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国内直収とは?SMSの到達率を左右する「キャリア直接接続」を国際網と比較して解説

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SMS送信サービス比較表(2026年版)

SMS送信サービスの比較資料や営業提案で「国内直収」「キャリア直接接続」という言葉を見かけ、それが何を指すのか迷っていませんか。これはSMS(ショートメッセージ)の配信方式に関する用語で、固定電話の「直収電話(NTT以外の事業者が提供する固定電話)」とは別物です。

結論から言うと、国内直収とは、インターネットや海外事業者を経由せず、国内の携帯キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)のSMSC(SMSを中継する交換機)に直接つないでSMSを送る方式です。「キャリア直接接続」とも呼ばれ、到達率の高さや送信元表示の信頼性に関わるため、SMS送信サービス選びで重視されます。

本記事では、国内直収の意味と仕組みを整理したうえで、国内網(間接接続)・海外網(国際網)との違いを到達率・料金・送信元表示などの観点で比較します。あわせて、用途別の選び方や、国内直収に対応したSMS送信サービスの見分け方まで解説します。SMS配信の導入・見直しを検討している担当者が、自社に合う方式とサービスを判断するための材料としてご活用ください。

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国内直収とは?SMSを国内キャリアのSMSCに直接つなぐ送信方式

国内直収とは、SMS送信サービスが国内の携帯キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)のSMSCに直接接続してSMSを配信する方式です。海外の通信事業者やインターネット上の中継網を挟まず、キャリアの網内で完結して相手の端末に届くため、到達率が高く、送信元の信頼性を保ちやすいのが特徴です。

SMSの配信経路は、大きく「国内直収」「国内網(間接接続)」「海外網(国際網)」の3つに整理されます。国内網(間接接続)は、自社でキャリアと直接契約せず、国内のアグリゲーター(配信を取りまとめる事業者)などを介してキャリアへ渡す方式で、間に事業者が入るぶん品質や料金の条件はその事業者しだいになります。

海外網(国際網)は海外の通信事業者を経由する方式です。なお、これらは公的機関が定めた正式な用語ではなく、各社が自社の接続形態を説明するために使う業界用語で、本記事でも一般的な接続形態の解説として扱います。

送信サービスから受信者の端末まで、どこを通るかを3つの経路で図にすると次のとおりです。

SMSの3つの配信経路を示す経路図。国内直収(キャリア直接接続)はSMS送信サービスから国内キャリアのSMSC(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)に直接つなぎ受信者の端末へ届く。国内網(間接接続)はアグリゲーター等の事業者を介して国内キャリアのSMSCへ渡す。海外網(国際網)は海外の通信事業者を経由し、国内キャリアで海外発SMS拒否・迷惑SMS自動判定の対象になる。

固定電話の「直収電話」とは別物

「直収」という言葉は、固定電話の「直収電話」(NTT以外の事業者が自社設備で提供する固定電話)でも使われますが、SMSの国内直収とはまったく別の話です。検索すると両方の解説が混在しますが、本記事で扱うのはSMS配信の接続方式としての国内直収で、SMS送信サービスを比較している場面なら固定電話の直収電話は気にする必要はありません。

国内直収・国内網(間接接続)・海外網(国際網)の違いを比較

ここからは、SMSの3つの配信経路が、到達率・料金・送信元表示・速度・迷惑SMS判定・なりすまし耐性の観点でどう違うのかを比較します。まずは全体像を表で確認してください。

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比較項目到達率1通あたりの料金送信元の表示送信の速度・遅延迷惑SMS判定・海外発ブロックの影響なりすまし・セキュリティ
国内直収(キャリア直接接続)高い(各社の公表値で98〜99.9%。いずれも自社調べ・検証試験値)従量課金(送信ごと)または到達課金(届いた分のみ)。単価は1通6円〜9.35円など各社で幅がある電話番号または共通番号(英数字の差出人名は設定不可)中継が少なく、速く安定するとされる受けにくい(国内キャリア網で完結)キャリア審査を経た共通番号・公式アカウントで送信元を担保しやすい
国内網(間接接続)直収に準じるが、介在事業者の品質しだいでばらつく直収と同程度〜やや高くなることがある(介在事業者のマージンが上乗せされるため)電話番号が中心直収に準じる国内経由のため海外発ブロックの対象外電話番号送信元で一定の信頼性
海外網(国際網)下がり得る(キャリアの海外発SMS拒否・迷惑SMS自動判定の対象になるため)直収より安い傾向英数字の差出人名を設定できる経路がある中継が多く、遅延や不達が生じやすいとされる海外事業者発として拒否・自動判定される場合がある差出人名を自由に設定できるぶん、なりすまし・偽装がされやすいとされる

表の到達率や料金の数値は、いずれもSMS送信サービス各社が公表している自社調べ・検証試験の値です。算出方法や母数、除外条件(受信拒否・圏外・電源OFFなど)が各社で異なるため、同じ国内直収でも公表値は98〜99.9%と幅があります。

特定の代表値に丸めず、出所とあわせて幅のあるものとして捉えるのが実態に即しています。一方、海外網の到達率については、中立な第三者調査による一次データを確認できなかったため、本記事では具体的な数値ではなく傾向として示しています。

出典・参考資料(3件)

国内直収のメリットと、到達率・セキュリティに差が出る理由

ここからは、国内直収が選ばれる理由と、なぜ経路によって到達率やセキュリティに差が出るのかを、キャリア公式の仕様に沿って解説します。

高い到達率と送信元の信頼性というメリット

国内直収の主なメリットは、到達率が高く安定していることと、送信元の信頼性を保ちやすいことです。国内キャリアのSMSCに直接つなぐため、後述する海外発SMSのブロックや迷惑SMS判定の影響を受けにくく、本人認証コードや重要通知のように「確実に届けたい連絡」に向いています。

この到達率の差は、SMSの配信を担う事業者も現場で実感しています。SMS配信サービス「SMSLINK」を提供する株式会社ネクスウェイは、他社サービスからの乗り換え相談の背景を次のように説明しています。

田島氏
株式会社ネクスウェイ 事業推進部 マーケティングG
田島氏
独自インタビューより

当社は国内4キャリアすべてと直接接続しており、高品質で安定した通信環境を提供しています。実際に、他社サービスからのリプレイス理由として「SMSが届かない」という課題からお問い合わせをいただくことも多いです。

送信元についても、国内直収では電話番号やキャリアが管理する共通番号を使うため、受信者が発信元を識別しやすくなります。キャリアが割り当てる共通番号(「0005」で始まる番号など)を用いて国内4キャリアに対応するサービスもあり、差出人を自由な英数字にできない代わりに、なりすましと疑われにくい形で届けられます。

なぜ経路によって到達率・セキュリティに差が出るのか

差が生まれる大きな理由は、国内キャリアが海外事業者発のSMSや迷惑SMSを拒否・自動判定する仕組みを公式に用意していることです。海外網(国際網)を経由するSMSは、これらの対象になって届かないことがあります。NTTドコモは「国際SMS拒否」という設定を次のように説明しています。

海外事業者の利用者から送信されたSMSを拒否することができます。設定が完了するとすぐに海外事業者の利用者から送信されたSMSが届かなくなります。

出典:SMS拒否設定|NTTドコモ

同様の仕組みは他社にもあります。auは2023年2月から、迷惑SMSの疑いがあるものを自動判定して届かないようにする「迷惑SMSブロック」を標準で提供しており、海外事業者からのSMS受信を拒否する設定も用意しています。

ソフトバンクも「海外電話番号メールの拒否」という設定で、海外事業者の携帯電話から送られるメッセージを拒否できます。3社そろって海外発のSMSを止める仕組みを持っているため、海外網経由のSMSは国内直収に比べて到達率が下がり得るのです。

なりすましの観点でも経路による差があります。海外網では英数字の差出人名を自由に設定できる経路があり、企業名などをかたった偽装がしやすいとされます。SMSを使ったフィッシング(スミッシング)は社会問題化しており、警察庁や総務省も注意を呼びかけています。

これに対し国内直収では、キャリアが管理する共通番号や、キャリアの審査を経た公式アカウントを使って送信元を担保する仕組みがあります。差出人を英数字で自由に設定するのではなく、キャリア側で管理・認証された番号やアカウントから送るため、受信者が発信元を識別しやすくなります。

出典・参考資料(4件)

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国内直収のデメリット・注意点

国内直収にはメリットだけでなく、選ぶ前に押さえておきたい注意点もあります。ここで具体的に確認しておきましょう。

1つ目は、送信元を英数字の差出人名(企業名などの文字列)で表示できないことです。国内直収では送信元が電話番号または共通番号になるため、海外網のように「自社ブランド名」を差出人として表示したい場合には向きません。なりすまし耐性の裏返しでもあり、受信者に発信元を識別してもらいやすい一方で、表示の自由度は下がります。

2つ目は、1通あたりの料金が海外網を経由する方式より高くなる傾向があることです。国内キャリアと直接接続するぶんのコストが単価に反映されるため、大量配信でコストを最優先する場合には総額を試算して比較する必要があります。ただし到達しなかったSMSは成果につながらないため、到達率まで含めた費用対効果で判断することが大切です。

3つ目は、導入時にキャリアの審査や番号の準備で一定の期間がかかる場合があることです。共通番号を使う方式では送信元番号を他の送信企業と共有することもあり、受信者が番号だけで自社を特定しにくい場面もあります。急ぎで送りたい、あるいは自社固有の番号や差出人名で送りたいといった要件がある場合は、申し込み前に提供元へ確認しておくと安心です。

用途別の選び方|認証・重要通知・督促は国内直収が向く

どの方式を選ぶべきかは、SMSを何に使うかで変わります。ここまで見てきた到達率・送信元・コストの違いをもとに、用途別の考え方を整理します。

  • 本人認証(ワンタイムパスワード)・二段階認証:届かなければログインや取引が止まるため、到達率が最優先。国内直収が向きます。
  • 支払いの督促・重要通知:確実に本人に届き、なりすましと疑われずに読んでもらう必要があるため、到達率と送信元の信頼性で国内直収が適します。
  • 予約リマインド・行政や医療の連絡:不達が業務の滞りに直結するため、国内直収による安定した到達が安心です。
  • 大量の販促・キャンペーン告知:コストを最優先するなら海外網も選択肢になりますが、到達率の低下やなりすまし表示のリスクを踏まえ、ブランド毀損を避けたい連絡では国内直収を検討します。

金融・不動産・医療・自治体など、確実に届けたい連絡を扱う業種では、到達率と送信元の信頼性から国内直収が有力な選択肢になります。自社のSMSがどの用途に当たるかを起点に、方式を絞り込むとよいでしょう。

では、こうした業種で国内直収のSMSが実際にどれだけの効果を生んでいるのか。金融でのDM郵送からの切り替えによるコスト削減、医療での電話対応時間の短縮、自治体での督促業務の工数削減など、業界別の導入効果を数値とともに確認できる事例集があります。

国内直収に対応したSMS送信サービスと見分け方

最後に、国内直収に対応したSMS送信サービスの見分け方と、代表的なサービスを紹介します。自社が申し込む候補を絞り込む際の参考にしてください。

国内直収サービスの見分け方

サービスが国内直収かどうかは、次の点を公式サイトや資料で確認すると判断しやすくなります。

  • 公式に「国内直収」「キャリア直接接続」「国内キャリアと直接接続」と明記しているか
  • 対応キャリアとしてNTTドコモ・au・ソフトバンクに加え、楽天モバイルまで直接接続と明記しているか(後発の楽天まで対応を明記しているほど、直収を明確に打ち出している目安になります)
  • 到達率の数値に「自社調べ」「検証試験」などの但し書きや除外条件が示され、根拠をたどれるか

ここからは、国内直収に対応したSMS送信サービスを比較します。まずは主要なサービスを一覧で確認してください。

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サービス名SMSLINKKDDI Message CastオーロラSMS
国内直収の明示「携帯キャリアと直接接続」と明記
(「国内直収」の語は使用せず)
「国内キャリア網接続(直収)」を訴求「国内直収設計」と明記
到達率約98%
(自社調べ・電源off/圏外/受信拒否等を含む)
98%以上
(当社調べ)
99.9%
(当社検証試験・受信拒否/圏外/電源OFFを除く)
料金体系初期0円・月額0円
SMS1通6円〜(従量課金)
初期0円・月額0円
SMS1通9.35円〜(到達課金)
初期0円・月額0円
SMS単価は公式非開示のため要問い合わせ
対応キャリアドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル
(国内4キャリアに直接接続)
au・ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイル
(共通番号0005で4キャリア対応)
ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル
(国内4キャリア直収)
送信元・共通番号電話番号/共通番号
(4キャリア共通番号で双方向返信に対応)
共通番号「0005」
(キャリア公認。+メッセージ認証済みマーク)
電話番号/共通番号
(+メッセージ公式アカウント認証の取得を代行)
RCS対応×(2026年9月時点、公式に記載なし)(2025年5月提供開始。RCS回線対応は2026年3月時点auの記載)(+メッセージ配信に対応。3キャリアのみ、楽天/MVNOは対象外)
詳細情報公式資料を見る公式資料を見る公式資料を見る

※ 到達率・料金は各社公式サイトの記載に基づく(2026年9月時点)。到達率はいずれも各社の自社調べ・検証試験値で、算出方法・母数・除外条件(受信拒否・圏外・電源OFF等)が各社で異なるため単純比較はできません。最新の料金・仕様は各社の公式資料でご確認ください。

SMSLINKのウェブサイト

SMSLINKは、TISインテックグループの株式会社ネクスウェイが提供するSMS配信サービスです。国内の携帯キャリアと直接接続する構成で、公式サイトでは受信拒否・圏外・電源OFFなどを含めた自社調べで約98%の到達率を掲げています。本人認証や督促、重要通知など、確実に届けたい連絡での利用を想定した機能とサポートを備えています。

料金は1通6円からの従量課金で、送信通数などの条件によって変動します。管理画面から手軽に送るWebタイプと、基幹システムと連携するAPIタイプが用意されており、業務への組み込み方に応じて選べる点も特徴です。

2. KDDI Message Cast(KDDI株式会社・Supership株式会社が共同運営)

KDDI Message Castのウェブサイト

通信事業者のKDDIとSupershipが共同運営するKDDI Message Castは、「0005」で始まる共通番号を用いて、au・NTTドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルの携帯4社にSMSを届けます。公式サイトでは当社調べで到達率98%以上・開封率80%以上を掲げ、キャリア発の共通番号による送信元の信頼性を強みとしています。

2025年5月からはRCS(リッチな表現に対応した次世代メッセージ規格)の配信にも対応し、キャリアの審査を経た公式アカウントによる送信が可能です。料金はSMS1通9.35円(税込)からの到達課金で、届いた分だけ課金される仕組みです。

3. オーロラSMS by メディアSMS(株式会社メディア4u)

オーロラSMS by メディアSMSのウェブサイト

株式会社メディア4uが提供するオーロラSMS(メディアSMS)は、公式サイトで「国内直収設計による到達率99.9%」(当社検証試験の結果、受信拒否・圏外・電源OFFを除く)を掲げるSMS配信サービスです。公式サイトで「国内直収設計」と明記しており、対応キャリアもNTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社を挙げています。

国内全キャリアへの直接接続を前提とした設計で、SMSとRCSを組み合わせた配信にも対応します。到達率を重視しつつ、リッチな表現も取り入れたい企業に向いたサービスです。

比較表の「RCS対応」は、画像やボタンを使ったリッチな表現ができるRCS(+メッセージ)に各サービスが対応しているかを示しています。RCSで送れる相手の範囲や料金、SMSとの使い分けを詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

ここでは国内直収に対応した3サービスを取り上げましたが、料金相場や到達率、認証・督促・販促といった用途別の選び方まで含めてSMS送信サービス全体を見比べたい場合は、以下の記事で詳しく解説しています。導入を検討される方はあわせてご覧ください。

まとめ|確実に届けたいSMSは国内直収から検討する

国内直収は、国内の携帯キャリアのSMSCに直接つないでSMSを送る方式で、海外網(国際網)に比べて到達率が高く、送信元の信頼性も保ちやすいのが特徴です。一方で送信元を英数字の差出人名にできない、1通単価が海外網より高くなりやすいといった注意点もあります。

本人認証・重要通知・督促のように確実に届けたい連絡では国内直収が有力な選択肢になります。サービスを選ぶ際は、公式に「国内直収・キャリア直接接続」を明記しているか、対応キャリアや到達率の根拠をたどれるかを確認し、自社の用途に合うものを比較して選びましょう。

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よくある質問(FAQ)

Q. 国内直収とは何ですか?

A. 国内直収とは、インターネットや海外事業者を経由せず、国内の携帯キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)のSMSC(SMSを中継する交換機)に直接つないでSMSを送る配信方式のことです。「キャリア直接接続」とも呼ばれ、海外網(国際網)を経由する方式に比べて到達率が高く、送信元の信頼性を保ちやすいことから、SMS送信サービス選びで重視されます。

なお、国内直収は公的機関が定めた正式な用語ではなく、各社が自社の接続形態を説明するために使う業界用語です。

Q. SMSの国内直収は、固定電話の「直収電話」と同じものですか?

A. SMSの国内直収と固定電話の「直収電話」は、言葉が似ているだけでまったくの別物です。直収電話はNTT以外の通信事業者が自社設備で提供する固定電話サービスを指すのに対し、SMSの国内直収はSMSの配信経路(接続方式)を指します。検索すると両方の解説が混在して表示されますが、SMS送信サービスを比較している場面であれば、固定電話の直収電話は気にする必要はありません。

Q. 国内直収と海外網(国際網)はどう違うのですか?

A. 国内直収と海外網の最も大きな違いは、到達率・送信元表示・料金の傾向です。国内直収は国内キャリアの網内で完結するため到達率が高い一方、海外網は国内キャリアの海外発SMS拒否設定や迷惑SMS判定の対象になり、届かないことがあります。ただし海外網は1通あたりの単価が安い傾向があり、英数字の差出人名を設定できる経路がある点でも異なります。

Q. 国内直収と国内網(間接接続)は何が違うのですか?

A. 国内直収と国内網(間接接続)の違いは、国内キャリアのSMSCに直接つなぐか、間に別の事業者を介してつなぐかという接続の仕方にあります。どちらも国内を経由するため海外発ブロックの対象にはなりませんが、間接接続は事業者が入るぶん、到達率や料金の条件が各社で異なります。いずれも実際の条件はサービスごとに公式サイトや資料で確認するのが確実です。

Q. 国内直収の到達率「98〜99.9%」という数値はどこまで信用できますか?

A. 国内直収の到達率の数値は、いずれもSMS送信サービス各社が公表する自社調べ・検証試験の値で、算出方法や母数、除外条件(受信拒否・圏外・電源OFFなど)が各社で異なるため98〜99.9%と幅があります。特定の代表値に丸めず、出所と但し書き(時点・除外条件)を確認したうえで、幅のあるものとして捉えるのが実態に即しています。

Q. 国内直収のSMSは1通あたりいくらですか?

A. 国内直収の料金は、従量課金が基本で、公表例では1通6円〜、届いた分だけ課金する到達課金で9.35円〜(税込)など、各社で幅があります。国内キャリアと直接接続するぶんのコストが単価に反映されるため、海外網を経由する方式より高くなる傾向があります。ただし到達しなかったSMSは成果につながらないため、単価だけでなく到達率まで含めた費用対効果で比較することが大切です。

Q. 国内直収では送信元を企業名(英数字)で表示できますか?

A. 国内直収では、送信元を英数字の差出人名(企業名などの文字列)で表示することはできず、電話番号またはキャリアが管理する共通番号での表示になります。これはなりすまし耐性の裏返しで、受信者が発信元を識別しやすい一方、表示の自由度は下がります。自社ブランド名を差出人として表示したい場合は、英数字表示に対応する経路を持つ方式を検討する必要があります。

Q. 国内直収に対応したSMS送信サービスはどう見分ければよいですか?

A. 国内直収かどうかは、公式サイトや資料に「国内直収」「キャリア直接接続」と明記しているか、対応キャリアにNTTドコモ・au・ソフトバンクに加えて楽天モバイルまで挙げているか、到達率の数値に「自社調べ」「検証試験」などの但し書きと根拠が示されているかで見分けられます。これらがそろっているほど、国内直収を明確に打ち出したサービスと判断しやすくなります。

Q. どんな用途なら国内直収を選ぶべきですか?

A. 国内直収は、本人認証(ワンタイムパスワード)・二段階認証・支払いの督促・重要通知・予約リマインドのように「確実に届けたい連絡」に向いています。届かなければ業務や取引が止まる連絡ほど、到達率と送信元の信頼性を重視して国内直収を選ぶ価値があります。一方、コストを最優先する大量の販促・キャンペーン告知では海外網も選択肢になりますが、到達率の低下やなりすまし表示のリスクを踏まえて判断します。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
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