サービス比較の記事一覧

AIで顧客対応・サポート業務を自動化したい

サービス比較の記事一覧

AIで顧客対応・サポート業務を自動化したい

自社のECサイトを構築・運用したい

越境EC支援
の関連情報


関連サービス資料を
無料で一括ダウンロード

越境ECとは?国内ECとの違い・始め方・メリットをわかりやすく解説

越境ECとは?国内ECとの違い・始め方をわかりやすく解説のサムネイル画像
越境EC支援比較表(2026年版)のプレビュー

主要19サービスの料金・機能を無料で一覧比較

越境EC支援比較表(2026年版)

海外の消費者に自社の商品を販売したいと考えても、「越境EC」という言葉の意味や、ふだんの国内向けネット販売と何が違うのかが分からず、一歩を踏み出せない事業者は少なくありません。

越境ECは、仕組みや始め方を押さえれば、中小企業や個人事業主でも取り組める海外販売の手段です。言語・決済・配送・関税といった国内ECにはない論点を一つずつ理解すれば、自社に合った始め方の見当がつきます。

本記事では、越境ECとは何かという定義から、国内ECとの違い、3つの実現方法、メリット・デメリット、始め方の手順、始める前に押さえておきたい注意点までを、専門用語をかみ砕いて解説します。立ち上げから運営までを外部に任せられる支援サービスもあわせて紹介しますので、海外販売を検討する際の判断材料としてご活用ください。

越境EC支援の関連サービス資料
PR
料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】越境EC支援の資料を
一括ダウンロードする
本セクションにはプロモーションが含まれており、表示順は当社独自の基準や提携状況に基づいています。

越境ECとは?まず結論から

越境EC(えっきょうイーシー)とは、日本にいながら、インターネットを通じて海外の消費者に自社の商品を販売することです。「越境」は国境を越えるという意味で、ECは電子商取引(Electronic Commerce=オンラインでの売買)を指します。

イメージとしては、国内向けのネットショップを海外のお客様にも開く取り組みです。現地に店舗や法人を構えなくても、オンラインの仕組みを使って海外の消費者へ直接商品を届けられる点が特徴です。海外に現地法人や店舗を設けて販売する方法とは異なり、日本から販売できるため、比較的少ない負担で海外販売を始められます。

一方で、販売の相手が海外の消費者になることで、言語や通貨、決済、配送、関税といった、国内ECにはない論点が加わります。次章では、国内ECと越境ECの違いを論点ごとに整理します。

越境ECと国内ECの違い

ここからは、国内向けのECと越境ECで何が変わるのかを、6つの論点で比較します。やるべきことの全体像をつかむと、未知の論点への不安が整理できます。

← 横にスクロールできます →
国内ECと越境ECの違い言語通貨・為替決済手段配送・物流関税・輸入規制法律・個人情報保護
国内EC日本語だけで対応できる円建てで完結する国内のクレジットカードやコード決済が中心国内配送で数日程度原則として考慮が不要日本の法律に沿えばよい
越境EC販売する国の言語への翻訳・ローカライズが必要。商品説明や問い合わせ対応も現地の言語で行う現地通貨での価格表示が基本で、為替変動が売上や利益に影響する国・地域ごとに主流の決済手段が異なり、現地で使われる決済への対応が必要になる国際配送となり、日数・送料が増える。倉庫や配送スキームの設計が必要になる仕向国の関税や輸入規制がかかる。商品によっては輸出入の許認可や表示の対応が必要になる販売先の国の法律や個人情報保護の規制(EUの一般データ保護規則〈GDPR〉など)にも配慮が必要になる

※上記は国内ECと越境ECの一般的な違いの傾向です。実際に必要な対応は、販売する国や商品、利用するサービスによって異なります。

このように、越境ECでは国内ECに加えて言語・決済・物流・法規制への対応が必要になります。ただし、すべてを一度に完璧に整える必要はなく、まずは必要な論点を一つずつ押さえていけば十分です。

越境ECの仕組みと3つの実現方法

越境ECは、大きく分けて3つの方法で実現できます。ここでは、海外ECモールへの出店、自社での越境ECサイト構築、海外転送サービスの利用という3つの方法を、仕組みとあわせて説明します。ここで扱うのは実現の「方法(種類)」で、実際に着手する手順は後述の始め方(4ステップ)で解説します。

海外ECモールに出店する

Amazonやアリババ系のTmall Global(天猫国際)など、海外の消費者が集まる大型のオンラインモールに出店する方法です。すでに多くの買い物客が訪れる場所に出店するため集客面で有利で、決済や配送の仕組みもモール側に用意されています。一方で、出店手数料や販売手数料が発生し、価格競争が起きやすい点や、顧客情報が自社に蓄積しにくい点には注意が必要です。

自社で越境ECサイトを構築する

自社の独自ドメインで、海外向けのECサイトを立ち上げる方法です。デザインや機能、ブランドの世界観を自由に作り込め、顧客情報も自社に蓄積できます。ECプラットフォームを使えば、多言語・多通貨に対応したサイトを構築できます。その反面、集客は自力で行う必要があり、サイトの構築・運営にかかる手間やコストはモール出店より大きくなりがちです。

モール出店・自社サイト・SaaS(クラウド型)・OSS(オープンソース)といった構築手段ごとの違いや費用相場、作り方の手順は越境ECサイトの構築方法で詳しく解説しています。

海外転送サービスを利用する

国内向けのECサイトはそのままに、国際転送や代理購入を手がける事業者に、海外の消費者からの注文の受け付けと国際配送を仲介してもらう方法です。既存の国内ECサイトを大きく作り変えずに海外販売を試せるため、手軽に始められます。ただし、サービスが対応する国や言語、手数料の範囲内での運用となり、ブランドの作り込みや細かな現地対応には限界があります。

3つの方法の特徴を、初期費用の目安・集客・運営の手間・自由度・向いている事業者の観点で整理すると、次のようになります。

← 横にスクロールできます →
越境ECの3つの実現方法海外ECモールに出店自社で越境ECサイトを構築海外転送サービスを利用
初期費用の目安比較的低い高くなりやすい低い
集客モールの集客力を活用できる自力で集客する必要がある既存サイトの集客を流用
運営の手間中(モールの仕組みを利用)大(構築・運営を自社で担う)小(既存サイトを活かせる)
自由度低い(モールの仕様に従う)高い(デザイン・機能を自由に設計)低い(サービスの対応範囲内)
向いている事業者まず手早く海外の集客力を試したい事業者ブランドの世界観や顧客との関係を自社で作り込みたい事業者既存の国内ECサイトを活かして手軽に試したい事業者

※上記は各方法の一般的な傾向です。実際の費用や対応範囲は、利用するモール・プラットフォーム・サービスによって異なります。

費用の面では、海外ECモールへの出店や海外転送サービスは比較的少ない初期費用で始めやすく、自社サイトの構築は作り込む規模に応じて費用がかかります。まずは費用を抑えやすい方法から試す選び方もできます。

越境ECのメリット・デメリット

越境ECに取り組む価値と、あらかじめ知っておくべき大変さを、メリットとデメリットの両面から見ていきます。

越境ECのメリット

最大のメリットは、販路を海外へ広げられることです。国内市場が人口減少で伸び悩むなかでも、海外には日本の商品を求める消費者が存在し、新たな顧客を獲得できます。

日本を訪れた外国人観光客が、帰国後も日本の商品を買い続けたいというインバウンド需要の受け皿になる点も見逃せません。実店舗を海外に構えるのに比べて初期投資を抑えて始められ、化粧品・食品・日用品・アニメやホビー関連など、日本ならではの商品には海外から根強い需要があります。

越境ECのデメリット・リスク

一方で、国際配送による送料や配送日数の増加は避けられず、商品によっては配送コストが利益を圧迫します。言語や現地の商習慣への対応、問い合わせや返品への現地対応にも手間がかかります。

決済面では、海外カードの不正利用やチャージバック(カード会社による売上取り消し)のリスクがあり、仕向国の関税や輸入規制、個人情報保護の法規制への対応も必要です。これらを一つずつ把握し、備えておくことが、越境ECを軌道に乗せる前提になります。

越境ECのメリットとデメリットを対比した図。メリットは、海外への販路拡大と新規顧客の獲得、インバウンド需要の受け皿になること、実店舗の海外出店より初期投資を抑えて始められること、化粧品・食品・アニメなど日本ならではの商品への根強い需要。デメリット・リスクは、国際配送による送料と配送日数の増加、言語や現地対応・返品対応の手間、海外カードの不正利用やチャージバックのリスク、関税・輸入規制・個人情報保護など法規制への対応。

越境ECの市場規模と拡大の背景

越境ECの市場は拡大を続けています。経済産業省の調査によると、2024年に中国の消費者が日本の事業者から越境ECで購入した額は2兆6,372億円(前年比8.5%増)、米国の消費者が日本の事業者から越境ECで購入した額は1兆5,978億円に達しました。日本の商品は、とりわけ中国・米国の消費者から大きな需要があることがわかります。

こうした需要は大企業だけのものではありません。日本ならではの商品には海外から継続的な関心が寄せられており、小規模な事業者でもオンラインを通じてこの需要の一部を取り込めるのが越境ECの特徴です。海外需要が伸びている今、小さく試しながら自社に合う形を探る価値は十分にあります。

出典・参考資料(1件)

越境ECの始め方(4ステップ)

越境ECは、次の4つのステップで始めるのが基本です。いきなりすべてを完璧に整える必要はなく、順を追って準備を進めていきます。

越境ECの始め方を4ステップで示したフロー図。STEP1は販売する商品を決める(海外で需要があり自社の強みを活かせる商品を選ぶ)。STEP2はターゲット国を決める(相性・市場・言語や決済をふまえ、まず1〜2カ国に絞る)。STEP3は出店方法を決める(モール出店・自社サイト・海外転送から予算と体制で選ぶ)。STEP4は決済・配送・サポート体制を整える(現地の決済手段・国際配送・多言語での問い合わせ対応を用意する)。
  1. 販売する商品を決める:海外で需要があり、自社の強みを活かせる商品を選びます。日本ならではの価値を持つ商品は、越境ECで評価されやすい傾向があります。
  2. ターゲットとする国・地域を決める:商品との相性や市場規模、言語・決済・配送のしやすさをふまえて、まず狙う国を絞ります。最初から多くの国へ同時展開せず、1〜2カ国に集中するのが現実的です。
  3. 出店方法を決める:海外ECモールへの出店・自社での越境ECサイト構築・海外転送サービスの利用から、自社の予算や体制に合った方法を選びます。
  4. 決済・配送・サポート体制を整える:現地で使われる決済手段、国際配送の方法、多言語での問い合わせ対応を用意します。

ここでは全体の流れをつかめるよう4ステップに整理しました。出店方法の具体的な選び方や、費用・決済・物流の進め方まで、一歩踏み込んだ手順を確認したい方は以下の記事で詳しく解説しています。

越境ECを始める前に押さえる注意点

越境ECを軌道に乗せるには、前章までで触れたリスクに、あらかじめどう備えるかが鍵になります。ここでは、つまずきやすいポイントと、その乗り越え方を見ていきます。

狙う国は商品との相性で選びます。やみくもに国を増やすより、自社の商品がどの国で求められているかを見極めることが先決です。既存顧客に海外からの問い合わせが多い国、現地で類似商品が売れている国など、勝算の根拠がある国から試すと、限られた手間とコストを無駄にせずに済みます。

商品ページは翻訳だけで済ませません。機械的な直訳では、現地の消費者に魅力が伝わらないことがあります。現地の検索や購買の習慣をふまえ、商品名や説明を現地に合わせて作り込むことが、購入につながります。

送料・関税・配送日数を分かりやすく示します。海外の消費者は、商品代金以外にどれだけ費用や日数がかかるかを気にします。送料や関税の扱い、到着までの目安を明確に表示することが、購入のためらいや受け取り拒否を減らします。関税や税金の扱いは国や商品によって異なるため、販売前に仕向国の制度を確認しておくことが大切です。

決済の不正対策と現地サポートを用意します。海外カードの不正利用に備えた対策や、現地の言語での問い合わせ・返品対応は、消費者の信頼に直結します。どの国でどの決済手段を用意すべきか、決済代行をどう選ぶかは越境ECの決済で具体的に解説しています。自社だけで抱え込まず、支援サービスの力を借りることも検討します。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】越境EC支援の資料を
一括ダウンロードする

越境ECの立ち上げ・運営を外部に任せるという選択肢

ここまで見てきたように、越境ECには言語・決済・物流・現地対応といった国内ECにはない論点が伴います。手早く小さく試すなら、海外ECモールへの出店や海外転送サービスから始められます。一方、サイトの構築から運営・物流・現地対応まで本格的に取り組みたい場合は、これらをまとめて代行する支援サービスを使う方法があります。ここでは、代表的なサービスを紹介します。

← 横にスクロールできます →
越境EC支援サービスの比較Magento / Adobe Commerce 構築・リニューアル支援WeChatミニプログラムFor中国越境ECLingble Global Guide
提供会社株式会社マルウェブ株式会社マルウェブLingble Pte. Ltd.
支援のタイプ自社ECサイトの構築・リニューアル
(Magento/Adobe Commerce)
中国向けWeChatミニプログラムEC店舗の構築(オールインワン)フルマネージド型のグローバルEC支援
(自社ドメインのブランドサイト)
主な対象国・地域多言語・多通貨対応で海外全般中国(WeChat)34カ国での販売実績・170カ国への配送実績
対応範囲要件定義・設計・開発・デザインから保守運用まで一貫。新規構築・リプレイス・BtoB受発注のカスタマイズに対応店舗構築・商品/注文管理・CRM・WeChatPay決済・越境物流連携・販促機能。販売開始まで約1〜3カ月戦略立案・サイト構築・運営・国際配送/通関/返品・多言語カスタマーサポート・市場別最適化
費用の目安要お問い合わせ
(構築内容に応じた個別見積もり)
初期費用555,000円
月額500,000円
(WeChatPay決済手数料1.8%)
※2026年10月時点の公開情報
要お問い合わせ
(売上に応じたレベニューシェア型)
向いている事業者独自ドメインで作り込んだ越境ECサイトを構築したい事業者中国のWeChat内で店舗を持ちたい事業者言語・決済・物流を含め立ち上げから運営までまとめて任せたい事業者
詳細情報公式資料を見る公式資料を見るオンライン相談を予約

ここで取り上げるのは代表的な3サービスですが、越境EC支援サービスはタイプも対応範囲もさまざまです。構築・運営代行・特化型といったタイプごとの違いや費用相場、選び方まで広く比較して検討したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

1. Magento / Adobe Commerce 構築・リニューアル支援(株式会社マルウェブ)

Magento / Adobe Commerce 構築・リニューアル支援(株式会社マルウェブ)のウェブサイト

越境EC構築を主軸とするWeb総合ソリューション企業、株式会社マルウェブが提供する、Magento(Adobe Commerce / Magento Open Source)によるECサイト構築・リニューアルの支援サービスです。要件定義・設計・開発・デザイン調整から保守運用までを一貫して対応します。

新規構築・既存サイトのリプレイス・保守運用・BtoB受発注などのカスタマイズに対応し、多言語・多通貨への対応による海外展開支援も行います。自社の独自ドメインで、作り込んだ越境ECサイトを構築したい事業者に向いています。費用は構築内容や移行作業の有無によって変わるため、個別見積もりが前提です。

越境ECでは、サイトを立ち上げたあとにどのくらいで成果が現れるのかも気になるところです。越境EC構築を手がける同社の前山氏は、成果が出るまでの期間について次のように述べています。

株式会社マルウェブ 代表取締役
前山和範氏
独自インタビューより

台湾向けや中国向けなど越境ECの場合、一律に「何カ月で成果が出る」とは言えません。既存のブランド認知や顧客基盤、広告・SNSなどの集客施策、現地での運用体制によって大きく変わるためです。システム面では、公開直後から運用効率化などの効果が出るケースもあります。一方で売上や集客については、公開後のデータを見ながら継続的に改善していくことが重要だと考えています。

2. WeChatミニプログラムFor中国越境EC(株式会社マルウェブ)

WeChatミニプログラムFor中国越境EC(株式会社マルウェブ)のウェブサイト

中国向けの越境ECに特化したサービスで、WeChat(微信)内で動作する「ミニプログラム」形式のEC店舗を構築できます。SaaSを提供する香港上場企業のWeimob(微盟)との代理店契約に基づき、株式会社マルウェブが提供しています。

ページ編集・商品登録・注文/出荷管理・CRM・WeChatPay決済・越境物流パートナー連携・各種販促機能をひとまとめにしたオールインワンの仕組みで、販売開始までの目安は約1〜3カ月です。中国で広く使われているWeChatの中で店舗を持ちたい事業者に適しています。

初期費用555,000円・月額500,000円・WeChatPay決済手数料1.8%が目安として示されています(2026年10月時点の公開情報)。

3. Lingble Global Guide(Lingble Pte. Ltd.)

Lingble Global Guide(Lingble Pte. Ltd.)のウェブサイト

ブランドの海外展開を、戦略立案からサイト構築・運営・物流・多言語カスタマーサポートまでを一括して支援する、フルマネージド型のグローバルEC支援サービスです。複数国にサイトを分散させず、統一した自社ドメインで海外向けブランドサイトを展開する運用モデルを特徴とします。

国・地域別の決済手段の最適化、国際配送・通関・返品対応、市場ごとの価格や在庫の最適化まで、海外EC展開に必要な機能を幅広くカバーします。コクヨやデサント、ブラザー工業、ダスキンといった企業の導入実績が公表されており、言語・決済・物流を含めて立ち上げから運営までをまとめて任せたい事業者に向いています。費用は売上に応じたレベニューシェア型で、詳細は問い合わせが必要です。

まとめ

越境ECは、日本にいながら海外の消費者へ商品を販売する手段で、国内ECに言語・通貨・決済・配送・関税・法規制といった論点が加わります。実現方法は、海外ECモールへの出店・自社での越境ECサイト構築・海外転送サービスの利用の3つが基本で、自社の予算や体制に合わせて選べます。

市場は拡大を続けており、日本の商品への海外需要を取り込む好機が広がっています。まずは商品とターゲット国を絞り、小さく始めて成果を見ながら広げるのが失敗を避ける進め方です。自社だけで整えるのが難しい論点は、構築から運営までを代行する支援サービスに任せる選択肢もあります。自社に合った始め方を検討するために、各サービスの資料を取り寄せて比べてみましょう。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】越境EC支援の資料を
一括ダウンロードする

よくある質問(FAQ)

Q. 越境ECとは何ですか?

A. 越境ECとは、日本にいながら、インターネットを通じて海外の消費者に自社の商品を販売することです。「越境」は国境を越えること、ECは電子商取引(オンラインでの売買)を指します。現地に店舗や法人を構えなくても、オンラインの仕組みを使って海外の消費者へ直接商品を届けられる点が特徴です。

Q. 越境ECと現地(海外)ECの違いは何ですか?

A. 越境ECと現地ECの違いは、商品を「どこから」販売するかにあります。越境ECは日本の事業者が日本から海外の消費者へ販売する形で、現地EC(現地に法人や拠点を構えた海外展開)は海外に法人・拠点や在庫を置き、その国の中で販売する形です。

越境ECは現地に拠点を持たないぶん、法人設立や初期投資の負担を抑えて海外販売を始められます。一方、在庫を現地に置く現地ECに比べると、国際配送の送料や配送日数はかかりやすくなります。

Q. 越境ECで消費税はかかりますか?

A. 越境ECの販売は日本からの輸出取引にあたるため、原則として日本の消費税は免除(免税)されます。海外の消費者へ商品を輸出する取引は輸出免税の対象となるのが原則で、正しく手続きすれば仕入れにかかった消費税の還付を受けられる場合もあります。

ただし、販売先の国で付加価値税(VATやGSTなど)が課されることがあり、扱いは国によって異なります。具体的な適用は取引の形態や販売先の国によって変わるため、税理士や所轄の税務署に確認することをおすすめします。

出典・参考資料(2件)

Q. 越境ECの関税は誰が負担するのですか?

A. 越境ECの関税は、原則として商品の届け先(仕向国)で、輸入者である購入者が負担します。通常は商品を受け取る海外の消費者が、現地で関税や輸入時の税を支払う形になります。

ただし、販売者があらかじめ関税を負担して追加費用なしで届ける方式(DDP=関税込みでの引き渡し)を選んだ場合は、販売者側の負担になります。どちらの方式にするかは売上や受け取り拒否の起きやすさに影響するため、送料や関税の扱いを商品ページで分かりやすく示しておくことが大切です。

出典・参考資料(1件)

Q. 越境ECは個人や小規模事業者でも始められますか?

A. 越境ECは、個人事業主や小規模な事業者でも始められます。海外ECモールへの出店や海外転送サービスの利用であれば、現地法人や大きな初期投資がなくても海外販売を試せます。まずは1つの商品・1〜2カ国に絞り、手間やコストの小さい方法から小さく始めれば、個人や小規模の体制でもリスクを抑えて取り組めます。

Q. 越境ECを始めるのに適したタイミングはありますか?

A. 越境ECを始めるのに決まった時期はなく、海外で需要が見込める商品があり、小さく試せる体制が整ったときが始めどきです。国内市場が頭打ちで販路を広げたいとき、日本を訪れた外国人観光客から自社商品への問い合わせが増えたときなど、インバウンド需要の手応えを感じたタイミングは検討を始める良いきっかけになります。市場が拡大を続けている今は、小さく始めて経験を積んでおく価値があります。

Q. 越境ECはどの方法から始めるのがよいですか?

A. 越境ECをどの方法から始めるかは、自社の予算・体制と、どこまで自由に作り込みたいかで選びます。手早く海外の集客力を試したいなら海外ECモールへの出店、既存の国内ECサイトを活かして手軽に試したいなら海外転送サービス、ブランドの世界観や顧客との関係を自社で作り込みたいなら自社での越境ECサイト構築が向いています。

迷う場合は、負担の小さい方法から小さく始め、手応えを見ながら広げるのがおすすめです。

越境EC支援サービスの料金・資料を一括チェック

MCB FinTechカタログでは、越境ECの立ち上げ・運営を支援するサービスの最新資料を無料で一括請求できます。対応範囲や費用を見比べて、自社に合うサービスを選べます。

料金や機能は各社の資料でまとめて比較できます 【無料】越境EC支援の資料を
一括ダウンロードする

MCB FinTechカタログに掲載しませんか?

MCB FinTechカタログでは、掲載企業様を募集しています。マネックスグループの金融実務ノウハウを活かした独自の評価軸と検索設計により、導入検討者が最適なサービスを効率的に発見できる法人向け比較プラットフォームです。掲載後は管理画面から料金表や導入事例を随時更新でき、常に最新の情報を訴求可能。まずは下記フォームより、お気軽にお問い合わせください。

監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

関連記事

新着記事

越境EC支援
おすすめの診断サービス