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発送代行サービスの選び方|料金体系・対応商材・システム連携の比較ポイント

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ECサイト運用代行サービス比較表(2026年版)

EC・通販の出荷件数が増えてくると、梱包や発送の作業時間が本業を圧迫し、「発送業務そのものを外部に任せたい」と考える場面が出てきます。発送代行を使えば在庫の保管から梱包・出荷までをまとめて委託できますが、料金体系も対応できる商材も会社ごとに大きく異なり、選び方を誤ると委託後にかえってコストや手間が増えることもあります。

発送代行の会社を自社に合わせて選ぶには、料金体系・対応できる業務の範囲・扱える商材・システム連携・サポート体制といった観点を、自社の出荷量や商材に引き付けて見比べる必要があります。では、具体的にどの基準をどう確認すれば、自社に合う依頼先を見極められるのでしょうか。

本記事では、発送代行の選び方を、料金の内訳・比較すべき基準・契約前の確認事項まで整理して解説します。あわせて、主要な発送代行サービス10社を横断比較表とタイプ別で紹介し、「選ぶ基準」と「実際の候補」の両方を一度に確認できます。発送業務の委託を検討している担当者が、自社に合う会社を判断するための材料としてご活用ください。

また、出荷件数や商材、越境対応の有無から自社に合うタイプを早く絞り込めるよう、「30秒で終わる発送代行の選定診断」をご用意しました。どのタイプから検討すべきか迷う場合は、こちらから始めると候補を絞り込めます。

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発送代行とは|委託できる業務と基礎知識

発送代行とは、EC・通販事業者の出荷にかかわる業務を、外部の物流事業者が代わりに担うサービスです。EC市場の拡大で出荷件数が増え、少人数の運営では発送作業が追いつかなくなる事業者が増えたことを背景に利用が広がっています。まずは、委託できる業務の範囲と、選び方を理解するための基礎を押さえます。

委託できる業務は、商品を預かる「入荷・保管」、注文に応じて商品を取り出す「ピッキング」、商品を確認する「検品」、箱詰めする「梱包」、配送業者へ引き渡す「出荷」、さらに「返品対応」までが基本です。会社によっては、ギフトラッピングや同梱物の封入といった流通加工、受注データの取り込みや問い合わせ対応まで引き受けるところもあります。

3PL・フルフィルメント・物流代行の違い

発送代行を調べると、3PL・フルフィルメント・物流代行といった言葉が並び、違いが分かりにくく感じられます。いずれも「出荷業務の外部委託」を指す点は共通しますが、カバーする範囲の広さに差があります。

3PL(サードパーティー・ロジスティクス)は、物流業務を第三者に包括的に委託する仕組み全体を指す言葉です。フルフィルメントは、受注から在庫管理・出荷・決済・顧客対応まで、通販に必要な一連の業務をまとめて担う考え方を指します。

物流代行や発送代行は、このうち保管・梱包・出荷といった物流作業を代行するサービスを指すことが多く、呼び方の違いは明確な線引きというより、各社がどこまでの範囲を名乗っているかの差と捉えると分かりやすくなります。

そのため、名称だけで判断せず、自社が任せたい業務(物流だけか、受注・顧客対応まで含むか)がその会社のサービス範囲に入っているかを、個別に確認することが大切です。

発送代行に委託するメリット

発送代行を利用する最大のメリットは、発送作業にかかっていた人手と時間を、商品企画や販促といった売上に直結する業務へ振り向けられる点です。繁忙期の出荷波動にも委託先の人員・倉庫で対応できるため、セールや急な受注増でも出荷が滞りにくくなります。

専門の倉庫で作業が標準化されることで、誤出荷や梱包品質のばらつきが抑えられる点も見逃せません。自社で倉庫や梱包資材を抱える固定費が、出荷量に応じた変動費に置き換わるため、出荷量の増減が読みにくい成長期の事業者にとっては、コスト構造を身軽にできる効果もあります。

委託前に知っておきたいデメリット・注意点

一方で、発送業務を外部に委ねると、出荷の現場が自社から見えにくくなります。在庫状況や出荷の進捗は委託先の管理画面を通して把握することになり、同梱物の変更やイレギュラーな対応に、自社で発送していたときほど柔軟に動けない場面も出てきます。

委託先を切り替える際には在庫を倉庫間で移す手間と費用がかかるため、一度預けると乗り換えにくくなる点にも注意が必要です。出荷量が少ないうちは、従量課金でも最低利用料や月額固定費がかさんで割高になることもあります。こうした点は、後述する契約前の確認事項とあわせて見極めると失敗を避けやすくなります。

発送代行を検討するタイミング

委託を検討する目安は、発送作業が事業成長の足かせになり始めたときです。たとえば、出荷件数の増加で梱包・発送に追われて本業に手が回らない、繁忙期だけ人手が足りず出荷が遅れる、出荷ミスやクレームが増えてきた、といった状況は検討のサインといえます。

倉庫の賃料や人件費といった物流の固定費が重くなってきた場合や、新たにモール出店・越境ECを始めて出荷体制を整えたい場合も、委託を比較検討する好機です。出荷が止まると売上と顧客満足に直結するため、現場が逼迫してから慌てるのではなく、余力のあるうちに候補を比較しておくことをおすすめします。

発送代行の費用相場と料金の内訳

発送代行の料金は「月額いくら」という一本の金額ではなく、複数の費用項目の積み上げで決まります。ここでは、料金を構成する費用の内訳と、会社ごとに異なる料金体系の見分け方を整理します。内訳を理解しておくと、見積もりを取ったときに各社を同じ土俵で比べられます。

料金を構成する費用(初期/保管/入荷・検品/梱包/配送/システム利用料)

発送代行の費用は、大きく次の項目に分かれます。契約時にかかる「初期費用」、倉庫で商品を預かる「保管料」、入庫時の「入荷・検品料」、注文ごとの「ピッキング・梱包料(出荷作業料)」、宅配便の「配送料」、在庫管理システムの「月額システム利用料」です。

保管料は、使った棚やスペースに応じて坪単位・パレット単位・ピース単位などで課金され、料金の考え方が会社ごとに異なります。ピッキング・梱包料は1件あたり数百円が一つの目安で、商品のサイズや同梱物の有無で変わります。配送料は宅配便の実費に近い水準で、サイズ・地域別に設定されるのが一般的です。見積もりを取る際に、どの項目が含まれ、どの項目が別途加算になるかを見ておくと、各社を同じ条件で比べられます。

発送代行の費用を構成する6項目の図解。初期費用、保管料、入荷・検品料、ピッキング・梱包料、配送料、システム利用料を示し、料金はこれらの積み上げで総額が決まることを表す。

料金体系3タイプの見分け方(固定費ゼロ+従量/月額+従量/初期費用込み)

料金体系は、大きく3つのタイプに分かれます。自社の出荷量とどのタイプが噛み合うかで、総額の有利・不利が変わります。

1つ目は初期費用・月額固定費ゼロの完全従量型です。使った分だけ支払う形で、出荷件数が少ない・変動が大きい事業者でも始めやすいのが特徴です。オープンロジ・STOCKCREW・清長のロジモプロなどがこのタイプにあたります。

2つ目は月額のシステム利用料+従量料金型で、一定の基本料に出荷量に応じた費用が加わります。出荷件数が一定以上あると、1件あたりの単価が抑えられる場合があります。3つ目は初期費用込みでカスタマイズするタイプで、倉庫や作業内容を荷主ごとに設計する大規模・特化型の会社(エスプールロジスティクス・イー・ロジットなど)に多く、料金は個別見積もりが基本です。

自社の月間出荷件数を軸に、少量・変動が大きいなら完全従量型、安定して量があるなら月額+従量型、特殊な要件があるならカスタマイズ型、とあたりを付けると比較が進めやすくなります。

発送代行の料金体系3タイプの図解。初期費用・月額固定費ゼロの完全従量型は少量・変動が大きい事業者向き、基本料に従量が加わる月額+従量型は安定して量がある事業者向き、初期費用込みで個別設計するカスタマイズ型は特殊な要件・大規模向きであることを示す。

発送代行に委託するか自社で発送を続けるかは、作業人件費・倉庫賃料・資材費を合算した自社の出荷コストと、委託時の総額を同じ件数で突き合わせて判断します。出荷件数が増えるほど委託の費用対効果は出やすくなりますが、少量のうちは自社発送のほうが安いこともあるため、現状の件数で試算することが欠かせません。

発送代行の選び方|自社に合う会社を見極める比較基準

ここからは、発送代行を選ぶときに確認したい比較基準を解説します。どれも「自社の出荷の実態」に引き付けて見ることが大切で、他社にとっての最適がそのまま自社の最適になるとは限りません。次の6つの観点を、自社の条件に当てはめて確認します。

料金・料金体系が自社の出荷量に合うか

料金は総額だけでなく、料金体系が自社の出荷量と噛み合うかで見ます。月間数十件の少量なら、固定費が乗る体系では割高になりやすく、完全従量型が向きます。逆に数千件規模で安定しているなら、月額基本料がある代わりに単価が下がる体系のほうが総額を抑えられることがあります。

公開されている料金表の数字だけで判断せず、自社の出荷量を前提にした体系の相性で見ることが大切です。固定費が重くないか、従量単価が自社の出荷量に見合うか、出荷が増えたときに単価が下がる設計かといった観点で、どの体系が自社に噛み合うかを見極めます。

対応できる業務範囲(付帯作業・受注/CSまで)

任せたい業務がどこまでかで、選ぶべき会社は変わります。保管・出荷だけを任せたいのか、ギフトラッピングやノベルティ同梱といった流通加工まで必要か、さらに受注処理や問い合わせ対応といった顧客対応まで含めたいのかを、まず切り分けておくと選びやすくなります。

物流作業に絞った会社に顧客対応は頼めませんし、逆にフルフィルメント型に物流だけを頼むと割高になることがあります。自社に残したい業務と委託したい業務の線を引き、その範囲を標準対応している会社を選ぶと、過不足のない委託になります。

出荷ロットの規模(小ロット〜大規模・出荷波動)

会社ごとに得意とする出荷規模が異なります。1件から小口に対応し最低出荷件数を設けない会社は、個人事業主や立ち上げ期のEC向きです。一方、大規模倉庫や複数拠点を持つ会社は、出荷量が多く、セールや新商品投入で出荷が急増する事業者の波動を吸収しやすい体制を備えています。

自社の現在の出荷件数だけでなく、1〜2年先に見込む成長後の件数も想定して確認すると、早期の乗り換えを避けられます。最低利用件数の有無、繁忙期の出荷能力の上限、拠点の数と立地が、ロット規模を見極める手がかりになります。

商材・越境対応の確認(温度管理・許認可・海外発送)

扱う商材によっては、対応できる会社が限られます。食品や化粧品の一部は温度管理(冷蔵・冷凍)が必要で、専用設備を持つ倉庫でなければ預けられません。医療機器や医薬部外品、アルコール類などは、保管・販売に関する許認可を委託先が取得している必要があります。

海外へ発送する越境ECでは、国際配送の料金体系や対応国、通関まわりのサポートの有無も確認しておきたい点です。自社の商材に必要な設備・許認可・海外対応を満たしているかは、会社ごとに公式情報で個別に確かめる必要があり、取り扱い不可商品の一覧もあわせて見ておくと、委託開始後のミスマッチを防げます。

システム連携(EC・モールとのAPI連携)

自社が使っているECカートやモールと、委託先の在庫・出荷管理システムが連携できるかは、運用負荷を大きく左右します。注文データが自動で委託先に取り込まれ、在庫数や出荷状況が自動で同期される仕組みがあれば、手作業の受け渡しや二重入力が不要になります。

自社が利用するカート・モール(Shopify、楽天市場、Amazonなど)に対応しているか、連携がAPI連携かCSVの受け渡しか、複数店舗の受注を一元管理できるかが確認のポイントになります。連携が弱いと、せっかく発送を委託しても注文の取りまとめに手間が残るため、自社の販売チャネルとの相性は重要な判断材料になります。

サポート体制とトラブル時の対応

委託後は、出荷の遅れや誤出荷、在庫差異といった問題が起きたときに、どれだけ早く・丁寧に対応してもらえるかが、事業の信頼に直結します。問い合わせの窓口や担当者が明確か、どのチャネル(電話・メール・チャット)でどの時間帯に連絡できるかは確認しておきたい点です。

導入時の立ち上げ支援があるか、専任担当が付くか、トラブル時の連絡フローが決まっているかも、運用の安心感を左右します。問い合わせへの返答の速さや説明の分かりやすさは、商談や無料相談の段階である程度見極められるため、契約前のやり取りも判断材料にすると良いでしょう。

【比較表】主要な発送代行を横断比較

ここまでの比較基準をふまえ、主要な発送代行サービスを横断的に比較します。料金体系・対応ロット・対応商材・越境対応・システム連携・最低契約期間を一覧にしているので、自社の条件に近い会社を絞り込む手がかりにしてください。各サービス名をタップすると、詳しい紹介にジャンプできます。

← 横にスクロールできます →
サービス名オープンロジウルロジSTOCKCREWロジモプロ(清長)エスプールロジスティクス富士ロジテックイー・ロジットスクロール360関通醍醐倉庫
料金体系初期費用・月額固定費0円の完全従量課金
入荷18円〜・保管0.2円〜・配送395円〜
初期費用・月額固定費は要問い合わせ
梱包配送費300円〜(全国一律・資材費込)
初期費用・月額固定費0円の従量課金
国内発送260円〜(投函型)・入庫10円/点
初期費用・月額固定費0円の完全従量課金(ロジモプロ)
入庫19.8円〜・配送781円〜
保管料・作業料・配送料は非公開(要見積もり)
越境EC支援は月額75,000円〜
初期費用・基本料金は要問い合わせ
入庫15円〜・保管3,000円〜/月(1パレット)・配送320円〜
初期費用・月額ともに非公開(要見積もり)物流ライトプランは初期費用30,000円〜
出荷399円〜(ポストイン)・カスタマイズは個別見積もり
委託型は個別見積もり(固定費+変動費)
GAOWは固定費0円・配送300円〜(従量)
初期費用・月額とも要問い合わせ(保管量・出荷量に応じた従量課金)
小ロット・最低出荷●短期スポット利用可(最低ロットの明示なし)●月間出荷1件〜相談可●最低出荷件数の定めなし●商品1個・出荷1件から要問い合わせ(大規模・定期通販向け)△スタートアップ向け特別料金あり要問い合わせ(大規模フルフィルメント向け)△物流ライトプランあり要問い合わせ●段ボール1箱から利用可
対応商材・特化アパレル・化粧品・食品(冷凍・冷蔵)・大型商材
※医薬品・危険物は不可
食品(冷凍・冷蔵)・化粧品(製造業許可)・サプリ・アパレル等化粧品・サプリ等の常温商材
※冷蔵・冷凍は非対応
化粧品・アパレル・食品等
※化粧品・医療機器許可はロジプレミアム側
コスメ・健康食品・単品リピート通販向け
受注・CSまで一括代行
常温〜冷凍の温度帯管理・医薬品(卸売販売業許可)・アパレル等サプリ・化粧品・食品・グッズ等
受注・CS・物流コンサルまで一体提供
健康食品・化粧品・アパレル・食品等+各種許認可
受注・CS・EC運営まで一体
冷凍・冷蔵食品に専用対応(賞味期限管理)アパレル・革製品・雑貨・酒類等+細かな流通加工
※温度管理品・生鮮・危険物・医薬品は不可
越境EC対応●EMS・DHL・FedEx連携で海外配送●220カ国・地域に対応●200か国以上(ヤマト国際宅急便)要問い合わせ●台湾中心に東南アジア進出支援要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ●国際(海外)物流に対応要問い合わせ
システム連携Shopify・楽天・Yahoo!など主要カート/モール+API連携Shopify・Amazon・楽天など約20種以上+CSV連携Shopify・楽天・Amazonなど+API/CSV連携NEXT ENGINE・BASE・MakeShopなど11システムと連携課題・業種に応じWMSを選定(個別対応)Shopify・futureshop・楽天・Amazonなど多数+API連携自社WMS「EL5」+API自動連携(Shopify等)楽天・Amazon・Shopifyなど多数+NEXT ENGINE連携楽天・Amazon・PayPayモールなど+ネクストエンジンAPI連携楽天・Amazon・Shopifyなど+API/CSV連携
最低契約期間要問い合わせ要問い合わせなし(違約金なし)要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ
詳細情報公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

※本記事の各社の料金・対応範囲は2026年10月時点の公式サイト等の情報にもとづきます。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。

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タイプ別に見るおすすめの発送代行

ここからは、発送代行サービスを「自社が何を重視するか」で4つのタイプに分け、それぞれ代表的な会社を紹介します。出荷ロットの規模、任せたい業務範囲、商材や越境対応といった観点から、自社の状況に近いタイプを起点に候補を見ていくと選びやすくなります。

小ロット・従量課金で始めたいタイプ

初期費用・月額固定費を抑え、出荷した分だけ支払う形で始めたい事業者に向くタイプです。個人事業主や立ち上げ期のEC、出荷件数の変動が大きい事業者でも導入しやすく、1件からの小口出荷に対応する会社が中心です。

1. オープンロジ(株式会社オープンロジ)

オープンロジ(OPENLOGI)のウェブサイト

株式会社オープンロジが運営する「オープンロジ」は、入荷・保管・ピッキング・梱包・出荷から返品対応までを一括で受託するフルフィルメントサービスです。初期費用・月額固定費が無料の完全従量課金制で、入荷料・保管料・配送料を使った分だけ支払う形のため、出荷件数が少ない立ち上げ期からでも始めやすい料金設計です。

Shopify・BASE・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど主要なECカート・モールと連携済みで、受注データの自動取込から出荷までを自動化できます。導入実績は13,000社以上(公式サイト記載)で、EMS・DHL・FedExなどと連携した越境EC発送にも対応します。

2. ウルロジ(ディーエムソリューションズ株式会社)

ウルロジ(uruLogi)のウェブサイト

ウルロジは、東証スタンダード市場に上場するディーエムソリューションズ株式会社が運営する発送代行サービスです。受注処理・在庫管理・ピッキング・梱包・配送手配から返品対応までのバックヤード業務を一括で代行し、都内4拠点の自社倉庫を運用して13時までの注文で当日出荷に対応します。

公式では月間出荷が1件からでも相談できるとしており、出荷数の読めないスタートアップや個人事業主も対象にしています。料金は、梱包配送費が資材費込みで全国一律300円から(SSサイズ)、ピッキング費が1件20円からと最低単価を公開しています。保管料・入庫料・初期費用は個別見積もりのため、総額は問い合わせで確認します。

食品(冷凍・冷蔵含む)や化粧品などに対応し、化粧品・医薬部外品は製造業許可(包装・表示・保管)を取得して流通加工を行えます。220カ国・地域への越境EC発送にも対応します。

3. STOCKCREW(株式会社STOCKCREW)

STOCKCREW(ストッククルー)のウェブサイト

千葉・埼玉の自社倉庫で入庫から出荷までを代行するのが、株式会社STOCKCREWのEC向け物流代行サービスです。初期費用・月額固定費が0円の従量課金で、最低出荷件数の定めなく利用でき、公式は個人事業主から大規模事業者まで受け入れる方針を示しています。最低契約期間や解約時の違約金も設けていません。

保管料は10cm角1個あたり月20円から(物量に応じて最安5円)、入庫費用は1点10円で、国内発送は投函型260円から・60サイズ500円からの料金表を公開しています。費用の内訳を事前に把握しやすい点が、少量から始めたい事業者に向いています。

越境ECはヤマト国際宅急便をベースにゾーン別・サイズ別の料金表を公開し、200か国以上への発送に対応します。自社倉庫には自律移動ロボット(AMR)などの自動化設備を備えています。

4. ロジモプロ(株式会社清長)

清長(ロジプレミアム/ロジモプロ)のウェブサイト

専用システムを導入せずクラウド上で発送業務を委託できるのが、株式会社清長の「ロジモプロ」です。商品マスタ登録から入荷・在庫管理・発送依頼までをクラウド上で管理でき、初期費用・月額固定費0円の完全従量課金制で、商品1個・出荷1件から委託できます。

入庫料は1個19.8円(税込)、宅配便の配送料は全国一律でMサイズ781円から、Amazon FBA納品代行は1個27.5円といった料金を公開しています。最短1週間で発送業務の委託を開始できるとしています。

出荷量が増えた場合は、荷主ごとに物流フローを構築する大規模・カスタマイズ型の「ロジプレミアム」へ移行できる構成になっており、月間出荷1,000件超から10万件超までの規模に対応します。

大規模・出荷波動に備えたいタイプ

出荷量が多く、セールや新商品投入で出荷が急増する事業者に向くタイプです。大規模倉庫や複数拠点を備え、全国配送や繁忙期の出荷波動を吸収できる体制を持つ会社が該当します。

5. エスプールロジスティクス(株式会社エスプールロジスティクス)

エスプールロジスティクスのウェブサイト

エスプールロジスティクスは、東証プライム市場に上場する株式会社エスプールを親会社に持つ物流会社です。EC事業者向けのフルフィルメントと、小売・卸事業者向けの3PL(物流業務を包括的に外部委託する仕組み)を主軸に、受注処理・CSコールセンター・入出荷・保管から返品・返金処理までを一括で受託します。

単品リピート通販向けには専用の作業チームや自動梱包機などの設備を備え、定期通販の出荷を支える体制を持ちます。受注処理やコールセンター対応まで含めて委託できるため、出荷量が多い事業者がバックヤード業務をまとめて預けやすいのが特徴です。

フルフィルメント・3PLの保管料・作業料・配送料は取扱量に応じた個別見積もりで、公式サイトには単価の掲載がありません。台湾を中心とした東南アジア向けの越境EC進出支援もワンストップで提供しています。

6. 富士ロジテック(株式会社富士ロジテックホールディングス)

富士ロジテック(EC物流・発送代行サービス)のウェブサイト

富士ロジテックのEC物流・発送代行は、1918年創業の総合物流会社である株式会社富士ロジテックホールディングスが手がけるサービスです。倉庫業・貨物運送業を本業とし、入出荷・保管・検品・流通加工・配送から返品対応(リバースロジスティクス)までを一括で受託します。

全国50拠点・倉庫保管面積485,895㎡(2025年12月決算期)の倉庫網を持ち、常温・定温・冷蔵・冷凍の温度帯管理と365日の出荷に対応します。繁忙期のキャパシティ確保や複数拠点への在庫分散が必要な、出荷量の多い事業者に向く規模を備えています。

Shopify・futureshopや各種モールなど多数のシステム連携先を公開し、WMS(倉庫管理システム)・OMS(受注管理システム)による在庫管理・受注処理に対応します。料金は入庫料15円から、保管料が1パレット月3,000円から(いずれも税別)で、基本料金は取扱量や商材に応じた個別見積もりです。

受注・CSまでまとめて任せたいタイプ(フルフィルメント)

物流作業だけでなく、受注処理や問い合わせ対応といった顧客対応まで含めて委託したい事業者に向くタイプです。通販に必要な業務を一括で任せられるため、少人数で運営する事業者がバックヤード全体を外部に預けたい場合に適しています。

発送や受注対応にとどまらず、サイト運営・商品登録・販促まで含めてEC運営そのものを外部に任せるかどうかで迷う場合は、委託範囲の分け方(一括型・特定業務型・システム型)や費用相場、選定の考え方を整理した次の記事が、自社に必要な委託範囲を見極める手がかりになります。

7. イー・ロジット(株式会社イー・ロジット)

イー・ロジット(E-LogiT)のウェブサイト

イー・ロジットは、東証スタンダード市場に上場する株式会社イー・ロジットが運営するEC向けBPO(業務プロセスの外部委託)サービスです。フルフィルメントセンターでの物流代行(入庫・保管・梱包・出荷・返品対応)とカスタマーサポート代行を2本柱に、EC事業戦略やロジスティクスのコンサルティングまでを一体で提供します。

関東4拠点・関西1拠点の計5拠点(総延床面積34,894坪)の自社フルフィルメントセンターを運営し、土日祝日や繁忙期を含む365日の出荷体制を備えています。累計1,700社を超える取引実績があります。

自社開発のWMS「EL5」で入庫から在庫・出荷までを一元管理し、受注処理やコンタクトセンターの運用も代行します。物流とカスタマーサポートをまとめて委託したい事業者に向く一方、料金は公式サイトに公開されておらず、個別見積もりとなります。

8. スクロール360(株式会社スクロール360)

スクロール360(EC運営代行・物流代行・BPO)のウェブサイト

スクロール360は、通販事業を60年以上手がけるスクロールグループの株式会社スクロール360が運営するEC運営代行・物流代行サービスです。物流(発送)代行に加え、受注処理・コールセンター・商品登録・在庫管理など、通販のバックオフィス業務を幅広く代行します。

北海道・関東・東海・関西の4地区に物流センターを持ち、発送代行と受注・顧客対応・EC運営を1社に集約できる点が特徴です。健康食品・化粧品・アパレル・食品など、各種許認可を要する商材にも対応します。

物流の出荷料金はポストイン399円から・60サイズ580円から(いずれも税別、ライトプラン)、EC運営代行は40時間対応9万5千円から(税込)など、料金の一部を公開しています。受注・顧客対応まで含めてまとめて委託したい事業者に向いています。

越境EC・特定商材に対応してほしいタイプ

アパレル・食品・酒類といった特定商材や、検品・セット組・名入れなどの流通加工への対応を求める事業者に向くタイプです。ここでは特定商材や受注・CSまで一体で任せられる関通と、細かな流通加工に強い醍醐倉庫を取り上げます。

越境EC(海外発送)を重視する場合は、「小ロット・従量課金で始めたいタイプ」のオープンロジ・ウルロジ・STOCKCREWも海外配送に対応しているため、あわせて検討すると候補を広げられます。冒頭の診断では、越境や商材特化を選ぶと該当する会社がまとめて表示されます。

9. 関通(株式会社関通)

関通(EC物流代行・発送代行・受注管理代行)のウェブサイト

関通は、東証グロース市場に上場する関通ホールディングスのグループ会社である株式会社関通が運営するEC物流代行・受注管理代行サービスです。入荷・検品・保管・ピッキング・梱包・出荷までの倉庫内オペレーションと、受注処理や配送振り分けなどの受注管理を一括で代行します。

冷凍・冷蔵食品の物流代行を専用サービスとして提供し、自社開発のWMS「クラウドトーマス」で賞味期限に基づく出荷期限管理に対応します。海外向けの国際物流も扱っており、温度管理が必要な食品や越境の出荷を想定する事業者にも対応できる体制です。

EC物流プラットフォーム「GAOW」は固定費0円の従量課金型として提供し、委託型の物流アウトソーシングは固定費と変動費を組み合わせた個別見積もりです。いずれも出荷量や商品サイズをもとに費用を設計します。

10. 醍醐倉庫(醍醐倉庫株式会社)

醍醐倉庫のウェブサイト

醍醐倉庫は、1958年創業の醍醐倉庫株式会社が東京・大田区を拠点に運営する発送代行・物流アウトソーシングサービスです。倉庫業・流通加工を祖業とし、入庫・検品・在庫管理・ピッキング・梱包・出荷から返品処理までをワンストップで代行します。

ギフトラッピングや名入れ、セット組、タグ・ラベル貼付、衣料品の検針といった細かな流通加工に幅広く対応し、アパレル・革製品・雑貨・健康食品・酒類など多様な商材の取り扱い実績があります。段ボール1箱からの小ロット利用も可能です。

一方で、生鮮食品や温度管理が必要な商品、危険物・医薬品は対応対象外としています。料金は保管量・出荷量に応じた従量課金制で、具体的な単価は個別見積もりとなります。

契約前に確認すべき条件と隠れコスト

公開されている基本料金だけで判断すると、契約後に想定外の費用や制約に気づくことがあります。見積もりや契約の段階で、次のような条件を確認しておくと、委託後のトラブルを避けやすくなります。

まず、最低契約期間と解約の条件です。短期で解約すると違約金が発生する契約や、解約時に在庫を自社へ引き上げる費用がかかる場合があります。委託先を切り替える際のコストに直結するため、契約前に確認しておくことが大切です。

次に、基本料金に含まれない追加費用です。ギフトラッピングや同梱物の封入、繁忙期の割増、保管スペースの超過料金など、オプション扱いの項目を洗い出し、自社の運用で実際に発生する費用を見積もりに反映してもらいます。

さらに、破損・紛失時の損害賠償の範囲と上限、再委託(委託先がさらに別の倉庫へ業務を回すこと)の有無も確認しておきたい点です。これらの条件は会社ごとに差が大きいため、複数社から相見積もりを取り、同じ条件で総額と契約条件を並べて比べることで、公開料金だけでは見えない差を把握できます。

委託後に見るべき運用指標

発送代行は契約して終わりではなく、委託後の出荷品質を継続して確認することが、顧客満足と事業の信頼を守るうえで欠かせません。委託先を評価する指標として、次の3つを押さえておくと、問題の兆候を早く捉えられます。

1つ目は誤出荷率で、注文と異なる商品や数量を出荷してしまう割合です。低いほど品質が高く、クレームや再出荷のコストを抑えられます。

2つ目は出荷リードタイムで、注文が入ってから出荷されるまでの時間です。短く安定しているほど、顧客への到着が早まり離脱を防げます。

3つ目は在庫差異で、システム上の在庫数と実在庫のズレです。差異が小さいほど欠品や過剰在庫を防げます。

これらの指標を委託先がどの程度の水準で管理し、どのように報告してくれるかを、契約前に確認しておくと、委託後の品質を客観的に評価できます。定期的なレポートの有無や、問題が起きたときの改善の進め方も、あわせて取り決めておくと安心です。

まとめ

発送代行を選ぶときは、料金の総額だけでなく、料金体系・対応できる業務範囲・出荷ロットの規模・商材や越境への対応・システム連携・サポート体制を、自社の出荷の実態に引き付けて見比べることが大切です。まず自社の月間出荷件数・商材・任せたい業務範囲を整理し、それに合うタイプを起点に候補を絞ると、比較が進めやすくなります。

候補を絞り込んだら、同じ出荷条件で複数社から相見積もりを取り、総額とあわせて最低契約期間・解約条件・追加費用・損害賠償の範囲といった契約条件まで並べて比べます。委託後は誤出荷率や出荷リードタイムといった指標で品質を継続的に確認することで、発送業務を安心して任せられる体制を築けます。

まずは自社の出荷件数・商材・任せたい業務範囲を書き出し、条件の近い会社から資料や見積もりを取り寄せて比べることから始めてください。

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発送代行の選び方に関するよくある質問(FAQ)

Q. 発送代行とは何ですか?

A. 発送代行とは、EC・通販事業者の出荷にかかわる業務を、外部の物流事業者が代わりに担うサービスです。商品を預かる入荷・保管から、注文に応じたピッキング・検品・梱包・出荷、返品対応までをまとめて委託でき、会社によってはギフトラッピングや同梱物の封入、受注データの取り込みや問い合わせ対応まで引き受けます。

Q. 発送代行は最低何件から委託できますか?小ロットでも依頼できますか?

A. 発送代行を委託できる最低件数は会社によって異なり、1件・1個から最低出荷件数を設けずに受け付ける会社もあれば、一定の出荷量を前提とする会社もあります。個人事業主や立ち上げ期で出荷が少ない場合は、初期費用・月額固定費ゼロの完全従量課金型で小口出荷に対応する会社を選ぶと始めやすくなります。委託先ごとに最低利用件数や最低利用料の有無を事前に確認しましょう。

Q. 発送代行の費用相場はどのくらいですか?

A. 発送代行の費用は一律の相場で示しにくく、初期費用・保管料・入荷/検品料・ピッキング/梱包料・配送料・システム利用料といった項目の積み上げで決まります。ピッキング・梱包料は1件あたり数百円が一つの目安ですが、商品のサイズや同梱物の有無、月間の出荷件数、保管量によって総額は変わります。

公開料金だけでは読みにくいため、自社の実際の出荷条件を伝えて複数社から見積もりを取り、1出荷あたりの総額をそろえて比べるのが確実です。

Q. 発送代行に委託するのと自社で発送を続けるのは、どちらが得ですか?

A. どちらが得かは出荷件数によって変わり、出荷量が増えるほど委託の費用対効果は出やすく、少量のうちは自社発送のほうが安く済むこともあります。判断するには、自社の作業人件費・倉庫賃料・資材費を合算した出荷コストと、委託したときの総額を同じ出荷件数で突き合わせます。現状の件数で試算したうえで、1〜2年先に見込む件数も想定しておくと、乗り換えの判断を誤りにくくなります。

Q. 発送代行は委託を申し込んでから出荷開始までどのくらいかかりますか?

A. 発送代行の委託開始までの期間は会社や商材によって幅があり、早ければ1週間程度、通常は数週間から2か月程度を見込むのが目安です。商品マスタの登録や在庫の移送、システム連携の設定といった準備が必要なため、販売開始日やセール時期が決まっている場合は、余裕をもって早めに相談するとスムーズです。

Q. 発送代行は冷凍・冷蔵などの特定商材や越境ECにも対応できますか?

A. 対応できるかは会社ごとに異なり、冷凍・冷蔵が必要な食品や、許認可を要する化粧品・医薬部外品・アルコール類、海外発送の越境ECは、それぞれ専用設備・許認可・国際配送の体制を持つ会社でなければ委託できません。自社の商材に必要な温度管理設備・許認可・対応国を満たしているかを、取り扱い不可商品の一覧とあわせて、会社ごとに公式情報で確認する必要があります。

Q. 発送代行は途中で解約したり、別の会社に乗り換えたりできますか?

A. 発送代行は解約も乗り換えも可能ですが、最低契約期間や解約の申し出時期、解約時に在庫を自社へ引き上げる費用は会社ごとに異なり、短期解約で違約金が発生する契約もあります。一度在庫を預けると倉庫間の移送に手間と費用がかかるため、契約前に解約条件を確認し、乗り換える際は出荷が混み合う繁忙期を避けると負担を抑えられます。

Q. 発送代行の委託後、出荷品質(誤出荷など)はどう確認すればよいですか?

A. 委託後の出荷品質は、誤出荷率・出荷リードタイム・在庫差異の3つの指標で継続的に確認するのが基本です。誤出荷率が低く、出荷リードタイムが短く安定し、在庫差異が小さいほど品質が高いといえます。これらをどの水準で管理し、どう定期報告してくれるか、問題が起きたときの改善の進め方まで契約前に取り決めておくと、委託後も品質を客観的に評価できます。

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監修者

マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト

松嶋真倫

都市銀行にて金融実務を経験後、暗号資産関連スタートアップの創業期に参画し、市場分析・業界調査に従事。2018年にマネックスグループ入社。以降、ビットコインをはじめとするデジタルアセットからマクロ経済環境まで、金融市場を横断した調査・分析および情報発信を担う。FinTech・次世代金融領域のリサーチ統括、各種レポートや書籍の執筆、日本経済新聞など国内主要メディアへのコメント・寄稿、イベント登壇などを行う。2021年3月より現職。
記事内でご紹介している製品・サービスは監修者が選定したものではなく、編集部が独自に選定したものです。
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。

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