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eBay越境ECの始め方|手数料の実額・出品手順・売れる商品を初心者向けに解説

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越境EC支援比較表(2026年版)

海外に販路を広げたいと考えて「越境ECならeBay」と聞いたものの、実際にいくらかかるのか、自分にも始められるのかが分からず、一歩を踏み出せずにいませんか。

eBayは世界中のバイヤーが利用するマーケットプレイスで、アカウント開設の初期費用はかからず、少額の取引から海外販売を試せます。一方で、出品手数料や落札手数料、海外決済手数料、入金の受け取りなど、費用の全体像をつかんでおかないと「売れても手元にいくら残るのか」が見えません。

この記事では、eBayで越境ECを始めるときの手数料の実額と、アカウント開設から出品までの手順、日本から売れる商品の調べ方、国際配送や関税の考え方を整理します。あわせて、出品や発送を代行サービスに任せる選択肢と、その見極め方も解説します。自分で運用するか外部に任せるかを判断する材料として活用してください。

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eBayとはどんなモールか

ここでは、eBayがどんなサービスで、越境ECの販路としてどんな位置づけにあるのかを整理します。

eBayは、出品者と購入者をつなぐマーケットプレイス型のサービスです。自社で在庫を持つのではなく、出品者が自分の出品ページを作り、固定価格またはオークション形式で販売します。

世界規模のモールで、eBay Inc. の2024年末時点の年次報告書によると、アクティブバイヤーは全世界で1億3,400万人、同社が2024年に扱った流通総額(GMV)は750億ドルで、そのうち49%が米国外で生まれています。海外に買い手が広がっている点が、越境ECの販路として選ばれる背景です。

出典・参考資料(1件)

eBayの特徴

eBayは1995年に米国で生まれ、もともとはオークション形式のサービスでした。現在は固定価格での販売(Buy It Now)も選べ、出品者は商品ごとに販売方式を決められます。アカウント開設や初期費用は無料で、出品数に応じた手数料が中心の料金体系です。

日本の出品者向けには、出品・取引・配送・税金などの操作を解説する公式マニュアルやFAQ、学習コンテンツ(eBayアカデミー)が日本語で用意されています。

eBayが越境ECに向く理由

eBayが越境ECの入り口として選ばれる理由は、主に3つあります。1つ目は買い手の規模で、全世界で1億3,400万人のアクティブバイヤーがいて、流通総額の約半分が米国外で生まれています(いずれも2024年末時点)。

2つ目は低リスクに始められる料金で、アカウント開設は無料、出品も月あたり一定数までは無料枠があります。3つ目は販売方式の柔軟さで、相場が読みにくい中古品・コレクター品はオークション、相場が固まっている商品は固定価格、と使い分けられます。

eBayとAmazon・他モールとの違い

海外向けの販路にはAmazonや自社ECサイト(Shopifyなどで構築)もあり、eBayとは出品の仕組みが異なります。Amazonは既存のカタログに相乗りする形で出品するのに対し、eBayは自分で商品ページを作り込みます。中古品や一点物、コレクター品は、カタログに載っていないものが多いため、ページを自作できるeBayと相性がよい商品です。

自社ECサイトは自由度が高い反面、集客を自前で行う必要があります。eBayはモール自体に買い手が集まっているため、集客の手間をかけずに海外の購入者へ露出できる点が違いです。

eBayの手数料は実額でいくら?

ここからは、eBayで売ったときにかかる手数料を実額で整理します。主な費用は、出品手数料・落札手数料・海外決済手数料・ストア(任意加入)の月額・入金の受け取り手数料の5つです。

手数料の内訳と実額一覧

日本に登録した出品者の場合、1か月あたり250品の出品までは出品手数料が無料で、それを超えると1件につき0.35ドルかかります。売れたときにかかる落札手数料は、ほとんどのカテゴリーで売上総額の13.25%(売上総額7,500ドルまでの部分)に加え、取引1件あたり0.30〜0.40ドルです。

さらに、配送先が出品者の登録国以外になる越境取引では、海外決済手数料として売上総額の1.35%がかかります(日本登録セラーの場合)。

ここでいう「売上総額」には、商品価格だけでなく、バイヤーが支払う送料や消費税なども含まれます。送料込みの金額に手数料がかかる点は、実際の利益を見積もるうえで見落としやすいので注意してください。また、時計やブランドバッグなど一部の高単価カテゴリーは落札手数料の料率が異なります。

たとえばブランドバッグは、売上総額2,000ドル以下が15%、2,000ドルを超えた部分が9%です。時計は、1,000ドルまでが15%、1,000ドル超7,500ドルまでが6.5%、7,500ドルを超えた部分が3%です(いずれも2024年3月時点)。高単価の商品を扱う場合は、自分のカテゴリーの料率を公式ページで確認してください。

任意で加入できる「eBayストア」に申し込むと、月額費用がかかる代わりに、無料出品枠が増え、1件あたりの出品手数料や落札手数料が下がります。以下は、ストアプランごとの月額・無料出品枠・手数料の一覧です(2024年3月時点、年間契約時の月額。月々更新の契約はこれより高くなります)。無料出品枠の単位は「品」で表記しています。

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ストアなしスターターベーシックプレミアムアンカーエンタープライズ
月額(年間契約)0ドル4.95ドル〜21.95ドル〜59.95ドル〜299.95ドル〜2,999.95ドル〜
無料出品枠250品250品1,000品10,000品25,000品100,000品
出品手数料(枠超)0.35ドル/品0.30ドル/品0.25ドル/品0.10ドル/品0.05ドル/品0.05ドル/品
落札手数料(主なカテゴリー)13.25%〜+0.40ドル/取引13.25%〜+0.40ドル/取引12.35%〜+0.40ドル/取引12.35%〜+0.40ドル/取引12.35%〜+0.40ドル/取引12.35%〜+0.40ドル/取引

※上記はeBay公式ページ記載の基準時点(2024年3月)の料金です。落札手数料はカテゴリーによって異なり、一部は上記より低い(または高い)料率です。最新の料率と、扱う商品のカテゴリーの正確な料率は出典の公式ページでご確認ください。海外決済手数料(日本登録セラーの越境取引で売上総額の1.35%、前々月の総売上に応じた割引あり)は上記とは別にかかります。

入金は、Payoneer(ペイオニア)のアカウントを連携して受け取ります。eBayからPayoneerへの入金に手数料はかかりませんが、Payoneerから日本の銀行口座へ出金する際にはPayoneer側の手数料と為替手数料がかかります。また、売上が米ドル以外で発生した場合は、eBay側で米ドルへ変換する際に3%の為替手数料がかかります。

Payoneerには、連続する12か月の受取額が6,000ドルに満たない場合にのみかかる年間アカウント手数料(29.95ドル)もあります。日本円で出金する際の為替手数料の正確な率は変動するため、Payoneer公式の料金ページでご確認ください。

出典・参考資料(4件)

手数料は合計で売上の何%か(100ドルの試算)

手数料の合計感をつかむために、ストアに加入していない出品者が、ほとんどのカテゴリーの商品を越境で100ドル(送料込みの売上総額)で売った場合を考えます。

落札手数料が13.25%で13.25ドル、取引1件あたりの手数料が0.40ドル、海外決済手数料が1.35%で1.35ドル。合計するとおよそ15ドル(1ドル=150円換算で約2,250円)で、売上総額の約15%が手数料の目安になります(無料出品枠を超えていれば出品手数料0.35ドルが加わります)。

これに加えて、国際送料と、Payoneerからの出金時の手数料・為替手数料が別途かかります。自分の扱う商品で利益が出るかどうかは、「販売価格 −(仕入れ − eBay手数料の約15% − 国際送料 − 出金・為替の手数料)」で概算できます。出品数が増えてくると、ストアに加入して落札手数料を下げたほうが有利になる水準が見えてきます。

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eBayで越境ECを始める手順

ここからは、eBayで販売を始めるまでの流れを順に説明します。大きくは、アカウントを作る、入金用のPayoneerを連携する、出品可能枠を確認・引き上げる、出品する、の4段階です。

まず、eBayでセラーアカウントを開設します。個人・事業者のいずれでも登録でき、登録住所の国によって適用される手数料(日本登録なら落札手数料13.25%・海外決済手数料1.35%)が決まります。

次に、売上を受け取るためのPayoneerアカウントを用意し、本人確認を済ませてeBayと連携します。この連携を済ませておかないと売上を受け取れないため、出品前に設定しておきます。

続いて、出品可能枠(セリングリミット)を確認しておきましょう。これは、出品できる品数と金額の上限で、アカウントごとに設定されています。現在の上限はSeller Hubの「Overview」内「Monthly limits」で確認でき、販売実績に応じて毎月自動的に見直されます。上限を引き上げたい場合は、Seller Hubに「リミットアップリクエスト」のボタンが表示されたときにリクエストを送れます。

最後に、商品を出品します。タイトルには、購入者が検索に使うブランド名・型番・商品名などを英語で盛り込み、コンディション(新品・中古などの状態)を正確に記載します。写真は、状態が正しく伝わるよう複数の角度から鮮明に撮って載せると、売れ行きとトラブル防止の両面で有利です。価格は固定価格かオークションかを選び、出品後は閲覧数やウォッチ数を見ながら価格や説明を調整します。

出典・参考資料(2件)

eBayで日本から売れる商品ジャンルと売れ筋の調べ方

eBayでは、日本の出品者が扱う商品のうち、海外の買い手にとって入手しにくいものが人気を集めやすい傾向があります。代表例としてよく挙げられるのは、次のようなジャンルです。

  • アニメ・ゲーム関連グッズ
  • フィギュア・トレーディングカード
  • 中古のブランド品・時計
  • フィルムカメラ・オーディオ機器
  • 自動車・バイクの部品

ただし、こうしたジャンルの一般論をうのみにする前に、自分が扱おうとしている商品が実際に売れているかを確かめることが大切です。eBayの詳細検索(Advanced Search)では、「Sold items(売れた出品)」にチェックを入れると、実際に成約した価格を確認できます。

さらに「Located in」で出品者の所在地を日本に絞り込めば、日本から出品して売れている商品と相場を具体的に把握できます。この方法で、自分の商材の需要と適正な価格を見極めてから出品すると、見込み違いを減らせます。

出典・参考資料(1件)

eBayの国際配送と関税

越境ECで自分で運用する場合、商品を海外へどう送るか、関税を誰が負担するかは避けて通れません。ここでは、主な国際配送の方法と、関税・通関の基礎を整理します。

国際配送の方法と比較

日本からの発送でよく使われるのは、eBay公式の配送サービス「eBay SpeedPAK」と、日本郵便のEMS(国際スピード郵便)です。SpeedPAKは、FedEx便・DHL便・Economy便から選べ、全行程の追跡が無料で付きます。EMSは、120以上の国・地域に送れる国際郵便で、30kgまでの荷物に対応し、追跡と損害賠償制度があります。以下に特徴を整理します。

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eBay SpeedPAK(FedEx便・DHL便)eBay SpeedPAK Economy日本郵便 EMS
配送日数の目安1〜3営業日8〜12営業日国際郵便で最速(仕向地により変動)
追跡全行程あり(無料)全行程あり(無料)あり
関税の扱いDDP(売り手が関税を負担)が必須DDP(売り手が関税を負担)が必須受取人(バイヤー)負担が基本
特徴eBay公式の配送サービス。FedEx便・DHL便から選べる速達便より費用を抑えられる120以上の国・地域、30kgまで、損害賠償制度あり

※上記は各サービスの一般的な傾向です。料金は重量・仕向地で変動します。FedEx・DHLの単体サービスを使う場合の料金・日数は各社公式情報をご確認ください。

配送料金はサイズ・重量・仕向地で変わります。目安として、日本郵便のEMSで米国宛に送る場合、500gで3,900円、1kgで5,300円、2kgで7,900円です(2026年10月時点)。SpeedPAKの料金は商品や配送先に応じた見積もりになるため、出品前にeBayの管理画面で確認します。

送料は手数料と並んで利益を左右します。扱う商材の重量と主な配送先を踏まえ、商品価格から「仕入れ・eBay手数料・国際送料・出金時の手数料」を差し引いて利益が残るかを試算してください。

出典・参考資料(3件)

関税・通関の基礎

越境配送では、輸入にかかる関税を誰が負担するかをあらかじめ決めておきます。売り手が関税・輸入税を負担して届ける方式をDDP(Delivered Duty Paid)、受け取り手であるバイヤーが負担する方式を指す通称がDDU(Delivered Duty Unpaid)です。

DDUは現行の国際貿易条件(インコタームズ)では廃止され、現在はDAP(Delivered At Place)という用語に置き換わっています。

バイヤーの体験という観点では、受け取り時に予想外の関税を請求されない点で、売り手が関税を負担するDDPのほうがトラブルになりにくい方式です。eBay SpeedPAKではDDPが必須化されており、売り手が関税を含めて配送する前提になっています。また、国際発送では、商品を分類する番号であるHSコードを正しく申告することで、通関がスムーズになります。

出典・参考資料(1件)

誰が関税を負担するかとは別に、送り先の国で「いくらまでなら関税がかからないか」という免税限度額(デミニミス)も、バイヤーの実質的な負担を左右します。米国やEUではこの免税枠の扱いが見直されており、各国の限度額と事業者が取るべき対応は以下の記事で詳しく解説しています。

eBayで越境ECを始める前の注意点

始めてからつまずきやすいポイントを、あらかじめ押さえておきましょう。

1つ目は英語への対応です。商品ページは英語で作成し、購入者とのやり取りも英語が基本になります。もっとも、日本語の公式マニュアルやFAQが用意されているほか、問い合わせへの返信は定型文(テンプレート)を用意しておけば大きな負担にはなりにくい作業です。

2つ目は出品可能枠(セリングリミット)です。新規アカウントは出品できる品数・金額に上限が設定されており、販売実績を積むと毎月の見直しで上限が上がります。上限はアカウントごとに異なり、eBayは初期値の具体的な数を公表していないため、Seller Hubで自分の枠を確認しながら進めます。急に高単価の商品を大量に出品すると、確認(レビュー)の対象になり、販売が一時的に制限されることがあります。

3つ目は為替リスクです。売上は米ドルなどの外貨で発生し、日本円に出金するタイミングの為替レートで手取りが変わります。4つ目は、販売できない商品(禁止品)の確認です。国によって輸入が規制される品目があるため、出品前に対象国の規制と、eBayの出品禁止ポリシーの確認が必要です。

5つ目は、出品者としての評価(セラーレベル)です。取引を誠実に重ねて購入者からのフィードバック評価とセラーレベルを良好に保つと、検索結果での露出やセリングリミットの引き上げで有利に働きます。逆に、発送の遅延やキャンセル・問い合わせへの未対応が続いて評価が下がると、露出や出品枠が制限されることがあります。

自分で運用するか、出品代行・物流代行に任せるか

ここまで見てきたとおり、eBayでの越境ECは、出品・英語対応・国際配送・通関・入金管理といった作業を自分で回すことになります。これらをすべて自社で行うか、一部を外部に任せるかは、扱う商品量や社内の体制によって判断が分かれます。

自分で運用する場合と代行に任せる場合の違い

自分で運用する場合は、手数料以外の固定費を抑えられ、ノウハウも社内に蓄積します。一方で、英語での出品・顧客対応や、国際発送・通関書類の準備といった作業を自社で負担します。出品数が少ないうちや、商材が特定ジャンルに絞られている場合は、自社運用でも回しやすい体制です。

代行に任せる場合は、作業の範囲によって2つの方向があります。1つは、商品撮影・英語での出品・顧客対応までを任せる「出品代行」で、英語や運用の手間を大きく減らせます。もう1つは、海外発送・通関書類の作成・在庫の保管を任せる「物流(発送)代行」で、出品は自社で行いつつ発送業務だけを外に出せます。

いずれも、商品撮影や出品内容の最終確認、売りたい商品の選定といった部分は自社に残ることが多く、「どこまで任せ、どこを自社に残すか」を見極めることが重要です。

以下は、eBayの出品・運用・発送を支援する主なサービスの比較です。

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サービス名eBay販売支援サービス(オプティズム)バーチャルインウルベイアラウンド・ザ・ワールドオークタウン for eBay
種別出品代行出品代行出品代行発送・物流代行出品管理ツール
料金体系完全成果報酬型が基本
(固定費プランも相談可/金額は要問い合わせ)
料金・成果報酬率は要問い合わせ
1品無料出品キャンペーンあり
成果報酬型(売れる前の手数料なし)
手数料は販売価格の15.8%または1件1,000円
撮影1点500円(税別)
会員制+従量課金
月額25ドル〜(ビジネス会員。ほかエグゼクティブ100ドル)
保証金250ドル
月額制(SaaS)
無料〜19,800円(税込)の4プラン
eBayの出品・落札手数料は別
主な対応業務アカウント開設・撮影・翻訳・出品・英語での顧客対応・通関書類・配送まで一括撮影・出品・掲載報告・落札後の梱包/海外発送・売上入金(英語不要)撮影・梱包・出品・倉庫保管・国際発送・販売後対応(同社アカウントで代行)海外発送・倉庫保管・検品・通関書類作成・返品処理(出品は自社で行う)CSV一括出品・一括編集・在庫連携など出品作業の効率化(代行はなし)
対応モールeBay(ほかShopify・Whatnot)eBayeBayeBay・Amazon・Etsy・自社サイトeBay
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

出品代行だけをより多くの会社から選びたい場合は、料金体系・対応範囲・トラブル時の対応といった観点で比較できると判断しやすくなります。eBayの出品代行を専門に取り上げた以下の記事では、複数社を横並びで整理しています。

ここからは、それぞれのサービスの特徴を紹介します。

1. eBay販売支援サービス(株式会社オプティズム)

eBay販売支援サービス(オプティズム)のウェブサイト

株式会社オプティズムのeBay販売支援サービスは、アカウント開設から出品、英語での顧客対応、国際配送までをまとめて代行するサービスです。商品撮影やネイティブによる翻訳、市場調査にもとづく出品、24時間以内の英語返信、通関書類の作成までを担い、事業者側の作業は商品データの連携と梱包・発送が中心になります。

料金は完全成果報酬型を基本とし、取扱商材や出品数によっては固定費のプランも相談できます。立ち上げは最短2週間を見込んでいます。出品や英語対応の負担をまとめて外に出したい事業者に向いた選択肢です。

2. バーチャルイン(株式会社バーチャルイン)

バーチャルイン(eBay出品代行サービス)のウェブサイト

株式会社バーチャルインは、eBayの出品代行を提供しています。出品作業に加え、落札後の梱包・海外発送、顧客対応までを一括で引き受け、まず1商品を無料で出品して試せるキャンペーンを設けています。eBayアカウントの作成代行(Payoneer連携のみのプランと、初期の出品支援を含むプラン)も用意されています。

通常プランの料金や成果報酬の料率は、取扱内容に応じた個別見積もりとなっています。まずは少量から代行を試し、相性を確かめてから本格的に任せたい事業者に向いています。

3. ウルベイ(株式会社イートレード名古屋)

ウルベイ(urubei)のウェブサイト

ウルベイは、愛知県の株式会社イートレード名古屋が運営するeBay出品代行サービスです。料金は成果報酬型で、代行手数料は販売価格の15.8%または1件1,000円、商品撮影は1点500円(税別、最大12枚)です。商品が売れる前の手数料はかからず、保管料も原則無料としています。

売れたときにだけ費用が発生する料金設計のため、出品してみたいが初期費用は抑えたい、という事業者が始めやすい仕組みです。ただし、出品中の商品の返品には対応していない点は確認しておきましょう。

4. アラウンド・ザ・ワールド株式会社

アラウンド・ザ・ワールド株式会社(eBay/越境EC向け海外発送・物流代行)のウェブサイト

アラウンド・ザ・ワールド株式会社は、eBay・Amazon・Etsyなどのセラー向けに、海外発送とフルフィルメント(保管・検品・梱包・発送)を代行する物流会社です。通関書類の作成にも対応し、日本・米国・英国・豪州・シンガポール・ドイツに拠点を持ちます。2017年にeBayのパートナー企業に認定されています。

利用は会員制で、ビジネス会員は月額25ドル、エグゼクティブ会員は月額100ドル(または年額1,000ドル)、どちらも保証金250ドルがかかります。出品や販売は自社で行いつつ、海外への発送と在庫管理だけを任せたい事業者に向いた選択肢です。

5. オークタウン for eBay(オークタウン株式会社)

オークタウン for eBayのウェブサイト

オークタウン for eBayは、代行ではなく、出品者自身が操作する日本語のeBay出品管理ツールです。CSVによる一括出品、テンプレート、一括編集、在庫連携などの機能で、英語や作業の負担を下げながら自社で運用できます。eBayジャパンの越境EC支援プログラム(SSP Program)の認定パートナーです。

料金は、月20件までの新規出品ができる無料プランから、ライト(月額4,950円)、プロ(月額9,900円)、ビジネス(月額19,800円)まで、出品数に応じた4段階です(税込)。ただし、ツールの利用料とは別に、eBay自体の出品・落札手数料はかかります。代行には任せず、コストを抑えて自分で運用したい事業者に向いています。

ここで取り上げたのはeBayに対応するサービスですが、越境ECの代行には、ほかのモールへの出店や自社ECサイトの構築・運営までを含めて支援するものもあります。eBay以外の販路も視野に入れて、構築・運営代行や特化型といったタイプごとに支援サービスを比較したい場合は、以下の記事で費用相場や選び方を整理しています。

まとめ

eBayは、アカウント開設の初期費用がかからず、少額の取引から海外販売を試せるマーケットプレイスです。売ったときにかかる手数料は、日本登録の出品者でおおむね売上総額の15%前後(落札手数料13.25%+取引ごとの固定額+海外決済手数料1.35%)が目安で、これに国際送料と出金・為替の手数料が加わります。まずは自分の商材で利益が出るかを試算し、無理のない範囲から始めることをおすすめします。

英語対応や国際配送の手間が負担になりそうな場合は、出品代行や物流代行に一部を任せる選択肢もあります。自社の商品量と体制に合わせて、どこまでを自社で行い、どこを外部に任せるかを検討してください。

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eBayの越境ECに関するよくある質問(FAQ)

Q. eBayの越境ECで商品が売れたときの手数料はいくらですか?

A. eBayの越境ECで売れたときの手数料は、日本登録の出品者でおおむね売上総額の15%前後(落札手数料13.25%+取引ごとの固定額0.30〜0.40ドル+海外決済手数料1.35%)が目安です。ここでの「売上総額」には、商品価格だけでなくバイヤーが支払う送料や税も含まれます。

さらに、国際送料と、Payoneerから日本の銀行口座へ出金する際の手数料・為替手数料が別途かかります(いずれも2024年時点のeBay公式情報による。最新の料率は公式情報をご確認ください)。

Q. eBayの越境ECは初期費用なしで始められますか?

A. eBayの越境ECは、アカウント開設や初期費用が無料で、少額の取引から始められます。費用が主に発生するのは商品が売れたときで、月額のかかる「eBayストア」への加入も任意です。無料出品枠(日本登録セラーは月250品まで)の範囲であれば、出品自体にも手数料はかかりません。出品数が増えてきたら、ストアに加入して落札手数料を下げたほうが有利になる水準が見えてきます。

Q. eBayの売上はどうやって受け取りますか?

A. eBayの売上は、Payoneer(ペイオニア)のアカウントを連携して受け取ります。eBayからPayoneerへの入金に手数料はかかりませんが、Payoneerから日本の銀行口座へ出金する際にはPayoneer側の手数料と為替手数料がかかります。

また、売上が米ドル以外で発生した場合は、eBay側で米ドルへ変換する際に3%の為替手数料がかかります。入金を受け取るには、出品前にPayoneerの本人確認とeBayとの連携を済ませておく必要があります。

Q. eBayのセリングリミット(出品可能枠)とは何ですか?

A. eBayのセリングリミット(出品可能枠)とは、アカウントごとに設定された、出品できる品数と金額の上限のことです。現在の上限はSeller Hubの「Overview」内「Monthly limits」で確認でき、販売実績に応じて毎月自動的に見直されます。引き上げたい場合は、Seller Hubに「リミットアップリクエスト」のボタンが表示されたときに申請できます。

新規アカウントは上限が低めに設定されているため、急に高単価の商品を大量に出品すると確認(レビュー)の対象になり、販売が一時的に制限されることがあります。実績を積みながら段階的に枠を増やしていくのが基本です。

Q. eBayの越境ECは英語ができないと始められませんか?

A. eBayの越境ECは、英語が得意でなくても、定型文(テンプレート)と日本語の公式マニュアル・FAQを活用すれば始められます。商品ページの作成やバイヤーとのやり取りは英語が基本ですが、問い合わせへの返信は定型文を用意しておけば大きな負担になりにくい作業です。英語や運用の手間をできるだけなくしたい場合は、英語での出品・顧客対応までを引き受ける出品代行を利用する方法もあります。

Q. eBayの国際配送はどの方法を選べばよいですか?

A. eBayの国際配送は、速さと全行程の追跡を重視するならeBay公式のSpeedPAK、幅広い国・地域に送るなら日本郵便のEMS、と商品特性で使い分けます。SpeedPAKは売り手が関税を負担するDDPが必須で、全行程の追跡が無料で付きます。

EMSは120以上の国・地域に30kgまで送れ、関税は受け取り手であるバイヤーの負担が基本です。料金は重量や仕向地で変わるため、商材のサイズと送り先に合わせて選びます。

Q. eBayとAmazonの越境ECは何が違いますか?

A. eBayとAmazonの違いは、出品の仕組みにあります。Amazonは既存のカタログに相乗りして出品するのに対し、eBayは自分で商品ページを作り込みます。そのため、カタログに載っていない中古品・一点物・コレクター品はeBayと相性がよく、相場が読みにくい商品はオークション形式でも販売できます。

自社ECサイトと違い、モール自体に買い手が集まっているため、集客の手間をかけずに海外の購入者へ露出できる点も特徴です。

Q. eBayの出品や発送は代行サービスに任せられますか?

A. eBayの出品や発送は、「出品代行」や「物流(発送)代行」サービスに任せられます。出品代行は商品撮影・英語での出品・顧客対応までを引き受け、物流代行は海外発送・通関書類の作成・在庫保管を担います。

いずれもeBay自体の出品・落札手数料とは別に、代行サービスの料金(成果報酬型や月額制など)がかかる点に注意が必要です。扱う商品量や社内の体制に応じて、どこまでを任せ、どこを自社に残すかを見極めることが大切です。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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