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ファクタリングの金利相場は?2社間・3社間の手数料と年利換算をわかりやすく解説

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ファクタリングサービス比較表(2026年版)

請求書は発行したものの入金は翌月や翌々月、というタイミングで手元の資金が足りなくなったとき、売掛金を期日前に現金化できるファクタリングは有力な選択肢になります。ただ、費用を調べようとして「ファクタリング 金利」と検索すると、金利の話のようで手数料の話が出てきて戸惑いがちです。相場の数字も記事ごとにばらついていて、結局いくら引かれるのかが掴みにくいのではないでしょうか。

先に結論をお伝えすると、ファクタリングに「金利」はかかりません。発生するのは売掛債権を買い取ってもらうための「手数料」で、2社間方式か3社間方式かによって水準が大きく変わります。

本記事では、2社間・3社間それぞれの手数料の相場を、実際にファクタリング会社が公表している料率をもとに示し、100万円の売掛金を現金化すると手元にいくら残るのかを実額で整理します。あわせて、なぜ金利ではなく手数料なのかという仕組み、手数料を年利に換算した水準、手数料が決まる要素と抑える方法、そして相場より明らかに高い業者を見分ける方法まで解説します。

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ファクタリングに「金利」はかからず「手数料」がかかる|2社間・3社間の相場

ファクタリングは融資ではなく売掛債権の売買なので、利息=金利は発生しません。かかるのは、債権を買い取ってもらう対価としての手数料です。この手数料は、取引先(売掛先)に知らせずに利用する2社間ファクタリングか、取引先の承諾を得て利用する3社間ファクタリングかで水準が分かれます。

2社間と3社間ファクタリングの仕組みの違いを比較した図解。2社間は取引先に通知せず自社とファクタリング会社の2者で取引し、ファクタリング会社が売掛先の信用情報を直接確認できず未回収リスクを負うため手数料は平均10%前後と高め。3社間は取引先の承諾を得て取引先も関与し、売掛先に直接支払いを確認できて未回収リスクが下がるため手数料は平均6〜7%と低め。

相場を調べると記事ごとに数字が違って見えますが、これはファクタリングに標準料率を定める公的機関や業界団体がなく、会社ごとに手数料を自由に設定できるためです。そこで本記事では、相場を断定するのではなく、実際にファクタリング会社が公表している料率を出所として示します。まず2社間・3社間の相場をまとめると、次のとおりです。

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2社間(取引先に通知しない)3社間(取引先の承諾を得る)
下限の料率(各社の公表)1〜4%2%〜
平均の目安約10%約6〜7%
備考取引先に知られないが手数料は高め取引先に通知。手数料は低め

※下限は掲載4社(PAYTODAY・入金前払いシステム(JTC)・ビートレーディング・Mentor Capital)の公表料率、平均の目安は実績を公表しているビートレーディングの2024年度平均(2社間10.3%・3社間6.8%)にもとづきます。

2社間ファクタリングの手数料相場

2社間は取引先に知られずに利用できる一方、ファクタリング会社が売掛先の信用情報を直接確認できず未回収リスクを負うため、手数料は高めになります。各社が公表している料率を見ると、下限はおおむね1〜4%です。ビートレーディングは2社間の手数料を4%〜としつつ、2024年度の平均実績を10.3%と公表しており、下限ではなく実績の平均で捉えると10%前後が一つの目安になります。

下限は各社とも低めですが、実際の料率は売掛先の信用力や売掛金額などの審査結果で決まり、下限がそのまま適用されるとは限りません。掲載各社ごとの具体的な料率は、記事後半の比較表にまとめています。

個人事業主の場合は、会社によって取引先に知らせない2社間を利用できず、取引先への通知が前提(実質的に3社間)となることがあります。その場合は2社間の相場をそのまま当てはめられないため、個人事業主での利用可否は各社に確認するのが確実です。

出典・参考資料(4件)

3社間ファクタリングの手数料相場

3社間は取引先の承諾を得て利用するため、ファクタリング会社が売掛先に直接支払いを確認でき、未回収リスクが下がります。その分、手数料は2社間より低くなるのが一般的です。3社間別の料率を公表している会社は限られますが、ビートレーディングは3社間の手数料を2%〜、2024年度の平均実績を6.8%と公表しており、下限2%前後・平均6〜7%程度が目安になります。

ただし3社間は取引先にファクタリングの利用を知られるため、資金調達の事実を取引先に伝えたくない場合は選びにくい方式です。手数料の低さだけでなく、取引先との関係も踏まえて方式を選ぶ必要があります。

【実額】100万円の売掛金を現金化したときの手取り額

手数料率だけでは、実際に手元にいくら残るのかがイメージしにくいかもしれません。100万円の売掛金を現金化した場合、手数料率ごとの手取り額(買取額)は次のようになります。手数料は売掛金額に料率を掛けて計算するため、同じ料率なら売掛金額が大きいほど差し引かれる金額も大きくなります。

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1%3%7%10%15%
手取り額(100万円の場合)990,000円970,000円930,000円900,000円850,000円
差し引かれる手数料10,000円30,000円70,000円100,000円150,000円
水準の目安各社が示す下限レベル3社間の低め3社間の平均前後2社間の平均前後2社間で高め

※手数料率から機械的に計算した手取り額(手数料以外の費用は含みません)。適用される料率は審査結果によって決まります。

2社間で平均的な10%なら手取りは90万円、3社間で平均的な7%前後なら93万円が目安です。実際には、このあと解説する債権譲渡登記費用などが別途かかる場合があるため、見積もり時には手数料率だけでなく総額で確認することが大切です。

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なぜファクタリングに金利がかからないのか(手数料が発生する仕組み)

「金利」で検索したのに手数料の話が出てくるのは、ファクタリングが融資とは法的に別の取引だからです。ここでは、金利と手数料の違いと、なぜ利息が生じないのかを仕組みから整理します。

「金利」と「手数料」の違い

金利(利息)は、お金を借りて返すまでの期間に対して発生する、借入にともなうコストです。元本に年率を掛け、借りている日数に応じて増えていきます。一方、ファクタリングの手数料は、売掛債権を買い取ってもらう際に一度だけ差し引かれる売買の対価です。借入ではないので返済はなく、期間が延びても手数料が日割りで増えることはありません。

債権の売買(譲渡)だから利息が生じない

ファクタリングが融資ではないことは、国の規制当局である金融庁も明言しています。金融庁はファクタリングを次のように定義しています。

一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。

出典:ファクタリングに関する注意喚起|金融庁

売掛債権を譲り渡せること自体は、民法466条1項が「債権は、譲り渡すことができる」と定めています。ファクタリングはこの債権譲渡を使って、入金期日前の売掛金を売買する取引です。お金を貸し借りする消費貸借ではないため、利息=金利という概念が入り込む余地がなく、代わりに売買の対価として手数料が設定される、という仕組みです。

出典・参考資料(1件)

ファクタリング手数料を年利換算するといくら?融資金利との比較

ファクタリングの手数料は一度きりの売買対価ですが、融資の金利と比べるために、あえて年利に換算してみると水準のイメージが掴めます。ここでは計算の前提を明示したうえで、2社間・3社間の年利換算と、融資の金利との違いを整理します。

年利換算の計算式と例(前提:入金までの日数)

手数料を年利に換算する考え方は単純で、手数料率を資金化してから本来の入金日までの日数で割り、365日分に引き伸ばします。計算式は「年利換算=手数料率 ÷ 入金までの日数 × 365」です。同じ手数料率でも、入金までの期間が短いほど年利換算は高く出ます。入金サイトを30日と60日で置いた場合の換算は次のとおりです。

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3%(3社間の低め)7%(3社間の平均前後)10%(2社間の平均前後)15%(2社間で高め)
入金まで30日の場合約37%約85%約122%約183%
入金まで60日の場合約18%約43%約61%約91%

※手数料率を単利で年率に引き伸ばした換算値であり、実際に年利が課されるわけではありません。入金までの日数の置き方で数値は変わります。

年利換算が高く見えるのは、短期で一度だけ差し引かれる手数料を1年分に引き伸ばしているためで、実際にその利率を毎年払い続けるわけではありません。入金までの数十日ぶんの資金化コストと捉えるのが実態に近い見方です。

銀行・公庫・ノンバンク融資の金利との比較

年利換算で見ると、ファクタリングの手数料は融資の金利よりかなり高い水準になります。参考として、お金を貸し付ける消費貸借では、利息制限法が上限金利を定めています。

金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。

出典:利息制限法 第1条|e-Gov法令検索

利息制限法の上限は、元本10万円未満で年二割(20%)、10万円以上100万円未満で年一割八分(18%)、100万円以上で年一割五分(15%)です。ただしこの上限は、あくまで「金銭を目的とする消費貸借」=貸付に対する規制です。ファクタリングは前述のとおり債権の売買であって貸付ではないため、この上限金利の対象にはなりません。だからこそ、年利換算すると上限金利を大きく超える水準になることがあり得ます。

実際の融資金利はこの上限よりも低く設定されています。たとえば日本政策金融公庫(国民生活事業)の基準利率は、無担保(税務申告を2期終えている場合)で年4.05〜5.65%、有担保で年3.05〜5.25%です(2026年10月1日現在)。銀行融資やノンバンクの事業者向けローンも、おおむね利息制限法の上限内に収まります。

これに対し、ファクタリングの手数料は年利換算で数十%に達することもあり、融資と比べると資金調達のコストは割高です。その代わり、審査が通りやすく入金が早いという特性があるため、短期・一時的な資金化の手段として、必要な場面に絞って使うのが基本です。

出典・参考資料(1件)

この「上限規制がかからない」点は、ファクタリングが割高になりやすい理由であると同時に、相場からかけ離れた高額手数料を請求する業者が紛れ込む余地にもなっています。年利換算が極端に高い場合は、後述する違法・偽装ファクタリングの可能性も含めて慎重に判断する必要があります。

ファクタリング手数料が決まる要素と抑える方法

同じ会社に依頼しても、手数料率は売掛金や取引の条件によって変わります。自社がどの位置にあるかを押さえると、相場の中での当たりを付けやすくなります。

手数料を決める要素

手数料を左右する主な要素は、2社間か3社間かという契約方式、売掛先(取引先)の信用力、売掛金額、支払期日までの日数です。契約方式は前述のとおり、取引先が関与してファクタリング会社の未回収リスクが下がる3社間のほうが低くなります。売掛先が上場企業や官公庁など信用力の高い相手であれば、回収できない可能性が低いと判断され、手数料も下がりやすくなります。

売掛金額は、金額が大きいほど料率が下がる傾向があります。ビートレーディングは法人向けに、売掛金300万〜500万円で平均9.7%、3,000万円以上で7.3%と、金額帯によって平均手数料が下がることを公表しています。支払期日までの日数が短いほど、ファクタリング会社が資金を立て替える期間が短くなるため、手数料は低く抑えられやすくなります。

実際の見積もりの現場では、これらの要素に加えて利用企業自身の状況も料率に影響します。株式会社JTCの池田氏は、手数料が変わる要素を次のように説明しています。

株式会社JTC
池田氏
独自インタビューより

但し売掛金の内容によっては手数料や買取率が下回る事や上回る事もございます。さらに、お客様の状態として税金滞納の有無なども影響するので、結果として手数料に差が出ます。金額は最低100万円からです。同じ条件なら、100万円より1,000万円の方が手数料は安くしやすい、というのはあります。

手数料を抑える方法

手数料を抑えるには、まず取引先の承諾を得られるなら3社間を選ぶのが効果的です。前述のとおり、同じ会社でも3社間は2社間より数ポイント低くなります。また、複数のファクタリング会社から相見積もりを取ると、同じ売掛金でも提示される料率に差が出るため、条件を比べて選べます。

このほか、オンライン完結型のサービスを利用すると、対面や書類郵送の手間が省ける分、料率が抑えられている場合があります。信用力の高い売掛先の債権を選ぶ、入金期日が近い債権を優先する、といった工夫も、ファクタリング会社のリスクを下げる方向に働くため手数料の低減につながります。

一回ごとの料率だけでなく、繰り返し利用するときに手数料が積み上がる点に目を向ける見方もあります。株式会社Mentor Capitalの木方氏は、継続利用時の手数料負担について次のように述べています。

木方良氏
株式会社Mentor Capital 営業部長
木方良氏
独自インタビューより

繰り返しご利用いただくお客様の中には、その分手数料が重なり、通年で見ると負担が大きくなるケースがあります。そのような状況も避けるための配慮をしています。切迫した状況のお客様はどうしても目先の資金繰りに目を奪われがちになりますが、たとえば「1000万円調達してほしい」というお話をいただいたときも、なぜ1000万円必要なのかを伺い、「今回は800万円にして、残りの200万円は次の利用で調達したほうが良い」というように、お客様の財務状況を鑑みたうえでファクタリングのご提案をしています。

手数料以外にかかる費用

見積もりを比べるときは、手数料率だけでなく手数料以外の費用も確認しておきたいところです。2社間ファクタリングでは、ファクタリング会社が債権の二重譲渡を防ぐために債権譲渡登記を求めることがあり、その場合は司法書士報酬と登録免許税を合わせて数万円から10万円程度の費用がかかります。3社間では原則として登記は不要です。

このほか、契約書に貼る印紙税や、対面対応を希望した場合の出張費・事務手数料が別途発生する場合があります。手数料率が低くても、こうした付随費用を含めた総額では割高になることがあるため、「手数料に何が含まれ、何が別料金になるか」を契約前に確認しておくと、見積もりと実額の差を防げます。

相場より高い手数料は危険|違法・偽装ファクタリングの見分け方

ファクタリングの手数料には利息制限法のような上限規制がかからないため、相場からかけ離れた高額な手数料を請求する業者が存在します。金融庁も、高額な手数料について次のように注意を促しています。

ファクタリングにおいて、高額な手数料を支払うと、かえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険性がありますので、十分注意してください。

出典:ファクタリングに関する注意喚起|金融庁

ここまで見てきた相場(2社間で平均10%前後、3社間で6〜7%前後)を基準にすると、これを大きく上回る手数料を提示された場合は、いったん立ち止まって契約内容を確認することが大切です。以下の3つは、違法・偽装ファクタリングを見分ける手がかりになります。

違法・偽装ファクタリングを見分ける3つのサインを示した図解。サイン1は年利換算が異常に高いこと(相場でも数十%になるが年率数百〜千数百%に相当する例もあり、常識を大きく外れたら正規でない疑い)。サイン2は給与ファクタリング(個人の賃金債権の買取は貸金業に該当し、登録のない業者は違法で事業資金調達に利用しない)。サイン3は償還請求権・買戻しあり(正規はノンリコースが原則で、買戻しや償還請求があると実態は貸付とみなされるおそれ)。

年利換算で異常に高い水準になっていないか

相場の範囲であっても年利換算では数十%になりますが、金融庁は、ファクタリングを装ったヤミ金融業者が年率換算で数百〜千数百%に相当する手数料を支払わせる事例を確認しています。提示された手数料を年利換算してみて、常識的な範囲を大きく外れる水準であれば、正規のファクタリングではない疑いがあります。

給与ファクタリングは貸金業に該当する(利用しない)

個人の給与(賃金債権)を買い取るとうたう「給与ファクタリング」は、事業者向けの売掛債権ファクタリングとは別物です。金融庁は、給与ファクタリングについて次のとおり貸金業に該当すると明言しています。

「給与ファクタリング」などと称して、業として、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取って金銭を交付し、当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行うことは、貸金業に該当します。

出典:ファクタリングに関する注意喚起|金融庁

最高裁も令和5年(2023年)2月20日第三小法廷決定で、給与ファクタリングとして行われた金銭の交付が貸金業法・出資法上の「貸付け」に当たると判断しています。貸金業登録のない業者が行えば違法であり、年利換算で極めて高い手数料を課される例もあるため、事業資金の調達として利用すべきものではありません。

償還請求権あり・買戻し特約つきの「実質貸付」ではないか

正規のファクタリングは、売掛先が倒産して回収できなくなってもファクタリング会社が損失を負う「償還請求権なし(ノンリコース)」が原則です。金融庁は、これと異なり経済的に貸付と同じ機能を持つ取引について、次のように説明しています。

譲渡した債権の回収(集金)がファクタリング業者から売主に委託されており、売主が集金できなかった場合に、○ 売主が債権を買い戻すこととされている ○ 売主自身の資金によりファクタリング業者に支払をしなければならないこととされている などといったようなものについては、貸金業に該当するおそれがあります。

出典:ファクタリングに関する注意喚起|金融庁

契約書に売主(利用者)による買戻しや償還請求権が定められている場合は、名目はファクタリングでも実態は貸付とみなされるおそれがあります。実際の裁判でも、償還請求権の有無や買戻しの要否、手数料の多寡といった経済的な実態から、貸金業に該当するかどうかが判断されています。契約前に、償還請求権の有無と買戻しの要否は必ず確認しましょう。

出典・参考資料(1件)

ここで挙げた3つのサインに不安が残る場合や、そもそもどこからが違法になるのかを法的な根拠までさかのぼって確かめたい場合は、合法な仕組みと違法になるケース・悪質業者の見分け方を整理した記事もあわせてご覧ください。

手数料を明示しているファクタリング会社

相場を把握したら、次は実際に手数料を公式に明示している会社で、自社の売掛金ならいくらになるかを確かめる段階です。ここでは、手数料率を公表していて資料請求で条件を確認できる会社を紹介します。より多くの会社を手数料・入金スピード・買取可能額で横並びに比較したい場合は、おすすめのファクタリング会社をまとめた記事もあわせてご覧ください。

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サービス名PAYTODAY入金前払いシステム(JTC)ビートレーディングMentor Capital
手数料率1%〜9.5%1.2%〜10%
(取引先非通知の場合)
2社間4%〜/3社間2%〜
(平均は2社間10.3%・3社間6.8%)
2%〜
(上限は非公表)
対応方式2社間
(3社間は要問い合わせ)
2社間(非通知)
3社間(通知)
2社間・3社間2社間・3社間
(2社間を推奨)
最短入金スピード最短30分
(書類提出後は最短1営業日以内)
最短即日最短50分
(相談経由は最短2時間/営業時間内)
契約締結後、最短当日中
(査定結果は最短30分)
買取可能額10万円〜上限なし100万円〜
(上限は売掛債権の範囲内)
1万円〜
(上限の定めなし)
最大1億円
(下限は公式サイトで要確認)
詳細情報公式資料を見る公式資料を見る公式資料を見る公式資料を見る

※手数料率・入金スピード・買取可能額は各社公式サイトの公開情報(2026年10月時点)にもとづきます。手数料率は下限で、実際の料率や入金スピードは売掛債権の内容・審査結果により異なります。

1. PAYTODAY(Dual Life Partners株式会社)

PAYTODAYのウェブサイト

PAYTODAYは、申し込みから入金までをオンラインで完結できるファクタリングサービスです。手数料率を1%〜9.5%と上限まで公式サイトで明示しているのが特徴で、料率の見通しが立てやすい点が、相場を確かめたい利用者に向いています。

審査結果は最短15分、入金は最短30分とスピードを打ち出しており、原則として来店や対面の面談は不要です(必要に応じた電話でのヒアリングのみ)。買取金額は10万円から上限なしとされ、少額の売掛金でも利用しやすい設計です。オンラインで手早く、手数料の上限を把握したうえで依頼したい事業者に適しています。

2. 入金前払いシステム(株式会社JTC)

JTCの入金前払いシステム(ファクタリング)のウェブサイト

株式会社JTCは名古屋・東京・大阪に拠点を持つファクタリング専業会社で、取引先に知られずに売掛金を早期資金化できる2社間方式を「入金前払いシステム」と呼んでいます。公式サイトの比較表では、取引先に知らせない契約の手数料を1.2%〜10%と明示しています。

高額な取引の相談が多く、買取金額に上限を設けずに対応している点が強みで、数千万円から数億円単位の取引実績もあります。入金は必要書類がそろっていれば最短即日です。買取可能額は100万円からが目安で、法人を中心に、まとまった売掛金を手早く現金化したい企業に向いています(個人事業主は取引先への通知が前提となります)。

3. ビートレーディング(株式会社ビートレーディング)

ビートレーディングのウェブサイト

2012年創業のビートレーディングは、2社間・3社間の両方に対応するファクタリング専業会社です。本記事の相場でも触れたとおり、2社間4%〜(2024年度の平均実績10.3%)、3社間2%〜(同6.8%)と、下限だけでなく平均実績まで公表している点が、手数料の実態を知りたい利用者にとって参考になります。

注文書(発注書)や介護報酬・診療報酬を対象とした専用ファクタリングにも対応し、全国5拠点体制で審査・入金のスピードを打ち出しています。顧問弁護士の起用や経営革新等支援機関の認定など、コンプライアンス体制を整えている点も、業者選びで不安を抱えがちな利用者には安心材料になります。

4. Mentor Capital(株式会社Mentor Capital)

Mentor Capitalのウェブサイト

Mentor Capitalは、手数料2%〜を公式に掲げるファクタリング会社です。審査では数字だけでなく売掛先との取引継続性や将来性まで総合的に判断する方針を示しており、公式サイトでは審査通過率92%を掲げています。

資料提出から最短30分で査定結果の連絡があり、契約後は最短当日中の振込に対応します。来社せずに手続きを進められる体制を整えており、スピードを重視しつつ、審査に通るか不安のある事業者にとって相談しやすい会社です。手数料の上限や方式別の内訳は公表されていないため、具体的な料率は資料請求や見積もりで確認するとよいでしょう。

まとめ

ファクタリングに金利はかからず、かかるのは売掛債権を買い取ってもらう手数料です。掲載各社の公式料率で見ると、2社間は下限1〜4%・平均10%前後、3社間は下限2%前後・平均6〜7%程度が目安で、100万円の売掛金なら2社間で手取り90万円前後、3社間で93万円前後がイメージになります。手数料は売掛先の信用力や売掛金額、支払期日までの日数で変わり、3社間の利用や相見積りで抑えられます。

ファクタリングの手数料には利息制限法の上限が及ばないため、年利換算すると高い水準になり、相場から大きく外れた業者も存在します。年利換算が極端に高い、給与ファクタリングをうたう、償還請求権や買戻しが定められている、といった場合は違法・偽装の疑いがあるため避けましょう。自社の売掛金での実際の料率は、手数料を明示している会社の資料を取り寄せて確認するのが確実です。

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よくある質問(FAQ)

Q. ファクタリングの金利は何%が相場ですか?

A. ファクタリングに金利はかからず、かかるのは売掛債権を買い取ってもらう手数料で、相場は2社間で平均10%前後、3社間で6〜7%前後です。掲載各社の公式料率では下限が2社間1〜4%・3社間2%前後ですが、実際の料率は売掛先の信用力や売掛金額、支払期日までの日数などの審査結果で決まるため、下限がそのまま適用されるとは限りません。

Q. ファクタリングには利息制限法の上限金利が適用されますか?

A. 利息制限法の上限金利(元本に応じ年15〜20%)は、ファクタリングには適用されません。同法が規制するのは「金銭を目的とする消費貸借」=貸付であり、ファクタリングは債権の売買であって貸付ではないためです。そのため手数料を年利換算すると上限金利を超える水準になることもあり得ます。だからこそ、相場からかけ離れた高額な手数料を請求する業者には注意が必要です。

出典・参考資料(2件)

Q. ファクタリングの手数料に消費税はかかりますか?

A. 売掛債権(金銭債権)の譲渡そのものは消費税の非課税取引で、買い取ってもらう売掛金額に消費税は上乗せされません。国税庁も、非課税となる取引として金銭債権の譲渡を挙げています。ただし、債権譲渡とは別建ての事務手数料など役務提供の対価については契約内容によって課税対象となる場合があるため、「手数料は一律で非課税」と考えず、正確な扱いは各社の見積もりや顧問税理士に確認してください。

出典・参考資料(1件)

Q. ファクタリングの手数料の勘定科目は何ですか?

A. ファクタリングの手数料は、一般に「売上債権売却損」や「債権売却損」として営業外費用に計上するのが一般的です。ファクタリングは売掛債権を売却した取引として処理するため、借入のような負債は計上されません。勘定科目の選び方や処理方法は会社の会計方針によって異なる場合があるため、具体的な仕訳は顧問税理士に確認するのが確実です。

Q. インボイス制度はファクタリングの手数料に影響しますか?

A. ファクタリングの中心となる売掛債権の譲渡は消費税の非課税取引のため、手数料にインボイス(適格請求書)は原則として関係しません。非課税取引には適格請求書の交付義務がなく、仕入税額控除の対象にもならないためです。ただし、課税対象となる付随的な手数料がある場合はその部分がインボイスの対象となりうるため、扱いが不明なときは各社に確認してください。

出典・参考資料(1件)

Q. ファクタリングと手形割引では手数料はどちらが安いですか?

A. 料率の水準だけを比べると、手形割引のほうがファクタリングの手数料より低いのが一般的ですが、両者は仕組みと負うリスクが異なります。手形割引は手形を担保にした融資に近く、手形が不渡りになれば買い戻す義務(償還請求)を負い、金融機関の与信審査も必要です。

一方ファクタリングは債権の売買で、原則として買戻し義務がなく、売掛先が支払えなくても利用者は返済を求められません(ノンリコース)。コストの低さだけでなく、買戻しリスクやスピード、取引先への影響も含めて選ぶ必要があります。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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