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モバイル対応LMS比較|スマホ・タブレットで受講できるeラーニングの選び方

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現場スタッフや外回りの多い社員に研修を届けたくても、パソコンが行き渡らず受講が進まないと感じていませんか。集合研修はシフトや会場の調整に手間がかかり、長い動画教材は最後まで見てもらいにくいという声も少なくありません。スマートフォンやタブレットで受講できるeラーニングなら、移動中や休憩中といった隙間時間にも学習の機会をつくれます。

とはいえ、専用アプリの有無やオフライン再生への対応、スマホからの受講管理のしやすさ、料金や教材の用意方法はサービスごとに大きく異なります。スマホ・タブレットでの受講を前提に、自社に合った学習管理システム(LMS)をどのような観点で選べばよいのでしょうか。

本記事では、スマホ・タブレットで受講できるeラーニング・LMS 20サービスを、受講環境の観点から比較・解説します。専用アプリ・オフライン再生・プッシュ通知・スマホでの受講管理・料金・教材の用意方法を横断的に整理しました。隙間時間や現場での学習を仕組み化したい担当者が、自社に合うサービスを判断するための材料としてご活用ください。

また、貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。

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本記事の対象範囲

本記事では、スマートフォン・タブレットでの受講に対応したeラーニング・LMSを対象に、20サービスを比較します。パソコンでの利用を主とするサービスも、スマホブラウザや専用アプリで無理なく受講できるかどうかという受講環境の観点で取り上げています。

本記事は、隙間時間や現場での学習をスマホで回したい企業に向けて、受講形態を軸に整理していきます。受講環境の条件を外し、機能・料金・サポートまで含めてeラーニング・LMS全般の選び方と主要サービスを比較したい場合は、カテゴリ全体をまとめた以下の記事もあわせてご覧ください。

スマホ受講が定着する場面・向いている企業

スマホ・タブレットでの受講は、パソコンを全員に配りきれない企業や、勤務場所が分散している企業ほど効果を発揮しやすい仕組みです。店舗や工場、介護・建設の現場のように、業務時間中にパソコンの前に座りにくいスタッフが多い職場では、手元のスマホで受講できることが学習機会の確保に直結します。

直行直帰が多い営業職や、多拠点に社員が分かれている組織でも、移動中や拠点先での受講機会をつくれます。反対に、腰を据えて長時間の動画教材や資料を扱う研修や、パソコンでの操作演習が中心の教育では、スマホ受講の恩恵は限定的になりやすい点に留意が必要です。

スマホ対応eラーニング・LMSとは?

スマホ対応eラーニング・LMSとは、学習管理システム(LMS)の受講画面をスマートフォンやタブレットでも利用できるようにしたサービスの総称です。専用アプリやスマホ向けに最適化されたブラウザ画面から、動画教材やテスト、進捗の確認までを手元の端末で行えます。

パソコンでの受講は、大きな画面での資料閲覧や操作演習に向く一方、受講のたびに決まった場所と端末を確保する必要があります。スマホ受講は、端末を持ち歩ける分だけ受講のタイミングを選びやすく、短い教材を細切れに進める学習と相性が良い点が違いです。ここからは、スマホ受講のメリットと注意点を整理します。

スマホで受講するメリット

最大のメリットは、移動中や休憩中、現場での待ち時間といった隙間時間にも受講機会をつくれることです。1本数分の短い教材(マイクロラーニング)と組み合わせれば、まとまった研修時間を確保しにくい社員でも学習を進めやすくなります。

また、私物のスマートフォンで受講を始められるサービスであれば、受講のためにパソコンや社用端末を全員へ配布する必要がありません。端末調達にかかる初期の費用や手間を抑えながら、受講できる社員の範囲を広げられます。

さらに、プッシュ通知に対応したサービスでは、未受講の教材や締め切りをスマホの通知で案内できます。受講の呼びかけを個別のメールや口頭に頼らず、運用の手間を減らしながら受講忘れを防ぐ仕組みをつくれます。

スマホ受講のデメリット・注意点

一方で、スマホでは利用できる機能が制限される場合がある点に注意が必要です。受講そのものはスマホで行えても、教材の作成や詳細なレポート出力、管理者向けの設定はパソコンでの操作を前提とするサービスも少なくありません。管理側の運用をスマホだけで完結できるかは、事前に確認しておくべき項目です。

また、私物のスマートフォンで受講する場合は、端末の紛失や不正アクセスによる情報漏えいへの備えが求められます。画面が小さく通信量もかかるため、長時間の動画視聴には向きにくい面もあります。私物端末の利用に関する運用の考え方は、後述の「私物スマホ(BYOD)で受講する際のセキュリティ運用」で整理します。

モバイル受講の形態と対応の仕組み

ここからは、スマホ・タブレットでの受講がどのような仕組みで実現されているかを整理します。同じ「スマホ対応」でも、対応の形態によって使い勝手や向く場面が変わるため、程度の差を押さえておくと選定がスムーズになります。

モバイル受講の形態を整理した図解。受講の入り口は専用アプリ型とレスポンシブ型(スマホブラウザ受講)の2つの型に分かれ、使い勝手を左右する対応機能としてオフライン再生・プッシュ通知・マイクロラーニングを示す。

受講の入り口は、大きく専用アプリ型とスマホブラウザ(レスポンシブ)型に分かれます。専用アプリ型は、アプリをインストールして利用する方式で、ログインの手間を省いたり通知を受け取ったりしやすいのが特徴です。レスポンシブ型は、スマホの画面サイズに合わせてブラウザ表示を最適化する方式で、アプリの導入なしにすぐ受講を始められます。

オフライン再生は、教材をあらかじめ端末にダウンロードし、通信環境がない場所でも視聴できる機能です。電波の弱い現場や移動中に受講する場合に効きますが、対応するかどうかはサービスによって分かれるため、必要な場合は個別に確認が必要です。

このほか、受講忘れを防ぐプッシュ通知や、1本数分の短い教材で学習を進めるマイクロラーニング(短尺教材)への対応も、モバイル受講の使い勝手を左右します。これらの対応状況をサービス横断で見比べられるよう、後半の比較表に受講環境の各項目を並べています。

モバイル対応LMSの3つのタイプと特徴

モバイル対応LMSは、「教材をどう用意するか」と「何を学ばせたいか」によって、大きく3つのタイプに分けられます。自社がどのタイプに当てはまるかを見極めると、比較すべきサービスの範囲を絞り込めます。既製配信と自社教材配信の両方に対応するサービスは、主たる用途でタイプを振り分けています。ここからは、それぞれのタイプの特徴を解説します。

モバイル対応LMSを教材の用意方法で3つに分類した図解。既製の研修コンテンツを配信する受け放題・既製配信、自社教材を配信・管理するLMSプラットフォーム、現場の手順・ノウハウをスマホで共有するマニュアル・現場動画の、それぞれの内容と向く企業を示す。

既製の研修コンテンツをスマホ配信したいタイプ(受け放題・既製配信)

ビジネス基礎・コンプライアンス・語学といった、あらかじめ用意された完成教材をアプリやブラウザで配信するタイプです。自社で教材を作らずに済むため、教材制作の負担をかけずに、幅広いテーマの学習を隙間時間で回したい企業に向いています。

定額で多くの講座を受講できる形態が多く、学ばせたいテーマが定型的で、まず学習の習慣づけから始めたい場合に選びやすい選択肢です。一方、自社独自の業務内容を教材にしたい場合は、次のタイプとの組み合わせを検討することになります。

自社教材をスマホで配信・管理したいタイプ(LMSプラットフォーム)

自社で用意した動画・PDF・テストをアップロードして配信し、スマホからの受講状況(進捗・履歴)を管理できるタイプです。教材の中身を自社の業務や商材に合わせて作り込みたい企業や、受講の進み具合を細かく把握して未受講者を追いたい企業に適しています。

レスポンシブ表示・専用アプリ・オフライン再生への対応の程度はサービスごとに差があり、受講環境の作り込みが選定の分かれ目になります。既製教材の配信機能を併せ持つサービスもあり、自社教材と市販教材を組み合わせて運用したい場合にも候補となります。

現場の手順・ノウハウをスマホで作って共有したいタイプ(マニュアル・現場動画)

スマホだけで手順書や現場動画を撮影・作成し、必要な瞬間に確認できるようにするタイプです。体系的な講座よりも、日々の作業手順やノウハウを現場で共有したい企業に向いており、店舗・工場・介護など現場スタッフが多い業種と相性の良い形態です。

作り手も受け手もスマホで完結できるため、教材づくりを専任担当に集約せず、現場の担当者が自ら手順を残せる点が特徴です。困ったときにその場で短い動画を確認するといった、実務に密着した使い方に適しています。

失敗しないモバイル対応LMSの選び方

ここからは、スマホ・タブレット受講という観点でサービスを選ぶ際に、特に確認したい判断軸を整理します。前半で解説した受講形態・タイプの理解を土台に、自社の状況へ当てはめて検討することが重要です。

まず押さえたいのが受講形態が自社の利用シーンに合うかです。電波の弱い現場や移動中に受講させたい場合はオフライン再生への対応、受講忘れを減らしたい場合はプッシュ通知への対応が判断材料になります。専用アプリとレスポンシブのどちらが運用しやすいかも、受講者の環境に合わせて確認しておくことが重要です。

次に、スマホからどこまで受講管理ができるかを見ます。受講者側の学習だけでなく、管理者が進捗・履歴の確認や未受講者への案内をスマホでも行えると、現場を離れた場所からでも運用を回しやすくなります。管理機能がパソコン前提のサービスもあるため、必要な操作範囲を事前に洗い出しておくことが望まれます。

教材の用意方法も分岐点です。既製教材で足りるのか、自社教材を配信したいのか、現場で手順書を作りたいのかによって、前述の3タイプのどれを軸に比較すべきかが変わります。料金は初期費用・月額のほか、受け放題型か買い切り型か、ID数による課金かといった体系の違いを含めて、自社の受講人数と照らして検討することが望まれます。

このうち自社教材を配信したい場合は、教材を配信・管理するLMSとは別に、動画やPowerPoint資料などから教材そのものを作るツール(オーサリングツール)の選定も必要になります。扱いたい素材別の作成ツールの選び方は、以下の記事で解説しています。

加えて、私物スマホで受講させる場合はセキュリティ運用への対応が欠かせません。この点は後述の専用セクションで整理します。これらの軸のうち、特に見落としやすい確認ポイントを次に挙げます。

スマホ標準対応か有料オプションか・使えない機能はないかを確認する

「スマホ対応」とうたっていても、その対応が標準機能に含まれるのか、有料オプションとして別料金になるのかはサービスによって異なります。見積もりの段階で、モバイル受講が基本料金の範囲か、追加費用が発生するのかを明確にしておくと、導入後の想定外のコストを避けられます。

また、受講はスマホでできても、一部の機能はスマートデバイスでは利用できないと案内しているサービスもあります。自社が使いたい機能(オフライン再生・教材作成・詳細レポートなど)が、スマホでどこまで動作するのかを具体的に確認しておくことが、稟議や社内説明の根拠づくりにもつながります。

このように、標準対応か有料オプションか、スマホで使えない機能はないかなど、確認すべき点は多く迷いやすいものです。自社に合う受講形態やタイプを手早く見極めたい場合は、以下の「30秒で終わる選定診断ツール」もあわせてお試しください。

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モバイル受講形態の比較表

ここからは、主要なモバイル対応LMS 20サービスを、自社の課題や要件に合わせて客観的に比較・選定できるよう、3つの目的別(タイプ別)に分類してご紹介します。

比較は、専用アプリ・オフライン再生・マイクロラーニング・プッシュ通知・教材の用意方法・料金という受講環境の観点で行います。レスポンシブ対応と受講者側の学習履歴の確認は、いずれのサービスも標準で対応しています。

既製の研修コンテンツをスマホ配信したいタイプ(受け放題・既製配信)

← 横にスクロールできます →
サービス名グロービス学び放題Udemy BusinessSchooビジネスプランAirCoursemanebi eラーニングSmart Boarding
専用アプリ(iOS・Android)●●●要確認要確認●
オフライン再生(DL受講)●●一部講座は対象外●ビジネスプラン会員向け要確認要確認要確認
マイクロラーニング(短尺)●要確認要確認要確認要確認●
プッシュ通知要確認要確認要確認要確認要確認要確認
教材の用意方法既製配信既製配信既製配信既製配信+自社教材既製配信+自社教材既製配信+ライブ研修
料金初期費用無料/税込11,550円〜/ID(学び放題・6カ月契約)年額38,000円〜/ID(税込41,800円・チーム)/エンタープライズは要問い合わせ初期費用110,000円/月額1,650円〜/ID(税抜・最少20ID)初期費用0円/月額300円〜/ID(税抜・ベーシック・年契約)初期費用100,000円/月額19,800円〜(LITE・39IDまで定額)月額32,400円〜(30ID・年契約時)/初期費用は要問い合わせ
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る

●=対応/△=条件付き・有料オプション/×=非対応/要確認=公式で明記を確認できず(導入前に要問い合わせ)。料金・仕様は各社公式サイト(2026年9月時点)

自社教材をスマホで配信・管理したいタイプ(LMSプラットフォーム)

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サービス名UMU(ユーム)CAREERSHIPetudeslearningBOXKnowledgeDeliverLearningWareひかりクラウド スマートスタディLearnOedulioGoocusLOGOSWARE Platon
専用アプリ(iOS・Android)●要確認要確認△有料オプション●●要確認要確認要確認●×アプリ不要(ブラウザ受講)
オフライン再生(DL受講)●一部の動画要確認要確認要確認要確認要確認要確認要確認要確認●要確認
マイクロラーニング(短尺)●要確認要確認要確認●要確認要確認要確認要確認●要確認
プッシュ通知要確認要確認要確認要確認●●要確認要確認要確認要確認要確認
教材の用意方法自社教材配信既製配信+自社教材既製配信+自社教材自社教材配信自社教材配信自社教材配信自社教材配信自社教材配信自社教材配信既製配信+自社教材既製配信+自社教材
料金要問い合わせ(アカウント数に応じて決定)本体は要問い合わせ/まなびプレミアム月額350円〜/ID(1,000ID時)初期費用無料/月額はID数に応じた課金(要問い合わせ)10アカウントまで無料/有料は月額5,500円〜(税込)買い切り55万円〜(税込・100ユーザー)+年間保守月額20,000円〜(税抜・ライトプラン)初期費用5,500円/月額198円〜/ユーザー(いずれも税込)初期費用0円/月額4,900円〜(税抜)月額100円〜/ユーザー(税抜。登録数・同時アクセス数の2プラン)月額350円〜/ユーザー(1,000名・年契約一括時)要問い合わせ(従量・月額固定・買い切りから選択)
詳細情報サービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見るサービス詳細を見る公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

●=対応/△=条件付き・有料オプション/×=非対応/要確認=公式で明記を確認できず(導入前に要問い合わせ)。料金・仕様は各社公式サイト(2026年9月時点)

現場の手順・ノウハウをスマホで作って共有したいタイプ(マニュアル・現場動画)

← 横にスクロールできます →
サービス名Teachme Bizカミナシ 教育soeasy buddy
専用アプリ(iOS・Android)●△Webアプリ(DL不要)要確認
オフライン再生(DL受講)要確認要確認要確認
マイクロラーニング(短尺)要確認要確認要確認
プッシュ通知●要確認要確認
教材の用意方法マニュアル作成(現場動画)マニュアル作成(現場動画)マニュアル作成(現場動画)
料金要問い合わせ(エントリー月額89,800円〜との情報あり)要問い合わせ(金額非公開)要問い合わせ
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト

●=対応/△=条件付き・有料オプション/×=非対応/要確認=公式で明記を確認できず(導入前に要問い合わせ)。料金・仕様は各社公式サイト(2026年9月時点)

主要モバイル対応LMSの個別紹介

ここからは、比較表で取り上げた各サービスについて、モバイル受講の形態や特徴、料金を個別に紹介します。自社の用途に近いタイプから読み進めてください。

既製の研修コンテンツをスマホ配信したいタイプ(受け放題・既製配信)

完成された研修教材をそのままスマホで配信し、教材づくりの負担をかけずに幅広いテーマの学習を隙間時間で回したい企業に向くサービスです。

1. グロービス学び放題(株式会社グロービス)

グロービス学び放題の公式サイト画面

経営大学院グロービスが手がける定額制の動画学習サービスで、株式会社グロービスが法人向けに提供しています。経営・思考・マーケティング・リーダーシップなど16カテゴリ・4,800コース以上のビジネススキル動画を受け放題で利用できます。料金は初期費用が無料で、学び放題は6カ月プランで税込11,550円/ID〜、上位のプラスは6カ月プランで税込46,200円/ID〜です。

iOS・Android向けの専用アプリを提供しており、動画をあらかじめダウンロードしておけば電波の届かない場所でもオフラインで視聴でき、通信量を気にせず受講できます。1本3分程度の短尺動画で構成されているため、移動中や休憩の合間に少しずつ学習を進めやすい設計です。PC・スマホ・タブレットのブラウザ受講にも対応します。

2. Udemy Business(Udemy, Inc./日本提供 株式会社ベネッセコーポレーション)

Udemy Businessの公式サイト画面

動画学習プラットフォーム「Udemy」の法人向けサービスです。開発元は米国のUdemy, Inc.で、日本国内では株式会社ベネッセコーポレーションが提供しています。AI・機械学習、データサイエンス、開発、ビジネススキルなど幅広い分野の講座を定額で受け放題で学べます。

受講できる講座数はプランによって異なり、チームプランで約16,000講座、エンタープライズプランで30,000以上です。料金はチームプランが1IDあたり年間38,000円(税込41,800円・5〜20名向け)、エンタープライズプランは利用人数に応じた見積もりとなります。

iOS・Android向けの専用アプリを備え、講座をダウンロードしてオフラインで視聴できます。ダウンロードした動画は暗号化されアプリ内でのみ再生でき、すべての講座が対象ではない点には留意が必要です。スマホ・タブレットのブラウザからの受講にも対応します。

3. Schooビジネスプラン(株式会社Schoo)

Schooビジネスプランの公式サイト画面

録画授業に加えて、講師へチャットで質問できる生放送授業を配信する点が、株式会社Schooが提供するSchooビジネスプランの特徴です。ビジネス基礎からAI・DXまで全20カテゴリ・9,000本以上の授業を定額で受け放題で利用できます。料金は初期費用110,000円(税抜)、月額1,650円(税抜)/IDで、最少20IDから契約できます。

iOS・Android向けの専用アプリを提供し、授業をダウンロードすればオフラインでも再生できます(動画ダウンロード機能はプレミアム会員・ビジネスプラン会員向け)。ただしダウンロード再生時は受講履歴が記録されず、履歴の反映にはオンライン接続が必要です。スマホ・タブレットのブラウザ受講にも対応します。

4. AirCourse(KIYOラーニング株式会社)

AirCourseの公式サイト画面

KIYOラーニング株式会社(東証グロース上場)が提供するクラウド型の学習管理システムです。コンプライアンス・ITスキル・ビジネススキルなど1,300コース・8,000本以上の動画研修を受け放題で利用できるほか、自社オリジナルのコース作成にも対応します。料金は初期費用0円で、年間契約時はベーシックが1ライセンス300円〜、コンテンツプラスが500円〜(いずれも税抜)です。

スマートフォン・タブレットのブラウザから場所を問わず受講でき、iOS(Safari)・Android(Chrome推奨)に対応します。受講者向けの専用アプリやオフライン再生への対応は公式には確認できていないため、これらが必要な場合は事前に確認しておくとよいでしょう。

5. manebi eラーニング(株式会社manebi)

manebi eラーニングの公式サイト画面

株式会社manebiが提供するAI活用のeラーニングです。ハラスメント・情報セキュリティから研修・ビジネススキルまで約8,000教材を月額定額で見放題にでき、自社教材のアップロード配信にも対応しています。料金は初期費用100,000円、LITEプラン月額19,800円(39IDまで定額)、STANDARDプラン月額39,800円です。

スマートフォンのブラウザ受講に対応し、タッチ操作に最適化された画面で縦向き・横向きのいずれでも受講できます。音声学習コンテンツはバックグラウンド再生に対応し、他のアプリを使いながらでも継続して聞ける仕組みです。専用アプリやオフライン再生への対応は公式に明示がないため、必要に応じて確認することをおすすめします。

6. Smart Boarding(株式会社FCE)

Smart Boardingの公式サイト画面

動画教材による学習に、講師とのライブ型オンライントレーニングを組み合わせた統合型の人財育成プラットフォームで、株式会社FCE(東証スタンダード上場)が提供しています。400種類以上の動画コンテンツに加え、月間50〜60回開催されるライブトレーニングを受講回数無制限で利用できます。料金は最低30ID・年間契約で、30ID契約時の月額は32,400円です(初期費用は非公開のため要問い合わせ)。

2022年からiOS・Android向けの専用アプリを提供し、スマホに最適化された画面で受講できます。5〜10分程度のマイクロラーニングにも対応しており、現場やスキマ時間での学習を進めやすい設計です。スマホ・タブレットのブラウザからの受講にも対応します。

自社教材をスマホで配信・管理したいタイプ(LMSプラットフォーム)

自社で作った教材をスマホへ配信し、受講の進捗や履歴まで管理したい企業に向くサービスです。受講環境の作り込みと管理機能の充実度で比較したい方に適しています。

7. UMU(ユーム)(ユームテクノロジージャパン株式会社)

UMU(ユーム)の公式サイト画面

ユームテクノロジージャパン株式会社が展開する、AIを組み込んだ企業向け学習プラットフォームです。教材を短く分けて隙間時間に学ぶマイクロラーニングを基本設計とし、自社で作成した動画・課題・テストの配信と、AIによる採点・フィードバックを組み合わせられます。

受講は専用アプリ「UMU活動」(iOS/Android)とスマートフォン・タブレットのブラウザに対応します。一部の動画教材は事前にダウンロードしておけばオフラインでも視聴できるため、電波の届きにくい現場や移動中でも短尺教材を進めやすい構成です。法人向けの料金はアカウント数などに応じて決まり、詳細は問い合わせが必要です。

8. CAREERSHIP(キャリアシップ)(株式会社ライトワークス)

CAREERSHIP(キャリアシップ)の公式サイト画面

株式会社ライトワークスが提供する、大企業向けのクラウド型統合LMSです。グループ会社を含む複雑な組織でも「誰に・いつ・どの教材を配信するか」を権限・配信設定で細かく制御でき、eラーニング・研修管理・スキルの可視化・社内SNSを1つのシステムにまとめています。

受講画面はレスポンシブデザインで、スマートフォン・タブレットのブラウザから学習できます。受講促進は、進捗率や合否に応じて送るチアアップメールで行う仕組みです。教材は自社作成分に加え、300タイトル1,000本以上をそろえる定額サービス「まなびプレミアム」を組み合わせられます。

本体の料金は利用人数に応じた個別見積りで、まなびプレミアムは1,000IDで1人あたり月額350円からです。従業員1,000名以下の企業には、LMSとeラーニング学び放題を組み合わせた別ライン「CAREERSHIP GROWTH」が用意されています。

9. etudes(エチュード)(アルー株式会社)

etudes(エチュード)の公式サイト画面

人材育成を専業とするアルー株式会社が提供するクラウド型LMSで、マニュアル不要をうたう操作性を特徴とします。自社で作成した動画・資料の配信に加え、アルーが手がける階層別・職種別の既製教材(コンプライアンス・ハラスメント・個人情報保護など)を組み合わせて利用できます。

PC・スマートフォン・タブレットに対応したレスポンシブ設計で、端末ごとの画面に合わせて同じ教材を表示します。初期費用は無料で、実際に利用する社員のID数に応じた月額課金という料金体系です。管理者は受講者の進捗・成績をリアルタイムに把握できます。

10. learningBOX(learningBOX株式会社)

learningBOXの公式サイト画面

learningBOX株式会社が提供するクラウド型LMSで、教材・テストの作成から採点・成績管理までをそろえます。10アカウントまでは無期限で無料のフリープランがあり、有料プランは100アカウント単位で、スタータープランが月額5,500円(税込)からの従量課金です。付加サービス「learningBOX ON」で既製の研修コンテンツも追加できます。

受講はスマートフォン・タブレットのブラウザに対応します。ただし、かつて提供していた標準の受講アプリは2021年に販売を終了しており、専用アプリでの受講は現在有料オプションとして提供される形に変わっています。アプリでの受講を前提にする場合は、この追加費用を見込んでおく必要があります。

11. KnowledgeDeliver(株式会社デジタル・ナレッジ)

KnowledgeDeliverの公式サイト画面

株式会社デジタル・ナレッジが自社開発する統合型LMSで、教材作成・学習・運用管理を1つにまとめています。導入形態はASP(クラウド)・オンプレミス・パブリッククラウドの3方式から選べます。料金は月額課金ではなく、100ユーザーで55万円(税込)からの買い切りライセンスに年間保守を加える形式です。

モバイル面では専用アプリを用意し、アプリを使えばログインの手間なく学習を始められます。約5分のマイクロ教材や、新着コンテンツを知らせるプッシュ通知にも対応します。オフライン受講の可否は公式で明示を確認できないため、必要な場合は要問い合わせです。

12. LearningWare(株式会社プロシーズ)

LearningWareの公式サイト画面

株式会社プロシーズが提供するクラウド型LMSで、eラーニングから集合研修までを一括管理できる点を主眼に据えています。同社はeラーニング教材の開発も手がけており、コンプライアンスなどの既製講座(厳選1,000レッスン・全300講座)やオーダーメイド教材まで自社でそろえられます。料金はライトプランが月額20,000円(税抜)からです。

受講はスマートフォン用の専用アプリとブラウザに対応し、管理者からのお知らせをプッシュ通知で届けられます。ただし公式には「eラーニング教材や機能によってはスマートデバイス・アプリで利用できないものもある」との注記があり、スマホで使いたい機能が動作するかは事前の確認が必要です。

13. ひかりクラウド スマートスタディ(東日本電信電話株式会社)

ひかりクラウド スマートスタディの公式サイト画面

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が提供する、クラウド型のeラーニング・情報共有ツールです。教材やマニュアルを専用ビュワーでセキュアに配信し、動画の倍速・途中再生、48通りの問題・解答形式に対応したテスト、長文添削までを備えます。

スマートフォン・タブレットからの受講に対応します。料金は初期費用5,500円(税込)、月額は1ユーザーあたり198円(税込)からで、使わないIDを休止して費用を抑えることもできます。導入のしやすさと低価格を掲げたサービスです。

14. LearnO(ラーノ)(Mogic株式会社)

LearnO(ラーノ)の公式サイト画面

Mogic株式会社が提供するクラウド型LMSで、動画・スライド・PDFをアップロードして配信し、テストや受講管理を行えます。既存のGoogleスライドやPowerPoint資料をそのまま教材にできるため、教材づくりの初期工数を抑えやすい設計です。教材そのものは自社で用意する前提のサービスです。

学習画面はPC・タブレット・スマートフォンでデバイスごとにUIを最適化するレスポンシブ対応で、移動中の隙間時間の受講を想定しています。初期費用は0円、月額は動画配信を含まない格安プランで4,900円(税抜)からと、短期・小規模から始めやすい料金帯です。

15. edulio(エデュリオ)(株式会社ABCD Partners)

edulio(エデュリオ)の公式サイト画面

株式会社ABCD Partnersが提供する、スマートフォン対応のクラウド型eラーニングシステムです。自社の動画・テスト・課題を配信でき、テストは○×・複数選択・記述式など多様な問題形式に対応します。第11回日本eラーニング大賞ではEdTech賞を受賞しています。

受講はモバイルブラウザに対応し、スマートフォンから外出先でも学習できます。料金には登録ユーザー数で選ぶプランと同時アクセス数で選ぶプランの2種類があり、いずれも1ユーザーあたり100円からと低価格を掲げています。利用形態に合わせて課金方式を選べる点が特徴です。

16. Goocus(グーカス)(キャスタリア株式会社)

Goocus(グーカス)の公式サイト画面

キャスタリア株式会社が提供する、スマートフォンでの学習に特化したモバイルラーニングプラットフォームです。「学習端末はPCからスマートフォンへ」を掲げ、カード型のUIで短尺のマイクロラーニングを進められる設計になっています。教材は専門知識がなくても制作・配信できます。

受講者向けにiOSアプリ・Androidアプリ・Webアプリの3種類を用意し、「Goocus Offline」「Goocus Edge」によりインターネットに接続していない環境でも学習できます。電波の届かない現場や移動中でも受講を止めずに進められる点が特徴です。

17. LOGOSWARE Platon(ロゴスウェア プラトン)(ロゴスウェア株式会社)

LOGOSWARE Platon(ロゴスウェア プラトン)の公式サイト画面

ロゴスウェア株式会社が提供するLMSで、受講者登録・講座登録・学習設定・進捗管理という運用の基本を標準ブラウザだけで行えます。1つのソフトウェアで複数のLMSを運用できるため、企業ごとに別々の学習環境を提供したいeラーニングASP事業者にも向きます。クラウド型と設置(オンプレミス)型を選べます。

受講者は専用ソフトやアプリを入れる必要がなく、iPhone・Android・iPadの標準ブラウザから学習できます。導入事例ではスマホ対応が標準機能に含まれ、有料オプションを追加せずにスマホ受講を始められる点を強みとして挙げています。受講者・管理者の画面はいずれも多言語に対応します。

現場の手順・ノウハウをスマホで作って共有したいタイプ(マニュアル・現場動画)

現場スタッフが自らスマホで手順書や動画を作り、必要な瞬間に確認できるようにしたい企業に向くサービスです。店舗・工場・介護など現場中心の業種で候補になります。

18. Teachme Biz(ティーチミー ビズ)(株式会社スタディスト)

Teachme Biz(ティーチミー ビズ)の公式サイト画面

写真・動画を使ったステップ型のマニュアルを作成・共有できるクラウドサービスです。株式会社スタディストが提供し、有償導入企業数は1,000社を突破しています(公式発表)。作成したマニュアルはコース化して新人教育に転用でき、理解度テストの自動生成まで一連で行えます。

iOS・Android向けの専用アプリを備え、スマホやタブレットで撮影しながら現場でそのまま手順書を作成・編集・閲覧できます。手順はステップ単位の短い形式でまとまるため、必要な作業の該当箇所だけを隙間時間に確認しやすい構成です。タスク配信で対象者にマニュアルを届け、アプリのプッシュ通知で新着・更新を知らせられます。

19. カミナシ 教育(株式会社カミナシ)

カミナシ 教育の公式サイト画面

現場のデスクレスワーカーや外国人材の教育に特化した、株式会社カミナシの動画マニュアル・研修システムです。社用メールを持たない従業員にもメールアドレス不要でIDを発行でき、技能実習生・パート・アルバイトなど雇用形態を問わず利用できます。2025年1月に正式リリースされました。

PowerPointを編集する感覚で動画マニュアルを作成でき、既存のExcel・PDF手順書のインポートや音声入力からAIがたたき台を自動生成します。従業員向けWebアプリ「Myカミナシ」により、自分のスマホなど個人端末から研修コンテンツやマニュアルをアプリのダウンロードなしに閲覧できます。

動画マニュアルは現場の短時間学習に向き、視聴後は選択式の理解度テストで習得状況を確認できます。各従業員の受講状況は管理画面で可視化でき、ExcelやPDFで出力して教育記録簿として活用できます。

20. soeasy buddy(ソーイージーバディ)(株式会社soeasy)

soeasy buddy(ソーイージーバディ)の公式サイト画面

スマホで撮影して投稿するだけで字幕が自動生成され、編集の手間なく動画マニュアルを作れるプラットフォームです。株式会社soeasyが提供し、動画マニュアル・教育ツール・ナレッジデータベース・社内SNSの機能を1つに統合しています。

現場スタッフ自身がスマホで撮影・投稿して自社のノウハウを蓄積・共有できるため、作成の負担が小さい設計です。メンション・既読つきのチャットで現場の気づきをタイムリーに共有でき、短尺の現場動画が中心なので隙間時間の学習に向きます。

学習進捗やエンゲージメントは管理ダッシュボードで可視化できます。料金は公式で公開されていないため、初期費用・無料トライアルの有無を含めて要問い合わせです。

私物スマホ(BYOD)で受講する際のセキュリティ運用

私物のスマートフォンを業務に使う運用は、BYOD(Bring Your Own Device、私物端末の業務利用)と呼ばれます。私物スマホでの受講は端末調達の負担を抑えられる一方、会社が端末を管理しきれないため、情報漏えいのリスクへの備えが欠かせません。ここでは、上長や情報システム部門への説明にも使える運用の考え方を整理します。

私物スマホ(BYOD)で受講する際のセキュリティ運用を示した図解。総務省テレワークセキュリティガイドライン(第5版)にもとづき、まず利用可否をリスクに照らして判断し、利用を認める場合は利用ルールの策定・端末へのデータ保存の制限・セキュリティ対策の確認・端末の管理を組み合わせることを示す。

総務省のテレワークセキュリティガイドラインでは、私物端末を使う場合の統制の難しさと、利用可否の判断について次のように示しています。

また、個人所有端末を使用する場合、個人所有端末上にデータ保存が可能であることや、マルウェア対策ソフト等のインストールを強制できないなど、十分なセキュリティ統制が取れません。そのため、セキュリティインシデントが発生しうるリスクを認識し、このリスクが受容可能か評価をした上で、BYOD利用の可否を決定する必要があります。

出典:テレワークセキュリティガイドライン(第5版)|総務省

まずは、私物スマホでの受講を認めるかどうかを、扱う情報のリスクと照らして判断することが出発点になります。そのうえで利用を認める場合には、同ガイドラインが具体的な運用項目を示しています。

個人所有端末を利用する場合、個人所有端末へのデータ保存を制限・禁止する必要があります。また、あらかじめBYOD利用に当たってのルールの策定や、端末に必要なセキュリティ対策が施されていることの確認、BYODで利用する端末の管理を行う必要があります。

出典:テレワークセキュリティガイドライン(第5版)|総務省

受講に使う私物端末については、利用ルールの策定、必要なセキュリティ対策が施されているかの確認、端末の管理、端末へのデータ保存の制限といった運用を組み合わせることが求められます。サービスを選ぶ際も、こうした運用を支える機能(アクセス制御や端末側へのデータ保存の抑制など)にどこまで対応しているかを確認しておくと、社内説明の根拠を用意しやすくなります。

まとめ

本記事では、スマホ・タブレットで受講できるeラーニング・LMSについて、スマホ受講のメリットと注意点、受講形態の仕組み、教材の用意方法別の3タイプ、そして受講環境を軸にした選び方を解説し、主要20サービスを比較しました。

サービス選定でまず大切なのは、自社の受講者がどこで・どのように学ぶのかを明確にし、その利用シーンに合う受講形態と教材の用意方法を持つサービスを選ぶことです。オフライン再生や受講管理の可否、料金体系、私物端末のセキュリティ運用への対応は、比較表と選定診断で自社の要件に照らして確かめてください。

気になるサービスの資料や情報を集めて、自社に最適なサービスの比較検討を進めてください。

よくある質問(FAQ)

Q. モバイル対応LMS(スマホ対応eラーニング)とは何ですか?

A. モバイル対応LMSとは、学習管理システム(LMS)の受講画面をスマートフォンやタブレットでも利用できるようにしたeラーニングサービスの総称です。専用アプリやスマホ向けに最適化されたブラウザ画面から、動画教材やテスト、進捗の確認までを手元の端末で行えます。決まった場所とパソコンを確保しなくても受講できるため、移動中や現場での隙間時間に学習を進めやすい点が特徴です。

Q. モバイル対応LMSはオフライン環境でも受講できますか?

A. モバイル対応LMSがオフラインで受講できるかは、サービスによって分かれます。教材を端末に保存すれば通信のない場所でも見られる「オフライン再生」対応サービス(本記事ではグロービス学び放題・Udemy Business・Schooビジネスプラン・UMU・Goocusなど)がある一方、ブラウザ受講のみで都度通信が必要なものもあります。移動中の受講なら、可否を事前に確認してください。

Q. モバイル対応LMSの受講に専用アプリは必要ですか?

A. モバイル対応LMSの受講方式は専用アプリ型とスマホブラウザ(レスポンシブ)型に大きく分かれ、必ずしもアプリは必要ありません。レスポンシブ型は導入なしにブラウザですぐ受講でき、アプリ型はログインの手間を省きプッシュ通知も受け取りやすいのが特徴です。オフライン再生や通知を使いたいならアプリ対応が有利ですが、私物端末にアプリを入れてもらいにくい場合はブラウザ受講対応が向きます。

Q. モバイル対応LMSのスマホ受講でも学習効果は得られますか?

A. モバイル対応LMSのスマホ受講は、それ自体が効果を保証するものではなく、教材の設計や運用と組み合わせて活きるものです。数分の短尺教材(マイクロラーニング)で隙間時間に繰り返し学ぶ、現場で必要な瞬間に手順を確認する使い方は相性が良いとされます。一方、長時間の動画視聴やパソコン前提の操作演習には向きにくく、内容に応じてPC受講と使い分けるのが現実的です。

Q. モバイル対応LMSでは、スマホだけで教材やマニュアルを作成できますか?

A. スマホだけで作れるかは用途により、現場の手順書や動画マニュアルはスマホだけで作成できるサービスがあります。本記事の「現場の手順・ノウハウをスマホで作って共有したいタイプ」(Teachme Biz・soeasy buddy・カミナシ 教育など)は、撮影・投稿するだけで手順書や動画マニュアルを作れます。一方、体系的な講座教材の作り込みや詳細設定はパソコン前提のサービスが多い点に注意が必要です。

Q. 自社に研修教材がない場合、どのタイプのモバイル対応LMSを選べばよいですか?

A. 自社に教材がない場合は、用意された完成教材を配信できる「受け放題・既製配信タイプ」が候補になります。ビジネス基礎・コンプライアンス・語学などの完成教材を定額で受講でき(本記事ではグロービス学び放題・Udemy Business・Schooビジネスプラン・AirCourseなど)、制作負担なく学習を始められます。将来は自社教材も配信したいなら、両対応のサービスが移行しやすいです。

Q. 既存の自社資料(PDF・動画)をスマホ配信するにはどのタイプが向いていますか?

A. 既存のPDF・動画をスマホ配信したい場合は、自社教材をアップロードして配信・管理できる「LMSプラットフォームタイプ」が向いています。本記事のLearnO・learningBOX・etudes・LearningWareなどは、動画・PDF・テストを配信し、スマホからの受講状況まで管理できます。初期費用0円や低価格のものもあるため、教材量と受講人数に照らして料金を比較してください。

Q. モバイル対応LMSはスマホから受講状況(進捗・履歴)を管理できますか?

A. スマホからの受講管理の可否はサービスによって差があり、受講はスマホでできても管理機能はパソコン前提のサービスも少なくありません。管理者が進捗・履歴の確認や未受講者への案内をスマホでも行えると、現場を離れた場所からでも運用を回しやすくなります。管理側で必要な操作をスマホで完結させたい場合は、その操作範囲に対応しているかを導入前に確認しておくことをおすすめします。

Q. 私物スマホ(BYOD)でモバイル対応LMSを使う際は何に注意すべきですか?

A. 私物スマホでの受講では、端末の紛失や不正アクセスによる情報漏えいへの備えが欠かせません。総務省のテレワークセキュリティガイドラインは、私物端末は十分な統制が取りにくいとし、利用可否をリスクに照らして判断のうえ、利用ルールの策定・端末へのデータ保存の制限・端末管理などを求めています。選定時もアクセス制御やデータ保存を抑える機能への対応を確認すると、社内説明の根拠になります。

Q. モバイル対応LMSの料金体系にはどのような種類がありますか?

A. モバイル対応LMSの料金は、月額のサブスクリプション型(ID数や登録人数に応じた課金)と、買い切りのライセンス型に大きく分かれます。掲載サービスでも初期費用0円・月額数千円から始められるものから、100ユーザーで数十万円の買い切りに年間保守を加えるものまで幅があります。「スマホ対応」が標準か有料オプションかも異なるため、モバイル受講が基本料金に含まれるかを見積もり段階で確認してください。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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