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クラウドストレージの導入事例|業種・課題別に見る企業の活用と効果

クラウドストレージの導入事例のサムネイル画像
クラウドストレージ比較表(2026年版)のプレビュー

主要17サービスの料金・機能を無料で一覧比較

クラウドストレージ比較表(2026年版)

社内のファイルサーバーやNASの容量・運用負荷、メール添付(PPAP)のセキュリティに限界を感じ、クラウドストレージへの切り替えを検討する企業が増えています。とはいえ「実際に入れた会社は、どんな課題をどう解決したのか」が見えないと、社内の検討はなかなか前に進みません。

自社に近い業種・規模・課題の企業が、導入前に何に困り、どの機能でどう解決し、結果どう変わったのか。こうした具体的な事例は、上司や他部署への説明材料としても役立ちます。

本記事では、複数のクラウドストレージの実際の導入事例を、脱PPAP・ファイルサーバー移行・拠点間共有・テレワーク・大容量共有・コスト削減といった課題タイプ別に横断してまとめました。自社の課題に近い1件を見つけ、サービス選定の判断材料としてご活用ください。

クラウドストレージの導入事例で何がわかるか

導入事例で確かめたいのは、実在の企業が「導入前に何に困り、どの機能で解決し、何が変わったか」という3点です。以降は課題タイプ別・業種別に事例を紹介するので、自社の困りごとに近い課題タイプから読み進めてください。各事例には公式の導入事例ページを添えているので、気になった事例はそのページでさらに詳しく確認できます。

【課題タイプ別】クラウドストレージの導入事例

ここからは、クラウドストレージで解決できる代表的な6つの課題タイプごとに、実在企業の導入事例を紹介します。自社が抱える課題に近いものから確認すると、導入後のイメージをつかみやすくなります。

クラウドストレージが解決する6つの課題タイプの一覧図。脱PPAP・安全な共有(エイチワンで月間約230時間削減)、ファイルサーバー・NAS移行(ヤマハサウンドシステムで約10TBを全社移行)、拠点間・協力会社との共有(コープデリで紙を約98%削減)、テレワーク・在宅勤務(アクティアで会議資料共有が3〜4ステップから1ステップへ)、大容量データ共有(交通新聞社が共有リンクで一括配布)、コスト削減(エイチ・エス損害保険でコスト40%・管理工数90%削減)を、代表事例と効果とともに示す。

脱PPAP・安全なファイル共有を実現した事例

パスワード付きZIPファイルをメールで送る「PPAP」は、暗号強度の弱さや誤送信リスクが指摘され、廃止に踏み切る企業が増えています。クラウドストレージの共有リンクやアクセス制御に切り替えて、安全なファイル共有を実現した事例です。

株式会社エイチワン(製造業/GigaCC)

自動車部品メーカーの株式会社エイチワンは、海外拠点とのセキュアなファイル連携が課題でした。企業間ファイル転送に特化したGigaCCを導入し、PPAPの廃止とあわせて月間約230時間の工数削減を実現しています。

株式会社SHIFT(IT・情報通信/DirectCloud)

ソフトウェアテスト大手の株式会社SHIFTは、1万人超の従業員規模でセキュアなファイル共有基盤を必要としていました。DirectCloudでプロジェクト単位のセキュアな環境とデータの自動削除を実現し、PPAPを廃止して誤送信リスクを大きく下げました。

福助株式会社(製造・アパレル/使えるファイル箱)

靴下製造販売の福助株式会社では、約2,000社の取引先とのパスワード付きZIPでのファイル授受が負担となっていました。ユーザー数無制限で課金される「使えるファイル箱」を全社に展開したことで、いまでは社外への大容量ファイル共有の標準ツールになりました。

株式会社あおぞら銀行(金融/クリプト便)

あおぞら銀行は、機密データの持ち出し防止と送信ファイルの監査強化を目的に、機密情報の受け渡しに特化したクリプト便を採用しました。導入担当者は、次のように語っています。

各部門がそれぞれの判断でファイル転送サービスを利用するのではなく当行全体で安全性が確認されたファイル転送サービスを統一して利用する環境を整備できたという面を評価しています。

出典:導入事例 株式会社あおぞら銀行|クリプト便 サービス紹介資料(NRIセキュア

株式会社静鉄情報センター(サービス業/DirectCloud)

静岡鉄道グループのIT企業である静鉄情報センターは、ZIPファイルでのファイル共有に伴うセキュリティリスクを課題としていました。DirectCloudの共有リンクに切り替えたことで、パスワード付きZIPに頼らない受け渡しへ移り、脱PPAP対策を大きく前進させています。

出典・参考資料(4件)

ファイルサーバー・NAS移行で運用負荷・BCPを解決した事例

オンプレミスのファイルサーバーやNASは、容量の逼迫やサーバー老朽化、災害時のデータ消失といった課題を抱えがちです。ここでは、既存のファイルサーバーをクラウドへ移行して、運用負荷の軽減とBCP(事業継続計画)を両立させた事例を紹介します。

ヤマハサウンドシステム株式会社(建設業/DirectCloud)

音響設備の設計・施工を手がけるヤマハサウンドシステムは、Windowsサーバーのサポート終了を機に、約10TBのファイルサーバーをクラウドへ全社移行しました。移行後も従来の操作感を保ちつつ、ヤマハグループのセキュリティ基準も満たせるようになっています。

社会福祉法人 合掌苑(医療・福祉/コワークストレージ)

介護事業を営む合掌苑(従業員500〜1,000名規模)は、NASの管理・コスト負担が課題でした。NTT東日本のコワークストレージへ移行したことで、機器の管理・更新に伴う負担から解放され、従来と変わらない操作感のままファイルを扱えるようになっています。

株式会社北海道新聞社(メディア/DirectCloud)

北海道新聞社では、20台以上に分散したNASの個別運用が負担となっていました。DirectCloudへ1か所に集約したことで、部門をまたいだファイル共有と、在宅勤務でも同じファイルにアクセスできる環境を同時に整えています。

税理士法人m2ac(士業/セキュアSAMBA)

少人数の税理士法人であるm2ac(従業員1〜50名規模)は、所内のデータ管理とセキュリティが課題でした。セキュアSAMBAで所内データを一元管理したことで、目的のファイルを探す手間がなくなり、あわせてアクセスのセキュリティも強化しています。

出典・参考資料(3件)

拠点間・協力会社とのファイル共有を実現した事例

複数拠点や取引先・協力会社とのファイルのやり取りは、メール添付や郵送では手間もリスクも大きくなります。クラウドストレージで社外を含めた共有基盤を整えた事例です。

株式会社ブロードリーフ(サービス業/Fileforce)

自動車アフターマーケット向けシステムを提供するブロードリーフ(従業員1,000名以上)は、外部とのファイル共有で安全性と利便性の両立を求めていました。Fileforceで安全な外部共有を実現しつつ、コストを約86%削減しています。

コープデリ生活協同組合連合会(流通/GigaCC)

コープデリ生活協同組合連合会では、取引先との帳票授受の効率化が課題でした。GigaCCの導入により、紙のやり取りは約98%削減されました。

株式会社明光ネットワークジャパン(教育/DirectCloud)

学習塾「明光義塾」を運営する明光ネットワークジャパンは、全国1,700教室を結ぶ本部・拠点間のファイル共有を必要としていました。DirectCloudで本部と各拠点をつなぎ、教室ごとに散らばっていた資料を、全国の拠点が同じ環境で最新の状態を参照できるようにしています。

株式会社高島屋(小売・百貨店/DirectCloud)

高島屋は、取引先との安全なデータ共有と予算管理業務の効率化を課題としていました。DirectCloudの活用により、取引先との大量データのやり取りを安全に行えるようになり、適格請求書(インボイス)関連の書類共有にも対応できるようになりました。

大日本印刷株式会社(メディア・印刷/GigaCC)

大日本印刷は、フォトグッズ販売サービスで発生する写真データの収集が課題でした。GigaCCを9年以上にわたり活用し、データを「送る」やり取りから、外部の相手が安全にアップロードして「共有・収集」する運用へと切り替わりました。

ブラザー工業株式会社(製造業/DirectCloud)

ブラザー工業は、回路基板データの共有に使っていたFTPサーバーの運用に限界を感じていました。DirectCloudへ移行し、社内の認証基盤(Active Directory)との連携・シングルサインオンによって、拠点をまたぐデータ共有をセキュリティを保ったまま効率化しています。

株式会社NEXCOシステムソリューションズ(IT・情報通信/クリプト便)

高速道路グループのIT企業であるNEXCOシステムソリューションズは、顧客からのセキュアなファイル送信の仕組みづくりを求めていました。約5,300名規模で、社内の認証基盤(Active Directory)とのシングルサインオンを活かし、ID・パスワード運用の負担を抑えながら安全な受け渡し基盤を整えています。

出典・参考資料(4件)

テレワーク・在宅勤務のファイル共有を実現した事例

事務所のPCからしかファイルを見られない環境では、テレワークや在宅勤務、客先勤務の従業員との情報共有がボトルネックになります。場所を問わずアクセスできる基盤を整えた事例です。

株式会社東急キッズベースキャンプ(医療・福祉・保育/Everidays)

学童保育を運営する東急キッズベースキャンプ(約2,000名規模)は、産休・育休中の約60名の従業員との書類のやり取りが紙・郵送で工数が大きく、個人情報を含む書類の誤送リスクも抱えていました。EveridaysをSmartHR連携で導入し、別アカウント不要でアクセスできる環境と、書類の自動収集を実現しています。

郵送業務にかかる工数は導入前と比べて半分以下になった

出典:導入事例 株式会社東急キッズベースキャンプ|Everidays(everidays.com

アクティア株式会社(サービス業/Everidays)

家事の宅配「カジタク」を展開するアクティア(約150名)は、客先で働くパート・アルバイトへの情報共有に苦労していました。既存のSmartHR認証でアクセスできるEveridaysを導入したことで、会議資料共有の作業は3〜4ステップから1ステップへと短縮されました。

出典・参考資料(2件)

大容量データ共有を実現した事例

設計データや映像、印刷データなど、容量の大きいファイルの受け渡しはメールでは扱いきれません。大容量データをスムーズに共有できるようにした事例です。

森平舞台機構株式会社(製造/コワークストレージ)

舞台機構の設計・施工を手がける森平舞台機構(従業員100〜500名規模)は、大容量ファイルの転送が業務のボトルネックでした。コワークストレージの導入で、これまで時間のかかっていた大容量データの受け渡しをスピーディに行えるようになっています。

株式会社交通新聞社(メディア/DirectCloud)

交通新聞社では、新聞・雑誌制作で発生する大容量ファイルの受け渡しが課題でした。メールでは送りきれなかったデータを、DirectCloudの共有リンクで一度に配布できるようになり、制作・編集のやり取りもスムーズになりました。

株式会社フジランド(サービス業/コワークストレージ)

飲食・宿泊・不動産・福祉などを手がけるフジランド(従業員500〜1,000名規模)は、大容量ファイルやzipファイルをメールで共有する煩雑さに悩んでいました。コワークストレージの導入で、メール添付に頼らずに大容量ファイルを共有できるようになり、日々のやり取りの手間を減らしています。

出典・参考資料(2件)

コスト削減を実現した事例

ファイルサーバーの維持費や、ユーザー単位課金のクラウドサービスの費用がかさむケースは少なくありません。運用コストや管理工数の削減につなげた事例です。

エイチ・エス損害保険株式会社(金融・保険/Fileforce)

エイチ・エス損害保険(従業員50〜99名)は、セキュリティ強化(ゼロトラスト移行)と管理工数の削減を同時に求めていました。Fileforceの導入により、コストは40%、管理工数は90%削減されました。

鈴与システムテクノロジー株式会社(IT・情報通信/Fileforce)

鈴与システムテクノロジー(従業員100〜499名)は、長年運用してきたファイル基盤の課題に対応するため、Fileforceを導入しました。その結果、コストは従来の約1/6にまで抑えられています。

株式会社MACオフィス(建設・不動産/セキュアSAMBA)

設計・建設・不動産業のMACオフィスは、ファイル共有にかかるランニングコストの見直しを課題としていました。複数の他社サービスと比較検討した結果、必要な機能を保ちつつ運用コストを抑えられる点からセキュアSAMBAの継続利用を決めています。

出典・参考資料(2件)

業種別に見るクラウドストレージ活用の傾向と対応表

課題タイプ別に加えて、業種の視点でも事例を俯瞰すると、自社に近い「型」が見えてきます。ここでは業種ごとの活用の傾向と、業種×課題の対応表を示します。

業種別に見る活用の傾向

製造業では、海外拠点や設計・生産データの共有、脱PPAPが中心テーマです。エイチワンの海外拠点連携やブラザー工業のFTPサーバー刷新のように、拠点間の大容量データを安全にやり取りする用途が目立ちます。

医療・福祉では、多拠点・多職種での情報共有と個人情報の保護が両立の焦点になります。合掌苑のNAS移行や、東急キッズベースキャンプの産休・育休者との書類授受のように、現場の担当者が扱いやすい仕組みが求められます。

建設・不動産や士業では、図面や契約書など機密性の高いファイルを、協力会社や顧客と安全にやり取りする用途が中心です。コスト面を重視して比較検討するケースも多く、MACオフィスや税理士法人m2acの事例がこれにあたります。

サービス業・小売やメディアでは、拠点間・取引先との共有や大容量データの受け渡しが多く、ブロードリーフの外部共有や交通新聞社の制作データ共有のように、社外を含めた共有基盤が重視されます。金融・保険では、あおぞら銀行やエイチ・エス損害保険のように、機密情報の統制とセキュリティが最優先の判断軸になります。

業種×課題でわかる自社の「型」対応表

ここまで紹介した実在事例を、業種と課題タイプで整理したのが次の表です。自社の業種と課題が交わるセルを起点に、近い事例から読み返すと、導入イメージをつかみやすくなります。

業種脱PPAPFS・NAS移行拠点間・協力会社テレワーク大容量コスト削減
製造エイチワン/福助ブラザー工業森平舞台機構
医療・福祉合掌苑東急キッズベースキャンプ
建設・不動産ヤマハサウンドシステムMACオフィス
士業税理士法人m2ac
サービス・小売静鉄情報センターブロードリーフ/コープデリ/高島屋アクティアフジランド
メディア北海道新聞社大日本印刷北海道新聞社交通新聞社
金融・保険あおぞら銀行エイチ・エス損害保険
教育明光ネットワークジャパン
IT・情報通信SHIFTNEXCOシステムソリューションズ鈴与システムテクノロジー

事例から自社に合うクラウドストレージを選ぶには

事例で自社に近い課題が見つかったら、次は自社に合うサービスをどう選ぶかです。ここでは、事例から見えてくる選定の観点を整理します。具体的なサービスの比較は、後半の比較表もあわせてご確認ください。

自社の課題タイプに合うサービスか

同じクラウドストレージでも、得意とする用途は異なります。脱PPAPや社外との安全な共有が主目的なのか、ファイルサーバーの全面移行なのか、大容量データの転送なのか。自社の課題タイプに近い事例を多く持つサービスは、その用途での実装や運用のノウハウが蓄積されている可能性が高いといえます。

国産か外資か、サポート体制は自社に合うか

本記事で紹介した事例の多くは、DirectCloud・GigaCC・コワークストレージといった国産サービスでした。国産サービスは日本語のマニュアル・サポートや、上長承認ワークフローなど国内の商習慣に沿った機能を備えることが多い傾向にあります。

一方でBoxやDropboxなどの外資サービスは、容量やエコシステム、グローバル拠点での運用に強みがあります(外資を含む横断比較は後述の比較記事で確認できます)。導入後に社内で問い合わせが発生する場面を想定し、サポートの手段や対応範囲を確認しておくと安心です。

データセンターは国内か

官公庁・金融・医療など、データの保管場所に要件がある業種では、データセンターが国内にあるかが選定の分かれ目になります。あおぞら銀行やエイチ・エス損害保険のように機密情報を扱う金融・保険では、この観点の優先度が高くなります。国内データセンターでの運用や、取得しているセキュリティ認証(ISO/IEC 27001など)を、公式情報で確認しておきましょう。

脱PPAP・外部共有の統制ができるか

社外とのファイル共有では、共有リンクの有効期限やダウンロード制限、送信前の上長承認、送信済みファイルの自動削除といった統制機能が、誤送信・情報漏えいの抑止に直結します。エイチワンやSHIFTの事例のように、これらの機能で脱PPAPを実現しているケースが多く、脱PPAPを目的とする場合はこうした機能がどこまで標準で備わっているかを確認します。

セキュリティ・権限管理は十分か

フォルダ単位・ユーザー単位のアクセス権限を細かく設定できるか、操作ログや監査証跡を残せるかは、機密性の高いファイルを扱う際の必須要件です。ランサムウェア対策としての世代管理・復旧機能の有無も、あわせて確認したいポイントです。

既存システム(AD・SSO)と連携できるか

従業員規模が大きいほど、アカウント管理の負担は無視できません。Active DirectoryやSSO(シングルサインオン)と連携できれば、既存の認証基盤をそのまま活かせます。前掲のブラザー工業(AD連携・SSO)やNEXCOシステムソリューションズ(約5,300名規模でのSSO活用)の事例のように、大規模組織ほど連携の有無が運用負荷を左右します。

主要なクラウドストレージの比較と特徴

ここからは、事例で取り上げたサービスを中心に、主要なクラウドストレージを紹介します。まずは比較表で全体像をつかみ、気になったサービスは個別の紹介で特徴を確認してください。

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サービス名DirectCloudGigaCCFileforceコワークストレージEveridaysセキュアSAMBAクリプト便使えるファイル箱Fleekdrive
提供会社株式会社ダイレクトクラウド日本ワムネット株式会社ファイルフォース株式会社NTT東日本株式会社yett株式会社kubellストレージNRIセキュアテクノロジーズ使えるねっと株式会社株式会社Fleekdrive
主な特徴・用途ファイルサーバー移行〜大容量転送・承認ワークフロー。大規模・高度な導入に強み企業間・取引先とのファイル転送/共有に特化。上長承認・誤送信対策ファイルサーバー/NASのクラウド化。既存の操作感を維持しコスト最適化中小企業のNAS・ファイルサーバー置き換え。ドライブマウントで移行が容易SmartHR連携で全社共有。テレワーク・多様な勤務形態に強み少人数でも運用しやすいファイルサーバーのクラウド化機密情報の受け渡しに特化。金融機関中心の統制重視ファイルサーバーをまるごとクラウド化。容量課金で大人数向き共有・共同編集+ワークフローで文書管理・業務自動化
料金体系容量課金(ユーザー数無制限)ID課金(用途別3プラン)ID課金/ユーザー数無制限(プラン選択)ID課金(プラン別定額)容量課金(ユーザー数無制限)容量課金(ユーザー数無制限)ユーザー課金(ユーザ単価制)容量課金(ユーザー数無制限)ユーザー課金
月額費用の目安44,000円〜(税抜/500GB)12,000円〜(税別/ASP・10ID)9,900円〜(税別/10ID)2,750円〜(税込/100GB・5ID)13,200円〜(税込/200GB)25,000円〜(300GB)要お問い合わせ
(1,000円/ユーザー・月〜)
25,520円〜(税込/1TB・1年契約)600円〜/ユーザー(税別/最低10名)
国内データセンター(AWS東京リージョン)(純国産・国内DC)(AWS利用。所在地は公式明記なし)(国内サーバー・冗長構成)(国内Microsoft Azure)(AWS東京)(国内Tier4相当DC)(長野・2拠点冗長化)(AWS・国内3拠点分散)
主なセキュリティ認証ISO/IEC 27001・27017、PマークISO/IEC 27017、ISMS、PマークISO/IEC 27001・27017、JIIMA認証ISO/IEC 27001・27017ISO/IEC 27001・27017・27701ISO/IEC 27001・27017・27701ISO/IEC 27001・27017・27018、PCI DSS、ISMAPISO27001認証の国内DCISO/IEC 27001・27017
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

※料金は2026年9月時点の各社公式情報にもとづく最小プランの目安です。最新の料金・税区分は各社公式サイトでご確認ください。

DirectCloud(株式会社ダイレクトクラウド)

DirectCloud(ダイレクトクラウド)のウェブサイト

国産の法人向けクラウドストレージで、ファイルサーバーの移行から大容量ファイル転送、承認ワークフローまで、ガバナンスを効かせたファイルの一元管理を提供します。ヤマハサウンドシステムの約10TB移行や、SHIFTの脱PPAPなど、大規模・高度な事例が豊富です。

Standard〜Enterprise Plusの各プランはユーザー数無制限・容量課金で、全社導入してもユーザー増によるコスト増が発生しにくい設計です。国内データセンター(AWS東京リージョン)で運用し、ISO/IEC 27001・27017認証を取得しています。

GigaCC(日本ワムネット株式会社)

GigaCCのウェブサイト

企業間のファイル転送・共有に特化した純国産の法人向けサービスです。社外とのファイル受け渡しにおける情報漏えい対策を主眼に置き、上長承認ワークフローや送信済みファイルの自動削除など、誤送信を防ぐ機能群を備えます。

エイチワンの月間約230時間削減や、コープデリの紙約98%削減など、取引先・拠点間でのファイル授受の効率化事例が目立ちます。サービス開発からデータセンター、導入後サポートまで国内で完結する点も特徴です。

Fileforce(ファイルフォース株式会社)

Fileforce(ファイルフォース)のウェブサイト

企業のファイルサーバー・NASをクラウド化する純国産のクラウドファイルサーバーです。Windowsエクスプローラー/Mac Finderからアクセスでき、オンプレミスのファイルサーバーと同様の操作感やアクセス権限設計を維持したまま移行できる点を訴求しています。

ブロードリーフのコスト約86%削減や、エイチ・エス損害保険のコスト40%・管理工数90%削減など、コスト最適化の事例が豊富です。ユーザー数無制限プランがあり、1,000名以上の大規模組織にも対応します。

コワークストレージ(NTT東日本)

コワークストレージのウェブサイト

NTT東日本が提供する中小企業向けのクラウドストレージです。オンプレミスの社内ファイルサーバー・NASと同様の操作感で使え、Windowsパソコンにドライブとしてマウントできるため、移行のハードルが低い点が特徴です。

合掌苑のNAS移行や、森平舞台機構の大容量データ共有など、業種を問わない事例が公式に公開されています。データは国内サーバーに保管され、日本語のマニュアル・サポートを提供します。初期費用0円・最低利用期間なしで始められます。

Everidays(エブリデイズ/yett)

Everidays(エブリデイズ)のウェブサイト

SmartHRとの連携に対応した法人向けクラウドストレージで、別アカウントを作らずに全従業員がアクセスできる点が特徴です。東急キッズベースキャンプの産休・育休者との書類授受や、アクティアの客先スタッフを含む全社共有など、テレワーク・多様な勤務形態での情報共有に強みを持ちます。

ファイルの受け取り機能による自動収集や、フォルダ管理・操作ログ、Office製品のオンライン編集を備えます。ISO/IEC 27001・27017・27701認証を取得しています。

セキュアSAMBA(株式会社kubellストレージ)

セキュアSAMBAのウェブサイト

中小企業向けに、シンプルな操作性とセキュリティを両立した法人向けクラウドストレージです。所内データの一元管理やアクセス権限の整理など、少人数の組織でも運用しやすい設計になっています。

税理士法人m2acの所内データ一元管理や、MACオフィスのコスト見直しなど、士業・建設・不動産を含む幅広い業種の事例が公式に公開されています。

クリプト便(NRIセキュアテクノロジーズ)

クリプト便のウェブサイト

機密情報の受け渡しに特化したクラウド型のファイル交換サービスです。情報セキュリティ専門企業であるNRIセキュアが開発・運用し、金融機関を中心に業種・規模を問わず利用されています。

あおぞら銀行の全社統一や、NEXCOシステムソリューションズの大規模利用基盤の整備など、機密ファイル授受の統制を重視する組織での事例があります。周辺機能をあえて絞り、想定されるリスクを限定するシンプル設計が特徴です。

使えるファイル箱(使えるねっと株式会社)

使えるファイル箱のウェブサイト

「社内のファイルサーバーをまるごとクラウドへ」を掲げる中小企業向けのクラウドストレージです。エクスプローラー/Finderに統合される仮想ドライブ型で、ローカルのファイルサーバーと同じ操作感で扱えます。

最大の特徴は、ユーザー数ではなく容量で課金する料金体系です。福助のように、多くの従業員・取引先を抱える組織ほど1人あたりコストを抑えやすくなります。データは国内のISO27001認証データセンターに保管されます。

Fleekdrive(株式会社Fleekdrive)

Fleekdriveのウェブサイト

社内外のファイル共有・共同編集・文書管理に加え、ワークフローによる業務自動化を備えた企業向けオンラインストレージです。承認フローや自動アーカイブなどを標準搭載し、単なるファイル置き場にとどまらない文書管理基盤として使えます。

ストレージ基盤にはAWSを採用し、国内3か所に分散してデータを保管します。監査証跡の長期保存やISO/IEC 27001・27017の取得など、金融・大企業の統制要件に対応しています。

事例で気になったサービスを、料金・容量・セキュリティといった観点で横並びに比較したい場合は、以下の記事が役立ちます。法人向けクラウドストレージ17サービスを対象に、選び方のポイントとあわせて詳しく解説しています。

まとめ

クラウドストレージの導入事例は、脱PPAP・ファイルサーバー移行・拠点間共有・テレワーク・大容量共有・コスト削減といった課題タイプごとに、実在企業がどう解決したかを示してくれます。自社と同じ業種・課題の事例を手がかりにすると、導入後の姿を具体的にイメージでき、社内の検討や稟議も進めやすくなります。

気になるサービスが見つかったら、料金や機能の詳細を資料で比較してみてください。自社の課題に近い事例を持つサービスから確認すると、選定の精度が高まります。

よくある質問(FAQ)

Q. クラウドストレージの導入事例とは何ですか?

A. クラウドストレージの導入事例とは、実在の企業が導入前に抱えていた課題を、どの機能・運用でどう解決し、結果として何が変わったかをまとめた実例です。機能一覧やメリットの一般論では見えてこない、自社と同じ課題を持つ会社の解決像を具体的に確認でき、社内検討・稟議の材料にできます。

Q. クラウドストレージの導入事例はどこで確認できますか?

A. クラウドストレージの導入事例は、各サービスの公式サイトにある「導入事例」ページで確認できます。本記事でも紹介した各事例に公式の導入事例ページへのリンクを添えているため、気になった事例は各サービスの公式サイトでさらに詳しく確認できます。

Q. 自社に近いクラウドストレージの事例はどうやって探せばよいですか?

A. 自社に近い事例は、「業種」と「課題タイプ」の2軸で絞り込むと最短で見つかります。本記事では脱PPAP・ファイルサーバー移行・拠点間共有・テレワーク・大容量共有・コスト削減の6つの課題タイプ別に事例を並べ、業種×課題の対応表も用意しています。自社の業種と課題が交わるところを起点に近い事例から読むと、導入後のイメージをつかみやすくなります。

Q. 中小企業のクラウドストレージ導入事例はありますか?

A. 中小〜中堅企業の導入事例も多数あります。本記事では従業員約150名のアクティアから、数百名規模の合掌苑・フジランドまで、中小〜中堅の実企業事例を課題タイプ別に紹介しています。コワークストレージや使えるファイル箱のような中小企業向けサービスの事例も含むため、自社と近い規模の会社の解決例を確認できます。

Q. 脱PPAPを実現したクラウドストレージの事例にはどのようなものがありますか?

A. 脱PPAPの代表的な事例には、GigaCCで海外拠点連携とPPAP廃止を進めたエイチワン、DirectCloudで誤送信リスクを下げたSHIFT、使えるファイル箱で約2,000社との授受を切り替えた福助などがあります。いずれもパスワード付きZIPのメール送信を、共有リンクやアクセス制御に置き換えて安全なファイル共有を実現しています。

Q. ファイルサーバー・NASをクラウドへ移行した事例はありますか?

A. オンプレミスのファイルサーバー・NASをクラウドへ移行した事例もあります。約10TBを全社移行したヤマハサウンドシステム、NASの管理・コスト負担を解消した合掌苑、20台以上に分散したNASを集約した北海道新聞社などが代表例です。従来と変わらない操作感を保ったまま、運用負荷の軽減とBCP対策を両立しています。

Q. クラウドストレージは情報漏えい対策として有効ですか?

A. クラウドストレージは、共有リンクの有効期限・ダウンロード制限・上長承認・送信済みファイルの自動削除といった統制機能で、情報漏えいや誤送信の抑止に有効です。あおぞら銀行のように全社で安全性を確認したサービスへ統一した事例や、SHIFTのように誤送信リスクを低減した事例があり、機密情報の受け渡しを組織として統制できます。

Q. クラウドストレージの事例から資料請求や比較にはどう進めばよいですか?

A. 気になった事例で使われているサービスの資料を請求し、料金や機能を比較するのが次のステップです。本記事後半の比較表で主要サービスの特徴を俯瞰し、自社の課題に近い事例を持つサービスから資料を取り寄せると、選定の精度が高まります。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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