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審査が甘いファクタリング会社おすすめ27選|赤字・税金滞納・個人事業主でも通りやすい会社を比較

審査が甘いファクタリング会社 おすすめ27選のサムネイル画像
ファクタリングサービス比較表(2026年版)のプレビュー

主要26サービスの料金・機能を無料で一覧比較

ファクタリングサービス比較表(2026年版)

赤字が続いている、税金の支払いが遅れている、開業したばかりで実績がない。そうした事情を抱えていると、銀行融資はもちろん、ファクタリングでも「審査に通らないのではないか」と不安になりがちです。急いで資金を用意したいときほど、断られる可能性の低い会社を選びたいものです。

結論から言えば、「審査が甘い」とは無審査という意味ではありません。ファクタリングの審査は、申込者本人の財務状況ではなく、売掛先(請求書の支払企業)の信用力を主に見ます。だからこそ、自社が赤字や税金滞納の状態でも、売掛先がしっかり支払う相手であれば通る可能性があります。

本記事では、審査に不安がある事業者でも申し込みやすいファクタリング会社27社を比較します。赤字・税金滞納・創業直後・他社で断られた・個人事業主といった状況別に、どの会社を見ればよいかを整理し、審査に通りやすくするコツや、避けるべき悪質業者の見分け方まで解説します。

会社によっては手数料や買取可能額を公開していないことがあります。その場合は比較表に「要問い合わせ」と記しています。

また、自社の状況や希望に合う会社を絞り込める選定診断ツールもご用意しています。読み進める前に、まず候補を知りたい方はこちらもご活用ください。

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本記事が対象とする「審査に不安がある事業者」とは

この記事は、次のような事情で審査に不安を抱える事業者に向けて、通りやすい会社の選び方を整理したものです。赤字決算や債務超過が続いている、税金や社会保険料の支払いが遅れている、開業から日が浅く自社の取引実績が乏しい、他社のファクタリングで断られた経験がある、個人事業主・フリーランスとして少額の請求書を現金化したい。こうした状況に一つでも当てはまるなら、本記事で紹介する会社が候補になります。

反対に、資金繰りに差し迫った不安がなく、手数料の低さや調達額の大きさを最優先したい場合は、審査基準や条件の異なる会社も視野に入ります。審査の甘さに絞らず全体を比較したい方は、ファクタリングサービス全体を扱うまとめ記事もあわせてご覧ください。

なぜ「審査が甘い」と言われるのか(審査で見られるのは売掛先の信用力)

ここでは、ファクタリングの審査が融資と何が違うのかを整理します。「甘い」と言われる理由を理解すると、自社の状況でも通り得る理屈が見えてきます。

ファクタリングは、保有する売掛債権を期日前に売却して資金化する取引です。金融庁も、ファクタリングを「法的には債権の売買(債権譲渡)契約」と整理しています。融資のようにお金を借りるのではなく、請求書という資産を売る取引のため、審査で問われるのは「借り手の返済能力」ではありません。

審査で最も重視されるのは、売掛先が期日どおりに支払える企業かどうかです。買い取った請求書が回収できれば、ファクタリング会社は損をしません。そのため、申込者である自社が赤字や税金滞納の状態でも、売掛先が信用力の高い企業や官公庁であれば、審査に通る可能性が十分にあります。これが「審査が甘い(=通りやすい)」と表現される理由です。

融資とファクタリングの審査対象の違いを対比した図解。融資は借り手(自社)の返済能力を審査するため赤字・税滞納が不利に働く一方、ファクタリングは売掛先の信用力(期日どおり支払えるか)を審査するため、自社が赤字でも売掛先が優良なら通る可能性がある。金融庁もファクタリングを債権の売買(債権譲渡)契約と整理している。

契約形態には、利用者とファクタリング会社の2社で完結する2社間取引と、売掛先の承諾を得て行う3社間取引があります。2社間は売掛先に知られずに利用できる一方で手数料が高くなりやすく、3社間は手数料を抑えやすい代わりに売掛先への通知が前提となります。審査の通りやすさやスピードは、この契約形態によっても変わります。

ファクタリングの契約形態2種類を対比した図解。2社間取引は利用者とファクタリング会社の2社で完結し、売掛先に知られずに利用できる(通知なし)が手数料は高くなりやすい。3社間取引は売掛先の承諾を得て行い、売掛先への通知が前提になる代わりに手数料を抑えやすい。審査の通りやすさやスピードも契約形態によって変わる。

審査で具体的に何が見られ、どんな条件だと通り、どこでつまずくのかをより深く知りたい方は、審査の仕組みそのものを掘り下げた記事もあわせてご覧ください。

状況別に見る審査に通りやすいファクタリング会社

審査への不安といっても、その中身は人によって異なります。この記事では、審査に不安がある事業者の状況を次の5つに分け、それぞれに対応する会社を後半のグループで詳しく紹介します。自分に近い状況から読み進めてください。

一つの会社が複数の状況に対応することもあります。まず大まかに当たりをつけるなら上のグループ分け、条件を細かく指定して絞り込むなら次の診断ツール、と使い分けてください。買取金額や急ぎ度、個人事業主かどうかまで含めて診断できます。

通りやすさの目安として各社の審査通過率を比較表に載せていますが、多くの会社は通過率を公表していません。その場合は「売掛先を軸に審査するか」「必要書類が少ないか」「他社で断られた人の相談を受けているか」といった対応内容で通りやすさを見比べてください。あわせて、審査が甘い(通りやすい)会社ほど手数料は高めになりやすい点も頭に入れておくと、比較表の見方が変わります。

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審査に通りやすいファクタリング会社27社を一覧比較

ここからは、27社の審査条件を一覧で比較します。審査通過率・手数料・買取可能額・個人事業主対応・入金スピード・必要書類を横並びにしました。審査通過率は各社が公表している数値で、集計期間や算出方法の定義は会社ごとに異なります。同じ基準で比べられる指標ではないため、目安としてご覧ください。

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サービス名ビートレーディングJTCの入金前払いネクストワンGoodPlusZISTPAYTODAYトップ・マネジメントアクシアプラスペイトナーラボルFREENANCEみんなのファクタリングMSFJ資金調達QUICKMentor CapitalNo.1ベストファクターアクセルファクター買速日本中小企業金融サポート機構QuQuMoOLTAPMGファクタリングのTRYえんナビうりかけ堂ジャパンマネジメント
審査通過率非公表非公表非公表
(成功率96%を訴求、母数非公表)
非公表93〜95%
(公式内で表記揺れ)
非公表非公表90%以上非公表非公表非公表非公表非公表非公表92%非公表
(乗り換え実績No.1を訴求)
非公表
(平均買取率91.9%を公表)
非公表92%以上
(一部に80%表記)
非公表非公表非公表非公表
(買取率最大98%を訴求)
非公表非公表非公表
(買取率90%以上を訴求)
非公表
手数料(2社間/3社間)2社間4%〜
3社間2%〜
2社間1.2%〜10%
3社間 要問い合わせ
2社間5%〜10%
3社間1.5%〜4%
5%〜15%
(2社間中心)
2社間3〜15%
3社間2〜7%
(公式内で幅あり)
1%〜9.5%
(2社間)
2社間3.5%〜
3社間0.5%〜
4%〜
(内訳は要問い合わせ)
一律10%
(2社間)
要問い合わせ3.0%〜10.0%
(2社間)
要問い合わせ1.8%〜9.8%1%〜
(上限は要問い合わせ)
2%〜
(内訳は要問い合わせ)
0.5%〜15%2%〜
(2社間・3社間とも下限)
2社間5〜15%
3社間1〜10%
1%〜10%
(公式内で幅あり)
1.5%〜
(2社間・3社間)
1%〜
(上限は要問い合わせ)
2%〜9%
(2社間)
要問い合わせ
(個別査定)
2社間3%〜
3社間1.2%〜
要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
買取可能額1万円〜
(上限は制限なし)
100万円〜
(上限は債権の範囲内)
30万円〜上限なし要問い合わせ30万円〜5,000万円超10万円〜上限なし要問い合わせ上限2,000万円
(プランにより上限50万円)
1万円〜300万円1万円〜
(上限は要問い合わせ)
1万円〜1,000万円1万円〜
(上限は要問い合わせ)
10万円〜3億円要問い合わせ〜1億円
(下限は要問い合わせ)
20万円〜1億円30万円〜1億円要問い合わせ10万円〜
(上限は要問い合わせ)
下限・上限なし
(1万円〜2億円の実績)
要問い合わせ下限・上限なし上限なし
(下限は要問い合わせ)
〜1億円
(下限は要問い合わせ)
50万円〜5,000万円30万円〜5,000万円〜5,000万円
(下限は要問い合わせ)
個人事業主・フリーランス●△(個人は3社間のみ)×●●●●△(公式明記なし)●●●●●●●△(公式明記なし)●●●●●●●●●●●
入金スピード(最短)最短即日
(審査10〜30分)
最短即日最短即日最短90分最短即日
(審査最短2時間)
最短30分最短即日最短即日
(スピードプラン・審査)
最短即日
(審査最短10分)
要問い合わせ最短即日
(16:30までの承認)
最短60分最短30分最短10分振込
(調達まで最短2時間)
最短即日
(審査最短30分)
最短30分最短即日〜3営業日最短即日最短30分最短40分
(FACTOR⁺U)
最短2時間最短即日
(見積り24時間以内)
最短即日最短2時間最短1日最短2時間翌日資金化
(審査は最短即日)
オンライン完結●(書類2点)△(初回は対面推奨)●●△(初回は要相談)●●△(契約方法は要確認)●●●●●●△(対面も選択可)●●△(要確認)●(書類3点)●(書類2点)●(書類2点)●●●●(対面・郵送も可)●△(要確認)
対応する不安赤字・税滞納、即日赤字・税滞納、創業直後赤字・税滞納、他社否決赤字・税滞納、他社否決赤字・税滞納、即日創業直後、即日・オンライン創業直後、即日創業直後、他社否決個人事業主・少額、即日個人事業主・少額個人事業主・少額、即日個人事業主・少額個人事業主・少額、即日個人事業主、即日・オンライン他社否決、赤字・税滞納他社否決(乗り換え)他社否決、赤字・税滞納他社否決、即日赤字・税滞納、他社否決即日・オンライン、個人事業主即日・オンライン、個人事業主即日・オンライン即日・オンライン即日・オンライン即日・オンライン即日・オンライン即日・オンライン
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※審査通過率は各社が公表する数値で、集計期間・母数・算出方法(審査通過率・成約率・買取率など指標そのもの)の定義は会社ごとに異なり、同一基準で比較できるものではありません。料金・条件は2026年9月時点の各社公式情報にもとづき、公開されていない項目は「要問い合わせ」と表記しています。最新の条件は各社公式サイトでご確認ください。

【会社別】審査に通りやすいファクタリング会社の特徴

ここからは、27社を状況別の5つのグループに分けて、各社の特徴を紹介します。まずは、赤字や税金滞納など財務状況に不安があっても申し込める会社からです。

赤字・税金滞納・債務超過でも申し込める会社

売掛先の信用力を軸に審査するため、自社が赤字決算や税金滞納、債務超過の状態でも、売掛先が優良であれば申し込める会社です。財務状況を理由に門前払いされにくい点が共通しています。

1. ビートレーディング(株式会社ビートレーディング)

ビートレーディングの公式サイト

2012年の創業以来、累計買取額1,824億円・取引社数9.1万社以上(2026年3月時点)の実績を持つファクタリング専業会社です。株式会社ビートレーディングが全国5拠点で運営し、2社間・3社間のほか注文書や医療・介護報酬の債権にも対応します。

審査で重視するのは、申込企業自身の財務状況よりも売掛先の信用力と売掛金の実在性です。公式サイトも売掛先の経営状況を審査の要と位置づけており、自社が赤字決算でも、支払企業が優良であれば申し込めます。

手数料は2社間で4%〜、3社間で2%〜(いずれも下限。上限は非公表)、買取率は最大98%です。必要書類は入出金明細と請求書など2点のみで、審査結果は最短10〜30分で提示されます。売掛先が倒産しても返還義務を負わないノンリコース契約です。

2. JTCの入金前払いファクタリング(株式会社JTC)

JTCの入金前払いファクタリングの公式サイト

名古屋に本社を置き、東京・大阪にも営業所を構える株式会社JTCが、2社間方式を「入金前払いシステム」として提供するサービスです。2013年の設立以来、取引先に知られずに売掛金を早期資金化する調達手段を全国の中小企業へ案内しています。

審査では信用情報や担保ではなく、売掛債権の内容そのものを評価します。公式サイトは決算が赤字でも、設立1期目で決算が未了でも、売掛債権があれば利用できると明記しています。税金を滞納している場合も相談は可能ですが、手数料に反映されることがあります。

手数料は取引先に通知しない契約で1.2%〜10%、買取金額は100万円から(上限は保有する売掛債権の範囲内)です。売掛先が破綻しても買い戻し義務のないノンリコース契約で、必要書類がそろえば最短即日の資金化に対応します。

手数料が何によって決まり、税金の滞納がそこにどう関わるのかを、同社の池田氏はインタビューで次のように説明しています。

株式会社JTC
池田氏
独自インタビューより

大きくは契約形態で変わります。取引先からの承諾が貰える契約であれば1.2%から、承諾がもらえない契約ですと目安として5%からとなっています。但し売掛金の内容によっては手数料や買取率が下回る事や上回る事もございます。さらに、お客様の状態として税金滞納の有無なども影響するので、結果として手数料に差が出ます。

手数料の下限1.2%は、公式の比較表では2社間の下限として、担当者の説明では取引先の承諾がある契約の下限として案内されており、表現に差があります。実際に適用される手数料は契約形態や売掛金の内容によって変わるため、見積もりで確認するのが確実です。

3. ネクストワン(株式会社ネクストワン)

ネクストワンの公式サイト

法人専門のファクタリング会社として、東京・神田に拠点を置く株式会社ネクストワンが運営しています。個人事業主は対象外ですが、一般的な売掛金に加えて介護報酬・診療報酬、輸出債権まで幅広い債権を買い取ります。

担保・保証人を不要とし、赤字決算や債務超過の状態でも審査対象とする方針を公式に掲げています。公式サイトでは資金調達の成功率96%をうたっていますが、調査時点や母数は公表されていないため、目安として捉えるのが安全です。

手数料は公式FAQで2社間が平均5%〜10%、3社間が平均1.5%〜4%と示され、買取金額は30万円から上限なし(5,000万円超は審査に日数を要する場合あり)です。電子契約サービス「クラウドサイン」を使い、書類提出から契約までオンラインで完結できます。

4. GoodPlus(GoodPlus(グッドプラス)株式会社)

GoodPlusの公式サイト

請求書の買取による資金調達サービス「GoodPlusファクタリング」を、GoodPlus(グッドプラス)株式会社が提供しています。申込みから最短90分での資金化と、来店不要の完全オンライン手続きを公式サイトで打ち出しています。

銀行融資と違い、売掛債権の価値と取引先の信頼性を基準に査定するため、赤字決算・債務超過・税金滞納があっても利用できると公式FAQに明記されています。設立直後の企業でも、売掛金が発生していれば申し込めます。

手数料は5%〜15%で、事務手数料や交通費はかからず売掛債権売買手数料のみです。債権譲渡登記は任意で、希望しなければ登記せずに契約できます。法人だけでなく個人事業主も対象ですが、売掛先が個人(屋号)経営の場合は対象外となります。

5. ZIST(株式会社ZIST)

ZISTの公式サイト

2社間・3社間の両方式に対応するファクタリングに加え、企業経営アドバイザーによる経営改善や融資成約の支援も併設する、株式会社ZIST(ジスト)のサービスです。渋谷に本社を置き、即日の資金化を訴求しています。

広告向けのLPページでは、赤字決算や債務超過でも資金調達が可能とし、銀行融資を断られた企業への対応にも言及しています。一方、審査の中心に何を据えるかや、税金滞納・創業直後への対応可否については公式サイトに明示がありません。

手数料は公式ページによって幅があり、2社間で3%〜15%、3社間で2%〜7%と示されるため、確定値は問い合わせが必要です。買取金額は30万円〜5,000万円以上、審査は最短2時間、資金化は即日〜2日間です。審査通過率も公式サイト内で93%〜95%以上と記載にばらつきがあり、あくまで目安となります。

創業直後・取引実績が浅くても使える会社

開業して間もない、あるいは自社の取引実績がまだ乏しくても、売掛先が支払える請求書であれば申し込める会社です。設立年数や決算実績を必須要件にしていない柔軟審査型が該当します。

6. PAYTODAY(Dual Life Partners株式会社)

PAYTODAYの公式サイト

Dual Life Partners株式会社が運営する、オンライン完結型のファクタリングサービスです。AI審査を用いており、面談や来店なしで申し込みから現金化まで進められます。

審査では、売掛先の信用力に加えて利用者の利用状況・財務状況を見て手数料を決めます。手数料は1%〜9.5%、買取金額は10万円から上限なしで、法人のほか個人事業主・フリーランスも対象です。

償還請求権のないノンリコース契約で、債権譲渡登記も行いません。買取金額の下限が10万円と低く、少額の請求書しか手元にない段階からでも相談できます。

7. トップ・マネジメント(株式会社トップ・マネジメント)

トップ・マネジメントの公式サイト

2009年創業のファクタリング専業会社で、運営は株式会社トップ・マネジメントです。累計取引社数は約45,000社にのぼります。

対応対象として、公式サイトには法人・個人事業主・フリーランスと並んで新設法人が明記されています。設立から日が浅くても、売掛先が支払える請求書があれば相談先になります。

手数料は2社間で3.5%〜、3社間で0.5%〜です。電子記録債権を使う2.5社間の「電ふぁく」(1.8〜8%)や、見積書・受注書・発注書を対象とする将来債権ファクタリングなど複数の商品を扱い、2社間は最短即日で資金化できます。

8. アクシアプラス(株式会社アクシアプラス)

アクシアプラスの公式サイト

株式会社アクシアプラスが運営する、売掛債権の買取型ファクタリングサービスです。2社間・3社間の両方式に対応し、手数料は4%〜(上限は要問い合わせ)です。

FAQでは、審査の対象は売掛先企業であり、申込企業自身の信用情報は審査に関係しないと説明しています。起業したばかりの利用者が資金調達に成功した実績も多いと記載しており、創業直後の相談も受け付けています。

審査スピードの異なる3プラン(スピード/ノーマル/リーズナブル)を用意し、買取可能額はスピード・ノーマルで上限2,000万円、リーズナブルで上限50万円です。公式サイトは審査通過率90%以上を公表しています(集計期間・算出方法の開示はなし)。

個人事業主・フリーランスの少額請求書に対応する会社

数万円から1万円台といった少額の請求書や、個人事業主・フリーランス本人からの申し込みを正式に受け付ける会社です。法人向けが中心の会社では断られやすい少額案件に強みがあります。

9. ペイトナー(ペイトナー株式会社)

ペイトナーの公式サイト

ペイトナーは、個人事業主・フリーランス・一人法人を主な対象に、完全オンラインで完結する2社間ファクタリングです。申し込みから入金までスマホで済み、取引先への通知は行いません。

手数料は審査結果で変動しない一律10%固定で、買取可能額は1万円から。少額の請求書1枚からでも申し込めます。最短10分審査・即日入金に対応し、土日祝を含む365日稼働している点も、急ぎの資金化に向いています。

審査はAIによる一次審査と人の確認を組み合わせる方式で、累計申込件数は2026年4月時点で70万件を突破しています。

10. ラボル(株式会社ラボル)

labol(ラボル)の公式サイト

東証プライム上場の株式会社セレスを親会社に持つ株式会社ラボルが運営する、フリーランス・個人事業主向けに始まった2社間ファクタリングです。買取下限を1万円に設定し、小口の請求書にも対応する設計を掲げています。

個人事業主・フリーランスに絞って設計されているため、法人向けが中心の会社では通りにくい小口の請求書でも相談しやすいのが決め手です。審査や債権回収には独自開発の機械学習モデルを活用しており、2024年6月には親会社セレスが東京大学大学院の研究室との共同研究開始を発表しました。

一方で手数料や買取上限、入金スピードといった具体的な条件は公式に明示されていないため、申し込み前に公式サイトで確認しておくと安心です。

11. FREENANCE(フリー株式会社)

FREENANCEの公式サイト

フリーランス・個人事業主向けの金融支援サービス「FREENANCE」のなかで、請求書を最短即日で資金化できる機能が即日払いです。運営はフリー株式会社で、2025年10月にGMOクリエイターズネットワークを吸収合併して現在の体制になりました。

買取可能額は1万円から1,000万円で、入金予定額の一部だけを資金化することもできます。手数料は3.0%〜10.0%で、売掛金の受取先を専用口座に指定して与信スコアを高めるほど下がる仕組みです。

入金は当日16時30分までに承認されれば当日中、それ以降は翌営業日となります。取引先への通知がない2社間のため、請求書を売却した事実は取引先に知られません。

12. みんなのファクタリング(株式会社チェンジ)

みんなのファクタリングの公式サイト

株式会社チェンジが運営する、個人事業主・フリーランスを主な対象とした2社間ファクタリングです。完全オンラインで完結し、1万円からの少額債権にも対応するとうたっています。

入金は最短60分、営業は土日祝を含む9時から18時までとされ、平日に時間を取りにくい事業者でも動きやすい体制です。ただし手数料率や買取上限といった条件は公式サイトでの明示を確認しづらいため、申し込み前に直接問い合わせて確かめることをおすすめします。

13. MSFJ(MSFJ株式会社)

MSFJの公式サイト

MSFJは、個人事業主専門・フリーランス専門・法人専門・乗り換え専門と、対象者別に申込窓口を分けているファクタリングサービスです。運営はMSFJ株式会社で、建設業向けの専門メニューも用意しています。

買取手数料は1.8%〜9.8%、買取可能額は10万円〜3億円と、いずれも公式サイトに具体的な数値を明示しています。入金は最短30分で、クラウドサインを使った電子契約によりオンラインで完結します。

2社間ファクタリングでも債権譲渡登記は不要と公式に案内しています。個人向けの給与ファクタリングは扱っていません。

14. 資金調達QUICK(株式会社MIRIZE)

資金調達QUICKの公式サイト

株式会社MIRIZEが運営する、法人と個人事業主・フリーランスを対象にした2社間ファクタリングです。来店や面談は不要で、請求書の画像をアップロードして申し込むオンライン完結型です。

手数料は公式サイトで下限1%〜と示されていますが、上限は公開されておらず、実際の水準は個別審査で決まります。買取可能額も具体的な数値は公表されておらず、見積りシミュレーターで概算を確認する方式です。

申し込みから資金調達の実行までは最短2時間、振込は最短10分とされ、累計申込件数は10万件を突破しています。保証人は不要と公式サイトのFAQに明記されています。

他社で断られた人向けに独自審査・高い通過率を公表する会社

審査通過率を公式に公表していたり、「他社で断られた方もご相談ください」と明記していたりする会社です。独自の審査基準で、他社では通らなかった案件にも柔軟に対応する姿勢を掲げています。

15. Mentor Capital(株式会社Mentor Capital)

Mentor Capitalの公式サイト

株式会社Mentor Capitalは、赤字・債務超過・税金滞納中の企業や創業1年未満の事業者も対象に掲げるファクタリング会社です。審査では売掛先の信用力や支払い実績、取引の継続性を複数の観点から総合的に見ると説明しています。

公式サイトでは審査通過率92%を公表しています(集計期間の表記は公式サイト内でも揺れがあります)。手数料は2%〜、買取金額は最大1億円まで対応し、売掛先が倒産しても返済義務のないノンリコース契約です。

財務状況を理由に他社で断られた事業者でも、売掛先が確実な支払先であれば相談できる点が持ち味です。査定結果は最短30分、入金は最短当日にも対応するとしています。

審査で具体的に何を見て通過の可否を判断しているのかは、申込者にとって最も気になる点です。同社の営業部長・木方氏は、インタビューで審査の考え方を次のように語っています。

木方良氏
株式会社Mentor Capital 営業部長
木方良氏
独自インタビューより

当社では、単に数字の情報だけを見るのではなく、売掛先様との取引の継続性や、お客様ご自身や事業、資産の将来性まで、複数の観点からみて総合的に判断しています。……お客様の現在の状況だけでなく、売掛先様の支払い実績、つまり過去の入金実績や業種の特性なども見ています。

16. No.1(株式会社No.1)

No.1の公式サイト

他社からの乗り換えを主要な訴求点に据えているのが、株式会社No.1が運営するファクタリングサービスです。公式サイトでは「成約率・他社からの乗り換え実績No.1」と掲げていますが、調査主体や母数の明示はないため、参考としてとらえておくのがよいでしょう。

手数料は0.5%〜15%と下限が低く、買取可能額は20万円〜1億円(それ以上は要相談)に対応します。2社間・3社間の両方式とオンライン契約に対応し、入金は最短30分と案内されています。

対応は法人が主対象で、個人事業主・フリーランスの可否は公式サイトで明確に確認できないため、事前の問い合わせが確実です。売掛先の倒産リスクを含めて買い取るノンリコース契約である点も明記されています。

17. ベストファクター(株式会社アレシア)

ベストファクターの公式サイト

ベストファクター(株式会社アレシア)は、「即日振込専門」を掲げる買取型のファクタリング会社です。審査はAIではなく専門スタッフによるヒアリングを主体とし、2社間・3社間の両方式に対応しています。

公式サイトでは平均買取率91.9%や年間利用社数10,580社といった実績値を公表しています(いずれも公式サイトの公表値で、集計期間や算出方法の詳細開示はありません)。手数料は2%〜、買取可能額は30万円〜1億円です。

オンライン完結の審査・契約に対応し、来社せずに手続きを進められます。法人だけでなく個人事業主も対象で、売掛先が優良であれば小口の債権から相談できる設計です。入金は最短即日〜3営業日とされています。

18. アクセルファクター(株式会社アクセルファクター)

アクセルファクターの公式サイト

2018年設立のアクセルファクター(株式会社アクセルファクター)は、ファクタリングに加えて財務コンサルティングや金融機関対策支援、助成金紹介など、資金繰り全般の支援メニューを併設しているのが特徴です。

手数料は2社間が5〜15%、3社間が1〜10%(いずれも公式サービスページの表記)で、3社間方式では債権譲渡登記が不要です。2社間・3社間の両方式に対応し、入金は最短即日と案内されています。

中小企業庁認定の経営革新等支援機関(第79号)でプライバシーマークも取得しており、法人・個人事業主が対象です。買取可能額のレンジは公式サイトで明示されていないため、具体的な金額は問い合わせで確認するのが確実です。

19. 買速(株式会社アドプランニング)

買速の公式サイト

買速(かいそく)は、株式会社アドプランニングが運営するオンライン完結型のファクタリングサービスです。公式のFAQページでは、申込者自身の経営状態よりも売掛先の支払能力を重視する方針を掲げ、赤字決算や税金滞納は審査に大きく影響しないと説明しています。

審査通過率は、LP・FAQページで「92%以上」と公表される一方、トップページには2022年3月集計として「80%」の表記も残っており、公式サイト内で数値がそろっていません。手数料もFAQの1%〜10%、トップページの2%〜など表記に幅があります。

必要書類は身分証・請求書・通帳コピーの3点で、決算書や登記簿謄本は必須ではないと案内されています。個人事業主・フリーランス向けの小額買取プランもあり、契約は2社間が主体で、最短30分での入金に対応するとしています。

即日・オンライン完結で急ぎに応じる会社

対面不要でオンラインが完結し、必要書類が少なく、最短即日から数十分で入金する会社です。書類が少なくシステムで手早く審査するため、決算書の提出を求められて実績の乏しさが響く、といった事態を避けやすいのも特徴です。今日中に資金が必要な急ぎのケースはもちろん、決算や書類に自信がない事業者にも向いています。

審査の通りやすさよりも入金スピードそのものを最優先したい場合は、即日入金に絞って締切時刻やオンライン完結の可否まで比較した記事も参考になります。

20. 日本中小企業金融サポート機構 FACTOR⁺U(一般社団法人日本中小企業金融サポート機構)

FACTOR⁺U(日本中小企業金融サポート機構)の公式サイト

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構が運営するファクタリングサービスです。中小企業経営力強化支援法に基づく経営革新等支援機関の認定を受けた非営利型の組織で、2社間・3社間の両方に対応します。

2024年10月に始めたオンライン完結型の「FACTOR⁺U(ファクトル)」では、クラウドサインによる電子契約で申込から契約までWeb上で済み、審査は最短10分、入金は最短40分です。必要書類は直近3か月分の入出金履歴と、請求書などの売掛金書類の2点で申し込めます。

手数料は1.5%〜で、買取額は1万円規模の少額から対応した実績があります。売掛先が法人であれば、個人事業主でも利用できます。

21. QuQuMo(株式会社アクティブサポート)

QuQuMoの公式サイト

オンライン完結にこだわった2社間ファクタリングで、運営は株式会社アクティブサポートです。取引先への通知や債権譲渡登記が不要なため、売掛先に知られずに資金化できます。

申込に使う書類は請求書と通帳の2点のみで、申込から入金までは最短2時間です。手続きはオンラインで完結し、メールやLINEでの相談にも応じます。

手数料は1%〜(上限は非公表)で、法人だけでなく個人事業主も申し込めます。

22. OLTA クラウドファクタリング(OLTA株式会社)

OLTA クラウドファクタリングの公式サイト

OLTA株式会社が2017年から手がけるクラウド型のファクタリングサービスです。地域金融機関との提携によるサービス提供も進めており、取引方式は2社間のみです。

銀行と共同開発したAI審査を用い、見積りの回答は原則24時間以内、契約後は即日から翌営業日に振り込まれます。書類の提出を含めてすべてオンラインで完結し、郵送は不要です。

手数料は2%〜9%で、買取金額に上限・下限を設けていないため、少額の請求書にも対応します。個人事業主・法人のいずれも利用できます。

23. PMG(ピーエムジー株式会社)

PMGの公式サイト

ピーエムジー株式会社が運営する中堅のファクタリング会社で、2015年の設立以降、東京・大阪・福岡など全国9拠点を構えます。ファクタリングに加え、財務コンサルティングや販路拡大の支援もあわせて提供しています。

契約は2社間・3社間の両方に対応し、即日・オンライン・土日の各ファクタリングをメニューとして用意しています。償還請求権のないノンリコース契約で、債権譲渡登記は原則必要ですが、資金繰りや業務への支障がある場合は登記を留保しての契約も選べます。

手数料は取引先の状況や売掛金の条件に応じた個別査定で、買取可能額の上限は設けていません。法人・個人事業主のいずれも対象です。

24. ファクタリングのTRY(株式会社SKO)

ファクタリングのTRYの公式サイト

来店せずに契約まで進められる点を掲げるファクタリングサービスで、株式会社SKOが提供します。Zoomでのオンライン面談とクラウドサインの電子契約により、対面や郵送を使わずに売掛債権を現金化できます。

入金は最短2時間で、債権譲渡登記なしでの契約が可能です。手数料は2社間で3%〜、3社間で1.2%〜と公式に明示され、買取可能額は1億円まで対応します。

対象は法人・個人事業主で、累計買取額528億円・累計相談件数76,800件の実績を公式サイトで公表しています。

25. えんナビ(株式会社インターテック)

えんナビの公式サイト

建設業・運送業・人材派遣業・製造業などの事業者を主な対象に掲げるファクタリングサービスです。運営は株式会社インターテックで、取引方式は2社間に特化しています。

入金は最短1日で、申込はオンライン・対面・郵送から選べます。AIによる簡易査定フォームを24時間365日受け付けており、夜間や土日祝日の相談にも応じます。

買取可能額は50万円〜5,000万円で、償還請求権のないノンリコース契約です。手数料は公式サイトに具体的なレンジの記載がなく、要問い合わせとなります。

26. うりかけ堂(株式会社hs1)

うりかけ堂の公式サイト

クラウドサインを使ったオンライン契約に対応し、全国の事業者が利用できるファクタリングサービスです。運営会社は株式会社hs1で、2社間・3社間の双方を扱います。

入金までは最短2時間で、申込から最短90分で完了したとする事例も公式サイトで紹介されています。買取可能額は30万円〜5,000万円です。

手数料は具体的なレンジを公表しておらず、公式サイトでは「平均90%以上」の買取率を掲げるにとどまります。実際の条件は個別の問い合わせで確認する形で、法人・個人事業主のいずれも対象です。

27. ジャパンマネジメント(株式会社ラインオフィスサービス)

ジャパンマネジメントの公式サイト

福岡・東京の2拠点体制で全国に対応するファクタリングサービスです。運営は株式会社ラインオフィスサービスで、2社間・3社間の両方に対応し、銀行融資までのつなぎ資金としての利用を想定しています。

審査は最短即日で完了し、翌日の資金調達が可能とされています。買取可能額は最高5,000万円で、償還請求権のないノンリコース契約です。

手数料は公式サイトに具体的なレンジの記載がなく、要問い合わせとなります。法人・個人事業主のいずれも利用できます。

審査に通りやすいファクタリング会社の見分け方(6つの観点)

ここでは、審査に通りやすい会社を見極めるための6つの観点を紹介します。いずれも公式サイトで確認できる情報なので、申し込む前のチェックに使えます。

1. 審査通過率を公式に公表しているか。「通過率90%以上」などの数値を自社サイトで示している会社は、通りやすさに一定の自信があると読み取れます。ただし算出方法は各社で異なるため、数値の大小だけで比べず、後述する他の観点と合わせて見るのが安全です。

2. 必要書類が少ないか。請求書と通帳のコピーだけで申し込める会社は、決算書や確定申告書の提出を求める会社より、財務状況の悪さが審査に響きにくい傾向があります。書類が少ないほど、赤字や実績不足でも通りやすくなります。

3. 個人事業主・フリーランスに対応しているか。公式サイトに「個人事業主可」と明記されているかを確認しておきましょう。法人のみ対象の会社に個人事業主が申し込んでも、そもそも土俵に乗りません。少額から受け付けているかもあわせて見ておくと安心です。

4. オンラインで完結するか。申し込みから契約までオンラインで済む会社は、審査をAIやシステムで効率化していることが多く、スピードと柔軟さを両立しやすい傾向があります。来店や対面を必須とする会社は、その分だけ手続きの負担が増えます。

5. 少額・小口の請求書に対応しているか。買取可能額の下限が低い、あるいは下限を設けていない会社は、少額の請求書しか手元にない場合でも利用できます。反対に「100万円以上から」といった下限がある会社は、少額案件では申し込めません。

6. 即日入金に対応しているか。「最短即日」「最短30分」を掲げる会社は、審査を簡素化・高速化しているぶん、細かな条件で落とされにくい傾向があります。急ぎの資金需要があるなら、この対応可否も見分けの目安になります。

審査の通過率を上げるコツ

同じ会社に申し込んでも、請求書の選び方や準備次第で通過率は変わります。ここでは、審査に通る確率を高めるための具体的なコツを紹介します。

信用力の高い売掛先の請求書を選ぶ。審査の中心は売掛先の支払能力です。上場企業や官公庁、取引実績の長い大手企業宛ての請求書を選ぶと、回収リスクが低いと判断され、通りやすくなります。

支払期日が近い請求書を優先する。支払いまでの期間が短い請求書ほど、回収までの不確実性が小さく、審査で有利に働きます。数カ月先の請求書より、まもなく入金される請求書のほうが通りやすい傾向があります。

売掛先の承諾が得られるなら3社間取引を検討する。3社間取引は売掛先が債権譲渡を承諾しているため、ファクタリング会社の回収リスクが下がり、審査が通りやすく手数料も抑えられます。売掛先との関係上問題がなければ、選択肢に入れる価値があります。

必要書類を漏れなくそろえる。請求書や通帳のコピー、本人確認書類など、求められた書類に不備があると、それだけで審査が滞ります。取引実態を証明できる資料をあらかじめ整えておくと、審査がスムーズに進みます。

一度に多数の会社へ同時申込みしない。同じ請求書を複数の会社に同時に持ち込むと、後述する二重譲渡を疑われ、かえって審査に不利になります。まず条件の合いそうな会社を2〜3社に絞り、順に相談するのが安全です。

取引先が中小企業や個人しかなく、上場企業や官公庁宛ての請求書を用意できない場合もあります。その場合は、売掛先の規模だけでなく取引実績や支払実績を総合的に見て判断する会社や、「他社で断られた方もご相談ください」と明記して独自審査を掲げる会社(本記事の「他社で断られた人向け」グループ)が現実的な相談先です。

ただし、回収リスクが高いと判断されるほど手数料は上がりやすいため、複数社の見積もりを取って条件を比べることをおすすめします。

審査が甘いと言われるのに落ちる理由と対処法

売掛先重視の柔軟な審査でも、落ちることはあります。ここでは、通りやすいはずのファクタリングで審査に落ちる主な理由と、その対処法を整理します。

よくある原因は、売掛先の信用力が不足しているケースです。売掛先の経営状況が芳しくない、あるいは設立間もない相手だと、基準の緩い会社でも回収リスクが高いと判断されます。この場合は、より信用力の高い売掛先の請求書に変えて申し込むと通ることがあります。

ほかにも、支払期日が遠すぎる、自社と売掛先の取引実績が浅い、提出書類に不備がある、売掛金の額が小さすぎて手数料に見合わない、といった理由で落ちることがあります。いずれも、請求書を選び直す・書類をそろえ直すといった対処で改善できる余地があります。

注意したいのが、売掛金の二重譲渡を疑われるケースです。同じ請求書をすでに別の会社へ売却していると判断されると、審査に通らないばかりか、詐欺罪(刑法第246条)に問われる可能性があります。債権譲渡登記の記録などから既存の譲渡は把握されるため、一つの請求書を複数社へ同時に持ち込むのは避けてください。

会社ごとに審査基準は異なります。ある会社で落ちても、売掛先や請求書を見直したうえで、審査基準の異なる別の会社に再挑戦すれば通ることは珍しくありません。一社の結果だけで諦める必要はありません。

審査が甘い会社を利用する際の注意点

通りやすさには裏返しのリスクもあります。ここでは、審査の甘い会社を利用する前に押さえておきたい注意点を解説します。

まず、審査が甘い会社ほど、回収リスクを手数料に上乗せする傾向があり、手数料が高くなりやすい点です。特に2社間取引は売掛先に知られない代わりに手数料が高めに設定されます。通りやすさだけで選ばず、手数料の水準も必ず確認してください。

次に、契約に償還請求権が付いていないかです。償還請求権付き(ウィズリコース)の契約では、売掛先が支払えなかった場合に利用者が買い戻しや弁済を求められます。金融庁は、こうした売主が買い戻す・自己資金で支払うといった仕組みのものは「貸金業に該当するおそれがある」と整理しています。原則として、償還請求権のないノンリコース契約を選ぶのが安全です。

もう一点、債権譲渡登記による売掛先への影響があります。2社間取引でも会社が債権譲渡登記を求めることがあり、登記そのものは自動で売掛先へ通知されるわけではありません。ただし登記は誰でも登記事項証明書を取得できる公示制度であり、利用者が支払えず会社が売掛先へ直接請求する段階では債権譲渡が知られるため、売掛先との関係に影響しうる点は理解しておきましょう。

「審査なし・必ず通る」を謳う業者に注意

最も警戒すべきなのが、「審査なし」「必ず通る」「ブラックOK」といった文句を掲げる業者です。正規のファクタリング会社は、売掛先の信用力や請求書の実在性を必ず確認するため、完全な無審査はあり得ません。こうした誘い文句は、悪質業者を見分ける手がかりになります。

金融庁も、給与を買い取ると称する違法なヤミ金融について、次のように注意を呼びかけています。

「借金ではありません」「ブラックOK」などの誘い文句に要注意! いわゆる「給与ファクタリング」などと称して、業として、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取って金銭を交付し、当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行うことは、貸金業に該当します。

出典:給与の買取りをうたった違法なヤミ金融にご注意ください!|金融庁

個人の給与(賃金債権)を買い取る「給与ファクタリング」は、貸金業に該当するというのが金融庁の見解です。最高裁も同様の判断(令和5年2月20日決定・令和4年(あ)第288号)を示しています。貸金業登録のない業者がこれを行えば違法であり、事業者向けの売掛債権ファクタリングとは別物として避けるべきものです。

事業者向けであっても、実態が貸付けに近いものは同様に警戒が必要です。金融庁は、ファクタリングを装った取引についても次のように述べています。

ファクタリングとして行われ、契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」であることが定められた取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものについては、貸金業に該当するおそれがあります。

出典:ファクタリングの利用に関する注意喚起|金融庁

無登録で貸付けを行う業者は、法外な利息を要求してくる危険があります。出資法では、業として金銭を貸し付ける場合の上限金利を年20%と定め、これを超えると刑事罰の対象となります。年109.5%を超える利息の契約に至っては、契約自体が無効です。手数料を年率に換算すると数百%になるような業者は、正規のファクタリング会社ではありません。関わらないのが賢明です。

出典・参考資料(5件)

個人事業主・フリーランスの審査は甘い?通るための条件

個人事業主やフリーランスの場合、審査が「甘くなる」わけではありません。ここでは、個人での利用について正しく理解し、通すための条件を整理します。

個人事業主の申し込みでは、法人同士の取引に比べて、売掛先の信用力や取引の継続性がより重視される傾向があります。単発・短期の取引になりやすく、回収の裏付けが弱いと見られがちだからです。むしろ審査は慎重になりうると考えておくのが正確です。

通すための現実的な条件は、法人や官公庁宛ての請求書を優先して申し込むことです。支払能力の高い相手宛ての請求書であれば、個人事業主でも通りやすくなります。加えて、継続的な取引実績がある売掛先の請求書を選ぶと、信用の裏付けとして働きます。

注意したいのは、そもそも個人事業主を対象外としている会社がある点です。申し込む前に「個人事業主・フリーランス可」と明記されているかを確認してください。本記事で個人事業主・フリーランス対応として紹介した会社なら、少額から相談できます。

個人事業主・フリーランスに絞って、手数料や入金スピード、信頼できる業者の選び方まで詳しく比べたい方は、個人向けに特化したまとめ記事もあわせてご覧ください。

まとめ

ファクタリングの「審査が甘い」とは、無審査という意味ではなく、申込者本人ではなく売掛先の信用力を軸に審査するために通りやすい、という意味です。だからこそ、赤字・税金滞納・創業直後・他社否決といった事情があっても、売掛先が優良であれば資金化できる可能性があります。

会社ごとに審査基準や得意分野は異なります。自社の状況に合う会社を2〜3社に絞り、手数料や償還請求権の有無まで確認したうえで相談するのが、失敗しない進め方です。「審査なし」「必ず通る」を掲げる業者だけは避け、正規の会社から選んでください。まずは気になる会社の資料をまとめて取り寄せ、条件を見比べるところから始めましょう。

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よくある質問(FAQ)

Q. 審査が甘いファクタリングとは何ですか?

A. 審査が甘いファクタリングとは、無審査という意味ではなく、申込者本人の財務状況ではなく売掛先(請求書の支払企業)の信用力を主に見るため、審査に通りやすいとされるファクタリングのことです。融資のようにお金を借りるのではなく、請求書という資産を売る取引のため、自社が赤字や税金滞納の状態でも、売掛先が優良であれば通る可能性があります。

Q. 100パーセント通る・審査なしのファクタリングは存在しますか?

A. 100パーセント通る、あるいは審査なしのファクタリングは存在しません。 正規のファクタリング会社は、売掛金を買い取った時点で回収できないリスクを負うため、売掛先の信用力や請求書の実在性を必ず確認します。「審査なし」「必ず通る」「ブラックOK」を強調する業者は、貸金業登録のない違法なヤミ金融の可能性が高く、金融庁も注意を呼びかけています。

出典・参考資料(1件)

Q. 他社のファクタリング審査に落ちても、別の会社に再挑戦できますか?

A. 他社で落ちても、審査基準の異なる別のファクタリング会社に再挑戦できます。 会社ごとに審査の基準や得意とする業界、重視するポイントが異なるため、ある会社で通らなくても別の会社では通ることは珍しくありません。「審査通過率90%以上」を公表する会社や「他社で断られた方もご相談ください」と明記する会社なら、柔軟な対応が期待できます。

Q. 赤字・債務超過や信用情報がブラックでもファクタリングは使えますか?

A. 赤字・債務超過の状態や、個人の信用情報がいわゆるブラックの状態でも、売掛先が優良であればファクタリングを利用できる可能性があります。 ファクタリングの審査で重視されるのは申込者本人の返済能力ではなく、売掛先が期日どおりに支払えるかどうかだからです。ただし、影響の度合いは会社によって異なり、償還請求権のない契約かどうかもあわせて確認しておくと安心です。

Q. 税金を滞納していてもファクタリングの審査に通りますか?

A. 税金を滞納していても、売掛先と請求書に問題がなければファクタリングの審査に通ることがあります。 ただし、滞納額が大きく、売掛金が差押えの対象になる可能性が高いと判断される場合は、審査が慎重になります。本記事で紹介した会社のなかにも、税金滞納中でも相談可能と公式に案内しているところがあります(「赤字・税金滞納・債務超過でも申し込める会社」「他社で断られた人向け」のグループを参照)。

Q. 個人事業主・フリーランスでもファクタリングで即日入金できますか?

A. 個人事業主・フリーランスでも、即日入金に対応する会社なら申し込んだ当日に入金される場合があります。 1万円の少額から個人事業主・フリーランス本人の申し込みを受け付ける会社もあります(本記事の個人事業主向けグループを参照)。必要書類をそろえ、審査の受付時間内に申し込むのが即日入金の条件です。ただし、個人相手の請求書は対象外となる会社が多い点には注意してください。

Q. ファクタリングの審査で最も重視されるのは何ですか?

A. ファクタリングの審査で最も重視されるのは、売掛先が期日どおりに支払える企業かどうか(=売掛先の信用力)です。 申込者自身の財務状況ではなく、買い取った請求書を回収できるかどうかが判断の中心になります。そのため、上場企業や官公庁、取引実績の長い大手企業宛ての請求書ほど、審査に通りやすくなります。

Q. 審査が甘いと言われるファクタリングでも落ちるのはなぜですか?

A. 審査が甘いとされるファクタリングで落ちる主な原因は、売掛先の信用力不足・提出書類の不備・支払期日が遠すぎること・自社と売掛先の取引実績が浅いこと・売掛金が少額すぎること・二重譲渡の疑いです。 多くは、より信用力の高い売掛先の請求書に変える、不足書類をそろえ直すといった対処で改善できます。一つの請求書を複数社へ同時に持ち込むと二重譲渡を疑われるため、避けてください。

Q. 給与ファクタリングは利用してよいですか?

A. 個人の給与(賃金債権)を買い取る「給与ファクタリング」は貸金業に該当し、貸金業登録のない業者が行えば違法なため、利用すべきではありません。 金融庁がこの見解を示し、最高裁も同様の判断(令和5年2月20日決定)をしています。事業者が保有する売掛債権を売却する通常のファクタリングとは別物なので、混同しないよう注意してください。

出典・参考資料(1件)

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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