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岡山県の不動産担保ローンを比較|事業・個人で使える貸し手の融資額・金利・対応エリアと選び方

岡山県の不動産担保ローンを比較 事業・個人で使える貸し手の選び方のサムネイル画像

岡山で事業資金や個人の資金を不動産担保で借りたいものの、銀行の審査に通らなかったり、赤字決算や税金の滞納といった事情で申し込める先が見つからなかったりして、困っていませんか。自宅や事業所、所有地を担保にすれば、無担保のローンより大きな金額を長い期間で借りられる可能性があります。

気になるのは、どの貸し手なら岡山の物件に対応し、いくらを年何パーセントで、どのくらいの早さで借りられるのか、という点ではないでしょうか。貸し手によって融資額・金利・対応エリア・融資スピードは異なるため、条件を並べて見比べることが、自分に合う先を選ぶ近道になります。

本記事では、岡山県の物件を担保に実際に申し込める貸し手を、融資額・金利・対応エリア・対象者(法人/個人事業主/個人)・融資スピードで横断的に比較します。全国対応のノンバンクから岡山に地域ページを持つ貸し手まで10社を取り上げ、選ぶときの確認ポイントや、公的な「不動産担保型生活資金」との違いもあわせて整理しました。

岡山で不動産を担保に資金調達を考える方が、自分に合う先を判断する材料としてご活用ください。

条件を入力するだけで、自分の状況に合う貸し手の候補を手早く絞り込める「かんたん選定診断」も用意しています。あわせてご利用ください。

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本記事の対象範囲

岡山で「不動産担保ローン」を探すときに対象になるのは、岡山県内の不動産(自宅・事業所・土地など)を担保に、事業資金または個人の資金を借りられる民間の不動産担保ローンです。全国を対応エリアとするノンバンク(貸金業者)と、岡山県に地域ページを設けて岡山の物件を取り扱う貸し手があり、法人・個人事業主・個人のいずれかが利用できます。

岡山に本社を置く不動産担保専業のノンバンクは多くないため、全国対応のノンバンクと、岡山の地域ページを持つ貸し手が、現実的な選択肢になります。

同じ「不動産担保」でも、銀行の不動産担保ローンや住宅ローンは、審査の重点や金利の水準が民間のノンバンクとは異なります。また、高齢で低所得の持ち家世帯を対象とする公的な「不動産担保型生活資金」は、目的も対象者も別の仕組みです。混同しやすいこれらとの違いは、記事の後半で整理します。

不動産担保ローンはノンバンクの資金調達手段のひとつです。無担保のビジネスローンやカードローンも含めた全体像から比較したい場合は、カテゴリ全体をまとめた記事もあわせてご覧ください。

岡山で使える不動産担保ローンの比較

ここからは、岡山県の物件に対応する不動産担保ローンを、融資額・金利・対応エリア・対象者・融資スピードで比較します。岡山で利用できる民間の不動産担保ローンは、融資額がおおむね数十万円から数十億円規模まで、実質年率は年15.0%以内を上限に、おおむね年2%台後半〜3%台から設定する先が多いです。仮審査は最短で即日から数営業日が目安です。

公式サイトに融資額や金利を明示していない貸し手は「要問い合わせ」として記載しています。各社の条件は、比較表の下で順に紹介します。

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サービス名セゾンファンデックスAGビジネスサポートマテリアライズ日宝つばさコーポレーションオカリイレ(岡村商事)SKトラストアビックJFC日栄倉庫
融資額(限度額)500万円〜5億円100万円〜5億円要問い合わせ50万円〜5億円50万円〜5億円原則200万円〜1億円50万円〜10億円
(要審査)
300万円〜50億円
(要審査)
300万円〜5億円
(5億円以上も相談可)
要問い合わせ
(公式に記載なし)
金利(実質年率)変動3.4〜5.2%・固定4.5〜9.9%
(実質年率15.0%以内)
固定2.99〜14.80%・変動2.99〜11.80%15.0%以下4.0〜9.9%4.00〜15.00%
(実質年率15.00%以下)
2.95〜9.8%
(実質年率14.95%以下)
長期4.8〜9.8%・短期5.8〜10.8%
(実質年率15.0%以内)
2.98〜15.0%5.86〜15.0%要問い合わせ
(公式に記載なし)
対応エリア全国全国全国全国全国
(公式FAQで日本全国対象と明記)
全国
(岡山対応ページあり)
関東・近畿・中国・四国ほか
(岡山含む)
全国全国中国・九州地区
(岡山対応)
対象者法人・個人事業主法人・個人事業主要問い合わせ法人・個人事業主・個人法人・個人事業主法人・個人事業主・個人法人・個人
(不動産事業者も可)
法人・個人事業主・個人法人・個人事業主・個人
(個人は総量規制で不可の場合あり)
法人・個人事業主・個人
融資スピード仮審査 最短即日
本審査 最短3営業日
簡易診断 最短1日
融資まで 最短3日
審査 最短即日
融資 最短翌営業日
最短即日〜1週間程度最短即日〜1週間程度仮審査 最短即日
(15時までの申込)
要問い合わせ簡易審査 最短当日
融資まで 最短2日
融資まで 最短3日仮審査 最短1日
担保範囲抵当順位不問
親族所有の不動産も可
抵当順位不問
(第2順位以下も可)
特殊物件に幅広く対応
(調整区域・再建築不可・共有持分・借地権など)
特殊物件に幅広く対応
(借地・底地・共有持分・再建築不可など)
二番・三番抵当以下も可家族・知人所有や
賃貸中・2番抵当の事例あり
土地・建物
(抵当順位で利率が決まる)
特殊物件に幅広く対応
(共有持分・底地・借地権・再建築不可・海外不動産など)
抵当順位不問一戸建て・マンションなど
来店要否要確認
(Web申込に対応)
WEB申込に対応来店不要
(現地契約にも対応)
Web申込・訪問相談に対応来店・訪問どちらも可来店不要来店が必要
(申込・契約時)
Web申込対応
(訪問契約も相談可)
来店・訪問どちらも可来店不要
(出張対応)
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事業用か個人用か、急いでいるか、担保にする物件の種類などの条件を選ぶと、合いやすい貸し手の候補を絞り込めます。気になった貸し手は、下のサービス個別紹介で条件を確かめてみてください。

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岡山対応の不動産担保ローン10社の詳細

ここからは、比較表で取り上げた10社について、融資条件・対応エリア・特徴を個別に紹介します。全国を対応エリアとするノンバンクと、岡山に地域ページを持つ貸し手を取り上げています。それぞれの対象者や担保にできる物件の範囲を確かめ、自分の状況に合う先を見つける手がかりにしてください。

1. セゾンファンデックス 事業者向け不動産担保ローン(株式会社セゾンファンデックス)

セゾンファンデックス 事業者向け不動産担保ローンの公式サイト

東証プライム上場のクレディセゾンが100%出資する株式会社セゾンファンデックスが、法人・個人事業主向けに提供する不動産担保ローンです。貸金業登録は関東財務局長(12)第00897号。全国を対応エリアとし、岡山県内の物件も申し込めます(一部対応できない地域があります)。

融資限度額は500万円〜5億円(岡山県を含む首都圏以外は下限500万円)、実質年率は15.0%以内で、融資利率は変動3.4〜5.2%・固定4.5〜9.9%です。仮審査は最短即日、本審査は最短3営業日で回答し、返済期間は5年〜25年です。法人・代表者のほか、その親族が所有する不動産も抵当順位を問わず担保にできます。

資金使途は運転資金・設備投資・納税資金・ローンの借り換えなどで、赤字決算など銀行融資が難しいケースでも相談できると公式に案内しています。対象は法人・個人事業主に限られ、個人の消費性資金には対応しません。事業資金としてまとまった金額を借りたい岡山の事業者に向く選択肢です。

2. AGビジネスサポート 不動産担保ビジネスローン(AGビジネスサポート株式会社)

AGビジネスサポート 不動産担保ビジネスローンの公式サイト

アイフルグループの事業者金融会社であるAGビジネスサポート株式会社が扱う、法人・個人事業主向けの不動産担保ローンです。貸金業登録は関東財務局長(9)第01262号。全国の物件を対象としており、岡山県内の不動産も担保にできます。

融資限度額は100万円から5億円までと下限が低く、少額の資金需要にも対応します。実質年率は固定金利型2.99%〜14.80%・変動金利型2.99%〜11.80%、返済期間は最長30年(360回以内)です。簡易診断は最短1日、融資実行までは最短3日が目安です。

土地・建物に抵当権を設定し、抵当順位は不問のため、既存の抵当権が付いた物件でも申し込みの対象になり得ます。調査料・保証料はかからず(事務手数料0.00%〜3.00%は別途)、契約時には印紙代・登記費用が実費で必要です。申し込みは法人または個人事業主が対象です。

3. マテリアライズ 不動産担保ローン(株式会社マテリアライズ)

マテリアライズ 不動産担保ローンの公式サイト

信用情報よりも担保物件の評価を重視する審査方針を掲げる、株式会社マテリアライズの不動産担保ローンです。貸金業登録は東京都知事(4)第31620号。全国に対応し、現地での契約にも応じるため、岡山県内の物件も相談できます。

市街化調整区域内・他人名義・再建築不可の物件や、共有持分・借地権・底地にも対応するのが特徴で、第2順位・第3順位の抵当や住宅ローンの残債がある物件でも融資対象になり得ます。実質年率は年15.0%以下、返済期間は1ヵ月〜20年です。融資限度額は公式ページ間で表記が異なるため、申込時に確認が必要です。

資金使途は自由で、事業資金のほか複数ローンのおまとめ・納税資金などの例が挙げられています。審査は最短即日、融資は最短翌営業日が目安で、問い合わせは電話・メールフォーム・LINEに対応します。対象を個人・法人・個人事業主のどれに限るかは公開されていないため、申込区分は事前に確認しておくと確実です。

4. 日宝 不動産活用ローン(株式会社日宝)

日宝 不動産活用ローンの公式サイト

不動産担保融資を専業とするノンバンク、株式会社日宝が提供する資金使途自由の不動産担保ローンです。貸金業登録は東京都知事(14)第04793号。業務エリアを日本全国としており、岡山県内の物件も対象になります。

融資限度額は50万円から5億円、実質年率は4.0%〜9.9%、融資期間は1ヶ月〜30年です。返済方式は元利均等返済・元金一括返済・元金自由返済から選べます。法人・個人のいずれも利用でき、資金使途は限定されません。

抵当順位を問わず、住宅ローンや他社の不動産担保ローンの返済中でも申し込める点を公式に明記しています。借地・底地・共有持分・再建築不可・市街化調整区域の物件のほか、所有者の保証が得られれば他人名義の不動産も担保にできます。相談は平日9時〜18時に加え、土曜9時〜15時も受け付けています。

5. つばさコーポレーション 不動産ビジネスローン(株式会社つばさコーポレーション)

つばさコーポレーション 不動産ビジネスローンの公式サイト

個人事業主・法人を対象に、資金使途を限定しない不動産担保融資を扱う株式会社つばさコーポレーションの商品です。2009年設立のノンバンクで、貸金業登録は東京都知事(6)第31325号、日本貸金業協会に加盟しています。

適用年率は4.00%〜15.00%(実質年率15.00%以下)、融資限度額は50万円〜5億円、融資期間は最長30年です。連帯保証人は原則不要で、返済方式は元金一括返済・元利均等返済・元金自由返済から選べます。FAQでは二番抵当・三番抵当以下の物件でも融資対象になり得ると案内しています。

申し込みは電話・FAX・Webフォームで受け付け、来店・訪問のどちらにも対応します。公式FAQでは対応エリアを「日本全国を対象」と明記しており、岡山県内の物件も対象になります。商品ページにエリアの個別記載はないため、気になる場合は申込前に確認しておくと確実です。

6. オカリイレ(株式会社岡村商事)

オカリイレ(株式会社岡村商事)の公式サイト

高知県高知市の株式会社岡村商事が運営する不動産担保ローンで、貸金業登録は高知県知事(5)第01518号です。全国を対応エリアとし、都道府県別ページで中国地方(岡山・広島)の物件も案内しています。

金利は年率2.95%〜9.8%(事務手数料等を含む実質年率14.95%以下)、融資額は原則200万円〜1億円、返済期間は1〜25年です。担保は土地・建物で、自己所有のほか家族や知人の所有物件、賃貸中・2番抵当の物件を担保にした事例もあり、保証人は原則不要としています。

15時までの申し込みは原則即日で仮審査の結果を回答し、問い合わせから融資実行まで一度も来店せずに完結できるとしています。個人・個人事業者・法人が申し込みの対象で、納税資金・借換え・つなぎ資金などの使いみちに対応します。

7. SKトラスト(株式会社SKトラスト)

SKトラスト(株式会社SKトラスト)の公式サイト

1950年創業の株式会社SKトラスト(2020年に株式会社産興社から社名変更)が手がける不動産担保ローンです。近畿財務局長(15)第00819号の貸金業登録に加え宅地建物取引業の免許も持ち、関東・近畿・中国・四国・愛知・福岡を対応エリアとし、岡山を含む中国地方が対象に含まれます。

金利は返済期間1年超〜25年以内の長期型が年4.8%〜9.8%、1年以内の短期型が年5.8%〜10.8%で、いずれも事務手数料を含む実質年率15.0%以内です。融資額は50万円〜10億円(要審査)で、公式サイトのページにより下限の表記が異なります。事務手数料は融資額の2.2%(税込)です。

個人・法人に加え、不動産売却時のつなぎ資金を必要とする不動産事業者も対象としています。返済方式は一括・自由・元利均等・元金均等・バルーンの5種類で、契約に至らなければ費用はかからないとしています。

8. アビック(株式会社アビック)

アビック(株式会社アビック)の公式サイト

東京都港区の株式会社アビックが扱う不動産担保ローンは、評価の難しい物件まで担保にできる点が特徴です。1973年の設立で貸金業登録は東京都知事(15)第01611号、北海道から沖縄まで全国の物件を対応エリアとしています。

共有名義の持分のみ、底地や借地権付き建物、再建築不可、市街化調整区域の物件にも対応し、レジャー施設の経営者向け融資やハワイ・ソウルの海外不動産まで扱います。二番・三番抵当での融資も可能としています。

金利は年2.98%〜15.0%、融資額は300万円〜50億円(要審査)、借入期間は1ヶ月〜30年です。簡易審査は最短で当日回答、申し込みから融資までは最短2日とされ、繰上返済手数料や解約違約金はかかりません。

9. JFC(ジェイ・エフ・シー株式会社)

JFC(ジェイ・エフ・シー株式会社)の公式サイト

ジェイ・エフ・シー株式会社が全国の不動産を対象に提供するローンです。1993年の設立で貸金業登録は東京都知事(11)第15091号、商品は事業者向け・個人向け・不動産事業者向けの3区分に分かれています。

金利は年5.86%〜15.0%、融資額は300万円〜5億円(5億円以上も相談可)、返済期間は3ヶ月〜10年で、バルーン返済を使えば実質10年超も可能です。抵当順位は不問で、資金使途は自由とされています。

申し込みから最短3日での融資をうたい、来店・訪問のどちらでも契約できます。個人・個人事業主は総量規制の関係で融資できない場合があるとする一方、不動産を活用した借換えなどは例外として対応できるケースがあるとしています。

10. 日栄倉庫(日栄倉庫株式会社)

日栄倉庫(日栄倉庫株式会社)の公式サイト

福岡市の日栄倉庫株式会社が中国・九州地区を対象に提供する不動産担保ローンです。岡山県向けページでは、岡山市(中区・北区・南区・東区)、倉敷市、玉野市、総社市、都窪郡早島町を対応エリアに挙げています。

融資額と金利は公式サイトに具体的な数値の記載がなく、いずれも要問い合わせです。返済期間は最大20年(マンションは最大15年)、担保は一戸建て・マンションなどの不動産で、資金使途が自由な「自宅以外活用ローン」などを用意しています。

仮審査は1日で回答するとし、申し込み時の必要書類は本人確認書類のみとしています。融資実行までの調査料や出張費は請求しないとしており、売却つなぎや開業資金など目的別の商品を扱います。

岡山で不動産担保ローンを選ぶときの確認ポイント

ここからは、岡山で不動産担保ローンを選ぶときに確かめたい6つのポイントを解説します。対象者・融資スピード・対応エリアといった基本の軸に加えて、銀行で断られた事情がある場合の審査の違い、担保物件の評価が借入可能額を左右する仕組み、信頼できる貸し手かどうかの見分け方まで、自分の状況に当てはめて判断できるように整理しました。

岡山で不動産担保ローンを選ぶときの6つの確認ポイント(対象者・融資スピード・対応エリアと物件・銀行で難しい事情・大口や特殊物件・業者の信頼性)を一覧にした図解

事業用か個人用か(対象者で選ぶ)

不動産担保ローンは、貸し手によって対象者が「法人・個人事業主のみ」のものと、「個人の消費性資金も可」のものに分かれます。事業資金として借りるのか、個人の生活資金や納税資金として借りるのかで、申し込める先が変わります。会社やお店の運転資金・仕入資金に使うなら事業者向けの商品を、個人としてまとまった資金が必要なら個人向けの商品を扱う貸し手を選ぶとよいでしょう。

資金の使いみちが事業性かどうかは、金利や借入可能額にも関わります。法人や個人事業主が事業資金として借りる場合と、個人が事業と関係のない資金を借りる場合とでは、後述する総量規制の扱いが変わるため、まず自分がどちらに当たるかを確かめておくと、選ぶ先を絞りやすくなります。

急ぎか(融資スピード・来店不要)

納税や支払いの期日が迫っているなど、資金が必要な時期が決まっている場合は、仮審査から融資実行までのスピードが選ぶ基準になります。岡山対応の貸し手では、仮審査を最短即日〜翌営業日で回答する先が多く、本審査から融資実行までは数営業日が目安です。ただし不動産の担保評価や登記の手続きが入るため、無担保のカードローンのように即日で振り込まれるわけではない点は押さえておきましょう。

岡山県内でも、来店せずに電話・郵送・オンラインで手続きを完結できる貸し手が増えています。遠方の本店まで出向く必要があるか、担当者が訪問や出張に対応するかは、仕事の合間に手続きを進めたい場合の判断材料になります。急ぐ場合ほど、必要書類を事前にそろえておくと審査がスムーズに進みます。

岡山県内のどのエリア・物件に対応しているか

「全国対応」とうたう貸し手でも、実際には都市部の物件を中心に扱い、地方の物件は担保評価が出にくい場合があります。岡山で借りるなら、岡山市・倉敷市・津山市といった県内の対象エリアや、担保にできる物件の種類(戸建て・マンション・土地・事業用不動産)を、申し込む前に確かめておくと行き違いを防げます。

岡山に地域ページを設けている貸し手は、対応する市町村を明示していることが多く、自分の物件の所在地が対象かどうかを判断しやすくなります。

担保にする不動産の名義が本人か、共有か、他人名義かによっても、申し込める先が変わります。名義や物件の状況に不安がある場合は、仮審査の段階で率直に相談し、対応可否を早めに確認しておくことが、時間を無駄にしないコツです。

赤字・税金滞納など銀行で難しい事情があるか(ノンバンクと銀行の審査の違い)

赤字決算・税金の滞納・リスケジュール中などの事情で銀行の審査に通らなかった場合でも、ノンバンクの不動産担保ローンなら申し込める可能性があります。銀行とノンバンクは、制度上は別の貸し手です。金融庁も、銀行と貸金業者は異なるものと位置づけています。

お金を貸す業務を行っており、財務局又は都道府県に登録をしている業者のことを、「貸金業者」といいます。具体的には、消費者金融、クレジットカード会社などが貸金業者です…。銀行や、信用金庫、信用組合、労働金庫なども、様々な融資を行っていますが、これらは「貸金業者」ではありません。

出典:貸金業法に関するQ&A|金融庁

ノンバンクの不動産担保ローンは、担保となる不動産の価値を審査の重点に置くため、決算内容や信用情報だけで一律に断られるわけではありません。担保評価の範囲内であれば、銀行で難しかったケースでも融資につながることがあります。もっとも、返済能力を確認したうえでの融資である点は銀行と同じで、担保があれば無条件に借りられるわけではありません。

借入の上限に関わる「総量規制」も、銀行とノンバンクで扱いが異なります。総量規制は貸金業者からの借入を対象とする仕組みで、銀行の貸付は対象外です。そして事業資金については、次のように扱われます。

法人向けの貸付けは総量規制の対象外となっています。また、個人事業者の方は、事業・収支・資金計画を提出し、返済能力があると認められる場合には、上限金額に特段の制約なく、借入れが可能です。

出典:貸金業法に関するQ&A|金融庁

この扱いから、法人や個人事業主が事業資金として借りる場合は、年収の3分の1までという総量規制の枠にしばられにくくなります。ただし、個人が事業と関係のない資金を不動産担保ローンで借りる場合は、総量規制の対象になり得ます。不動産を担保にすれば一律に対象外になるわけではないため、自分の借入が事業性かどうかで扱いが変わる点に注意が必要です。

出典・参考資料(2件)

大口・特殊物件か(物件評価が借入可能額を左右する仕組み)

不動産担保ローンの借入可能額は、担保にする不動産の評価額によっておおむね決まります。一般的な戸建てやマンションであれば評価額を算定しやすいものの、共有持分・底地・借地権・再建築不可・市街化調整区域内の物件といった「特殊物件」は、評価や換金が難しく、対応できる貸し手が限られます。

岡山でも、市街化調整区域の物件や郊外の古い戸建てなどは評価が出にくいことがあります。こうした物件を担保にしたい場合は、特殊物件の取り扱い実績がある貸し手を選ぶことが、借入の可否を左右します。

融資額が数億円規模の大口になる場合も、扱える貸し手は絞られます。大口や特殊物件に対応する貸し手は融資額の上限を数十億円規模まで設定していることがあり、反対に少額から対応する貸し手は数十万円から申し込めます。自分が借りたい金額と物件の種類の両方から、対応できる先を絞り込むと効率的です。借入可能額の目安は仮審査で担保評価を受けて初めて分かるため、複数の貸し手に相談して比べるのも有効です。

怪しい業者を見分ける(貸金業登録番号・実質年率の上限)

不動産担保ローンを扱う民間の貸し手は「貸金業者」として登録が義務づけられています。申し込む前に、その業者が正規の登録を受けているかを確かめることが、ヤミ金などの悪質な業者を避ける第一歩です。金融庁は、登録の有無を確認する方法を次のように案内しています。

貸金業を行う場合には、登録を受けなければなりません。借り入れを行おうとする業者が登録業者であるかどうか「登録貸金業者情報検索サービス」を利用するか、財務局又は都道府県へ最新情報を確認しましょう。

出典:登録貸金業者情報検索サービス|金融庁

貸金業の登録番号は「財務局長(n)第xxxxx号」または「都道府県知事(n)第xxxxx号」の形式で、各社の公式サイトに記載されています。カッコ内の数字は登録の更新回数(3年ごとに更新)で、営業年数の目安になります。

ただし、偽の登録番号を名乗る無登録業者もいるため、番号の存在だけで安心せず、金融庁の検索サービスで実際に照合することが大切です。岡山の事業者を狙って「不動産担保で即日融資」をうたうダイレクトメールや電話勧誘でも、まず登録の有無を確かめる習慣をつけると安全です。

金利の上限も、業者の信頼性を見分ける手がかりになります。貸付の金利は2つの法律で上限が定められています。利息制限法は、上限を超えた金利を無効と定めています。

金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
一 元本の額が十万円未満の場合 年二割
二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
三 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分

出典:利息制限法(昭和二十九年法律第百号)第一条

年二割は20%、年一割八分は18%、年一割五分は15%を指します。不動産担保ローンは借入額が100万円以上になることがほとんどのため、実務上の上限金利は年15%が目安です。さらに出資法では、業として貸付を行う者が年20%を超える利息を契約した場合、刑事罰の対象になると定められています。年20%を大きく超える金利を提示する業者は、ヤミ金の疑いがあると考えて避けるのが安全です。

出典・参考資料(3件)

申し込みの流れと必要書類

ここからは、不動産担保ローンの申し込みから融資実行までの流れと、岡山で申し込むときに用意する書類を解説します。貸し手によって細部は異なりますが、おおむね次の手順で進みます。

不動産担保ローンの申し込みから融資実行までの流れを示す4ステップの図解(仮審査の申し込み、本審査・担保調査、契約内容の確認と契約、抵当権の設定と融資実行)
  1. 仮審査の申し込み(電話・Webフォーム・LINEなど)。担保物件の所在地・種類・希望額を伝えて仮審査を申し込みます。多くの貸し手が最短即日〜翌営業日で回答します。
  2. 本審査・担保物件の調査。本人確認書類や物件の登記事項証明書などを用意して提出し、担保評価や返済能力の審査が行われます。
  3. 契約内容の確認・契約。融資額・金利・返済期間などの条件を書面で確認したうえで契約を結びます。来店・訪問・郵送のいずれで契約できるかは貸し手によります。
  4. 抵当権の設定・融資実行。担保不動産に抵当権を設定し、融資が実行されます。登記費用は利用者の負担となるのが一般的です。

必要書類は、本人確認書類(運転免許証など)、担保物件の登記事項証明書や固定資産税の納税通知書、収入や事業内容が分かる書類(確定申告書・決算書など)が一般的です。貸し手によっては仮審査の段階では本人確認書類だけでよい場合もあります。岡山県内でも、来店せずに郵送やオンラインで手続きを完結できる貸し手が増えているため、遠方の場合は手続き方法もあわせて確認しておくとよいでしょう。

公的な不動産担保型生活資金との違い

「不動産担保」で岡山の情報を調べると、民間の不動産担保ローンにまじって、公的な「不動産担保型生活資金」の案内が出てくることがあります。これは生活福祉資金貸付制度の一部で、民間ローンとは目的も対象者も窓口も異なる別の仕組みです。取り違えないよう、違いを整理しておきます。

民間の不動産担保ローンと公的な不動産担保型生活資金の違いを、目的・対象者・窓口・金利・返済の5項目で左右に並べて比較した図解

不動産担保型生活資金は、自宅に住み続けたい低所得の高齢者世帯向けに、その自宅を担保として生活資金を貸し付ける公的な制度です。岡山県社会福祉協議会は、対象と条件を次のように案内しています。

一定の居住用不動産を有し、将来にわたりその住居に住み続けることを希望する低所得の高齢者世帯に対し、当該不動産を担保として生活資金を貸し付ける資金です。
年齢 借入申込者の世帯の構成員が、原則として65歳以上であること
収入 借入申込者の世帯が、市町村民税非課税程度の低所得世帯であること
貸付限度額 土地評価額の概ね70%
貸付金の利率 年3%、または毎年4月1日時点の長期プライムレートのいずれか低い方

出典:不動産担保型生活資金|生活福祉資金貸付制度|岡山県社会福祉協議会

この制度は、原則65歳以上・市町村民税が非課税程度の低所得世帯が対象で、申し込みの窓口は市町村の社会福祉協議会です。担保にした自宅に住み続けながら、毎月一定額(月30万円以内)を借り、本人の死亡時などに不動産を処分して一括返済する仕組みで、まとまった事業資金を一度に借りる民間ローンとは性格が大きく異なります。

岡山市では、生活保護の受給が必要と認められる高齢世帯向けに、別枠の「要保護世帯向け不動産担保型生活資金」も案内されています。

まとめると、事業資金やまとまった個人資金を借りたい場合の選択肢は民間の不動産担保ローン、生活費に困っている低所得の高齢者世帯が自宅を活用する公的な支えが不動産担保型生活資金、という使い分けになります。自分の状況がどちらに当てはまるかを見極めると、相談すべき窓口を間違えずにすみます。

出典・参考資料(2件)

まとめ

岡山で不動産担保ローンを選ぶときは、まず自分が事業資金か個人資金かを確かめ、融資額・金利・対応エリア・融資スピードを横断的に比べることが近道です。銀行で断られた事情があっても、担保評価を重視するノンバンクなら申し込める可能性があり、法人や個人事業主の事業資金であれば総量規制の枠にもしばられにくくなります。

共有持分や再建築不可などの特殊物件、数億円規模の大口は、対応できる貸し手が限られるため、物件の種類と希望額の両面から絞り込むと効率的です。

申し込む前には、貸金業の登録番号を金融庁の検索サービスで照合し、提示された金利が法律の上限(元本100万円以上で年15%、出資法で年20%)の範囲かを確かめることが大切です。気になる貸し手が複数あれば、資料を取り寄せて条件を見比べ、納得して申し込める先を選んでください。

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よくある質問(FAQ)

Q. 不動産担保ローンとは何ですか?

A. 不動産担保ローンとは、自宅・事業所・土地などの不動産を担保に入れて、事業資金や個人の資金を借りる融資です。無担保のローンより大きな金額を長い期間で借りやすく、銀行のほか貸金業登録を受けたノンバンクが取り扱っています。岡山では、全国を対応エリアとするノンバンクと、岡山に地域ページを持つ貸し手が、県内の物件を担保に融資しています。

Q. 岡山で不動産担保ローンを借りると、いくら・年何パーセントで借りられますか?

A. 岡山で使える不動産担保ローンは、融資額が数十万円から数億円規模(大口は数十億円規模の先もあり)、金利は実質年率15%以内で、おおむね年2%台後半〜3%台から設定する先が多いです。実際の金額や金利は、担保にする不動産の評価額・希望額・返済期間などをもとに仮審査で決まります。公式サイトに条件を明示せず「要問い合わせ」とする貸し手もあるため、複数社の仮審査を受けて見比べると相場感をつかめます。

Q. 岡山県のどのエリア・市町村の物件が対象になりますか?

A. 不動産担保ローンの対応エリアは貸し手によって異なり、全国対応のノンバンクなら岡山市・倉敷市・津山市など県内全域の物件を申し込める一方、地方の物件は担保評価が出にくい場合もあります。岡山に地域ページを設けている貸し手は、対応する市町村(岡山市の各区・倉敷市・玉野市・総社市・早島町など)を明示していることが多いため、自分の物件の所在地が対象かを申し込む前に確かめておくと行き違いを防げます。

Q. 現在仕事をしていなくても岡山の不動産担保ローンを利用できますか?

A. 不動産担保ローンは、無職でも家賃などの安定した収入や新規事業の計画があれば、融資の対象になる場合があります。担保不動産の評価と返済の見込みをもとに個別に判断されるため、収入の状況は仮審査の段階で率直に相談するのが確実です。返済原資がまったく見込めない場合は、担保があっても融資が難しいことがあります。

Q. 不動産担保ローンに年齢制限はありますか?

A. 不動産担保ローンは、年齢そのものを一律の制限とはしない貸し手が多いものの、申し込み時に支払い能力の調査は行われます。返済期間が長期にわたる場合は、完済時の年齢や収入の見込みが審査で考慮されます。高齢で収入が限られる場合は、後述の公的な「不動産担保型生活資金」が合うこともあるため、目的に応じて選び分けるとよいでしょう。

Q. 共有持分・借地権・再建築不可などの特殊物件でも担保にできますか?

A. 共有持分・底地・借地権・再建築不可・市街化調整区域内の物件といった「特殊物件」は、評価や換金が難しいため対応できる貸し手が限られますが、こうした物件の取り扱い実績がある貸し手なら担保にできる場合があります。第2順位・第3順位の抵当や住宅ローンの残債がある物件に対応する先もあります。物件の状況に不安がある場合は、仮審査の段階で率直に伝え、対応可否を早めに確認しておくと時間を無駄にしません。

Q. 自宅を担保にすると引っ越しが必要になりますか?

A. 自宅を担保に不動産担保ローンを借りても、担保に入れるだけなので引っ越しは不要で、これまでどおり自宅に住み続けられます。担保不動産には抵当権が設定されますが、所有権は本人のままで、返済を続けている限り自宅を手放す必要はありません。万一返済できなくなった場合には、担保不動産が売却の対象になります。

Q. 家族に知られずに岡山で不動産担保ローンを借りられますか?

A. 不動産担保ローンは、手続き自体は本人のみで進められ、貸し手から家族へ直接連絡がいくことは通常ありません。ただし担保不動産に抵当権を設定すると登記簿に記録されるため、家族が登記情報を取得すると借入の事実が分かる場合があります。共有名義の物件を担保にする場合は、ほかの名義人の同意が必要になる点にも注意が必要です。

Q. 金利のほかに、どのような費用がかかりますか?

A. 不動産担保ローンでは、金利(利息)に加えて、事務手数料・印紙代・抵当権設定のための登記費用などが別途かかるのが一般的です。審査段階は無料でも、契約時にこれらの費用が発生します。事務手数料は融資額の数パーセントを設定する先が多く、登記費用は司法書士報酬を含めて実費で必要です。金利だけでなく諸費用も含めた総額で比べると、実際の負担を正しく判断できます。

Q. 怪しい業者を見分けるには、どこを確認すればよいですか?

A. 不動産担保ローンを扱う民間の貸し手は貸金業の登録が義務づけられているため、「財務局長(n)第xxxxx号」などの貸金業登録番号を金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で照合することが、ヤミ金などの悪質な業者を避ける第一歩です。偽の番号を名乗る無登録業者もいるため、番号の存在だけで安心しないことが大切です。

あわせて、元本100万円以上で年15%(利息制限法)・年20%(出資法の刑事罰ライン)という上限を大きく超える金利を提示する業者も避けるのが安全です。

出典・参考資料(2件)

Q. 返済できなくなると、担保にした不動産はすべて失いますか?

A. 不動産担保ローンの返済が滞ると、担保不動産は競売などで売却され、その代金が返済に充てられます。ただし売却代金が残債を上回った場合は、差額が配当として戻ることもあります。逆に売却代金で返済しきれない残債が生じれば、引き続き返済義務が残ります。返済が難しくなりそうなときは、早めに貸し手へ相談し、返済計画の見直しや任意売却などの選択肢を検討することが大切です。

Q. 公的な「不動産担保型生活資金」とは何が違いますか?

A. 不動産担保型生活資金は、自宅に住み続けたい低所得の高齢者世帯向けに、その自宅を担保として生活資金を貸し付ける公的な制度で、事業資金やまとまった個人資金を借りる民間の不動産担保ローンとは目的も対象者も異なります。原則65歳以上・市町村民税が非課税程度の低所得世帯が対象で、申し込み窓口は市町村の社会福祉協議会です。

毎月一定額を借りて本人の死亡時などに不動産を処分して一括返済する仕組みのため、まとまった資金を一度に借りたいなら民間ローン、生活費に困っている高齢世帯の自宅活用なら公的制度、という使い分けになります。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
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