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SMS認証の費用はいくら?1通単価・初期費用・月額を主要サービスで比較|相場と抑える方法も解説

SMS認証の費用はいくら?1通単価・初期費用・月額の相場と比較のサムネイル画像
SMS認証サービス比較表(2026年版)のプレビュー

主要15サービスの料金・機能を無料で一覧比較

SMS認証サービス比較表(2026年版)

SMS認証を自社のWebサービスに組み込むことは決まりました。次に求められるのは「うちの規模だと年間いくらか」の1枚の見積もりです。ところが「1通あたり8円から」「1通あたり15円まで」という相場の幅と、初期費用0円・月額0円という入口価格だけを並べた記事を何本読み比べても、稟議に載る金額の桁は決まりません。

本記事は、自社サービスに本人確認・二段階認証としてSMS認証を組み込む側(法人・事業者側)の費用に絞って整理します。個人のスマートフォンでSMSを受け取るときの料金や、SaaSに内包されたMFAの課金の話ではありません。相場帯(8〜15円/通)の意味づけから、主要サービスの1通単価・初期費用・月額基本料の実額、費用を左右する要素、月間送信数から出す年間概算、費用を抑える運用の順に扱います。

紹介する実額は、各社の公式料金ページで2026年8月時点に確認したものです。料金は変動するため、稟議の直前には比較表の下に添えたリンクから最新値を再確認してください。

この記事を読むとわかること
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法人向けSMS認証の1通単価の相場帯(8〜15円)と幅の意味

法人向けのSMS認証(1通あたり)の単価は、公開されているサービスをまたいで見ると、認証コードを想定した短い1通(70文字以内)で、おおむね8〜15円の帯に収まります。単に「相場は◯円〜◯円」と幅を示すだけの記事も多いのですが、この幅はどのキャリア経路で送るかとどこまでオプションを積むかで分かれます。

国内の携帯4キャリアと直接接続する構成(国内直収)は、本記事の比較表のとおり基本単価が1通6〜10円台に収まるサービスが多く、ここに専用番号・SLA上位・音声通話フォールバック・海外SMSなどを積むと、実効単価が15円前後の高い側まで上がります。

海外のSMS交換網(国際網)を経由する構成は基本単価が安い側に振れますが、日本のキャリア側でスパム扱いされて到達率が落ちやすいという裏があります。文字数で単価が階段状に上がる仕組み(後述)も、この帯の上振れ要因になります。

本人認証で使うSMSでは、到達しなかった1通がそのままログインの失敗・登録離脱に直結します。稟議の金額を単価だけで決めると、後になって到達率の差で顧客体験を落とし、原状回復コストで割高になるという逆転も起こります。次のH2では、主要サービスの1通単価・初期費用・月額基本料を並べたうえで、この幅の中で各社がどこに位置するかを見ていきます。

出典・参考資料(2件)

主要SMS認証サービスの料金一覧|1通単価・初期費用・月額を実額で比較

ここからは、主要なSMS認証/SMS配信サービスの1通単価・初期費用・月額基本料・課金方式を、公式料金ページで確認できる実額で並べます。「要お問い合わせ」と表記した項目は、公式料金ページに金額の記載がなく見積もりが必要な項目です。曖昧な代表値で埋めず、公開されていない部分は正直に空欄で残しています。

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サービス名SMSLINKKDDI Message CastオーロラSMS by メディアSMSCuenote SMSSMS HaNaSMSコネクト空電プッシュ
提供会社株式会社ネクスウェイKDDI株式会社(Supership共同運営)株式会社メディア4uユミルリンク株式会社日本テレネット株式会社株式会社アクリートNTTドコモビジネスX株式会社
初期費用0円0円0円0円〜0円要お問い合わせ非公開
要お問い合わせ
月額基本料0円(スタンダード)
専用番号/英字表記プランは30,000円
0円0円0円〜0円要お問い合わせ非公開
要お問い合わせ
1通単価6円〜(本体)
認証機能は~2円/件(発表時)
9.35円(税込)〜要お問い合わせ
(成功分のみ請求の従量制)
6円〜(成功課金・要見積もり)8円〜(二次媒体の参考値・実額は要見積もり)要お問い合わせ非公開
要お問い合わせ
課金方式従量課金
最低利用料1,000円/月
到達課金(成功分のみ)従量課金
ボリューム/特別価格あり
従量課金到達課金(公式は課金方式を非開示)従量課金従量課金
無料トライアル要お問い合わせあり
期間・通数は要問い合わせ
あり
最大2ヶ月
あり
条件は要問い合わせ
あり
条件は要問い合わせ
要お問い合わせ要お問い合わせ
備考国内4キャリア直接接続。認証機能はオプション。
料金取得日:2026年8月時点(公式料金ページ)
共通番号「0005」・携帯4社対応。
料金取得日:2026年8月時点(公式料金ページ)
国内4キャリア直接接続。Pマーク/ISO27001/ISO27017を本体で保有。
料金取得日:2026年8月時点(公式料金ページ)
SMS認証/SMS配信の双方に対応。
単価は公式サイト記載の下限値。
個人・法人SMSの料金体系を並列に解説する運営元。
単価は公式非開示のため二次媒体(ITトレンド)参考値。
SMS認証・通知配信・督促に対応。
料金は公式サイトに記載がなく要問い合わせ。
実額は公式サイト非公開のため要問い合わせ。
詳細情報公式資料を見る公式資料を見る公式資料を見る公式サイト公式サイトサービス詳細を見る公式サイト

※2026年8月時点における各社の公式料金ページ・公式サイトの記載に基づきます。料金は変動する場合があるため、稟議・見積もりの直前に最新値を再確認してください。「要お問い合わせ」は公式に金額の記載がなく見積もりが必要な項目です。

表の見方|「1通単価」の裏側に効いてくる費用

この表を読むときに気をつけたいのは、1通単価が同じ8円でも、その8円の中身が違うことがあるという点です。SMSLINKの「6円〜」・KDDI Message Castの「9.35円〜」は本体のSMS配信単価で、認証コード生成や自動音声通話フォールバックといった認証専用の機能を有料オプションで足す構成があります。

オーロラSMS by メディアSMSは公式料金ページで単価そのものが非公開で、ボリューム割やキャンペーンの余地があります。単価は目安として使い、実際の稟議額は次の「費用の内訳」と「年間概算」を組み合わせて計算します。

SMS認証の費用の内訳|初期費用・月額基本料・送信料・オプションで分解

SMS認証の総額は、初期費用・月額基本料・送信料(従量)・オプションの4つで組み立てられます。この4費目に分けて見ていきます。

初期費用・月額基本料・送信料・オプションの4費目

初期費用は、アカウント開設や初期設定にかかる一時費用です。SMS認証カテゴリの主要サービスは0円としているものが多く、上記の比較表でもSMSLINK・KDDI Message Cast・オーロラSMSはいずれも0円です。

月額基本料は、送信の有無にかかわらず毎月かかる固定費です。月額基本料を数千円規模で設定するサービスもあれば、初期0円・月額0円としたうえで最低利用料を月額側に持たせるサービスもあります。

SMSLINKでは、月の利用額が1,000円に満たない場合に1,000円が請求される最低利用料の仕組みが料金ページに明記されています。

送信料は、実際に送ったSMS1通あたりの従量課金です。ここが単価表の中心になります。オプションは、認証コード生成・自動音声通話フォールバック・専用番号/英字表記・SLA上位プランなど、契約単位で足す機能の費用です。

SMSLINKの専用番号/英字表記プランは月額30,000円、SMSLINK認証機能は発表時点で1件あたり約2円、音声通話は1分あたり18円という具体額がプレスリリースで公開されています(現行の認証機能単価は公式料金ページ上で非掲載のため、稟議前に要問い合わせ)。

出典・参考資料(4件)

文字数で送信料が跳ねる仕組み

SMSの送信料は文字数で段階的に上がる仕組みで、NTTドコモの公式サイトには文字数ごとの料金が次のように示されています。

1〜70文字:3.3円
71〜134文字:6.6円
135〜201文字:9.9円
202〜268文字:13.2円
269〜335文字:16.5円
336〜402文字:19.8円
403〜469文字:23.1円
470〜536文字:26.4円
537〜603文字:29.7円
604〜670文字:33円(いずれも税込・国内SMS 送信料)

出典:ご利用料金(SMS)|NTTドコモ

認証コードだけを送るなら文字数の刻みは効きません。ですが、認証コードに加えて「◯分以内に入力してください」「サポート窓口はこちら」「他人にコードを教えないでください」といった注意書きを重ねていくと、あっという間に70文字を超え、1通あたりの実額が2倍以上になることがあります。この仕組みは、次の「費用を抑える運用」で扱う「70文字以内で認証コードを設計する」という運用テクニックの根拠でもあります。

費用を大まかに掴めたら、次はSMS認証全般のサービス比較へ進み、機能・到達率まで含めた本命を絞る段階に入ります。SMS認証サービス全体の比較記事で、費用に加えて到達率・API連携・海外SMS対応まで含めた比較表とセルフ診断ツールを扱っています。

SMS認証の費用を左右する要素|安く・高くなる5つのポイント

費用の相場帯(8〜15円)と内訳4費目を掴んだところで、この幅がどこで決まるのかを5つの要素で整理します。各要素の末尾に、費用の方向(安くなる/高くなる)を1行で示します。

国内キャリア直収か国際網か

国内直収(国内の携帯4キャリアと直接接続する構成)は、キャリア網の中を通ってエンドユーザーに届くため到達率が高く、なりすまし対策の観点でも整備されています。SMSLINK・KDDI Message Cast・オーロラSMS by メディアSMSはいずれも国内4キャリア直接接続をうたいます。

一方で国際網(海外のSMS交換網)を経由する構成は、単価は安くなりやすい代わりに、日本のキャリア側でスパム扱いされて不達率が上がる可能性があります。

費用の方向:国際網を使うほど安くなりやすい/国内直収を選ぶほど高くなりやすい(ただし到達率の差で、認証失敗による問い合わせや再送コストが逆に増えることがある)。

到達課金とリクエスト課金の違い

SMSの課金方式には、送信リクエストを出した時点で課金するもの(リクエスト課金)と、実際に受信者の端末に届いた分だけを課金するもの(到達課金/成功課金)があります。KDDI Message Castは到達課金を明記しており、届かなかった1通には課金されません。認証用途では、番号解約や電源オフによる不達が一定割合で発生するため、この違いが総額に効きます。

費用の方向:不達率が高い(番号品質が低い)配信では、到達課金のほうが総額が安くなりやすい/不達率が低い配信ではどちらでも同水準になる。

文字数(70文字を超えると単価が跳ねる)

前の節で見たとおり、キャリアの送信料は文字数の階段で決まります。認証SMSも同じ仕組みに乗るため、認証コード+一言(「◯分間有効です」など)で70文字に収める設計にすると、1通単価を最も低い階段に維持できます。逆に、注意書きを厚く重ねて長文にすると、単価は2〜10倍まで跳ねます。

費用の方向:70文字以内に収めると最も安くなる/文字数を増やすほど階段状に高くなる。

海外SMS送信の追加費用

海外ユーザーへ認証SMSを送る場合、国内向けとは別の従量単価が適用されます。NTTドコモの公式料金では、国際SMSは1通50〜500円と国・地域による幅があり、事業者向けサービスでも同様に高額な単価が設定されるのが一般的です。国内会員のみを対象にする稟議なら影響しませんが、越境ECや海外拠点の従業員認証まで含めるなら、想定送信数の何割が海外向けかを事前に把握する必要があります。

費用の方向:海外SMSの割合が増えるほど高くなる(10〜50倍の単価差が発生し得る)。

SMSポンピング詐欺・認証代行への対策コスト

SMSポンピングは、攻撃者がSMS認証のフォームに大量の送信リクエストを流し込み、そこから発生するSMS送信料の一部を悪意ある番号帯の運営側と分け合うタイプの不正です。放置すると、想定していない送信数が膨らんで請求額が数倍に跳ね上がることがあります。

認証コード送信のレート制限・国番号ホワイトリスト・キャプチャの併用など、送信の入口側での対策が費用防衛の主な手段になります。あわせて、SMS認証を「代行」する消費者向けサービスの利用は規約違反や本人性の毀損を招くため、事業者側は「代行を前提にした運用がされていないか」を監視する立場に立ちます。

費用の方向:対策が薄いほど、想定外の送信数で大きく跳ねやすい/対策を厚くするほど、平常時の請求額を予測可能に保てる。

年間概算の試算例|月1,000通/10,000通/100,000通の3規模

稟議に載る「金額の桁」を掴むために、月間送信数×1通単価×12ヶ月の掛け算で年間概算を出しておきます。ここでは、初期費用0円・月額基本料0円のスタンダードプラン(オプション費なし)を想定し、1通単価を8円・12円・15円の3水準に置いています。実際にはオプション費・海外SMS・失敗課金の有無で上下する目安として見てください。

月間送信数1通8円1通12円1通15円
1,000通/月年 約96,000円年 約144,000円年 約180,000円
10,000通/月年 約960,000円年 約1,440,000円年 約1,800,000円
100,000通/月年 約9,600,000円年 約14,400,000円年 約18,000,000円

※初期費用0円・月額基本料0円・オプション費なしのスタンダード想定。実額は最低利用料・専用番号/英字表記プラン・海外SMS・SLA上位プランで上下します。

月10,000通で年間96万〜180万円、月100,000通なら1,000万円台に載るというのが、SMS認証だけを見たときの金額の桁です。たとえば到達課金9.35円のKDDI Message Castで月10,000通なら、9.35円×10,000通×12ヶ月で年間約112万円が基準線になります。

稟議資料には、この掛け算の枠に自社の月間送信数と、必要なオプション費(専用番号・SLA・海外SMS)を足した実額を書き込み、必要ならボリュームディスカウントの適用可否を営業に確認しておきます。

SMS認証の費用を抑える運用|リスクベース認証と無料トライアル

費用の総額を下げる方向は、大きく分けて「送信量そのものを減らす」と「送信単位のコストを下げる」の2つです。ここでは、実装・運用側で効きやすい3つのテクニックを扱います。

不正リスクの高い操作のみに SMS 認証を発動する(リスクベース認証)

すべてのログインでSMS認証を発動させると、送信数はそのままアクティブユーザー数×ログイン頻度になり、SMS費用が青天井で伸びます。かっこ株式会社の解説記事でも、コストを抑えるには「不正なログインのみに SMS 認証をかけることが重要」と示されています。

実装上は、いつもと違うIPアドレス/デバイス/地域からのログインだけをリスクと判定してSMS認証に移すという運用が典型です。月間送信数が数分の1に圧縮できるケースもあり、単価の1〜2円を削る努力よりも効きます。

出典・参考資料(1件)

無料トライアルで送信規模の実測をしてから本契約

各社の無料トライアルは、稟議の金額を実測に落とすための良い機会です。KDDI Message Castは公式料金ページで「別途申し込みフォームで送付」の無料トライアルを、オーロラSMS by メディアSMSは「最大2ヶ月」の無料デモアカウントを案内しています。

自社の想定シナリオ(会員登録・ログイン・パスワード再設定)でトライアル送信を実行し、月間送信数の実測と到達率・失敗率を掴んでから本契約に進めば、稟議の数字の解像度が上がります。

認証コードを 70文字以内で設計する

キャリアの送信料は70文字で階段を1つ上がる仕組みなので、認証コード・有効期間・注意書きを70文字に収める設計にすると、1通単価を最も低い階段に維持できます。「認証コード: 123456(10分間有効)」のような最小構成に絞り、詳細な注意書きは認証コードのランディングページ側に置く運用が効きます。

費用軸でSMS認証サービスを選ぶ4つの視点

費用の桁を掴んで、次はサービスを絞る段階です。ここでは費用に紐づく4つの視点だけを扱います。機能・到達率・API・海外SMS対応まで含めた本命の絞り込みは、SMS認証サービスの比較記事の比較表とセルフ診断ツールで進めてください。

総費用(1通単価+オプション+初期)で見る

比較表の「1通単価」だけで安さを判断せず、専用番号・SLA上位・海外SMS・失敗課金の有無まで含めた総額で比べることが重要です。SMSLINKなら本体6円〜に認証機能オプション(発表時~2円/件)が乗り、KDDI Message Castは到達課金の9.35円〜が本体、オーロラSMSは要見積もりでボリューム割の余地があります。

実額は同じ想定送信数を伝えて相見積もりを取り、稟議に載る総額に揃えておきたいところです。

到達率と国内直収の裏づけ

単価が安くても、認証コードが届かないと登録・ログインの失敗に直結します。国内直収を明示するサービスは、その裏づけとして「携帯4社との直接接続」「共通番号の運用」「Pマーク・ISO/IEC 27001・27017」といった要素を公表しています。到達率の数値そのものは各社の自社調査値であることが多いため、数値の高低よりも「直収の技術的な裏づけがどこまで示されているか」で見るのが実務的です。

API 実装工数と既存システム連携

認証コードの生成・送信・照合をワンステップで完結する専用APIを持つサービス(SMSLINK・オーロラSMS)と、SMS送信APIだけを持ちOTPの生成・検証は自社側で実装するサービス(KDDI Message Cast)では、実装工数と検証責任の所在が変わります。開発チームの体制に応じて、どちらの構成が総費用(実装工数+運用工数)を下げるかを見ます。

SLA・セキュリティ認証と海外SMS

金融・公共・EC の本人確認に使うなら、SLA上位プランやセキュリティ認証(プライバシーマーク・ISO/IEC 27001・27017)の保有主体を確認しておきたいところです。オーロラSMSはPマーク・ISO27001・ISO27017を本体で保有していると公表しています。海外SMSの割合が想定より高いなら、海外向け単価とキャリア別対応の一覧をあらかじめ要問い合わせで確定させてから稟議に進めます。

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主要SMS認証サービスの費用と特徴|まず見積もりを取りたい3社

ここまでの費用軸を踏まえて、まず見積もりを取りにいく3社(SMSLINK/KDDI Message Cast/オーロラSMS by メディアSMS)を、費用の観点から個別に見ていきます。

SMSLINKの公式サイト

SMSLINKは、株式会社ネクスウェイ(TISインテックグループ)が提供するSMS配信サービスで、SMS認証はオプションの「認証機能」として提供されます。初期費用0円・月額0円のスタンダードプランで、SMS本体の従量単価は1通6円から。専用番号/英字表記プランは月額30,000円、月の利用額が1,000円に満たない場合は最低利用料1,000円が請求されます。

認証機能の単価は、2022年8月のプレスリリース時点で1件あたり約2円、SMS送信料は8円〜、音声通話は18円/分と示されていました。現行の認証機能単価は公式料金ページ上では非掲載のため、稟議前には要問い合わせでの確定が前提になります。認証コード生成→SMS送信→自動音声通話フォールバック→認証チェックをAPI経由でワンステップに扱える点は、実装工数を抑えたい開発チームに向きます。

公式サイトでは国内4キャリアとの直接接続と、TISインテックグループとしての運用体制、プライバシーマーク保有を訴求しています。導入実績は本体で「7年で3,500社超」と公開されています。費用面では、小規模から始めて送信量が伸びた段階で単価交渉に入る使い方に向くサービスです。

2. KDDI Message Cast(KDDI株式会社)

KDDI Message Castの公式サイト

KDDI Message Castは、KDDI株式会社とSupership株式会社が共同運営する法人向けメッセージ配信サービスです。SMS認証は、SMS送信API(HTTPS API)を経由してアプリの会員登録時のOTP送信・ログイン時の二段階認証に組み込みます。初期費用0円・月額0円、SMS従量単価は9.35円(税込)から、届いた分だけを請求する到達課金です。

費用の予測を安定させたい稟議に向くのが、この到達課金の設計です。番号解約や電源オフによる不達に課金されないため、番号品質の低いユーザー基盤でも「請求額の上限が読める」という利点があります。共通番号「0005」を送信元に使えるため、なりすまし対策の観点でエンドユーザーが受け取りやすい設計にも寄与します。

KDDI公式のプレスリリースでは、外部の調査(全国20〜60代1,688人対象、公表基準日2025年4月10日)でシェア16.60%と発表されており、企業向けSMS送信サービスの中でも上位の導入実績が示されています。

無料トライアルは公式料金ページで「別途申し込みフォームで送付」と案内されており、業界メディアでは最大2ヶ月・3,000通までの記載が確認できるものの、期間・通数の数値は公式ページ本文には明記がないため、稟議の前に条件を要問い合わせで確定させることを推奨します。

3. オーロラSMS by メディアSMS(株式会社メディア4u)

オーロラSMS by メディアSMSの公式サイト

オーロラSMS by メディアSMSは、株式会社メディア4uが2011年のキャリア間相互通信開始当初から提供している法人向けSMS配信サービスです。SMS認証は「認証オールインワンサービス(services-db)」として、OTPの生成・送信・照合判定をワンステップのAPIで返す構成で提供されます。

初期費用0円・月額基本料0円、送信は成功分だけを請求する従量制で、1通単価は公式料金ページ上は「お問い合わせください」の扱いで、ボリュームディスカウントやキャンペーン価格の余地があります。

SMS が届かない場合のフォールバック手段として、自動音声応答(IVR)による発信認証を組み合わせられる点が費用と品質のバランスを取りやすい設計です。固定電話にも対応するため、SMSが届かない顧客層を認証失敗のまま取りこぼさずに済みます。

セキュリティ認証はメディア4u本体でプライバシーマーク(登録番号 17001173)・ISO/IEC 27001(JP24/00000114)・ISO/IEC 27017(JP24/00000115)を保有しています。

デロイト トーマツ ミック経済研究所の「ミックITリポート2025年12月号」で、国内法人向けSMS配信数シェア5年連続No.1と発表されています。無料トライアルは最大2ヶ月・無料デモアカウントが公式に案内されており、契約前に実測を挟みたい場合に扱いやすい構成です。

まとめ|稟議の桁と次に見積もる2〜3社を絞るまでの道筋

SMS認証の費用は、8〜15円の相場帯の中で、国内直収か国際網か・課金方式(到達/リクエスト)・文字数・海外SMS・SMSポンピング対策の5要素で決まります。相場帯の意味づけを掴み、比較表の実額を稟議の月間送信数に掛けて年間概算の桁を出せば、上申資料の骨格は組み上がります。

ここまで読み進んで見えてくるのは、単価だけを追わないほうが総額を抑えられる、という現実です。70文字以内で認証コードを設計する、不正リスクの高い操作のみに認証を発動する、無料トライアルで送信規模を実測してから本契約に入る——この3つの運用テクニックだけで、月間送信数と実効単価の両方を絞れます。

次のステップは、費用と合わせて機能・到達率・API連携・海外SMS対応まで並べて比較し、見積もりを取る2〜3社を絞ることです。SMS認証サービス全体の比較記事に、料金・到達率・機能を横断する比較表と選定ロジックをセルフ診断ツール形式でまとめています。

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よくある質問(FAQ)

Q. SMS認証のコード受信に、ユーザーからも料金がかかりますか?

A. 受信側に通信料はかかりません。 日本国内の主要キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)はSMSの受信料を無料と定めており、認証コードのSMSも同じ扱いです。事業者側にかかる費用は「SMSを送る側」の従量単価(法人向けで8〜15円/通)と月額基本料・初期費用で、受信者側の負担はありません。

Q. 「初期0円・月額0円」は本当ですか?隠れコストはありませんか?

A. スタンダードプランでは、初期0円・月額0円の記載は各社の公式料金ページで確認できます。 ただし、専用番号や英字表記プラン(例: SMSLINKは月額30,000円)、SLA上位プラン、認証機能オプション、海外SMS、最低利用料(例: SMSLINKは1,000円/月)を組み合わせると、実額は月額側で数万円単位に乗ることがあります。稟議前に、想定する構成を伝えて相見積もりを取るのが安全です。

Q. 月10万通のSMS認証を送ると、年間いくらになりますか?

A. 1通単価8円で年間約960万円、12円で年間約1,440万円、15円で年間約1,800万円が桁の目安です(初期・月額・オプションを含まないスタンダード想定)。実額は、専用番号・SLA・海外SMS・失敗課金の有無で上下します。ボリュームディスカウントの適用可否と、送信数の見込みが上下する幅を各社の営業と確認したうえで、稟議には範囲値(例: 900万〜1,600万円/年)で示すのが実務的です。

Q. 海外ユーザーへのSMS認証は、国内と同じ単価で送れますか?

A. 送れません。海外SMSは国・地域ごとに単価が別で、国内向けの10〜50倍になることもあります。 NTTドコモの公式料金では国際SMSは1通50〜500円と示されており、事業者向けサービスでも同様に国別の単価が設定されます。海外会員が想定にある場合は、想定される国・地域と月間送信数を伝えて事前に単価表を受け取り、年間概算の別項目として稟議に載せてください。

Q. 到達課金とリクエスト課金は、どちらのほうが得ですか?

A. 不達率が高い配信では到達課金のほうが総額が安くなります。 番号解約・電源オフ・受信拒否が想定される会員基盤では、リクエスト課金だと「届かなかった1通」にも課金されるため、月間送信数の1〜3割分が請求額に上乗せされ得ます。

KDDI Message Castのように到達課金を明示するサービスは、この分だけ請求額の予測が安定します。番号品質の高い会員基盤(新規登録直後など)ならどちらでも同水準になります。

Q. SMSポンピングで請求額が急に膨らんだ場合、どう防げますか?

A. 送信の入口側にレート制限・国番号ホワイトリスト・キャプチャを組み合わせるのが基本の防衛策です。 SMSポンピングは、悪意のある番号帯へ大量のSMSを送らせ、送信料の分配で利益を得るタイプの不正で、放置すると平常時の数倍の請求が発生します。

SMS認証を実装する側では、認証コード送信の頻度制限・IP単位のブロック・不審な国番号の一括拒否・ボット判定(reCAPTCHA等)の併用が有効です。認証SMSは「サービス提供側の任意の判断で送信できる」設計にせず、必ず正規のユーザー起点のイベントに紐づけて発火させます。

Q. 無料トライアルではどこまで実測できますか?

A. 本番想定の会員シナリオでの送信件数・到達率・不達理由まで実測できるサービスが多く、稟議の数字を実測に置き換えられます。 オーロラSMS by メディアSMSは最大2ヶ月の無料デモアカウントを、KDDI Message Castは別途申し込みフォームで送付される無料トライアルを案内しています。

件数の上限・送信可能なテスト番号の制限は各社で異なるため、想定シナリオ(会員登録・パスワード再設定・ログイン)を先に共有して、必要な件数と期間が確保できるかを確認してから開始するのが実務的です。

Q. 認証コードが70文字を超えたら、どのくらい料金が上がりますか?

A. キャリアの送信料は文字数の階段(NTTドコモ公式で1〜70文字3.3円、71〜134文字6.6円、以降67文字ごとに階段状に上がる)で決まります。 70文字を超えると1通あたりの送信料が2倍・3倍と上がる可能性があり、事業者向けサービスの1通単価も同じ仕組みに乗る設計が一般的です。認証コード+有効期間+一言注意で70文字以内に収める設計にすれば、1通単価を最も低い階段に維持できます。

出典・参考資料(1件)

Q. Microsoft Entra IDのようなSaaS内のSMS MFAは、SMS認証サービスの料金と何が違いますか?

A. SaaS側でMFAを提供する構成では、SMSの通信費はライセンス費に内包されるか、トランザクション単位の別課金になります。

Microsoft Entra IDでは、Free プランはMicrosoft AuthenticatorアプリのみでSMS/電話MFAが利用不可、P1/P2ではライセンス料に内包、External IDではトランザクションごとに約$0.03/回の課金と公式Q&Aで示されています(いずれも2026年8月時点)。

Microsoftは Entra ID の SMS/電話 MFA を段階的に廃止する方針も公表しているため、利用時は最新の提供状況を確認してください。

自社サービスに組み込む用途で、送信数が多い場合や国内キャリア直収の到達率が要る場合は、本記事のSMS認証サービスを別途契約するほうが総額でも運用面でも扱いやすくなります。

Q. 稟議に載せるとき、費用の項目はどう分解すればいいですか?

A. 初期費用・月額基本料・SMS従量費(月間送信数×単価×12ヶ月)・オプション費(専用番号・認証機能・海外SMS・SLA)・想定外送信への予備費、の5項目に分けて示すのが実務的です。 単価と想定送信数の掛け算だけを書くと、専用番号や海外SMSといった隠れコストが後から浮上して稟議のやり直しになります。

5項目それぞれに、公式料金ページの記載・見積もりの根拠を注記しておくと、上申先の意思決定者が確認しやすくなります。

Q. SMS認証「代行」サービスとは何ですか?費用面での注意点は?

A. SMS認証「代行」は消費者側が本人性を偽って認証コードを受け取るタイプの外部サービスで、事業者側が使うSMS認証サービスとは別物です。 事業者側は「代行を前提にした不正登録」が発生していないかを監視する立場に立ち、対策のためのレート制限・IPブロック・キャプチャの費用を運用コストとして見込みます。

SMSポンピングと同じく、対策が薄いと平常時の請求額に比べて数倍のSMS費用が発生することがあり、費用防衛の観点でも監視は必要です。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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