注文が増えるほど、商品の検品やピッキング、梱包、発送伝票の用意といった出荷作業に時間を取られ、商品企画や接客に手が回らなくなっていませんか。繁忙期の出荷遅延やラッピングのばらつき、保管スペースの不足に悩み、梱包から発送までをまとめて外部に任せる「発送代行・梱包代行」の利用を検討する事業者が増えています。
一方で、依頼先によって任せられる業務の範囲も料金の形も大きく異なり、「自社の商材と出荷量だと、どこに・いくらで頼めるのか」が見えにくいのも実情です。小ロットから始めたいのか、食品やギフトのように扱いに条件があるのか、将来の出荷増まで見据えたいのか——自社の状況によって適した依頼先は変わります。
本記事では、梱包から発送までを任せられる主要な発送代行・梱包代行15社を、固定費の有無・1件あたりの料金・最低ロット・対応できる業務範囲・食品やギフトへの対応・システム連携といった軸で横並びに比較します。料金形態別の費用の目安や、自社出荷を続けるか外注するかの損益分岐の考え方まで整理しました。自社に合う依頼先を見極める材料としてご活用ください。
また、自社の商材や出荷量に合わせて適した依頼先を最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
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梱包・発送代行とは?どこまで任せられるか(対応範囲)
発送代行・梱包代行とは、ECや通販で販売した商品の出荷にかかわる作業を、自社に代わって請け負うサービスです。どこまでを任せるかは依頼先によって幅があり、大きく3つの段階に分けて考えると自社に必要な範囲を見極めやすくなります。

1つ目は、梱包作業だけを切り出して任せる段階です。商品をダンボールや緩衝材で包み、納品書や同梱物を入れて発送できる状態に仕上げるところまでを担います。自社に在庫と出荷スタッフはいるものの、繁忙期やセール時の梱包だけが追いつかない、という場合に向いています。
2つ目は、梱包に加えて発送(出荷)まで任せる段階です。梱包した商品を配送会社へ引き渡し、追跡番号の登録まで行います。出荷のピークを平準化でき、配送会社とのやり取りも代行先が担うため、出荷業務全体の負担が下がります。
3つ目は、入庫・保管・在庫管理・受注処理まで含めて任せる段階で、一般に「フルフィルメント」や「物流代行(3PL)」と呼ばれます。商品を代行先の倉庫に預け、注文データと連携して検品・ピッキング・梱包・出荷・在庫管理までを一括で委託します。出荷件数が多く、保管スペースや在庫管理の負担まで手放したい事業者に適しています。
依頼先の多くは、商品を代行先の倉庫に預けて出荷まで一括で任せる3つ目の形(フルフィルメント)を基本としています。在庫を自社に置いたまま、梱包と出荷の作業だけを切り出して委託できる依頼先は限られます。そのため、在庫をどこに置くか(自社で保管するか、倉庫ごと預けるか)が、依頼先を選ぶ最初の分かれ目になります。
梱包・発送代行で一般的に任せられる業務
依頼先が担う具体的な作業は、おおむね次のとおりです。自社がどこから任せたいかを整理する目安にしてください。
- 入庫・検品:届いた商品の数量・状態を確認し、倉庫に受け入れます。
- 保管・在庫管理:商品を保管し、在庫数をデータで管理します。
- ピッキング:注文ごとに該当する商品を倉庫から取り出します。
- 流通加工:値札付け・ラベル貼り・セット組み・ギフトラッピング・ノベルティの同梱など、出荷前の加工作業を行います。
- 梱包:商品を資材で包み、納品書や同梱物を入れて発送できる状態にします。
- 発送(出荷):配送会社へ引き渡し、追跡番号を登録します。
- 返品・交換対応:返送された商品の受け取り・検品・再入庫を行います。
この記事では、梱包や流通加工の対応範囲・料金に重きを置いて依頼先を比べます。一方で、在庫管理や物流網の設計まで含めてEC物流全体を見直したい場合は、物流代行(3PL)の比較に軸足を置いた以下の記事もあわせて確認できます。
タイプ別に見る梱包・発送代行
ここからは、発送代行・梱包代行を用途や強みで5つのタイプに分けて解説します。自社の商材・出荷量・求める対応範囲を思い浮かべながら、どのタイプが近いかを確かめてください。
幅広い商材・物量に総合対応するタイプ
入庫・保管から受注処理・出荷までを一括で引き受け、多様な商材と大きな物量に対応できるタイプです。複数拠点や広い倉庫を持ち、出荷量の波動にも体制で応えられるため、出荷件数が多い事業者や、将来の拡大・多店舗展開まで見据えたい場合に向いています。対応範囲が広い分だけ初期の要件整理や最低利用のハードルがある場合もあり、見積もり時に自社の規模との釣り合いを確かめると安心です。
小ロット・低コストで始められるタイプ
初期費用や月額固定費を抑え、出荷した分だけ費用がかかる従量課金で始められるタイプです。1件単位・商品単位で料金が決まるため、出荷量がまだ少ない立ち上げ期や、季節で出荷量が変動する事業者が無理なく利用できます。少量から試し、出荷が増えてきたら体制を広げる、という段階的な進め方に適しています。
配送・出荷スピードに強いタイプ
大手配送網やまとまった出荷ロットを背景に、翌日配送や当日出荷など、配送の速さ・安定性に強みを持つタイプです。注文から到着までの時間を短くしたい、繁忙期でも出荷遅延を避けたい、という事業者に向いています。嵩のある商品や大型商材の扱いに強い依頼先もあり、取り扱う商品のサイズや重量との相性も確認ポイントになります。
食品・温度管理に対応するタイプ
常温だけでなく、冷蔵・冷凍の温度帯や食品の取り扱いに対応できるタイプです。賞味期限の管理やロット管理、食品を扱うための衛生面の体制が求められるため、食品・飲料・化粧品などを扱う事業者は、温度帯と品質管理の体制を満たす依頼先を選ぶ必要があります。対応できる依頼先は限られるため、早めに候補を絞り込んでおくと進めやすくなります。
ギフトラッピング・同梱に強いタイプ
ギフト用の包装やメッセージカードの封入、ノベルティ・チラシの同梱、名入れといった流通加工に強いタイプです。ブランドの世界観を届けたいD2C(メーカーが自社ECで消費者に直接販売する形態)や、贈答需要のある商材、販促同梱を重視する事業者に向いています。ラッピングの仕様や同梱物の指定にどこまで柔軟に応じられるかが、依頼先ごとに差が出る部分です。
自社に合うタイプがわかる選定診断
自社がどのタイプに近いか迷う場合は、商材と出荷量などから適したタイプ・依頼先を絞り込める選定診断を以下にご用意しています。
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梱包・発送代行の比較表
ここからは、梱包から発送までを任せられる主要15社を、固定費の有無・1件あたりの料金の目安・最低ロット・対応できる業務範囲・食品やギフトへの対応・システム連携といった軸で横並びに比較します。自社の商材・出荷量と照らし合わせ、候補を絞り込む材料にしてください。
表の記号は、◎=特に強い、●=対応、△=条件付き・要確認、×=非対応を表します。料金が「要問い合わせ」のものは非公表(個別見積もり)です。公表料金も、配送料を含む場合と作業料のみの場合があり、税込・税別やサイズ区分は各社で異なるため、総額で見比べてください(料金は2026年10月時点の各社公式情報によります)。
| サービス名 | スクロール360 | イー・ロジット | 富士ロジテック | エスプールロジスティクス | 関通 | オープンロジ | ウルロジ | STOCKCREW | ロジモプロ | クロネコ ピック&デリバリー | 西多摩運送 | 北王GROUP | 結い人 | 美翔 | 醍醐倉庫 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タイプ・強み | 総合対応 (物流〜EC運営) | 総合対応 (物流+戦略支援) | 総合対応 (温度帯対応の3PL) | 総合対応 (物流設計から支援) | 総合対応 (物流専業・大物量) | 小ロット・低コスト (固定費0円) | 小ロット〜大規模 (化粧品許可) | 小ロット・低コスト (最低件数なし) | 小ロット・低コスト (1個から) | 配送スピード (在庫は自社保有) | 配送・大型対応 (嵩物に強い) | 食品・温度管理 (食品物流特化) | ギフト・同梱 (ラッピング特化) | ギフト・同梱 (販促キット・仕分け) | ギフト・同梱 (1箱から) |
| 初期費用・固定費 | 初期30,000円〜 (物流ライトプラン・税別) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ (越境EC支援は月額75,000円〜) | 要問い合わせ (GAOWは固定費0円) | 0円 | 0円 (小規模プラン) | 0円 | 0円 (ロジモプロ) | 0円 (完全変動費) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ (従量課金) |
| 料金の目安 | ポストイン399円〜 (税別) | 要問い合わせ | 入庫15円〜・配送320円〜 (税別) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 配送395円〜 (SS・税別) | 配送300円〜 (資材込) | 投函型260円〜 (税抜・資材込) | 配送781円〜 (Mサイズ・税込) | 出荷作業料147円〜 (税込162円〜、別途運賃) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
| 最低ロット | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 小ロット・スポット可 | 1件から相談可 | 最低出荷件数の定めなし | 1個・1出荷から | 少量から可 | 要問い合わせ | ケース単位の小口可 | 要問い合わせ | 小ロット・多品種対応 | 段ボール1箱から |
| 対応範囲 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 入庫・保管〜出荷 | 梱包・出荷のみ (在庫は自社保有) | 流通加工・梱包・発送 | 保管〜小分け・発送 | ギフト加工+発送・保管 | 流通加工・梱包・発送 | 入庫・保管〜出荷 |
| 食品・温度管理 | △食品・化粧品許認可商材に対応 | △食品の取扱い実績あり | ●常温〜冷凍の温度帯対応 | △加工食品・酒類等に対応 | △冷凍・冷蔵物流代行あり | ●冷蔵・冷凍に対応 | △食品の取扱いあり(冷凍冷蔵は要確認) | ×常温のみ(冷蔵・冷凍は非対応) | △常温食品に対応 | ×常温のみ(生鮮は不可) | 要問い合わせ | ◎冷凍・冷蔵・常温の3温度帯 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ×生鮮・要温度管理は非対応 |
| ギフト・同梱 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | △同梱対応(チラシ等) | ● | ×流通加工は対象外 | △ギフト包装あり(要確認) | 要問い合わせ | ◎ギフトラッピングが中核 | ●セット組・販促キットに強い | ●ギフト包装・名入れ・熨斗 |
| システム連携 | ● | ● | ●30以上の連携先 | △Shopify中心(要確認) | ● | ● | ● | ● | ● | △CSV連携中心(ネクストエンジン等) | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ● |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
各サービスの紹介
比較表で挙げた各サービスについて、提供会社・対応できる業務範囲・料金や強みを個別に解説します。料金は、公式に公表がある場合は金額を、ない場合は「要問い合わせ」と記載しています。自社の条件に近いサービスから詳しく確認してください。
幅広い商材・物量に総合対応するサービス
入庫・保管から出荷まで一括で任せられ、多様な商材と大きな物量に対応できるサービスです。
1. スクロール360(株式会社スクロール360)

物流(発送)代行を軸に、受注代行やEC運営代行(BPO)までを通販ワンストップで引き受けるサービスです。運営元の株式会社スクロール360は、通販事業を60年以上続けるスクロールグループの一社です。
物流センターは北海道・関東・東海・関西の全国4地区にあり、ピッキング・検品・梱包・発送・在庫管理に加え、ささげ(撮影・採寸)やギフト包装・ピロー包装などの流通加工まで対応します。健康食品・化粧品といった許認可が必要な商材も扱えます。
物流のライトプランは初期費用30,000円〜(税別)、出荷料金はポストイン399円〜・60サイズ580円〜・80サイズ711円〜(税別)と、作業単価を公式に公開しています。最短14日で利用を開始でき、誤出荷率0.0016%以下を掲げています。
2. イー・ロジット(株式会社イー・ロジット)

東証スタンダード市場に上場する株式会社イー・ロジットが運営する、EC事業者向けのフルフィルメントサービスです。物流代行とカスタマーサポート代行を柱に、事業戦略やマーケティングの支援までを同じ社内で担う体制を掲げています。
関東4・関西1の計5拠点(総延床34,894坪)のフルフィルメントセンターで、入庫・検品・保管から受注処理・梱包・出荷・返品対応までを一括で代行します。ギフトラッピングや組立・ラベリングなどの流通加工にも応じ、土日祝日・繁忙期を含む365日の出荷体制をとります。
自社開発のWMS(倉庫管理システム)「EL5」で在庫・出荷をリアルタイムに管理し、外部ECシステムとAPI連携します。累計1,700社を超える取引実績があります。料金は公式に公開されておらず、個別見積もりのため要お問い合わせです。
3. 富士ロジテック(株式会社富士ロジテックホールディングス)

1918年創業の総合物流会社、株式会社富士ロジテックホールディングスが展開する、EC・D2C事業者向けの発送代行サービスです。倉庫業・貨物運送業を核とする3PL事業の一つとして運営されています。
入出荷時の検品・数量確認から、常温・定温・冷蔵・冷凍の温度帯別の保管、タグ付け・ラッピング・セット組み・同梱などの流通加工、配送、返品対応までを一括で受託します。Shopifyや各モールなど30以上のカート・システムとの連携先を公開しています。
料金は入庫料15円/個、保管料3,000円〜/月(1パレット)、配送料はポスト投函便320円〜・宅急便60サイズ620円など(いずれも税別)を公開しています。初期費用と月額基本料金は個別見積もりで、契約後おおよそ10〜20日で利用を開始できます。
4. エスプールロジスティクス(株式会社エスプールロジスティクス)

株式会社エスプールロジスティクスは、東証プライム市場に上場する株式会社エスプールを親会社とするグループ会社です。EC・通販事業者向けに、受注処理から出荷までの通販バックヤード業務を一括代行するフルフィルメントサービスを提供しています。
受注処理・コールセンターから入荷・入庫・保管・検品・梱包・出荷・返品・返金までを代行し、ラッピングやキット化、アパレル加工などの特殊な流通加工、土日の出荷にも対応します。アパレル・健康食品・化粧品・加工食品など幅広い商材を扱います。
拠点選定やセンターレイアウトの設計など、上流のロジスティクス設計から一貫して支援する点を掲げています。導入は最短2週間〜1ヶ月で、料金はフルフィルメント・3PLとも個別見積もりで要お問い合わせ、越境EC支援は月額75,000円〜です。
5. 関通(株式会社関通)

EC物流(発送)代行と受注管理代行を手がける株式会社関通のサービスです。関通ホールディングス株式会社として東証グロース市場に上場する物流専業で、30年以上の物流実績を持ちます。
倉庫内のピッキング・検品・梱包・発送に加え、受注処理や配送振り分け、ギフト・熨斗・名入れ対応までをワンストップで代行します。関西・関東を中心に20拠点超(延床総計約90,000坪)を構え、年間1,000万個規模の出荷に対応します。
受注処理のミス率0.008%を掲げ、独自のチェックシステムで品質を管理しています。2025年4月に始めたパッケージ物流「GAOW」は、固定費0円・最短2週間での導入を訴求しています。個別の料金は要お問い合わせで、365日対応です。
小ロット・低コストで始められるサービス
初期費用や固定費を抑え、出荷した分だけ費用がかかる従量課金で始められるサービスです。
6. オープンロジ(OPENLOGI)(株式会社オープンロジ)

ECの出荷にかかる入荷・保管・ピッキング・検品・梱包・出荷・返品対応までを一括で委託できる物流アウトソーシングサービスです。株式会社オープンロジが運営し、初期費用と月額固定費は無料で利用できます。
料金はサイズ区分ごとの従量制です。最も小さいSSサイズ(A4以内・厚さ2.8cm・1kg以内)なら、入荷料18円、保管料は1点あたり1日0.2円、配送料は全国一律395円(いずれも税別)で、出荷した分だけ費用が発生します。出荷量が少ない立ち上げ期から利用できる料金体系です。
Shopify・STORES・BASE・ecforce・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど多くのECカート・モールと連携済みで、注文データを取り込んで出荷できます。冷蔵・冷凍の温度帯や越境ECにも対応しています。
7. ウルロジ(ULLOGI)(ディーエムソリューションズ株式会社)

東証スタンダード市場に上場するディーエムソリューションズ株式会社が運営する、EC・通販事業者向けの物流代行(3PL)サービスです。入庫検品から在庫管理・ピッキング・梱包・配送・返品対応までを一括で受託します。
小規模事業者向けプランは初期費用・月額固定費が0円の従量課金制で、月の出荷が1件からでも相談できます。配送費は梱包資材費込みで全国一律300円から、ピッキングは1点20円からと、最低単価を公式に開示しています。
出荷規模に応じて、小規模(従量課金)・中規模(月1,000件以上)・大規模(月5,000件以上)の3プランを用意し、出荷が増えた段階で移行できます。化粧品製造業許可(包装・表示・保管)を取得しており、化粧品の流通加工を伴う委託にも対応します。
8. STOCKCREW(ストッククルー)(株式会社STOCKCREW)

初期費用・月額固定費が0円で、最低出荷件数の定めがなく、個人事業主から大規模事業者まで受け入れる物流代行(3PL)サービスです。千葉県八千代市と埼玉県八潮市の自社倉庫で、入庫・保管・ピッキング・梱包・出荷を代行します。
保管料は10cm角(1,000cm³)あたり月20円からで、物量が増えるほど単価が下がり最安5円まで引き下がります。入庫は1点10円、国内発送は資材費込みで投函型260円から・60サイズ500円からで、少量の出荷から利用できます。
最低契約期間や解約時の違約金はなく、最短7日で利用を開始できます。管理画面で受注・出荷・在庫・請求を一元管理でき、ヤマト・佐川の安い方を自動で選ぶ「おまかせ便」に対応します。
9. ロジモプロ(株式会社清長)

株式会社清長は、小ロット向けの「ロジモプロ」と大規模カスタマイズ向けの「ロジプレミアム」の2つのサービスを展開しています。少量から始めたい事業者向けの「ロジモプロ」は、2017年に始まったクラウド型のパッケージ発送代行で、商品1個・出荷1件から委託できます。
ロジモプロは初期費用・月額固定費が0円の完全従量課金制です。入庫料はサイズを問わず1個19.8円、保管料はMサイズで1個1日1.1円、配送料は全国一律でMサイズ781円から(いずれも税込)で、最低利用条件はありません。
最短1週間で発送業務の委託を始められ、ギフトラッピングや気泡緩衝材梱包、Amazon FBAへの納品代行にも対応します。出荷が月1,000件を超える場合は、オリジナル梱包資材や同梱施策を個別に設計する「ロジプレミアム」(料金は要問い合わせ)へ移行できます。
配送・出荷スピードに強いサービス
大手配送網やまとまった出荷ロットを背景に、配送の速さ・安定性に強みを持つサービスです。
10. クロネコ ピック&デリバリー(ヤマト運輸株式会社)

宅配便大手のヤマト運輸が運営する、EC事業者向けの出荷代行サービスです。受注後の帳票発行・ピッキング・梱包・出荷までを代行し、在庫は事業者が自社で持ったまま、その日の出荷分をヤマト運輸に引き渡して作業を完結できます。
全国約3,300ヵ所のヤマト運輸の営業所から最寄り拠点で集荷できるため、翌日発送・当日発送に合わせた出荷に対応しやすく、繁忙期の出荷遅延を抑えたい事業者に向きます。在庫を外部倉庫に預けずに出荷業務だけを委託できる点も、すでに自社で保管体制を持つ事業者が導入しやすい理由です。対応商材は常温品で、SKU(商品の最小管理単位)を特定できるバーコードが必要です。
料金は初期費用・月額固定費が0円の完全変動費型で、出荷した分だけ費用が発生します。出荷作業料は翌日発送が147円〜(税込162円〜)、当日発送が177円〜(税込195円〜)で、運賃は別途かかります。具体額は個別見積もりです。
出典・参考資料(1件)
- 出典:ピック&デリバリー(マルチチャネル版)料金|ヤマト運輸(https://business.kuronekoyamato.co.jp/promotion/pick_delivery_mc/)
11. 西多摩運送の発送代行(西多摩運送株式会社)

1944年(昭和19年)創業の運送会社である西多摩運送株式会社が、貨物輸送で培った自社の輸送網を基盤に手がける発送代行・物流センター運営サービスです。流通加工(包装・検品・バーコードラベル貼付)から入出荷の一元管理までを、自社倉庫で請け負います。
自社で26,000坪の倉庫を持ち、運送事業で培った配送網を内製している点が特徴です。大型・長尺の嵩(かさ)物の配送に対応するため、サイズの大きい商材や扱いにくい形状の商品を出荷するEC事業者の選択肢になります。公式サイトでは、他社では断られるような複雑・急な流通加工にも対応するとしています。
初期費用・月額費用・従量課金といった料金は公式サイトに公表がなく、無料見積もり・問い合わせから提示される形のため、利用時は要問い合わせです。
食品・温度管理に対応するサービス
冷蔵・冷凍の温度帯や食品の取り扱いに対応できるサービスです。
12. 北王GROUP(株式会社北王GROUP)

株式会社北王GROUPは、外食チェーンや食品メーカー・食品スーパー向けの食品物流を軸に、食品ECや通販の物流代行・発送代行まで手がける事業者です。保管・在庫管理から荷役、小分け、発送までを一括で請け負い、食品系ECの出荷は日本全国への配送に対応しています。
発送代行では冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応し、賞味期限管理やケース単位の小口配送にも対応します。温度管理や鮮度の管理が欠かせない食品の出荷に向く体制です。
物流拠点は東京都北区の本社に加え、埼玉(岩槻・大宮)、川崎市(浮島)、習志野市(船橋ユニット)に分散しており、都心部への食材配送網を基盤に食品の保管・配送体制を構えています。料金は初期費用・月額とも公表がなく、無料相談・見積もりで確認する形のため、費用は要問い合わせです。
ギフトラッピング・同梱に強いサービス
ギフト包装やメッセージカードの封入、ノベルティの同梱、名入れといった流通加工に強いサービスです。
13. 結い人(株式会社結い人)

ギフトラッピングを主軸に、EC出荷時のギフト対応を発送代行や倉庫保管と組み合わせて提供する、株式会社結い人のサービスです。ラッピングに加え、自社倉庫「yuibito logi」や、ギフトとEC・倉庫を連携させる「gift-option FC」(gift+EC/gift+倉庫)を展開しています。
自社物流倉庫を持つことで、ギフトラッピングと商品の保管・出荷を一体で請け負える点が特徴です。発送代行やEC運営支援は、ギフトオプションと連携する形で提供します。料金は公式サイトに金額の記載がなく、ラッピング・発送代行とも要問い合わせです。
14. 美翔(株式会社美翔)

「思考型流通サービス」を掲げる株式会社美翔は、流通加工・発送業務・商品保管を柱に、小ロット・多品種の仕分けや専用キット箱の設計・開発に対応するサービスを手がけています。
資材調達から梱包・発送までを一括で代行し、サンプリングセットやトレーディング商材のセット組といった流通加工・アッセンブリに対応します。販促物の企画立案から制作代行まで内包し、拠点は東京都江戸川区の3センターと千葉県市川市にあります。料金は公式サイトに記載がなく、要問い合わせです。
15. 醍醐倉庫(醍醐倉庫株式会社)

1958年創業の醍醐倉庫株式会社が、貨物保管・流通加工で培った体制を活かして提供する、EC・通販事業者向けの発送代行・物流アウトソーシングです。入庫・検品から在庫管理・ピッキング・梱包・出荷・返品処理までをワンストップで請け負います。
流通加工では、クリスマスや母の日などの季節ギフト向けのギフトラッピング、名入れ・メッセージ加工、セット組や同梱物対応、熨斗貼りやタグ・ラベル貼付などに対応します。段ボール1箱から利用でき、保管量・出荷量に応じた従量課金を基本としています。
ただし、生鮮食品や要温度管理商品、危険物、医薬品は対応外と公式に明記されており、温度帯管理が必要な商材には向きません。料金の単価は公式サイトに掲載がなく、要問い合わせです。
梱包・発送代行の料金相場と料金形態
ここからは、発送代行・梱包代行の費用のおおよその目安と、料金が何で構成され、どのような料金形態があるのかを整理します。費用感と料金の仕組みをつかんだうえで、各社の実額は比較表と各サービスの紹介で確認してください。
料金は「固定費」と「変動費」に分かれる
発送代行・梱包代行の料金は、出荷量にかかわらず毎月かかる固定費と、作業量に応じて増減する変動費に分けられます。固定費には基本料・システム利用料・倉庫の保管料などが、変動費には入庫料・ピッキング料・検品料・梱包料・資材費・配送料などが含まれます。
- 固定費:基本料・システム利用料・保管料(保管するスペースや棚数に応じて変動する場合もあります)
- 変動費:入庫料・ピッキング料・検品料・流通加工費・梱包料・資材費・配送料(出荷1件あたり、または商品1点あたりで課金)
ギフトラッピングや同梱物の追加、冷蔵・冷凍対応などは、基本の梱包料に加えてオプション料金がかかるのが一般的です。見積もりを取るときは、どの作業が基本料に含まれ、どれがオプションになるかを確認すると、総額を正しく比べられます。
3つの料金形態と向いている事業者
料金形態は大きく3つに分かれ、自社の出荷量によって割安になる形が変わります。
固定費なしの従量課金型は、初期費用や月額固定費をかけず、出荷した分だけ費用が発生します。出荷量が少ない立ち上げ期や、出荷量に波がある事業者に向いています。固定費がないぶん、1件あたりの単価はやや高めに設定されることがあります。
1件単位のポイント制・定額型は、1出荷あたりの作業をまとめて1つの料金(またはポイント)で扱う形です。料金が分かりやすく、月々の費用を見通しやすいのが利点で、個人・小規模の出荷から使えるものもあります。
倉庫一括・月額契約型は、固定費を払って保管から出荷までをまとめて任せる形です。出荷件数が多いほど1件あたりの負担が下がりやすく、大きな物量を安定して出荷したい事業者に向いています。固定費がかかるため、出荷量が少ないうちは割高になりやすい点に注意が必要です。
1件あたりの費用のおおよその目安
各社が公表する料金をみると、1出荷あたりの費用は封筒やネコポスで送る投函型で260〜400円前後、宅配便の60サイズで500〜800円前後が一つの目安です。ただし、配送料を含むか作業料のみか、税込か税別か、サイズ区分は各社で異なります。
商品サイズ・月間の出荷量・オプションによっても変わるため、単価だけで比べず、固定費まで含めた総額で見比べることが大切です。自社の出荷件数と商材サイズを当てはめて試算すると、実際の負担感がつかめます。
自社出荷と外注の分かれ目(損益分岐の考え方)
梱包・発送を外注すべきか、自社で続けるべきか。この判断は、感覚ではなく費用の比較で考えると見極めやすくなります。ここでは損益分岐の考え方を整理します。
外注のコストは、おおまかに「固定費+1件あたりの単価×月間出荷件数」で捉えられます。一方、自社出荷のコストには、梱包・発送にあたる人件費、ダンボールや緩衝材などの資材費、在庫を置く保管スペースの費用、出荷管理にかかる手間などが含まれます。これらを月単位で並べ、どちらが低いかを比べるのが基本の考え方です。
一般に、出荷件数が少ないうちは自社出荷のほうが割安で、件数が増えるにつれて外注が有利になります。固定費のない従量課金型なら少量でも外注を始めやすく、出荷が増えて固定費型に切り替えると1件あたりの負担をさらに下げられる、という流れが目安になります。

具体的な目安として、固定費のない従量課金型(1件500円)と固定費型(月額5万円+1件300円)を比べてみます。両者が逆転するのは「5万円÷(500円−300円)=月250件」で、これを超えると固定費型のほうが1件あたり安くなります(単価は一例)。
自社出荷と比べるときも同じ要領です。自社の梱包・発送にかかる人件費と資材費を1件あたりに直し、外注の1件あたり費用と並べれば、何件くらいから外注が見合うかの当たりが付けられます。件数が少ないうちは自社が割安でも、人手の限界や繁忙期の残業、ミスによる手戻りまで含めると、見た目の単価差以上に外注の価値が出てくる場面があります。
費用だけでは測りにくい効果も判断材料になります。日本ロジスティクスシステム協会の2024年度物流コスト調査では、売上高に占める物流コストの比率は全業種平均で5.44%で、前年度から0.44ポイント上昇しました。
配送費や人件費の上昇で物流コストが増す傾向が続くなか、出荷作業にかかる時間を商品企画や接客といったコア業務に振り向けられる効果も含めて、外注の是非を考えると判断を誤りにくくなります。
出典・参考資料(1件)
- 出典:2024年度 物流コスト調査報告書【概要版】|公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(https://www1.logistics.or.jp/wp-content/uploads/2025/04/cost_report_20250428.pdf)
梱包・発送代行を利用するメリットと注意点
外注の判断材料として、梱包・発送代行を利用するメリットと、見落としやすい注意点を整理します。
梱包・発送代行を利用するメリット
最も大きいのは、出荷作業から手が離れ、商品企画・仕入れ・マーケティング・接客といった売上に直結する業務にリソースを集中できることです。繁忙期やセール時にも出荷量に応じて体制を確保できるため、出荷遅延のリスクを下げられます。
梱包の品質が安定する点も利点です。専門の体制で作業するため、ラッピングや同梱のばらつき、誤出荷が起きにくくなります。
商品を代行先の倉庫に預ければ自社の保管スペースが空き、オフィスや店舗を本来の用途に使えるようになります。出荷データが記録・可視化されることで、在庫や出荷状況を把握しやすくなるのもメリットです。
梱包・発送代行の注意点(デメリット)
一方で、出荷作業を外部に委ねることで、梱包や出荷のノウハウが社内に蓄積されにくくなります。将来的に自社出荷へ戻す場合に備え、作業手順や品質基準を共有しておくと安心です。
イレギュラーな対応に制約が生じることもあります。急な仕様変更や特殊な同梱、手書きメッセージといった細かな要望は、依頼先の運用ルールによっては対応できない場合があります。
出荷量が少ないうちは固定費型だと割高になりやすく、料金形態の選び方を誤ると自社出荷より高くつくこともあります。商品を外部に預ける以上、個人情報を含む注文データの取り扱いや在庫の管理体制など、情報漏洩・品質に関わるリスク管理の体制も確認しておく必要があります。
商材・条件別に任せられるか(小ロット・食品/冷凍・ギフト・越境EC)
自社に近いタイプの見当がついたら、契約前に商材・条件別の要件を確認しておきます。同じタイプの依頼先でも、扱う商材や販売の条件によって対応可否や料金が変わるため、見積もりを取る前に次の点を押さえておくと、契約後に「対応できなかった」という食い違いを防げます。
小ロット・少量から任せたい場合
出荷量がまだ少ない場合は、最低利用ロットや最低月額の有無が重要です。固定費のない従量課金型や1件単位の料金形態であれば、少量でも割高になりにくく始めやすくなります。将来の出荷増に合わせて料金プランを切り替えられるかも確認しておくと、長く使えます。
食品・冷凍・温度管理が必要な場合
食品や化粧品など、温度管理や衛生面の体制が求められる商材では、対応できる温度帯(常温・冷蔵・冷凍)と、賞味期限・ロット管理の仕組みを満たす依頼先を選ぶ必要があります。食品に対応できる依頼先は限られるため、比較表の「食品・温度管理」の列で対応可否を見比べ、候補を早めに絞り込むのが現実的です。
ギフトラッピング・同梱物の指定がある場合
贈答品やD2Cブランドで包装の世界観を大切にしたい場合は、ギフトラッピングの仕様、メッセージカードの封入、ノベルティ・チラシの同梱、名入れといった流通加工にどこまで応じられるかを確認します。資材を自社から支給するのか、依頼先で用意できるのかも、仕上がりと費用に関わるポイントです。
越境EC・海外発送が必要な場合
海外への発送を含む場合は、輸出書類の作成や関税対応、海外配送網との連携に対応できるかを確認します。越境ECへの対応は依頼先によって差が大きいため、対象国や配送手段まで含めて早めにすり合わせておくと、出荷開始後のトラブルを避けられます。
失敗しない梱包・発送代行の選び方
ここからは、梱包・発送代行を選ぶ際に確認したい観点を整理します。自社の状況に当てはめて、候補を比べる物差しとしてご活用ください。
自社の商材と出荷量に合っているか
まず、自社の商材(サイズ・重量・温度帯・取り扱いの注意点)と月間の出荷件数を書き出し、それに対応できる依頼先かを確かめることが出発点です。小型で軽い商材を少量出荷するのか、大型・重量物を大量に出荷するのかで、適した依頼先も料金形態も変わります。出荷量が増減する事業なら、繁忙期の波にどこまで体制で応えられるかも見ておきたい点です。
任せたい業務の範囲とオプションに対応できるか
梱包だけを任せたいのか、入庫・保管・出荷まで一括で任せたいのかを決め、依頼先の対応範囲と照らし合わせるとよいでしょう。ギフトラッピングや同梱、名入れ、冷蔵・冷凍といったオプションが必要なら、それらに標準で対応するか、追加料金になるかも確かめておきたい点です。必要な作業が別料金で積み上がると、総額が大きく変わるためです。
ここで整理した業務範囲は梱包・発送(出荷)が中心ですが、受注処理や問い合わせ対応、広告運用、サイト更新まで含めてEC運営全体を外部に任せる「EC運用代行」という選択肢もあります。出荷に限らず運営の委託範囲を幅広く見直したい場合は、一括・特定業務・システム型といった委託形態ごとの違いや費用相場を解説した以下の記事もあわせてご覧ください。
固定費・最低ロットを含めた総額で比べられるか
料金は1件あたりの単価だけでなく、固定費・保管料・資材費・配送料・オプション費まで含めた総額で比べることが大切です。自社の月間出荷件数を当てはめて試算すると、固定費なしの従量課金型と固定費型のどちらが割安かが見えてきます。最低利用ロットや最低月額があると、出荷が少ない月に割高になるため、あわせて確認しておくと安心です。
カート・モールのシステムと連携できるか
自社が使っているECカートやモール(複数店舗を運営している場合は各モール)と、注文データが自動で連携できるかが確認ポイントです。連携できれば受注データの手入力や二重管理が不要になり、誤出荷も減らせます。リアルタイムで在庫を同期できるか、対応しているカート・モールの種類はどこまでかが、運用の手間を左右します。
実績・サポート体制と品質管理を信頼できるか
自社と近い商材・規模の取り扱い実績があるか、誤出荷や破損が起きた際の補償・対応窓口が明確かも確かめておきたい点です。商品を外部に預けるため、在庫や個人情報の管理体制、担当者とのやり取りのしやすさも、長く任せるうえで重要な判断材料になります。
依頼から出荷開始までの流れ
発送代行・梱包代行を利用する場合、問い合わせから出荷開始までは、おおむね次のステップで進みます。開始までにかかる期間の目安もあわせて押さえておくと、繁忙期に間に合うよう逆算して準備できます。
- 問い合わせ・ヒアリング:商材・月間出荷件数・必要な作業範囲を伝え、対応可否を確認します。
- 見積もり・プラン確認:固定費・変動費・オプションを含めた見積もりを受け取り、料金形態を比べます。
- 契約・システム連携:契約後、ECカートやモールと受注データを連携し、作業ルールや同梱物の仕様をすり合わせます。
- 商品の入庫・テスト出荷:商品を倉庫に納品し、検品・保管の後、テスト出荷で運用を確認します。
- 本番の出荷開始:注文データに応じて、梱包から発送までの運用が始まります。
問い合わせから出荷開始までは、システム連携や商品の入庫を含めて数週間かかるのが一般的です。繁忙期の直前に慌てて契約すると間に合わないことがあるため、余裕を持って準備を始めるとスムーズです。最低利用ロットや最低契約期間の有無も、契約前に確認しておきましょう。
まとめ
梱包・発送代行は、梱包だけを切り出す使い方から、入庫・保管・出荷までを一括で任せるフルフィルメントまで、任せられる範囲に幅があります。自社の商材と月間出荷件数を起点に、必要な業務範囲・固定費を含めた総額・食品やギフトなど商材固有の条件・システム連携・実績とサポートを物差しにして比べると、自社に合う依頼先を見極めやすくなります。
料金形態は、固定費なしの従量課金型・1件単位の定額型・倉庫一括の月額契約型で、出荷量によって割安になる形が変わります。自社の出荷件数を当てはめて総額を試算し、自社出荷との損益分岐も踏まえて判断するのがおすすめです。各サービスの料金・対応範囲は資料で詳しく比べられます。気になる依頼先の資料をまとめて取り寄せ、比較検討にお役立てください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 発送代行・梱包代行とは何ですか?物流代行(フルフィルメント)とどう違いますか?
A. 発送代行・梱包代行とは、ECや通販で売れた商品の梱包から発送(出荷)までの作業を、自社に代わって請け負うサービスです。梱包だけ、または梱包から発送までを切り出して任せるのが「発送代行・梱包代行」、入庫・保管・在庫管理・受注処理まで含めて倉庫ごと任せるのが「物流代行(フルフィルメント/3PL)」と整理すると違いをつかみやすくなります。
在庫は自社に置いたまま出荷作業だけを依頼することもでき、自社の出荷量や任せたい業務範囲に応じて、梱包のみ・梱包+発送・フルフィルメントの段階から選べます。
Q. 発送代行・梱包代行では、自社で用意した梱包資材やオリジナルの化粧箱を使えますか?
A. 発送代行・梱包代行では、自社で用意した梱包資材やオリジナルの化粧箱を使えるのが一般的です。ただし対応の可否や持ち込みのルールは依頼先によって異なり、資材の支給方法や保管に条件がつくこともあります。ブランド独自の箱・緩衝材・同梱物を使いたい場合は、見積もり時に対応可否と追加費用の有無をあわせて確認してください。
Q. 発送代行・梱包代行は小ロットでも依頼できますか?最低ロットや最低月額はありますか?
A. 発送代行・梱包代行は、商品1個・出荷1件から依頼できる小ロット対応のサービスが複数あり、最低ロットや最低月額を設けていない依頼先もあります。初期費用・月額固定費が0円の従量課金型であれば、出荷量が少ない立ち上げ期でも割高になりにくく始められます。一方で大量出荷向けのサービスは最低利用の条件があることもあるため、自社の月間出荷件数で無理がないかを確認しましょう。
Q. 発送代行・梱包代行の費用は1件あたりいくらが目安ですか?
A. 発送代行・梱包代行の費用は、固定費のほかに出荷1件ごとの作業料・配送料がかかり、小型の投函型で1件260〜400円前後、宅配便の60サイズで500〜800円前後が一つの目安です(各社の公表料金より、税別)。実際の金額は商品サイズ・出荷量・オプションで変わるため、固定費も含めた総額で比べることが大切です。具体的な料金は比較表で確認してください。
Q. 発送代行・梱包代行で商品が破損したり誤出荷が起きた場合、補償はありますか?
A. 発送代行・梱包代行では、梱包や作業の不備で生じた破損・誤出荷について、依頼先が責任を負い補償するのが一般的です。ただし補償の上限額や対象となる範囲は契約時に定められるため、どこまでが補償対象になるのか、誤出荷が起きた際の再出荷・返品の対応フローはどうかを、契約前に必ず確認しておきましょう。
Q. 発送代行・梱包代行は依頼から出荷開始までどのくらいかかりますか?
A. 発送代行・梱包代行は、契約締結後おおむね2週間〜1ヶ月、早いサービスでは最短1〜2週間ほどで出荷を開始できます。システム連携の設定や、商品の入庫・テスト出荷に時間がかかるためです。繁忙期に間に合わせたい場合は、ピークから逆算して早めに問い合わせを始めると安全です。
Q. 発送代行・梱包代行は繁忙期やセール時の出荷増に対応できますか?
A. 発送代行・梱包代行は、出荷量の波に体制で応えられるため、繁忙期やセール時の急な出荷増にも対応しやすいのが利点です。土日祝日を含む365日出荷や、波動を見込んだ人員確保に対応する依頼先もあります。ただし極端なイレギュラー対応は運用ルール上難しい場合があるため、想定するピーク時の出荷件数を事前に共有し、対応可否を確認しておくと安心です。
Q. 発送代行・梱包代行は使っているECカートやモールと連携できますか?
A. 発送代行・梱包代行の多くは、Shopify・STORES・BASE・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど主要なECカート・モールと注文データを連携でき、受注情報を自動で取り込んで出荷できます。連携できれば手入力や二重管理が不要になり、誤出荷も減らせます。複数店舗なら、使っているカート・モールすべてに対応し、在庫をリアルタイムに同期できるかを確認してください。
Q. 発送代行・梱包代行は食品・冷凍や越境EC(海外発送)にも対応できますか?
A. 発送代行・梱包代行は、冷蔵・冷凍の温度帯や食品、海外発送(越境EC)にも対応できる依頼先がありますが、対応の可否は依頼先によって差が大きいのが実情です。食品は温度帯と賞味期限・衛生管理の体制を満たす依頼先、越境ECは輸出書類・関税対応や対象国に対応できる依頼先に絞る必要があります。対応できる依頼先は限られるため、自社の商材や販売先の条件を早めに伝えて候補を絞り込むのが現実的です。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
















