月謝や会費、サブスクリプション、取引先への毎月の請求など、継続的にお金を受け取る事業では、請求書の発行や入金の確認、未入金者への督促に多くの時間を取られがちです。
こうした集金の手間を減らす手段を探すなかで、「取引のある銀行に、いっそ集金を代わってもらえないか」と考える方は少なくありません。ところが検索してみると、出てくるのは銀行そのものではなく、聞き慣れない会社名ばかりで戸惑いがちです。
結論から言えば、集金を自動化する中心的な仕組みは「口座振替(自動引き落とし)」で、これを銀行系や信販・決済代行系の会社に委託する形が実体です。この記事では、誰が口座振替を担うのかという登場人物の整理から、各社の手数料と条件の違い、導入にかかる期間、自社に合う選び方までを解説します。
目次
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結論:集金代行は銀行に頼める? 口座振替を担う「登場人物」の地図
集金代行は、銀行の窓口に直接申し込む形は限られており、実際には「口座振替」という仕組みを、銀行系・信販系・決済代行系の会社に委託する形が中心です。まずは、その仕組みと登場人物を整理します。
口座振替とは:集金代行を担う仕組み
口座振替(自動引き落とし)は、あらかじめ登録した預金口座から、決まった日に代金を自動で引き落とす仕組みです。全国銀行協会は、これを暮らしを支える銀行の基本的なサービスの一つと位置づけています。
そんなときは自動支払いサービスである口座振替(自動引き落とし)が便利です。銀行で一度手続きをすれば、あなたの預金からその都度自動的に支払われます。
出典:教えて!くらしと銀行「『公共料金支払い・給与受け取り』は銀行の基本的なサービス」|一般社団法人 全国銀行協会
事業者から見た集金代行では、支払う個人(利用者)の口座から代金を引き落とし、まとめて事業者の口座へ送金する流れになります。利用者が口座振替依頼書を提出し、集金代行会社が金融機関へ引き落としを依頼、振替日に引き落とされた代金が事業者へ送金される、という順序です。
登場人物の地図:口座振替を「誰が」担うのか
「集金代行 銀行」で検索すると会社名ばかりが並ぶのは、口座振替による代金回収を実際に請け負っているのが、銀行本体ではなく銀行系・信販系・決済代行系の会社だからです。大きく次の3種類に分けて捉えると整理しやすくなります。

- 銀行系の代金回収会社:銀行グループの会社が口座振替の提携ネットワークで代金を回収します。たとえば三菱UFJファクターは三菱UFJ銀行の完全子会社で、愛知銀行の集金代行は同行系のあいちFGファイナンスが提供しています。
- 信販系の集金代行会社:クレジットや割賦で培った回収基盤を持つ信販会社が担います。ジャックスやアプラスが代表的で、アプラスはSBI新生銀行グループに属します。
- 決済代行系の集金代行会社:多様な決済手段をまとめて扱う決済代行会社が、口座振替を含む回収を代行します。NTTファイナンスやリコーリースなどが挙げられます。
愛知銀行の公式サイトでも、集金代行の申し込み先は銀行本体ではなく系列会社である旨が示されています。「銀行に頼む」という言葉の実体はこうした会社に口座振替を委託することだと押さえておくと、比較の出発点が定まります。
集金代行サービスは、株式会社あいちFGファイナンスが提供するサービスです。全国にまたがるあいちFGファイナンスの口座振替提携金融機関のネットワークを利用して回収した代金は、お客さまの口座より引落し後6営業日後に貴社のご指定の口座に入金されます。
出典:集金代行サービス|株式会社愛知銀行
出典・参考資料(2件)
銀行系・集金代行会社の手数料と条件を横並びで比較
ここからは、実際に委託先を選ぶうえで最も気になる手数料と条件を見ていきます。まず一般的な相場を押さえ、そのうえで主要サービスの公表条件を一覧で比較します。
口座振替による集金代行の費用は、初期費用が無料〜数万円程度、月額費用が数千円前後が一つの目安です。回収金額に対する率型(おおむね0.5〜3.5%程度)を採る会社もあり、料金体系は会社によって分かれます。1件あたりの手数料は、公表しているサブスクペイで85円、月額パンダで100円(税別)と、100円前後が目安になります。
出典・参考資料(1件)
ただし、実際の手数料を公式サイトで明示している会社は多くありません。多くは「要お問い合わせ」として個別見積もりで案内されるため、相場はあくまで目安と考え、具体的な金額は資料請求や見積もりで確認することが前提になります。次の比較表では、各社が公表している条件を中心にまとめています。
| サービス名 | リコーリース 集金代行サービス | サブスクペイ | 三菱UFJファクター ワイドネット | ジャックス 集金代行(口座振替) | NTTファイナンス 回収代行サービス | 月額パンダ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 系統 | 決済代行系 | 決済代行系 (継続課金特化) | 銀行系(MUFG) | 信販系(MUFG系) | 決済代行系(NTTグループ) | 決済代行系 (継続課金特化) |
| 初期費用 | 0円 | 要お問い合わせ | 0円 | 0円 | 要お問い合わせ | 0円 |
| 月額(基本料) | 0円 (使わない月は無料の従量制) | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ (請求のない月は回収事務基本料なし) | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ (月額基本料+手数料) | 0円 (使わない月は無料の従量制) |
| 口座振替の手数料 | 要お問い合わせ (個別見積り) | 85円/件 (Standardプラン。上位プランは要見積り) | 要お問い合わせ (個別見積り) | 要お問い合わせ (個別見積り) | 要お問い合わせ (個別見積り) | 基本従量手数料 売上の3.5%+100円/件(税別) ※口座振替は登録料・振込手数料330円が別途 |
| 入金までの日数 | 要お問い合わせ | 約10〜11営業日後 (提携金融機関による) | 要お問い合わせ (毎月一定期日に一括入金) | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 翌月10日 (月末締め・口座振替) |
| 対応金融機関 | 全国ほぼ全ての金融機関 (都銀・地銀・信金・信組・労金・農協・漁協・ネット銀行・ゆうちょ) | 全国1,000以上の金融機関 | 全国の金融機関 (都銀・地銀・ゆうちょ・ネット銀行等) | 全国の金融機関 (都銀・地銀・信金・信組・農協・ゆうちょ等) | 公表なし(口座振替に対応) | 個人口座はほとんどの銀行(ネット登録)/法人口座は紙で申込 |
| 振替日 | 毎月4日・20日・27日から選択 | 提携金融機関により異なる (例: 毎月10日・26日 等) | 月6回(6日・12日・20日・26日・27日・月末日) | 毎月27日 | 公表なし | 毎月27日 |
| Web口座振替受付 | ●ネット口座振替受付(オプション) | ●印鑑不要・最短3営業日で開始 | ●ネット口座振替受付サービス | ●インターネット口座振替受付 | 公表なし | ●ネット口座振替受付(個人口座) |
| 未回収時の補完・その他手段 | コンビニ決済(66,000店以上)・スマホ決済で補完(法人向けBtoBには債権保証プランあり) | 決済失敗時に自動リトライ・カード更新案内。クレカ・コンビニ・銀行振込も利用可 | 振替不能分はコンビニネット・Web請求で補完(関連サービス) | コンビニ収納(約67,000店・24時間365日)で補完 | 多様な決済手段(30種類以上)で補完。入金消込を自動化 | 未回収時はコンビニ・PayPayで補完・自動催促 |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | 公式資料を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る |
手数料を公表している会社が少ないのは、請求件数や回収金額によって単価が変わり、個別見積もりで決めるためです。実額を横並びで比べたいときは、公表しているサブスクペイ(1件85円)や月額パンダ(売上の3.5%+1件100円)の水準を基準にできます。そのうえで候補2〜3社へ自社の件数・単価を伝え、同じ条件で見積もりを依頼すると、各社の実費を突き合わせられます。
料金体系は、1件あたり固定額の定額型と、回収金額に対する率型に分かれます。請求単価が高い事業は率型だと手数料が膨らみやすく定額型が有利になりやすい一方、単価が低い事業は率型でも負担が小さく収まることがあります。自社の平均単価と件数で総額を試算すると、体系の違いに惑わされずに選べます。
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銀行系に頼む形 vs 集金代行会社に頼む形の違い
銀行系と信販・決済代行系のどちらに委託しても、口座振替で代金を回収する基本は変わりません。違いが出るのは、信用力・入金の安定性・回収手段の幅・申し込みのしやすさで、ここが委託先選びの分かれ目になります。

銀行系は、銀行グループの提携ネットワークで回収し、グループならではの信用力が安心材料になります。口座振替を専業とし、毎月一定の期日に代金がまとめて入金される点を掲げるサービスもあり、入金時期の読みやすさを重視する事業に向きます。
信販・決済代行系は、口座振替にコンビニ収納やクレジットカード、バーコード決済を組み合わせやすいのが強みです。引き落とせなかった分をコンビニ払いで補うなど未回収を減らす設計を取りやすく、決済失敗時の自動リトライや再請求の仕組みを備えるサービスもあります。
目安として、取引先への請求など法人取引が中心で入金の期日を安定させたいなら銀行系、不特定多数の個人から月謝・会費・サブスクを少額ずつ継続的に集めるなら信販・決済代行系が合いやすいといえます。後者は複数の回収手段と従量制を活かしやすいのが理由です。
導入の流れと、初回の引き落としまでにかかる期間
口座振替は、申し込んですぐに引き落としが始まるわけではありません。申込後に集金代行会社と金融機関の間で契約と審査(事業内容や引き落としの可否の確認)が行われ、利用者一人ひとりから口座振替依頼書を集める工程も挟まります。依頼書の配布・回収は基本的に事業者が既存の利用者へ案内して進めるため、初回の引き落としまでには一定の期間がかかります。
紙の依頼書で申し込む場合、郵送の期間を含めて金融機関の手続き完了までに1〜2か月程度かかるとされています。会社によっては利用開始まで最短2か月を見込むところもあり、方式や審査の状況によってはさらに時間を要する場合があります。
出典・参考資料(2件)
期間を短くしたい場合は、紙の依頼書のやり取りを省ける「Web口座振替受付」に対応したサービスを選ぶと、口座登録がオンラインで完結し、開始までを早められます。いずれにせよ、導入を決めたら早めに問い合わせ、社内の稟議とあわせてスケジュールを組んでおくと安心です。
Web口座振替受付に対応するサービスの選び方や、対応金融機関・料金の見極め方は、以下の記事で事業者目線で詳しく整理しています。オンラインで口座登録を完結させて導入を早めたい場合の候補選びにお役立てください。
口座振替で集金代行を頼むメリット
口座振替に切り替える最大の効果は、毎月の入金消込(入金データと請求データの照合)と督促の手間を減らせることです。振替日にまとめて引き落とされるため、振込名義の照合や「今月まだ振り込まれていない」の確認に追われる場面が少なくなります。
支払う側にとっても、毎月の振込や支払い忘れの心配がなくなり、継続的な支払いを負担なく続けられます。回収の取りこぼしが減ることは、事業側の資金繰り(キャッシュフロー)の安定にもつながります。
口座振替に切り替えると回収の取りこぼしは実際どの程度減るのでしょうか。集金代行を手がけるリコーリースは、自動引き落としによる回収の効果を次のように説明しています。

効果として分かりやすいのは未収率とサービス継続率の改善です。口座振替では振込手続や現金を持ってくるのを忘れたなどの支払者側の都合に関係なく、口座に残高が入っていれば引落しできるため、一般に回収率が90%を超えている他、サービスの継続率が高くなる傾向があります。
自社に合う集金代行(口座振替)サービスの選び方
集金代行は、自社の業種や規模、利用者の支払い方によって向き不向きが分かれます。次の観点を自社の状況に当てはめて確認すると、候補を絞り込みやすくなります。
固定費と1件あたりのコストは自社の請求件数に合うか
請求件数が少ない事業では、月額の固定費より「使った月だけ課金される従量制」や1件あたりの単価が効いてきます。初期費用0円・請求のない月は基本料0円をうたうサービスなら、少額・少件数でも始めやすくなります。件数が多い事業では、1件あたりの手数料や率型の料率が総額を左右するため、見積もりで実費を確認します。
利用者が使う金融機関に対応しているか
口座振替は、利用者の口座がある金融機関に対応していなければ引き落とせません。地方銀行や信用金庫、ネット銀行まで含めて対応しているか、自社の利用者の口座分布に照らして確認します。全国のほぼすべての金融機関に対応するサービスなら、幅広い利用者を取りこぼしにくくなります。
口座振替以外の回収手段や未回収対応は必要か
口座振替で引き落とせなかった場合の受け皿を用意したいなら、コンビニ収納やクレジットカード、バーコード決済を併用できるサービスが向きます。残高不足時の再請求や自動催促の仕組みがあるかも、未回収を減らすうえで確認したい点です。継続課金が中心なら、決済失敗時の自動リトライやカード情報の自動更新に対応しているかも判断材料になります。
口座振替に対応する主な集金代行サービス
ここからは、口座振替による集金代行に対応する主なサービスを、銀行系・信販系・決済代行系それぞれの特徴とあわせて紹介します。自社の規模や業種に照らして見ていきましょう。
1. リコーリース 集金代行サービス(リコーリース株式会社)

リコーリース株式会社が手がける集金代行で、取引先の口座からの口座振替とコンビニ決済を軸に請求・回収を代行します。Web上の集金管理システム「コレクト!」を無償で使え、請求1件から専用ソフトなしで始められます。
初期費用は0円で、使わない月の基本料もかからず、手数料は取扱内容に応じた個別見積もりです。振替日は毎月4日・20日・27日から選べ、法人だけでなく個人事業主や任意団体も対象に含みます。
2. サブスクペイ(株式会社ROBOT PAYMENT)

株式会社ROBOT PAYMENTが提供する、継続課金に特化した決済・顧客管理プラットフォームです。クレジットカード決済と口座振替を一つの画面で扱え、月額会費や定期購入の集金を自動化できます。
Web口座振替は印鑑不要で申し込みが完結し、最短2営業日の審査・最短3営業日での利用開始に対応します。カード決済失敗時の自動リトライやカード情報の自動更新など、継続課金の取りこぼしを防ぐ機能を備えます。
3. 三菱UFJファクター ワイドネット(三菱UFJファクター株式会社)

三菱UFJ銀行の完全子会社である三菱UFJファクター株式会社が運営する、口座振替専業の代金回収サービスです。全国のほぼすべての金融機関の口座から代金を引き落とし、手数料を差し引いた回収金を指定口座へまとめて入金します。
初期費用は0円で、請求が発生しない月は回収事務基本料がかからない従量的な体系です。振替日は6日・12日・20日・26日・27日・月末日の月6回から選べ、法人取引の多い企業は月末日の振替を選ぶこともできます。
4. ジャックス 集金代行(口座振替)(株式会社ジャックス)

信販会社のジャックスが、企業に代わって定期・単発の集金を担うサービスです。三菱UFJフィナンシャル・グループの持分法適用関連会社で、与信・回収の運用基盤を持ちます。
口座振替は全国の金融機関を通じて毎月27日に一括で振り替え、引き落とせなかった分は約67,000店のコンビニ収納で補える設計です。専用システムを自社開発しなくても利用でき、初期費用は0円、月額固定費や手数料は問い合わせが必要です。
5. NTTファイナンス 回収代行サービス(NTTファイナンス株式会社)

NTTファイナンスが、企業に代わってエンドユーザーへの請求・回収を代行するサービスです。独自の電話料金合算請求に加え、口座振替・クレジットカード・コンビニ・バーコード決済など多様な手段に対応します。
請求から入金確認・消込までをWeb管理画面で一元化でき、家賃・月謝・会費のような継続課金に向きます。料金は月額基本料と手数料からなり、具体額は問い合わせが必要で、利用開始までは最短2か月が目安です。
6. 月額パンダ(株式会社もぐら)

株式会社もぐらが提供する、月謝・月会費など継続課金の徴収に特化したシステムです。クレジットカード決済と口座振替の両方に対応し、入会申込フォーム・会員管理・請求・決済を一つでまかなえます。
料金は固定費0円の従量制で、決済が発生した月に売上の3.5%+成功1件あたり100円(税別)がかかります。口座振替を使う場合は、初回の口座登録手数料(ネット申込500円・書面1,000円)と売上入金時の振込手数料330円が別途必要です。学習塾やスクール、フィットネス、各種会費の集金を主な対象としています。
ここで紹介した以外にも、集金代行を手がける会社は数多くあります。以下の記事では、口座振替に加えて掛け払いにも対応するサービスまで含めた主要な集金代行サービスを、手数料相場や選び方とあわせて比較しています。より多くの候補から自社に合う委託先を絞り込みたい方はご覧ください。
まとめ
「集金代行を銀行に頼む」とは、口座振替という仕組みを、銀行系・信販系・決済代行系の会社に委託することを指します。銀行本体の窓口に申し込む形は限られ、実際には各社のサービスから自社に合う委託先を選ぶことになります。
選ぶ際は、固定費と1件あたりのコストが自社の請求件数に見合うか、利用者の金融機関に対応しているか、口座振替以外の回収手段や未回収対応が必要かを確認します。導入には金融機関の手続き期間がかかるため、早めに資料を集めて比較を始めるとスムーズです。
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よくあるご質問(FAQ)
Q. 集金代行とは何ですか?
A. 集金代行とは、事業者に代わって利用者の口座からの口座振替(自動引き落とし)などで代金を回収し、まとめて事業者の口座へ送金するサービスです。月謝や会費、サブスク、取引先への毎月の請求などで生じる入金確認・消込・未入金の督促といった手間を減らせます。口座振替を軸にする形が中心で、銀行系・信販系・決済代行系の会社が提供しています。
Q. 集金代行は銀行の窓口で直接申し込めますか?
A. 集金代行は、銀行本体の窓口に直接申し込む形は限られており、実際には銀行系・信販系・決済代行系の会社に口座振替を委託する形が中心です。たとえば愛知銀行の集金代行は系列の株式会社あいちFGファイナンス、三菱UFJ系は同行の完全子会社である三菱UFJファクターが申込先になります。
「銀行に頼む」という言葉の実体はこうした会社と契約することなので、まず取引銀行の法人向けページで「集金代行」「口座振替」を探すか、窓口で系列の回収会社があるかを尋ねると問い合わせ先を絞り込めます。系列会社が見つからなくても、この記事で紹介した各社に直接申し込めるため、取引銀行にこだわらず選んで問題ありません。
Q. 集金代行・収納代行・決済代行の違いは何ですか?
A. 集金代行・収納代行は月謝や会費など継続的な代金を口座振替やコンビニ収納で回収する仕組みを指すことが多く、決済代行はクレジットカードなど多様な支払い手段をオンラインでまとめて扱うサービスを指すのが一般的です。ただし各社で呼び方や範囲は一定せず、決済代行会社が口座振替による集金代行も手がけるなど領域は重なります。
名称の違いにこだわるより、口座振替に対応しているか・どの回収手段を扱うかで見極めるのが確実です。
Q. 集金代行は個人事業主や少額・少件数の集金でも使えますか?
A. 集金代行は、初期費用0円・請求のない月は基本料0円といった従量制のサービスを選べば、個人事業主や少額・少件数の集金でも始めやすくなります。たとえばリコーリースの集金代行は法人だけでなく個人事業主や任意団体も対象に含み、請求1件から利用できます。請求件数が少ない事業では月額の固定費より1件あたりの単価が総額を左右するため、従量制かどうかと1件あたりの手数料を見積もりで確認するとよいでしょう。
Q. 集金代行の申し込みから初回の引き落としまではどのくらいかかりますか?
A. 集金代行の口座振替は、紙の依頼書で申し込む場合、金融機関の手続き完了までに1〜2か月程度かかるのが一般的です。利用者からの口座振替依頼書の回収や金融機関側の審査が挟まるためで、会社によっては利用開始まで最短2か月を見込みます。
開始を早めたい場合は、印鑑不要でオンライン完結する「Web口座振替受付」に対応したサービスを選ぶと口座登録を短縮できます。急ぐときはWeb申込への対応可否を確認しましょう。
Q. 集金代行で口座振替が残高不足などで引き落とせなかった場合はどうなりますか?
A. 集金代行で引き落とせなかった分は、コンビニ収納やクレジットカードなど別の回収手段で補ったり、翌月にまとめて再請求したりする形で対応するのが一般的です。信販系・決済代行系のサービスは口座振替とコンビニ払いを組み合わせやすく、未回収を減らす設計を取りやすいのが特徴です。残高不足時の再請求や自動催促の仕組みは会社ごとに異なるため、未回収対応を重視する場合は事前に確認しておくと安心です。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。


















