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ユーザーコミュニティとは?目的・メリットと4つの形態・立ち上げ方を事例で解説

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DAO・コミュニティ支援比較表(2026年版)

広告で新規顧客を集め続けるコストが上がるなかで、すでにいる顧客やファンとの関係を深める「ユーザーコミュニティ」に取り組む企業が増えています。しかし、ユーザーコミュニティが具体的に何を指すのか、従来の顧客とのやり取りと何が違うのかは、言葉だけでは意外とつかみにくいものです。

ユーザーコミュニティは、自社の商品・サービスの利用者同士、あるいは利用者と企業が双方向に交流する「場」です。問い合わせ窓口やメールマガジンのような一方向の接点と違い、利用者の声や活用ノウハウがその場に蓄積され、解約の抑制やLTV(顧客生涯価値)の向上、商品改善につながる点に特徴があります。

本記事では、ユーザーコミュニティの基本から、実在するコミュニティを例にした形態の違い、立ち上げと運営の進め方、そして運営の土台になるサービス・プラットフォームの選択肢までを、順を追って解説します。

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ユーザーコミュニティとは?

ユーザーコミュニティとは、企業が自社の商品・サービスの利用者を集め、利用者同士・利用者と企業が双方向に交流する「場」のことです。掲示板やイベント、専用アプリなど形はさまざまですが、共通するのは、利用者の疑問や要望、活用の工夫がやり取りとして残り、関係が続いていく点にあります。

従来の顧客接点である問い合わせ窓口やメールマガジンは、企業から顧客へ、あるいは顧客から企業へという一方向のやり取りが中心でした。ユーザーコミュニティでは、利用者同士が使い方を教え合い、企業もその輪に加わることで、声が一過性で終わらずに蓄積・共有されていきます。この「双方向に、継続的に」という性質が、単発のキャンペーンやアンケートとの大きな違いです。

「顧客コミュニティ」「オンラインコミュニティ」「オンラインサロン」との違い

ユーザーコミュニティは、「顧客コミュニティ」「オンラインコミュニティ」とほぼ同じ意味で使われます。このうち、会費や限定コンテンツで収益を得る形のものは「オンラインサロン」と呼ばれることが多く、ユーザーコミュニティの一形態と位置づけられます。

呼び方は運営の目的によって変わりますが、いずれも「自社の利用者・ファンが集まり交流する場」である点は共通です。本記事では、こうした場を広く「ユーザーコミュニティ」と呼んで解説します。

ユーザーコミュニティの主な形態(実在事例つき)

ここからは、ユーザーコミュニティの主な形態を、実在するコミュニティの例とともに見ていきます。大きく分けると、次の4つがあります。自社の目的や顧客層に合う形を選ぶ出発点にしてください。

  • 掲示板型:利用者同士が質問・回答・情報交換をするフォーラム型
  • ユーザー会・イベント型:勉強会や交流会でつながる、人が集まる場を軸にした型
  • SNS型:FacebookグループやSlackなど既存のツールを使う型
  • 専用プラットフォーム型:コミュニティ運営に特化した専用の基盤・アプリを使う型
ユーザーコミュニティの主な4つの形態の整理図。掲示板型は利用者が疑問を投稿し合うQ&A・情報交換フォーラムで、実在例はAppleサポートコミュニティ。ユーザー会・イベント型は勉強会や交流会など人が集まる場を軸にした形態で、実在例はJAWS-UG、UiPath Friends、Salesforce Trailblazer Community、富士通のICTユーザー会。SNS型は既存のSNS・チャットツールの中につくる形態で、使う主なツールはFacebookグループ、Slack、LINEオープンチャット。専用プラットフォーム型は運営に特化した専用の基盤・アプリを使う形態で、実在例はBASE FOOD Labo(ベースフード)とカルビー(じゃがりこ)。

掲示板型(Q&A・情報交換フォーラム)

掲示板型は、利用者が疑問を投稿し、ほかの利用者や企業が回答する、Q&A・情報交換を中心とした形態です。使い方に困ったときに利用者同士で解決し合えるため、サポート窓口への問い合わせを減らす効果が期待できます。

Appleが運営する「Apple サポートコミュニティ」のように、製品の使い方や不具合への対処を利用者同士が共有する場が代表例です。蓄積された質問と回答がそのまま検索可能なナレッジになり、新しい利用者の自己解決にも役立ちます。

出典・参考資料(1件)

ユーザー会・イベント型

ユーザー会・イベント型は、勉強会や交流会など「人が集まる場」を軸にした形態です。IT・SaaS領域で多く見られ、利用者が自らの活用事例を発表し合うことで、製品の使いこなしが広がっていきます。

クラウドサービスの利用者が集まる「JAWS-UG」は、全国に支部を持つ大規模なユーザーグループです。公式サイトでは「AWS (Amazon Web Services) が提供するクラウドコンピューティングを利用する人々の集まり(コミュニティ)」と説明されています。

RPA(作業を自動化するソフトウェアロボット)ツールの「UiPath Friends」も、ユーザー有志によって運営される非営利の公式ユーザーコミュニティです。

企業や顧客が主体となって運営される例もあります。Salesforceの「Trailblazer Community」は、ビジネスユーザーから管理者、開発者までが集まり、活用事例や課題相談を共有する場です。富士通とビジネス関係のある企業が集う全国規模のICTユーザー会もあり、いずれも製品を深く使う層どうしのつながりが、継続利用やファン化につながっています。

出典・参考資料(4件)

SNS型(既存のSNS・チャットツール活用)

SNS型は、FacebookグループやSlack、LINEのオープンチャットなど、すでにあるSNS・チャットツールの中にコミュニティをつくる形態です。たとえば、ブランドのファンが集まる公式Facebookグループや、IT製品の利用者が情報交換するSlackワークスペースなどが典型です。

専用のサービス名を持つというより「各社が使い慣れたツールの上に開設する」形で、利用者にとって参加のハードルが低く、初期費用をかけずに手早く立ち上げられる点が魅力です。

一方で、会員情報やコミュニティ内のデータが外部サービス側に依存し、デザインや機能の自由度、蓄積した情報の資産化に制約が生まれます。まず小さく試したい段階には向きますが、本格的に運営していく段階では次に挙げる専用プラットフォーム型への移行を検討する企業もあります。

専用プラットフォーム型

専用プラットフォーム型は、コミュニティ運営に特化した基盤やアプリを使う形態です。会員管理・投稿・イベント・ポイントやバッジといった機能に加え、利用者の声を分析する仕組みを一体で備えるものが多く、自社ブランドの世界観に合わせた「場」を持てます。

完全栄養食を手がけるベースフードの「BASE FOOD Labo」は、継続コース会員が参加できるオンラインコミュニティです。利用者を「研究員」と呼び、アレンジレシピの共有や新商品のアイデア投稿といった共創を促しています。

カルビーも、じゃがりこのファンが集うオンラインコミュニティを運営するなど、消費財メーカーがファンとの共創の場として専用の基盤を活用する例が広がっています。こうした専用基盤の選択肢は、記事後半の運営の土台になるサービス・プラットフォームの選択肢で詳しく紹介します。

出典・参考資料(2件)

ユーザーコミュニティに取り組む目的・メリット

企業がユーザーコミュニティに取り組む目的とメリットには、主に次のようなものがあります。

  • 解約・離反の抑制とLTVの向上:利用者同士のつながりや活用の深まりが、継続利用の動機になります
  • 顧客の声(VoC)の継続的な収集:アンケートでは拾いにくい、日々の本音や活用の工夫が集まります
  • サポート工数の削減:よくある疑問を利用者同士で解決でき、問い合わせを減らせます
  • 共創による商品改善:要望やアイデアを商品・サービスの改善に生かせます
  • 推奨・口コミの促進:熱量の高い利用者が、周囲への紹介やUGC(利用者発の投稿)を生みます

なぜ今ユーザーコミュニティが注目されるのか

背景には、広告への信頼の低下と新規顧客の獲得コストの上昇、そしてサブスクリプション型サービスの普及があります。新規顧客を追い続けるより、すでにいる顧客との関係を深めて継続・解約率(チャーン)を改善するほうが、事業の安定につながると考えられるようになりました。

こうした考え方は特定の企業の造語ではなく、業界団体が設立されるほど広く共有された枠組みになっています。一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会は、この手法を次のように定義しています。

コミュニティマーケティングとは、事業者等が、製品やサービス利用者を対象として主宰する「コミュニティ」との双方向のコミュニケーションを通して、顧客同士の交流と情報発信を促すことで、顧客の製品・サービスへのロイヤルティ創出、向上に貢献すると共に、「1.顧客理解」、「2.顧客育成」、「3.顧客創造」を相互に連動させ、スケーラブルに実施するマーケティング手法です。

出典:「一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会」設立のお知らせ|一般社団法人コミュニティマーケティング推進協会(PR TIMES)

ユーザーコミュニティは、この「顧客を理解し、育て、新たな顧客の創造につなげる」循環を回すための具体的な「場」にあたります。

自社に向くか・まだ早いか

ユーザーコミュニティが効果を発揮しやすいのは、継続して使う商材や、利用者に思い入れが生まれやすい商材です。サブスク型のサービスやファンのつく消費財、使いこなしに知識が要るBtoBの製品などは、利用者同士の交流が継続利用や満足度の向上に直結しやすい傾向があります。

一方で、単発の取引が中心で再利用の機会が少ない商材や、そもそも利用者の数が少なすぎる段階では、交流が生まれにくく「まだ早い」こともあります。目的があいまいなまま場だけつくると、投稿が続かず放置されやすい点にも注意が必要です。次の章では、こうした失敗を避けるための立ち上げの進め方を見ていきます。

ユーザーコミュニティの立ち上げの進め方

ここからは、ユーザーコミュニティを立ち上げるときの基本的な進め方を、順を追って説明します。形態やツールを決める前に、まず「何のために・誰に向けて」を固めることが、続くコミュニティをつくる出発点になります。

  1. 目的を決める:解約の抑制、顧客の声の収集、サポート工数の削減など、コミュニティで解決したい課題を一つに絞り込みます。目的が決まると、後の設計や効果測定の軸が定まります
  2. 対象ユーザーを決める:どんな利用者に集まってほしいかを具体化します。熱量の高い既存ユーザーを初期メンバーに想定すると、立ち上げ期の投稿が生まれやすくなります
  3. 場の形を選ぶ:目的と対象に合わせて、掲示板型・ユーザー会型・SNS型・専用プラットフォーム型のどれで始めるかを決めます
  4. 運営体制とルールを整える:運営の担当者を決め、投稿のガイドラインや困ったときの対応方針(モデレーション)を用意します
  5. 立ち上げ・初期メンバーを集める:少人数のコアユーザーから始め、企業側も積極的に投稿して場の空気をつくります
  6. 継続的に運営・活性化する:イベントや企画で交流のきっかけをつくり、寄せられた声に反応しながら少しずつ利用者主導の運営へ移していきます

前章で触れたJAWS-UGやUiPath Friendsのように、ユーザー有志が中心となって運営する形に育つと、企業の運営負担が下がり、場も長く続きやすくなります。立ち上げ当初から企業が抱え込みすぎず、利用者が主役になれる設計を意識すると、こうした流れをつくりやすくなります。

運営を成功させ活性化させるポイント

立ち上げたコミュニティを続けて成果につなげるには、いくつかの勘所があります。

まず、売上や宣伝を前面に出しすぎないことです。売り込みの場になると参加者は離れていくため、「利用者にとって役立つこと」を最優先にし、継続率やLTVはその結果として後からついてくる、と考えます。商品そのものより「使って得られる体験」に焦点を当てるのも、同じ理由からです。

活性化の具体的な打ち手には、次のような工夫があります。

  • 立ち上げ期に、運営側から活用事例やアレンジの投稿といった「たたき台」を出し、会話のきっかけをつくる
  • 熱量の高いコアユーザーに先行で参加してもらい、発言の口火を切ってもらう
  • 勉強会やお題の投稿企画を定期的に開く

また、寄せられた声に運営がこまめに反応することも、投稿を続けてもらううえで効果的です。

ただし、最適なやり方は商材や目的によって変わります。立ち上げ後も、反応を見ながら企画や運営体制を調整していくことが大切です。

運営でつまずかないための注意点・運営リスク

ユーザーコミュニティは「場」である以上、運営上の注意も伴います。代表的なのは、投稿が途絶えて放置される、誹謗中傷や不適切な投稿が起きる、会員の個人情報や投稿コンテンツの扱いで問題が生じる、といったリスクです。

これらに備えるには、投稿のガイドラインを定め、問題のある投稿に対応するモデレーションの体制を用意しておくことが欠かせません。会員の個人情報は個人情報保護法にもとづいた適切な取り扱いが求められ、利用者が投稿する画像やテキストには著作権への配慮が必要です。誹謗中傷などの権利侵害が起きた場合に備え、相談先を把握しておくことも安心につながります。

出典・参考資料(3件)

効果をどう測るか(KPIの考え方)

コミュニティを「やって終わり」にしないためには、立ち上げ時に決めた目的に沿って効果を測ることが重要です。見るべき指標は目的によって変わります。

たとえば、解約抑制が目的なら継続率や解約率、LTVを、顧客の声の収集が目的なら投稿やフィードバックの件数を追います。コミュニティそのものの健全さを見るには、アクティブな会員数や投稿・コメントの量といった活性度の指標が役立ちます。最初から複雑な指標を追うより、目的に直結する一つか二つに絞って観察し、運営の改善につなげるのが現実的です。

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ユーザーコミュニティ運営の土台になるサービス・プラットフォームの選択肢

最後に、ユーザーコミュニティの運営を支えるサービス・プラットフォームの選択肢を紹介します。大きく、コミュニティ運営に特化した専用SaaS、オンラインサロンの収益化に強いサービス、そしてトークンやNFTを使うWeb3・DAO(分散型自律組織)型に分かれます。

目的から見ると、解約の抑制や顧客の声(VoC)の収集、ファンの育成を重視するなら、掲示板型や専用プラットフォーム型と相性のよい専用SaaSが中心的な候補になります。会費や限定コンテンツで収益化したいならオンラインサロン収益化型、トークンやNFTでファンの参加を設計したいならWeb3・DAO型が選択肢です。自社の目的と作りたい形態に合わせて候補を絞り込んでください。

以下の比較表では、6つのサービスを運営基盤の型・主な対象や向く用途・特徴的な機能・料金の目安で見比べられます。

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サービス名commmune(コミューン)coorum(コーラム)FANTS(ファンツ)CAMPFIRE Community24karatUnyte(ユナイト)
運営基盤の型専用コミュニティ構築SaaS専用コミュニティ構築SaaSオンラインサロン収益化型SaaSオンラインサロン収益化型
(マーケットプレイス型)
Web3・トークン型
(ファンエンゲージ基盤)
Web3・DAO型
(コミュニティ/DAO構築)
主な対象・向く用途大手ブランドの顧客・ファンコミュニティ
VoC活用・ロイヤルティ向上
ロイヤル顧客コミュニティ
本音データ(VoC)収集・LTV向上
会費・限定コンテンツで収益化する
サロン・スクール運営
初期費用をかけず始める
月額課金型サロン
トークン・NFTでファンの参加を
設計するブランド
貢献を可視化・トークンで評価する
コミュニティ・DAO
特徴的な機能掲示板・イベント・ポイント/バッジ
VoCのAI構造化・CRM/LINE連携
運営の伴走支援
ノーコードでのコミュニティ構築
本音データ(VoC)の収集・分析
オリジナルブランドアプリ版
専用アプリ・募集ページ・会員管理
サブスク決済をオールイン
最短2週間で開設
月額課金型サロンの開設
活動報告・限定コンテンツ配信
CAMPFIRE経済圏で集客
ノーコードのNFTリワード/ミッション設計
ファンアプリ「24k ZAP」
保有状況に応じたメッセージ配信
NFT会員権・ガバナンス投票
貢献度の可視化・トークン付与
メール/SNSログインでウォレット自動生成
料金の目安要お問い合わせ要お問い合わせ初期費用・月額あり(要お問い合わせ)
決済手数料5%
初期費用・固定費0円
(売上手数料15%)
要お問い合わせ要お問い合わせ
詳細情報公式サイト公式サイトサービス詳細を見る公式サイト公式資料を見る公式資料を見る

専用SaaSやWeb3・DAO型の料金は個別見積もりが基本で、コミュニティの規模や必要な機能によって変わります。導入を検討する際は、資料請求で各社の見積もり条件を確認しておくと安心です。

ここで取り上げたのは代表的な選択肢の一部です。より多くのコミュニティツールを、目的別の選び方・料金・機能まで一覧で見比べたい場合は、以下の記事で詳しく比較しています。

commmune(コミューン)

commmune(コミューン)のウェブサイト

commmune(コミューン)は、企業と顧客・従業員が双方向に交流する顧客コミュニティを、ノーコードで構築・運営できるプラットフォームです。コミューン株式会社が提供し、さまざまな業種の企業に導入されています。

掲示板・投稿・イベント・ポイントやバッジといったエンゲージメント機能を備えます。さらに、利用者の声をAIで構造化する機能やLINE連携、CRMとのデータ統合まで、コミュニティ単体にとどまらないプロダクト群へ広がっているのが特徴です。戦略設計から運営までの伴走支援も用意されており、本格的に顧客コミュニティを立ち上げたい企業に向いています。

coorum(コーラム)

coorum(コーラム)のウェブサイト

株式会社Asobicaが提供するcoorum(コーラム)は、顧客の「本音データ」の収集・分析に強みを持つロイヤル顧客プラットフォームです。オンラインコミュニティの構築・運営・分析をノーコードで行える点を中核に、カスタマーサクセスやファンマーケティングの領域で使われています。

「収集・分析・活用」の流れを一つの基盤で回せる点が特徴で、コミュニティで集めた声を顧客理解やUGCの活用、CRM連携へとつなげられます。自社ブランドのアプリとしてコミュニティを提供できるアプリ版も用意されており、顧客の声を商品開発やLTV向上に生かしたい企業に適しています。

FANTS(ファンツ)

FANTS(ファンツ)のウェブサイト

FANTS(ファンツ)は、オンラインサロン・オンラインコミュニティの運営に特化した総合プラットフォームです。株式会社スタメンが提供し、専用アプリ・募集ページ・会員管理・サブスク(月額課金)決済までをオールインワンで備えています。

コミュニティ運営だけでなく、スクール運営やコンサルの販売、顧客管理まで横断して行える機能がそろい、最短2週間での開設に対応しています。会費や限定コンテンツで収益化しながらファンコミュニティを運営したい企業・クリエイターに向いた選択肢です。

CAMPFIRE Community(キャンプファイヤー コミュニティ)

CAMPFIRE Community(キャンプファイヤー コミュニティ)のウェブサイト

CAMPFIRE Community(キャンプファイヤー コミュニティ)は、クラウドファンディング大手の株式会社CAMPFIREが提供する、月額課金型のオンラインサロン・ファンコミュニティのプラットフォームです。初期費用をかけずに継続課金型のコミュニティを立ち上げられます。

CAMPFIREのプラットフォーム上に直接コミュニティを開設するマーケットプレイス型で、CAMPFIREの利用者基盤を集客に生かせる点が特徴です。会員向けの活動報告や限定コンテンツの配信を通じて、ファンとの継続的な関係を収益につなげたい場合に適しています。

ここからは、トークンやNFTを使ってファンの参加を設計する、Web3・DAO型のプラットフォームを紹介します。デジタル上の会員証やポイント、投票の仕組みでファンの貢献を可視化したい企業に向いた選択肢で、まずは身近な形から始めたい場合は前述の専用SaaSやサロン型が中心になります。

そもそもWeb3やDAOを使ったコミュニティとはどのようなもので、ビジネスでどう活用されているのかは、以下の記事で事例とともに解説しています。トークン・NFTを使った参加設計に関心がある方は、あわせてご覧ください。

24karatマーケティングプラットフォーム

24karatマーケティングプラットフォームのウェブサイト

24karatマーケティングプラットフォームは、24karat株式会社が提供する、ブランドやクリエイター向けのWeb3ロイヤリティ・ファンエンゲージメント基盤です。ブランド向けの管理コンソールと、ファンが使うウォレットアプリ「24k ZAP」、各種API群を組み合わせて提供されます。

ノーコードの管理画面からNFTのリワードやキャンペーンを作成し、クイズ・アンケート形式のミッションでファンの参加を促せます。保有状況に応じたメッセージ配信やロイヤリティポイントの仕組みも備え、ファンの参加を長期的な関係づくりへとつなげたいブランドに向いた選択肢です。

Unyte(ユナイト)

Unyteのウェブサイト

Unyte(ユナイト)は、株式会社Unyteが提供する、ブロックチェーン技術を用いてDAOやWeb3コミュニティの構築・運用を支援する統合プラットフォームです。会員権や投票権をNFTとして発行でき、メールアドレスやSNSアカウントでログインしてウォレットを自動生成する仕組みにより、参加のハードルを下げています。

提案の承認数やタスクの実行数といった活動をもとに貢献度を可視化し、トークンとして付与する機能や、ガバナンス投票、活動履歴のオンチェーン記録などを備えます。利用者の貢献を見える形で評価し、運営に巻き込んでいくコミュニティをつくりたい場合に適した選択肢です。

まとめ

ユーザーコミュニティは、自社の商品・サービスの利用者が双方向に交流する「場」であり、問い合わせ窓口やメールマガジンのような一方向の接点とは違って、利用者の声やノウハウが継続的に蓄積されていきます。掲示板型・ユーザー会型・SNS型・専用プラットフォーム型といった形態があり、解約の抑制やLTVの向上、顧客の声の収集、サポート工数の削減などの効果が期待できます。

立ち上げでは「何のために・誰に向けて」を先に固め、売上を前面に出しすぎず利用者にとって役立つ場をつくることが、続くコミュニティの鍵になります。運営の土台には、専用SaaSやオンラインサロン向けのサービス、Web3・DAO型など複数の選択肢があるため、自社の目的に合うものを比較して選ぶことが大切です。各サービスの資料は、以下からまとめて請求できます。

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よくある質問(FAQ)

Q. ユーザーコミュニティとは何ですか?

A. ユーザーコミュニティとは、企業が自社の商品・サービスの利用者を集め、利用者同士・利用者と企業が双方向に交流する「場」のことです。掲示板やイベント、専用アプリなど形はさまざまですが、利用者の疑問・要望・活用の工夫がやり取りとして蓄積され、関係が続いていく点に特徴があります。「顧客コミュニティ」「オンラインコミュニティ」もほぼ同じ意味で使われます。

Q. ユーザーコミュニティは従来の顧客接点(メルマガ・問い合わせ窓口)と何が違いますか?

A. ユーザーコミュニティは、企業と顧客の一方向のやり取りではなく、利用者同士も含めた双方向の交流が継続的に蓄積される点が従来の顧客接点と違います。メルマガや問い合わせ窓口は発信・対応が一過性で終わりがちですが、コミュニティでは利用者が使い方を教え合い、声や活用ノウハウが場に残って共有されていきます。

Q. ユーザーコミュニティにはどんな形態・種類がありますか?

A. ユーザーコミュニティの形態は、大きく掲示板型・ユーザー会/イベント型・SNS型・専用プラットフォーム型の4つに分かれます。Q&A中心の掲示板型、勉強会や交流会で集まるユーザー会型、FacebookグループやSlackを使うSNS型、運営に特化した基盤を使う専用プラットフォーム型があり、自社の目的や顧客層に合わせて選びます。

Q. ユーザーコミュニティはなぜ今注目されているのですか?

A. ユーザーコミュニティが注目される背景には、広告への信頼の低下と新規顧客の獲得コストの上昇、サブスクリプション型サービスの普及があります。新規顧客を追い続けるより、すでにいる顧客との関係を深めて継続・解約率(チャーン)を改善するほうが、事業の安定につながると考えられるようになったためです。

Q. 企業がユーザーコミュニティに取り組むメリットは何ですか?

A. ユーザーコミュニティの主なメリットは、解約・離反の抑制とLTVの向上、顧客の声(VoC)の継続的な収集、サポート工数の削減、共創による商品改善、推奨・口コミの促進です。利用者同士のつながりが継続利用の動機になり、日々の本音や活用の工夫が集まることで、商品改善やファンによる紹介にもつながります。

Q. ユーザーコミュニティはどんな企業に向いていますか?

A. ユーザーコミュニティが向いているのは、継続して使う商材や、利用者に思い入れが生まれやすい商材を持つ企業です。サブスク型サービス、ファンのつく消費財、使いこなしに知識が要るBtoB製品などが該当します。一方で、単発の取引が中心で再利用の機会が少ない商材や、利用者数が少なすぎる段階では、交流が生まれにくく「まだ早い」こともあります。

Q. ユーザーコミュニティは売上・集客を目的に作ってもよいですか?

A. ユーザーコミュニティは、売上を前面に出すと売り込みの場になって参加者が離れやすいため、まず「利用者にとって役立つこと」を優先するのが基本です。結果として継続率やLTVに効く、という順番で考えます。売上は直接の目標ではなく、信頼と関係づくりの先に生まれる成果として位置づけるのが現実的です。

Q. ユーザーコミュニティは何から始めればよいですか?

A. ユーザーコミュニティは、形態やツールを決める前に「目的」と「対象ユーザー」を明確にすることから始めます。解約抑制や声の収集など解決したい課題を一つに絞り、集まってほしい利用者像を具体化したうえで、場の形の選択・運営体制とルールの整備・立ち上げ・継続運営へと進めると、設計や効果測定の軸がぶれません。

Q. ユーザーコミュニティは無料で始めることはできますか?

A. ユーザーコミュニティは、FacebookグループやSlack、LINEのオープンチャットなど既存のSNS・チャットツールを使えば、初期費用をかけずに始められます。まず小さく試す段階には向きますが、会員情報やデータが外部サービスに依存し、デザインや機能の自由度、情報の資産化に制約が生まれます。本格的に運営する段階では、専用プラットフォームへの移行を検討する企業もあります。

Q. ユーザーコミュニティの運営にはどんなリスクや注意点がありますか?

A. ユーザーコミュニティの運営では、投稿が途絶えて放置される、誹謗中傷や不適切な投稿が起きる、会員の個人情報や投稿コンテンツの扱いで問題が生じる、といったリスクに注意が必要です。投稿ガイドラインの整備とモデレーション体制の用意、個人情報保護法にもとづく適切な取り扱い、利用者が投稿する画像やテキストの著作権への配慮が欠かせません。

Q. ユーザーコミュニティの運営プラットフォームはどう選べばよいですか?

A. ユーザーコミュニティのプラットフォームは、機能の多さだけでなく「目指すコミュニティ像に合うか」で選ぶのが基本です。顧客コミュニティに特化した専用SaaS、オンラインサロンの収益化に強いサービス、トークンやNFTを使うWeb3・DAO型などがあり、自社の目的・顧客層に加えて、提供会社の運営支援体制まで含めて比べると選びやすくなります。

Q. ユーザーコミュニティの効果はどう測ればよいですか?

A. ユーザーコミュニティの効果は、立ち上げ時に決めた目的に直結する指標を一つか二つに絞って測るのが現実的です。解約抑制が目的なら継続率・解約率・LTVを、顧客の声の収集が目的なら投稿やフィードバックの件数を追います。コミュニティ自体の健全さは、アクティブ会員数や投稿・コメント量といった活性度の指標で把握できます。

Q. ユーザーコミュニティの運営にはどれくらいの人員・体制が必要ですか?

A. ユーザーコミュニティの運営には、投稿への反応やモデレーション、企画運営を担う担当者を置くことが必要です。立ち上げ期は企業側が積極的に投稿して場の空気をつくりますが、ユーザー有志が中心となって運営する形に育つと、企業の運営負担は下がります。専用プラットフォームの中には戦略設計から運営までの伴走支援を提供するサービスもあり、体制づくりを外部で補う選択肢もあります。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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