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オンライン収納代行とは?決済代行との違い・仕組み・費用をわかりやすく解説

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収納・集金代行(個人向けサービス用)比較表(2026年版)のプレビュー

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収納・集金代行(個人向けサービス用)比較表(2026年版)

スクールやフィットネス、協会、サブスクリプションなど、会員や個人のお客様から毎月継続して代金を受け取る事業では、振込の入金確認や現金の集金、未入金者への督促に多くの時間を取られがちです。

こうした集金業務を効率化する手段のひとつが「オンライン収納代行」です。名前は見かけても、従来の収納代行やクレジットカードの決済代行と何が違うのか、いまひとつ分かりにくいという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、オンライン収納代行とは何かという基本から、決済代行との違い・仕組み・費用の考え方までを、会費・月謝・サブスクの集金という視点で整理します。自社の集金業務に取り入れられるかを判断する材料として活用してください。

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オンライン収納代行とは

オンライン収納代行とは、事業者に代わって、顧客からの代金の回収を代行するサービスのことです。コンビニ払い・口座振替・銀行振込・クレジットカードといった支払い方法を代行会社が用意し、回収したお金をまとめて事業者へ入金します。会費・月謝・利用料などを継続的に請求する事業で、集金や消込(入金と請求の照合)、督促の手間を軽くする目的で利用されます。

「収納代行」という言葉は法令で定義された用語ではなく、一般に「他者に代わって代金を受け取る業務」を指す呼び方として使われています。そのなかでも、請求から支払い、入金確認までをインターネット経由で完結できるようにしたものが、オンライン収納代行と呼ばれます。

従来の収納代行との違い

従来の収納代行は、紙の払込票を郵送し、顧客がコンビニや金融機関の窓口で支払う形が中心でした。オンライン収納代行では、この一連の流れをWebやアプリ、口座振替の自動引き落としに置き換え、請求から入金管理までをオンラインで扱えるようにしています。主な違いを次の表に整理します。

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請求・申込の方法主な支払い手段入金状況の確認向いているシーン
従来の収納代行紙の払込票を郵送。口座振替は書面での申込が中心コンビニ・金融機関窓口での払込が中心後日送られる帳票やデータで確認従来からの請求フローを大きく変えたくない場合
オンライン収納代行Webフォームやアプリで請求・申込。口座振替もネットで登録できる場合が多いコンビニ・口座振替に加え、クレジットカードやスマホ決済にも対応しやすい管理画面で入金・未入金をリアルタイムに近い形で把握できる会費・月謝・サブスクなど、継続課金を効率的に管理したい場合

※上記は一般的な傾向です。実際の対応範囲はサービスによって異なるため、各社の情報をご確認ください。

収納代行と決済代行の違い

オンライン収納代行を調べるとき、最も混同しやすいのが「決済代行」との違いです。どちらも代金回収を助けるサービスですが、担う役割と得意な支払い手段が異なります。

収納代行は、コンビニ払いや口座振替、銀行振込といった手段で「顧客から代金を回収し、事業者へまとめて入金する」ことを主眼とします。一方の決済代行は、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済など、複数のオンライン決済を一括で導入・処理できるようにする仕組みです。両者の違いを次の表にまとめます。

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主に扱う支払い手段主な役割想定される取引向いている事業者
収納代行コンビニ払い・口座振替・銀行振込など事業者に代わって代金を回収し、まとめて入金する会費・月謝・公共料金など継続・定額の請求と相性が良い銀行口座を持つ幅広い顧客から確実に回収したい事業者
決済代行クレジットカード・電子マネー・QRコード決済など多様な決済手段の契約・処理を一括で仲介するECサイトや店舗での都度決済と相性が良いカード決済など多様な支払い手段を提供したい事業者

※上記は一般的な役割の傾向です。実際にはカード決済と口座振替の両方を扱えるサービスも多く、対応範囲は各社の情報をご確認ください。

コンビニ払いや口座振替を中心に、取りこぼしなく幅広い顧客から回収したいなら収納代行、カード決済など多様な支払い手段を提供したいなら決済代行が向きます。自社の顧客が主にどの手段で支払うかを起点に考えると、実態に合ったサービスを選べます。

オンライン収納代行の仕組みと入金の流れ

ここからは、顧客が支払ってから事業者の口座にお金が入るまでの流れを確認します。オンライン収納代行には、大きく「前払い方式」と「後払い方式」があり、入金までのタイミングが変わります。

登場するのは、代金を支払う顧客、集金を委託する事業者(自社)、回収を担う収納代行会社、そして支払い窓口となるコンビニや金融機関の4者です。一般的な流れは次のようになります。

オンライン収納代行の入金フローを4ステップで示した図。STEP1請求:事業者が収納代行会社を通じて顧客へ請求を送る。STEP2支払い:顧客がコンビニ・口座振替・カードなど指定の方法で支払う。STEP3回収・消込:収納代行会社が入金を確認し支払い状況を消し込む。STEP4入金:手数料を差し引いた額が締め日にもとづき事業者へまとめて入金される。
  1. 請求:事業者が収納代行会社を通じて、顧客へ請求(払込番号・請求書・口座振替の案内など)を送ります。
  2. 支払い:顧客がコンビニ・口座振替・カードなど、指定された方法で支払います。
  3. 回収・消込:収納代行会社が入金を確認し、どの顧客が支払ったかを管理画面などで消し込みます。
  4. 入金:回収したお金から手数料を差し引いた金額が、締め日にもとづいて事業者へまとめて入金されます。

前払い方式と後払い方式は、「サービスの提供」と「支払い」のどちらが先かで分かれます。自社の集金がどちらにあたるかで、未回収リスクの考え方が変わります。

前払い方式と後払い方式の違いを対比した図。前払い方式は支払いのあとにサービス提供する方式で、入金を確認してから提供できるため未回収が起きにくい。後払い方式はサービス提供のあとに支払いを受ける方式で、口座振替で月末に会費を自動引き落とす形などが該当し、残高不足で引き落としが不成立だと未回収が残るため再請求・督促の運用が必要になる。
  • 前払い方式:先に代金を受け取ってからサービスを提供します。コンビニ払いで今月分の月謝を先に払ってもらうような形で、入金を確認できるため未回収が起きにくいのが特徴です。
  • 後払い方式:先にサービスを提供し、あとから請求・回収します。口座振替で月末に会費を自動引き落とす形などがこれにあたり、残高不足で引き落としが成立しないと未回収が残るため、再請求や督促の運用も確かめておくとよいでしょう。

締め日から入金日までの期間(入金サイクル)は、支払い方法やサービスによって異なります。口座振替では「月末締めの翌月◯日払い」のように定められているのが一般的です。当月末に引き落とした会費が事業者へ入金されるのは翌月上旬〜下旬で、回収から入金まではおおむね2週間前後〜1か月程度みておくとよいでしょう。この間の運転資金を見込んでおく必要があり、資金繰りに影響するため契約前に確認しておきたい項目です。

オンライン収納代行を導入するメリット

オンライン収納代行を利用することで、継続的な集金にまつわる負担を軽くできます。主なメリットは次のとおりです。

  • 集金・消込業務の負担軽減:入金の確認や消込が自動化され、経理作業の手間を減らせます。
  • 支払い手段の拡充:コンビニ・口座振替・カードなどに対応することで、口座振込だけでは取りこぼしていた顧客からも回収しやすくなります。
  • 未回収リスクの軽減:前払い方式や自動引き落とし、未納者への自動催促によって、滞納や回収漏れを抑えやすくなります。
  • 顧客の利便性向上:毎月の振込や現金の持参が不要になり、支払い忘れも起こりにくくなります。

オンライン収納代行のデメリット・注意点

一方で、導入前に理解しておきたいコストや制約もあります。メリットと合わせて確認しておきましょう。

  • 手数料が発生する:回収額に応じた手数料や、1件あたりの決済手数料がかかります。回収金額が小さいと、手数料の割合が相対的に大きく感じられることがあります。
  • 入金までに日数がかかる:回収から事業者への入金までにタイムラグがあり、資金繰りへの影響を考慮する必要があります。
  • 対応していない支払い手段もある:サービスによって扱える支払い方法が異なり、顧客が希望する手段に対応していない場合があります。
  • 後払いでは未回収が残り得る:口座振替などの後払いでは、残高不足による引き落とし不成立が起こり得るため、再請求の運用が必要です。

オンライン収納代行の費用相場(料金体系の型)

費用はサービスによって幅がありますが、料金体系の「型」を押さえておくと比較しやすくなります。オンライン収納代行の費用は、主に次の要素で構成されます。

  • 初期費用:導入時にかかる費用。0円としているサービスもあります。
  • 月額基本料:毎月固定でかかる費用。使った月だけ発生する従量制や、0円のサービスもあります。
  • 決済・回収手数料:回収額に対する料率(数%)や、決済1件あたりの定額(数十円〜数百円)で設定されます。口座振替・カード・コンビニなど手段ごとに異なる場合もあります。
  • その他の手数料:口座登録手数料や、事業者への売上入金時の振込手数料などがかかることがあります。

「初期費用0円・月額0円」とうたうサービスでも、回収が成立した分には料率や1件あたりの手数料がかかるのが一般的です。固定費だけでなく、自社の請求件数・1件あたりの金額に手数料率を当てはめて、実際にどのくらいのコストになるかを試算して比較することが大切です。

目安としては、口座振替は1件あたり数十円〜100円台、クレジットカードは決済額の2.5〜3.5%程度が中心で、初期費用・月額基本料を0円とするサービスも少なくありません。本記事で紹介するサービスには、成功した請求1件あたり100円前後を加える料金体系もみられます。

一方で、事業者ごとの請求件数や単価に応じて料率を個別見積りとするサービスもあるため、実際の料金は後述の比較表と各社の資料で確認してください。

オンライン収納代行に許認可は必要か(資金移動業との違い)

集金を外部に任せる以上、法的な位置づけが気になる方もいるでしょう。結論から言えば、会費・月謝のように事業者が自社の顧客から国内で代金を回収する典型的な収納代行は、原則として資金移動業の登録(許認可)を必要としません。

そもそも「収納代行」は、資金決済に関する法律(以下、資金決済法)に定義された用語ではありません。許認可が要るかどうかは、その行為が「資金移動業」に当たるかで判断されます。資金移動業とは、銀行等以外の者が「為替取引」(送金など、隔地者間で資金を移動する仕組み)を業として営むことを指し、これを行うには金融庁(財務局)への登録が必要です。

国内で完結する収納代行について、金融庁の金融審議会ワーキング・グループは、①債権者が事業者や国・地方公共団体であり、②顧客が代行会社に支払った時点で支払義務が終了し二重払いの危険がない場合を挙げています。こうした場合には、為替取引に関する規制を適用する必要性は必ずしも高くない、と整理されています。

日本国内において完結する収納代行については、金融審議会「決済法制及び金融サービス仲介法制に関するワーキング・グループ」報告(2019 年 12 月20 日)における、①債権者が事業者や国・地方公共団体であり、かつ、②債務者が収納代行業者に支払いをした時点で債務の弁済が終了し、債務者に二重支払の危険がないことが契約上明らかである場合には、為替取引に関する規制を適用する必要性は必ずしも高くないという整理が特に変更されるものではない。

出典:金融審議会「資金決済制度等に関するワーキング・グループ」報告(2025年1月22日)|金融庁

会費・月謝・サブスクの集金は、債権者が事業者であり、顧客が代行会社に支払った時点で支払いが完了する設計であれば、この整理に当てはまります。そのため、多くの収納代行サービスは資金移動業の登録がなくても提供されています。

ただし、例外もあります。個人間の収納代行の一部(いわゆる「割り勘アプリ」に相当するもの)は、2020年の資金決済法改正で為替取引に該当することが明示され、規制の対象となりました。国も収納代行を巡る動向を注視しており、将来的に見直される可能性は残ります。実際に利用するサービスがどのような位置づけかは、各社の公式情報もあわせて確かめておくとよいでしょう。

収納代行そのものは原則として登録不要ですが、なかには法的な位置づけが曖昧なまま集金を請け負う業者もあります。安心して委託できる事業者を見極めたい方は、許認可制度の有無や最新の法改正の観点から解説した以下の記事もあわせてご確認ください。

出典・参考資料(2件)

自社の集金課題を解決するサービス

ここからは、会費・月謝・サブスクなどの集金にオンライン収納代行を活用するにあたり、導入の流れと選び方を整理したうえで、代表的なサービスを紹介します。

オンライン収納代行の導入の流れ(申込〜利用開始)

サービスによって差はありますが、申し込みから利用開始までの一般的なステップは次のとおりです。口座振替を利用する場合は金融機関の登録・審査が入るため、最初の引き落としまでに1〜2か月程度かかることもあります。

  1. サービスの選定・申し込み:自社の集金手段や請求件数に合ったサービスを選び、申し込みます。加盟にあたっては、事業内容や取扱商材、代表者・法人の実在性などを確認する審査が行われ、登記事項証明書や本人確認書類、入金先の口座情報などの提出を求められるのが一般的です。商材や事業実態によっては審査を通過できないこともあるため、契約対象の条件を事前に確認しておくとよいでしょう。
  2. 初期設定・顧客情報の登録:管理画面で請求内容を設定し、顧客の情報や支払い方法(カード・口座振替など)を登録します。Webで口座振替登録が完結するサービスなら、書面のやり取りを省けます。
  3. 請求・回収の開始:設定した請求日にもとづいて自動で請求・回収が行われ、入金結果を管理画面で確認できます。

自社に合うサービスの選び方(確認する観点)

自社の集金に合うサービスを選ぶには、次の観点を確認すると判断しやすくなります。

  • 対応する支払い手段:顧客に提供したい支払い方法(口座振替・コンビニ・カード・QR決済など)に対応しているか。口座振替を使うなら、顧客が使う金融機関に対応しているかも重要です。
  • 費用:初期費用・月額基本料・手数料の合計が、自社の請求件数・単価に見合うか。固定費が発生しない従量制なら、小規模でも始めやすくなります。
  • 入金サイクル:締めから入金までの日数が資金繰りに合うか。
  • 会員管理・未納対応の機能:入会申込や会員管理、未納者への自動催促まで対応していると、集金業務全体を効率化できます。

たとえばスクールや習い事の月謝、フィットネスやオンラインサロンの月会費、協会・PTAの会費、保育・教育施設の保育料や給食費など、集金する相手や金額の規模によって適したサービスは変わります。次の比較表と各サービスの紹介を、自社の集金シーンに当てはめて確認してみてください。

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サービス名サブスクペイリコーリース 集金代行サービス会費ペイ月額パンダenpay(エンペイ)
提供会社株式会社ROBOT PAYMENTリコーリース株式会社株式会社ペイメントフォー株式会社もぐらGMOエンペイ株式会社
初期費用個別見積り0円0円0円0円
月額費用個別見積り0円0円0円月額あり(要問い合わせ)
決済・回収手数料クレジットカード2.5%〜+7円/件
口座振替85円/件
個別見積り決済額の3.5%+成功請求1件100円
(2026年12月から150円)
売上の3.5%+決済成功100円/件(税別)要問い合わせ
対応する集金手段クレジットカード
口座振替(1,000以上の金融機関)
コンビニ
銀行振込 など
口座振替
コンビニ決済(66,000店舗以上)
スマホ決済(PayPay等)
※クレジットカードは非対応
クレジットカード
口座振替
コンビニ決済
クレジットカード
口座振替
※未回収時はコンビニ・PayPayで補完
クレジットカード
コンビニ
PayPay・au PAY・d払い
銀行口座支払い(口座振替、100超の金融機関)
継続課金・会員管理継続課金に特化。顧客・契約管理も一元化定期回収に対応。会員管理機能は持たない入会申込〜会員管理〜自動集金を一体化入会申込・会員管理・請求を1画面で管理請求〜集計〜督促〜消込を一元管理(保護者はLINEで支払い)
向いている集金シーンサブスク・定期購入・オンラインサロン・スクール月謝など継続課金全般会費・月謝・学校の集金など定期回収(1件から小規模も)スクール・フィットネス・協会・教室の会費・月謝学習塾・音楽教室・スイミング・PTA会費など習い事・会費保育園・幼稚園・学校・学童・習い事の保育料・給食費・月謝
詳細情報公式資料を見る公式資料を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

ここで取り上げたのは、会費・月謝・サブスクの集金に向くサービスの一部です。口座振替・掛け払いを含めた集金代行サービス全体を、手数料相場や選び方とあわせて比較したい方は、以下の記事もご覧ください。

以下では、上の比較表で取り上げた各サービスを、特徴や向いている集金シーンとあわせて詳しく見ていきます。

サブスクペイ(株式会社ROBOT PAYMENT)

サブスクペイのウェブサイト

サブスクペイは、株式会社ROBOT PAYMENTが提供する、継続課金・サブスクリプションに特化した自動課金・集金プラットフォームです。月会費・定期購入・スクールの月謝など、継続的な代金回収を行う事業を主な対象としています。

クレジットカードに加え、全国1,000以上の金融機関に対応した口座振替(Web申込は印鑑不要)、コンビニ決済、銀行振込に対応し、集金チャネルを二重化できる点が特徴です。決済失敗時の自動リトライや、カード有効期限切れ前の更新URL自動送付により、継続課金で起きやすい失効・回収漏れを仕組みで防ぎます。

累計導入は14,000社以上にのぼります。ITRの調査(ITR Market View)では、サブスクリプション管理市場のベンダー別売上金額シェアで4年連続トップ(2024年度実績34.1%)とされています。初期・月額費用は個別見積りです。

出典・参考資料(1件)
  • 参考資料:サブスクリプション管理市場4年連続シェアNo.1(ITR Market View:予算・経費・サブスクリプション管理市場2026)|株式会社ROBOT PAYMENT(https://www.robotpayment.co.jp/biz/news/234

リコーリース 集金代行サービス(リコーリース株式会社)

リコーリース 集金代行サービスのウェブサイト

東証プライム上場のリコーリース株式会社が、1984年から手がける集金代行サービスです。取引先の預金口座から自動で引き落とす「口座振替」と、全国のコンビニなどを窓口とする「コンビニ決済」を中心に、請求・集金業務を代行します。

Web上で使える集金管理システム「コレクト!」を無償で提供し、請求件数1件から利用できます。初期費用は0円、サービスを使わない月の基本料も0円のため、小規模な事業者や個人事業主でも固定費を抑えて導入できます。口座振替はほぼすべての金融機関に対応し、コンビニ決済はスマホのバーコード読み取りによる支払いにも対応しています。手数料は取り扱う商品や回収額に応じた個別見積りです。

口座振替による回収がどのような効果につながるかについて、同社の担当者は次のように述べています。

那須田氏
リコーリース株式会社 BPO本部 BPO営業部 マーケティング課
那須田氏
独自インタビューより

効果として分かりやすいのは未収率とサービス継続率の改善です。口座振替では振込手続や現金を持ってくるのを忘れたなどの支払者側の都合に関係なく、口座に残高が入っていれば引落しできるため、一般に回収率が90%を超えている他、サービスの継続率が高くなる傾向があります。

会費ペイ(株式会社ペイメントフォー)

会費ペイのウェブサイト

スクールや協会などの会費・月謝集金に向くのが、会員管理と自動集金を一体化した会費ペイです。入会申込のWebフォーム作成から会員管理、毎月の自動集金までを一つのシステムで完結できます。

クレジットカード・口座振替・コンビニ決済の3手段に対応し、会員ごとに支払い方法を選べます。未納者への自動催促機能も備えており、督促の手間を軽減できます。初期・月額費用は0円で、入金が発生した分にかかる従量課金(決済金額の3.5%+成功した請求1件あたり100円。2026年12月1日からは1件150円に改定予定)のため、小規模事業者でも導入しやすい料金体系です。

月額パンダ(株式会社もぐら)

月額パンダのウェブサイト

月謝や月会費、年会費といった継続課金の自動徴収に絞った集金システムが、月額パンダです。学習塾や音楽教室、スイミング、フィットネス、PTA会費など、習い事や会費徴収のシーンを主な対象としています。

クレジットカードと口座振替の両方に対応し、1つの管理画面で併用できます。引き落としに失敗した場合はコンビニやPayPayで補完徴収でき、クレジットカード決済失敗時の自動催促も備えるため、未収金対策がしやすい設計です。初期・月額費用は0円の従量課金(売上の3.5%+決済成功1件あたり100円)で、使わない月は費用が発生しません。

enpay(エンペイ)(GMOエンペイ株式会社)

enpay(エンペイ)のウェブサイト

enpay(エンペイ)は、保育園や幼稚園、学童、習い事といった教育・保育関連の施設向けに、保育料・給食費・月謝などの集金をキャッシュレス化・ペーパーレス化するサービスです。GMOペイメントゲートウェイのグループ会社であるGMOエンペイ株式会社が提供しています。

施設側はPCやスマホから請求を作成し、保護者はLINEで届いた請求に対して支払い方法を選んで支払えます。クレジットカード・コンビニ払い・PayPayなどのQR決済に加え、100を超える金融機関の口座に対応した銀行口座支払い(口座振替)にも対応しています。

請求・集金・集計・督促・消込までを一つのサービスで完結できる点が特徴で、全国3,400施設を超える導入実績(2026年3月末時点)があります。月額利用料・手数料は要問い合わせです。

まとめ

オンライン収納代行は、事業者に代わって顧客からの代金回収を代行し、請求から入金管理までをオンラインで効率化するサービスです。コンビニ払いや口座振替を中心に幅広い支払い手段に対応できるため、会費・月謝・サブスクなど継続的な集金を行う事業で、集金や消込、督促の負担を軽くする手段として活用できます。

導入にあたっては、自社の顧客に合った支払い手段、費用、入金サイクル、会員管理・未納対応の機能を確認し、複数のサービスを比較検討することが大切です。まずは気になるサービスの資料を取り寄せ、自社の集金業務にどのくらい役立つかを見極めてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. オンライン収納代行とは何ですか?

A. オンライン収納代行とは、事業者に代わって顧客からの代金回収を代行し、請求から入金管理までをインターネット経由で完結できるようにしたサービスです。コンビニ払い・口座振替・クレジットカードなどの支払い手段を代行会社が用意し、回収した代金をまとめて事業者へ入金します。会費・月謝・サブスクなど、継続的に代金を受け取る事業で集金や消込、督促の手間を軽くする目的で使われます。

Q. オンライン収納代行と決済代行は、どちらか一方だけ導入すればよいですか?

A. オンライン収納代行と決済代行は、回収したい支払い手段に合わせて選べば、どちらか一方だけで足りることが多いです。コンビニ払いや口座振替で幅広い顧客から確実に回収したいなら収納代行、カード決済など多様な手段を提供したいなら決済代行が向きます。近年は両方を一つのサービスで扱える事業者も増えているため、自社の顧客がどの手段で支払うかを軸に選ぶと、実態に合った判断がしやすくなります。

Q. オンライン収納代行は個人事業主でも使えますか?

A. オンライン収納代行は、個人事業主でも利用できるサービスが多くあります。初期費用・月額基本料が0円で、請求1件から使えるサービスもあり、小規模でも固定費を抑えて始めやすくなっています。ただし、申し込み時には審査があり、代行会社によっては法人のみを契約対象としている場合もあるため、選定時に対象事業者の条件を確認しておきましょう。

Q. オンライン収納代行は申し込みから利用開始までどのくらいかかりますか?

A. オンライン収納代行の利用開始までの期間は、選ぶ支払い手段によって変わります。クレジットカードなど審査が比較的短い手段であれば早期に始められますが、口座振替を使う場合は金融機関の登録・審査が入るため、最初の引き落としまでに1〜2か月程度かかることもあります。導入時期が決まっている場合は、余裕をもって申し込むとよいでしょう。

Q. オンライン収納代行で口座振替の引き落としに失敗したらどうなりますか?

A. 口座振替の引き落としに失敗しても、多くのサービスでは自動での再請求やコンビニ・スマホ決済での補完徴収、未納者への自動催促によって回収を続けられます。残高不足などで後払いの引き落としが不成立になることは起こり得るため、こうした再請求・督促の運用にどこまで対応しているかを契約前に確認しておくと、未回収を抑えやすくなります。

Q. オンライン収納代行の手数料は事業者と顧客のどちらが負担しますか?

A. オンライン収納代行の手数料は、一般的に集金する事業者側が負担します。回収額に応じた料率や決済1件あたりの定額が、事業者への入金額から差し引かれる形が中心です。ただし、支払い方法やサービスによっては顧客側が払込手数料を負担する設計もあるため、どちらがどの費用を負担するかは各社の料金体系で確認してください。

Q. オンライン収納代行に許認可や登録は必要ですか?

A. 会費・月謝のように、事業者が国内で自社の顧客から代金を回収する典型的な収納代行は、原則として資金移動業の登録(許認可)を必要としません。顧客が代行会社へ支払った時点で支払義務が終わり二重払いの心配がない場合には、為替取引の規制を適用する必要性は必ずしも高くないと、金融庁の審議会でも整理されています。

ただし、個人間の収納代行の一部は資金決済法の改正で規制対象となっており、今後見直される可能性も残るため、利用するサービスの位置づけは各社の公式情報もあわせて確認しておくと安心です。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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