受託開発やSES、システム開発、Web制作など、案件(プロジェクト)単位で売上と原価が動くIT企業では、案件ごとの採算がExcelや個別ツールに分散し、「終わってみないと粗利がわからない」状態になりがちです。エンジニアの稼働(工数)と売上の対応づけが曖昧なまま、気づいたときには赤字案件になっていた、という悩みは珍しくありません。
こうした課題を解くのが、販売・購買・勤怠・会計を1つの基盤に統合する基幹システム(ERP)です。ただし基幹システムと一口に言っても、案件別の収支管理を得意とする製品から、全社の業務を幅広く統合する製品、まず会計から着手できる小規模向けまで幅があり、IT業の案件ビジネスに合う製品を見極めるには相応の観点が必要になります。
本記事では、IT業向けの基幹システム(ERP)ソフト8製品をタイプ別に比較し、機能・料金・提供形態を横断的に整理します。とくに案件・プロジェクト単位で原価・工数・粗利を管理できるかという、IT業に固有の選定観点を軸に、自社に合う製品を資料請求の前に絞り込むための判断材料をまとめました。
また、自社の業態や規模に合う製品のタイプを最短で見極められるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」も用意しています。どの型から検討すべきか迷う場合は、あわせてご活用ください。
目次
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本記事の対象範囲(受託開発・SES・制作など案件単位で売上と原価が動くIT業向け)
本記事が対象とするのは、受託開発・SES(システムエンジニアリングサービス)・システム開発・Web制作・広告制作など、案件(プロジェクト)を単位に売上と原価が発生するIT企業です。1件ごとに見積・要員のアサイン・工数・外注費が動き、その積み上げで会社全体の損益が決まる業態を想定しています。
そのため本記事では、案件別の収支・工数・原価を管理できるかという観点を中心に製品を取り上げます。自社サービスや物販を主力とするIT企業、あるいは案件型の要素が薄い業態では、本記事が重視する観点が当てはまらない場合があります。基幹システム(ERP)全体を業種を限定せずに比較したい場合は、以下の記事もあわせてご覧ください。
ERP比較20選|統合基幹業務システムを企業規模・提供形態・費用で徹底比較
会計や販売、在庫、人事給与を別々のシステムやExcelで管理していて、部門をまたぐたびにデータを入力し直している——そんな基幹業務の分断に限界を感じていませんか。老朽化した基幹システムの保守切れや、グループ経営・海外拠点の管理を機に、ERP…
ERP(基幹システム)とは?IT業でなぜ重要か
ERP(Enterprise Resource Planning)は、「経営資源の有効活用の観点から、企業全体を統合的に管理し、経営の効率化を図るための手法や概念」を指します。販売・購買・在庫・勤怠・会計といった各部門の業務を1つの基盤に統合し、全社のデータを一元的に扱えるようにするシステムが基幹システム(ERP)です。
出典・参考資料(1件)
- 出典:平成19年版 情報通信白書「用語解説」|総務省(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h19/pdf/19yohgo.pdf)
IT業でこの統合が効くのは、案件の採算が「売上」と「人件費・外注費」の対応で決まるためです。見積・受注・要員の稼働・請求・原価が別々の仕組みに散っていると、案件ごとの粗利を締め後にしか把握できません。基幹システムで業務と数字をつなぐと、進行中の案件でも収支の見通しが立ち、赤字の兆候を早く察知できるようになります。
基幹システムとERP(統合基幹業務システム)の違い
「基幹システム」は、販売管理・生産管理・会計・人事給与など、事業の根幹を支える業務システムの総称です。もともとは部門ごとに個別のシステムを導入するケースが多く、販売管理システム・会計システムがそれぞれ独立して動いている状態を指すこともあります。
一方のERP(統合基幹業務システム)は、これら個別の基幹業務を1つの基盤に統合し、データを共通化して扱う考え方・製品を指します。実務上は「基幹システム=ERP」として語られる場面も多くありますが、厳密には、部門ごとに分かれた基幹システムを統合したものがERPだと整理するとわかりやすいでしょう。本記事では、案件データを部門横断で扱える統合型の製品を中心に紹介します。
IT業が基幹システム(ERP)を導入するメリット
ここからは、IT企業が基幹システム(ERP)を導入して得られる全社共通のメリットを整理します。案件単位の収支を見える化する効果は最大の便益ですが、本章では全社横断で効くメリットを整理します。
販売・購買・勤怠・会計を一元管理し、二重入力と締め遅れをなくす
受注情報を販売管理に入力し、同じ内容を会計システムにも転記する、といった二重入力は、IT企業でも日常的に発生します。基幹システムで業務を統合すると、受注・発注・勤怠・請求・仕訳が同じデータでつながり、転記の手間と入力ミスが減ります。
データが途切れずつながることで、月次決算の締めも早まります。各担当者からの数字を集めて突き合わせる作業が減り、経理が本来の分析業務に時間を割けるようになる点は、少人数で管理部門を回すIT企業ほど効果を感じやすい部分です。
業務が標準化され、属人化を解消して引き継ぎリスクを下げる
見積の作り方や原価の集計方法が担当者ごとに異なると、その人が抜けたときに業務が止まります。基幹システムに業務プロセスを載せると、入力項目や承認の流れが共通化され、誰が担当しても同じ手順で処理できる状態に近づきます。
標準化された業務は、担当者の交代や組織の拡大にも耐えます。急成長で人員が増えるフェーズのIT企業にとって、業務のやり方をシステム側で揃えておくことは、後々の引き継ぎコストを下げる投資になります。
経営数字がリアルタイムに揃い、意思決定が速くなる
売上・原価・入出金が1つの基盤に集まると、経営数字を月末を待たずに確認できます。進行中の案件の採算や、部門別・顧客別の利益状況を随時把握できるため、追加の受注判断や要員配置の見直しといった意思決定を、鮮度の高い数字にもとづいて下せます。
とくに案件の入れ替わりが速いIT業では、数字が揃うのが翌月末では判断が後手に回ります。リアルタイムに近い形で全社の状況が見えること自体が、経営のスピードを左右する要素になります。
受託開発・SES・制作の案件収支を見える化する——案件単位の原価・工数・粗利管理
ここからは、IT業が基幹システムに最も期待する機能——案件(プロジェクト)単位の収支管理を掘り下げます。案件ビジネスのIT企業にとっては、製品選びの成否を分ける中心的な論点です。エンジニアの工数を記録してから赤字案件を早期に発見するまでは、次のようにつながります。

案件(プロジェクト)ごとの原価・工数・粗利をリアルタイムに把握する
案件型のIT企業では、1件ごとに受注額・人件費・外注費・経費が発生し、その差額が案件の粗利になります。案件別に原価を積み上げて管理できる基幹システムでは、受注額に対して現時点でどれだけ原価が発生し、粗利がいくら残っているかを案件ごとに追えます。
人件費は、エンジニアの時間単価に投入工数を掛けて案件に割り当てます。外注費や購入したライセンス費も該当案件に紐づけることで、「この案件にいくらかかっているか」を会計の締めを待たずに把握できる点が、Excel管理との大きな違いです。
タイムシートでエンジニアの稼働(工数)を案件・売上に紐づける
IT業の原価の多くは人件費、つまりエンジニアの稼働時間です。タイムシート(工数入力)を備えた基幹システムでは、各メンバーが日々の作業時間をどの案件に使ったかを記録し、その工数を時間単価で金額換算して案件原価に反映します。
工数が案件と売上に紐づくと、「稼働は多いのに利益が出ない案件」や「見積より工数が膨らんでいる案件」が数字で見えてきます。SESのように契約工数と実働の対応が売上に直結する業態では、この工数管理の精度がそのまま収支管理の精度になります。
予算と実績を突き合わせ、赤字案件を早期に発見する
見積の段階で立てた予算(想定原価・想定粗利)と、進行中の実績原価を突き合わせると、着地見込みが早い段階で読めます。予実の差が開いてきた案件をアラートとして捉えられれば、追加要員の調整や顧客との条件交渉を、赤字が確定する前に打てます。
案件が終わってから損益を集計する運用では、気づいたときには手の打ちようがありません。予実管理を基幹システムに組み込み、進行中に収支を監視できる状態をつくることが、案件ビジネスの利益を守る要になります。原価計算や工数配賦の設計は会計実務の精度に関わるため、導入時には自社の会計方針に沿った設定を専門家と確認しておくと安心です。
全社の業務統合までは必要なく、案件別の原価・工数・収支の管理に絞って比べたい場合は、その用途に軸足を置いたシステムも選択肢になります。タイプ別の選び方や案件別原価の積み上げ方は、以下の記事で詳しく解説しています。
IT業に合う基幹システム(ERP)の型
ここからは、IT業が検討する基幹システム(ERP)を3つの型に整理します。自社の収益構造と、まず何を解決したいかによって適した型が変わります。「自社はどの型か」を意識しながら読み進めてください。
案件・プロジェクト単位で収支を管理するプロジェクト型ERP(受託開発・SES・制作など案件ビジネス向け)
案件ごとの見積・工数・原価・請求・粗利を軸に設計された型です。プロジェクト採算の管理を中核に据えており、受託開発・SES・制作など、案件単位で利益が決まる業態と相性がよいのが特徴です。会計や販売管理も案件情報とつながる形で備えるため、「まず案件収支を正確に押さえたい」というIT企業の出発点になります。
販売・会計・人事まで一本化する全社統合型ERP(自社サービス・物販も持つIT企業、事業拡大フェーズ向け)
販売・購買・在庫・会計・人事といった全社の基幹業務を広くカバーする型です。案件管理に加えて、自社プロダクトの販売や物販、海外拠点の管理など、業務範囲が広がったIT企業に向きます。プロジェクト会計のモジュールを備える製品を選べば、案件収支の管理と全社統合を両立できます。
会計・バックオフィスを軸にした小規模向けクラウドERP(まず経理・労務から着手したい少人数IT企業向け)
会計・請求・労務といったバックオフィス業務を軸に、必要な範囲で販売・案件管理を足していく型です。少人数のIT企業が、まず経理・労務の効率化から基幹システムの整備を始めたい場合の選択肢になります。将来の事業拡大に合わせて機能を広げられるかを見ながら選ぶとよいでしょう。
3つの型と、それぞれに該当する主なサービスを整理すると次のとおりです。各製品の詳しい違いは、後述の比較表と個別紹介で確認できます。
| 型 | 向いているIT企業 | 該当する主なサービス |
|---|---|---|
| プロジェクト型ERP | 受託開発・SES・制作など案件単位で収支が決まる企業 | クラウドERP ZAC、MA-EYES、Reforma PSA、プロカン |
| 全社統合型ERP | 自社サービス・物販も持ち、業務範囲が広がった企業 | Oracle NetSuite、Odoo |
| 会計軸の小規模向けクラウドERP | まず経理・労務から着手したい少人数企業 | SmileWorks |
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【比較表】IT業向け基幹システム(ERP)を比較する
ここからは、IT業向けの基幹システム(ERP)8製品を型別に比較します。案件・原価・工数の管理機能、提供形態、費用、対応規模などの観点で、各製品の違いを一覧で確認してください。
表の記号は、◎が案件収支・工数の管理を中核機能として標準で手厚く対応、●が標準またはアドオンで対応、△がオプションや別モジュールで対応(詳細はセル内のカッコ書きを参照)を表します。料金・対応規模は2026年10月時点の各社公式情報にもとづきます。
プロジェクト型ERPの比較
| サービス名 | クラウドERP ZAC | MA-EYES | Reforma PSA | プロカン |
|---|---|---|---|---|
| 提供会社 | 株式会社オロ | 株式会社ビーブレイクシステムズ | 株式会社オロ | 株式会社PROCAN |
| 提供形態 | クラウド | クラウド | クラウド | クラウド |
| 案件・プロジェクト別収支管理 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 工数・タイムシート管理 | ● | ● | ● | ● |
| 会計システム連携 | 財務会計システムへ仕訳連携(CSV/API) | 勘定奉行クラウド等とAPI連携 | 勘定奉行・弥生会計・マネーフォワード等へファイル連携 | 弥生・freee・勘定奉行・マネーフォワード等と連携 |
| 初期費用 | 100,000円(初期設定費用) | 要問い合わせ | 0円 | 100,000円〜(税込110,000円〜) |
| 月額費用 | 要問い合わせ(モジュール×ライセンス数+保守6万円〜/月) | 要問い合わせ(利用人数・機能で変動) | 30,000円〜/月(税抜、ライセンス従量制) | 20,000円〜/月(税込22,000円〜、利用人数で変動) |
| 対応規模の目安 | 従業員50名以上が目安 | 幅広い規模に対応(一括版は100名以上が目安) | 従業員50名以下が目安 | 中小〜中堅企業 |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト |
全社統合型ERPの比較
| サービス名 | Oracle NetSuite | Odoo(マルウェブ) | RobotERP ツバイソ |
|---|---|---|---|
| 提供会社 | 日本オラクル株式会社 | 株式会社マルウェブ | ツバイソ株式会社 |
| 提供形態 | クラウド | クラウド/オンプレミス | クラウド |
| 案件・プロジェクト別収支管理 | ●(アドオンのSuiteProjectsで対応) | △(Odooのプロジェクトアプリで対応) | ●(PSAモジュールで案件別の予算・実績/予測利益を管理) |
| 工数・タイムシート管理 | ●(SuiteProjectsで対応) | △(Odoo本体の機能。支援範囲は要相談) | ●(PSAで工数・リソース管理と原価計算に対応) |
| 会計システム連携 | 会計機能を内包(統合ERP) | 会計アプリを内包(外部会計ソフト連携も対応) | 会計機能を内包(決算会計を搭載。各サービスはAPIで連携) |
| 初期費用 | 要問い合わせ | 要問い合わせ(導入支援は個別見積もり) | 要問い合わせ |
| 月額費用 | 要問い合わせ(年間ライセンス) | Odoo本体22ドル/ユーザー・月〜(導入支援は別途) | 要問い合わせ(料金は公式サイトで非公開) |
| 対応規模の目安 | 中堅〜大企業(海外拠点・IPO準備含む) | 中小企業が中心 | 中堅・成長企業(IT・SI・コンサル・士業) |
| 詳細情報 | 公式資料を見る | 公式資料を見る | 公式サイト |
会計軸の小規模向けクラウドERPの比較
| サービス名 | SmileWorks |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社スマイルワークス |
| 提供形態 | クラウド |
| 案件・プロジェクト別収支管理 | △(販売ワークスで対応。人件費配賦はオプション) |
| 工数・タイムシート管理 | △(稼働報告は標準。人件費化は配賦オプション) |
| 会計システム連携 | 会計ワークスを内包(他社会計ソフト連携も対応) |
| 初期費用 | 0円〜(プランにより変動) |
| 月額費用 | 5,000円〜/月(販売ERPプラン、税別) |
| 対応規模の目安 | 小規模〜大規模(20ID以下〜300ID以上でプラン選択) |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る |
IT業向け基幹システム(ERP)の個別紹介
ここからは、比較表で取り上げた8製品を型ごとに個別に紹介します。各製品がIT業の案件管理にどう対応しているか、料金や提供形態とあわせて確認してください。
プロジェクト型ERP
案件・プロジェクト単位の収支管理を中核に据えた製品です。受託開発・SES・制作の案件採算を正確に押さえたいIT企業が、まず検討したい型です。
1. クラウドERP ZAC(株式会社オロ)

東証プライム上場の株式会社オロが提供する、IT・広告・コンサルなど案件単位で業務が進む業種に特化した統合型クラウドERPです。プロジェクト別の収支管理を軸に、販売・購買・勤怠/工数・経費・管理会計を一つの基盤に統合します。
案件ごとに外注費・仕入・労務費を紐づけて個別原価を自動集計し、工数は直接作業を指定案件に直課、間接作業を部門配下の案件に再配賦する仕組みです。プロジェクト単位で予定と実績の労務費・作業時間・進捗率を同一画面で確認でき、仕掛中の案件でも損益を追えます。
料金は初期設定費用10万円に、機能(モジュール)×ライセンス数の月額と保守費(6万円〜/月)を組み合わせる構成で、販売管理など必要なモジュールだけを選んで契約できます。モジュール別の単価は製品資料での開示となるため、利用人数を前提に見積もりを取って確認してください。
2. MA-EYES(株式会社ビーブレイクシステムズ)

システム開発・SES・受託開発・コンサルティングといったプロジェクト型ビジネス向けに、株式会社ビーブレイクシステムズが開発したクラウド型ERPです。IT業向けの「V ver.」を中心に、日々の工数登録から人件費・外注費・経費を案件原価へ反映し、部門別・案件別・顧客別など複数の切り口で損益を可視化します。
工数はマスタに設定した基準時間単価と作業時間を掛けて労務費に換算し、案件原価へ積み上げます。配賦基準には工数・人数・売上高のほか、面積や机の数といった非システム情報も設定でき、標準のプロジェクト単位に加え製品・ジョブ単位での原価管理にも対応します。
導入形態はSaaS・SaaS+・一括の3種類があり、一括版は100名以上が目安です。料金は利用人数と機能で変わる個別見積もりで、公式サイトでは30日間の無料トライアルを案内しています。ISO/IEC 27001とクラウドセキュリティ認証を2025年3月に取得しています。
3. Reforma PSA(株式会社オロ)

同じ株式会社オロが、ZACの機能を案件・プロジェクト型ビジネス向けの標準機能に絞ってパッケージ化したクラウドERPです。IT業・広告業・制作業など案件単位で業務が進む業種を対象に、販売・購買・勤怠工数・経費管理を一元化し、プロジェクト別の予実・損益を可視化します。
初期費用0円・月額30,000円(税抜)から始められ、販売管理6,000円・購買管理2,000円・勤怠管理300円・経費管理300円といった機能別ライセンスをユーザー単位で積み上げる料金体系です。導入期間は1〜2か月が目安で、従業員50名以下の企業を主な対象としています。
工数を登録すると労務費配賦・共通費配賦で案件原価に反映され、実行予算を入力しておけば仕掛中でも案件別の損益を把握できます。会計システムへは勘定奉行クラウドやマネーフォワード クラウド会計、弥生会計などへ固定フォーマットのファイルで仕訳データを出力できます。
4. プロカン(株式会社PROCAN)

案件単位で進行する受託型ビジネスに特化した、クラウド型のプロジェクト収支管理システムです。株式会社PROCANが、IT・システム開発向けの「プロカンIT」、制作・広告向けの「プロカン制作」、建設・工事向けの「プロカン建設工事」という業種別ラインナップを展開しています。案件ごとに予算・実績・工数原価・外注費・経費を集約し、収支をリアルタイムに可視化します。
工数はGoogleカレンダーと連携して入力を支援し、工数×労務単価で人件費を原価に換算して外注費などと合わせ、案件ごとの粗利を把握します。見積書・請求書・発注書・納品書などの帳票作成からデジタル稟議・承認までを1つの入力データから処理でき、弥生会計・freee・勘定奉行・マネーフォワードといった会計ソフトと連携します。
料金は初期費用100,000円(税込110,000円)から、月額20,000円(税込22,000円)からで、利用するID数と機能に応じて変動します。IT導入補助金の対象サービスとして案内されており、具体的な料金は利用人数を前提に問い合わせて確認してください。
全社統合型ERP
案件管理に加え、販売・会計・人事まで全社の業務を統合する製品です。事業が多角化し、業務範囲が広がったIT企業に向きます。
5. Oracle NetSuite(日本オラクル株式会社)

日本オラクル株式会社が日本での提供・サポートを担う、会計・販売・購買・在庫・CRMを単一のクラウド基盤に統合したクラウドERPです。公式サイトによると200か国以上で利用され、27以上の言語と190以上の通貨に対応します(2026年10月時点)。
IT業の案件収支には、アドオンのPSA(プロジェクトの採算を管理するモジュール)「SuiteProjects」が対応します。タイム・アンド・マテリアルや固定価格など複数タイプの案件を扱い、プロジェクト予算・見積・実績コスト・請求・完了率を監視でき、購買発注を案件に紐付けて直接費・間接費を案件予算に配賦します。
工数はタイムシートに記録すると総勘定元帳へ自動転記され、会計処理まで連動します。料金は年間ライセンス料で、コア・プラットフォーム・オプションモジュール・ユーザー数の組み合わせで決まり、具体的な金額は個別の見積もりとなります。中堅〜大企業やIPO準備・海外拠点を含むグループ経営に向く位置づけです。
どのような企業がこうした全社統合型のERPを導入するのか、そして何が選定の決め手になるのか。提供元である日本オラクルは、導入の背景を次のように説明しています。
大きく三つのパターンがあります。一つ目は、古くなったオンプレミスのシステムを刷新したいというケース。二つ目は、事業が成長してきて、バラバラだったシステムや業務のやり方を標準化したいというケース。三つ目は、M&Aのあとにグループ全体のシステムを統合して、データを可視化したいというケースです。
決め手という意味では、やはり経営者の方が「今見たい数字が、今すぐ見られるかどうか」を重視されます。現場の担当者にとっての使いやすさももちろん大事なのですが、最終的な意思決定の場面では、リアルタイムに正確な数字が出てくることが何より効いてきます。そこに応えられる点が、選んでいただける一番の理由になっていると考えています。
6. Odoo導入・開発・業務統合支援(株式会社マルウェブ)

ベルギー発のオープンソースERP「Odoo」を、株式会社マルウェブが導入から運用定着まで支援するサービスです。Odooは販売・在庫・会計・CRM・製造・ECなどの機能を「アプリ」として必要な分だけ追加・統合でき、自社で使うものだけを選んで導入できます。
IT業の案件管理では、プロジェクト(Project)アプリが対応アプリとして挙げられています。Odoo本体のタイムシート機能は計画工数と実績工数を比較し、請求可能時間を案件・タスク別に把握できますが、マルウェブが対応アプリとして明記しているのはプロジェクトまでのため、工数管理まで含めた支援範囲は資料請求・相談で確認してください。
マルウェブは要件定義・フィット&ギャップ分析からカスタマイズ開発、データ移行、運用定着までの6工程を支援し、導入期間は標準機能中心で2〜3か月が目安です。Odoo本体のライセンスはアプリ数によらずユーザー数に応じた月額で、ライセンスはスタンダード22ドル・カスタム33ドル(初回ユーザーに12か月の割引適用後)、導入支援費用は別途個別見積もりとなります。
必要な業務から段階的に広げる場合、どこまでを最初に導入するかの線引きが課題になります。導入を支援するマルウェブは、スモールスタートと全社統合をどう使い分けるか、判断の軸を次のように説明しています。
判断の軸は大きく2点です。一つは、お客様が今どの業務をどのように運用していて、Odooのアプリで言えばどの領域を使うことになるのか。もう一つは、予算と優先順位です。この2点は要件定義とフィット&ギャップ分析の段階でお伝えしながら整理していきます。
たとえば「まずは販売と在庫と会計だけでスタートしましょう」という形で始めて、使い方に慣れてきたら会計やCRMを段階的に追加していく、といった進め方をご提案することもあります。カスタマイズがあまり必要でなければスモールスタートをお勧めしますし、業務が特殊な場合はカスタマイズに時間はかかりますが、そこはしっかり作り込んでいきましょうとご提案しています。いずれにしても、お客様の今の状態と予算感をヒアリングした上で決めていく形です。
7. RobotERP ツバイソ(ツバイソ株式会社)

会計・債権債務・固定資産・人事給与といった基幹業務(ERP)に、案件管理(PSA)・在庫管理・連結経営管理・タレントマネジメントを組み合わせたクラウド型ERPです。ツバイソ株式会社が提供し、各サービスはREST APIで相互に連携します。
案件型ビジネスを担うのがPSA(案件管理)で、売上プロセス(見積〜受注〜納品〜請求)と調達プロセス(発注〜検収〜原価)を案件に紐付けて一元管理します。顧客別・案件別の予算管理と実績/予測利益の測定、原価計算、工数・リソース管理に対応し、部門別・案件別の業績を把握できます。
公式サイトでは、対象業種としてソフトウェア開発・システムインテグレータ・IT/WEBサービス・コンサルティング・会計/法律事務所などが挙げられ、受託開発・SESなど案件型のIT業が対象に含まれます。各サービスは単独でも導入でき、必要に応じてAPIで組み合わせて統合ERPへ拡張できます。料金は公式サイトで非公開のため、具体的な金額は問い合わせが必要です。
会計軸の小規模向けクラウドERP
会計・請求・労務を軸に、必要な範囲で案件管理を足していける製品です。まずバックオフィスから整備したい少人数のIT企業に向きます。本記事では、この型に該当する製品としてSmileWorksを取り上げます。
8. SmileWorks(株式会社スマイルワークス)

株式会社スマイルワークスが2003年から提供する、中小企業向けの統合型クラウドERPです。会計・販売・給与・経費・勤怠・ワークフローをひとつにまとめ、各業務の入力が会計仕訳まで自動で連動する設計で、まず経理や労務から整えたい少人数のIT企業が小さく始めやすい構成です。
料金は、販売管理に絞った販売ERPプランが初期費用0円・月額5,000円から、会計・販売・給与を機能単位で選べる標準プランが初期費用30,000円・月額10,000円から利用できます(いずれも税別)。標準プランはカフェテリア方式で、会計や給与だけを先に契約し、案件管理を含む販売ワークスを後から足す始め方ができます。
案件単位の収支は、売上・仕入・経費・社内工数を集計して予算と実績を対比でき、関連帳票の出力まで標準で対応します。稼働工数を人件費として案件別の原価に自動反映するには、給与ワークスの契約に加えて配賦機能オプション(月額5,000円・税別)が必要です。会計ワークスはインボイス制度と電子帳簿保存法に対応し、電子帳簿ソフト法的要件のJIIMA認証を取得しています。
IT業向け基幹システム(ERP)の選び方
ここからは、IT企業が基幹システム(ERP)を選ぶ際に押さえたい観点を整理します。自社の業態・規模に当てはめながら、候補を絞り込む軸として使ってください。
案件(プロジェクト)単位の収支・原価・工数を管理できるか
IT業にとって最重要の軸は、案件単位で収支を管理できるかです。案件別に原価を積み上げ、工数を売上に紐づけ、予実を突き合わせられる製品かを確認しましょう。案件採算が利益を左右する受託開発・SES・制作では、この機能を備えないと導入後も採算管理をExcelに頼り続けることになります。
自社サービスや物販が主力で案件型の比重が小さい場合は、この軸の優先度は下がり、全社統合や会計の使い勝手を重視した選定に切り替わります。まず自社の売上がどの単位で立つのかを整理すると、重視すべき軸が定まります。
提供形態(クラウド/オンプレミス)と導入規模の目安が自社に合うか
クラウド型は初期費用を抑えて短期間で始めやすく、インフラの運用保守を自社で抱えずに済みます。オンプレミス型や大規模向けの製品は、独自の業務要件に合わせた作り込みや、社内にデータを置く運用に向きます。自社の社数・従業員規模と、情報システム部門の体制に見合う提供形態かを確認しましょう。
製品ごとに想定する企業規模の目安は異なります。少人数向けのクラウドERPを数百名規模で使うと機能が不足し、大企業向けの統合ERPを小規模で導入すると機能とコストが過剰になります。将来の人員計画も踏まえ、数年先まで使える規模感かを見極めることが大切です。
IT業では、従業員数よりも工数を入力するエンジニアの稼働人数(ライセンスを使う人数)で規模感を捉えると、将来のユーザー数の増減も見通しやすくなります。
費用・料金体系(初期費用・月額・ユーザー課金)が見合うか
基幹システムの費用は、初期費用(導入・初期設定)と、月額またはユーザー単位の利用料で構成されるのが一般的です。ユーザー課金型は利用人数に比例してコストが増えるため、全社員が使うのか一部部門かによって総額が変わります。要問い合わせの製品も多いので、自社の利用人数を前提に見積もりを取って比較しましょう。
IT業ではライセンスを使うのが工数入力をするエンジニア中心になりやすいため、稼働人数を前提に総額を試算し、案件数の増減に応じた費用の変動も見込んでおきましょう。
導入時のカスタマイズ費用や、運用後の保守費も総コストに含めて判断しましょう。初期費用の安さだけで選ぶと、作り込みや保守で結局費用がかさむこともあるため、数年単位の総保有コストで見比べるのが実務的です。
既存の会計・勤怠・開発管理ツールと連携・拡張できるか
すでに会計ソフトや勤怠管理、プロジェクト管理ツールを使っている場合、基幹システムとの連携可否が運用のしやすさを左右します。API連携やデータの取り込みに対応していれば、既存ツールの資産を活かしながら段階的に移行できます。
IT企業では、GitやプロジェクトマネジメントツールなどIT業特有のツールと併用する場面も多くあります。工数データを開発側のツールから取り込めるか、会計データを既存システムへ渡せるかなど、自社のツール構成に合う連携・拡張性を確認しましょう。
導入・運用のサポート体制が整っているか
基幹システムは導入して終わりではなく、自社の業務に合わせた初期設定や運用定着に伴走が必要です。導入支援の体制、操作研修、導入後の問い合わせ窓口が整っているかを確認しましょう。情報システム部門を持たないIT企業ほど、サポートの手厚さが成否を分けます。
自社と同じ業態(受託開発・SES・制作など)での導入実績があるベンダーは、業務の勘所を理解した支援を期待できます。問い合わせの対応時間や、オンライン・訪問のどちらに対応するかなど、自社の運用体制に合うサポートかも見ておきましょう。
ここまでの観点を自社に当てはめたうえで、実際に製品を絞り込む手順まで通して確認したい場合は、選定を段階的に進めるステップや、必要機能の整理の仕方、導入でつまずきやすい失敗を具体的にまとめた資料が手引きになります。
基幹システム導入の注意点(IT業で失敗しないために)
ここからは、基幹システムの導入でつまずきやすい点を整理します。製品選びと同じくらい、導入の進め方が成否を左右します。IT業で陥りがちな落とし穴をあらかじめ押さえておきましょう。
標準機能に業務を合わせる(過度なカスタマイズを避ける)
現状の業務フローをそのままシステムに再現しようとすると、カスタマイズが膨らみ、費用も期間も超過しがちです。基幹システムの標準機能には、多くの企業の業務を踏まえた型が備わっています。まずは標準機能に自社の業務を寄せられないかを検討し、カスタマイズは本当に必要な範囲に絞るのが定石です。
過度なカスタマイズは、導入コストだけでなく、将来のバージョンアップや保守の負担にもつながります。自社の独自ルールを見直す機会と捉え、標準に合わせられる部分は合わせる姿勢が、長く使えるシステムにする近道です。
現場(エンジニアの工数入力)に定着する運用を設計する
案件別の収支管理は、エンジニアが日々の工数を正しく入力してはじめて機能します。入力が面倒で後回しにされたり、実態と違う工数が記録されたりすると、集計された原価も実態からずれてしまいます。入力の手間を減らす工夫と、工数データが何に役立つかを現場に共有する運用設計が欠かせません。
導入当初は、工数入力の文化が根づくまで時間がかかります。入力画面のわかりやすさや、スマートフォン・チャットツールからの入力に対応しているかも、定着のしやすさに関わります。現場が無理なく続けられる運用を、導入時に設計しておきましょう。
初期費用・維持費と費用対効果を見極める
基幹システムは、初期費用に加えて月額利用料・保守費が継続的にかかります。導入で削減できる工数や、赤字案件の早期発見で守れる利益と、総コストを見比べて費用対効果を判断します。導入効果が出るまでには一定の期間がかかるため、短期の費用だけで判断しないことが大切です。
小さく始めて段階的に機能を広げる進め方も有効です。まず案件収支の管理から導入し、効果を確認しながら販売・会計へ広げることで、投資のリスクを抑えられます。自社の体力に見合った導入範囲とスケジュールを設計しましょう。
まとめ:IT業は「案件収支を管理できるか」を軸に基幹システムを選ぶ
案件単位で売上と原価が動くIT業では、基幹システム(ERP)選びの軸は「案件・プロジェクト単位で収支・原価・工数を管理できるか」に集約されます。まず案件採算を正確に押さえたいならプロジェクト型ERP、全社の業務を広く統合したいなら全社統合型ERP、経理・労務から着手したいなら会計軸の小規模向けクラウドERPが出発点です。
自社がどの型に当てはまるかは、収益構造とまず解決したい課題で決まります。本記事の比較表と診断ツールで候補を絞り込んだうえで、気になる製品の資料を取り寄せ、機能と費用を具体的に比べてみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 基幹システムとERP(統合基幹業務システム)の違いは何ですか?
A. 「基幹システム」は販売・会計・人事など事業の根幹を支える業務システムの総称で、「ERP」はそれらを1つの基盤に統合した仕組みを指します。 実務上は同義に語られる場面も多いですが、部門ごとに分かれた基幹システムを統合したものがERPだと整理できます。IT業では、案件データを販売・工数・会計をまたいで扱える統合型を選ぶと、案件ごとの収支管理がしやすくなります。
Q. IT業向けの基幹システム(ERP)は、案件ごとの収支や工数まで管理できますか?
A. 案件単位で原価・工数・粗利を管理できる「プロジェクト型ERP」を選べば、案件ごとの収支をリアルタイムに把握できます。プロジェクト型ERPは、タイムシートの工数を案件原価に反映し、予実を突き合わせて赤字案件を早期に発見できます。会計軸の小規模向け製品はオプションが要ることがあるため、各製品の対応は比較表で確認しましょう。
Q. プロジェクト型ERPと全社統合型ERPは、IT業ではどちらを選べばよいですか?
A. 受託開発・SES・制作など案件単位で利益が決まる業態なら案件採算に強いプロジェクト型ERP、自社サービスや物販も持つ企業なら全社統合型ERPが出発点です。 自社の売上がどの単位で立つかで適した型が変わります。全社統合型でも、プロジェクト会計のモジュールを備える製品なら、案件収支の管理と全社統合を両立できます。
Q. IT業が基幹システム(ERP)を導入するには、どのくらいの期間がかかりますか?
A. クラウド型で標準機能を中心に導入する場合は1〜3か月程度、カスタマイズや大規模な業務統合を伴う場合はさらに長くかかるのが一般的です。 本記事で紹介した製品でも、標準機能を中心に導入する場合は1〜3か月程度が目安とされています。要件定義の精度が期間を大きく左右するため、導入目的と対象業務をあらかじめ整理しておくと、導入をスムーズに進められます。
Q. 中小規模のIT企業が基幹システム(ERP)を導入する際の注意点は何ですか?
A. 標準機能に自社の業務を合わせ、過度なカスタマイズを避けることが最大の注意点です。 現状の業務フローをそのまま再現しようとすると費用も期間も膨らみやすいため、必要最小限の機能から段階的に導入するのが定石です。あわせて、案件別の収支管理はエンジニアが日々の工数を正しく入力してはじめて機能するため、入力の手間を減らし、現場に定着する運用を設計しておくことも欠かせません。
Q. IT業向けの基幹システム(ERP)の費用はどのくらいかかりますか?
A. IT業向けの基幹システム(ERP)の費用は、初期費用と月額(またはユーザー課金)で構成され、会計軸の小規模向けなら月額数千円から、プロジェクト型なら月額2〜3万円程度から始められます。具体的な金額は製品ごとに異なるため、比較表で各製品の料金を確認してください。ユーザー課金型は人数に比例するため、利用人数を前提に見積もりを取って比較しましょう。
Q. IT業向けの基幹システム(ERP)は、既存の会計ソフトや勤怠管理ツールと連携できますか?
A. 多くの製品がAPI連携やデータ出力により、既存の会計ソフトや勤怠管理ツールと連携できます。 プロジェクト型ERPの多くは、弥生会計・freee・マネーフォワード・勘定奉行などの会計ソフトへ仕訳データを連携できます。IT企業ではGitやプロジェクト管理ツールと併用する場面も多いため、工数データの取り込みも含めて自社のツール構成に合う連携・拡張性を資料で確認しましょう。
Q. 情報システム部門を持たない少人数のIT企業でも導入できますか?
A. 情報システム部門がない少人数のIT企業でも、導入支援やサポートが整ったクラウドERPを選べば導入できます。 会計・労務から小さく始められる会計軸の小規模向けクラウドERPや、初期費用を抑えて短期間で立ち上げられるクラウド型が向いています。情シスがない企業ほどサポートの手厚さが成否を分けるため、導入支援・操作研修・問い合わせ窓口でどこまで伴走してもらえるかを事前に確認しましょう。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。















