入を検討する企業が増加しています。 しかし、多数の代行業者が存在し、自社の事業規模や顧客層…
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まとめ
家賃の引き落とし日は26日・27日・月末が目安ですが、正確な日付は契約によります。土日祝と重なると翌営業日にずれるのが原則で、引き落とし時間は金融機関により異なるため、前日までの入金が安全です。
残高不足で引き落とせなかったときは、放置せず不足分を入金し、管理会社・大家へ早めに連絡します。滞納がすぐに強制退去や信用情報の傷につながるわけではありませんが、記録は残るため、支払う意思と時期を早めに示すことが大切です。
家賃を回収する側の大家・管理会社は、口座振替による集金代行を使うと、入金の消込や督促の手間を減らしながら回収を自動化できます。手元の回収業務の負担が気になる場合は、対応金融機関や手数料をまとめて比べてみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 家賃の口座振替(自動引き落とし)とは何ですか?
A. 家賃の口座振替(自動引き落とし)とは、指定した銀行口座から毎月自動で家賃が引き落とされる支払い方法です。
金融機関を通して、入居者の口座から大家・管理会社の口座へ自動で家賃が移動する仕組みで、「口座引き落とし」とも呼ばれます。一度登録すれば、以降は毎月の振込作業をしなくても家賃が支払われるため、都度振り込む方法に比べて支払い忘れが起きにくいのが特徴です。
Q. 家賃の引き落としは当月分と翌月分のどちらが引き落とされますか?
A. 家賃の引き落としで当月分・翌月分のどちらが引かれるかは、賃貸借契約の特約によって決まり、翌月分を前払いする契約が一般的です。
民法では賃料は毎月末の後払いが原則ですが、賃貸の実務では「前月に翌月分を前払いする」特約を結ぶケースが多く見られます。自分の契約がどちらかは、賃貸借契約書の家賃の支払いに関する条項で確認できます。
Q. 家賃の引き落とし額が契約時の家賃と違うのはなぜですか?
A. 家賃の引き落とし額が契約時の家賃と異なるのは、家賃以外の費用が同じ口座振替でまとめて請求されていたり、その月だけ一時的な費用が上乗せされていたりするためです。
たとえば、共益費・管理費や駐車場代が家賃と合算されている、入居初月や退去月で日割り家賃になっている、契約更新月に更新料や更新後の保証料が加算されている、といったケースが考えられます。金額に心当たりがないときは、内訳を管理会社・大家に確認してください。
Q. 家賃を滞納すると信用情報に傷がつきますか?
A. 家賃の滞納が個人信用情報に登録されるのは、家賃をクレジットカードで支払っている場合や、信販系・信用情報機関に加盟する家賃保証会社を利用している場合に限られます。
信用情報機関が保有するのはクレジットやローンなどの取引情報で、家賃そのものの支払い情報は対象に含まれません。そのため、銀行口座振替のみで保証会社が付いていないケースでは、家賃の滞納が個人信用情報に載らないのが一般的です。ただし、信用情報に載るかどうかにかかわらず、滞納の記録は管理会社や保証会社の側に残り、契約更新や次の入居審査に影響することがあります。
出典・参考資料(1件)
Q. 家賃を一度引き落とせなかっただけで強制退去になりますか?
A. 家賃を一度引き落とせなかっただけで、直ちに強制退去になることはありません。
家賃の不払いを理由に貸主が契約を解除できる法律上の入口は、民法541条の催告解除です。ただし賃貸借は信頼関係を基礎とする継続的な契約であるため、判例で確立した「信頼関係破壊の法理」により、軽微な滞納では解除が認められにくいと考えられています。とはいえ滞納を放置すれば信頼関係の悪化につながるため、引き落とせなかったと分かったら早めに管理会社・大家へ連絡し、支払う意思と時期を伝えることが大切です。
出典・参考資料(2件)
Q. 家賃の口座振替に手数料はかかりますか?
A. 家賃の口座振替では、入居者側に振替手数料がかからないケースが多いです。
口座振替の手数料は、多くの場合お金を受け取る事業者側(家賃では大家・管理会社の側)が負担するためです。ただしこれは口座振替全般の一般的な傾向で、契約によっては入居者が一部を負担する場合もあります。自分の負担の有無は、契約書や管理会社の案内で確認してください。
出典・参考資料(1件)
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松嶋真倫
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