ネットショップを立ち上げるとき、あるいはカートを乗り換えるとき、「いま使っているショッピングカートに、どの決済代行なら繋げられるのか」で迷っていないでしょうか。クレジットカードに加えてコンビニ払いや後払い、QRコード決済まで載せたいと考えても、カートと決済代行の組み合わせによって対応できる範囲や繋ぎ方が変わるため、選び方が分かりにくくなりがちです。
決済代行とは、複数のクレジットカード会社や決済事業者との契約・接続を一本化し、ショッピングカートに決済機能をまとめて導入できるようにするサービスです。本記事では、EC-CUBEやShopify、Welcartといった主要なカートに対応した決済代行を、対応カート・連携方式・決済手数料・セキュリティの観点から比較・解説します。
自社のカートに繋がる決済代行はどれか、繋ぎ方(連携方式)にはどんな違いがあるのか、導入までに何が必要かを整理しました。使っているカート・入れたい決済手段・取扱規模に合ったサービスを見つけるための検討材料としてご活用ください。
また、導入方法や入れたい決済手段に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるよう、「30秒で終わる選定診断ツール」をご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
目次
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本記事の対象範囲
本記事は、すでに使っている、またはこれから使う予定のショッピングカートに対応した決済代行を選びたい事業者に向けて、カートとの連携を軸に主要なサービスを比較します。ASP型・パッケージ型・オープンソース型といったカートの種別を問わず、カートに決済機能を載せられる決済代行を対象としています。
特定のカートを前提とせず、オンライン決済システム全般を実店舗・EC・サブスクといった利用形態から広く比較したい場合もあります。その観点での比較は、カテゴリ全体をまとめた記事が参考になります。
オンライン決済システムおすすめ36選を徹底比較|実店舗・EC・サブスク別の選び方
ECサイトやWebサービスの決済手段が少なく、購入直前の離脱(カゴ落ち)に悩んでいませんか。クレジットカードに加えてコンビニ払いやQRコード決済、後払いまで顧客の希望に応えようとすると、決済会社ごとの個別契約や入金管理の手間が膨らみ、決済手…
ショッピングカートに決済代行を導入する意味
ここからは、決済代行がショッピングカートと金融機関の間でどのような役割を果たすのか、そしてカートに標準で用意された決済とどう違うのかを整理します。
決済代行の仕組みと役割
決済代行は、ショッピングカートと、クレジットカード会社や決済事業者との間に立ち、契約・接続・入金の処理を一本化するサービスです。クレジットカードのブランドごと、あるいはコンビニ決済や後払いといった決済手段ごとに個別契約を結ぶ代わりに、決済代行1社と契約することで、複数の決済手段をまとめてカートに導入できます。
買い物客がカートで注文を確定すると、決済情報は決済代行を経由して各決済事業者に送られ、承認結果がカートに返されます。売上はいったん決済代行に集約され、あらかじめ決められた入金サイクルで事業者の口座へまとめて振り込まれます。これにより、決済手段ごとにばらばらだった入金管理や締め日を統一できます。

カートに決済代行を繋ぐメリット
決済代行を利用する利点は、導入と運用の手間を抑えながら、扱える決済手段を広げられる点にあります。各カード会社や決済事業者と個別に審査・契約・システム接続を進める必要がなく、決済代行がその窓口をまとめて担います。
決済手段の幅は購入完了率にも関わります。クレジットカードしか使えない店舗では、コンビニ払いや後払いを希望する買い物客が購入をためらうことがあります。決済代行を通じて複数の手段を用意すれば、買い物客が使い慣れた方法を選べるようになります。
セキュリティ面でも、多くの決済代行はカード情報を店舗側に通さずに決済を完結させる方式を用意しています。店舗がカード番号を自社で預からずに済むため、情報漏えいのリスクと管理の負担を抑えられます。この繋ぎ方の違いは後述の連携方式で詳しく解説します。
カート標準決済と決済代行の直接契約、どちらを選ぶか
ショッピングカートの中には、カート事業者が用意した決済機能を標準で使えるものがあります。申し込みから利用開始までをカートの管理画面内で完結でき、別途決済代行と契約する手間が省ける点が利点です。小規模に始めたい場合や、まずクレジットカードだけ使えればよい場合に向いています。
一方で、決済代行と直接契約する方法は、決済手段の種類や連携方式を自社の要件に合わせて選びやすく、取扱高が増えたときの手数料交渉や、コンビニ決済・後払い・継続課金といった幅広い手段への拡張がしやすいという特徴があります。扱う商材や将来の事業規模を見据えて、カート標準の決済で足りるか、決済代行と直接契約するかを判断するとよいでしょう。
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自社のカートに合う決済代行の選び方
ここからは、自社の条件に合う決済代行を絞り込むための観点を整理します。繋ぎ方(連携方式)も重要な選定軸ですが、方式ごとの違いは次の章で詳しく解説するため、本章では対応カート・決済手段・費用・セキュリティの4つの軸を中心に見ていきます。
使っているカートに対応しているか
最初に確認したいのは、自社が使う(使う予定の)ショッピングカートに、その決済代行が対応しているかです。対応状況はカートの種別によって傾向が分かれます。
EC-CUBEやWelcartのようなオープンソース型・パッケージ型のカートでは、決済代行が専用のプラグインやモジュールを配布していることが多く、カートの管理画面から組み込めます。
Shopify・Cafe24・おちゃのこネットといったASP型(クラウド型)のカートでは、カート側が連携できる決済代行をあらかじめ定めていることがあり、その一覧に自社の候補が含まれているかが確認の起点になります。利用中のカートの決済設定画面や、決済代行の公式サイトにある対応カート一覧を照らし合わせるのが確実です。
参考として、代表的なカートごとに、公式でプラグイン・モジュール・標準連携を案内している決済代行の例を挙げます。対応バージョンや最新の対応状況はカートや時期によって変わるため、導入前に各社の公式情報で確認してください。
- EC-CUBE: ゼウス・ペイジェント・KOMOJU・ASJペイメント など(専用プラグイン・モジュールを配布)
- WooCommerce: Stripe・ペイジェント・アルファノート・Omise など
- Shopify: GMOペイメントゲートウェイ・KOMOJU など(カートの管理画面からアプリ・連携で導入)
- Welcart: ゼウス・ペイジェント・ASJペイメント など
使える決済手段の広さで見る
扱いたい決済手段を、その決済代行がカバーしているかどうかが選定の分かれ目です。クレジットカードは多くの決済代行が対応していますが、コンビニ決済・口座振替・キャリア決済・QRコード決済・後払いまで広げると、対応範囲は各社で差が出ます。
自社の買い物客の層を踏まえて、必要な手段を洗い出すことが出発点です。たとえば若年層向けの物販なら後払いやQRコード決済の需要が高く、定期購入を扱うなら継続課金に対応しているかが重要になります。カートによっては、決済代行が対応していても、そのカートの画面で使える手段が一部に限られる場合があるため、カートと決済代行の両方で対応範囲を確かめておくと安心です。
手数料・初期費用・月額・入金サイクルで見る
費用は、決済手数料・初期費用・月額費用・入金サイクルの4点で見比べると分かりやすくなります。決済手数料はクレジットカードで概ね3%台から、決済手段やカードブランド、取扱高によって変わります。初期費用・月額費用は無料のサービスもあれば、カートとの連携プランで優遇されるケースもあります。
見落としやすいのが入金サイクルです。売上が決済代行に集約されてから事業者の口座へ振り込まれるまでの期間は、月1回から月数回まで各社で異なり、資金繰りに直結します。月の入金回数を増やすオプションに追加費用がかかる場合もあるため、手数料率だけでなく入金サイクルと総コストで見比べることが大切です。料金を公開していないサービスも多いため、具体的な条件は各社の見積もりで確認するのが確実です。
決済手段ごとの手数料率や初期・月額費用の目安を実額でもう少し具体的に把握しておきたい場合は、以下の記事が参考になります。
セキュリティ(本人認証・カード情報の保護)で見る
EC事業者には、クレジットカードの不正利用を防ぐための対応が求められています。クレジット取引セキュリティ対策協議会が定める「クレジットカード・セキュリティガイドライン」では、本人認証の手法としてEMV 3-Dセキュアの導入が、原則としてすべてのEC加盟店に求められる標準の対策と位置づけられています。
イシュアーによる本人確認が適切に行われるための措置として、EC加盟店はEMV 3-Dセキュアを導入する。EMV 3-Dセキュアは、EC加盟店における不正利用防止のための本人認証手法であり、各カード会社(イシュアー)が、カード会員のデバイス情報等を用いて「なりすまし」による不正利用のリスク判断を行うとともに、必要に応じてパスワード入力等を要求することで当該取引の安全性を確保するための対策である。
出典:クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.1版】|クレジット取引セキュリティ対策協議会
決済代行を選ぶ際は、EMV 3-Dセキュア(本人認証)への対応と、その利用に追加費用がかかるかどうかが確認ポイントになります。あわせて、国際的なカード情報保護基準であるPCI DSS(カード会員データの保護など12の要件からなる基準)に準拠しているか、店舗側がカード情報を保持せずに決済できる仕組みを提供しているかも、安心して任せられるかの判断材料になります。
対応カート・決済手段・費用・セキュリティといった軸を押さえても、自社の請求・回収・入金管理の流れに合うかどうかとなると、絞り込みに迷うことがあります。決済に特化したサービスと請求・入金管理まで担うサービスの見分け方や、自社の請求フローの棚卸しの進め方、単発・継続といった取引形態に応じた決済手段の選び方、導入後に起こりやすいつまずきを整理した資料が参考になります。
決済代行とカートの連携方式(リンク型・トークン型・API型・プラグイン)の違い
決済代行をカートに繋ぐ方式は、大きくリンク型・トークン型・API型・プラグインに分けられます。方式によって、カード情報が自社を通るかどうか、導入にどれだけ開発が必要か、どのカートで使いやすいかが変わります。ここでは、自社のカートで使える方式を見分けられるよう、それぞれの特徴を整理します。

前提として、カード情報の取り扱いは選定の重要な軸です。クレジットカード・セキュリティガイドラインでは、EC加盟店に対し、カード情報を自社で保持しない「非保持化」、またはカード情報を保持する場合はPCI DSSへの準拠が求められています(割賦販売法第35条の16第1項第2号)。非保持化は次のように定義されています。
非保持化:加盟店におけるカード情報保護対策の一つ。自社で保有する機器・ネットワークにおいて「カード情報」を「保存」「処理」「通過」のいずれも行わないこと。
出典:クレジットカード・セキュリティガイドライン【6.1版】|クレジット取引セキュリティ対策協議会
リンク型(画面遷移型)
買い物客が決済のタイミングで決済代行の決済画面へ移動し、そこでカード情報を入力する方式です。カード情報は決済代行側で処理されるため、店舗のサーバーを通りません。開発の負担が小さく、カード情報の非保持化を実現しやすいため、最初の導入や小規模な店舗に向いています。一方で、決済時に別画面へ遷移するため、デザインの一体感は後述のトークン型より作りにくい面があります。
トークン型
自社サイトの決済画面でカード情報を入力しますが、入力された情報はブラウザ上で決済代行に直接送られ、代わりに「トークン」と呼ばれる文字列が店舗に返される方式です。店舗のサーバーはカード情報そのものを扱わずに済むため、非保持化を保ちながら、決済画面を自社のデザインで用意できます。入力画面を自社で作り込む分、リンク型より実装の手間はかかります。
API型
決済代行が提供するAPIを使い、決済処理を自社のシステムに組み込む方式です。決済フローを柔軟に設計でき、独自のカートや基幹システムと細かく連携させたい場合に適しています。自由度が高い反面、開発リソースが必要で、カード情報を自社のシステムで扱う設計にするとPCI DSS準拠などの対応が求められるため、要件に応じてトークン化などを組み合わせます。
プラグイン・モジュール型
EC-CUBEやWooCommerce、Welcartなどのカート向けに、決済代行があらかじめ用意した決済プラグイン(モジュール)を組み込む方式です。カートの管理画面からインストールして設定するだけで決済機能を追加でき、個別の開発を抑えられます。利用中のカートとそのバージョンに対応したプラグインが提供されているかが導入可否を分けるため、決済代行の公式サイトで対応状況を確認しておくとよいでしょう。
ここまで選び方と連携方式を見てきましたが、自社がどのサービスに適しているか、といった判断が難しいケースも存在します。そのような場合でも貴社の状況に合わせて最適なサービスを最短で見つけられるように、「30秒で終わる選定診断ツール」を以下にご用意しています。ぜひこちらもご活用ください。
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タイプ別の決済代行比較表
ここからは、自社の課題や要件に合わせた比較ができるよう、主要な決済代行を対応カート・連携方式・決済手段・費用などの観点で整理します。
| サービス名 | PGマルチペイメントサービス | SBペイメントサービス | VeriTrans4G | ゼウス(ZEUS)決済サービス | ペイジェント | KOMOJU | SP.LINKS(e-SCOTT Smart) | PayPal | アルファノート | Stripe | GMOイプシロン | Omise(旧Opn Payments) | ASJペイメント | ルミーズ | Paysys(ペイシス) | サブスクペイ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 対応カート | ecbeing・ecforce・ebisumart・Makeshop・Shopify・Salesforce Commerce Cloud ほか(公式記載8件) | 要問い合わせ(公式に連携可能なECカートパッケージの案内あり) | 要問い合わせ(主要ECカート・パッケージと連携と公式記載) | EC-CUBE・Welcart・おちゃのこネット・Cafe24・ecforce・Bカート ほか(公式一覧14種) | EC-CUBE・Welcart・WooCommerce・Shopify・SHOPLINE・ecforce・ebisumart ほか(公式一覧24件) | Shopify・WooCommerce・Wix・EC-CUBE・Magento・Cafe24・ebisumart・SHOPLINE ほか | 要問い合わせ | 要問い合わせ(主要ECプラットフォーム経由で導入可能) | WooCommerce(専用ページあり) | WooCommerce・Adobe Commerce・Salesforce B2C Commerce・PrestaShop・Shopware 6・EC-CUBE ほか | makeshop・カラーミーショップ・Shopify・EC-CUBE・WooCommerce・Welcart ほか | EC-CUBE・WooCommerce・Magento・OpenCart・PrestaShop・Shopify(プラグイン6種) | EC-CUBE(2.13〜4.3系)・Welcart(1.6以降) | EC-CUBE・Welcart・CS-Cart | カート不要(URL型・フォーム型で導入)/API連携も可 | Professional版にカート機能内蔵/API・リンク等で接続 |
| 連携方式 | リンク型・API型・トークン型 | リンク型・API型 | API型・トークン型・リンク型・メールリンク | リンク型・トークン型・API型・プラグイン | API型・リンク型・トークン型・プラグイン・メールリンク | プラグイン・API型・ホストページ・決済リンク | リンク型・トークン型・メールリンク | ストア接続(コード不要)・API型・リンク/ボタン | リンク型・トークン型 | プラグイン・API型・Checkout/Elements・Payment Links | プラグイン・カート連携(接続設定代行あり) | プラグイン・API型・リンク型 | プラグイン(決済モジュール)・メールリンク | リンク型・トークン型 | メールリンク型・フォーム型・API型 | リンク型・トークン型・API型・CSV一括 |
| 対応決済手段 | クレカ・コンビニ・キャリア決済・QR/ID決済(PayPay/楽天ペイ 等)・口座振替・後払い など30以上 | 40ブランド以上(クレカ・キャリア決済・QR/ID・コンビニ・後払い 等) | 30種類以上(クレカ・コンビニ・キャリア・ID/QR・電子マネー・銀行系・後払い・越境) | クレカ・コンビニ・キャリア・銀行(振込/ペイジー/口座振替)・後払い・BtoB 等 | 20種類以上(クレカ・コンビニ・銀行ネット・口座振替・ATM・後払い・各種QR/スマホ決済 等) | 国内外65種類以上(クレカ・コンビニ・QR/スマホ決済・銀行振込・後払い 等) | クレカ・コンビニ・口座振替・コード決済・電子マネー・キャリア決済 ほか(11種類) | PayPal・クレジット/デビットカード(Apple Pay 等の代替決済も) | クレカ・PayPay・Paidy・ペイジー・キャリア決済・コンビニ ほか | クレカ・コンビニ・銀行振込・PayPay・Apple Pay/Google Pay 等 | クレカ・コンビニ・ネット銀行・キャリア・後払い・PayPay・口座振替・代引き ほか | クレカ・コンビニ・Pay-easy・Google Pay・PayPay | クレカ・コンビニ・銀行振込・後払い(後払い.com)・口座振替 | クレカ・コンビニ・銀行・キャリア・後払い(Paidy)・口座振替・PayPay ほか | クレカ5ブランド・PayPay・コンビニ・ペイジー・バーチャル口座(銀行振込) | クレカ・口座振替・コンビニ・銀行振込・掛け払い ほか |
| 決済手数料 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | クレカ ~3.5%+売上処理料30円/件 | 要問い合わせ | クレカ3.25%/コンビニ2.75%/銀行振込1.4% | 要問い合わせ | 国内3.60%+40円/件(拡張カード決済は3.20%+40円) | クレカ3.24%〜(中小事業者向けプログラム適用時2.48%) | カード・ウォレット3.6%/コンビニ3.6%/その他1.5%/PayPay3.98% | クレカ2.79%〜3.6%(売上連動の段階制) | カード2.95%〜(入金保留期間で変動)/コンビニ・ネット銀行0.50%+150円〜 | クレカ3.1%(Diners 4.5%) | 要問い合わせ | 〜1.99%(BtoB限定プラン)/BtoCは個別見積 | カード2.5%〜+7円/件/口座振替85円/件 |
| 初期費用・月額 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 初期0円/月額3,000円(クレカBtoCプラン) | 要問い合わせ | 初期0円/月額0円 | 要問い合わせ | 初期0円/月額0円 | 要問い合わせ(WooCommerce連携はVisa/Mastercard/PayPayが無料) | 初期0円/月額0円 | 初期0円/月額2,980〜9,980円 | 初期0円/月額0円 | 初期0円/月額5,500円(売上5,500円未満は免除) | 要問い合わせ | 初期0円(BtoB限定プラン)/月額は要見積 | 要問い合わせ |
| 詳細情報 | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | サービス詳細を見る | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式資料を見る | 公式資料を見る |
※掲載内容は各社の公式情報に基づく2026年10月時点のものです。料金・対応カート・決済手段は変更される場合があるため、最新の詳細は各社の公式サイト・資料でご確認ください。
【タイプ別】おすすめの決済代行サービス
ここからは、先ほどの比較表で取り上げた決済代行を、タイプ別に紹介します。幅広い決済手段と主要なカート連携に対応する総合型、開発の手間を抑えて小さく始めたいショップ向け、継続課金・サブスク通販向けの3つに分けて、それぞれの特徴を見ていきます。
幅広い決済手段と主要カート連携に対応する総合型
多くの決済手段を1契約でまとめて導入でき、主要なショッピングカートとの連携も用意されているタイプです。扱う決済手段を広げたい店舗や、将来の拡張を見据えた店舗に適しています。
1. GMOペイメントゲートウェイ PGマルチペイメントサービス(GMOペイメントゲートウェイ株式会社)

GMOペイメントゲートウェイ株式会社が運営する決済代行サービスで、クレジットカードを中心にコンビニ・キャリア・各種QR/ID決済・後払いなど30以上の決済手段を1つの契約・接続で導入できます。中堅から大企業、公的機関向けに、営業担当が個別に導入を支援します。
公式のカートシステム連携には、ecbeing・メルカート・W2・ecforce・ebisumart・Makeshop・Shopify・Salesforce Commerce Cloud の8件が挙げられています。接続方式は、画面遷移型でカード情報を自社システムに通さないリンクタイプ Plusや、決済画面を自由に設計できるOpenAPIタイプなどから選べます。
Shopifyでは管理画面に決済アプリを入れる方式で、クレジットカード・コンビニ・Pay-easy・銀行振込・PayPayに対応します。導入実績はグループ連結で稼働店舗数169,004店舗(2026年6月末現在)。料金は業種や取扱高に応じた個別見積りです。
2. SBペイメントサービス(SBペイメントサービス株式会社)

ソフトバンク株式会社の100%子会社であるSBペイメントサービス株式会社が提供する決済代行サービスです。クレジットカード・キャリア決済・QR/ID決済・コンビニ・後払いなど40ブランド以上の決済手段を、単一契約・単一接続で導入できます。
加盟店システムとの接続は、決済画面へ遷移させるリンク型と、自社サイト内で決済を処理するAPI型の2方式を開発者向けに公開しています。決済手段ごとのインターフェース仕様が用意され、加盟店専用のテスト環境で事前に検証できます。
継続課金は簡易型と定期・従量型の2方式があり、カード情報を毎月更新する洗替サービスも利用できます。入金は月2回が基本で、オプションで最大6回まで増やせます。料金は決済手段や取扱高に応じた個別見積りです。
3. VeriTrans4G(株式会社DGフィナンシャルテクノロジー)

VeriTrans4Gは、株式会社DGフィナンシャルテクノロジーが提供する総合決済プラットフォームです。オンラインから実店舗まで、クレジットカード・コンビニ・キャリア・ID/QR決済・電子マネー・銀行振込・後払いなど30種類以上の決済手段を、1契約・1つの管理画面で扱えます。
接続方式は、自社サイトに組み込むAPI接続、カード情報を自社サーバに通さないトークン決済、決済画面へ遷移させるリンク決済(POP/3G-Web)、ECサイトなしで請求できるメールリンク決済から選べます。主要なECカートやSaaSとの連携実績があると公式ページで案内されています。
継続課金はカード情報の自動更新に対応し、EMV 3-Dセキュア2.0も利用できます。料金は導入する決済手段ごとの個別見積りです。
4. ゼウス(ZEUS)決済サービス(株式会社ゼウス)

1994年設立の株式会社ゼウス(SBIグループ傘下)が提供する決済代行サービスで、クレジットカードを中核に、コンビニ・キャリア・銀行決済・後払い・メール/SMS決済などを一括で導入できます。BtoB専用の決済メニューや業種特化メニューも展開しています。
公式の連携カート一覧には、EC-CUBE・Welcart といったオープンソース系、おちゃのこネットなどのレンタルカート、ecforce・サブスクストアなどのサブスク系、Bカートなどの BtoB 系まで、4分類で14種のカートが掲載されています。EC-CUBE と Welcart には専用の決済プラグインが用意されています。
接続方式は、リンク型・トークン型・メールリンク型・データ伝送(API)型・個別処理型の5種類です。料金はクレジットカード決済のBtoCプランで初期費用0円・月額3,000円(税抜)・決済手数料〜3.5%、連携カート向けには専用の料金プランが案内されています。
5. ペイジェント(株式会社ペイジェント)

株式会社ペイジェントは、NTTデータと三菱UFJニコスが折半出資する決済代行会社です。クレジットカード・コンビニ・銀行ネット決済・キャリア決済・各種QR決済・後払いなど20種類以上の決済手段を、1契約で導入できます。
公式の連携サービス一覧には、EC-CUBE・Welcart・WooCommerce・Shopify・SHOPLINE・ecforce・ebisumart など24件のカート・パッケージが掲載されています。WooCommerce はモジュール組込型で自社WordPressに導入し、EC-CUBE はモジュール組込型とリンク型の2方式から選べます。
接続方式はモジュール(API)・リンク・メールリンク・SMS・トークンなどを用意し、API連携はJava・PHP・Ruby・.NETなどの言語モジュールに対応します。継続課金やカードの自動更新にも対応し、料金は決済方法ごとの個別見積りです。
6. KOMOJU(株式会社KOMOJU)

KOMOJUは、株式会社KOMOJU(2026年3月に株式会社DEGICAから商号変更)が提供するマルチチャネル決済プラットフォームです。国内外65以上の決済方法を1つのAPIで導入でき、クレジットカード・コンビニ・QR/スマホ決済・銀行振込・後払いに加え、韓国・中国・東南アジアなどの現地決済手段にも対応します。
連携できるカートには Shopify・WooCommerce・Wix・EC-CUBE・Magento・Cafe24・ebisumart・SHOPLINE などがあります。Shopify は公式の決済アプリをクリック操作で接続でき、EC-CUBE は GitHub で配布されるプラグインを管理画面から導入します。
料金は初期費用・月額費用が無料で、費用は決済手数料のみです。国内はクレジットカード3.25%、コンビニ2.75%、銀行振込1.4%などとなっています。
7. SP.LINKS(SP.LINKS株式会社)

SP.LINKS株式会社(旧ソニーペイメントサービス)が、決済代行プラットフォーム「e-SCOTT Smart」を主力に提供する決済・収納代行サービスです。クレジットカード決済代行に加え、コンビニ収納代行・口座振替まで扱えます。
カード情報を自社で保持しない非通過型の接続方式として、決済画面へ遷移させるリンク型画面決済、決済URLをメールで送るメールリンク決済、カード番号をトークン化するトークン決済(ポップアップ型・カスタマイズ型)の3方式を公開しています。開発者向けサイトで接続仕様も提供されています。
対応する決済手段は、クレジットカード・コンビニ決済・コード決済・口座振替・電子マネー・Google Pay・Apple Pay・キャリア決済など11種類です。カード情報は事業者のサーバーを経由しない仕組みで、料金は業種や取扱規模に応じた個別見積りです。
8. PayPal(PayPal Pte. Ltd.)

PayPalは、世界で4億を超えるアカウントを持つオンライン決済プラットフォームです。事業者はビジネスアカウントを開設し、PayPal残高を持たない買い手も含めて、クレジットカード・デビットカード決済を受け付けられます。
連携方式は、eコマースプラットフォーム側でPayPalを選んで接続するコード不要の方法、REST API・JavaScript SDK を使う開発者向けの方法、リンク・ボタン・QRコードを貼り付ける方法が用意されています。主要なeコマースプラットフォーム経由で200以上の市場・130以上の通貨に対応します。
手数料は初期費用・月額費用がなく、国内のPayPalチェックアウトは1件あたり3.60%+40円、海外は4.10%+40円です。買い手保護・売り手保護の制度も備えています。
9. アルファノート(アルファノート株式会社)

アルファノート株式会社は、対面の決済端末と非対面のWeb決済の両方を扱う決済代行会社です。実店舗を持たない事業者でもWeb決済のみで利用でき、サイトを介さないメールリンク・SMS・LINEリンク決済も提供します。
ショッピングカートとの連携では、WordPress向けのWooCommerce に専用の案内ページがあり、EC-CUBE・Magento はロゴが掲げられています。オンライン決済の接続方式は、同社の決済画面へ遷移させるリンク型と、カード情報をトークン化して自社デザインの画面で決済するトークン型の2方式です。
対応する決済手段は、クレジットカード・PayPay・Paidy・ペイジー・キャリア決済・コンビニ払いなどです。クレジットカード決済手数料は3.24%からで、導入応援プログラム対象の中小事業者は2.48%が案内されています。
10. Stripe(ストライプジャパン株式会社)

Stripeは、米国発の決済インフラで、日本ではストライプジャパン株式会社が提供しています。APIベースの開発者向け実装から、コード不要のPayment Linksまで、幅広い導入形態を持ちます。
カート連携では、WooCommerce 向けに公式プラグインが提供され、Adobe Commerce・Salesforce B2C Commerce・PrestaShop・Shopware 6 などは公式ドキュメントで接続方法が案内されています。カートを持たない場合は、コード不要のPayment Linksやホスト型のCheckoutも選べます。
対応する決済手段は、クレジットカード・コンビニ決済・銀行振込・PayPayなどです。料金は初期費用・月額費用がなく、カードとウォレットは一律3.6%の従量課金で、195カ国・135通貨以上に対応します。
11. GMOイプシロン(GMOイプシロン株式会社)

GMOイプシロン株式会社は、GMOペイメントゲートウェイの100%子会社で、EC事業者向けのオンライン決済代行を提供します。クレジットカードのほか、コンビニ・ネット銀行・キャリア・後払い・PayPayなどを1契約で導入できます。
対応カートは、makeshop・カラーミーショップ・Shopify などのASP型、EC-CUBE・Magento・WooCommerce・PrestaShop などのオープンソース型、WordPress向けのWelcart などに及びます。makeshop・カラーミーショップ・Shopify などは接続設定をGMOイプシロン側が代行し、EC-CUBE はマニュアルに沿って加盟店側で設定します。
料金は初期費用・トランザクション処理料が0円で、月額2,980〜9,980円(税抜)の定額プランです。クレジットカード手数料は月間売上に応じた段階制で、2.79%からとなっています。
12. Omise(Opn株式会社)

Omise(旧Opn Payments)は、Opn株式会社が提供するオンライン決済サービスです。クレジットカード・コンビニ・Pay-easy・Google Pay・PayPayなどに対応し、RESTful APIと多言語SDKで自社システムへも組み込めます。
公式ドキュメントでは、EC-CUBE・WooCommerce・Magento・OpenCart・PrestaShop・Shopify の6種類のカートプラグインを公開しています。EC-CUBE 向けプラグインはオープンソースで、管理画面からインストールして利用します。
料金は、入金までの保留期間に応じて料率が変わる体系で、保留21日の場合はクレジットカード2.95%から、コンビニ・ネット銀行は0.50%+150円からです。決済処理はPCI DSS Level 1の環境で行われます。
13. ASJペイメント(株式会社ASJ)

株式会社ASJは、自社カートに組み込む決済代行「ASJペイメント」と、決済代行付きのショッピングカート「ショッパーP」の2つの形態を提供しています。ASJが事業者と各金融機関の間に入り、金融機関との契約を代行します。
ASJペイメントは、EC-CUBE(2.13〜4.3系)と Welcart(1.6以降)向けの決済モジュールを無料提供し、契約後に管理画面からダウンロードして組み込みます。カートに連携できない場合は、決済URLをメールで送るメールリンク決済も利用できます。
対応する決済手段は、クレジットカード・コンビニ・銀行振込・後払い(後払い.com)・口座振替などです。ASJペイメント単体は初期費用0円・月額5,500円、クレジットカード決済手数料3.1%(Diners 4.5%)で、決済代行付きの「ショッパーP」は料金体系が別に用意されています。
14. ルミーズ(イージャイズ株式会社)

ルミーズは、イージャイズ株式会社(旧ルミーズ株式会社)が2001年から提供するEC決済サービスです。クレジットカード・コンビニ・銀行・口座振替・コード決済などを一括で導入できます。
EC決済サービスのページでは「多くのショッピングカートに対応」として、EC-CUBE・Welcart・CS-Cart の3カートが挙げられています。接続方式は、同社の決済画面を表示するリンク式と、カード番号をトークンに置き換えて自社の決済画面で扱うトークン式があり、いずれもEC店舗側でカード情報を保持しません。
対応する決済手段は、クレジットカード(国際6ブランド)・PayPay・コンビニ・銀行・キャリア決済・後払い(Paidy)・電子マネー・口座振替などです。導入は最短5営業日で、料金は商材や決済手段に応じた個別見積りです。
開発不要・小さく始めたいショップ向け
サイトやカートに大きく手を入れず、最短で決済を始めたい店舗に向いたタイプです。これからネットショップを立ち上げる小規模な事業者が、まず決済を用意したい場合に適しています。
15. Paysys(ペイシス)(株式会社ペイメントフォー)

Paysys(ペイシス)は、サイトやシステムを新たに開発しなくても導入できるオンライン決済サービスです。株式会社ペイメントフォーが運営し、管理画面から請求用のURLやQRコードを発行して、メール・SMS・LINEなどで取引先へ案内するだけでクレジットカードなどの決済を受け付けられます。
導入方式は、リンクを送るだけのメールリンク型、決済機能付きの受付フォームを作るフォーム型、既存のサイトやシステムと接続するAPI連携型の3つです。カートやサイトに手を入れずに始められるリンク型・フォーム型から、事業の拡大後にAPI連携へ切り替えていく使い方もできます。
決済手段はクレジットカード5ブランド(VISA・Mastercard・JCB・American Express・Diners)のほか、PayPayオンライン決済・コンビニ決済・ペイジー・バーチャル口座(銀行振込)に対応し、クレジットカードとWEB口座振替による継続課金も利用できます。
料金はBtoB向けプランが初期費用0円・決済手数料〜1.99%、BtoC向けは売上規模などに応じた個別見積で、月額費用も見積もり対応となります。
こうした開発を伴わない導入方式が生まれた背景には、従来の決済代行の導入で事業者が抱えていた開発の負担があります。同社はMCB FinTechカタログの独自インタビューで、サービス開発以前の状況を次のように振り返っています。

お客様に導入いただく際は、お客様側でサイトやシステムをご用意いただき、開発をしていただいたうえでご利用いただくという流れでした。ただ、そうなると開発コストが数百万円かかったり、システム担当者がいない会社では人を雇わなければいけなかったり、外注しなければいけなかったりと、結局「こんなにコストや手間かかるなら導入できない」というケースが多くありました。
継続課金・サブスク通販向け
定期購入や月額制のサービスなど、継続的な課金を扱う店舗に向いたタイプです。自動での継続課金や、顧客ごとの課金管理に強みがあります。
定期購入やサブスクが事業の中心になる場合は、継続課金に特化した決済システムを、リトライやカード更新といった運用面まで含めて横断比較した以下の記事も参考になります。
16. サブスクペイ(株式会社ROBOT PAYMENT)

株式会社ROBOT PAYMENTが運営する、定期購入や月額課金などの継続課金に特化した決済・顧客管理サービスです。累計導入は14,000社以上で、クレジットカードや口座振替をはじめとする複数の決済手段を一元管理しながら、顧客情報・契約情報から請求・入金管理までをまとめて扱えます。
上位エディションの「Professional」では、会員サイトやマイページに加え、ショッピングカート機能と顧客管理データベースを搭載しており、カートから継続課金までを一つのサービスで用意できます。課金周期は毎週から毎年まで、1日単位の課金日指定にも対応し、決済失敗時の自動リトライやカード有効期限切れ前の更新URL自動送付で、継続課金の回収漏れを防ぐ仕組みを備えます。
連携方式はCSV一括・HTMLリンク・トークン・API(Gateway方式)の4種類から選べ、口座振替は全国1,000以上の金融機関に対応します。料金はクレジットカード決済手数料が2.5%〜に加えてトランザクション費用7円/件、口座振替が85円/件(いずれもStandard。Professionalは都度見積り)で、初期費用・月額費用は要問い合わせです。
決済代行の申し込みからサービス開始までの流れ
ここからは、決済代行に申し込んでから実際に使えるようになるまでの流れと、審査で必要になるものを整理します。期間の目安は決済手段やサービスによって変わりますが、おおまかな手順は共通しています。
申し込みから利用開始までの手順
まず決済代行に問い合わせ、扱う商材や想定する取扱高をもとに見積もりを受けます。次に申し込みと必要書類の提出を行い、各決済手段を扱う決済事業者による審査が進みます。審査が通ると、決済代行から発行された情報をもとにカートへ決済機能を設定し、テスト環境での動作確認を経て本番の利用を開始します。
利用開始までの期間は、クレジットカードだけなら数営業日から、コンビニ決済や後払いなど審査に時間がかかる手段を含めると数週間から、場合によっては1か月以上かかることもあります。繁忙期の前に導入したい場合は、余裕をもって申し込むとよいでしょう。
ただし、審査のスピードには注意しておきたい点もあります。決済業界の実情について、株式会社ペイメントフォーはMCB FinTechカタログの独自インタビューで次のように述べています。

審査を完全に完了する前にサービス提供を開始してしまい、後から「やっぱりダメでした」と急に決済を止められたり、入金を止められたりするトラブルがあります。
審査で確認されること・必要なもの
審査では、販売する商材が各決済手段の規約や法令に反していないか、特定商取引法に基づく表記がサイトに記載されているかなどが確認されます。化粧品や健康食品、継続課金を伴う商材などは、追加の条件や書類を求められることがあります。
必要書類は決済代行やサービスの形態によって異なりますが、事業者の登記情報や本人確認書類、サイトのURLなどが一般的です。申し込み前に、特定商取引法に基づく表記や返品・キャンセルに関する記載をサイトに整えておくと、審査がスムーズに進みます。
審査で見られる項目や落ちやすいケース、審査の通りやすい決済代行の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ
ショッピングカート向けの決済代行は、まず自社が使うカートに対応しているかを起点に、扱いたい決済手段・連携方式・費用・セキュリティへの対応を照らし合わせて選びます。リンク型やトークン型のようにカード情報を自社で持たずに済む繋ぎ方を選べば、安全性を保ちながら導入の負担を抑えられます。
決済手数料や初期・月額費用は公開されていないサービスも多いため、対応カートと連携方式で候補を絞り込んだうえで、具体的な費用や入金サイクルは各社の資料・見積もりで比べるのが確実です。自社のカートと商材に合った決済代行を選び、買い物客が使いやすい決済環境を整えてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. ショッピングカートの決済代行とは何ですか?
A. ショッピングカートの決済代行とは、カート(ECサイト)とクレジットカード会社・各決済事業者の間に立ち、複数の決済手段の契約・接続・入金処理を一本化するサービスです。
カードブランドや決済手段ごとに個別契約する代わりに、決済代行1社と契約することで、クレジットカード・コンビニ決済・後払い・QRコード決済などをまとめてカートに導入できます。売上も決済代行に集約され、あらかじめ決められた入金サイクルで事業者の口座へまとめて振り込まれます。
Q. ネットショップを開くのに決済代行の契約は必須ですか?
A. ショッピングカートの決済代行との契約は、必須ではなく、カート事業者が用意した標準決済だけでもネットショップは始められます。
ただし、標準決済は使える決済手段や連携方式が限られることがあります。コンビニ決済・後払い・継続課金など幅広い手段を載せたい、取扱高の増加に応じて手数料や連携方式を自社の要件に合わせたいといった場合は、決済代行と直接契約する方法が向いています。扱う商材や将来の事業規模を見据えて、どちらで始めるかを判断するとよいでしょう。
Q. 決済代行の審査では何が見られ、落ちやすいのはどんな場合ですか?
A. ショッピングカートの決済代行の審査では、販売する商材が各決済手段の規約や法令に反していないか、特定商取引法に基づく表記がサイトに記載されているかが確認され、これらが整っていないと通りにくくなります。
化粧品・健康食品や、継続課金を伴う商材などは、追加の条件や書類を求められることがあります。申し込み前に、特定商取引法に基づく表記や返品・キャンセルに関する記載をサイトに整え、事業者の登記情報や本人確認書類、サイトのURLなどをそろえておくと、審査がスムーズに進みます。
Q. ショッピングカートを乗り換えたら、決済は引き継げますか?
A. ショッピングカートを乗り換える場合、決済代行との契約自体は引き継げることが多い一方、乗り換え先のカートがその決済代行に対応しているか、連携方式を設定し直す必要があるかは事前の確認が必要です。
決済代行と直接契約している場合、乗り換え先のカートが同じ決済代行に対応していれば、既存の契約を活かせることがあります。一方、これまでカート標準の決済を使っていた場合は、新しいカートで改めて決済を用意し直すことになります。乗り換えを予定しているなら、候補カートの対応決済代行と、既存の契約が使えるかを決済代行に確認しておくと安心です。
決済代行そのものを乗り換えるかを含めて検討している場合は、乗り換えを考えるべきサインや、カード情報の引き継ぎ・並行運用・解約の進め方を以下の記事で詳しく解説しています。
Q. 決済代行の導入後に、決済手段は後から追加できますか?
A. ショッピングカートの決済代行では、契約後に新しい決済手段を追加できるのが一般的です。ただし、追加する決済手段ごとに決済事業者の審査が必要で、利用開始まで数日から数週間かかることがあります。
まずクレジットカードだけで始めて、後からコンビニ決済・後払い・QRコード決済などを足していく進め方もできます。追加したい手段が、その決済代行と使っているカートの両方で対応しているかを確認し、繁忙期の前など必要な時期に間に合うよう、余裕をもって申し込むとよいでしょう。
Q. 決済代行なら、カード情報を自社で持たずに決済できますか?
A. ショッピングカートの決済代行は、リンク型やトークン型の接続方式を選べば、カード情報を自社のサーバーに保存・処理・通過させずに決済できます(非保持化)。
クレジットカード・セキュリティガイドラインは、EC加盟店に対し、カード情報の非保持化、またはカード情報を保持する場合はPCI DSSへの準拠を求めています。非保持化は「自社で保有する機器・ネットワークにおいてカード情報を保存・処理・通過のいずれも行わないこと」と定義されており、リンク型・トークン型はこれを実現しやすい方式です。情報漏えいのリスクと管理の負担を抑えたい場合に適しています。
出典・参考資料(1件)
Q. 使っているショッピングカートがその決済代行に対応しているか、どう確認すればよいですか?
A. 利用中のカートの決済設定画面で選べる決済代行と、各決済代行の公式サイトにある対応カート一覧を照らし合わせるのが確実です。
EC-CUBEやWelcartのようなオープンソース型・パッケージ型のカートでは、決済代行が専用のプラグイン・モジュールを配布しており、カートの管理画面から組み込める場合が多くあります。
一方、Shopify・Cafe24・おちゃのこネットのようなASP型のカートでは、カート側が連携できる決済代行をあらかじめ定めていることがあります。
対応バージョンや最新の対応状況はカートや時期によって変わるため、導入前に各社の公式情報で確認してください。本記事の「自社のカートに合う決済代行の選び方」では、代表的なカートごとに公式でプラグイン・モジュール・標準連携を案内している決済代行の例をまとめています。
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マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 暗号資産アナリスト
松嶋真倫
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