自社ECや通販の出荷が増え、受注から梱包・発送までの作業に手が回らなくなってきたとき、多くの事業者が検討するのが発送代行です。外部の倉庫に在庫を預け、入庫から保管・ピッキング・梱包・出荷・返品対応までを任せられますが、気になるのは「結局いくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。
発送代行の料金は、初期費用や月額基本料といった固定費と、保管料・ピッキング料・梱包料・配送料などの従量費を組み合わせて決まります。項目ごとに相場の幅があり、自社の出荷件数や商品サイズによって総額は変わります。
本記事では、発送代行の費用を項目ごとの相場(実額のレンジ)で一覧にします。そのうえで、自社の出荷件数だと月額総額や1件あたりのコストがどれくらいになるかの概算、「単価が安い業者=総額も安い」とは限らない理由、見積もりの取り方まで解説します。相場を踏まえて外注を検討するための判断材料として活用してください。
目次
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発送代行の費用相場【費用項目別の一覧表】
発送代行の費用は、契約時にかかる初期費用、毎月一定でかかる月額基本料(固定費)、そして出荷量に応じて変わる入庫料・保管料・ピッキング料・梱包料・配送料・返品処理費などの従量費で構成されます。梱包資材費や配送料まで含めると、1件あたりの発送コストはおおむね650〜1,400円(60サイズ・梱包資材込み)が目安です。
まず、費用項目ごとの相場の目安を一覧で示します。金額は複数の物流事業者が公開している料金相場をもとにした幅(レンジ)で、実際の単価は商品サイズ・出荷件数・保管方法によって上下します。
| 費用項目 | 初期費用 | 月額基本料(固定費) | 入庫・入荷料 | 検品料 | 保管料 | ピッキング料 | 梱包料・資材費 | 配送料 | 返品処理費 | オプション(流通加工など) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 相場の目安 | 0円〜30,000円程度 | 0円〜30,000円程度(業者により上振れ) | 10円〜100円/個 | 10円〜30円/個 | 1坪あたり月4,000円〜7,000円 / パレット2,500円前後 | 10円〜50円/点 | 50円〜300円/件 | 60サイズ400円〜500円 / 80サイズ600円〜700円 | 1件あたり数十円〜数百円 | 内容により都度見積もり |
| 料金の数え方・補足 | 従量課金制の業者は0円のことも多い。倉庫設定・マスタ登録などの初期設定費として数万円かかる場合がある | システム利用料・最低利用料として毎月発生。完全従量制で固定費0円の業者もある | 倉庫に商品を受け入れる作業の対価。単品かケース・パレット単位かで単価が変わる | 入庫時の数量・状態確認。入庫料に含まれる業者もある | 坪単位・パレット単位・個建て(容積)など数え方が業者で異なる。立地や温度帯でも上下する | 注文ごとに商品を取り出す作業。1注文の2点目以降に加算される形が多い | 梱包作業と段ボール・緩衝材などの資材費。資材費を別建てにする業者もある | 宅配便の料金。梱包後のサイズ・配送地域で変わる。梱包・資材込みの1件相場は650〜1,400円 | 返品・交換の受け入れや再出荷の作業費。扱う商材や頻度で変わる | ギフトラッピング・チラシ同梱・セット組み・ラベル貼りなど。1点・1件あたりの単価設定が多い |
※上記は複数の物流事業者が公開する料金相場をもとにした目安です。実際の単価・料金体系は各社の公式情報をご確認ください(2026年10月時点)。
これらの相場は、複数の物流事業者が公開している料金情報でおおむね同じ水準に収まります。たとえば入庫料は1個あたり10〜100円と、独立した複数の事業者の公開情報で共通して示されており、保管料(1坪あたり月4,000〜7,000円)や配送料(60サイズで400〜500円)も各社の公開値と近い水準に収まります。
梱包料のように下限の示し方が事業者で分かれる項目もありますが、相場の水準そのものは複数の事業者情報で裏づけられます。
出典・参考資料(2件)
相場のレンジだけでは実感が湧きにくいため、実際に料金を公開している事業者の単価も見てみます。発送代行サービスのSTOCKCREWは、初期費用・月額固定費を0円とし、以下の単価を公式料金ページで公開しています。
- 入庫費用:10円/点
- 基本保管料:1,000㎤(=1STOCK)あたり20円/月
- 追加ピッキング(2点目以降):全サイズ一律30円/点
- 返品対応(BtoC):300円/件
- 国内出荷料(配送料+作業費+資材費込み・全国一律):おまかせ便 ソフト梱包で260円〜2,700円
(金額はすべて税別表記)
出典:料金表|STOCKCREW公式サイト(2026年10月時点)
国内出荷料の260〜2,700円という幅は、小型の投函サイズが下限、大きいサイズほど上限に近づくためです。このように、出荷料に配送・作業・資材をまとめた「コミコミ価格」で提示する事業者もあれば、項目ごとに単価を積み上げる事業者もあります。相場の幅はこうした料金体系の違いからも生まれます。次の章では、料金がどう組み立てられているかを整理します。
発送代行の料金の仕組みと、金額が変わる理由
ここからは、一覧表に並んだ数字を自社の条件に引き直すために、料金がどう組み立てられているか、同じ項目でもなぜ金額が変わるのかを解説します。
固定費+従量費の2層構造と各費用項目の意味
発送代行の料金は、出荷量に関係なく毎月かかる「固定費」と、出荷量に応じて増減する「従量費」の2層で構成されます。固定費には初期費用と月額基本料(システム利用料・最低利用料)が含まれ、従量費には入庫料・保管料・ピッキング料・梱包料・配送料・返品処理費などが含まれます。
各費用項目は、倉庫での作業一つひとつに対応しています。入庫料は商品を倉庫に受け入れる作業、保管料は在庫を置くスペースの対価、ピッキング料は注文に応じて商品を棚から取り出す作業、梱包料は箱詰めと資材、配送料は宅配便で届ける費用です。返品処理費は、返送された商品の受け入れや再出荷にかかります。どの作業をどこまで任せるかで、発生する項目と総額が変わります。

固定費が小さく従量費が中心の料金体系は、出荷件数が少ない時期でも無駄が出にくく、小ロットから始めやすいのが特徴です。一方、固定費が高めの料金体系は、出荷件数が多いほど1件あたりの負担が薄まる傾向があります。
保管料・配送料は「数え方」で変わる(坪単価・個建て・容積・地域差・サイズ差)
同じ「保管料」でも、数え方は業者によって異なります。倉庫のスペースを借りる発想で「1坪あたり月4,000〜7,000円」と坪単位で課金する方式、パレット1枚あたり2,500円前後で課金する方式、商品の体積に応じて課金する個建て・容積方式などがあります。たとえば容積方式では、1,000立方センチメートルを1単位として月20円といった単価が設定されます。
少量多品種なら個建て・容積方式、まとまった在庫を置くなら坪単位と、自社の在庫の持ち方によって有利な方式が変わります。
保管料は倉庫の立地によっても上下します。都心に近い倉庫ほど坪単価は高く、郊外や地方の倉庫ほど抑えられる傾向があり、冷蔵・冷凍などの温度管理が必要な商材では光熱費が加わって割高になります。保管の数え方と倉庫の場所は、月々の固定的な負担に直結するため、見積もり時に必ず確認したい点です。
配送料は、梱包後の荷物のサイズで区分されるのが一般的です。宅配便は60サイズで400〜500円、80サイズで600〜700円が目安で、サイズが上がるほど高くなります。配送地域によっても変わりますが、「全国一律」で提示する事業者もあります。商品が厚さ3センチメートル以内に収まれば、投函できる小型の配送区分が使え、1件あたりの配送料を抑えられます。
自社だと月いくら・1件いくら?出荷件数・規模別の月額総額とCPOの概算
相場と仕組みを押さえたら、次は「自社の出荷件数だと月いくらになるか」を概算してみます。発送代行の月額総額は、出荷量に関係なくかかる固定費(月額基本料)に、従量費(1件あたりの作業・配送コスト)×出荷件数を足し、さらに在庫量に応じた保管料を加えて求められます。保管料は出荷件数ではなく在庫の量と期間で増減するため、ここでは固定費と従量費とは別の項目として扱います。

出荷件数別(小規模・中規模・大規模)の月額総額の概算例
60サイズ中心の商品で、梱包・資材・配送を含めた従量費を1件あたり700円、保管料を月30,000円と仮定し、固定費(月額基本料)が0円の業者と月30,000円かかる業者とで、出荷件数別の月額総額とCPO(1注文あたりコスト)を並べたのが次の表です。
| 月間出荷件数 | 月100件(小規模) | 月500件(中規模) | 月2,000件(大規模) |
|---|---|---|---|
| 固定費0円の業者 | 総額 約100,000円/CPO 約1,000円 | 総額 約380,000円/CPO 約760円 | 総額 約1,430,000円/CPO 約715円 |
| 月額基本料30,000円の業者 | 総額 約130,000円/CPO 約1,300円 | 総額 約410,000円/CPO 約820円 | 総額 約1,460,000円/CPO 約730円 |
※従量費1件700円・保管料月30,000円を共通の仮定として試算した概算値です。実際の金額は商品サイズ・在庫量・業者の料金体系で変わります。
この表からわかるのは、固定費の有無による差が、出荷件数が少ないほど大きく効くことです。月100件ではCPOが約1,000円と約1,300円で300円の差がありますが、月2,000件では約715円と約730円で差はわずかになります。
固定費が出荷件数で薄まるためで、出荷が少ない・月ごとの波が大きい事業者ほど固定費の小さい従量制が有利になりやすく、出荷が多く安定している事業者は固定費のある料金体系でも1件あたりの負担は抑えられます。
CPO(1注文あたりコスト)の計算式
CPOは「月額総額 ÷ 月間出荷件数」で求められ、業者間の比較に使えます。上の表のとおり、同じ出荷条件でも固定費の有無でCPOは数十円〜数百円変わり、その差は出荷件数が少ないほど開きます。見積もりを比べるときは1件あたりの単価だけでなく、自社の出荷件数で総額とCPOを試算してから判断することが大切です。
自社発送 vs 外注の損益分岐(月何件から外注が得か)
発送代行の費用を考えるときは、自社で発送を続けた場合のコストと比べる視点も欠かせません。自社発送には、梱包資材費や送料だけでなく、出荷作業にあたる人件費、在庫を置くスペースの家賃、受注処理や問い合わせ対応に取られる時間といった、見えにくいコストが含まれます。
出荷件数が少ないうちは、自社で手作業したほうが安く見えることもあります。しかし出荷が増えると、作業時間と人件費がふくらみ、本来注力したい商品企画や集客に手が回らなくなります。
外注の月額総額が、自社発送にかかる人件費・資材・スペースの合計を下回るか、あるいは「自社で発送を続けることで失っている時間」の価値を考えたときに外注が見合うか——この損益分岐が、外注を判断する目安になります。
件数の目安としては、初期費用・固定費が0円の従量制の業者なら月10件程度の小ロットからでも外注のコストメリットが出やすく、固定費のかかる業者では月100件以上が一つの目安とされています。ただし適切な分岐点は自社の人件費や作業時間によって変わるため、自社発送の隠れたコストを一度見積もったうえで、外注の総額と比べて判断するのが確実です。
単価だけで比べてはいけない理由(安く見えて高くなる要因)
見積もりを取ると、1件あたりの単価が安い業者に目が行きがちです。しかし、単価が安く見えても、総額では高くなるケースがあります。単価表に現れにくい、総額を押し上げる要因を押さえておきましょう。
- 最低利用料金:出荷件数が少ない月でも、一定額の最低料金が発生する業者があります。小ロットでは単価より最低料金が効いてきます。
- サイズ判定(容積重量):軽くてもかさばる商品は、実重量ではなく容積から算出した「容積重量」で配送料が決まり、想定より高くなることがあります。
- 料金の計上単位:ピッキング料などが「1件(1注文)あたり」か「1行(1商品)あたり」か「1点あたり」かで、複数商品をまとめた注文の費用が変わります。
- 繁忙期の割増:セールや年末など出荷が集中する時期に、割増料金が設定されている場合があります。
- 資材費・システム利用料などの別建て:単価には含まれず、別項目で加算される費用があります。見積書の「含まれるもの・含まれないもの」を確認しておきたい点です。
これらの要因は、1件あたりの単価だけを並べても見えてきません。自社の出荷件数・商品サイズ・注文あたりの商品点数を当てはめて、月額総額で比べることが欠かせません。
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発送代行の費用を抑える方法
相場と総額の出し方を押さえたうえで、発送代行のコストを抑える観点も整理しておきます。いずれも、料金そのものを値切るのではなく、料金が決まる仕組みに沿って無駄を減らす考え方です。
- 梱包サイズを見直す:配送料はサイズ区分で決まるため、過剰な梱包を避けて一段小さいサイズに収めると、1件あたりの配送料を下げられます。厚さを抑えて投函できる区分に入れば、さらに安くなります。
- 固定費の小さい料金体系を選ぶ:出荷件数が少ない、または月によって波がある場合は、初期費用・月額基本料が小さい従量制のほうが無駄が出にくくなります。
- 出荷の波を事前に共有する:繁忙期の出荷計画を早めに伝えておくと、割増や作業の遅延を避けやすくなります。
- 在庫を適正に保つ:保管料は在庫量に比例します。売れ筋の適正在庫を保ち、滞留在庫を減らすことで、保管スペースの無駄を抑えられます。
見積もりの取り方・比較の仕方(確認チェックリスト)
最後に、相場を踏まえて複数の業者から見積もりを取り、比べるときの進め方を整理します。単価の安さに引きずられず、自社の条件での総額で判断するのが基本です。
まず、見積もりを依頼する前に、自社の出荷条件を整理しておきます。月間の出荷件数、商品のサイズと重量、保管するSKU(品番)数、入庫の頻度、ギフト包装や同梱物といった特殊作業の有無をそろえておくと、各社に同じ条件を提示でき、比較が正確になります。そのうえで3〜5社程度に同一条件で見積もりを依頼し、1件あたりの単価ではなく自社の出荷件数で計算した月額総額で比べるのが基本です。
見積書を受け取ったら、前章で挙げた「総額を押し上げる要因」が自社の出荷条件でどう効くかを、次の点で確認しましょう。
- 初期費用・月額基本料(固定費)の有無と金額
- 最低利用料金・最低出荷件数の条件
- 保管料の数え方(坪単位・パレット・個建て・容積)
- 配送料のサイズ区分と、容積重量で判定されるかどうか
- ピッキング・梱包などの計上単位(1件か1行か1点か)
- 資材費・システム利用料など、単価に含まれない費用の有無
- 繁忙期の割増条件、返品・交換対応の料金
これらを同じ条件でそろえて比べることで、「安く見えて高くなる」業者を避け、自社の出荷実態に合った発送代行を選べます。
発送代行とは?委託できる業務と物流代行・フルフィルメント・3PLとの違い
ここまで費用を中心に見てきましたが、相場を正しく読むために、発送代行がどこまでの業務を担うのかを整理しておきます。発送代行とは、EC・通販事業者に代わって、商品の入庫・検品・保管・在庫管理・ピッキング・梱包・出荷、そして返品対応までを外部の倉庫が担うサービスです。使った分だけ費用が発生する従量費が中心のため、小規模からでも導入しやすいのが特徴です。
似た言葉に物流代行・フルフィルメント・3PL(サードパーティ・ロジスティクス)があります。発送代行が出荷に関わる実作業の受託を指すことが多いのに対し、フルフィルメントは受注から決済・出荷・返品までを広く含み、3PLは保管・配送に加えて物流全体の設計・改善まで一括で請け負う形を指します。
扱う範囲が広がるほど、費用は従量費中心から固定費・設計費を含む総合的な料金へと変わっていきます。どこまでを任せたいかで、適したサービスの種類と費用の考え方が変わるため、自社が必要とする範囲を見極めることが、相場を読む出発点になります。
出荷の作業だけでなく、保管・在庫管理・配送まで含めた物流全体を外部に任せることを考えている場合は、物流代行の費用相場と、規模・商材に応じた選び方を整理した以下の記事も参考になります。
出荷を含めてEC運営・物流を任せたいなら
相場を押さえたうえで「出荷を含めて発送・物流を任せたい」と考えたときに候補となる、発送代行・フルフィルメントのサービスを紹介します。いずれも料金の全体または一部を公式に公開しており、相場と照らして費用を確認しやすい事業者です。小ロットの従量型から、大規模・多拠点、EC運営まで一体で任せられるタイプまで、自社の出荷規模に合わせて選べるよう幅を持たせています。
以下は、ご紹介する発送代行サービスの比較表です。表の「出荷・配送料の目安」は、各社が公開する作業費・資材費を含んだ出荷1件あたりの料金のため、前半で示した宅配便単体の配送料相場(60サイズ400〜500円)より高めに見える点にご注意ください。初期費用・月額固定費・保管料を公式に公開していない事業者は「要お問い合わせ」としています。
| サービス名 | オープンロジ | STOCKCREW | ウルロジ | 清長(ロジモプロ) | 富士ロジテック | スクロール360 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 要お問い合わせ | 0円 | 要お問い合わせ | 30,000円〜(税別) |
| 月額固定費 | 0円 | 0円 | 要お問い合わせ | 0円 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ |
| 保管料 | 1点あたり日額0.2円〜(税別) | 1,000立方センチメートルあたり月20円〜(税別) | 要お問い合わせ | 1点あたり日額1.1円〜(税込) | 1パレット月3,000円〜(税別) | 要お問い合わせ |
| 出荷・配送料の目安 | SSサイズ395円〜/60サイズ750円〜(税別・梱包資材込み) | 投函型260円〜/60サイズ500円〜(税別・資材込み) | 全国一律300円〜(資材費込み) | Mサイズ781円〜(税込・全国一律) | ポスト投函320円〜/60サイズ620円〜(税別) | ポストイン399円〜/60サイズ580円〜(税別) |
| 小ロット対応 | ●スポット利用可 | ●最低件数なし | ●月1件〜対応 | ●商品1個・出荷1件〜 | △スタートアップ優遇プランあり | △物流ライトプランあり |
| 向いている規模・特徴 | 小口・従量から導入可 導入13,000社・全国70拠点 | 小量〜大規模 AMR自動化倉庫 | 小規模・小ロット 化粧品製造業許可・東証上場 | 小ロット〜大規模の2ライン 医療機器・化粧品許可 | 中〜大規模・多拠点 常温〜冷凍の温度帯対応 | 物流+受注・CS・BPOを一体委託 EC運営をまとめて外注 |
| 詳細情報 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※料金は各社公式が公開する最低料金(税込・税別の別は各欄に記載)をもとにした目安で、サイズ・出荷件数・保管方法により変動します。非公開の項目は「要お問い合わせ」としています。最新の料金・適用条件は各社公式サイトでご確認ください(2026年10月時点)。
1. オープンロジ(株式会社オープンロジ)

株式会社オープンロジが提供する、EC事業者向けのフルフィルメントサービスです。入荷・保管・ピッキング・検品・梱包・出荷・返品対応までを一括で受託し、初期費用・固定費無料の従量課金で、使った分だけ支払う料金体系をとっています。
2014年のサービス開始以来の導入実績は13,000社以上、全国70拠点の倉庫ネットワークを通じて出荷を担います。受注一元管理(OMS)機能により、複数のECモール・カートを横断した出荷指示の自動化や在庫連携にも対応します。固定費をかけずに小口・従量から発送代行を始めたい事業者にとって、相場を実額で把握しやすい選択肢です。
2. STOCKCREW(株式会社STOCKCREW)

千葉・埼玉の自社倉庫で入庫・保管・ピッキング・梱包・出荷を代行する、EC向けの物流代行サービスです。運営は株式会社STOCKCREW。初期費用0円・月額固定費0円の従量課金で、最低出荷件数の定めがない点が特徴です。
個人事業主から大規模事業者まで受け入れ、最短7日での利用開始を案内しています。配送料・作業費・資材費をまとめた「おまかせ便」の全国一律料金を公式に公開しており、相場と照らして実費を確認しやすいのも利点です。EC発送に加え、越境EC・Amazon FBA納品・BtoB納品まで対応します。固定費を抑えて小ロットから始めたい事業者に向きます。
3. ウルロジ(ディーエムソリューションズ株式会社)

東京証券取引所スタンダード市場に上場するディーエムソリューションズ株式会社が運営する、EC・通販事業者向けの発送代行サービスです。受注処理・在庫管理・ピッキング・梱包・伝票発行・配送手配から返品対応までのバックヤード業務を一括で代行します。
都内4拠点の自社倉庫を運用し、13時までの注文で当日出荷に対応します。月間出荷個数は約485,000個、誤出荷率は37ppm(100万件あたり37件、2025年度実績)で、220カ国・地域への越境発送も扱います。料金は出荷条件に応じた個別見積もりですが、出荷品質と上場企業としての体制を重視する事業者に向きます。
4. 清長(株式会社清長)

EC物流を20年以上手がける株式会社清長は、規模に応じた2つのサービスラインを用意しています。小ロット向けのクラウド型「ロジモプロ」と、中〜大規模向けにカスタマイズして構築する契約型「ロジプレミアム」です。
ロジモプロは初期費用・月額固定費0円の完全従量課金で、商品1個・出荷1件から委託でき、入庫料19.8円/個(税込)などの単価を公開しています。ロジプレミアムは荷主ごとに物流業務を設計する形で、化粧品製造業許可・医薬部外品製造業許可・高度管理医療機器等販売業許可に対応します。小ロットから始めて、出荷が増えても同じ事業者で規模拡大を受け止めたい場合に適しています。
5. 富士ロジテック(株式会社富士ロジテックホールディングス)

静岡を発祥とし、創業100年を超える総合物流会社、株式会社富士ロジテックホールディングスが展開するEC物流・発送代行サービスです。入出荷・保管・検品・流通加工・配送・返品対応までを一括で受託します。
全国50拠点の倉庫網を持ち、WMS(倉庫管理システム)とOMS(受注管理システム)による在庫管理・受注処理のシステム化と、ECカートとのAPI連携を提供します。常温・定温・冷蔵・冷凍の温度帯に対応し、D2C・サブスクリプション事業者向けの専用プランも用意しています。中〜大規模の出荷や、温度管理が必要な商材、多拠点での出荷を見据える事業者に向きます。
6. スクロール360(株式会社スクロール360)

通販事業を60年以上手がけるスクロールグループの株式会社スクロール360が、物流(発送)代行・受注代行/コールセンター・EC運営代行(BPO)を一体で提供します。物流代行だけを切り出すのではなく、出荷を含めたEC運営全体を任せられる構成です。
物流代行を20年手がけ、北海道・関東・東海・関西の全国4地区に物流センターを展開します。発送に加え、受注処理・顧客対応・商品データ作成(撮影・採寸・原稿制作)など、業務範囲70種類以上を受託し、健康食品・化粧品・アパレルなど幅広い商材と許認可に対応します。発送だけでなく運営までまとめて外注したい事業者に向きます。
発送だけでなく、受注処理やサイト運営まで含めてEC運営全体の外注を検討している場合は、委託できる業務範囲や依頼タイプごとの違い、費用相場と選び方を解説した以下の記事もあわせてご覧ください。
EC運用代行の選び方|一括・特定業務・システム型の違いと費用相場・選定軸を解説
「受注や出荷、問い合わせ対応に一日が終わってしまい、売上を伸ばす施策まで手が回らない」 「広告もSNSも試したのに思うように売上が伸びず、どこにテコ入れすべきか分からない」 自社ECやモール店舗を運営していると、日々の業務に追われるうちに、…
まとめ
発送代行の費用は、初期費用・月額基本料といった固定費と、入庫・保管・ピッキング・梱包・配送・返品などの従量費で決まります。費用項目ごとの相場はおおむね決まっており、梱包・資材・配送を含めた1件あたりのコストは60サイズで650〜1,400円が目安です。
ただし、保管料の数え方や配送のサイズ判定、最低利用料金などで総額は変わるため、相場だけで判断せず、自社の出荷件数・商品サイズを当てはめた月額総額で比べることが欠かせません。
複数の業者に同一条件で見積もりを依頼し、1件あたりの単価ではなく自社の総額で比較すれば、「安く見えて高くなる」業者を避け、出荷実態に合った発送代行を選べます。まずは自社の出荷条件を整理するところから始めましょう。
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よくある質問(FAQ)
Q. 発送代行とは何ですか?
A. 発送代行とは、EC・通販事業者に代わって、商品の入庫・検品・保管・ピッキング・梱包・出荷から返品対応までを外部の倉庫が担うサービスです。使った分だけ費用がかかる従量費が中心のため、小規模からでも導入しやすいのが特徴です。保管から配送戦略まで物流全体を設計する3PLと比べると、出荷に関わる実作業の受託を指すことが多い点が違いです。
Q. 発送代行は1件あたりいくらが目安ですか?
A. 発送代行の1件あたりの費用は、梱包資材費と配送料を含めて60サイズで650〜1,400円程度が目安です。これは梱包料・配送料・資材費を合計した金額で、商品のサイズが大きくなるほど、また特殊な梱包が必要なほど高くなります。初期費用や月額基本料といった固定費は、この1件あたりの費用とは別に加算されるため、総額は自社の出荷件数で試算して確かめる必要があります。
Q. 発送代行は月何件の出荷から利用するとよいですか?最低出荷数はありますか?
A. 発送代行は、初期費用・固定費が0円の従量制の業者なら月10件程度の小ロットからでも導入メリットがあり、固定費のかかる業者では月100件以上が一つの目安です。
最低出荷数の条件は業者によって異なり、商品1個・出荷1件から受け付ける業者もあれば、最低利用料金や最低出荷件数を設けている業者もあります。出荷件数が少ないうち、または月ごとの波が大きいうちは、固定費の小さい従量制を選ぶと無駄が出にくくなります。
Q. 発送代行の保管料はどのように計算されますか?
A. 発送代行の保管料は、1坪あたりの坪単位、パレット1枚あたり、商品の体積に応じた個建て・容積方式など、業者によって数え方が異なります。目安は坪単位で月4,000〜7,000円、パレットで1枚2,500円前後、容積方式では1,000立方センチメートルあたり月20円程度です。
少量多品種なら個建て・容積方式、まとまった在庫を置くなら坪単位が有利になりやすく、都心に近い倉庫や、冷蔵・冷凍など温度管理が必要な商材ほど割高になります。
Q. 自社発送と発送代行(外注)はどちらが安いですか?
A. どちらが安いかは出荷件数によって変わり、出荷が少ないうちは自社発送、出荷が増えて作業が限界に近づくと外注のほうが見合うようになります。
自社発送には、資材費・送料だけでなく、出荷作業の人件費、在庫を置くスペースの家賃、受注処理や問い合わせ対応に取られる時間といった見えにくいコストがかかります。外注の月額総額が、これら自社発送のコストや、発送に追われて失っている時間の価値を下回るかどうかが、損益分岐を判断する目安になります。
Q. 発送代行の費用を抑えるにはどうすればよいですか?
A. 発送代行の費用を抑えるには、配送料を左右する梱包サイズの見直しが最も効果的です。過剰な梱包を避けて一段小さいサイズに収め、厚さ3センチメートル以内で投函できる配送区分に入れば、1件あたりの配送料を下げられます。あわせて、出荷に波がある場合は固定費の小さい従量制を選ぶこと、保管料がかかる在庫は回転率を高めて滞留在庫を減らすことも、総額の圧縮に効きます。
Q. 発送代行の見積もりで必ず確認すべき点は何ですか?
A. 確認したいのは、固定費・最低料金・保管や配送の数え方・計上単位・別建て費用です。具体的には、初期費用や月額基本料の有無、最低利用料金・最低出荷件数、保管料の数え方、配送料のサイズ判定、ピッキングなどの計上単位、資材費やシステム利用料の別建て、繁忙期の割増や返品対応の料金が挙げられます。これらは1件あたりの単価表には現れにくく、総額を押し上げる要因になります。
3〜5社に同一条件で見積もりを依頼し、単価ではなく自社の出荷件数で計算した月額総額で比べるのが基本です。
Q. 発送代行は単価が安い業者を選べば総額も安くなりますか?
A. いいえ、単価が安い業者が総額でも安いとは限りません。最低利用料金、軽くてもかさばる商品にかかる容積重量での配送料判定、ピッキング料などの計上単位(1件・1行・1点)、繁忙期の割増といった要因が、単価表には現れないまま総額を押し上げます。自社の出荷件数・商品サイズ・注文あたりの商品点数を当てはめた月額総額で比較することが欠かせません。
Q. 「コミコミ価格」に含まれない費用はありますか?
A. 配送料・作業費・資材費をまとめた「コミコミ価格」でも、保管費・入庫費・追加のピッキング料などは別途発生することが多いです。コミコミ価格は1件あたりの出荷コストを把握しやすい一方、毎月固定的にかかる保管費や、入庫時の作業費までは含まれないのが一般的です。見積書の「含まれるもの・含まれないもの」を確認し、保管費や入庫費を加えた月額総額で比べましょう。
Q. 発送代行と物流代行・3PLは費用の考え方がどう違いますか?
A. 発送代行が出荷に関わる実作業を従量費中心で受託するのに対し、物流代行・3PLは保管から配送戦略まで物流全体を設計・改善まで含めて一括で請け負うため、固定費や設計費を含む総合的な料金になります。扱う範囲が広がるほど個別性が高くなり、規模が大きいほど1件あたりのコストは下がる傾向があります。どこまでを任せたいかで、適したサービスの種類と費用の考え方が変わります。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
監修の範囲は記事の一般的な解説部分であり、比較表および各製品・サービスの紹介内容は監修の対象外です。
















