現金しか使えないために、来店や客単価アップの機会を取りこぼしていないでしょうか。カラーやパーマなど高単価メニューでカード払いを求めるお客様は多く、施術後にお客様を待たせず席や受付でスムーズに会計したいという声も増えています。美容室でキャッシュレス決済を新しく導入する、あるいは今の端末から乗り換えるサロンが広がっています。
一方で、決済端末やサービスは数多く、決済手数料・入金サイクルといったコストや、レジ周りの省スペース、予約システムとの連携など、美容室ならではの確認事項も少なくありません。自店に合う端末・サービスを選ぶには、どのような観点で見比べるべきでしょうか。
本記事では、美容室で使えるキャッシュレス決済端末・サービスを比較・解説します。決済手数料・初期費用・入金サイクルに加え、施術席・受付での会計に向く端末形状、予約システム・POSレジとの連携、客単価の高い施術での分割払い可否など、美容室に効く選定観点を整理しました。自店に合う端末を見つけ、資料請求する候補を絞り込むための材料としてご活用ください。
また、自店の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
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本記事の対象範囲
本記事では、美容室(ヘアサロン)で施術後の店頭会計に使うキャッシュレス決済端末・サービスを比較します。個人経営のサロンから、スタイリスト数名の小規模店、数店舗を展開する小規模チェーン、面貸し・シェアサロン、これから開業するサロンまでを対象としています。エステサロン・ネイルサロン・リラクゼーションなどヘアサロン以外の業態は本記事の対象外です。
会計の場面は、受付カウンターでまとめて会計する「受付会計」と、施術席やカウンセリング席で会計する「席会計」の両方を想定します。どちらの動線で会計するかによって、置きやすい端末の形状や必要な機能が変わるため、端末形状の選び分けを軸に整理します。
美容室に絞らず、業種を問わずクレジットカード決済端末全体を見比べたい場合は、以下の記事で端末の種類・決済手数料・選び方をまとめて解説しています。
クレジットカード決済端末おすすめ15選を比較|種類・手数料・選び方を解説
店舗で「クレジットカードは使えますか」と聞かれて断り、そのまま会計を逃した経験はありませんか。キャッシュレス比率が上がるなかで、現金しか扱えない店舗は来店客の選択肢から外れやすくなっています。一方で、決済端末は据置型・オールインワン・モバイ…
美容室にキャッシュレス決済を導入するメリット
ここでは、美容室がキャッシュレス決済を導入することで得られる主なメリットを整理します。
客単価アップにつながります。カラー・パーマ・トリートメントや店販品など、まとまった金額の支払いでは、手持ちの現金を気にせずカードで支払えることが追加メニューの提案や購入を後押しします。
来店機会の取りこぼしを防げます。現金の持ち合わせが少ないお客様や、日常的にキャッシュレスで支払う層を逃さずに済みます。予約前に「使える支払い方法」を確認するお客様にも選ばれやすくなります。
会計業務を効率化できます。施術後の会計を短時間で終えられ、次のお客様の対応に移りやすくなります。レジ締めや釣銭準備の手間も減り、少人数で運営するサロンほど負担軽減の効果が表れます。
現金管理のリスクを減らせます。釣銭の受け渡しミスや売上金の照合作業、盗難リスクを抑えられます。施術で手が触れる現場では、現金に触れずに会計できることが衛生面でも利点になります。
顧客満足度とリピートの向上が期待できます。会計がスムーズになるほど施術後の印象がよくなり、ポイントを貯めたい・キャッシュレスで支払いたいというお客様の希望に応えることが再来店につながります。
データで見るキャッシュレス決済の広がり
国内のキャッシュレス決済は年々広がっています。総務省の白書は、経済産業省の調査をもとに次のように示しています。
経済産業省の調査によれば、キャッシュレス決済比率は堅調に上昇し、2024年は42.8%になった。コード決済も利用が拡大し続けており、2024年時点でキャッシュレス決済額全体の9.6%を占める。
出典:令和7年版 情報通信白書|総務省
この42.8%は国内全体の水準です。対面で施術を提供する美容室でも、現金以外の支払いに応えられるかどうかが、来店のしやすさや会計時の満足度に関わります。コード決済(QRコード決済)も伸びているため、クレジットカード・電子マネー・QRコードを一台で受けられる体制が求められます。
美容室で使えるキャッシュレス決済の種類
ここからは、美容室で押さえておきたいキャッシュレス決済の3つの手段を整理します。どの手段にどこまで対応するかで、必要な端末やサービスが変わります。
クレジットカード決済
クレジットカードは、客単価の高い施術で利用されやすく、美容室で最初に対応したい決済手段です。VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners Clubといった主要ブランドに幅広く対応しているか、カードを端末にかざすだけのタッチ決済に対応しているかを確認します。
電子マネー決済
電子マネーは、少額でもスピーディーに会計できる手段です。Suica・PASMOなどの交通系電子マネーや、iD・QUICPayといった非接触型に対応していると、日常的に電子マネーを使うお客様の会計をスムーズに進められます。
QRコード決済
QRコード決済(コード決済)は、若年層を中心に利用が広がっています。PayPay・楽天ペイ・d払い・au PAYなどに対応するかどうかは、来店するお客様の層によって重要度が変わります。対応ブランドが多いほど、支払い方法をお客様に合わせやすくなります。
美容室に合うキャッシュレス決済・端末の選び方
ここからは、自店に合う候補を絞り込むための6つの観点を解説します。順に確認することで、必要な機能と予算に合ったサービスが見えてきます。
対応する決済ブランド・決済手段の広さは十分か
まず、自店のお客様が使う支払い方法をカバーできるかを確認します。クレジットカード・電子マネー・QRコードのそれぞれで、どのブランドまで対応するかはサービスによって差があります。
幅広い層が来店する立地では3つの手段すべてに対応できると取りこぼしが減り、逆に客層が明確なら必要なブランドに絞って手数料を抑える判断もできます。1台の端末でどこまでの手段をまとめて受けられるかも、会計動線を考えるうえで重要な確認点です。
決済手数料・初期費用・入金サイクルは自店の資金繰りに合うか
コストは、端末費用や月額費用といった固定費だけでなく、売上のたびに差し引かれる決済手数料と、売上金がいつ入金されるかまで含めて見ます。手数料はブランドや決済手段によって料率が異なる場合があります。
入金サイクルは、月1〜2回のサービスもあれば、翌営業日や最短即日で入金されるサービスもあります。仕入れや家賃の支払いが先行しやすい小規模店では、入金の早さと振込手数料の有無が資金繰りに直結します。売上規模を当てはめて、手数料と入金タイミングの合計負担で比較することが大切です。
提示された決済手数料が自店にとって妥当な水準か見極めたい場合は、業種別の手数料相場と主要サービスの料率を比べた以下の記事もあわせてご確認ください。
席会計・受付会計に合う端末形状で選べているか
会計をどこで行うかによって、置きやすい端末の形状が変わります。受付カウンターでまとめて会計するなら、決済・レシート印刷・売上管理を1台でこなす据え置き型が使いやすくなります。
一方、施術席やカウンセリング席で会計するなら、通信を内蔵して持ち運べる一体型が向きます。レジ周りが狭く据え置き端末を置く場所がないサロンでも、省スペースなモバイル型やカードリーダー型なら導入しやすくなります。自店の会計動線と設置スペースを起点に端末形状を絞り込みます。
予約システム・POSレジと連携できるか
予約システムやPOSレジと会計を別々に入力していると、金額の打ち間違いや売上集計の二度手間が起きやすくなります。決済端末が予約システムやPOSレジと連携できれば、施術内容から会計、売上データまでを一つの流れで扱えます。
ただし、決済端末の連携は「POSレジとの連携」が中心です。ホットペッパービューティー(サロンボード)のような美容室向け予約システムとの直接連携は、対応が端末やサービスによって分かれます。
すでに使っている予約システムがある場合は、その予約システムとの連携実績を各社に確認しておくと確実です。売上や顧客データを一元管理したいサロンほど、連携の可否が運用効率を左右します。
客単価と分割払いに対応できるか
縮毛矯正やカラーの複合メニュー、回数券・年間契約など、まとまった金額のメニューを扱うサロンでは、分割払いの需要が生まれます。クレジットカードの分割払い(割賦)は、割賦販売法上、2ヵ月以上かつ3回払い以上(リボルビングを含む)の後払いを指します。
出典・参考資料(1件)
ここで言う「分割払い対応」には、性質の異なる2つがあります。1つは、分割・リボ・ボーナス払いのように、利用客がカード会社との間で支払い方法を選ぶもので、店頭の端末はその受付に対応していれば足り、多くのクレジットカード対応端末が受け付けられます。
もう1つは、店頭で分割回数を指定する自社分割や、月額メニュー・回数券のための継続課金です。こちらは対応する端末・サービスが限られる場合があります。高単価メニューや定期メニューが多いサロンでは、必要な支払い方法に対応するかを事前に確認しておくと安心です。
操作性・サポート・審査期間は十分か
端末は毎日スタッフが扱うため、画面のわかりやすさや操作の手数の少なさが日々の使い勝手を左右します。少人数のサロンでは、トラブル時に電話やチャットで相談できるサポート体制があると安心です。
また、キャッシュレス決済は申し込みから加盟店審査を経て利用開始となるため、審査にかかる期間もあらかじめ把握しておきます。開業日やリニューアルに合わせて導入したい場合は、審査期間を見込んで早めに申し込むことが必要です。
美容室向けキャッシュレス決済端末のタイプ(端末形状で選ぶ)
美容室では、会計をどこで行うか・レジ周りにどれだけスペースがあるかで、向いている端末が分かれます。ここでは端末形状で3つのタイプに整理しました。自店の会計動線と設置場所から、当てはまるタイプを見つけてください。

| モバイル・ポータブル型(席会計・省スペース向け) | オールインワン据置型(受付会計向け) | カードリーダー型(個人店・低コスト向け) | |
|---|---|---|---|
| 特徴・向く店 | 通信を内蔵して持ち運べる一体型。施術席やカウンセリング席での会計や、レジ周りが狭い店に向きます。 | 決済・レシート印刷・POS/売上管理を1台にまとめた据え置き型。受付カウンターでまとめて会計する店に向きます。 | スマホ/タブレットに小型カードリーダーを組み合わせるタイプ。初期費用を抑えて始めたい1人サロン・面貸しに向きます。 |
| 該当する主なサービス | アルファポータブル・PAYGATE・PayCAS Mobile・CASHIER PAYMENT | stera pack・楽天ペイ ターミナル・USEN PAY・POS+ Pay | Square・Airペイ・STORES 決済 |
細かな機能の違いは各サービスによって異なるため、後述の比較表と個別紹介で確認してください。ここではまず、自店の会計スタイルに合う端末形状の当たりをつけることが選定の出発点になります。
下の診断ツールでは、会計の場所・運営形態・重視する点の3つの質問に答えるだけで、自店に向いた端末タイプと候補サービスが所要30秒でわかります。どのタイプに合うか迷ったときに、候補の当たりをつける入り口としてお使いください。
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【比較表】美容室向けキャッシュレス決済端末の比較
ここからは、美容室向けのキャッシュレス決済端末を端末形状のタイプ別に比較します。対応する決済手段・決済手数料・初期費用・入金サイクル・分割払い可否・予約システム連携など、選び方で挙げた観点を横並びで確認してください。
| モバイル・ポータブル型 | アルファポータブル | PAYGATE(ペイゲート) | PayCAS Mobile | CASHIER PAYMENT |
|---|---|---|---|---|
| 対応決済手段・ブランド | クレジット・電子マネー・QR・タッチ決済(70種類以上) | クレジット・タッチ・電子マネー・QR・共通ポイント(公称29種) | クレジット・電子マネー・QR(30種類以上) | クレジット(Visa/Mastercard/JCB/AMEX/Diners)・電子マネー・QR |
| 決済手数料(クレカ) | 3.24%〜(中小支援プランの対象6ブランドは2.48%) | 2.90%〜(中小事業者向けプランで1.98%〜) | 2.20%〜(中小事業者応援プログラム適用時) | 3.24%〜(据置型)/3.75%(ポータブル型) |
| 電子マネー・QR料率 | 要問い合わせ | 電子マネー3.24%/QR2.00%〜 | QR1.98%〜(同プログラム適用時)/電子マネー要問い合わせ | 電子マネー3.25%〜/QR2.8%〜 |
| 初期費用・端末費用 | 初期費用・端末費用ともに0円 | 端末39,600円(税込)※キャンペーンで0円(端末代以外の初期費用なし) | 初期費用・端末費用ともに0円(キャンペーン適用時) | 初期費用・端末費用ともに0円(ロール紙も無料) |
| 月額費用 | 0円 | 3,300円(税込)※スマレジ有料プランで0円プランあり | 1,980円(税別)〜/店舗(ライトプラン) | 0円 |
| 入金サイクル | 月1回/月2回/週1回/週2回から選択 | クレジット・電子マネー月2回/QR月1回 | 月2回(最短翌日振込の月1回も選択可・その場合振込手数料無料) | Visa/Mastercard月2回/電子マネー月1〜2回/QR月1回 |
| 分割払い | ●最大24回・36回 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 予約・POS連携 | クラウドPOS「スマレジ」と連携 | クラウドPOS「スマレジ」と連携 | クラウドPOS「リアレジ」連携/Androidで業務アプリ追加 | 自社クラウドPOS「CASHIER」連携(決済結果を自動反映) |
| サポート | 24時間有人電話サポート+契約店舗ごとに専任担当1名 | オンラインサポート(ヘルプ・メールフォーム) | 要問い合わせ | 電話・メール(10:00〜21:00、年末年始除く) |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る |
※2026年9月時点の各社公式情報にもとづく。最新の料金・仕様は各社公式サイトでご確認ください。
| オールインワン据置型 | stera pack(ステラパック) | 楽天ペイ ターミナル | USEN PAY | POS+ Pay(ポスタスペイ) |
|---|---|---|---|---|
| 対応決済手段・ブランド | クレジット・電子マネー・QR(30種類以上) | クレジット(タッチ含む)・電子マネー・楽天ペイQR・楽天ポイント | クレジット(6ブランド)・電子マネー・コード決済(約70ブランド) | クレジット・電子マネー・コード決済(50種類以上) |
| 決済手数料(クレカ) | 1.98%〜(Visa/Mastercard・スモールビジネスプラン、対象外業種あり) | 3.24%(中小事業者向け「最強プラン」で引き下げ・条件あり) | Visa/Mastercard 2.99%/その他カード3.24% | 1.98%〜(ブランド別変動・導入から半年間の期間限定料率) |
| 電子マネー・QR料率 | 電子マネー・QR3.24% | QR・電子マネー2.95%〜 | 電子マネー3.24〜3.74%/コード決済3.0〜3.24% | 要問い合わせ(ブランド別変動・50種以上対応) |
| 初期費用・端末費用 | 初期費用0円(端末レンタル込み) | 初期費用0円(端末費用は要問い合わせ) | 初期費用・端末費用ともに0円(レンタル品) | スマホPOSは初期費用0円(他端末は要問い合わせ) |
| 月額費用 | 1年目0円/2年目以降3,300円(税込)※累計キャッシュレス売上3,000万円以上で永年無料 | 0円(中小事業者向け「最強プラン」スタンダードは月額2,200円のオプションあり) | 0円(取扱高条件あり・未達成時1,980〜3,980円) | スマホPOS 3,000円(税抜)(他端末は要問い合わせ) |
| 入金サイクル | 毎日〜月2回締めの4方式から選択(三井住友銀行口座は振込手数料0円/他行220円) | 楽天銀行指定で365日・最短翌日入金・振込手数料無料 | カード月2回/電子マネー・コード決済月1回(指定行は振込手数料無料) | 月2回・振込手数料無料 |
| 分割払い | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ●分割・リボ・ボーナス払いに対応 | 要問い合わせ |
| 予約・POS連携 | アプリストア「stera market」でPOS・予約/順番管理・顧客管理アプリを追加 | 要問い合わせ | 要問い合わせ(美容室向け予約システムとの連携実績は各社確認) | クラウドPOS「POS+」と一体運用(会計金額を決済端末へ自動反映) |
| サポート | 端末故障は無料修理・交換/電話・メール対応 | 電話サポート(加盟店向けサービスセンター) | 24時間受付・年中無休/全国拠点で導入・保守(故障時は無償交換) | 電話(平日10:00〜19:00) |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る |
※2026年9月時点の各社公式情報にもとづく。最新の料金・仕様は各社公式サイトでご確認ください。
| カードリーダー型 | Square(スクエア) | Airペイ | STORES 決済 |
|---|---|---|---|
| 対応決済手段・ブランド | クレジット(7ブランド)・電子マネー(iD/QUICPay/交通系IC)・QR(PayPay・d払い・楽天ペイ等7種) | クレジット(7ブランド)・タッチ決済・交通系IC・主要QR・各種ポイント(92種) | クレジット(6ブランド)・交通系電子マネー(9種)・QUICPay+/iD・QR(20種以上+Alipay+/WeChat Pay) |
| 決済手数料(クレカ) | 対面2.5%〜(SMBプログラム:年間3,000万円未満×主要6ブランド)/標準3.25%〜 | 3.24%(中小事業者向けディスカウントで2.48%) | フリー2.48%/スタンダードはVisa・Mastercard 1.98%・JCB等2.38% |
| 電子マネー・QR料率 | 電子マネー・QR3.25% | 交通系IC2.95%(税込3.24%)/QR0.99%〜(COIN+)〜3.24% | 交通系電子マネー・QUICPay+/iD・QR3.24% |
| 初期費用・端末費用 | 初期費用0円/端末はスマホでタッチ決済0円・Square リーダー4,980円(税込)〜 | 初期費用0円/カードリーダー通常27,720円(税込)※条件付き0円スタートプログラムあり | 端末27,720円(税込)※スタンダード年間契約は1台無料 |
| 月額費用 | 0円(Square キオスクのみ月額5,000円/台) | 0円 | フリー0円/スタンダード3,300円(税込・年間契約) |
| 入金サイクル | 三井住友・みずほは翌営業日/他行は毎週水曜締め・金曜振込。振込手数料無料 | 月6回(みずほ/三菱UFJ/三井住友)/月3回(その他)。振込手数料0円(ゆうちょ除く) | 手動は最短翌々日/自動は翌月20日。売上10万円以上で振込手数料無料 |
| 分割払い | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ●Visa/Mastercard(2回・リボ等) |
| 予約・POS連携 | 無料のSquare POSレジ込み(飲食店向けはSquare レストランPOSレジ) | POSレジ「Airレジ」連携(会計金額を自動反映)・Airメイトで売上分析 | 「STORES レジ」+外部POS(スマレジ・ユビレジ・POS+等)連携(機種依存) |
| サポート | 電話・メール・オンラインヘルプ(日本語) | 電話(10:00〜19:00、年末年始除く)/ビックカメラ店頭相談 | 電話(10:00〜18:00、日祝除く)/チャットボット24時間 |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る |
※2026年9月時点の各社公式情報にもとづく。最新の料金・仕様は各社公式サイトでご確認ください。
美容室におすすめのキャッシュレス決済端末
ここからは、比較表で取り上げた端末・サービスを端末形状のタイプ別に個別紹介します。自店の会計動線に近いタイプから読み進めてください。
モバイル・ポータブル型
持ち運べる一体型で、施術席での会計や省スペースなレジ周りに向くサービスを紹介します。
1. アルファポータブル(アルファノート株式会社)

手のひらサイズの端末1台で、クレジットカード・電子マネー・QRコードから交通系ICまで70種類以上の決済を受けられる持ち運び型の端末です。決済代行会社のアルファノート株式会社が、決済処理と端末提供を自社で一体運用しています。バッテリーとWi-Fi・4G通信を内蔵しているため、施術席まで持ち運んでの会計にも向きます。
初期費用・端末費用・月額基本料・解約違約金がいずれも0円で、固定費を抑えて始められます。決済手数料は3.24%〜(中小支援プランの対象6ブランドは2.48%)、入金サイクルは月1回・月2回・週1回・週2回から選べるため、資金繰りに合わせやすい設計です。
クレジットカードの分割決済は最大24回または36回に対応し、縮毛矯正やカラーの複合メニューなど高単価の会計にも応えられます。端末にカードを1回通すだけで毎月同額を自動決済する継続課金機能(オプション)も備え、月額メニューの運用に使えます。契約店舗ごとに専任担当を1名配置し、24時間の有人電話サポートを受けられる点も、少人数のサロンには安心材料です。
開業やリニューアルに合わせて導入したいサロンでは、加盟店審査から端末が届くまでにどれくらいかかるかが気になります。提供元のアルファノート株式会社は、独自インタビューで審査から利用開始までの期間を次のように説明しています。

お申し込みに必要な書類が揃っていれば、当社の社内審査と、その後のカード会社側の審査を経て端末をお届けする流れになります。本来カード会社側の審査は早くても1週間程度かかるのですが、当社はこのプロセスをスピーディーにできるスキームを持っていますので、急ぎの案件はそのスキームを活用して翌日〜翌々日にはご利用いただける状態でお届けしています。
2. PAYGATE(株式会社スマレジ)

クラウドPOS「スマレジ」を展開する株式会社スマレジが提供する、オールインワン型のマルチ決済端末です。クレジットカード・タッチ決済・電子マネー・QRコード・共通ポイントを1台にまとめ、公称29種の決済手段に対応します。サーマルプリンターを内蔵するため、レシート発行用の周辺機器を別に用意する必要がありません。
約455gの本体は内蔵バッテリーで動き、4G・Wi-Fiに対応するので、受付だけでなく施術席での会計にも持ち運べます。提供元が同じクラウドPOS「スマレジ」と連携でき、注文・会計・売上のデータを一体で管理しやすい点は、POSレジをすでに使うサロンには利点になります。
端末費用は通常39,600円(税込)ながら、数量限定のキャンペーンで0円になります。月額費用は3,300円(税込)で、スマレジの有料プラン契約者には月額0円のプランもあります。決済手数料はVISA・Mastercardが2.90%〜(中小事業者向けプランで1.98%〜)で、入金はクレジット・電子マネーが月2回、QRコードが月1回です。
3. PayCAS Mobile(SBペイメントサービス株式会社)

ソフトバンクグループのSBペイメントサービス株式会社が提供する、Androidベースのモバイル型オールインワン端末です。約404gの本体にプリンターとソフトバンク回線のSIMを内蔵し、有線LANやWi-Fiがない場所でも持ち運んで会計できます。クレジットカード・電子マネー・QRコードなど30種類以上のブランドに1台で対応します。
Androidベースのため、POSレジ・予約・スタッフ管理といった業務アプリを端末に追加して拡張できるのが特徴で、決済端末をそのまま予約管理やレジとしても使いたいサロンに向きます。クラウドPOS「リアレジ」との連携も提供されています。
料金はライトプランで月額1,980円(税別・1店舗)です。中小事業者応援プログラムの適用時は端末費用・初期費用が0円になり、決済手数料はクレジットカードが2.20%〜、QRコードが1.98%〜です。入金は月2回のほか、最短翌日振込の月1回も選べ、その場合は振込手数料が無料になります。
4. CASHIER PAYMENT(株式会社ユニエイム)

据置型・モバイル型・カード型の複数の端末から店舗形態に合わせて選べる、株式会社ユニエイムのキャッシュレス決済サービスです。SIM通信のポータブル型やプリンタ一体型のモバイル端末(A920)を選べば、施術席での会計や省スペースなレジ周りにも対応できます。クレジットカード・電子マネー・QRコードを1台で受け付けます。
初期費用・端末費用・月額利用料がいずれも0円で、レシートのロール紙も無料です。決済手数料はクレジットカードが3.24%〜(据置型)/3.75%(ポータブル型)、電子マネーが3.25%〜、QRコードが2.8%〜。自社クラウドPOS「CASHIER」と連携すると、決済結果がレジに自動反映され、二重入力を減らせます。
申し込みから利用開始までの審査期間は約1〜2ヶ月とされるため、開業やリニューアルに合わせるなら早めの申し込みが必要です。サポートは電話・メールで対応し、受付時間は10時〜21時(年末年始を除く)です。
オールインワン据置型
受付カウンターに据え置き、決済からレシート印刷・売上管理までを1台でまかなえるサービスを紹介します。
5. stera pack(SMBC GMO PAYMENT株式会社)

stera pack(ステラパック)は、SMBC GMO PAYMENT株式会社が三井住友カードの加盟店ポータルを通じて提供する据え置き型の決済サービスです。決済端末「stera terminal」1台で、クレジットカード・電子マネー・QRコードなど30種類以上の決済を受け付けられます。
受付側と客側で分かれたダブルスクリーンとレシートプリンターを内蔵し、受付カウンターに据えて会計からレシート発行まで1台で完結します。アプリストア「stera market」からPOSレジや予約・順番管理、顧客管理のアプリを追加でき、サロンの受付業務と売上管理をまとめて扱えます。
初期費用は無料で、月額利用料は1年目0円・2年目以降3,300円(税込)です。年間のVisa・Mastercardの売上が2,500万円以下のサロンなら、決済手数料は1.98%〜のスモールビジネスプランを利用できます(対象外の業種あり)。入金サイクルは毎日締めから月2回締めまで4つの方式から選べます。
6. 楽天ペイ ターミナル(楽天ペイメント株式会社)

決済機能・タブレット・プリンター・通信(4G LTE/Wi-Fi)を1台に集約したオールインワン据置端末が、楽天ペイメント株式会社の「楽天ペイ ターミナル」です。周辺機器を足さずに、キャッシュレス決済とレシート印刷まで1台で完結できます。
モバイル通信を内蔵するため、Wi-Fi環境が整っていないサロンでも受付カウンターに置いてすぐに使えます。振込先に楽天銀行を指定すると、土日祝を含む365日、最短翌日に振込手数料無料で入金されます。仕入れや家賃の支払いが先行しやすい小規模サロンの資金繰りに向きます。
クレジットカードのタッチ決済・電子マネー・楽天ペイのコード決済に加え、楽天ポイントの提示・付与・利用に対応します。楽天会員のお客様に向けたポイント施策を会計と合わせて行えるため、リピート来店のきっかけづくりにも活用できます。初期費用・月額費用は0円です。
7. USEN PAY(株式会社USEN)

全国に拠点を構えて店舗向けサービスを展開する株式会社USENが提供するのが、マルチ決済サービス「USEN PAY(ユーセンペイ)」です。据え置き型端末「A920MAX」1台で、クレジットカード・電子マネー・コード決済の約70ブランドに対応し、レシート発行まで完結できます。
6.5インチのタッチパネルとレシートプリンターを備え、受付カウンターに据えて会計を進められます。決済データはクラウドでリアルタイムに集計され、日々の売上をPC・スマートフォンからいつでも確認できるため、複数スタッフのサロンでも売上管理をまとめやすくなります。
決済手数料はVisa・Mastercardが2.99%、その他のカードブランドが3.24%です。端末費用・初期費用は0円(レンタル品)で、月額費用は取扱高の条件を満たすと0円になります。全国の拠点から導入・保守を支援し、故障時は無償交換に対応します。
8. POS+ Pay(ポスタス株式会社)

POSレジと決済を同じ事業者でまとめたいサロンに向くのが、ポスタス株式会社の「POS+ Pay(ポスタスペイ)」です。クラウド型POSレジ「POS+(ポスタス)」と一体で運用できる、2025年11月提供開始のキャッシュレス決済サービスで、POS+は飲食・小売に加え美容サロン・クリニック向けにも業種特化で展開しています。
POSレジと決済端末を同一ベンダーで揃えられ、会計金額が決済端末へ自動反映されるため、金額の二度打ちを解消できます。据え置き型のstera terminalやJT-VT10に加え、スマートフォン1台でレジと決済をこなすスマホPOSも選べ、受付スペースに合わせて構成を決められます。
対応する決済はクレジットカード・電子マネー・コード決済で、決済手数料は1.98%からです(決済ブランドごとに料率が異なり、導入から半年間の期間限定料率)。入金は月2回で振込手数料は無料です。スマホPOSを使う場合は初期費用0円・月額3,000円(税抜)で始められます。
カードリーダー型
スマホやタブレットに組み合わせて低コストで始められる、個人店・面貸し向けのサービスを紹介します。
9. Square(スクエア)(Square株式会社)

Squareは、手持ちのスマートフォンやタブレットに小型のSquare リーダー(4,980円・税込)をBluetoothで接続して使うカードリーダー型の決済です。専用端末を買わずiPhone・Android単体でタッチ決済を受け付ける「スマホでタッチ決済」なら端末費用も0円で、開業直後にコストを抑えて始めたい1人サロンにも導入しやすい構成です。
初期費用・月額固定費・振込手数料はいずれも0円で、支払うのは決済ごとの手数料のみです。対面のカード決済は、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満かつ主要6ブランドが対象のプログラム適用で2.5%、標準では3.25%、電子マネー・QRコード決済は3.25%です。
売上金は、三井住友銀行・みずほ銀行の口座なら決済日の翌営業日に入金され、その他の金融機関でも毎週水曜締め・金曜振込で、いずれも振込手数料はかかりません。商品登録や売上管理ができる無料のPOSレジアプリも端末と一体で使えます。
10. Airペイ(株式会社リクルート)

Airペイ(エアペイ)は、店舗側で用意したiPadまたはiPhoneに専用カードリーダーをBluetoothで接続して使う、カードリーダー型の決済サービスです。提供元は株式会社リクルートで、レジ機材を持たないサロンでも始めやすい構成です。
初期費用・月額固定費は0円で、通常27,720円(税込)のカードリーダーは、新規申込と審査通過を条件に1台目が無償になる「0円スタートプログラム」の対象になり得ます。クレジットカードは3.24%、交通系電子マネーは2.95%(税込3.24%)、QRコード決済はCOIN+で0.99%(税込1.08%)からです。
条件を満たす中小事業者は、クレジットカード手数料を2.48%まで抑えられます。売上金はみずほ・三菱UFJ・三井住友の口座なら月6回、その他の金融機関で月3回入金され、POSレジアプリ「Airレジ」と会計金額が自動で連携します。
11. STORES 決済(STORES 株式会社)

STORES 決済は、STORES 株式会社が提供するカードリーダー型の決済サービスです。スマートフォンやタブレットにアプリを入れ、カードリーダーをBluetoothまたはWi-Fiで接続すると、クレジットカード・交通系電子マネー・QUICPay+/iD・QRコード決済を1台で受け付けられます。
料金は月額0円のフリープランと、月額3,300円(税込・年間契約)で端末1台が無料になるスタンダードプランの2種類です。対面のクレジットカード手数料はフリーで2.48%、スタンダードのVisa・Mastercardで1.98%まで下がり、交通系電子マネー・QUICPay+/iD・QRコード決済はどちらのプランも3.24%です。
売上金は、振込操作を行う手動入金で決済日から最短翌々日、自動入金で翌月20日に入金され、売上10万円以上なら振込手数料はかかりません。申し込みから最短4営業日で導入でき、開業のタイミングに合わせて準備しやすいサービスです。
美容室のキャッシュレス決済 導入の流れ
ここでは、キャッシュレス決済を申し込んでから利用開始までの流れを整理します。おおまかな手順を押さえておくと、開業やリニューアルのタイミングに合わせて準備を進めやすくなります。

最初に、対応させたい決済手段や端末形状を決めて申し込みます。申し込みの際は、事業者情報・店舗情報・代表者情報・入金先の口座情報などが必要になります。
申し込み後は、決済ブランドごとに加盟店審査が行われます。審査にかかる期間はサービスや決済ブランドによって幅があり、数日で済む場合もあれば、1ヶ月以上かかる場合もあります。審査を通過すると端末が届き、初期設定を済ませれば利用開始です。
開業日や繁忙期に合わせて導入したい場合は、審査期間を見込んで早めに申し込むことが大切です。予約システムやPOSレジと連携させる場合は、連携設定に要する期間も確認しておくと安心です。
美容室のキャッシュレス決済 導入・運用の注意点
ここでは、導入後に見落としやすい運用上の注意点を整理します。あらかじめ押さえておくことで、想定外の負担やトラブルを避けやすくなります。
決済手数料と入金サイクルが資金繰りに影響します。売上のたびに差し引かれる手数料と、売上金の入金までの期間は、小規模店ほど資金繰りに直結します。導入前に自店の売上規模を当てはめ、手数料と入金タイミングを事業計画に織り込んでおくことが大切です。
通信環境と端末トラブルへの備えが必要です。キャッシュレス決済は通信が前提のため、店内の通信環境が不安定だと会計が滞ります。通信を内蔵した端末を選ぶ、通信障害時に現金で対応できるようにしておくなど、決済できない事態への備えをしておきます。
スタッフへの教育と周知を欠かせません。操作方法や返金・エラー時の対応をスタッフ間で共有しておかないと、会計時に手間取り、お客様を待たせる原因になります。導入時に操作手順を整理し、新人が入ったときにも引き継げるようにしておくと安心です。
まとめ
本記事では、美容室向けキャッシュレス決済端末の選び方を解説しました。端末は会計動線に合わせて形状から選び、決済手数料と入金サイクルは自店の資金繰りに照らして見極めることが、無理のない導入につながります。
端末選びは、受付会計か席会計かという会計動線とレジ周りのスペースから端末形状を絞り込み、そのうえで対応ブランド・決済手数料・入金サイクル・予約システム連携・分割払い可否を自店の条件に当てはめて比べるのが近道です。
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よくあるご質問(FAQ)
Q. 美容室のキャッシュレス決済とは何ですか?
A. 美容室のキャッシュレス決済とは、施術後の店頭会計で、クレジットカード・電子マネー・QRコードなど現金以外の支払いを受けられるようにする仕組みです。専用の決済端末や、スマートフォン・タブレットに接続する小型カードリーダーを通じて、対応する決済ブランドの支払いを処理します。対応できる決済手段の広さや端末の形状は、サービスによって異なります。
Q. 美容室のキャッシュレス決済の決済手数料はどのくらいが目安ですか?
A. 美容室向けの決済手数料は、クレジットカードでおおむね1.98%〜3.75%程度が目安で、中小事業者向けプランの適用を受けられれば2%前後まで下がるサービスもあります。手数料は決済ブランドや決済手段(電子マネー・QRコード)ごとに料率が異なる場合があります。売上のたびに差し引かれるため、自店の月間売上規模を当てはめて負担を見積もり、入金サイクルとあわせて比較することが大切です。
Q. 美容室のキャッシュレス決済は売上金がいつ入金されますか?
A. 入金サイクルは月1〜2回を基本としつつ、条件を満たせば最短翌営業日に入金されるサービスもあります。指定の金融機関口座を使うと、土日祝を含めて早く入金されたり、振込手数料が無料になったりするケースもあります。仕入れや家賃の支払いが先行しやすい小規模サロンでは、入金の早さと振込手数料の有無が資金繰りに直結するため、決済手数料とあわせて確認します。
Q. 施術席で会計したい美容室にはどのような決済端末が向いていますか?
A. 施術席やカウンセリング席で会計するなら、通信を内蔵して持ち運べるモバイル・ポータブル型の端末が向いています。バッテリーと4G・Wi-Fi通信を備えた一体型なら、受付に戻らず席まで持って行って会計できます。レジ周りが狭く据え置き端末を置く場所がないサロンでも、省スペースに導入しやすいタイプです。
受付カウンターでまとめて会計するサロンには、決済・レシート印刷・売上管理を1台でこなすオールインワン据置型が向きます。
Q. 美容室のキャッシュレス決済は予約システムやPOSレジと連携できますか?
A. 予約システムやPOSレジと連携できるサービスがあり、連携させると施術内容から会計・売上データまでを一つの流れで扱え、二重入力を減らせます。決済端末とPOSレジを同じ事業者でまとめられるサービスもあります。すでに使っている予約システムやPOSレジがある場合は、そのシステムと連携実績があるかを事前に確認しておくと、導入後の運用がスムーズです。
Q. 美容室のキャッシュレス決済は分割払いに対応できますか?
A. クレジットカードの分割払いに対応できるサービスはありますが、支払い方法や決済端末によっては利用できない場合があります。割賦販売法上、分割払い(割賦)は2ヵ月以上かつ3回払い以上(リボルビングを含む)の後払いを指します。縮毛矯正やカラーの複合メニュー、回数券など高単価の会計が多いサロンでは、対応する支払い回数まで含めて確認しておくと、お客様の希望に応えやすくなります。
Q. 美容室のキャッシュレス決済は申し込みから利用開始までどのくらいかかりますか?
A. 申し込みから加盟店審査を経て、数日で利用できる場合もあれば、1〜2ヶ月ほどかかる場合もあります。審査期間はサービスや決済ブランドによって幅があります。申し込みには、事業者情報・店舗情報・代表者情報・入金先の口座情報などが必要です。開業日やリニューアルに合わせて導入したい場合は、審査期間を見込んで早めに申し込むことが大切です。
Q. 個人経営や1人の美容室でもキャッシュレス決済を導入できますか?
A. 個人経営や1人のサロン、面貸し・シェアサロンでもキャッシュレス決済を導入できます。スマートフォンやタブレットに小型カードリーダーを接続するカードリーダー型なら、初期費用や月額固定費を抑えて始められ、開業直後でも導入しやすい構成です。据え置き場所を必要としないため、レジ周りが狭いサロンにも向きます。
Q. 美容室では1台の端末でクレジットカード・電子マネー・QRコードをまとめて受けられますか?
A. 多くのサービスが、1台の端末でクレジットカード・電子マネー・QRコードをまとめて受け付けられます。オールインワン型やモバイル型の端末は、数十種類の決済ブランドに1台で対応するものが中心です。会計動線を1台にまとめられるため、受付や施術席での会計をスムーズに進められ、来店するお客様の支払い方法を幅広くカバーできます。
Q. 美容室のキャッシュレス決済の導入に補助金は使えますか?
A. 国や自治体の補助金・助成金、IT導入補助金などの対象になる場合があります。決済端末やPOSレジの導入費用が補助されることがありますが、対象要件や公募期間は制度によって異なり、年度ごとに変わります。活用を検討する場合は、申請前に最新の公式情報で対象・条件・受付期間を確認してください。
利用できる補助金を制度ごとに詳しく知りたい場合は、以下の記事で対象・補助率・締切を一覧にまとめています。
Q. 美容室にキャッシュレス決済を導入するには、どのような通信環境が必要ですか?
A. キャッシュレス決済は通信が前提のため、安定したインターネット回線(Wi-Fiまたは端末内蔵のモバイル通信)が必要です。店内の通信が不安定だと会計が滞るため、Wi-Fiが弱い場所では4G通信を内蔵した端末を選ぶと安心です。あわせて、通信障害時に現金でも対応できるようにし、操作方法や返金・エラー時の対応をスタッフ間で共有しておくと、会計時のトラブルを避けられます。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
















